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【2026年度】豊中市の外壁塗装に使える補助金
塗装には出ませんただし耐震診断は11分の10。改修は所得で上限が変わります
- 外壁塗装は
- 豊中市に、外壁塗装そのものへ出る助成は見つかりませんでした
- 耐震診断
- 費用の11分の10——ほぼ全額です
- 耐震改修
- 工事費の2分の1。上限は所得によって107.5万円・85万円・40万円の3段階
- 耐震設計も
- 設計費の10分の7(1戸あたり10万円として計算)
- 代理受領
- 令和3年度から診断・設計・改修のすべてで代理受領が可能。立て替えが要りません
- ブロック塀
- 撤去費の5分の4・上限20万円(1平方メートル13,000円が上限単価)
豊中市で「外壁塗装 助成金」を調べてこのページに来た方へ。先に結論を書きます。豊中市に、外壁塗装へ出る助成は見つかりませんでした。市の住宅・建築のページを一通り確認しています。ただ、そこで閉じるのはもったいない。豊中市の耐震診断は、費用の11分の10が出ます。ほぼ全額です。そして耐震改修の補助には、他の市であまり見ない仕組みがあります——所得によって、上限が3段階に分かれています。
大阪府内の22市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——豊中市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は大阪府の助成金まとめにあります。
大阪市/堺市/東大阪市/枚方市/吹田市/高槻市/茨木市/八尾市/寝屋川市/岸和田市/門真市/大東市/和泉市/箕面市/泉佐野市/松原市/羽曳野市/池田市/守口市/河内長野市/富田林市
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/大阪の外壁塗装 悪質業者リスト
このページの内容全13項目
先に結論。豊中は耐震に振り切っています
ひとことで言うと、こうです。
①塗装を対象にした制度は、豊中市にはありません。
②かわりに耐震診断が11分の10——自己負担は11分の1だけ。
③改修は2分の1で、上限が所得により107.5万・85万・40万の3段階。
豊中市の制度は耐震に集中しています。診断・設計・改修・除却の4段階が揃い、それぞれに補助がある。塗装やリフォーム全般を対象にしたものは、そのなかにありませんでした。
豊中市は補助金のページが分野ごとに分かれています(環境政策・美化関係・公園みどり関係)。住宅の補助は「建築・開発」のカテゴリにあります。「補助・助成金等」のページだけを見ると、耐震もブロック塀も出てきません。
耐震診断は11分の10。ほぼ全額です
まず診断から。市の書き方をそのまま引きます。
「耐震診断に要した費用の11分の10」
11分の10。——つまり約91パーセントが出ます。自己負担は11分の1だけです。
この数字の出し方が独特です。
当サイトが調べてきた市では、耐震診断の補助は3分の2や2分の1が多く、全額を出す市(秦野市の10分の10、御殿場市の無料)もあります。
——豊中の11分の10は、その中間。ほぼ全額だけれど、わずかに自己負担を残す形です。
対象は一戸建て住宅と併用住宅(延べ面積の2分の1以上が住宅)です。マンションなど他の建築物には別の区分が設けられています。
耐震改修は所得で上限が3段階
改修のほうは、金額の決め方が2段構えです。
「(1)耐震改修工事に要した費用の2分の1」
「(2)1戸当たり107.5万円(※)として計算した額」
「※所得に応じて、107.5万円の上限が85万円になる場合と、40万円になる場合があります。」
| 所得の区分 | 上限 | 上限に届く工事費 |
|---|---|---|
| 標準 | 107.5万円 | 215万円 |
| — | 85万円 | 170万円 |
| — | 40万円 | 80万円 |
率が2分の1ということは、見積額が下がれば自己負担も同じだけ下がるということです。耐震改修も外壁塗装も、そこは同じ(見積もりの取り方)。
補助率は一律2分の1です。変わるのは上限のほうだけ。工事費80万円までなら、どの区分でも同じ40万円が出る計算になります。
どの区分に当たるかは所得で決まります。市のページには具体的な所得の線が書かれていないため、自分がどこに入るかは市へ確認してください。金額が2.7倍変わるので、先に聞いておく価値があります。
設計だけでも申し込めます
耐震設計にも補助があります。
「(1)耐震設計に要した費用の10分の7」
「(2)1戸当たり10万円として計算した額」
そして市は、こう案内しています。
「耐震設計を行った後にその結果をもって耐震改修を行うかどうかを検討する場合など、耐震設計のみで補助を申し込むことができます。」
これは判断しやすい制度設計です。
診断でほぼ全額、設計で10分の7。「改修するかどうか」を決める前の2段階を、市が支えている形になっています。
——診断を受けて、設計を頼んで、費用の見当がついてから改修するかどうか決める。その途中で止めても、大きな負担にはなりません。申込方法は3通り用意されています。
診断→設計→改修→除却。4段階すべてに補助があります
豊中市の耐震制度を並べると、家の状態に応じた出口が全部用意されていることが分かります。
| 段階 | 制度 | 補助 |
|---|---|---|
| 1 | 建築物の耐震診断補助制度 | 11分の10(一戸建て・併用住宅) |
| 2 | 木造住宅の耐震設計補助 | 10分の7(1戸あたり10万円) |
| 3 | 木造住宅の耐震改修補助 | 2分の1(上限107.5万/85万/40万) |
| 4 | 木造住宅の除却補助制度(震災対策) | 建て直す・壊すという選択肢 |
