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外壁塗装の助成金 診断——3つ選ぶだけで、候補が絞れます

「うちの市に助成金はあるの?」を調べるのは、思ったより面倒です。制度の名前が「外壁塗装」ではなく「空き家」「移住」「耐震」だったりするので、市のサイトを開いても見つけられないことがあります。このページは、あなたの状況から逆に絞り込みます。お住まいの市町村と、家の状況を選んでください。使える可能性のある制度と、制度が無かった場合に次にやることが出ます。

① お住まいの県
② 市町村

一覧に無い市町村は、当サイトがまだ公式確認できていない地域です。助成金の入口ページの考え方が使えます。

③ あなたの状況
④ あてはまるものがあれば(なくてもOK)

建築年は、固定資産税の納税通知書に付く「家屋の課税明細書」で確認できます(固定資産税のページ)。

あなたの状況で、可能性のある制度

    ※これは候補を絞り込むための道具で、交付を保証するものではありません。制度は年度で変わり、予算上限で受付が終わることもあります。最終的な可否は必ず市町村の窓口でご確認ください。

    この診断で分かること・分からないこと

    先にはっきりさせておきます。この診断は「いくらもらえるか」を計算する道具ではありません。外壁塗装の助成は、金額よりも「そもそも自分が対象になるかどうか」で9割が決まるからです。

    この診断でできること
    ✅ 分かるお住まいの市町村に関係しそうな制度があるか/その制度はどういう人のためのものか次に何をすればいいか
    ❌ 分からない交付される金額あなたの工事が対象になるかの最終判断/今の予算残額

    金額と可否を当サイトが断定しない理由は単純で、同じ制度でも工事の中身によって扱いが変わるからです。たとえば「性能を向上させない更新工事は対象外」という条件がある制度では、同じ塗料で塗り直すだけの工事が外れる可能性があります。この判定は市の窓口にしかできません。

    そのかわり、「探す場所」と「聞くこと」は、この診断ではっきりします。何も知らずに市役所へ電話するより、制度の名前を言えたほうが話が早い——そこを担う道具だと思ってください。

    結果が「制度なし」でも、損はしていません

    診断してみて「該当する制度はありません」と出た方のほうが、実は多数派です。名古屋市・豊田市・一宮市のように、市が公式に「外壁塗装への補助はない」と明言しているところもあります。

    ここで大事なのは、その事実を早く知ること自体に価値があるという点です。助成金を探し続けている時間は、工事の中身を比べる時間から差し引かれています。

    そして金額の話をすると、市の助成は上限5万〜10万円という規模が中心です。いっぽう外壁塗装は、同じ家・同じ工事範囲でも会社によって数十万円の差が出ることがあります。塗る面積の見方、塗料のグレード、工程の数、付帯部をどこまで含めるか——差が生まれる場所がいくつもあるからです。

    だから当サイトの立場は一貫しています。助成金は「使えるなら使う」もので、「探すことに時間をかける」ものではありません。制度が無いと分かったら、複数社の見積もりをそろえることに時間を回してください。そちらのほうが、金額には確実に効きます。

    結果が「制度あり」なら、順番だけ間違えないでください

    候補が出た方へ。覚えておいてほしいことは、1つだけです。

    ほとんどの制度は「契約前・着工前の申請」が原則です。先に契約してしまうと、対象の工事でも受け取れません。

    正しい順番は①市に相談 → ②見積書をそろえる → ③申請 → ④交付決定 → ⑤契約 → ⑥着工です。②と⑤のあいだに市の審査が入るのがポイントで、見積もりを取るところまでは先に進めて構いません。

    そして申請には、たいてい「内訳の書かれた見積書」が必要になります。「外壁塗装 一式」の1行では、市が対象範囲を判断できないからです。足場・洗浄・下地補修・シーリング・下塗り・中塗り・上塗りといった内訳が要ります(見積もりの内訳のページ)。

    だから見積もりを頼む段階で「補助金の申請に使うので、内訳を分けてください」と伝えてください。あとから作り直してもらうより早く、その依頼に慣れている会社かどうかも見えます。制度によっては施工業者が市内の会社に限られるので、複数社に見積もりを頼んでおくと、条件を満たす会社が候補に入っているかを同じ土俵で確かめられます。

    「うちの市は載っていない」という方へ

    この診断に出てくるのは、当サイトが市町村の公式サイトで実際に確認できた地域だけです。東海3県には他にも多くの市町村があります。載っていないのは「制度が無い」という意味ではなく、「まだ確認していない」という意味です。

