広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【2026年度】高崎市の外壁塗装に使える補助金——市の判別表に「外壁 塗装 ○」とあります

出ます住環境改善助成=工事費の30%・上限20万円

外壁塗装
高崎市住環境改善助成事業の対象工事判別表に「外壁・基礎/塗装、張替え ○」「屋根/塗装、ふき替え ○」。工事費の30%・上限20万円(建築住宅課)
条件
世帯に前年の合計所得400万円超の人がいないこと/市内業者/一生に1回/事前申請は7月1日〜8月31日(令和8年度分は受付終了)
屋根なら
屋根改修工事補助=50%・上限100万円。瓦から瓦への葺き替えも対象です
ただし
「屋根材の軽量化に資さない工事や、部分的な修繕工事は、本制度の対象にはなりません」=屋根塗装は不可
耐震
耐震改修工事は80%・上限140万円。115万円が多いなかで高いほうです
除却は一律2万円、築造は50%で最大50万円(築造長さで上限が変わります)
擁壁
擁壁改修も50%・上限100万円。擁壁に補助を出す市はめったにありません

高崎市で「リフォーム補助金」を探してこのページに来た方へ。——外壁塗装そのものに出る補助は、高崎市にはありません。ただし、高崎市は住宅まわりの補助が全国でも手厚い市です。当サイトが100を超える市区町村を調べてきて、この構えの市は多くありません。——耐震改修80%・上限140万円/屋根改修50%・上限100万円/擁壁改修50%・上限100万円/塀の築造に最大50万円。塗装には届きませんが、屋根や塀を触るなら、知っておく価値があります。

群馬県内の7市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——高崎市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は群馬県の助成金まとめにあります。

前橋市桐生市伊勢崎市太田市みどり市藤岡市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか

このページの内容全15項目

先に結論——塗装には出ないが、周辺が手厚い

高崎市の住宅向け補助は「緊急耐震対策事業」という枠にまとめられています。——その中身が、当サイトが調べたなかでも群を抜いて多い。

先にお伝えします。高崎市は外壁塗装そのものに助成が出る、数少ない市でした。住環境改善助成事業の対象工事判別表に「外壁・基礎/塗装、張替え ○」と明記されています。工事費の30%・上限20万円。ただし世帯の所得と、市内業者を使うことが条件で、事前申請は毎年7月1日から8月31日までです。→住環境改善助成事業へ

制度補助率上限額
耐震診断費用の50%5万円
補強設計費用の50%10万円
耐震改修工事費用の80%(工事監理費用含む)140万円
耐震除却工事(除却費用と延べ面積×1万5千円の低いほう)の23%46万円
屋根改修工事費用の50%100万円
塀除却工事一律2万円
塀築造工事費用の50%20万〜50万円(長さによる)
擁壁改修工事費用の50%100万円
広告塔除却・改修工事

①外壁塗装そのものへの補助はありません
②屋根の葺き替えなら50%・上限100万円——ただし塗装は対象外
③耐震改修は80%・上限140万円——115万円が多いなかで高いほう
④塀は「除却2万円+築造50%」で、作り直しにも出ます
⑤擁壁改修に100万円——出す市はめったにありません

屋根改修は50%・上限100万円

塗装を考えている方にいちばん関わるのが、この制度です。市の説明を引きます。

「住宅の耐震性を高めるための屋根改修工事として、屋根材の軽量化及び落下防止を目的とする工事に要する費用の一部を予算の範囲内で補助します。」

補助金額は「屋根改修工事費用の50%(上限100万円)」(1,000円未満は切り捨て)。

ただし、その直後にこう書かれています。

「※屋根材の軽量化に資さない工事や、部分的な修繕工事は、本制度の対象にはなりません。」

屋根塗装は、屋根材の重さを変えません。だからこの制度では出ない——そう読むのが素直です。「部分的な修繕工事」も外れるので、瓦を数枚差し替える工事も対象外です(屋根塗装で見るところ)。

それでも、この制度を知っておく意味はあります。——屋根の塗り替えを検討していて、瓦が割れていたり、下地が傷んでいたりするなら、「塗る」ではなく「葺き替える」が選択肢に入るからです。葺き替えは100万〜200万円台になることが多い工事ですが、50%・上限100万円が出るなら、話が変わります(屋根の葺き替え費用)。

