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大阪府の外壁塗装に助成金は出る?——塗装そのものへの補助はほぼありません。例外は条件つきです
ほぼありません府の断熱補助はZEH仕様基準が条件で塗装は届かず、政令市2市は「対象外」と明記
- 府の制度
- 既存住宅断熱化促進モデル事業補助金=補助率5分の4・上限20万円。ただし外壁改修は「ZEH仕様基準に適合すること」が条件で、塗装では届きません
- 政令市
- 大阪市「外壁の塗装工事(断熱・遮熱塗装工事)は補助対象外」/堺市はページのタイトル自体に「(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」
- 例外
- 高槻市は3世代同居のために塗装した場合最大20万円/枚方市は枚方宿地区の修景補助(5割・上限300万円)
- 耐震なら
- 府内は市町村経由で診断5万円・設計10万円・改修50万円(所得により75万円)を基本に、市が上乗せ。大阪市と堺市は115万円
大阪府で、外壁塗装そのものに出る補助はほとんどありません。——府には補助率5分の4という手厚い断熱の補助がありますが、外壁の改修は「ZEH仕様基準に適合すること」が条件で、塗料を塗るだけでは届きません。政令市の2つ——大阪市は「外壁の塗装工事(断熱・遮熱塗装工事)は補助対象外」と名指しし、堺市はページのタイトルに「(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」と書いています。ただし、例外が2つ見つかりました。——高槻市は「3世代で同居するために外壁や屋根の塗装を行った場合」に最大20万円、枚方市は枚方宿地区の修景補助。この記事では、府と市の一次情報をそのまま並べます。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/大阪の外壁塗装 悪質業者リスト
このページの内容全12項目
先に結論——府の補助は5分の4、ただし塗装は届かない
①府の断熱補助は補助率5分の4・上限20万円——手厚いがZEH仕様基準が条件
②大阪市は「外壁の塗装工事(断熱・遮熱塗装工事)は補助対象外」と名指し
③堺市はページのタイトルに「(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」
④例外は、多世代同居(茨木市・高槻市)・空き家の取得(門真市・富田林市)・修景(枚方市・八尾市)の制度と、泉佐野市の住宅リフォーム助成(外壁塗装は△)
⑤耐震なら出ます——府の基本に市が上乗せ。大阪市・堺市は115万円
大阪府の制度を、性格で分けます。
| 制度 | 窓口 | 塗装は |
|---|---|---|
| 大阪府既存住宅断熱化促進モデル事業補助金 | 府 建築環境課 | 届かない(ZEH仕様基準) |
| 木造住宅の耐震診断・設計・改修 | 市町村(府が市町村を経由して補助) | 対象外 |
| 広域緊急交通路沿道建築物・ブロック塀 | 府 建築防災課 | 対象外 |
| 分譲マンションの耐震化 | 市町村 | 対象外 |
府が直接受け付けるのは、断熱のモデル事業と沿道の建築物だけです。——住宅の耐震は「市町村を経由した補助」で、窓口も金額も市によって変わります。
府の断熱補助は「ZEH仕様基準」が壁になります
大阪府には、補助率5分の4という手厚い制度があります。——ただし、名前のとおり「モデル事業」です。
「大阪府では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、断熱性能の高い省エネ住宅の普及に取り組んでいます。……実際の施工事例(モデルケース)を用いた、ツールの精度検証及び断熱改修による効果測定を行うため、モニターとして協力して頂ける方に対して断熱改修工事費の一部を補助します。」(大阪府 既存住宅断熱化促進モデル事業補助金)
対象工事に「外壁改修」が入っています。——一戸建ての場合、内窓設置/外窓交換/内窓設置または外窓交換+外壁改修の3パターン。外壁が対象なら塗装も、と思うところですが、条件を読むと違います。
「内窓設置、外窓交換、外壁改修については、改修する単室の全ての窓、外壁について改修を行うこと。」
「設置又は交換する窓、改修する外壁については、ZEH仕様基準(誘導仕様基準相当。詳細は『交付申請等の手引き』を参照ください)に適合すること。」
