広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ホームセンターや家電量販店の外壁塗装は、実際どうなのか

買い物のついでに相談できて、ポイントも付いて、分割の相談もできる。量販店や生協の窓口が選ばれる理由は、はっきりしています。一方で検索すると「下請けに丸投げ」「中間マージンが乗る」という記事ばかりが並び、かえって決めにくくなります。このページでは、賛成も反対もしません。かわりに法律で決まっている線引きと、各社の公式ページに実際に書いてあることだけを並べます。読み終わったときに、契約前に自分の手で確かめられる状態になっていることを目指します。

このページの内容

先に、いちばん多い誤解から

「量販店は自分で塗らない。下請けに出している」——これは事実です。そしてそれ自体は、何ら違法ではありません。ここを混同したまま読むと、判断を誤ります。

建設業法は一括下請負(いわゆる丸投げ)を禁止していますが、禁止されているのは「請け負った工事を、自分は何もせずにそっくり他社に投げること」です。元請が工事に「実質的に関与」していれば、下請に出しても一括下請負には当たりません。これは国土交通省が文書で明記していることです。

実際、カインズは公式ページに「厳しい認定基準をクリアした協力会社と共に施工品質や工程管理を徹底しています」と書いています。この一文は、後で見る国土交通省の「実質的に関与」の中身(品質管理・工程管理)にそのまま重なる言い回しです。下請に出していることを隠してもいませんし、隠す必要もない——それが法律上の位置づけです。

ですから、契約前に確かめるべきなのは「下請けかどうか」ではありません元請となる会社が、実際に何をするのかです。次の章がその中身です。

国土交通省は「元請がやること」を6項目で公表しています

「実質的に関与」という言葉は、聞いた印象では何とでも解釈できそうに見えます。ところが国土交通省は、その中身を具体的に列挙して公表しています。原文を引きます。

『実質的に関与』とは、元請負人が自ら施工計画の作成、工程管理、品質管理、安全管理、技術的指導等を行うことをいい」——そのうえで、発注者から直接工事を請け負った建設業者は、以下の事項を「全て行うことが必要です」としています。(国土交通省「一括下請負の禁止について」)

その6項目を、施主の側から見える形に置き換えると、こうなります。左が国土交通省の原文、右が窓口に聞けば答えが返ってくるはずの質問です。

元請が行うこと(原文)施主の側から見ると
施工計画の作成「請け負った建設工事全体の施工計画書等の作成、下請負人の作成した施工要領書等の確認」——工程表や仕様書を誰が作るのかを聞けば分かります
工程管理「請け負った建設工事全体の進捗確認、下請負人間の工程調整」——雨で延びたとき、日程を組み直すのはどちらの会社か
品質管理「下請負人からの施工報告の確認、必要に応じた立会確認」——工事中に窓口の担当者が現場に来るのか、来るとしたら何回か
安全管理「作業場所の巡視等」を含む、労働安全衛生法に基づく措置
技術的指導「主任技術者の配置等法令遵守や職務遂行の確認、現場作業に係る実地の総括的技術指導」
その他「発注者等との協議・調整、下請負人からの協議事項への判断・対応、(中略)近隣住民への説明」——ご近所への挨拶をどちらがやるのかは、ここに含まれます

この表の右側は、意地悪な質問ではありません。元請が法律上やることになっている中身を、そのまま聞いているだけです。体制が組めている会社ほど、迷わず答えます。

もう一つ、覚えておく価値のある一文があります。

単に現場に技術者を置いているだけでは上記の事項を行ったことにはならず、また、現場に元請負人との間に直接的かつ恒常的な雇用関係を有する適格な技術者が置かれない場合には、『実質的に関与』しているとはいえない」(同)

「担当者が付きます」だけでは足りない、というのが国の立場です。その担当者が何をするのかまで聞いて、初めて答えになります。ご近所への挨拶を誰がどう回るのかはご近所への挨拶のページにまとめてあります。

丸投げを承諾できる立場にいるのは、あなたです

ここは、施主のほとんどが知らない話だと思います。建設業法第22条には、例外規定があります。原文です。

「前二項の建設工事が多数の者が利用する施設又は工作物に関する重要な建設工事で政令で定めるもの以外の建設工事である場合において、当該建設工事の元請負人があらかじめ発注者の書面による承諾を得たときは、これらの規定は、適用しない」(建設業法第22条第3項)