建築年の条件が書かれていないのも、この制度の特徴です。——耐震診断や補強設計は「昭和56年5月31日以前」に限られるのに、屋根改修工事補助のページには建築年の条件が見当たりません。

建築物の要件として書かれているのは「用途は住宅(長屋、共同住宅及び居住部分の床面積が2分の1以上の併用住宅を含む)であること」ほか2つだけ。比較的新しい家でも、瓦屋根なら対象になる可能性があります。建築指導課に確認してください。

令和8年度は、すでに枠が埋まっています。——市は「※屋根改修工事については、今年度の予算が終了しました。」と告知しています。申請期間は5月11日から11月30日ですが、「予算が終了次第、受付終了」という運用です。

来年度に取りにいくなら、冬のうちに見積もりです。——受付は5月11日から。屋根の葺き替えは金額が大きいので、複数社に出してもらうだけで数週間かかります(見積もりの取り方)。4月に探し始めると、初動で出遅れます。

瓦から瓦への葺き替えも対象です

工事の要件が2つに分かれていて、2つめがめずらしい。

「(1)屋根材の軽量化工事 瓦屋根の全て又は各階の瓦屋根のいずれか全てについて、金属板等の軽量な屋根材へ葺き替える工事。」

「(2)屋根材の落下防止工事 瓦屋根の全て又は各階の瓦屋根のいずれか全てについて、瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに準拠した新たな瓦へ葺き替える工事。なお、(1)に該当する工事を併用して瓦屋根の全てを葺き替える場合でも対象。」

(2)は「瓦のまま葺き替える」工事です。——当サイトが調べた市の多くは「重い屋根から軽い屋根へ」しか対象にしていません。宝塚市伊丹市は「非常に重い屋根→重い屋根」も対象でしたが、評点の条件が付いていました。

「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」がカギです。——令和4年1月1日から、瓦の緊結方法に関する建築基準法の告示(昭和46年建設省告示第109号)が改正され、すべての瓦を固定することが求められるようになりました。

つまり、この制度は「古い留め方の瓦屋根を、いまの基準の留め方に直す」工事にお金を出しているということです。瓦が好きで残したい人にとっては、ありがたい設計です(瓦屋根の塗装屋根の種類と見分け方)。

申請には、屋根の重さを示す資料が要ります。——市が求める書類に「屋根材の重量が確認できる商品カタログ等の写し」があり、「屋根の現状が確認できる写真」「葺き替え計画図面又は写真…屋根のすべてを葺き替えない場合」も並んでいます。

市のパンフレットには、対象になる瓦の目安も書かれています。——「粘土瓦、セメント瓦、プレスセメント瓦、厚型スレート瓦等、概ね35キログラム/平方メートル以上のもの」。いまの家に載っているのがどれかを、まず確かめてください。

耐震改修は80%・上限140万円

金額だけ見れば、高崎市は全国でも上位です。

耐震改修の補助率上限
高崎市80%(工事監理費用含む)140万円
川崎市130万円/非課税180万円
熊本市10分の9/60分の53上限157.5万円
福岡市80%150万円
高松市要する費用の全額115万円

「工事監理費用含む」という書き方に注目してください。——建築士に現場を見てもらう費用まで、80%の対象に入っているということです。

事業補助率上限額
耐震診断費用の50%5万円
補強設計費用の50%10万円
耐震改修工事80%140万円
耐震除却工事低いほうの金額の23%(除却工事費用/延べ面積×1万5千円)46万円

診断と設計は50%で、額も小さい。——診断5万円、設計10万円。高松市が診断を全額(上限11万3千円)出しているのに比べると、入口は薄い設計です。

そのかわり、工事に厚く出す。——「診断だけしてもらって終わり」を防ぎ、工事まで進む人に集中させるという考え方だと読めます。

対象になる家の条件は、標準的です。——「昭和56年5月31日以前に建築確認済証の交付を受けて建築された一戸建ての木造住宅(居住部分の床面積が2分の1以上の併用住宅を含む)」「階数が2以下で、延べ面積が500平方メートル以下」「在来軸組工法、伝統的工法又は枠組壁工法によるもの」。枠組壁工法(ツーバイフォー)が入っているのは、対象外にする市もあるなかで押さえておく点です。