ZEH仕様基準に適合する外壁改修——これは断熱材を施工して熱の伝わりを基準値まで抑える工事を指します。遮熱塗料や断熱塗料を塗ることでは、この基準に届きません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 5分の4 |
| 補助限度額 | 20万円 |
| 計算 | (a)補助対象経費×5分の4、(b)モデル工事費×5分の4、(c)20万円を比べていちばん少ない額 |
| 住宅の年代 | 2010年以前に竣工した住宅のみ |
| 工事期間 | 令和8年11月初頭から令和9年1月末(交付決定後に協議) |
| 申請期間 | 令和8年4月1日〜令和8年9月30日。パターンごとに先着順で、候補者決定次第、順次終了 |
| すでに終了 | 一戸建ての内窓設置と共同住宅の内窓設置は候補者が決定済み |
| その他 | シミュレーションツール「エコミエル」の結果を提出/施工前後の効果測定に協力(室温測定、快適性のヒアリング等) |
この制度は「モニター」を集めるものです。——工事のあとに室温を測らせてもらう、暖房の稼働にも協力する。そのかわり5分の4という高い率が出る。ふつうの補助金とは性格が違います。
窓の断熱改修を考えているなら、狙う値打ちがあります。——ただし一戸建ての内窓設置はもう埋まっています。残っているのは外窓交換と、外窓交換+外壁改修のパターンです。
塗装だけを考えている方には、この制度は使えません。——見積もりを複数社から取って比べるほうに時間を使ってください。
国や市町村の補助との重複もできません。——府は「国や府内市町村の補助金と補助対象を重複することはできません」としています。
政令市2つは、どちらも名指しで外しています
大阪府には政令指定都市が2つあります。——大阪市と堺市。どちらも塗装を対象から外していることを、はっきり書いています。
| 市 | 市の書き方 | 耐震改修 |
|---|---|---|
| 大阪市 | 「外壁の塗装工事(断熱・遮熱塗装工事)は補助対象外」——屋根の葺替工事も同じ一文で除外 | 工事費で115万円(申請締切は12月15日) |
| 堺市 | ページのタイトル自体に「(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」 | 115万円(令和7年10月に100万円から増額) |
大阪市には、1つだけ例外があります。——壁補強と一緒にやる「外壁のひび割れ補修」は補助対象になる場合があります。耐震改修で壁を補強するとき、その壁のひび割れを直す分は工事の一部として扱われる、という考え方です。
塗り替えそのものは出ませんが、耐震改修をするなら話が変わります。——壁を開ける工事なら、外壁の仕上げが絡み、足場も組みます(大阪市の制度をくわしく見る)。
堺市には、塗装とは別の外壁の制度があります。——外壁の防火改修に最大200万円。ただし市は「市税を滞納していると、どの制度も使えません」としています(堺市の制度をくわしく見る)。
例外——同居・空き家・修景の制度と、泉佐野市のリフォーム助成
4つ目が八尾市です。——久宝寺寺内町の保全地区なら、建築物等の「外観に係る経費」に3分の1・上限100万円(設計費は別に10万円)。門・塀などの工作物も対象です。ただし市は耐震のページに「なお、八尾市では、外壁塗装や屋根の葺き替えのみの補助は行っておりません。」と明記しているので、保全地区の外では出ません。
なお和泉市は塗装には出ませんが、耐震改修の補助が「工事費60万円までは全額」という珍しい決め方をしています(上限100万円)。お金を先に全額用意しなくていい代理受領も使えます。
府内で「塗装にお金が出る」例は、当サイトの市ページ(22市・2026年9月11日時点)では、同居・空き家・修景の制度と、泉佐野市の住宅リフォーム助成にあります(空き家を取得する世帯なら門真市が最大100万円、泉佐野市は外壁塗装が△で10%・最大10万円)。——どれも条件の付いた制度です。同居の制度では、茨木市の30万円と高槻市の20万円。この2市は隣り合っていて、どちらも「多世代で同居するための工事」に出します。
「高槻市では、単に住宅の老朽化だけに伴い外壁や屋根の塗装等を行った場合の補助制度はありません。」
「なお、高槻市では、市外在住の子育て世帯と市内に住んでいる親世帯が、新たに市内で親子3世代で同居するために外壁や屋根の塗装を行った場合においては、『3世代ファミリー定住支援リフォーム補助金』として、最大20万円を交付しております。」(高槻市コールセンター よくある質問)
前半で否定して、後半で例外を示す。——市が「塗装で補助が出る条件」を自分の言葉で説明している、珍しい書き方です。
