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【2026年度】我孫子市の外壁塗装に使える助成金

出ます対象工事の1行目が「外壁塗装」。足場と高圧洗浄も対象です

我孫子市住宅リフォーム補助金
対象工事の並びの先頭が「外壁塗装」。手引きは外装工事に「仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む」と書いています
額は住まい方と年齢で8倍ちがいます
持家の塗り替えは5%・上限7万円40歳未満で市外から転入すると20%・上限60万円
足場を組んだら「着手」です
市は「現場の養生、足場・仮囲いなど仮設の設置…も『着手』と見なします」と明記。交付決定まで2〜3週間かかります
市に登録した業者に限られます
市内に本店を有し市に登録した施工事業者。市が登録施工事業者リストを公開しています(転入者は例外)
門塀の塗装は対象外です
外構として除かれます。家の外壁は対象、門塀は対象外。見積書で行を分けてください
受付は令和9年2月10日まで
税込20万円以上の工事が対象。年度をまたぐ工事は申請できません

「我孫子市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。我孫子市には、外壁の塗り替えに使える補助金があります。——我孫子市住宅リフォーム補助金。対象工事の並びの1行目が「外壁塗装」です。しかも足場・養生・高圧洗浄・コーキングまで対象経費に入ります。ただし条件がひとつ。足場を組んだ時点で「着手」とみなされます。順に見ていきます。

千葉県内の20市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——我孫子市で出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は千葉県の助成金まとめにあります。

千葉市船橋市松戸市市川市柏市市原市八千代市習志野市流山市佐倉市成田市野田市印西市茂原市袖ケ浦市浦安市木更津市鎌ケ谷市山武市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか千葉県の外壁塗装 悪質業者リスト

このページの内容全11項目

対象工事の1行目が「外壁塗装」です

我孫子市には我孫子市住宅リフォーム補助金制度があります。市のページの見出しに、こう書かれています。

幅広いリフォームにご利用ください!
外壁塗装、屋根工事などの外装、台所・風呂・トイレなどの水回り、床・壁・天井などの内装、ドアや襖などの建具、手すりや段差のバリアフリー対策工事、断熱材や内窓などの省エネ対策工事、増改築・間取りの変更、戸建ての耐震補強、沿道の危険なブロック塀の撤去・改修なども対象となります。」

並びの先頭が「外壁塗装」です。市が公開している「申請の手引き」を開くと、対象工事の表がもっと具体的です。

「ア 個人住宅の内外装の修理又は修繕に関する工事
外装工事外壁塗装、屋根の修繕(カバー工法、部材交換)、軒裏・雨樋、ベランダ等の防水(仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む。)」

この括弧の中が大事です。足場(仮設)、養生、高圧洗浄、コーキングの打ち替え。外壁塗装の見積書に並ぶ項目が、そのまま対象工事費に入ります。塗料代だけが対象、という制度ではありません。

千葉県内で外壁塗装に使える補助を持っている市は多くありません。我孫子市は、はっきり「出る」市です。

金額は、住まい方と年齢で8倍ちがいます

ただし、いくら出るかは人によって大きく変わります。令和8年度から要綱が改正されて、この形になりました。

図1 我孫子市住宅リフォーム補助金——額は住まい方と年齢で決まる

我孫子市住宅リフォーム補助金の額の分岐図 いま住んでいる家のリフォームは対象経費の5パーセントで上限7万円。市内持家以外から転居する40歳未満は20パーセントで上限30万円。市外から転入する40歳未満は20パーセントで上限60万円。40歳以上はいずれも5パーセント・上限7万円。 我孫子市住宅リフォーム補助金の額 同じ工事でも住まい方と年齢で8倍ちがう いま住んでいる家 市内持家からの転居も 対象経費の 5パーセント 年齢は問わない 上限7万円 市内持家以外から転居 40歳未満に限る 対象経費の 20パーセント 40歳以上は7万円 上限30万円 市外から転入 40歳未満に限る 対象経費の 20パーセント 40歳以上は7万円 上限60万円
我孫子市住宅リフォーム補助金の令和8年度の表から作成。税込20万円以上の工事が対象。
我孫子市住宅リフォーム補助金の額(令和8年度)
区分申請者が40歳未満申請者が40歳以上
持家のリフォーム/市内持家からの転居に伴うリフォーム対象経費の5%・上限7万円対象経費の5%・上限7万円
市内持家以外からの転居に伴うリフォーム対象経費の20%・上限30万円対象経費の5%・上限7万円
市外からの転入に伴うリフォーム対象経費の20%・上限60万円対象経費の5%・上限7万円