そして、市は例外にも触れています。——「※都市計画区域外等の理由により建築確認申請が不要であった建築物は、同日以前に建築されたもの」。確認済証が無い家でも、建築時期で判断できるということです。

塀は「除却2万円+築造50%」——作り直しにも出ます

ブロック塀の補助で「作り直し」にお金を出す市は、めったにありません。——高崎市は出します。

工事補助金額
塀の除却工事一律2万円(工事費が2万円に満たない場合は工事費限度)
塀の築造工事除却工事後の築造工事費用の50%。上限は築造長さによる↓
築造長さ20メートル以下20万円
築造長さ20メートル超40メートル以下30万円
築造長さ40メートル超50万円

ただし、順番が決まっています。——「※除却工事のみでも申請できますが、築造工事のみでは申請できません(補助が受けられません)。」

古い塀を壊さずに、新しいフェンスだけ足す——これは対象外ということです。

新しく作る塀にも条件があります。——「高さ1.2メートル以下で補強コンクリートブロック造か鉄筋コンクリート造の塀」または「高さ2メートル以下のフェンス(高さ1.2メートル以下の補強コンクリートブロック造か鉄筋コンクリート造による塀との併用を含む)」。そして「新たに築造する塀は、『ブロック塀築造設計チェックリスト』による」とされています。

対象になる塀の条件は、高さ0.8メートル以上・延長5メートル以上です。——「補助対象となる道路に沿って設けられている高さが0.8m以上で延長が5m以上の塀で、損傷、腐食その他の劣化が確認できること。」

「延長5メートル以上」という条件は、他市にあまり見ません。——短い塀は対象外ということです。市も「※補助対象となる道路については、事前にご相談ください」としているので、まず建築指導課へ(ブロック塀の塗装と撤去)。

狭い道に面している場合は、もう一段あります。——「狭あい道路沿いの築造については、生活道路拡幅協議の締結後に実施する工事(原則、後退用地は市へ寄付)」。道を広げる協議とセットになるということです。

擁壁改修に100万円。これはめったにありません

擁壁(ようへき)に補助を出す市は、当サイトが調べたなかでほとんどありませんでした。——高崎市は出します。

「地震発生時における擁壁の倒壊等による災害を防止するため、損傷、腐食等の劣化が確認できる擁壁の改修工事に要する費用の一部を予算の範囲内で補助します。」

補助金額は「除却工事及び築造工事費用の50%(上限100万円)」。

条件内容
擁壁の高さ2メートルを超えるもの
場所補助対象となる道路沿いの住宅に係るもの
状態損傷、腐食その他の劣化が確認できるもの
工事除却し、新たに高さ2メートルを超える擁壁を築造する工事
手続き工作物の確認済証または宅地造成及び特定盛土規制法の許可証を受け、完了後に検査済証

高崎市は、坂と段差の多い地形です。——擁壁の上に家が建っているという土地が少なくありません。擁壁が傾いたりひび割れたりしても、直すのに数百万円かかるため、放置されやすい。

外壁塗装のときに足場を組むと、擁壁の状態も見えます。——足場の設置は擁壁の強度にも関わるので、業者が「この擁壁の上に足場を組むのは危ない」と言うことがあります。そのときは、塗装より先に擁壁の話です(基礎のひび割れ)。

市内に本店・支店・営業所・事業所がある業者

「工事業者の要件 市内に本店、支店、営業所又は事業所を有する者」

4つ並べているので、間口は広いほうです。——水戸市つくば市が「本店」のみに限っていたのに比べると、県外資本の会社でも高崎に拠点があれば対象になります。

契約書に載る住所を、契約前に確かめてください。——営業に来たのが高崎の営業所でも、契約の当事者が市外の本社になっていることがあります。「事業所」まで認めているとはいえ、書類で確認できる形になっている必要があります(契約書で確かめること)。

申請に必要な書類も、市が細かく示しています。——屋根改修の場合は「屋根耐震改修工事補助金交付申請書」「市税の完納証明書」「登記事項証明書または家屋評価証明書」「屋根耐震改修工事の費用見積書(参考様式)」「案内図」「屋根の現状が確認できる写真」「屋根材の重量が確認できる商品カタログ等の写し」「葺き替え計画図面又は写真」「申請条件確認シート」など。