    ご自身で確かめる方法を書いておきます。3分で終わります。

    • ①「◯◯市 補助金 一覧」で検索する——制度名から探すとまず見つかりません。市が公開している一覧ページを開くのが最短です。ドメインがlg.jpのものが市の公式サイトです。
    • ②住まい・住宅の項目だけを見る——上の表にある「空き家」「移住」「定住」「耐震」「住宅リフォーム」という言葉を探します。
    • ③年度の表記を確認する——「令和8年度」と書かれているか。古い年度のページが検索で上に出ることがあります。
    • ④それらしいものが無ければ、そこで終わり——一覧に無い制度は、その年度には存在しません。これ以上探す必要はありません

    ⚠️ここで紹介記事の数字を鵜呑みにしないでください。当サイトが各務原市の耐震関連の補助について調べたとき、紹介サイトによって上限額の記載が大きく異なっていました。どれが正しいかは外から判定できません。金額は必ず市の公式ページか窓口で確認してください。

    制度があった場合、いくら得になるのか

    候補が出た方が次に気にするのは金額でしょう。ただしここが誤解されやすいところなので、整理しておきます。

    当サイトが確認した範囲では、外壁塗装に関係する市の制度は大きく2つの水準に分かれます。

    種類金額の水準誰が使えるか
    リフォーム助成型上限5万〜10万円が中心(工事費の5〜10%という率で決まることが多い)今の家に住んでいる人でも使える。ただし施工業者が地元の会社に限られる
    空き家・移住型上限30万〜60万円と大きい(対象経費の2分の1が多い)これから取得して住む人だけ。今の家の塗り替えには使えない
    耐震型補強工事に上限84万〜200万円、同時リフォームに上限20万円昭和56年5月31日以前の木造で、診断を受けた人

    金額が大きいのは空き家・移住型と耐震型ですが、どちらも「誰でも使える」制度ではありません。いっぽう誰でも使える可能性のあるリフォーム助成型は、上限5万〜10万円です。

    ここで冷静に比べてほしいことがあります。外壁塗装は、同じ家・同じ工事範囲でも会社によって数十万円の差が出ることがあります。塗る面積の見方、塗料のグレード、工程の数、付帯部をどこまで含めるか——差が生まれる場所がいくつもあるからです(塗装面積の出し方塗料の平米単価)。

    つまり上限10万円の助成を取りに行く努力より、見積書を並べて比べる努力のほうが、金額に効く可能性が高いということです。もちろん両方やるのがいちばんですが、時間が限られているなら優先順位ははっきりしています。

    地元業者限定の制度は、こう判断してください

    リフォーム助成型でよくあるのが「市内に本社がある業者に依頼すること」という条件です。これは判断が難しく見えますが、実は計算で決められます

    • ①地元業者から見積もりを取る——制度を使う場合の候補です。
    • ②市外も含めた会社からも見積もりを取る——制度を使わない場合の候補です。
    • ③「①の金額 − 助成額」と「②の金額」を比べる——少ないほうが、実際の負担が軽い選択です。

    助成額が10万円で、地元業者のほうが15万円高いなら、市外に頼んで助成をあきらめるほうが5万円得という結論になります。逆に差が5万円なら、地元業者を選ぶほうが得です。感覚ではなく実額で決められるので、迷ったらこの計算をしてください。

    なお制度によっては「本社」ではなく「本店もしくは支店」まで認めるもの、「県内に本店・支店・営業所」と範囲がさらに広いものもあります。条件の言葉づかいが1つ違うだけで、選べる会社の数が変わります。診断結果のリンク先で、そこまで確認してください。

    この比較をするには、両方の見積書が同じ工事範囲でそろっていることが前提です。範囲がずれていると比べても意味がありません。複数社に同じ条件で見積もりを依頼すると、この比較がそのままできる形になります。

    制度の名前が「外壁塗装」でない理由

    最後に、この診断を作った背景を書いておきます。外壁塗装そのものを支援する制度は、ほとんど存在しません。自治体の制度には目的があり、外壁塗装はその目的を果たす手段として、たまたま対象工事に含まれているだけだからです。

    制度の目的制度名によく入る言葉塗装との距離
    地元業者への発注を促したい住宅リフォーム助成、住宅新築リフォームいちばん近い。工事の中身を細かく問わないかわりに業者が地元の会社に限られる
    空き家を減らしたい空き家活用、空家改修、空き家バンク持ち家の塗り替えには使えない。取得が前提
    人に移り住んでほしい移住定住、住み替え、結婚新生活同上。転入や定住年数の条件が付く
    地震で倒れる家を減らしたい耐震診断、耐震改修、耐震補強塗装単体は対象外。ただし補強と同時のリフォーム枠を持つ市がある
    省エネを進めたい省エネ改修、断熱、脱炭素性能が上がる工事が対象。同じ塗料で塗り直すだけでは該当しにくい