| 市 | 制度 | 額 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 茨木市 | 多世代同居支援住宅リフォーム補助事業 | 最大30万円(工事費の3分の1) | 市外に1年以上住んでいた子世帯または親が転入して同居/夫婦とも40歳未満なら子どもがいなくても可/市内の業者による工事/転入日から1年以内に申請 |
| 高槻市 | 3世代ファミリー定住支援リフォーム補助金 | 最大20万円(工事費の3分の1相当) | 市外在住の子育て世帯が市内の親世帯と新たに同居(リフォーム補助では近居は対象外)/中学生以下の子ども(出産予定を含む)/転入前に1年以上市外に居住/市内の業者による工事 |
| 枚方市 | 枚方宿地区の修景補助 | 5割・上限300万円(歴史的景観建造物は8割・上限500万円) | 枚方宿地区(旧東海道56番目の宿場町)にあること |
3つに共通しているのは、「塗装を支援するための制度ではない」ことです。——茨木市と高槻市は多世代で暮らす世帯の定住、枚方市はまちなみの保全。塗り替えは、その目的を果たす手段の1つとして対象に入っているだけです。
だから条件が厳しい。——茨木市と高槻市は市外から転入して親と同居することが前提ですし、枚方市は特定の地区に建っていることが前提です。「大阪府には塗装の補助がある」と一般化はできません。
ただし、茨木市と高槻市では条件がかなり違います。——高槻市は中学生以下の子どもがいることが必須ですが、茨木市は夫婦とも40歳未満なら子どもがいなくても使えます。また茨木市は親のほうが転入する形でも対象です。親が住んでいる市の制度を使うのが原則なので選べるわけではありませんが、「高槻で駄目だったから茨木も駄目」とは限りません。
茨木市は、残りの枠を数字で公開しています。——市のページに「【令和8年9月1日現在】残件数(目安)26件」と出ており、今から動いて間に合うかを、その場で判断できます(茨木市の助成金と、上限30万円の条件)。
高槻市の申請期間は令和8年6月1日から令和9年3月17日まで。——問い合わせは住宅政策課(072-674-7525)です。先着順で、交付決定額が1,800万円に達した時点で受付が終わります。
高槻市の条件は、金額よりも手順のほうが難しいです。——市内の業者にかぎられること、着工前の写真が無いと受付できないこと、申請が工事完了後であること。この3つを1ページにまとめました(高槻市の助成金と、間違えやすい3つの条件)。
耐震なら出ます。府の基本+市の上乗せ
塗装には出ませんが、耐震にはまとまった額が出ます。——府はこう説明しています。
「木造住宅等への補助に関しては、市町村を経由した補助です。補助の詳しい内容、申請手続きやご相談は、市町村窓口で受付けております。補助の概要については、こちら(木造住宅の耐震化についてのページ)に記載しておりますが、市町村により内容が変わりますのでご注意ください。」(大阪府 補助制度一覧)
府の基本は診断5万円・設計10万円・改修50万円(所得により75万円)で、そこに市が上乗せします。——当サイトが調べた市から4市を並べます。
| 市 | 耐震改修の上限 | 備考 |
|---|---|---|
| 大阪市 | 115万円 | 工事の申請締切は12月15日 |
| 堺市 | 115万円 | 令和7年10月に100万円から増額 |
| 東大阪市 | 105万円(標準改修) | 「耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は補助の対象外」 |
| 枚方市 | 80万円(低所得世帯105万円) | 屋根軽量化は1平方メートルあたり2万200円 |
府は、耐震の対象について新しい注意も出しています。——「平成28年4月に発生した熊本地震では、旧耐震基準による建築物だけでなく、新耐震基準の木造住宅のうち、接合部等の規定が明確化された平成12年5月31日以前に建築されたものについても倒壊等の被害が確認されました」。——昭和56年より後の家も、平成12年5月までなら確かめる値打ちがあるということです。
東大阪市の一文には注意してください。——「耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は補助の対象外」。
耐震のついでに外壁も塗って、まとめて補助を受ける——それはできません。足場は共有できても、補助が出るのは耐震改修の部分だけです。見積書は、耐震の行と塗装の行を分けてもらってください(見積書のチェック項目)。