| 別 | 分譲マンションの耐震設計・耐震改修補助 | 木造とは別枠 |
4段階あるということは、途中で降りられるということです。
診断を受けて、思ったより悪くなければそこで終わり。設計まで進んで、費用を見て考え直してもいい。直すには古すぎると分かったら、除却という道もある。
——「改修する前提でないと診断も受けられない」市もあるなかで(宗像市は改修した場合に限り診断費を補助)、豊中は入口が広い設計です。
立て替えが要りません(代理受領)
市は令和3年度から、補助金の代理受領を導入しています。
「令和3年度(2021年度)より耐震設計・耐震改修の補助金の代理受領ができるようになりました。」
診断のページにも、同じ案内があります。
「令和3年度(2021年度)より耐震診断の補助金の代理受領ができるようになりました。」
つまり診断・設計・改修のすべてで代理受領が使えます。
補助金は通常、工事が終わってから振り込まれます。つまりいったん全額を自分で払う必要がある。代理受領なら、補助金の分は市から事業者へ直接支払われるので、手元に用意するのは差額だけです。
豊中の場合、診断の段階から代理受領が使えます。診断費は11分の10が出るので、代理受領を使えば窓口で払うのは11分の1だけ。数万円の診断なら、実質的な負担は数千円で済む計算です。業者側の対応が前提なので、依頼するときに確認してください。
ブロック塀の撤去は5分の4・上限20万円
計算のしかたが3つあり、いちばん低い額になります。
「(1)工事金額:工事金額の5分の4」
「(2)上限単価:1平方メートル当たり13,000円に面積を乗じた金額の5分の4」
「(3)上限額:20万円」
補助率5分の4は高いほうです。ただし1平方メートルあたり13,000円という上限単価があるので、面積が小さいとそちらが先に効いてきます。
| 塀の面積 | 上限単価での計算(13,000円×面積×4/5) |
|---|---|
| 10平方メートル | 10万4千円 |
| 15平方メートル | 15万6千円 |
| 約19.3平方メートル以上 | 20万円(上限に到達) |
市は「所有のブロック塀を点検してください」というページも出しています。塀は自分の敷地の中にあっても、倒れる先は道路や隣家です。外壁の見積もりを頼むときに、塀の高さと控え壁の有無も見てもらってください。
アスベストと分譲マンションの制度
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 吹付けアスベスト調査・除去補助制度 | 建築物の吹付けアスベストの調査と除去に対する補助 |
| 分譲マンションの耐震設計・耐震改修補助制度 | 木造住宅とは別枠の制度 |
| 木造住宅の除却補助制度(震災対策) | 耐震性の低い木造住宅の解体に対する補助 |
| 建築物の耐震診断補助制度 | 一戸建て・併用住宅は11分の10 |
アスベストは外壁塗装と関わることがあります。古い建物の外壁材や吹付け材にアスベストが含まれている場合、塗装の前に調査が必要になることがあります。昭和の建物で、外壁に吹付けの仕上げがあるなら、業者に確認してもらってください。
動く順番。契約の前に交付決定を
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 耐震診断を申し込む(11分の10が出ます) |
| 2 | 結果を見て、設計だけ申し込むことも可能(10分の7) |
| 3 | 市に所得の区分を確認する。上限が107.5万・85万・40万で変わります |
| 4 | 見積もりを取る。「代理受領に対応できますか」を聞く |
| 5 | 交付決定通知を待つ。決定前に契約すると対象外です |
| 6 | 着工。足場を組むなら外壁と塀も一緒に見てもらう |
市は「交付決定通知の前に着手(契約)した場合は補助対象外です」とはっきり書いています。見積もりを取ることと、契約することは別です。見積もりは先に取ってかまいません。
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
補助が無い側で、できること
耐震には手厚い市ですが、塗装は自費です。ここで効くのは業者の見立てと、こちらの聞き方だけ。豊中の家で、押さえておきたいところを3つ挙げます。
ひとつめは、家の周りを一周できるかどうかです。豊中は古くからの住宅地が多く、敷地いっぱいに建っている家も少なくありません。足場は、家の外側に70センチほどの隙間が要ります。その余裕がない面は、足場を狭くしたり、隣地の使用許可をもらったりする必要が出てくる。見積もりのとき、業者が家の裏側まで回って見たかどうか——ここを見ておいてください。表の道路側だけ見て金額を出す業者だと、着工後に「裏が組めません」と言われかねません。
ふたつめは、飛行機の音と振動です。市の北西には大阪国際空港(伊丹空港)があります。離着陸の経路に近い地域では、長年の振動がサッシまわりや窓枠に影響することがあります。シーリングの切れが早く出ていないか、窓まわりを重点的に見てもらってください。
みっつめは、家の築年数を先に確認することです。塗装の補助は無くても、耐震診断は11分の10で受けられます。昭和56年5月以前の木造住宅なら、まず診断を受ける価値がある。もし改修が必要と出たら、2分の1・最大107.5万円が使えます。そして耐震改修も外壁塗装も、どちらも足場を使う工事です。順番を考えるだけで、足場代が1回で済むことがあります。
このほか、見積書のチェック項目/業者の選び方/塗り替えは何年ごとかも参考にしてください。
国の補助金なら使えますか
市に使える制度が無いと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
豊中市で外壁塗装に助成金は出ますか?
