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栃木県の外壁塗装に助成金は出る?——25市町のうち4つだけ、そのひとつは足場代まで対象です
栃木県の住宅課には、自分の補助制度がひとつもありません。——5つ並んでいますが、全部「他の課のページをご覧ください」です。そのかわり県は、25市町すべての支援制度を県のサイト内にまとめています。読み込んだところ、工事の種類を問わないリフォーム助成があるのは4市町だけ。そのうち那須烏山市は、対象工事の表に「外壁の塗装、カバー・張替え工事」と書き、さらに足場費用まで対象にしていました。
このページの内容
- 先に結論——県には無く、25市町のうち4つだけです
- 県の住宅課は、自分の制度をひとつも持っていません
- 一般向けのリフォーム助成があるのは、この4市町だけ
- 那須烏山市は「外壁の塗装」と表に書いています
- そして足場費用が対象——これは当サイトで初めてでした
- Q&Aの例題そのものが「外壁の全面塗装」でした
- 市貝町は率が県内でいちばん高い5分の1
- 塩谷町と鹿沼市——上限20万円と8万円
- 県の一覧は便利ですが、日付が1年ずれていました
- 宇都宮市は、県の一覧からは読み取れません
- 耐震は115万円で横並び。ただし2町だけ100万円です
- どこにも当てはまらないとき
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——県には無く、25市町のうち4つだけです
①栃木県の住宅課は、自分の補助制度をひとつも持っていません——5つ並んでいますが、全部「他の課のページをご覧ください」
②県内25市町のうち、工事の種類を問わない一般向けリフォーム助成があるのは4市町だけ——鹿沼市・塩谷町・市貝町・那須烏山市
③そのうち那須烏山市は、対象工事の表に「外壁の塗装、カバー・張替え工事」と書いています
④しかも「リフォーム工事に伴う解体処分費用・足場費用」も対象——足場が対象と明記された制度は、当サイトが調べた中で初めてでした
⑤耐震改修は115万円で横並び。ただし足利市と高根沢町は100万円です
栃木県は、県のサイトで25市町ぜんぶの支援制度が読める県です。——市のサイトを1つずつ開かなくて済みます。ただし、その一覧には1年ずれている箇所がありました。後の章で説明します。
県の住宅課は、自分の制度をひとつも持っていません
県のページ「個人住宅向け支援制度について(栃木県)」を開くと、5つの名前が並びます。——ところが、そのすべてに同じ一文がついています。
| 県のページに並んでいる制度 | 書かれている案内 |
|---|---|
| 地域工務店によるZEH普及促進事業 | 「詳しくは、気候変動対策課 カーボンニュートラル推進室ホームページをご覧ください」 |
| 個人住宅用太陽光発電設備等導入支援事業 | 同上 |
| 子育て世帯等住宅断熱化支援事業 | 同上 |
| とちぎ材の家づくり支援事業 | 「詳しくは、林業木材産業課ホームページをご覧ください」 |
| 結婚新生活支援補助金事業を実施している市町 | 「詳しくは、人口未来課ホームページをご覧ください」 |
住宅課のページなのに、住宅課の制度がありません。——中身はZEH・太陽光・断熱・木材・結婚で、外壁塗装が入る枠はどこにもありません。
これは他県でも見た形です。——千葉県は「現在、県では個人に対する住宅リフォームや耐震改修についての助成制度はございません」とはっきり書き、宮城県は県産材・省エネ設備・保険の3系統だけを持っています。県というのは、市町村に補助を出す側であって、個人に直接お金を出す立場ではないことが多いのです。
そのかわり、栃木県のページには大きな価値があります。——25市町すべての「個人住宅向け支援制度について(◯◯市)」が県のサイト内にあり、制度名・対象・補助額・担当課・電話番号まで並んでいます。市のサイトを25回開かなくても、県のページから一気に見渡せます。
一般向けのリフォーム助成があるのは、この4市町だけ
25市町の個票をすべて読んで、工事の種類を限定しない一般向けのリフォーム助成を数えました。——4つでした。
これは県によってまったく違います。——茨城県は44市町村のうち24に一般向けのリフォーム助成があり、神栖市は外壁と屋根だけを対象にした制度を持っていました。隣の県でも中身は別物です。
| 市町 | 制度名 | 補助額 | 工事費の下限 | おもな条件 |