「助成金が出る19市町村」という記事の読み方
大阪府で検索すると、「助成金が出る市町村」を一覧にした記事がいくつも出てきます。——泉佐野、和泉、茨木、大阪、交野、門真、河南、摂津、太子、大東、高石、高槻、千早赤阪、豊中、富田林、枚方、藤井寺、岬、八尾——といった具合です。
その一覧に自分の市があっても、外壁塗装に出るとは限りません。——当サイトが一次情報で確かめたところ、一覧に載っている大阪市・枚方市も、塗装単体では出ませんでした。
一覧の多くは「住宅に関する何らかの補助がある市町村」です。——耐震、3世代同居、省エネ設備、空き家、景観。塗装が対象かどうかは、制度ごとに条件を読まないと分かりません。
確かめ方は3つです。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 市の公式サイトで「リフォーム 補助」「省エネ 補助」を検索する。担当課は環境系と住宅系の2系統にある |
| 2 | 制度の名前ではなく、対象工事の一覧を読む。「外壁塗装」「塗装」という語があるか、逆に「対象外」と書かれていないか |
| 3 | PDFまで開く。決定的な条件は要綱や手引きにしか書かれていないことがある |
大阪市と堺市のように、市が「対象外」とはっきり書いてくれている場合は、そこで探索が終わります。——高槻市のように「こういう場合なら出る」と書いてくれる市もあります。どちらも、読む側にとってはありがたい書き方です。
市の断熱補助も、対象は「窓・断熱材・ガラス」
府だけでなく、市の断熱補助でも同じ線引きがされています。——豊中市のスマートハウス支援補助金を見てみます。
「『既存住宅における断熱リフォーム支援事業』の補助対象製品として登録されている製品を使用した、住宅の断熱改修」
「※補助対象製品は、窓・断熱材・ガラスになります。」(豊中市 【断熱リフォーム】スマートハウス支援補助金)
「窓・断熱材・ガラス」——塗料はありません。——しかも国の「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」の補助対象製品として登録されている製品であることが条件で、見積書に登録番号が記載されていることまで求められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金額 | 必要な建築材料の購入に要する経費の3分の1(上限6万円) |
| 予算額 | 360万円 |
| 対象期間 | 工事完了日が令和8年4月1日から令和9年2月28日まで |
| 注意 | 「断熱リフォームはZEHと併せて交付を受けることができません」 |
| 提出物 | 見積書の写し等(登録番号が記載されていること)/施工後の写真(断熱材の場合は施工中の写真)/領収書の写し |
「断熱材の場合は施工中の写真が必要」という一文に、この制度の性格が出ています。——壁を閉じてしまうと、断熱材が入っているか確かめられない。だから工事の途中で撮る。
塗装なら、塗ったあとの写真で分かります。——行政が断熱材と塗装を別物として扱っているのは、こういう検証のしかたの違いにも表れています(塗料の選び方)。
府の制度も、市の制度も、国の制度に紐づいています。——府はZEH仕様基準、豊中市は国の登録製品。国が窓と断熱材で組み立てている以上、府も市もその枠から出ません。——「そのうち塗装も対象になるのでは」と待つのは、現実的ではないということです。
市ごとの状況——調べた22市の結論
当サイトが一次情報まで確かめた大阪府内の市を、結論とともに並べます。
| 市 | 塗装への補助 | 市の一次情報 |
|---|---|---|
| 大阪市 | 出ない(例外あり) | 「外壁の塗装工事(断熱・遮熱塗装工事)は補助対象外」。壁補強と一緒の外壁ひび割れ補修は対象になる場合あり |
| 堺市 | 出ない | ページのタイトルに「(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」。外壁の防火改修には最大200万円 |
| 枚方市 | 地区限定で出る | 枚方宿地区の修景補助=5割・上限300万円(歴史的景観建造物は8割・上限500万円) |
| 東大阪市 | 出ない | 「耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は補助の対象外」。省エネは設備だけで断熱改修の枠すらない |
