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【2026年度】佐倉市の外壁塗装に使える補助金

答えは2つに分かれます前から住んでいる家は対象外。中古住宅を買った直後なら最大50万円

前から住んでいる家
出ません。佐倉市はページのタイトルそのもので否定しています——「長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームの助成はありません!」
市からの注意
市は「誤解を与える表現があるチラシ」と「一部の事業者のホームページ」の両方に注意を出しています。「佐倉市の助成金でお得に外壁塗装ができます」と書かれていたら疑ってください
中古住宅を買った人
対象です。市の対象工事一覧に「外壁の張り替え、塗装、屋根の塗装、葺き替え、防水工事」とはっきり書かれています
いくら?
工事費の2分の1、上限50万円。子どもを扶養していればさらに最大10万円
いちばん厳しい条件
買ってから1年2か月以内に申請すること。前から住んでいる家は、何年住んでいても対象になりません
空き家バンクなら
市外から来る子育て世帯は上限100万円(補助率3分の2)。貸すための空き家は30万円

佐倉市で「外壁塗装 助成金」を調べてこのページに来た方へ。——佐倉市の答えは、他の市よりはっきりしています。市が専用のページを1本立てて、こう書いているからです。「長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームの助成はありません!」——ページのタイトルが、そのまま答えになっています。しかも市は、その理由まで書いています。「佐倉市の助成金でお得に外壁塗装ができます」と書いたチラシが出回っていて、市が注意を出しているのです。——ただ、ここで終わりではありません。中古住宅を買ったばかりの方だけは、話がまったく違います。市の対象工事一覧に、外壁の塗装が入っているからです。

千葉県内の20市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——佐倉市で出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は千葉県の助成金まとめにあります。

千葉市船橋市松戸市市川市柏市市原市八千代市習志野市流山市成田市野田市印西市茂原市袖ケ浦市浦安市木更津市鎌ケ谷市我孫子市山武市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか千葉県の外壁塗装 悪質業者リスト

このページの内容全18項目

先に結論——答えは2つに分かれます

ひとことで言うと、こうです。
①前から住んでいる家の外壁塗装には、佐倉市の助成は出ません
②中古住宅を買ってから1年2か月以内なら、外壁塗装は補助の対象工事です。工事費の半分、上限50万円
③子どもを扶養していれば、さらに最大10万円

佐倉市の場合、この答えを探すのに苦労はいりません。市が、専用のページを1本立てているからです。——しかもそのページのタイトルが、「長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームの助成はありません!」です。感嘆符まで付いています。

ここまではっきり書く市は、めずらしい。なぜ市がそこまでするのか——理由も同じページに書かれています。次の章で見ます。

全国の助成金ガイドで他の市も調べていますが、「うちの市には無い」とここまで大きく掲げている自治体は、数えるほどです。

市が「チラシ」と「業者のホームページ」に注意を出しています

佐倉市が専用ページを作った理由は、そのページに書かれています。市の言葉を、そのまま引用します。

「『長年お住まいの住宅でも、佐倉市の助成金を使ってお得に外壁塗装やリフォームができます』等、誤解を与えるような表現があるチラシが出まわっていますので、ご注意ください。」
「一部の事業者のホームページで誤解を与えるような表現があるためご注意ください。」

チラシだけでなく、業者のホームページまで名指ししています。——ここは読み飛ばさないでください。いま手元にチラシがある方、あるいは「佐倉市の補助が使えます」と書かれたサイトを見てここに来た方は、その表現が市の言う「誤解を与えるような表現」に当たる可能性があります。

見分け方は、ひとつだけです。
「中古住宅を購入してから1年2か月以内の方が対象です」と条件が書かれているか
これが書かれずに「佐倉市の助成金が使えます」とだけあるなら、その説明は足りていません。市の窓口(住宅課 043-484-6168)に電話すれば、5分で確かめられます。

訪問してきた業者にその場で契約を求められたら、いったん止めてください。補助金を理由に急がされる契約は、まず疑ってよい——これは佐倉市に限った話ではありません。業者の選び方見積もりの取り方にまとめています。