いま我孫子市に住んでいて、自分の家を塗り替える方は「上限7万円」です。対象経費の5%なので、100万円の工事なら5万円、140万円以上で7万円に届きます。

一方で、40歳未満で市外から我孫子市に転入し、その家を直す方は上限60万円。対象経費の20%なので、300万円の工事で60万円に届きます。同じ外壁塗装でも、8倍以上ちがいます。

市はこの制度の目的を「市への定住及び住宅関連産業の活性化を図るため」と書いています。人を呼ぶための制度なので、転入者に厚くなっているわけです。

「転居・転入」の定義も決まっています。申請時に転居・転入済みなら、異動した日から3カ月以内に申請した方。リフォーム後に転居・転入するなら、実績報告のときに転居・転入済みになっている方。中古住宅を買って、直してから引っ越すという順番でも使えます。

ここで、対象経費の積み方を一度計算しておきます。我孫子市は足場・養生・高圧洗浄・コーキングまで対象工事に含めています。そのぶん、対象経費は見積書の総額に近くなります。

30坪の家で外壁と屋根を塗った場合の計算例(金額は目安です)
項目金額の目安対象になるか
足場・養生(仮設)18万円対象(「仮設・養生」と明記)
高圧洗浄3万円対象(「高圧洗浄」と明記)
シーリング打ち替え12万円対象(「シーリング撤去・打ち換え等」と明記)
外壁の塗装45万円対象(「外壁塗装」)
屋根の塗装18万円対象(外装工事)
軒裏・雨樋6万円対象(「軒裏・雨樋」と明記)
門塀の塗装4万円対象外(外構)
物置の塗装3万円対象外(敷地内の別棟)
対象経費の合計102万円
補助額(持家・5%)5万1千円140万円以上で上限7万円に届きます
補助額(40歳未満・市外から転入・20%)20万4千円300万円以上で上限60万円に届きます

門塀と物置を混ぜたまま出すと、市が対象経費を切り出せません。見積書の段階で行を分けておけば、あとの手続きが早くなります。「我孫子市のリフォーム補助を使います」と最初に伝えてください。登録施工事業者なら、その前提で見積書を作ってくれます。

条件は8つ。「市に登録した業者」がいちばん効きます

我孫子市住宅リフォーム補助金の要件(すべて満たすこと)
条件
所有権の保存登記がされている、自己居住用の住宅のリフォームであること
補助金の交付を受けた日から10年を超える期間、定住する方
過去にこの補助金を受けていないこと(申請者および配偶者の1世帯につき1回限り
市税(市民税、固定資産税及び都市計画税)を滞納していない方
税込20万円以上の対象工事であること
市からの交付決定を受けてから工事に着手するリフォームであること
市に登録している施工事業者による工事であること(転入者は例外)
同一工事について、市の他の補助制度を利用しないこと(工事箇所や工事内容を分ければ併用可

実務でいちばん効くのが7つめです。市内に本店を有し、市に登録した施工事業者による工事でなければ出ません。市は登録施工事業者リストをPDFで公開しています。

例外は転入者です。市外から転入する方は、登録施工事業者以外でも構いません。その場合は、申請する工事内容にかかる建設業許可の写しを用意します。

いま我孫子市に住んでいる方が塗り替えるなら、業者選びは登録リストの中からになります。逆に言えば、そのリストは市が窓口として把握している市内業者の一覧でもあります。飛び込みの訪問業者しか当てがない状態よりは、はるかに確かです。業者の選び方は外壁塗装業者の選び方にまとめました。