見積書に「参考様式」が用意されているのは、押さえておく点です。——市の様式で出してもらう必要があるので、業者に「高崎市の様式で見積書をお願いします」と伝えてください(見積書の見方)。

全制度に共通する条件が3つあります

耐震・屋根・塀・擁壁の各ページに、同じ3つの条件が並んでいます。

条件内容
市税市税を滞納していない個人又は法人
用途風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律で規定する風俗営業、性風俗関連特殊営業、特定遊興飲食店営業及び接待業務委託営業の用に供する部分のある建築物でないこと
回数過去に本制度及び他の制度による補助金の交付を受けていないこと

2つめの条件は、佐賀市の空き家の補助にも「風俗営業等でないこと」として出てきます。——風俗営業の用に供する部分がある建築物を、全制度で除外している。ここまで明示する市は多くありません。

3つめの「他の制度による補助金の交付を受けていないこと」も効きます。——屋根改修で補助を受けた家は、あとで耐震改修の補助が受けられない可能性があります。どの制度を使うかは、最初に決める必要があります。建築指導課に、順番を相談してください。

そして、申請者は「個人」に限られる制度と、法人も可の制度があります。——耐震診断・補強設計・耐震改修・耐震除却は「市税を滞納していない個人」、屋根改修・塀・擁壁は「市税を滞納していない個人又は法人」。アパートを持っている方は、屋根と塀のほうが使いやすいことになります。

塗装——出ないものを先に

この章は「緊急耐震対策事業」の話です。こちらには塗装のメニューがありません。——耐震診断・補強設計・耐震改修・耐震除却・屋根改修・塀除却改修・擁壁改修・広告塔除却改修の8つで、塗装を対象にするものはありません。

屋根塗装も、この制度では対象外です。——「屋根材の軽量化に資さない工事や、部分的な修繕工事は、本制度の対象にはなりません」と市が明記しています。

ただし、塗装が出る制度は別にあります。建築住宅課の住環境改善助成事業(30%・上限20万円)です。同じ市でも、制度が違えば答えが逆になります。

高崎市の補助は、一貫して「地震で壊れるもの」に向いています。——建物本体、屋根の瓦、塀、擁壁、広告塔。どれも倒れたり落ちたりして人に当たるものです。塗装は、そこに入りません。塗装に出るのは、耐震ではなく地域経済の活性化を目的にした住環境改善助成のほうです。

逆に言えば、この市で補助を使いたいなら「落ちるもの・倒れるもの」を探すことです。——瓦がずれている、塀が傾いている、擁壁にひびが入っている。心当たりがあるなら、塗装の見積もりを取るときに、そこも一緒に見てもらってください(現地調査で見られるところ)。

足場を組むのは、屋根と塀を同時に点検できる数少ない機会です。

動く順番を、月で区切ると

時期やること
まず電話建築指導課へ。「補助対象となる道路」かどうかは事前相談が必要です
同時に屋根材の種類と重さを確認(概ね35キログラム/平方メートル以上の瓦か)
制度を決める「他の制度による補助金の交付を受けていないこと」——どれを使うか最初に決める
5月11日から申請受付開始。予算が終了次第、受付終了
見積もりの段階市の参考様式で見積書を作ってもらう/市内に拠点があるか確認
書類を揃える市税の完納証明書(本庁舎2階資産税課または各支所税務課)/登記事項証明書または家屋評価証明書
11月30日申請書類の提出期限

高崎で塗装工程を組むときの、季節の話です。——冬は「からっ風」が吹きます。上州名物の北西風で、風の強い日は塗料が飛ぶので作業を止めます。近隣の車への飛散も起きやすい(車への飛散を防ぐ)。

そのかわり、冬でも晴れの日が多く、雨で止まる日は少ない土地です。気温が5度を下回る朝は作業開始が遅れますが、日中は塗れる日が多い。春と秋の繁忙期を外して、あえて冬に組むという選び方も成り立ちます(工事時期の考え方)。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

訂正——外壁塗装は対象です。市の判別表に「○」と書かれていました

高崎市には、外壁塗装がはっきり対象になる助成があります。——高崎市住環境改善助成事業(建築住宅課 027-321-1266)。市が公開している対象工事判別表を開くと、こう書かれています。