読み解くと、こうなります。

  • 「発注者」とは、あなたのことです国土交通省の文書では「『発注者』とは建設工事の最初の注文者をいい」と定義されています。自宅の塗り替えなら、最初の注文者は施主本人です。
  • あなたが書面で承諾すれば、一括下請負の禁止は適用されませんつまり丸投げが合法になります。除かれるのは「共同住宅を新築する建設工事」だけで、戸建ての塗り替えはこの例外の対象内です。
  • 公共工事では、この例外は使えません公共工事は建設業法第22条第3項が適用されず、全面的に禁止です。国や自治体が発注者のときは承諾という逃げ道自体がない——それだけ重い禁止事項だということです。

ここから出てくる、実務的にいちばん役に立つ行動は1つです。契約書類一式を受け取ったら、署名する前に、一括下請負の承諾に当たる書面が混じっていないかを見てください。見出しは「一括下請負に関する承諾書」「施工体制に関する同意書」など、会社によって書き方が違います。

誤解しないでいただきたいのですが、そういう書面があること自体は、悪いことではありません。法律が用意している手続きを踏んでいるだけです。問題は、何に承諾したのか分からないまま署名してしまうことのほうです。あれば「これは何ですか」と聞けばいい。説明できる会社かどうかが、そこで見えます。

契約書に何が書かれているべきかの全体像は、契約書のページに整理しています。

「大手だから許可がある」は、選ぶ理由になりません

建設業許可の話になると、「大手は許可を持っているから安心」「無許可の業者は怪しい」という説明をよく見ます。戸建ての外壁塗装に関しては、この説明はあまり意味を持ちません。理由は、法律のほうにあります。

「法第三条第一項ただし書の政令で定める軽微な建設工事は、工事一件の請負代金の額が五百万円(当該建設工事が建築一式工事である場合にあつては、千五百万円)に満たない工事」(建設業法施行令第1条の2)

つまり1件500万円未満の工事だけを請け負うなら、建設業許可はいりません。戸建ての外壁塗装は、屋根まで含めても多くがこの帯に収まります。30坪の相場を見ていただければ分かるとおり、500万円を超える塗装工事はかなりの規模です。

ですから、こうなります。

  • 許可がない塗装店でも、違法ではありません職人3人でやっている地元の塗装店に許可がなくても、それは制度上まったく普通のことです。
  • 許可があることは「腕の証明」ではありません許可は、経営経験や専任技術者の配置といった要件を満たしたという届出の話であって、塗り方が上手いことの証明ではありません。
  • それでも許可には使い道があります——公的に裏が取れるという一点です。許可を持っている会社なら、次の章の方法で、あなたが自分で存在を確認できます。

業者選びで見るべき点の全体像は業者選びガイドに、まず何より人を見るという話も含めてまとめてあります。

実際に塗る会社の許可は、誰でも引けます

国土交通省が建設業者・宅建業者等企業情報検索システムという無料の検索システムを公開しています。会員登録も要りません。建設業許可を受けている会社なら、許可番号・商号・代表者名・本店所在地・資本金を、施主が自分で確認できます。

使い方は単純です。

  • 窓口に「実際に施工する会社の名前」を聞くここが出発点です。教えられないと言われたら、その理由を聞いてください。
  • 検索システムでその商号を引く許可番号が一致するか、本店所在地が説明と合っているかを見ます。
  • 出てこなければ、無許可か商号が違うかのどちらか前の章のとおり、無許可でも違法ではありません。「出てこなかった=悪い会社」ではないので、そこは落ち着いて。商号の表記ゆれ(株式会社の位置など)でも出ないことがあります。

試しに1件やってみると感覚がつかめます。エディオンのリフォームを担っているのは株式会社エディオンハウスシステムという子会社で、同社は公式サイトの会社概要に「国土交通大臣許可(特-4)第22574号」「国土交通大臣許可(般-4)第22574号」(いずれも許可年月日 令和5年3月5日)と、許可番号まで載せています。この商号で検索システムを引けば、公表されている情報が突き合わせられます。公式に許可番号まで出している会社は、確かめられる側に立っているということです。

地域の会社を自分で確かめる手順は、地域から探すページにも同じ考え方で書いています。

公式に書いてあること、書いていないこと

4つの窓口について、2026年8月時点で公式サイトに載っていた内容だけを並べます。載っていないことは「記載なし」と書きます。記載がないこと自体は問題ではありません——聞けば答えてもらえる話です。ただ、何を聞く必要があるかが分かるので、そのために並べます。