|---|---|---|---|---|
| 那須烏山市 | 住宅リフォーム助成金 | 10%以内・上限10万円 | 30万円以上 | 建築後5年以上/市内施工業者/過去5年以内に同じ補助を受けていないこと |
| 市貝町 | 住宅リフォーム支援補助金 | 5分の1(20%)・上限20万円 | 20万円以上 | 建築後10年以上/町に登録した町内業者/1回限り |
| 塩谷町 | 住宅リフォーム等助成金交付事業 | 10%以内・上限20万円 | 10万円以上 | 町内業者/「工事着手後の助成は受けられません」 |
| 鹿沼市 | 住宅リフォーム助成事業補助金 | 10%以内・上限8万円 | 記載なし | 新築より1年以上経過/市内に本社を有する法人または市内に住所を有する個人事業主 |
上限がいちばん大きいのは市貝町と塩谷町の20万円、率がいちばん高いのは市貝町の5分の1です。——4つとも「地元の業者を使うこと」が条件で、4つとも工事に取りかかる前に申請する形です。
残りの21市町にはありません。——空き家バンクの物件を買った人向け、移住者向け、介護保険の住宅改修、障がいのある方向けの日常生活用具給付。この4種類は多くの市町にありますが、「誰でも使えるリフォーム助成」は4市町だけでした。
那須烏山市は「外壁の塗装」と表に書いています
那須烏山市はQ&AのPDFに「助成対象工事の例」という表を載せています。——そこに、こうあります。
| 対象 | 工事の内容 | 備考 |
|---|---|---|
| ○ | 外壁の塗装、カバー・張替え工事 | |
| ○ | 屋根の塗装、防水、カバー・葺き替え工事 | |
| ○ | 雨樋修繕工事 | |
| ○ | サッシ交換、窓ガラス修繕工事 | |
| ○ | リフォーム工事に伴う解体処分費用・足場費用 | |
| ○ | 断熱工事、防音工事 | |
| × | 造園、門、舗装など外構工事 | |
| × | 材木など、工事用材料費 | |
| × | シロアリ駆除など薬剤散布。ハウスクリーニング | |
| × | ウッドデッキ、バルコニー(後付け型)の設置工事 |
「外壁の塗装」が○です。——当サイトが調べてきた自治体で、対象工事の一覧に塗装がはっきり書かれていたのは、松戸市(「外壁、軒裏等/張替え、塗装工事等」)に続いて2例目です。
多くの市は逆でした。——船橋市は「※外壁塗装は助成対象外です。」、千葉市は「当市におきましては、外壁塗装の補助金はございません。」、広島市は「広島市では外壁や屋根の塗装に対する補助は行っておりません」。「対象です」と書いてある側のほうが、はるかに少ないのです。
そして足場費用が対象——これは当サイトで初めてでした
同じ表の「その他」の欄に、こうあります。
「○ リフォーム工事に伴う解体処分費用・足場費用」
足場が対象と書かれている制度を見たのは、これが初めてです。——多くの制度は逆で、練馬区は「仮設足場費は補助対象外」と明記していました。
これは金額として無視できません。——30坪の家の外壁塗装で、足場代はおおよそ15万〜20万円。工事全体の1〜2割を占めます(見積書の内訳)。この分が対象経費に入るかどうかで、10%の計算結果が1万〜2万円変わります。
ただし上限は10万円です。——対象経費が100万円を超えた時点で、上限に張り付きます。外壁塗装だけで100万円を超えることは珍しくないので、足場が入るかどうかで結果が変わるのは、工事が100万円を下回るときです。部分的な塗り替えや、屋根だけの工事のときに効いてきます。
Q&Aの例題そのものが「外壁の全面塗装」でした
那須烏山市のQ&Aは40問あります。その4問目がこれです。
Q4「築25年の母屋に4年前に増築工事を行っている住宅で、外壁の全面塗装をする工事の場合、対象になりますか。」
A「母屋の部分は対象となりますが、新築から5年以上経過していない増築部分は、対象になりません。」
質問の例として外壁の全面塗装が使われている、ということです。——市がこの制度で外壁塗装を想定していることが、ここからも分かります。そして増築した部分だけ築5年に足りなければ、その部分は外れるという細かい運用まで書かれています。
ほかにも、実務で効く答えが並んでいます。
| 質問 | 市の答え |
|---|---|
| Q13 工事が終わっている、もしくは工事中の場合でも対象になりますか | 「補助金交付決定前に工事を始めた場合は、対象になりません。」 |