    この表を頭に入れておくと、制度名を見ただけで「自分に関係あるか」が判断できます。「空き家」「移住」「定住」という言葉が入っていれば、持ち家の塗り替えではまず対象外。逆に「住宅リフォーム助成」のように目的が広い制度があれば、確認する価値があります。

    市町村ごとの詳しい条件は、それぞれのページにまとめました。診断結果に出てきた制度は、リンク先で申請の順番・必要書類・対象外になるケースまで確認できます。

    診断で「昭和56年5月31日」にチェックを入れた方へ

    この1項目だけ、他と性格が違うので補足します。ここにチェックが入った方は、外壁塗装の前に確認すべきことが1つ増えます。

    昭和56年5月31日というのは、建築基準法の耐震基準が変わった区切りです。2026年から数えると築45年前後にあたります。この年代の木造住宅に対して、東海3県の多くの市が無料の耐震診断を用意しています。

    なぜ外壁塗装のサイトでこの話をするかというと、塗り替えるという判断は「この家をこれから十数年使う」という判断とセットだからです。診断の結果によっては、順番が変わります。

    診断の結果外壁塗装への影響
    問題なし安心して塗れます。長く使う前提が立つので、塗料のグレードを上げる判断もしやすくなりますフッ素塗料のページ
    補強が必要塗装を先にやると無駄になる可能性があります。補強で壁を開ける工事のあとに塗るのが自然だからです(工程と工期のページ
    補強してでも住む/住まない解体を選ぶ道もあります。除却工事に補助を出す市もあります。この分かれ道の判断材料が、診断で手に入ります

    そして診断は無料で、多くの市では申込みに図面も見積書も要りません。鈴鹿市の例では、市が「診断者は耐震改修工事などの営業活動は行いません」と明記しています。営業を受ける場ではないということです。

    ただし枠と期間があります。岐阜市は受付予定150戸で令和8年5月7日〜10月30日、桑名市は令和8年6月1日〜11月30日、いずれも先着です。塗装業者を探し始める前に、診断だけ先に申し込んでおく——順番としてはこれがいちばん無駄がありません。

    診断結果を持って、市役所に電話するときの言い方

    この診断のいちばんの効果は、市役所に何と言えばいいかが分かることだと思っています。制度名を知らずに「外壁塗装の補助金はありますか」と聞くと、「ありません」で終わってしまうことがあるからです。制度の名前が「外壁塗装」ではないためです。

    そのまま使える聞き方を置いておきます。

    制度名が分かっている場合
    「◯◯(制度名)について伺いたいのですが。築◯年の木造の一戸建てで、外壁の塗り替えを考えています。この工事は対象になりますか

    耐震の診断から入る場合
    木造住宅の無料耐震診断を申し込みたいのですが、まだ枠は空いていますか。昭和◯年に建った木造の一戸建てです」

    聞くときのコツは、「築年数」「木造かどうか」「一戸建てか」を先に言ってしまうことです。制度の入口はほぼこの3つで決まるので、相手も判断が早くなります。

    そして必ず確認しておきたいのが2つあります。①いまの予算残額(先着順の制度は、残っていなければ意味がありません)と、②申請のタイミング(契約前か着工前か)。この2つを外すと、条件を満たしていても受け取れません。

    逆に、電話の時点で見積書を持っている必要はありません。多くの市は「事前相談 → 見積書をそろえる → 申請」という順番を想定しています。まず電話、それから業者探しで問題ありません。

    この診断の限界を、正直に書いておきます

    便利に見える道具ほど、どこまで信じていいかをはっきりさせておく必要があると考えています。この診断には、次の限界があります。

    • ①制度は年度で変わります——当サイトが確認したのは2026年度(令和8年度)の情報です。翌年度には内容が変わるか、無くなる可能性があります。実際、岐阜県の住宅リフォーム支援事業費補助金は予算上限で受付が終わりました。
    • ②予算残額はリアルタイムでは分かりません——多くの制度が先着順で、年度の途中で終わります。診断で候補が出ても、その時点で枠が残っているとは限りません。
    • ③あなたの工事が対象になるかは判定できません——「性能を向上させない更新工事は対象外」という条件を置く制度では、同じ塗料で塗り直すだけの工事が外れる可能性があります。この判定は市の窓口にしかできません。
    • ④確認できた市町村しか載っていません——一覧に無い市町村は「制度が無い」のではなく「未確認」です。

    それでも、この診断には意味があると考えています。「探す場所」と「聞くこと」がはっきりするからです。制度の名前を知らずに市役所へ電話するのと、制度名を言えるのとでは、返ってくる答えの精度が違います

    そして結果が「制度なし」だった場合も、それは有益な情報です。探し続ける時間を切り上げて、工事の中身を比べるほうに回せるからです。当サイトが「助成金は使えるなら使うもので、探すことに時間をかけるものではない」と繰り返し書いているのは、この理由によります。

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