| 茨木市 | 多世代同居なら出る | 対象工事に「屋根、雨樋、柱 及び 外壁の修繕、塗装等の外装工事」と明記/3分の1・上限30万円/子どもがいなくても夫婦とも40歳未満なら可 |
| 高槻市 | 3世代同居なら出る | 「単に住宅の老朽化だけに伴い外壁や屋根の塗装等を行った場合の補助制度はありません」/3世代同居のためなら最大20万円 |
| 豊中市 | 出ない | スマートハウス支援補助金の「補助対象製品は、窓・断熱材・ガラス」。3分の1・上限6万円 |
| 吹田市 | 出ない | よくある質問に「吹田市では、外壁塗装や屋根のリフォームへの補助金はありません」。耐震診断は11分の10、改修は5分の4・80万円(特定世帯105万円) |
| 寝屋川市 | 条件つき | 「外壁塗装のみの補助制度はありません」。ただし「耐力壁の工事と、その部分の仕上げ工事が補助の対象」——耐震改修は90万円 |
| 大東市 | 空家なら出る | 対象経費に「外壁の修繕、塗装その他の外装工事」と明記。最大75万円 |
| 門真市 | 空家なら出る | 要綱の別表に「塗装」と明記。空き家を取得する子育て・若者世帯が対象 |
| 岸和田市 | 条件つき | 自宅の塗り替えは対象外。市外から転入して空家を直す人だけ |
| 箕面市 | 出ない | 住まいの制度は耐震3つと障害者住宅改造だけ |
| 泉佐野市 | 出る(条件つき) | 住宅リフォーム助成事業の「助成対象工事の一例」33行の3番目が「外壁の張替えや塗装工事」。ただし適否は○でなく△(備考「共同住宅等は除く」)。10%・最大10万円。業者は本店が市内のみ |
| 和泉市 | 出ない | 要綱に「耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は含みません。」。耐震は工事費60万円まで全額・上限100万円で、代理受領が使えます |
| 松原市 | 新婚等なら出る | 一般のリフォーム助成は無し。ただし結婚等新生活応援補助金の対象費用に「リフォーム費用」があり、除外は倉庫・車庫・外構・家電だけ。上限30万〜60万円。区分所有長屋の空き住戸なら修繕工事に2分の1・40万円(対象経費に「屋根、外壁その他内外装に係る修繕」) |
| 八尾市 | 地区限定で出る | 耐震のページに「なお、八尾市では、外壁塗装や屋根の葺き替えのみの補助は行っておりません。」。ただし久宝寺寺内町修景整備事業補助金は「外観に係る経費」に3分の1・上限100万円(保全地区内・修景基準に適合すること) |
| 羽曳野市 | 出ない | 市が専用ページで「現在お住まいの住宅における外壁塗装や屋根の修理だけで利用できる羽曳野市からの補助金はありません!」と明記し、広告への注意を呼びかけ。住宅向けは耐震の5本だけ(改修は定額50万円/パッケージは上限115万円、いずれも令和8年度は受付終了)。古市古墳群周辺の景観地区では外壁の色がマンセル値で決まっている |
| 池田市 | 出ない(屋根に例外) | 市が「外壁塗装や屋根の葺き替えについての補助金はありません」と明記し、そう営業されたという電話が寄せられていることまで記載。ただし「屋根の葺き替えは、池田市が行っている耐震改修補助の要件に適合する工事については補助金の対象」(改修は上限50万円)。太陽光は1kWあたり2万円・住宅用上限10万円で先着30件 |
| 守口市 | 出ない | 市の「よくあるお問い合わせ」に補助・助成メニューは3本だけ(耐震化/重度障がい者等の世帯/高齢者世帯)と明記され、外壁塗装はどれにも入らない。「いずれも、着手(契約)後の申請はできません」。耐震改修は工事費又は50万円のうち低い額(府内では低いほう)。市が実績を公表しており、耐震設計費補助は6年連続0戸 |
| 河内長野市 | 出ない(木材は別) | 市が「(よくあるご質問)外壁塗装や屋根の改修工事に対する補助制度はありますか?」という専用ページで「一般的なリフォームの補助制度はありません」と明言。さらに「インターネット上のWebサイト等で『…自治体に確認してください』といった記載がしばしば見受けられますが」とネット記事まで名指し。ただしおおさか河内材を内外装等に使えば3,000円/㎡(上限20万円)、使用量なら最大200万円 |
| 富田林市 | 空き家バンクなら出る | 市が専用ページで「現在お住まいの住宅における外壁塗装や屋根の修理だけで利用できる富田林市からの補助金はありません!」と明記(羽曳野市とほぼ同じ文面)。ただし空き家バンク制度活用促進補助のリフォーム工事一覧の1番が「基礎、柱、外壁、屋根、床、内壁、天井等の修繕または補強工事」で3分の1・上限20万円。耐震改修は3分の1・1戸あたり100万円 |