8つめの併用の書き方も親切です。市は「工事箇所や工事内容を分けることで併用が可能です。同一工事について、重複申請ではないことが分かるように、見積書や図面をご用意のうえご相談ください」と書いています。耐震改修とリフォームを分けて申請する、という組み方ができます。

足場を組んだ時点で「着手」です。ここが最大の落とし穴

我孫子市の留意事項に、他の市ではあまり見ない一文があります。

「この制度では、現場の養生、足場・仮囲いなど仮設の設置、既存の撤去・解体・取り外しなどの作業も『着手』と見なします。交付決定前に着手した場合は補助金を交付できないのでご注意ください。」

外壁塗装は、足場を組むところから始まります。職人が来て足場が立った日を「工事初日」と考えるのが普通です。我孫子市も同じ考えで、そこを「着手」と定義しています。

交付決定通知が届くまで2〜3週間かかります。先に契約して足場を組んでしまうと、そこで終わりです。

図2 我孫子市の順番——足場を組んだら「着手」です

我孫子市住宅リフォーム補助金の申請の順番の図 見積もり、交付申請、交付決定通知、契約と着手、工事完了から30日以内の実績報告の順に進む。市は現場の養生や足場の設置も着手とみなすため、交付決定より前に足場を組むと補助金は出ない。 見積もり 契約する前に 交付申請 市の窓口へ 交付決定通知 2〜3週間 契約・着手 足場もここから 完了30日以内 実績報告 足場・養生も「着手」です
市は「現場の養生、足場・仮囲いなど仮設の設置、既存の撤去・解体・取り外しなどの作業も『着手』と見なします」と書いています。
我孫子市住宅リフォーム補助金の手続き
順番やることかかる時間・注意
1交付申請(見積書などを添えて市の窓口へ)申請時に契約済みなら現地確認があるので要予約。未契約なら予約不要
2交付決定通知が届く2〜3週間
3契約 → 工事 → 完了・引き渡し・支払い決定を受けてから着手。足場・養生も着手です
4完了実績報告工事完了後30日以内。工事写真を添付
5交付確定通知が届く2〜3週間
6請求書を提出 → 振込約3週間

受付期間は令和8年4月1日から令和9年2月10日まで。年度をまたぐ工事の申請はできませんし、予算に達したら終了します。2月10日に申請して年度内に終えるのは無理なので、実際には秋までに動く必要があります。

工事写真の撮り方も指定されています。着手日・施工中・施工後の3回。しかも看板(黒板や紙、ホワイトボードなど)を入れて、撮影日・物件名・工事箇所や内容が分かるように撮り、A4サイズにカラー印刷して提出します。

これは業者に頼む部分です。市も「申請者様ご本人で実績報告手続きをされる場合、事前に施工事業者の方にご相談のうえ、撮影の協力を要請してください」と書いています。契約前に「市の補助に使う工事写真を撮ってもらえますか」と確認しておいてください。

外壁は対象、門塀の塗装は対象外です

手引きには「対象とならない工事・費用」も並んでいます。塗装で引っかかりやすいのが「外構」です。

我孫子市住宅リフォーム補助金で対象にならないもの
区分中身
敷地内の別棟離れ、車庫・物置、併用住宅の店舗部分など
マンションの共用部分専用部分にある玄関ドア、サッシ、ベランダ、インターホン、PSの設備配管なども共用部分に含む
外構・エクステリア敷地内の舗装や段差解消、門塀の塗装、擁壁や土留め、造成・造園、宅配ボックス、デッキ・テラスなど
住関連用品エアコンほか家電、給湯器、家具・カーテン、防犯用品など
その他害虫害獣の駆除、片づけ・清掃・ハウスクリーニング、検査・調査、設計・監理その他手数料

家の外壁は対象、門や塀の塗装は対象外。同じ日に同じ業者が塗っても、扱いが分かれます。見積書で行を分けてもらってください。まとめて一行になっていると、市が対象工事費を切り出せません。

ただし沿道に存する既存の危険なブロック塀や石塀の除却・改修は、耐震対策工事として対象に入っています。塀を「塗る」のは外構で対象外、危険な塀を「撤去・改修」するのは対象。ここは覚えておく価値があります。塗るか撤去かで迷う方はブロック塀の塗装もどうぞ。