| Q16 複数の業者によるリフォーム工事は対象になりますか | 市内業者の施工分は対象。「那須烏山市外の施工業者が施工する部分は、補助の対象になりません」——市外業者の分を除外したうえで申請する |
| Q17 解体撤去費用は対象となりますか | 「解体撤去のみであれば対象となりませんが、補助対象工事に伴い生ずる撤去工事費用は対象になります。」 |
| Q18 店舗等併用住宅の屋根や外壁の全面改修をする場合の計算方法は | 床面積で按分。市が示した例=屋根ふき替え200万円・延床120㎡・居住90㎡なら、90÷120×200万=150万円 |
| Q19 建築業を営んでいるので、自分でリフォーム工事を行う場合は | 「対象になりません。同様にDIYによるリフォームも対象になりません。」 |
| Q20 申請者が自ら資材を購入し、施工を市内施工業者が行う場合は | 資材費は対象外、施工費は対象。見積書に「資材は施工主支給」と書く |
| Q21 他の補助金の交付を受ける予定ですが | 併用は可。ただし「補助対象経費は他の補助金の交付額を除いた額」 |
| Q27 申請書の受付は、先着順ですか | 「先着順に受け付けし、当該年度の市の予算額に達した場合は、申請の受け付けを終了します。」 |
| Q30 何年か後にまたリフォーム補助を受けることはできますか | 「リフォーム補助を受けてから5年を過ぎた後に再び補助を受けることができます。」 |
| Q39 市内施工業者を紹介してもらえますか | 「市の小規模工事等契約希望者制度に登録している施工業者のリストを提供することができます。」 |
ひとつ気をつける点があります。——工事費の下限について、市の本体ページは「30万円以上(消費税等を含む)」、Q&AのQ16は「30万円(税抜き)以上」、Q24は「30万円以上(税込み)」と、書き方が揃っていません。金額がぎりぎりのときは、建設課住宅グループ(0287-88-7118)に確認してください。
市貝町は率が県内でいちばん高い5分の1
市貝町住宅リフォーム支援補助金は、対象経費の5分の1で上限20万円。——他の3つが10%なので、率は倍です。
要綱の第2条は、対象工事をこう定義しています。
「既存の住宅の全部又は一部を模様替え又は修繕する工事で、次に掲げるもの
(1) 住宅の安全性を高める工事 (2) 住宅の耐久性を高める工事 (3) 住宅の居住性を高める工事 (4) 住宅の機能性を高める工事 (5) 地域の特性に応じた工事 (6) その他町長が必要と認める工事」
工事の名前を並べるのではなく、目的で決める書き方です。——外壁塗装は「住宅の耐久性を高める工事」に当たると読めますが、要綱に「外壁塗装」とは書かれていません。当サイトから町に確認したわけではないので、断定はしません。
ただし、要綱の別の場所に手がかりがあります。——第6条第2項に「併用住宅であって屋根及び外壁その他建築物全体に係る補助対象工事を行うとき」の按分の決まりが置かれています。屋根と外壁の工事が、この制度の想定に入っていることは読み取れます。建設課都市計画係(0285-68-1117)に確認してください。
市貝町にはもうひとつ、他では見なかった条件があります。
第5条「自然災害(暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震その他異常な自然現象により生じる被害をいう。)により被災した住宅の修繕を目的とする工事でないこと」
——災害で壊れた分の修繕は、この制度では見ないという切り分けです。台風や大雪で傷んだところを直す工事は、別の枠で考えることになります。
そのほか建築後10年以上、町税等と公共料金の滞納がないこと、町の入札参加資格者名簿または小規模工事等契約希望者制度に登録された町内業者、着手前に申請、当該年度の2月末日まで、完了日から30日以内に実績報告、同一住宅・同一人に1回限り。町は「町内リフォーム業者一覧」と「リフォーム補助金チェックリスト」もページに置いています。
塩谷町と鹿沼市——上限20万円と8万円
| 塩谷町 | 鹿沼市 | |
|---|---|---|
| 制度名 | 住宅リフォーム等助成金交付事業 | 住宅リフォーム助成事業補助金 |
| 助成額 | 費用の10%(千円未満切り捨て)・上限20万円 | 対象工事費の10%以内・上限8万円 |
| 工事費の下限 | 10万円以上——4市町でいちばん低い | ページに記載なし |