市のページを、そのまま引用します

佐倉市住宅課のページには、こう書かれています。

「住宅課では、長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームに関する補助事業は実施しておりません。」
「佐倉市住宅課で行ってるリフォームの補助金は、新しく購入した中古住宅が対象です!」
「『佐倉市中古住宅リフォーム支援事業』に関しては、中古住宅を購入されてから1年2か月以内の方を対象とした制度となっております。」

読みにくくはありません。むしろ、ここまで平たく書いてある市のページは少ないほうです。——市がここまで書いたのは、それだけ問い合わせが多かったからだと考えられます。

つまり佐倉市の外壁塗装の助成は、「無い」ではなく「入口が1つだけある」ということです。その入口を次に見ます。

中古住宅を買った人なら、外壁塗装は対象工事です

佐倉市には中古住宅リフォーム支援事業補助金という制度があります。そして令和8年度から、市は「補助対象経費一覧表」という表を公開しました。どんな工事が対象になるかを、市が自分で並べた表です。

その1番目、「エクステリア工事」の欄に、こう書かれています。

「②外壁の張り替え、塗装、屋根の塗装、葺き替え、防水工事」

葺き替え(ふきかえ)=屋根の瓦やスレートを、下地ごと新しくすること。塗り替えより大がかりな工事です。

外壁の塗装、と書いてあります。屋根の塗装も、防水工事も入っています。同じ欄には「①雨漏りなどの修繕工事」もあります。塗装業者に頼む工事は、ほぼこの欄に収まります。

逆に、対象外もはっきり書かれています。
「門塀、カーポート、ウッドデッキ、外部手摺、庭木の手入れ、芝張り」
「表札、郵便受け、宅配ボックス、車の充電設備」
——家の外まわりでも、建物本体から離れたものは出ません。塀を塗り直す費用は入らない、と読めます。

ただしこの表を使えるのは、中古住宅を買った人だけです。市は同じページで、こう念を押しています。

「新しく※中古住宅を購入し、リフォームする方が対象です(※1年2か月以内)。もともとお住まいの住宅をリフォームする方は、対象になりません。」

工事費ごとに、いくら出るのか

補助の計算は単純です。工事費の2分の1、上限50万円。——実際の外壁塗装の金額を当てはめると、こうなります。

リフォーム工事費市から出る額自分で払う額
50万円25万円25万円
80万円40万円40万円
100万円50万円(上限に到達)50万円
150万円50万円100万円
200万円50万円150万円

上限に届くのは、工事費100万円のときです。——ここが分かれ目になります。100万円を超えて工事をしても、市から出る額は50万円のまま増えません。

戸建ての外壁塗装は、一般的な30坪前後の家で80万円から120万円あたりが多い価格帯です(外壁塗装の費用相場)。つまり外壁塗装だけでも、上限にかなり近いところまで届きます。

中古住宅を買った直後なら、順番を考える価値があります
台所も風呂も直したいという場合、それらも同じ一覧表の対象です。合計で100万円を超えるなら、どれを補助に乗せても出る額は50万円で変わりません。——なら、いちばん後回しにしにくい工事(雨漏りや外壁)から手を付けるほうが理にかなっています。

いちばん厳しいのは「1年2か月以内」です

金額は分かりやすい制度ですが、条件はきっちり決められています。市の概要から、主なものを表にしました。

条件中身
いつまで中古住宅を購入してから1年2か月以内に申請
誰から買ったか親族以外から取得したもの。(親族=三親等内の血族・婚姻・配偶者。親、子、祖父母、孫、きょうだい、おじおば、おいめい、そして配偶者側のその範囲までを指します)
住むこと佐倉市内で自ら居住するため。令和9年3月31日までに住所移転が完了
登記取得した中古住宅の持分2分の1以上が保存登記されていること。(その家の名義の半分以上が自分になっている、という意味です。夫婦で半分ずつなら該当します)
市税同一世帯に市税を滞納している方がいないこと
建物建築基準法第20条の構造耐力の基準に適合し、同法第3章に抵触していない住宅。(法律どおりに建てられた家であること。ふつうに建築確認を取って建てられた家なら、まず問題になりません)
回数この補助金を過去に受けていない方
工事を頼む相手親族以外に請け負わせること。丸投げ(一括下請け)は対象外
工事の期限令和9年2月19日までに完了するもの
そのあと交付を受けた翌年度から10年間、自分が住むために使うこと。自治会の加入に努めること