もうひとつ、市が外装工事について注意を書いています。

「外装工事の場合(屋根材、外壁の防火構造等)…我孫子市は、防火地域・準防火地域でない場合は建築基準法第22条の指定区域です。カタログ等で各地域で使用できる製品か、施工方法などもご確認のうえ選ぶ必要があります。」

市内全域が、防火の規制がかかる区域だということです。塗り替えだけなら関わりませんが、屋根を葺き替える、外壁を張り替えるといった工事では材料に制限があります。カバー工法で屋根を重ねるときも同じです。「うちの地域で使える材料ですか」と一度聞いてください。

耐震は3棟の先着。枠が小さいので早い者勝ちです

我孫子市には、リフォーム補助のほかに住宅関係の助成がいくつかあります。金額は大きいものもありますが、枠が小さいのが特徴です。

我孫子市の住宅関係の助成(令和8年度)
制度枠・期間
住宅リフォーム補助金5%・7万円/20%・30万円/20%・60万円4月1日〜令和9年2月10日(予算に達し次第終了)
木造住宅耐震改修工事助成工事費の5分の4以内・100万円限度3棟(先着順)/5月25日〜11月27日
木造住宅耐震診断助成診断費の3分の2以内・5万円限度2棟(先着順)/5月25日〜12月18日
浸水防止工事の助成経費の2分の1・30万円限度過去に浸水被害に遭った方など
住宅用設備等脱炭素化促進事業設備ごと太陽光・エネファームなど(手賀沼課)
雨水貯留タンクの設置

耐震改修が100万円というのは大きい金額です。ただし助成棟数は3棟。診断にいたっては2棟です。しかも5月29日までの申請が多数なら抽選、そのあとは先着順。枠が埋まればその年度は終わりです。

対象は昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅で、昭和56年6月1日以降に増改築されていないもの。在来軸組・伝統的構法・枠組壁工法(2×4)のいずれかで、2階建て以下。市に登録している木造住宅耐震診断士が設計・工事監理を行う必要があります。

耐震には代理受領制度もあります。市に委任すれば、助成金は診断士や施工事業者へ直接支払われるので、全額を立て替えずに済みます。

もうひとつ、水の話です。浸水防止工事の助成(経費の2分の1・30万円限度)の対象経費に、こう書かれています。

「(5)住宅等の出入口又は敷地内に防水板その他浸水を防ぐ設備の設置工事(設置工事に伴う内外壁の防水措置、コンクリート布設、ブロック積などを含む。)」

「内外壁の防水措置」が入っています。ただしこれは防水板を付けるときの付帯工事であって、外壁塗装そのものではありません。対象は「過去に浸水被害に見舞われて、市が被害状況を把握している方」と、あびこハザードマップの浸水実績・道路冠水実績のある区域にお住まいの方です。

2026年8月13日の「令和8年8月千葉豪雨」で、我孫子市も浸水被害を受けました。市は災害救助法に基づく住宅の応急修理、り災証明書、災害ごみの受け入れなどの支援情報をまとめています。浸水した家は、外壁の下地が水を含んでいます。乾ききらないうちに塗ると塗膜が膨れるので、見積もりのときに浸水したことを必ず伝えてください。塗膜が膨れる仕組みは外壁塗装の剥がれにまとめています。

業者探しも、相談も、市がやっています

我孫子市は補助金だけでなく、業者を紹介する制度と無料の住宅相談も持っています。どちらも運営は我孫子市住宅センター協議会です。

我孫子市の住まいの相談・紹介
制度中身
増改築等工事施工業者紹介制度市に申し込むと、住宅センター協議会を通じて施工事業者や設計者を紹介。依頼内容の例に「外壁塗装、屋根・板金、建具・ガラス工事」
住宅相談(完全予約制)地元の建築士や施工事業者による対面相談。費用無料・1組50分。原則毎月第2金曜日に市役所で(8月を除く)
相談の例リフォームってどんなことができる/耐震診断・耐震改修は何をする・費用は/施工事業者の探し方、リフォームの進め方、一般的な費用の考え方
協議会の構成我孫子市太子会/千葉県建築士事務所協会 東葛支部・我孫子/千葉県建築士会 柏支部・我孫子/千葉土建一般労働組合とうかつ支部 あびこ分会/首都圏建設産業ユニオン千葉支部 我孫子分会
不動産相談完全予約制で別途あり