大阪府で塗り替えをお考えの方への、当サイトの整理です。
①塗装の補助は、あるものと思って探さないほうがいいです。政令市2つが名指しで外しています。
②家が平成12年5月より前の木造なら、耐震の相談を。大阪市・堺市なら115万円まで出ます。
③親と同居する予定があるなら、茨木市と高槻市の制度を確かめてください。塗装が対象工事に名前で入っている、数少ない例です。
④窓の断熱改修を考えているなら、府のモデル事業(5分の4)が9月30日まで。ただし一戸建ての内窓は埋まっています。
大阪は、住宅の建て方が地域で大きく違う府です。——市街地の狭小住宅は足場を組むだけで隣家との調整が要り、河内や泉州の古い住宅地では瓦屋根と土壁の家が残っています。いっぽう千里や泉北のニュータウンは同じ年代・同じ工法の家が並んでいるので、近所の相場が参考になりやすい。自分の家がどちらに近いかで、見積もりの読み方が変わります(足場なしと言われたら/塗装面積の出し方)。
府内の主要市は、それぞれ別ページにまとめています。——大阪市・堺市の政令市2つ、東大阪市(耐震との抱き合わせを明確に禁じています)、枚方市(枚方宿地区だけが例外)。塗装が対象工事に名前で入っているのは茨木市・高槻市・大東市・門真市・泉佐野市。新婚等世帯に道があるのが松原市です。ほかに豊中市/吹田市/寝屋川市/岸和田市/箕面市も個別に調べています。
「大阪の悪質業者リスト」を探して来た方へ——府の処分は5年で567件、全国最多です
助成金を調べた方の多くが、同じ時期にもうひとつ調べています。——「外壁塗装 悪質業者リスト 大阪」。この語は大阪で月に260回検索されており、全国で最も多い府県です。補助がほとんど出ないと分かったあとに来る不安が、これなのだと思います。
先に答えを書きます。——「大阪府の悪質業者リスト」という名前の一覧は、どこにも存在しません。ただし大阪府が処分した建設業者の一覧なら、府自身が公開しています。
大阪府は、自分で処分業者の一覧を出しています
大阪府住宅まちづくり部が「建設業処分業者一覧」を年度ごとに公開しています。令和8年度分のページもあります。
大阪府「建設業処分業者一覧トップページ」(2026年9月6日に開いて確認)
多くの塗装店ブログは国土交通省のサイトしか案内していませんが、府が直接出しているものはこちらです。年度で分かれているので、直近だけを見ることもできます。
全国横断で調べるなら、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」です。——「建設業者」を開き、事業分野で「建設工事(公共事業を含む)」、事業者で「建設業者」を選び、「処分を行った者」で大阪府を選んで、ほかの欄は空のまま検索します。会社名を入れないのがコツです。掲載は最近5年分。
当サイトで47都道府県ぶん数えました。——大阪府は5年で567件。2位の東京都109件の5倍以上で、全国合計2,083件の4分の1以上が大阪府です(2026年9月1日時点)。
| 都道府県 | この5年の処分件数 | |
|---|---|---|
| 大阪府 | 567件 | 全国最多。2位の5倍以上 |
| 東京都 | 109件 | 2位 |
| 兵庫県 | 60件 | — |
| 奈良県 | 52件 | — |
| 京都府 | 40件 | — |
| 和歌山県 | 26件 | — |
| 滋賀県 | 11件 | 近畿では最少 |
国土交通省 ネガティブ情報等検索サイトで「処分を行った者」に各都道府県を指定して検索した件数(2026年9月1日 当サイト調べ)。件数は処分が追加されるたびに増え、5年を過ぎたものは落ちていきます。
「大阪は悪い業者が多い」とは読めません
567件という数字は、そう読みたくなります。でも読めません。——理由を3つ書きます。
- ①分母が違います。——処分件数は、その府県にある建設業者の数と、監督する体制の強さの両方で決まります。業者が多ければ処分も増えます。このサイトからは業者数が分からないので、率が出せません
- ②建設業者が全部入っています。——土木も電気も管工事も。塗装だけを抜き出す絞り込みは、このサイトにはありません
- ③処分の理由は、施主とのトラブルとは限りません。——全国5年ぶんの理由を数えると、最多は労働安全衛生法違反394件(工事現場の事故)、次が許可要件の欠落372件(専任技術者が辞めて要件を満たさなくなった、という事務的な理由を含む)。だました・ごまかしたに近い「刑法違反」は139件で、全体の6%です