工事箇所工事内容判別備考
外壁・基礎塗装、張替え——
屋根塗装、ふき替え雪止め可
屋根雨とい——
屋根太陽光発電システム×——
建具・開口部ガラス面に遮熱フィルム・塗料を施工写真で施工の確認が出来れば可

「○:対象」です。屋根の項では、このページの上半分で見た屋根改修工事補助が「軽量化に資さない工事は対象外」としていたのに対し、こちらは塗装もふき替えも同じ○。別の制度なので、条件がまったく違います。

金額と条件

内容
助成金額「助成対象工事経費の30%、限度額20万円まで助成します」
目的「中小企業の支援として市民のみなさんが市内の工事業者を利用して住宅を改修・修繕する場合に、その経費の一部を助成します」
所得「本人と世帯員の中に前年の合計所得金額が400万円を超える人がいないこと」
回数「過去に住環境改善助成事業の助成金の交付を受けていないこと」=一生に1回
業者「市内の住所表記で見積書、領収書が発行できる工事業者」
市税本人と世帯員に市税を滞納している人がいないこと

いちばん効くのは所得の条件です。世帯の誰か1人でも前年の合計所得が400万円を超えていると使えません。ここは他の制度にはあまり無い線引きなので、先に確認してください。

令和8年度は対象が広がりました。市は「今年度から助成の対象を拡充し、20万円未満の工事とエアコンの設置工事も対象になります」と告知しています。小さめの塗装工事も入るようになったということです。

令和8年度の事前申請は、8月31日で終わりました
市の告知=「8月31日をもちまして、令和8年度の高崎市住環境改善助成事業における事前申請の受付は終了しました」
受付は7月1日から始まります。いま塗り替えを考えているなら、来年の7月1日に事前申請できるよう、春のうちに見積もりを揃えておくのが正解です。「申請が予算額に達した場合は、受付できないことがあります」とも書かれているので、初日に近いほど有利です。

流れは1.事前申請(7月1日〜8月31日)→ 2.本申請 → 着工 → 3.実績報告(令和9年2月26日まで)→ 助成金振込。交付決定後に工事を着手することが条件なので、先に契約して塗り始めるとゼロになります。

もう1本——歴史のある建物なら3分の2・300万円

さらに、都市整備部 景観室 景観担当(027-321-1350)には別の枠があります。歴史的景観建造物の登録制度です。市は登録した建物のうち景観的に価値が高いと認めたものを特定歴史的景観建造物に認定し、こう補助します。

「外観修復工事にかかる費用(税抜き)の3分の2以内(限度額300万円)を補助します」

市が紹介している利用者の事例には屋根の葺き替えや外壁の塗り直しが並んでいます。住環境改善助成の20万円とは桁が違います。ただしこちらは先に登録・認定を受ける必要があるので、古い商家や蔵、洋館のような建物をお持ちの方向けです。心当たりがあるなら景観室に写真を持って相談してください。

対象外だった方へ——高崎の家で見るところ

屋根が瓦でもなく、塀も擁壁もなく、住環境改善助成の所得条件にも当てはまらない。——その場合、高崎市から出るお金はありません。

高崎で特に見るところなぜ
からっ風による砂ぼこり冬の北西風で外壁が汚れます。洗浄の工程を省いていないか(高圧洗浄の役割
棟板金の釘風が強い土地では浮きやすい。足場があるうちに(棟板金の浮き
南面の色あせ日照時間が長く、紫外線による劣化が早い(色あせしにくい色
塗料の製品名グレード名だけでは単価を検算できません(平米単価表

風の強い土地では、養生の質が仕上がりを左右します。——飛散防止のネットが緩い、車の養生が甘い。これは近所とのトラブルに直結します養生の範囲)。

見積書に「養生費」がいくらで入っているかを見てください。——「一式」で数千円しか入っていない見積書は、その分どこかで手を抜くことになります。

最後に、業者選びの話を1つ。——高崎市は、補助制度が多いぶん「補助金の申請に慣れた業者」がいる市です。塗装だけを頼む場合でも、その経験は使えます。——市の様式で見積書を作れる会社は、金額の内訳を書くことに慣れているからです(どこに頼めばいいか業者の見分け方)。2〜3社を同じ条件で並べてください。

国の補助金なら使えますか

市の制度が使えると分かったあと、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

耐震の制度(緊急耐震対策事業)では、外壁塗装は対象になりますか?