「一般的な費用の考え方」を相談例に挙げているのが珍しいところです。見積書を持って行けば、金額の見当がつく人に見てもらえます。1組50分あれば、外壁塗装の見積書1枚は十分に読めます。

市はリフォームの依頼先探しについても書いています。「リフォームに関する情報サイトや相談窓口も参考にしていただき、当事者間で合意のうえ、書面による契約を前提に進めてください」。さらに「大規模なリフォームや耐震を含む場合は、リフォーム会社に建築士などが介在するか確認しておくと安心です」とも。

紹介制度を使うときは、市が注意を書いています。「連絡のあった事業者名、電話番号は必ずお控えください」。誰から連絡が来たかを記録しておく、という基本です。相見積もりの取り方は相見積もりは失礼かにまとめました。

我孫子で塗るなら、いつか——雨が少なく、風も弱い土地です

我孫子市には気象庁のアメダスが市内にあります。実測値がそのまま使えます。

図3 我孫子の月別降水量——年1,375mmの少雨。1位は10月

アメダス我孫子の月別降水量の棒グラフ 気象庁アメダス我孫子の平年値。10月236.4ミリ、9月211.6ミリ、6月149.9ミリが多い。1月50.5ミリ、12月58.4ミリ、2月63.5ミリ、8月82.5ミリ、11月84.3ミリが少ない。年降水量は1,375.4ミリ。 50.5 1月 63.5 2月 98.4 3月 124.9 4月 112.3 5月 149.9 6月 126.2 7月 82.5 8月 211.6 9月 236.4 10月 84.3 11月 58.4 12月 単位:mm(月降水量の平年値)
気象庁アメダス我孫子の平年値(1991〜2020年)。市内の観測地点です。

まず目を引くのが年降水量です。1,375.4mm。全国のならしより3割以上少なく、当サイトで調べた市のなかでもかなり乾いたほうです。年平均風速も1.9m/sと弱い。塗るには恵まれた土地です。

我孫子の気候(気象庁アメダス我孫子の平年値・1991〜2020年)
項目数値塗装への影響
年降水量1,375.4mm全国平均より3割以上少ない。塗りやすい土地です
最も多い月10月236.4mm・9月211.6mm1位が10月。秋雨と台風です
最も少ない月1月50.5mm・12月58.4mm・2月63.5mm冬が乾く土地です
11月の降水量84.3mm秋で唯一少ない月。狙い目です
1月の日最低気温-1.7℃(日最高9.0℃)朝は氷点下。施工条件の5℃を大きく割ります
2月の日最低気温-0.3℃(日最高9.8℃)2月も朝は凍ります
8月の日最高気温31.5℃塗料が乾きすぎ、職人も止まります
年平均風速1.9m/s風が弱く、飛散養生の負担が軽い土地です
年間日照時間2,091.8時間日照は多いほうです

避けたいのは9月と10月です。年間で1位と2位。「秋が狙い目」という一般論は、我孫子でも通じません。

そして冬の朝の冷え込みが、この土地の特徴です。1月の日最低気温は-1.7℃。東京湾から離れた内陸で、手賀沼と利根川に挟まれた低地なので、晴れた夜は放射冷却で冷えます。塗料の一般的な施工条件は気温5℃以上。1月の朝は、大きく下回ります。

ただし日最高気温は9.0℃まで上がります。朝いちばんを外して、日が昇ってから塗り始める組み方ができれば、冬でも作業はできます。雨が少なく風も弱いぶん、天候による中止は少ない季節です。

もうひとつ、平年値の限界も書いておきます。8月の降水量は82.5mmで、年間で2番目に少ない月です。それでも2026年8月13日には豪雨で浸水被害が出ました。平年値は目安であって、保証ではありません。