順番をまちがえると、1円も出ません。
市はこう書いています——「交付決定通知書が届くまでは、絶対にリフォーム工事を開始しないでください。」
申請書を出した時点ではまだ決まっていません。通知書が届いてから着工です。見積書だけでは受け付けてもらえず、リフォーム契約書の写しと工事明細が要ります(市は「見積書のみは不可」と明記)。

受付は令和8年4月17日から12月25日まで。先着順で、予算額に達したら期間内でも終了します。募集件数は100件・5,500万円の予定です。市は「受付開始の初日は混雑が予想されるため、翌日以降の申請にご協力ください」とも案内しています。

子どもがいると、10万円増えます

中古住宅リフォーム支援事業には、子育て世帯への加算があります。

「同一の世帯で子ども(2008年4月2日以降に生まれた子)を令和8年4月1日時点で扶養している場合、加算があります。(補助率1/5、上限額10万円)」

2008年4月2日以降に生まれた子——令和8年4月1日の時点で18歳以下のお子さんを扶養していれば、という意味です。加算は工事費の5分の1で、上限10万円。

工事費本体(2分の1)子育て加算(5分の1)合計
50万円25万円10万円35万円
80万円40万円10万円50万円
100万円以上50万円10万円60万円

工事費50万円の時点で加算は上限10万円に届きます(50万円の5分の1は10万円)。子育て世帯なら、最大60万円までということになります。

空き家バンクなら100万円。市外から来る子育て世帯向け

佐倉市には、もっと大きい制度があります。空き家バンク等子育て世帯等定住促進補助事業——市の一覧表では、こう書かれています。

項目中身
誰が市外在住の、令和8年4月1日時点で18歳未満の子を扶養している世帯、または夫婦ともに40歳未満の世帯
何を買う年間を通じて居住等の使用実績がない「空家等」
対象工事空家等(外構含まず)の増築・改築・改装・修繕等に係る工事
補助率3分の2
上限100万円
いつまで購入契約から1年2か月以内に申請。受付は4月17日から12月25日
併用佐倉市の類似の補助金・国の補助金とは併用不可

補助率が3分の2、上限100万円。——中古住宅リフォーム支援事業(2分の1・50万円)の倍です。対象工事は同じ一覧表を使うので、外壁の塗装もこちらに入ります。

どちらを使うかは、選べません。市は「類似の補助金との併用不可」としています。
市外から佐倉へ移り住む子育て世帯が、空き家バンクの物件を買う——この条件に当てはまるなら、100万円のほうを窓口で確認してください。当てはまらなければ、中古住宅リフォーム支援事業(50万円)が入口になります。

さらに空き家バンク成約奨励補助事業もあります。空き家バンク登録物件の売買が成立したとき、売却者と購入者にそれぞれ5万円(仲介手数料・所有権移転の登記費用の2分の1)。契約日から2年以内の申請です。

貸すための空き家なら30万円

「使っていない家を人に貸したい」という場合は、別の制度になります。空き家バンク賃貸登録物件リフォーム補助です。

「住宅改修工事費用及び家財道具の処分費の1/2以内(上限30万円)」

対象は空き家バンクに登録されている賃貸物件の所有者、またはその物件を借りた利用者。法人は対象外です。所有者が使う場合は賃貸契約する前、借りた人が使う場合は契約から1年以内の住宅が対象になります。1物件1回までで、交付後1年以上は登録を続けることが条件です。