出ません。豊中市が住宅向けに用意しているのは、耐震(診断・設計・改修・除却)、ブロック塀の撤去、アスベストの調査・除去です。塗装を名前で挙げた制度は、確認した範囲では見当たりませんでした。
耐震診断はいくら出ますか?
一戸建て住宅と併用住宅(延べ面積の2分の1以上が住宅)については、耐震診断に要した費用の11分の10です。ほぼ全額が補助されます。
耐震改修の補助はいくらですか?
耐震改修工事に要した費用の2分の1と、1戸あたり107.5万円として計算した額の、いずれか低い額です。ただし所得に応じて、107.5万円の上限が85万円になる場合と40万円になる場合があります。
所得で上限が変わるとはどういうことですか?
市は「所得に応じて、107.5万円の上限が85万円になる場合と、40万円になる場合があります」としています。3段階に分かれているため、自分がどの区分かは市へ確認してください。
耐震設計にも補助はありますか?
あります。耐震設計に要した費用の10分の7と、1戸あたり10万円として計算した額の、いずれか低い額です。
設計だけ先に申し込めますか?
できます。市は「耐震設計を行った後にその結果をもって耐震改修を行うかどうかを検討する場合など、耐震設計のみで補助を申し込むことができます」としています。申込方法は3通りあります。
補助金を立て替える必要はありますか?
ありません。市は令和3年度から耐震診断・耐震設計・耐震改修の補助金について代理受領ができるようにしています。補助金の分は市から事業者へ直接支払われる仕組みです。
工事を先に契約してもいいですか?
いけません。市は「交付決定通知の前に着手(契約)した場合は補助対象外です」と明記しています。契約前に交付決定を受ける必要があります。
ブロック塀の撤去に補助はありますか?
あります。工事金額の5分の4、1平方メートルあたり13,000円に面積を乗じた金額の5分の4、上限額20万円——この3つのうち最も低い額が補助されます。
分譲マンションでも使えますか?
使えます。分譲マンションの耐震設計・耐震改修補助制度が別に用意されています。
アスベストの調査に補助はありますか?
あります。吹付けアスベスト調査・除去補助制度が用意されています。
古い家を解体する場合の補助はありますか?
あります。木造住宅の除却補助制度(震災対策)という制度があります。
耐震改修と一緒に外壁を塗れば、塗装分も出ますか?
出ません。豊中市の補助対象経費は「耐震設計に要した費用」「耐震改修工事に要した費用」と定められていて、同時に行う他の工事は含まれていません。松戸市や八千代市のように「耐震に伴うリフォーム」の枠を持つ市もありますが、豊中市にはその枠がありません。
豊中市のリフォーム補助金はありますか?
見つかりませんでした。ただし探し方に注意が要ります。豊中市の「補助・助成金等」のページは環境政策・美化関係・公園みどり関係の3つに分かれていて、住宅の制度はそこに載っていません。耐震もブロック塀も「建築・開発」のカテゴリにあります。
子育て世帯向けの住宅制度はありますか?
あります。子育て世帯の民間賃貸住宅への住替え支援事業が実施されています。また豊中市居住支援協議会も設置されています。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
豊中市の公式ページを2026年9月4日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。
- 豊中市「木造住宅の耐震設計・耐震改修補助制度」(豊中市木造住宅耐震設計・耐震改修補助金交付要綱)
- 豊中市「建築物の耐震診断補助制度」(豊中市既存民間建築物耐震診断補助金交付要綱)
- 豊中市「ブロック塀などの撤去費の補助制度」(豊中市ブロック塀等撤去補助金交付要綱)
- 豊中市「分譲マンションの耐震設計・耐震改修補助制度」「木造住宅の除却補助制度(震災対策)」
- 豊中市「吹付けアスベスト調査・除去補助制度」「所有のブロック塀を点検してください」「豊中市住宅・建築物耐震改修促進計画(改定版)」
- 豊中市の公式ページを開く——木造住宅の耐震設計・耐震改修補助制度のページ。手引きのPDFもここにあります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
耐震診断・耐震設計・耐震改修・ブロック塀・アスベスト=豊中市の建築・開発担当課
※所得による上限の区分は、申請前に確認してください
大阪府内のほかの市も調べています。大阪府の助成金/大阪市/堺市/高槻市/茨木市/吹田市/箕面市/八尾市/和泉市/枚方市/東大阪市。同じ大阪でも、市が変われば答えが変わります(助成金ガイド)。