| 築年数 | 記載なし | 新築より1年以上経過——4市町でいちばんゆるい |
| 対象工事 | 改修工事のほか、増築・改築・減築・解体工事も該当 | ①修繕工事または補強工事 ②間取り変更工事 ③水回り改修工事 ④防音、断熱、機密改修工事 ⑤上記工事に付随した造園や植栽、外構の工事 ⑥鹿沼建具の入替え工事 |
| 対象外 | 借家、アパート、店舗・事務室(店舗兼住宅の居住部分は対象) | 新築・建替え/車庫や物置等の改修/家具や電気製品/給湯器 |
| 申請 | 「工事着手後の助成は受けられません」 | 工事着工前の認定申請が必須 |
| 窓口 | 建設水道課 0287-45-1114 | 建築課住宅係 0289-63-2217 |
鹿沼市の対象工事一覧には、外壁塗装が出てきません。——並んでいるのは修繕・間取り・水回り・断熱・建具です。ただし、市が示している必要書類のほうに、こう書かれています。
立面図——「外壁工事等で平面図による確認が困難な場合に必要」
——対象工事の一覧に無いのに、書類の説明には外壁工事が出てきます。①の「修繕工事」に含める運用なのかもしれませんが、当サイトでは確認していません。建築課住宅係(0289-63-2217)にお尋ねください。
鹿沼市は、今の時点で予算が「残りわずか」と告知されています(市のページの更新日は令和8年8月20日)。4月1日から受付が始まっていて、先着です。使うつもりなら、確認は早いほうがいいです。
県の一覧は便利ですが、日付が1年ずれていました
県の一覧ページと、市の本体ページを突き合わせたところ、食い違いが見つかりました。
| 那須烏山市 住宅リフォーム助成金の期限 | 書かれている内容 |
|---|---|
| 栃木県のページ(更新日 2026年2月9日) | 「令和8年3月31日までに完了するリフォーム工事であること」 |
| 那須烏山市のページ(更新日 2026年8月19日) | 「令和9年3月31日までに完了するリフォーム工事であること。」/対象期間は令和5年4月1日から令和9年3月31日まで |
県のページを見ると「もう終わっている」と読めてしまいます。——実際にはまだ受け付けています。県の一覧は前の年度の内容が残っていて、市のほうが半年ぶん新しい、ということです。
だから、県の一覧の使い方はこうなります。——①県の一覧で「自分の市町に制度があるか」を調べる ②あったら市町のページで金額と期限を確かめる。一覧は探すための道具で、確かめるための道具ではありません。県のページにも各市町のホームページへのリンクが張られているので、そこから飛べます。
宇都宮市は、県の一覧からは読み取れません
県の一覧で宇都宮市を開くと、こう書かれています。
住宅改修事業費補助金/対象「市内の住宅に断熱改修やバリアフリー改修などの住宅改修工事を行う者」/補助額「工事費の10%相当額(上限10万円)」
「など」に外壁塗装が入りそうに読めます。ところが市の本体は、そうではありませんでした。——宇都宮市は「令和7年度まで実施していた『選択工事(外壁塗装等)』は、令和8年度から補助の対象外となります」と告知しています。パンフレットのQ&Aの1問目も「外壁塗装工事は対象になりますか?→対象になりません」です(宇都宮市の詳細)。
県の一覧は制度の見出しまでしか書いていません。——対象工事の線引きは、市のページを見ないと分かりません。県のページに嘘があるわけではなく、そもそもそこまで書く作りになっていない、ということです。
ただし宇都宮市には、外壁に関係する別の制度があります。——大谷石利用促進補助金。「自ら居住する市内の住宅に内外装材として大谷石を5㎡以上の面積に利用する方」が対象で、経費の30%・上限10万円、外壁に5㎡以上使う場合は上限15万円。1㎡当たりの工事単価は6万円以下(仕上げ加工石使用部分は7万2千円以下)という条件がつきます。窓口は魅力創造部観光MICE推進課で、住宅の部署ではありません。
耐震は115万円で横並び。ただし2町だけ100万円です
25市町の耐震改修補助を、県の一覧で並べてみました。
| 耐震改修の限度額 | 市町 |
|---|---|
| 115万円 | 宇都宮市、栃木市、佐野市、鹿沼市、日光市、小山市、真岡市、大田原市、那須塩原市、さくら市、那須烏山市、下野市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、壬生町、野木町、塩谷町、那須町、那珂川町 |