申請は令和8年4月17日から令和9年2月26日まで。こちらも先着順です。

家財道具の処分費が入っているのが、この制度の特徴です。——空き家を貸せる状態にするとき、いちばん面倒なのは中の荷物です。その費用も補助の対象に含まれています。

耐震は最大115万円。塗装との関係を整理します

佐倉市の耐震関係は、金額が大きいほうです。窓口は建築指導課(043-484-6169)。

制度対象補助率上限
耐震診断補助昭和56年5月31日以前の建築物3分の28.8万円
耐震診断補助平成12年5月31日以前の建築物3分の24.4万円
木造住宅補強改造工事補助昭和56年5月31日以前で「倒壊する可能性がある/高い」と診断された建物5分の4115万円
木造住宅補強改造工事補助平成12年5月31日以前で同じ診断が出た建物5分の458万円
耐震補強リフォーム補助補強改造工事とあわせて行う仕上げ工事や家具固定10分の110万円
耐震シェルター設置60歳以上のみの世帯・避難行動要支援者2分の115万円

補助率5分の4というのは、かなり手厚い数字です。工事費が全国的な水準の150万円だとすると、120万円まで出る計算になり、上限115万円のほうが先に来ます。

「耐震補強リフォーム補助」の読み方に、注意が要ります。
市の一覧表には「耐震補強工事に伴い仕上げ工事や転倒防止のための家具固定の工事に係る費用の一部を補助する」とあります。
——この「仕上げ工事」に外壁塗装が含まれるかどうかは、一覧表からは読み取れません。外壁をはがして補強すれば、当然その面は仕上げ直しになります。断定せずに、建築指導課に確かめてください。ここは、うちが勝手に「使える」と書くべきところではありません。

なお、この耐震補強リフォーム補助は中古住宅リフォーム支援事業と併用できると市の一覧表に明記されています。近居・同居住替支援事業とも併用可能です。

耐震の話は外壁塗装の基本とは別の入口ですが、足場が要る工事という点で外壁塗装と重なります。耐震改修を予定しているなら、同じ足場で外壁も塗るほうが足場代は1回で済みます(補助が増えるわけではありません)。

窓・塀・水——ほかに使えるもの

佐倉市は、住まいに関する補助を1枚の一覧表にまとめて公開しています(都市部住宅課が作成)。外壁塗装と一緒に考えられそうなものを拾いました。

制度対象補助率上限窓口
断熱窓の設置既存住宅の居室の窓の断熱改修4分の18万円生活環境課
ブロック塀等の除却通学路・避難路に面した危険なブロック塀の除却+軽量フェンス設置や緑化2分の125万円建築指導課
止水板等設置住宅・店舗・事務所への止水板の設置(1建物1回)2分の150万円治水課
かさ上げ工事等表町・鏑木町・田町の各一部のかさ上げ・盛土(市が浸水対策の重点整備地区に定めている場所です)2分の1100万円治水課
雨水貯留施設敷地内1基のみ定額5万円治水課
雨水浸透施設敷地内4基まで定額10万円治水課
太陽光発電設備既存住宅+蓄電池か家庭用の管理装置あり1キロワット1.5万円6万円生活環境課
蓄電池太陽光が設置済みであること定額7万円生活環境課
合併処理浄化槽下水道区域外での設置・転換定額36万円〜生活環境課

ブロック塀と止水板は、外壁塗装の見積もりを取るときに一緒に考えられます。——足場を組んで家の周りを見てもらうタイミングは、塀の状態を見てもらうタイミングでもあります。通学路に面した古いブロック塀があるなら、除却に2分の1・25万円が使えます。

止水板の上限50万円は、住宅向けの補助としてはかなり大きい数字です。佐倉市は印旛沼に近く、市が重点整備地区を定めてかさ上げまで補助していることからも、水への備えを重く見ているのが分かります。心当たりのある方は治水課(043-484-4261)へ。

併用できるもの、できないもの

佐倉市の制度は、併用の可否がはっきり書かれています。整理します。

組み合わせ可否
中古住宅リフォーム支援事業 + 国の補助金不可
中古住宅リフォーム支援事業 + 近居・同居住替支援事業可能
中古住宅リフォーム支援事業 + 耐震補強リフォーム補助可能
空き家バンク等子育て世帯等定住促進補助 + 市の類似の補助金不可
断熱窓の補助 + 中古住宅リフォーム支援事業(同じ箇所)不可