つまり、567件を上から下まで読んでも、その6%を見分けることはできません。——これが、当サイトが府県別の一覧を「悪質業者リスト」として貼らない理由です。そして、載っていない=安全でもありません。行政処分に至るのは、相当なところまで行った案件だけだからです。
調べ方の全体と、残り3つの公的サイト(建設業者・宅建業者等企業情報検索システム/消費者庁の執行事例検索/国税庁の法人番号公表サイト)の使い方は、こちらにまとめています。——外壁塗装の悪質業者リストは存在しない|公的な処分を調べる方法。
公的な記録に載る前に、気づけることのほうが多い
処分に至るのは、行き着くところまで行った案件だけです。手前で気づくほうが、はるかに現実的です。
- 現地調査で何を見るか——屋根に上がらない、外壁を触らない業者は、面積すら測っていません(塗装面積の出し方)
- チラシと訪問販売の見分け方/断り方——大阪府は密集市街地が広く、訪問販売が回りやすい地域です
- 契約書のどこを見るか/クーリング・オフ——訪問販売なら8日以内は無条件で解除できます
- 手抜き工事のサイン/トラブルになったときの相談先/「無料点検」の見方
- 資格で分かること・分からないこと/量販店・ハウスメーカー経由との違い/どこに頼むか
そして、いちばん効くのは相見積もりです。——ここまで見てきたとおり、大阪府は塗装そのものに出る枠がほとんどありません。金額を動かせる場所が見積もりしか残っていないぶん、同じ範囲・同じ工程で2〜3社に出してもらうことの効き目が大きくなります(相見積もりの取り方/見積書のチェック項目/見積書の読み方/一括見積もりサービスの比較)。
国の補助金なら使えますか
市町村の制度を調べたあとに、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
大阪府で外壁塗装に助成金は出ますか?
塗装そのものへの補助はほとんどありません。府の既存住宅断熱化促進モデル事業補助金は外壁改修も対象ですが、ZEH仕様基準への適合が条件で、塗装では届きません。
府の断熱補助はいくらですか?
補助率は5分の4、補助限度額は20万円です。補助対象経費×5分の4、モデル工事費×5分の4、20万円の3つを比べて、いちばん少ない額になります。
府の断熱補助の対象工事は?
一戸建て住宅は内窓設置、外窓交換、内窓設置または外窓交換+外壁改修の3パターン、共同住宅は内窓設置と外窓交換です。改修する単室のすべての窓・外壁を改修することと、ZEH仕様基準への適合が要ります。
府の断熱補助はいつまでですか?
申請期間は令和8年4月1日から令和8年9月30日までです。パターンごとに先着順で、候補者が決定次第、順次受付を終了します。一戸建ての内窓設置と共同住宅の内窓設置はすでに候補者が決まっています。
府の断熱補助に条件はありますか?
2010年以前に竣工した住宅であること、工事期間が令和8年11月初頭から令和9年1月末であること、シミュレーションツール「エコミエル」の結果を提出すること、施工前後の効果測定に協力することなどが要ります。
「断熱・遮熱塗装」まで名指しで対象外にしている市は?
大阪市です。市は「外壁の塗装工事(断熱・遮熱塗装工事)は補助対象外」と明記しています。ただし壁補強と一緒に行う外壁のひび割れ補修は対象になる場合があります。
ページのタイトルで「塗装は対象外」と書いている市は?
堺市です。市はページのタイトル自体に「(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」と書いています。ただし外壁の防火改修には最大200万円の制度があります。
3世代で同居するための塗装に出る市は?
高槻市です(条件つき)。市は「単に住宅の老朽化だけに伴い外壁や屋根の塗装等を行った場合の補助制度はありません」としたうえで、市外在住の子育て世帯と市内の親世帯が新たに市内で3世代同居するために塗装を行った場合は「3世代ファミリー定住支援リフォーム補助金」として最大20万円を交付するとしています。条件と申請の手順は高槻市のページにまとめました。
宿場町の修景で、外観の工事に出る市は?
枚方市です。原則出ませんが、枚方宿地区の修景補助という例外があります。5割・上限300万円で、歴史的景観建造物なら8割・上限500万円です。
耐震とセットにしても、リフォームが対象にならない市は?
東大阪市です。市は「耐震改修工事に併せて行うリフォーム工事等は補助の対象外」と明記していて、耐震とセットにしても対象になりません。
対象工事の一例に、外壁の塗装が載っている市は?