窓口誰が施工すると書いてあるか価格の公開塗料の表示
ヤマダ(シアワセリフォーム)記載なし。屋根・外壁リフォームのページには「塗装、上張り施工などお客様のお住まいやご要望に合わせてリフォーム致します」「無料診断実施中」「ご相談・見積無料!」とある記載なし記載なし
カインズリフォーム「厳しい認定基準をクリアした協力会社と共に施工品質や工程管理を徹底しています」=協力会社が施工すると明記パック価格を公開(30坪・外壁のみ728,000円〜ほか)種別のみ(ラジカル制御型シリコン/フッ素/無機有機ハイブリッド)。多彩模様塗料は商品名を公開
エディオン(エディオンハウスシステム)施工体制の明記はないが、グループ会社が住宅の改築およびリフォーム業を行い、建設業許可番号を公開。一級建築士・一級建築施工管理技士などの有資格者在籍と記載記載なし記載なし(決算資料に外壁塗料の取り扱い拡大の記述あり)
生協(住宅コープ)認定した施工業者が施工し、生協の側が見積もりと工事の適正をチェックすると明記(法人は地域ごとに別)記載なし記載なし

この表でいちばん目を引くのは、公開度に差があることです。カインズは価格まで出し、エディオンは許可番号まで出し、ヤマダは相談してからという構えになっています。どれが良い悪いではありませんが、先に金額の目安を知っておきたい人と、まず相談してから決めたい人とでは、入りやすい窓口が違うという話ではあります。

先に自分の家の概算を知っておくと、どの窓口で話すときも軸ができます。費用シミュレーターで30秒の概算を見るか、見積もりの内訳のページで何にいくらかかるのかを見てから相談に行くと、話が早くなります。

「10年保証」の10年は、外壁だけかもしれません

ここが、この記事でいちばん実用的な部分かもしれません。カインズはパックごとの塗膜保証を、部位別に公開しています。そのまま引きます。

パック外壁屋根付帯部
お買得パック5年2年1年
多彩模様パック5年1年
長持ちパック7年2年1年
もっと長持ちパック10年2年1年

いちばん上のパックは「外壁10年」ですが、同じ工事の屋根は2年、雨樋や破風などの付帯部は1年です。これは隠されていません。公式ページにそう書いてあります。読み落とすとしたら、それは受け取る側の問題です。

そして、この構造は量販店に限った話ではありません。長い年数は、いちばん起きにくい不具合に付く——外壁材メーカーの保証を調べたときにも、まったく同じ形が出てきました(外壁材の保証のページ)。金属サイディングでは「穴あき25年」と「変退色15年」が別々に設定されていますし、金属サイディングのページで見たとおり、海岸からの距離で対象外になる条件まで公表されています。

だから、どの会社の見積もりを見るときも、保証年数を「ひとつの数字」で比べないでください。聞き方はこうです。

  • 「外壁・屋根・付帯部で、それぞれ何年ですか」1つの数字が返ってきたら、それがどこの年数なのかを確かめます。
  • 「保証書を出すのは、どちらの会社ですか」窓口の会社なのか、施工した協力会社なのか、塗料メーカーなのか。出し手が違えば、10年後に連絡する先が変わります。
  • 「保証の対象外になるのはどんなときですか」ここまで書いてある保証書は、信頼できます。何が対象外かは保証の対象外のページにまとめました。

保証そのものの読み方は保証のページに、もう少し詳しく書いています。

パック価格の読み方

カインズは30坪を基準にしたパック価格を、税込で公開しています。公表されている金額をそのまま引きます。

パック(30坪・すべて税込)外壁塗装パック外壁屋根塗装パック
お買得パック728,000円〜968,000円〜
多彩模様パック898,000円〜
長持ちパック898,000円〜1,298,000円〜
もっと長持ちパック958,000円〜1,358,000円〜

含まれると公表されているのは、仮設足場・高圧洗浄・軽補修・外壁塗装(3度塗り)・破風・軒天塗装・屋根塗装(3度塗り)です。足場と洗浄と付帯部が最初から入っているのは、比べるうえで分かりやすい形です。付帯部を別料金にしている見積もりと並べると、総額だけでは判断を誤ります。

注意点は、どの会社のパック価格にも共通することです。

  • 「〜」は下限です実際の金額は、塗る面積と傷み具合で動きます。下地の補修が増えれば上がります。
  • 30坪は延床面積であって、塗る面積ではありません同じ30坪でも、総二階か平屋か、凹凸が多いかで塗る面積は変わります(平屋の費用)。
  • 塗料は「種別」で示されていることが多いラジカル制御型シリコン、フッ素、無機有機ハイブリッド——これは塗料の分類であって商品名ではありません。商品名まで聞いてください。商品名が分かれば、塗料の平米単価のページでメーカー公表の価格帯と突き合わせられます。