市は中古住宅リフォーム支援事業の概要に、わざわざ2つの案内を付けています。「耐震補強工事を行う場合、別の補助金の対象となる可能性があります。建築指導課までお問い合わせください。」、そして「断熱窓の改修工事を行う場合、別の補助金の対象となる可能性があります。」——後者には「同じ個所を工事する場合には、重複して補助金を受け取ることはできませんので、ご承知おきください。」と続きます。

市が自分から他の課を案内しているのは、親切な作りです。窓口で「他に使えるものはありますか」と聞けば、たどり着けるようになっています。

もうひとつ。住宅金融支援機構のフラット35の金利引き下げも用意されています。中古住宅リフォーム支援事業(空家バンク登録物件、または1年以上空き家だった物件の購入に限る)を申請する方が対象で、市が証明書を発行します。

動く順番を、月で区切ると

時期やること
中古住宅を買う前・買った直後いちばん大事な時期です。住宅課(043-484-6168)に「中古住宅リフォーム支援事業を使いたい」と電話する
いま(前から住んでいる家の方)外壁塗装の見積もりを2社以上から取る。補助とは関係なく進められます
2月〜3月翌年度の要綱が出る時期。受付開始は4月17日(令和8年度の場合)
4月受付開始。先着順・100件の枠。市は「初日は混雑」と案内しているので、書類を先にそろえておく
申請の前にリフォーム契約書の写しと工事明細を用意する。見積書だけでは不可
交付決定通知書が届くまで絶対に着工しない。市が「絶対に」と書いています
工事のとき耐震・断熱窓も一緒に考えるなら、建築指導課・生活環境課にも同時に相談
令和9年2月19日まで工事を完了させる。年度をまたげません

塗り替えの時期そのものの目安塗り替えは何年ごとか、工事に向く季節は外壁塗装に適した季節にまとめています。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

補助が無い前提で——佐倉の家で見るところ

前から住んでいる家の方は、金額を動かせるのは見積書の中身だけになります。佐倉市の家で、見ておきたいところを3つ挙げます。

ひとつめは、団地と造成地の年代です。佐倉市は、ユーカリが丘や志津、王子台といった大規模な住宅地が計画的に造られてきた市です。——同じ時期に建った家が、同じ地区にまとまって並んでいます。これは、隣近所と傷み方が似るということです。近所で外壁塗装をした家があるなら、その業者の仕事を見せてもらうのがいちばん早い。実物を見て選べる土地というのは、けっこうな強みです。

ふたつめは、印旛沼と風です。佐倉市は印旛沼に面し、市内には高低差があります。沼から吹き上げる湿った風が当たる面は、北面でなくても苔や藻が出やすい。——見積書が全部の面を同じ単価でまとめているなら、その業者は現地をよく見ていません。面ごとに傷み方を書き分けている見積書のほうが、信用できます。

みっつめは、シーリングを「打ち替える」と書いてあるかどうかです。——サッシまわりや外壁の継ぎ目に入っているゴム状のものが、シーリングです。ここが切れると、塗装をどれだけ良い塗料でやっても、水はそこから入ります。そして見積書には、2つの書き方が出てきます。「打ち替え」は古いものを全部はがして入れ直すこと、「増し打ち」は上から足すことです。——値段は打ち替えのほうが高い。ですが増し打ちは、下が切れていれば意味がありません。どちらなのかが書かれていない見積書、あるいは「外壁補修 一式」で金額だけが載っている見積書は、他社と比べようがありません。何メートル分をいくらでやるのか、数字で書いてもらってください。

そして佐倉では、もうひとつ。市がわざわざ注意を出しているとおり、「補助金が使える」という営業文句を、そのまま信じないこと。——中古住宅を買った直後でないなら、佐倉市の外壁塗装に公費は入りません。そう言い切れる根拠を、市自身が公開しています。

見積書の読み方は見積書のチェック項目、業者の選び方は業者の選び方にまとめています。

結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円

佐倉市には、外壁塗装に使える可能性のある制度がもう1本あります。住宅のページを探しても出てきません。結婚・子育てのカテゴリにあり、窓口も住宅の部署ではないからです。