我孫子市で制度と気候の両方に合わせた年間スケジュール
時期やること
春(4〜5月)リフォーム補助の受付開始(4月1日)。耐震は5月25日から。5月29日までの申請が多いと抽選
初夏(5〜6月)登録施工事業者リストから2〜3社に見積もりを依頼。住宅相談は毎月第2金曜
夏(7〜8月)交付申請。決定まで2〜3週間かかります
秋(9〜10月)工事は置かない。10月236.4mm・9月211.6mmで年間1位と2位
晩秋〜冬(11〜1月)塗装の適期。11月84.3mm・12月58.4mm・1月50.5mm。朝だけ待ちます
令和9年2月10日リフォーム補助の受付締切。年度をまたぐ工事は申請できません

費用の目安は外壁塗装の費用相場、見積書の見方は見積書のチェック項目にまとめています。

国の補助金なら使えますか

市の制度が使えると分かったあと、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

我孫子市で、外壁塗装に助成金は出ますか。

出ます。我孫子市住宅リフォーム補助金制度の対象工事に、「外壁塗装」が先頭で名指しされています。市の手引きでは外装工事を「外壁塗装、屋根の修繕(カバー工法、部材交換)、軒裏・雨樋、ベランダ等の防水(仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む。)」と定義していて、足場・養生・高圧洗浄・コーキングまで対象工事費に入ります。

いくら出ますか。

住まい方と年齢で変わります。いま住んでいる家のリフォーム(市内持家からの転居を含む)は対象経費の5%・上限7万円。40歳未満で市内持家以外から転居するなら20%・上限30万円、市外から転入するなら20%・上限60万円です。40歳以上はいずれも5%・上限7万円になります。

いま住んでいる家を塗るだけだと7万円ですか。

そうです。対象経費の5%なので、100万円の工事なら5万円、140万円以上で上限7万円に届きます。市はこの制度の目的を「市への定住及び住宅関連産業の活性化を図るため」としていて、転入者に厚い設計になっています。ただし税込20万円以上の工事なら申請できるので、外壁塗装なら金額の条件は自然に満たします。

どこの業者でも頼めますか。

市に登録している施工事業者に限られます(市内に本店を有し市に登録)。市は登録施工事業者リストをPDFで公開しています。例外は市外から転入する方で、この場合は登録事業者以外でも可。ただし申請する工事内容にかかる建設業許可の写しが必要です。

先に契約して工事を始めてもいいですか。

だめです。しかも「着手」の定義が厳しいです。市は「現場の養生、足場・仮囲いなど仮設の設置、既存の撤去・解体・取り外しなどの作業も『着手』と見なします」と書いています。足場を組んだ時点でアウトです。交付決定通知が届くまで2〜3週間かかるので、そのぶんを工程に見込んでください。

申請の前に契約してしまいました。

着手前なら間に合う可能性があります。市は「申請時に既にリフォーム工事の契約済みの場合は、現地確認を行うので申請時にご予約ください」と書いています。契約済みでも申請自体はできるということです。ただし着手していないことが前提なので、足場を組む前に市へ連絡してください。

門や塀の塗装も対象になりますか。

なりません。市は対象外に「外構・エクステリアの工事…敷地内の舗装や段差解消、門塀の塗装、擁壁や土留め…」を挙げています。家の外壁は対象、門塀の塗装は対象外です。同じ日に同じ業者が塗っても扱いが分かれるので、見積書で行を分けてもらってください。ただし沿道の危険なブロック塀の除却・改修は耐震対策工事として対象です。

ほかに対象外のものはありますか。

敷地内の別棟(離れ、車庫・物置、併用住宅の店舗部分)、マンションの共用部分(専用部分にある玄関ドア、サッシ、ベランダも共用部分に含む)、エアコンや給湯器などの住関連用品、害虫害獣の駆除、片づけ・清掃、そして検査・調査、設計・監理その他手数料です。