こちらには出ません。この事業は耐震診断・補強設計・耐震改修工事・耐震除却工事・屋根改修工事・塀除却改修工事・擁壁改修工事・広告塔除却改修工事で構成されていて、外壁塗装を対象にするメニューはありません。塗装が対象になるのは、建築住宅課の住環境改善助成事業のほうです。

屋根の塗装は対象ですか?

対象外です。屋根改修工事補助は「屋根材の軽量化及び落下防止を目的とする工事」が対象で、市は「※屋根材の軽量化に資さない工事や、部分的な修繕工事は、本制度の対象にはなりません」と明記しています。

屋根の葺き替えならいくら出ますか?

屋根改修工事費用の50%で、上限100万円です(1,000円未満は切り捨て)。ただし令和8年度は「屋根改修工事については、今年度の予算が終了しました」と告知されています。

瓦から瓦への葺き替えも対象ですか?

対象です。市は工事の要件として「(2)屋根材の落下防止工事 瓦屋根の全て又は各階の瓦屋根のいずれか全てについて、瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに準拠した新たな瓦へ葺き替える工事」を挙げています。軽量化だけでなく、落下防止の葺き替えも対象です。

屋根改修に建築年の条件はありますか?

市のページには昭和56年といった建築年の条件が書かれていません。条件は「用途が住宅であること」「風俗営業等の用に供する部分がないこと」「過去に補助を受けていないこと」の3つです。耐震診断や補強設計の制度とは条件が別なので、確認してください。

耐震改修はいくら出ますか?

耐震改修工事費用(工事監理費用含む)の80%で、上限140万円です。115万円を上限にする市が多いなかで、高いほうです(中野区は250万円、大府市は185万円)。

耐震診断と補強設計は?

耐震診断が費用の50%・上限5万円、補強設計が費用の50%・上限10万円です。耐震除却工事は、除却工事費用と「除却建築物の延べ面積×1万5千円」の低いほうの23%で、上限46万円です。

耐震の対象になる家は?

昭和56年5月31日以前に建築確認済証の交付を受けて建築された一戸建ての木造住宅(居住部分の床面積が2分の1以上の併用住宅を含む)で、階数が2以下・延べ面積500平方メートル以下、在来軸組工法・伝統的工法・枠組壁工法によるもの、建築基準法に違反していないもの、です。

ブロック塀の補助はどうなっていますか?

除却工事は一律2万円(工事費が2万円に満たない場合は工事費が限度)。築造工事は除却工事後の築造費用の50%で、上限は築造長さ20メートル以下で20万円、20メートル超40メートル以下で30万円、40メートル超で50万円です。

塀を作り直すだけでも申請できますか?

できません。市は「※除却工事のみでも申請できますが、築造工事のみでは申請できません(補助が受けられません)」としています。

対象になる塀の条件は?

補助対象となる道路に沿って設けられている高さが0.8メートル以上で延長が5メートル以上の塀で、損傷・腐食その他の劣化が確認できること。除却は全部除却(基礎部分のみ残す場合を含む)または0.6メートル以下の高さにする一部除却です。

擁壁の補助もありますか?

あります。擁壁改修工事補助で、除却工事及び築造工事費用の50%・上限100万円です。対象は「補助対象となる道路沿いの住宅に係る高さ2メートルを超える擁壁で、損傷、腐食その他の劣化が確認できるもの」です。

どの業者に頼んでもいいですか?

工事業者の要件は「市内に本店、支店、営業所又は事業所を有する者」です。本店に限らず、支店・営業所・事業所でも対象になります。

申請期間はいつですか?

申請書類の提出は5月11日(月曜日)から11月30日(月曜日)までです。ただし「予算が終了次第、受付終了となります」とされています。

全部の制度に共通する条件はありますか?

3つあります。市税を滞納していないこと、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律で規定する営業の用に供する部分のある建築物でないこと、過去に本制度および他の制度による補助金の交付を受けていないこと、です。

高崎市で外壁塗装に助成金は出ますか?

出ます。高崎市住環境改善助成事業で、助成対象工事経費の30パーセント・限度額20万円です。市が公開している対象工事判別表に「外壁・基礎/塗装、張替え」が○、「屋根/塗装、ふき替え」も○と書かれています。ただし世帯に前年の合計所得金額が400万円を超える人がいないこと、市内の住所表記で見積書と領収書が発行できる工事業者を使うこと、過去にこの助成を受けていないことが条件です。建築住宅課、電話027-321-1266です。

住環境改善助成事業は、いつ申し込めばいいですか?