泉佐野市です。市の住宅リフォーム助成事業は、市が33種類の工事に適否を付けた「助成対象工事の一例」の3番目が「外壁の張替えや塗装工事」(2番目が屋根の塗装)。工事費の10%・最大10万円です。ただし適否欄は○ではなく△で、備考は「共同住宅等は除く」。33行の備考を読むと△は「対象外」ではなく「条件が付く」の意味と読めますが、市が定義を書いていないので都市計画課(072-447-8124)に確認してから動いてください。業者は本店が泉佐野市内にある法人(または市内に住所のある個人業者)に限られ、市が法人番号で確認します。耐震改修と同時なら住宅改造助成40万円という別枠もあり、対象工事の表はリフォーム助成とまったく同じです。くわしくは泉佐野市のページにまとめました。
耐震改修はいくら出ますか?
府は市町村を経由した補助として、診断5万円・設計10万円・改修50万円(所得により75万円)を基本にしています。市が上乗せしていて、大阪市と堺市は工事費で115万円、東大阪市は105万円、枚方市は標準改修で80万円(低所得世帯105万円)です。
「助成金が出る19市町村」という記事を見ました
塗装そのものが対象かどうかは、市ごとに確かめる必要があります。当サイトが調べた大阪市・堺市・枚方市・東大阪市は、いずれも塗装単体では出ませんでした。多くは耐震改修や3世代同居など、別の目的の制度です。
補助の対象を窓・断熱材・ガラスに限っている市は?
豊中市です。市のスマートハウス支援補助金は「補助対象製品は、窓・断熱材・ガラスになります」としていて、塗料は入っていません。補助額は建築材料の購入に要する経費の3分の1で上限6万円です。
遮熱塗料を使えば出ますか?
出ません。大阪市は「断熱・遮熱塗装工事」を括弧書きで名指しして対象外にしています。
府の制度と市の制度は併用できますか?
府の断熱補助については「国や府内市町村の補助金と補助対象を重複することはできません」とされています。
どこに問い合わせればいいですか?
府の断熱補助は大阪府都市整備部住宅建築局建築環境課(大阪市住之江区南港北1-14-16 咲洲庁舎27階)です。耐震は市町村の窓口が受付になります。
隣の奈良県も調べています。——奈良市は塗装に補助が無く、耐震の募集件数も合計16件。大阪府内で高槻市と茨木市が塗装を対象工事に挙げているのは、近畿全体で見ても例外だと分かります。
「大阪の外壁塗装 悪質業者リスト」はどこで見られますか?
そういう名前の一覧は存在しません。ただし大阪府は自分で「建設業処分業者一覧」を年度ごとに公開しています(住宅まちづくり部)。全国横断なら国土交通省「ネガティブ情報等検索サイト」で「処分を行った者」に大阪府を指定します。当サイトで数えたところ大阪府は5年で567件と全国最多で、2位の東京都109件の5倍以上でした(2026年9月1日時点)。ただしこれは建設業全体の処分で塗装だけを抜き出せず、理由も労働安全衛生法違反(現場の事故)が最多、刑法違反は全体の6%です。件数の多さは、その府の危険度ではありません。調べ方の全体は悪質業者リストは存在しないにまとめています。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
- 大阪府「大阪府既存住宅断熱化促進モデル事業補助金について」(都市整備部 住宅建築局 建築環境課 建築環境・設備グループ)
- 大阪府「木造住宅の耐震化について」「補助制度一覧」(建築防災課)
- 高槻市コールセンター よくある質問「自分の住宅が老朽化してきたため、外壁や屋根の塗装をしたいのですが、住宅をリフォームする場合の高槻市の補助金について教えてください。」(住宅政策課 072-674-7525)
- 豊中市「【断熱リフォーム】スマートハウス支援補助金」(都市計画推進部 住宅課 06-6858-2741)
- 当サイトが一次情報を確認した各市のページ(大阪市・堺市・枚方市・東大阪市)
- 大阪府「補助制度一覧」を開く——市町村ごとの耐震補助と担当窓口はここから。金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
この記事は2026年9月3日時点で、大阪府および府内市町村の公式ウェブサイトから確認できた内容をまとめたものです。大阪府既存住宅断熱化促進モデル事業補助金の申請期間は令和8年9月30日までで、パターンごとに先着順です(一戸建ての内窓設置と共同住宅の内窓設置は候補者決定済み)。助成制度は年度ごとに変わります。申請の前に、必ず府または市町村の担当課でご確認ください。