工事写真はどう撮ればいいですか。

着手日・施工中・施工後の3回で、看板を入れて撮ります。市は「看板(黒板や紙、ホワイトボードなど)を入れていただき、撮影日、物件名、工事箇所や内容(どの工程)が分かるように」と指定していて、A4サイズにカラー印刷して実績報告に添付します。撮るのは施工事業者です。契約前に「市の補助に使う工事写真を撮ってもらえますか」と確認してください。

耐震の助成も使えますか。

使えますが、枠が非常に小さいです。木造住宅耐震改修工事助成は工事費の5分の4以内・100万円限度ですが、助成棟数は3棟(先着順)。耐震診断助成は3分の2以内・5万円限度で2棟です。5月29日までの申請が多数なら抽選、そのあとは先着順。対象は昭和56年5月31日以前の木造住宅で、昭和56年6月1日以降に増改築されていないものです。

リフォーム補助と耐震助成は一緒に使えますか。

工事を分けられれば使えます。市は「同一工事について、市の他の補助制度、助成制度を利用しないこと(工事箇所や工事内容を分けることで併用が可能です)」と書いています。重複申請でないことが分かるように、見積書や図面を用意して相談してください。耐震のページにも「木造耐震助成との併用は、事前にご相談ください」とあります。

見積書が妥当か、誰かに見てもらえますか。

市の住宅相談が使えます。我孫子市住宅センター協議会の建築士や施工事業者による対面相談で、費用は無料、1組50分。原則毎月第2金曜日に市役所で実施しています(8月を除く・完全予約制)。相談の例に「施工事業者の探し方、リフォームの進め方、一般的な費用の考え方」が挙げられています。業者探しなら増改築等工事施工業者紹介制度もあります。

8月の豪雨で浸水しました。すぐ塗っても大丈夫ですか。

乾くのを待ってください。水に浸かった外壁は下地が水分を含んでいて、抜けるまで数か月かかることがあります。乾ききらないうちに塗ると、塗膜が水分を閉じ込めて膨れます。市は令和8年8月千葉豪雨の支援情報(り災証明書、災害救助法に基づく住宅の応急修理、災害ごみの受け入れなど)をまとめています。見積もりのときに浸水したことを必ず伝えてください。

我孫子市で外壁を塗るなら、いつがいいですか。

11月から1月です。アメダス我孫子の平年値では11月84.3mm・12月58.4mm・1月50.5mmと雨が少なく、年降水量1,375.4mmは全国平均より3割以上少ない土地です。年平均風速も1.9m/sと弱め。避けたいのは10月236.4mm・9月211.6mmで、年間の1位と2位が秋です。ただし1月の日最低気温は-1.7℃と氷点下なので、朝いちばんを外して組んでもらってください。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

我孫子市の公式ページと、市が公開しているPDF(申請の手引き)を2026年9月8日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で行われ、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。