事前申請は7月1日から8月31日までです。令和8年度は市が「8月31日をもちまして、令和8年度の高崎市住環境改善助成事業における事前申請の受付は終了しました」と告知しています。次に使えるのは令和9年度分です。市は「申請が予算額に達した場合は、受付できないことがあります」ともしているので、7月1日に近いほど有利です。交付決定後に工事を着手することが条件なので、先に契約して塗り始めると対象外になります。

屋根改修工事補助と住環境改善助成は、どう違いますか?

別の制度で、条件がまったく違います。屋根改修工事補助は50パーセント・上限100万円ですが「屋根材の軽量化に資さない工事や、部分的な修繕工事は、本制度の対象にはなりません」とされ、屋根塗装は使えません。一方の住環境改善助成は判別表で屋根の「塗装、ふき替え」が○です。金額は30パーセント・上限20万円と小さいかわりに、塗装が正面から対象になります。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

高崎市の公式ページを2026年9月3日に直接開いて確認しました。屋根改修工事補助は令和8年度の予算が終了しています。他の制度も予算の範囲内で、終了次第受付が締め切られます。申請の前に、建築指導課へ確認してください。

  • 高崎市「高崎市住環境改善助成事業について」(ページID0003352/更新日2026年9月1日/建築住宅課 電話027-321-1266/「助成対象工事経費の30%、限度額20万円まで助成します」/助成対象者の3条件/「市内の住所表記で見積書、領収書が発行できる工事業者」/「今年度から助成の対象を拡充し、20万円未満の工事とエアコンの設置工事も対象になります」/「8月31日をもちまして、令和8年度の高崎市住環境改善助成事業における事前申請の受付は終了しました」/実績報告は令和9年2月26日まで)
  • 高崎市「高崎市住環境改善助成事業 対象工事判別表」別表(第3条関係)(外壁・基礎「塗装、張替え」=○/屋根「塗装、ふき替え」=○・備考「雪止め可」/屋根「雨とい」=○/屋根「太陽光発電システム」=×/建具・開口部「ガラス面に遮熱フィルム・塗料を施工」=△「写真で施工の確認が出来れば可」)
  • 高崎市「歴史的景観建造物の登録制度について」(都市整備部景観室景観担当 電話027-321-1350/特定歴史的景観建造物=「外観修復工事にかかる費用(税抜き)の3分の2以内(限度額300万円)を補助します」)
  • 高崎市「高崎市緊急耐震対策事業(耐震補助金)」(ページ番号0003291・2026年6月29日更新・建築指導課)
  • 高崎市「耐震診断・補強設計・耐震改修工事・耐震除却工事補助」(ページ番号0006474・2026年5月11日更新)
  • 高崎市「屋根改修工事補助」(ページ番号0002118・2026年6月29日更新)
  • 高崎市「塀除却・改修工事補助」(ページ番号0006033・2026年4月1日更新)
  • 高崎市「擁壁改修工事補助」(ページ番号0006536・2026年4月1日更新)
  • 高崎市「令和8年度 高崎市緊急耐震対策事業」(パンフレット)
  • 高崎市「耐震補助金に関するよくある質問」
  • 高崎市「高崎市住環境改善助成事業について」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
耐震診断・補強設計・耐震改修・耐震除却・屋根改修・塀・擁壁・広告塔=建築指導課
市税の完納証明書=本庁舎2階 資産税課、または各支所税務課

隣の前橋市も、外壁塗装と屋根塗装が対象です(3分の1・上限10万円)。ただし前橋は塀と擁壁が外構工事として対象外で、そこは高崎のほうが手厚い。所得制限が無いかわりに上限10万円という違いもあります。しかも該当者の決め方が「建築年の古い順に600件」という、当サイトで前橋市にしか見ていない仕組みです。

北関東のほかの市も調べています。——栃木県(25市町のうちリフォーム助成があるのは4つ)/茨城県(44市町村のうち24にリフォーム助成)/水戸市(工事一覧に「外壁塗装 ○」)。県が違うと、塗装の扱いがここまで変わります助成金ガイド)。