補助上限お二人とも29歳以下 60万円/それ以外 30万円
対象になる費用住宅の賃借・購入・リフォームの費用と引越費用
対象外国が行っている住宅に関する補助制度(みらいエコ住宅2026事業など)との併用はできません。ただしリフォームは例外があります(下記)
所得お二人の合計所得が500万円未満
年齢婚姻日時点でお二人とも39歳以下
申請期間令和8年1月1日〜令和9年3月31日に婚姻届が受理された方
窓口佐倉市住宅課(夫婦以外の方が同居する場合、その所得も合算されます

佐倉市は外壁塗装を名指ししていませんが、対象外の一覧にも入っていません。ただし、リフォーム費用がどこまでの工事を指すのか、市は定義を公表していませんでした。そのため、外壁の塗り替えが対象になるかは当サイトでは判断できませんでした。担当課に直接聞いてください。

この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

佐倉市で外壁塗装に助成金は出ますか?

前から住んでいる家には出ません。佐倉市は住宅課のページで「住宅課では、長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームに関する補助事業は実施しておりません。」と書いています。ただし中古住宅を新たに購入した方は別で、市の補助対象工事一覧に外壁の塗装が入っています。

「佐倉市の助成金で外壁塗装がお得にできます」というチラシが入ってきました。本当ですか?

市が名指しで注意しているのは、まさにその表現です。市は「『長年お住まいの住宅でも、佐倉市の助成金を使ってお得に外壁塗装やリフォームができます』等、誤解を与えるような表現があるチラシが出まわっていますので、ご注意ください。」と書いています。市のページで直接確かめるか、住宅課へ電話してください。

業者のホームページに「佐倉市の補助が使える」と書いてありました。

市はそれにも注意を出しています。「一部の事業者のホームページで誤解を与えるような表現があるためご注意ください。」という一文です。中古住宅を買った直後という条件を書かずに「使える」とだけ書いてあるなら、その業者の説明は足りていません。

中古住宅を買いました。外壁塗装は補助の対象になりますか?

なります。佐倉市が令和8年度から公開している補助対象経費一覧表に「②外壁の張り替え、塗装、屋根の塗装、葺き替え、防水工事」と書かれています。これは中古住宅リフォーム支援事業と定住人口維持増加活動支援事業で共通に使われる一覧表です。

いくらもらえますか?

リフォームに係る経費の2分の1以内で、上限50万円です。さらに2008年4月2日以降に生まれた子どもを令和8年4月1日時点で扶養していれば、補助率5分の1・上限10万円の加算があります。

買ってから何年以内なら使えますか?

購入契約から1年2か月以内です。この期間を過ぎると対象外になります。前から住んでいる家は、何年住んでいても使えません。

工事をしてから申請してもいいですか?

できません。市は「補助事業は 事前申請 となります。補助事業をご利用される場合は、リフォーム工事前にご相談ください。」と書いています。さらに「交付決定通知書が届くまでは、絶対にリフォーム工事を開始しないでください。」とも念を押しています。

申請はいつからいつまでですか?

令和8年度は4月17日から12月25日までです。先着順で、予算額に達した場合は期間内でも受付を終了します。募集件数は100件・5,500万円が予定されています。

親から家を買った場合も対象になりますか?

なりません。市は「親族(三親等内の血族及び婚姻並びに配偶者)以外から取得した中古住宅」と定めています。

工事を頼む業者に条件はありますか?

あります。「親族以外の者に請け負わせて行うもの」で、丸投げ(一括して他の者に請け負わせるもの)は除かれます。市内業者に限るという条件は書かれていません。

国の補助金と一緒に使えますか?

使えません。市は「国の補助金との併用不可」としています。一方で市内の制度どうしは併用できるものがあり、近居・同居住替支援事業や耐震補強リフォーム補助とは併用可能と一覧表に書かれています。

空き家バンクの物件を買うと、もっと出ると聞きました。

空き家バンク等子育て世帯等定住促進補助事業のことです。市外在住で18歳未満の子どもを扶養している世帯、または夫婦ともに40歳未満の世帯が対象で、補助率3分の2・上限100万円です。ただし市の類似の補助金や国の補助金とは併用できません。

家を貸すためにリフォームしたいのですが。

空き家バンク賃貸登録物件リフォーム補助があります。空き家バンクに登録されている賃貸物件の所有者または賃借人が対象で、住宅改修工事費用と家財道具の処分費の2分の1以内・上限30万円です。申請期間は令和8年4月17日から令和9年2月26日までです。

耐震工事と一緒に外壁を塗ったら、その分も出ますか?