よく使われる商品なら、うちに単体のページがあります——パーフェクトトップエスケープレミアムシリコンフッ素塗料の値段ガイナなど。商品名を1つ聞き出すだけで、金額の妥当性を自分で調べられるようになります。逆に、商品名を言いたがらない相手のときは、それ自体が判断材料です。

そしてもう1つ、パック価格を見るときにいちばん大事なところがあります。「付帯部込み」と言っても、込みなのは破風と軒天だけです。

カインズはオプション工事の単価まで公開しているので、そのまま引きます(同時施工の場合の税込単価)。

オプション工事仕様単価
雨樋シリコン2回塗り1,500円〜/メートル
戸袋・雨戸シリコン2回塗り5,500円〜/枚
シャッターボックスシリコン2回塗り5,500円〜/枚
水切りシリコン2回塗り1,400円〜/メートル
立枠・帯板・化粧枠シリコン2回塗り2,000円〜/メートル
ベランダ床保護塗装ウレタントップコート(10平方メートル未満)60,000円〜/式
シーリング打ち増し既存のシール材の上から打つ900円〜/メートル
シーリング打ち替え既存のシール材を除去して新規に打ち直す1,300円〜/メートル

つまり、雨樋・雨戸・戸袋・シャッター・水切り、そして目地のシーリングは、パック価格には入っていません。これは不誠実な設計ではなく、家ごとに数量が違うものを一律の価格に含められないからです。含めてしまうと、雨戸が2枚の家と10枚の家が同じ金額になってしまいます。

大事なのは、ここまで単価を公開している窓口はあまりないということです。だからこの表は、他社の見積もりを読むときの物差しとして使えます。たとえばシーリングの打ち替えが1メートルいくらで書かれているか、打ち増しなのか打ち替えなのか——シーリングのページで説明しているとおり、この2つは工事の中身がまったく違います。単価が並べば、比べられます。

付帯部をどこまで塗るかで総額はかなり動きます。どこが付帯部なのかは付帯部のページに、雨樋そのものの傷み方は雨樋のページ、ベランダの床はベランダ床のページにあります。

提示された総額が妥当かどうかを考える手順は、100万円は妥当かのページにまとめてあります。

生協(住宅コープ)は立ち位置が違います

生協は、量販店とは仕組みが違います。まず非営利の協同組合で、利用するには組合員になることが前提です。そして、生協自身が施工するのではなく、認定した施工業者に工事をしてもらい、生協が見積もりと工事をチェックするという形をとっています。

たとえば千葉の住宅生協は、公式サイトで「千葉県内の実績のある施工会社がCO-OPの厳しい基準をクリアし研修会を受けた施工業者だけにプロデューサー認定証を発行」していると説明し、そのうえで「事務局組合員が見積もり内容や工事が適正かを厳しくチェック」すると書いています。工事中は進捗が生協に報告され、完了時に施工内容と品質を確認して保証書を発行したうえで引き渡すという流れです。

これは、前半で見た国土交通省の6項目——工程管理・品質管理・その他の協議調整——を生協が担うと宣言している形です。窓口の型としては、量販店より一歩踏み込んでいます。

ただし、確かめておくことが2つあります。

  • 住宅生協は地域ごとに別法人です千葉・神奈川・東京などにそれぞれ独立した法人があり、名前が似ていても運営も条件も同じとは限りません。お住まいの地域の生協の説明を、その生協のサイトで読んでください。このページの内容を他県にそのまま当てはめないでください。
  • 組合員になる手続きと出資金があります金額や返還の条件は生協によって違います。加入前に確認してください。

そして、非営利であることは「安い」を意味しません。実際に工事をするのは認定された施工会社で、その工事の原価は他の窓口と同じです。比べるなら、やはり同じ範囲の見積もりを並べるしかありません。

それでも頼むなら、聞くのは3つだけ

ここまでを、契約前の3つの質問に畳みます。窓口の型そのものを比べたい方はどこに頼むかのページへ。ここでは、量販店・生協の窓口に固有の3つだけを置きます。

  • 実際に施工する会社の商号と、建設業許可番号を教えてください許可がなくても違法ではありません。ただし商号は必ず聞いてください。教えてもらえれば、検索システムで裏が取れますし、その会社の評判も自分で調べられます。
  • 保証は外壁・屋根・付帯部でそれぞれ何年で、出すのはどちらの会社ですか書面でもらってください。カインズの例のように、部位で年数が違うのはごく普通です。1つの数字で言われたら、残りを聞き返す
  • 契約書類のなかに、一括下請負の承諾に当たる書面はありますかあっても構いません。説明を受けてから署名する——それだけです。