  • 我孫子市「我孫子市住宅リフォーム補助金制度」——目的は「市への定住及び住宅関連産業の活性化を図るため」、「幅広いリフォームにご利用ください!外壁塗装、屋根工事などの外装、…」、令和8年度の額(持家・市内持家からの転居=5%/上限7万円、市内持家以外からの転居=40歳未満は20%/上限30万円、市外からの転入=40歳未満は20%/上限60万円、40歳以上はいずれも5%/上限7万円)、受付は令和8年4月1日〜令和9年2月10日(年度をまたぐ工事は不可・予算に達したら終了)、要件8項目(税込20万円以上交付決定後に着手市に登録している施工事業者/10年超の定住/1世帯1回限り/市税の滞納なし/工事箇所や工事内容を分ければ他制度と併用可)、手続きの流れ(交付決定まで2〜3週間、実績報告は工事完了後30日以内)、登録施工事業者リストを公開、転入者は登録事業者以外でも可(建設業許可の写しが必要)
  • 我孫子市「住宅リフォーム補助金_申請の手引き|R8」(PDF)——対象工事「ア 個人住宅の内外装の修理又は修繕に関する工事/外装工事:外壁塗装、屋根の修繕(カバー工法、部材交換)、軒裏・雨樋、ベランダ等の防水(仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む。)」、対象外に「外構・エクステリアの工事…敷地内の舗装や段差解消、門塀の塗装、擁壁や土留め…」「敷地内の別棟の工事…離れ、車庫・物置」「マンションなど区分所有建物の共用部分」「検査・調査、設計・監理その他手数料」、耐震対策工事に「沿道に存する既存の危険なブロック塀や石塀の除却・改修」、留意事項に「この制度では、現場の養生、足場・仮囲いなど仮設の設置、既存の撤去・解体・取り外しなどの作業も『着手』と見なします」「我孫子市は、防火地域・準防火地域でない場合は建築基準法第22条の指定区域です」、工事写真は着手日・施工中・施工後/看板を入れて撮影日・物件名・工事箇所が分かるように/A4カラー印刷
  • 我孫子市「我孫子市木造住宅耐震改修工事助成制度」(2026年4月23日更新)——耐震改修工事に要した費用の5分の4以内・100万円を限度助成棟数3棟(先着順)、受付は令和8年5月25日〜11月27日(5月29日までの申請分で応募者多数の場合は抽選)、対象は昭和56年5月31日以前に建築され昭和56年6月1日以降に増改築されていない木造住宅(在来軸組・伝統的構法・枠組壁工法/地上2階以下)、市に登録している木造住宅耐震診断士が設計・工事監理、代理受領制度あり、実績報告は完了から30日以内または2月末日の早いほう
  • 我孫子市「我孫子市木造住宅耐震診断助成制度」(2026年4月23日更新)——耐震診断に要した費用の3分の2以内・5万円を限度助成棟数2棟(先着順)、受付は令和8年5月25日〜12月18日
  • 我孫子市「我孫子市増改築等工事施工業者紹介制度」(2026年5月21日更新)——我孫子市住宅センター協議会を通じて施工事業者や設計者を紹介、依頼内容の例に「外壁塗装、屋根・板金、建具・ガラス工事」、協議会は我孫子市太子会/千葉県建築士事務所協会 東葛支部・我孫子/千葉県建築士会 柏支部・我孫子/千葉土建一般労働組合とうかつ支部 あびこ分会/首都圏建設産業ユニオン千葉支部 我孫子分会で構成、「連絡のあった事業者名、電話番号は必ずお控えください」
  • 我孫子市「住宅相談(完全予約制)」(2026年3月27日更新)——我孫子市住宅センター協議会による対面相談、費用無料・1組50分原則毎月第2金曜日に市役所(8月を除く)、相談の例に「施工事業者の探し方、リフォームの進め方、一般的な費用の考え方」
  • 我孫子市「浸水防止工事の助成制度のご案内」——助成対象経費の2分の1・30万円を限度、対象は過去に浸水被害に見舞われて市が被害状況を把握している方、またはあびこハザードマップの浸水実績がある区域・道路冠水実績がある箇所にお住まいの方、対象経費に「防水板その他浸水を防ぐ設備の設置工事(設置工事に伴う内外壁の防水措置、コンクリート布設、ブロック積などを含む。)」、工事実施前に助成申請手続きを行うこと/「【令和8年8月千葉豪雨】大雨による浸水被害にあわれた方に向けた支援情報」(り災証明書、災害救助法に基づく住宅の応急修理、災害ごみの受け入れなど)
  • 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス我孫子の平年値(1991〜2020年)——年降水量1,375.4mm、月別の降水量・気温・風速・日照時間(市内の観測地点
  • 我孫子市の公式ページを開く——住宅リフォーム補助金制度のページ。手引きのPDFと登録業者の一覧もここにあります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
住宅リフォーム補助金/木造住宅耐震診断・耐震改修助成/増改築等工事施工業者紹介制度/住宅相談:我孫子市役所 建築住宅課
住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金手賀沼課
浸水防止工事の助成:治水課ほか(工事実施前の申請が必要です)
我孫子市役所:〒270-1192 千葉県我孫子市我孫子1858番地
交付決定を受ける前に着手すると出ません。足場・養生の設置も「着手」です。

千葉県内のほかの市も調べています。——全体像は千葉県の助成金まとめにあります。同じ県でも、市が変わればここまで違います(助成金ガイド業者の選び方外壁塗装の費用相場)。