佐倉市には耐震補強リフォーム補助があり、耐震補強工事に伴う仕上げ工事などに10分の1・上限10万円が出ます。ただし外壁塗装がこの「仕上げ工事」に含まれるかどうかは市の一覧表からは読み取れません。建築指導課(043-484-6169)に工事の内容を伝えて確認してください。

窓の断熱工事に補助はありますか?

あります。既存の住宅で居室の窓の断熱改修をする場合、断熱窓の設置費用の4分の1・上限8万円です。窓口は生活環境課(043-484-6716)です。中古住宅リフォーム支援事業の概要にも「断熱窓の改修工事を行う場合、別の補助金の対象となる可能性があります」と案内があり、同じ箇所の工事は重複して受け取れないと書かれています。

市が訪問販売に注意を出しているのは佐倉市だけではありません。流山市は省エネ補助のページで、「流山市から委託を受けて営業を行っている」とかたる業者に注意を出しています。佐倉はチラシとホームページ、流山は訪問販売——手口は違いますが、どちらも「市の名前を使う」点は同じです。

同じ千葉県内でも、八千代市は別表に「外壁,軒裏等/張替え,塗装工事等」と書いて塗装を対象にしています。佐倉は「中古住宅を買って1年2か月以内」、八千代は「耐震改修と併せる」か「空家バンクで買った家」——条件の作り方が市ごとに違います。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

佐倉市の公式ページと配布資料を2026年9月4日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わることがあります。申請の前に、担当課へ確認してください。

  • 佐倉市「令和8年度佐倉市結婚新生活支援事業について」(「結婚をきっかけに新たに住宅を賃借、住宅(家屋)を購入(またリフォーム)した際に支払った費用や、新居への引越をした際に支払った費用の一部を補助します。」「なお、国が行っている住宅に関する補助制度(みらいエコ住宅2026事業など)との併用はできません。※住宅リフォームにおいては、請負工事契約が別かつ工期が別である場合に限り、併用ができます。」/補助金額=上限30万円、婚姻届出日において夫婦ともに29歳以下の場合は60万円/要件=令和8年1月1日から令和9年3月31日までに婚姻届を提出し受理・婚姻届出日において夫婦ともに39歳以下・夫婦の所得を合算した額が500万円未満(夫婦以外の方が同居する場合はその所得も合算。貸与型奨学金の年間返済額は控除可能)/申請者は夫婦のうち経費を多く負担した方)
  • 佐倉市「長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームの助成はありません!」(住宅課/ページ番号18509)
  • 佐倉市「令和8年度中古住宅リフォーム支援事業補助金について」(2025年11月7日更新/事業の概要・補助対象工事一覧・補助の流れ)
  • 佐倉市「令和8年度佐倉市定住人口維持増加活動支援事業(空き家バンク賃貸登録物件リフォーム補助)について」(2026年4月17日更新)
  • 佐倉市「令和8年度佐倉市近居・同居住替支援事業について」(2026年4月17日更新)
  • 佐倉市「令和8年度住まいの関連補助一覧表の公開について」(住まいの関連補助制度一覧 令和8年度6月版/都市部住宅課作成)
  • 佐倉市の公式ページを開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
中古住宅リフォーム支援事業・空き家バンク関係=都市部 住宅課 住生活推進班 043-484-6168(直通)
耐震診断・耐震改修・ブロック塀=建築指導課 指導班 043-484-6169
断熱窓・太陽光・浄化槽=生活環境課 043-484-6716
止水板・かさ上げ・雨水=治水課 施設管理班 043-484-4261

千葉県内のほかの市も調べています。——千葉県の助成金千葉市船橋市柏市松戸市成田市(空家改修と耐震の併用で上限175万円)/印西市(補助対象経費に「屋根、外壁」)。同じ千葉でも、市が変われば答えが変わります(助成金ガイド)。