そして、3つ聞いたうえで最後にやることは、窓口の種類にかかわらず同じです。同じ範囲で、もう1社か2社に見てもらう。量販店のパック価格は分かりやすい反面、あなたの家の面積と傷み具合が反映される前の数字です。地元の塗装店が同じ範囲でいくらと言うかを並べたときに、初めて判断できる材料がそろいます。一括見積もりサービスを使えば、自分で1社ずつ探さなくても複数社に見てもらえます。頼み方と当日の流れは見積もりの取り方に、断り方は断り方のページにまとめました。

よくある質問

量販店やホームセンターの外壁塗装は高いのですか?

窓口の種類では決まりません。金額を左右するのは、足場・下地処理・塗料・塗る範囲です。ただし窓口が入る形では、日程調整・近隣対応・職人の手配・工事後の連絡窓口・保証といった仕事の対価が総額のどこかに含まれます。これは不正ではなく、手間に対する対価です。忙しい家庭にとっては、そこにお金を払う意味は十分にあります。判断するには、同じ範囲の見積もりを並べるしかありません。

協力会社に当たり外れはありませんか?

あり得ます。ただしそれは、窓口の看板が何であっても同じです。だから「実際に施工する会社の商号」を聞くことに意味があります。会社名が分かれば、その会社について自分で調べられます。名前が分からないまま契約すると、当たり外れを引く以前に、確かめる手段がありません。

窓口の会社が将来リフォーム事業をやめたら、保証はどうなりますか?

正直に書きます。ここは一般論では答えられません。保証を出しているのが窓口の会社なのか、施工した会社なのか、塗料メーカーなのかで、頼る先が変わるからです。だからこそ、保証書に「誰が出しているか」が書かれているかを、契約前に確かめてください。口頭の保証は、時間が経つとたどれません。

ポイントやキャンペーンの分は得ですか?

ポイント分を引いた金額で考えてください。工事は総額が大きいので、還元率が同じでも付く量は買い物と比べものになりません。ただし工事の中身が違えば、その差のほうが先に効きます。まずポイントを外した金額と工事範囲でそろえて、そのうえで還元分を足し戻す——この順番なら判断を誤りません。窓口ごとの支払い方法の違いはどこに頼むかのページでも触れています。

生協なら中間の取り分がないから安いのでは?

非営利であることと、工事が安いことは別です。実際に塗るのは認定された施工会社ですし、生協が見積もりのチェックや工事の確認を担うなら、その運営にも費用はかかります。安さを期待するのではなく、チェックが入る仕組みを評価する——そういう選び方をする窓口だと考えるほうが、実態に近いと思います。

店頭で契約しました。クーリング・オフはできますか?

クーリング・オフは訪問販売など特定の取引に適用される制度で、自分から店舗に出向いて契約した場合は原則として対象外です。ただし、自宅に来た営業で契約した場合は話が変わります。判断が必要なときはトラブル対処のページを見たうえで、消費者ホットライン「188」に相談してください。

最終確認日:2026年8月23日。出典:建設業法(昭和24年法律第100号)第3条・第22条/建設業法施行令(昭和31年政令第273号)第1条の2/国土交通省「一括下請負の禁止について」(「実質的に関与」の定義、元請が行うべき6項目、共同住宅の新築に関する政令の定め、公共工事における全面禁止、発注者の定義)/国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」/株式会社ヤマダデンキ「ヤマダ シアワセリフォーム」公式サイト/カインズリフォーム公式サイト(外壁・屋根塗装のパック内容、パック別塗膜保証年数、30坪パック価格、協力会社に関する記載)/株式会社エディオンハウスシステム公式サイト(会社概要・建設業許可番号・リフォーム事業)/生活協同組合ちば住宅コープ公式サイト。価格・保証・許可番号は各社が公表している内容の引用であり、時点により変わります。契約前に必ず各社の最新の案内をご確認ください。個別の契約トラブルは消費者ホットライン188へ。

あわせて読みたい

どこに頼むか

塗装店・工務店・ハウスメーカー・量販店。窓口の型の全体地図

ハウスメーカーの外壁塗装

建てた会社から見積もりが来た方へ。保証の条件の確かめ方

保証の読み方

誰が、何年、どの部位に。保証書で見る3点

塗料の平米単価

商品名が分かれば、メーカー公表の価格帯と突き合わせられます

見積もりの取り方

同じ条件で頼む。それだけで比較が成立します

見積もりの内訳

足場・洗浄・下地・塗料。何にいくらかかるのか