| 100万円 | 足利市、高根沢町 |
| 県の一覧に金額の記載なし | 矢板市(「耐震改修に要した費用の額に5分の4を乗じて得た額」とだけ) |
ほとんどが115万円です。——これは国と県が市町村に補助を出す仕組みが共通だからで、栃木県に限った話ではありません。仙台市も広島市も115万円でした。そのなかで足利市と高根沢町だけが100万円です。
栃木県ならではの上乗せがあります。——耐震建替えのとき、新築する住宅に栃木県産出材を10立方メートル以上使うと10万円が加算され、限度額が100万円から110万円になります。県の一覧で確認できたのは宇都宮市、小山市、大田原市、矢板市、さくら市、上三川町、益子町、市貝町、壬生町、那須町、那珂川町の11市町。県産材を使わせたい県の意図が、耐震の制度に組み込まれています。
那須塩原市にはさらに区域の加算があります。——「一部区域内における改修・建替えの場合、10万円の加算あり」。住んでいる場所で額が変わる仕組みは、県内では那須塩原市だけでした。
ブロック塀の撤去補助を県の一覧で確認できたのは栃木市、小山市、矢板市、那須塩原市、上三川町、益子町、野木町の7市町です。耐震とブロック塀については、県が別に「木造住宅耐震診断・改修工事及びブロック塀除去等の市町村助成一覧」を用意していて、県のページから案内されています。
どこにも当てはまらないとき
那須烏山市・市貝町・塩谷町・鹿沼市のどれでもない。——栃木県の人口の大半は、この21市町のほうに住んでいます。その場合、外壁塗装に出るお金はありません。
| やること | 効き方 |
|---|---|
| まず県の一覧で自分の市町を開く | 25市町ぶんが県のサイト内にあります。制度名・対象・補助額・担当課・電話番号まで載っています |
| あったら市町のページで確かめる | 県の一覧には1年ずれている箇所がありました。金額と期限は市町の本体で見る |
| 耐震とブロック塀は別の一覧 | 県の「木造住宅耐震診断・改修工事及びブロック塀除去等の市町村助成一覧」 |
| 塗装は、㎡数と塗料名を揃えて3社に出してもらう | 県内4市町の上限が8万〜20万円なのに対し、3社の見積書に出る差は数十万円になることがあります(見積もりを並べる/この金額は妥当か) |
| 冬の工程を考えておく | 栃木県北部は冬に気温が下がり、塗料が乾きにくくなります。年度内完了が条件の制度を使うなら逆算が必要です(工事の時期) |
4市町の制度も、上限は8万〜20万円です。——見積もりを並べたときに動く金額のほうが、たいてい大きくなります。制度探しに時間をかけすぎないでください。
よくある質問
栃木県に、外壁塗装の助成金はありますか?
県にはありません。——県の住宅課のページに並んでいる5つは、ZEH・太陽光・断熱・とちぎ材・結婚新生活支援で、しかも全部「詳しくは、◯◯課ホームページをご覧ください」と他の課に案内しています。住宅課が自分で持っている制度はありません。
市町の制度は、どこで調べればいいですか?
県のページ「個人住宅向け支援制度(補助金等)について」から、25市町ぜんぶ見られます。——制度名・対象・補助額・担当課・電話番号まで並んでいて、各市町のホームページへのリンクもあります。市のサイトを1つずつ開かなくて済みます。
その一覧はそのまま信じていいですか?
探すには使えますが、確かめるには市町のページを見てください。——那須烏山市の期限は、県のページが「令和8年3月31日まで」、市のページが「令和9年3月31日まで」と1年ずれていました。県の更新日は2026年2月9日、市は8月19日です。
外壁塗装が対象になる市町はありますか?
那須烏山市です。——Q&Aの「助成対象工事の例」の表に「○ 外壁の塗装、カバー・張替え工事」と書かれています。「○ 屋根の塗装、防水、カバー・葺き替え工事」も対象です。
那須烏山市はいくら出ますか?
リフォーム工事の補助対象経費の10%以内で、最大10万円です。——工事費が30万円以上、建築後5年を経過した住宅、市内施工業者が条件。過去5年以内に住宅リフォーム助成金・空き家バンク住宅改修補助金・災害復旧支援金を受けた住宅は対象外です。
足場代も対象になりますか?
那須烏山市は対象です。——表に「○ リフォーム工事に伴う解体処分費用・足場費用」とあります。足場が対象と明記された制度は、当サイトが調べた中でここが初めてでした。逆に練馬区は「仮設足場費は補助対象外」と明記しています。
工事を始めてしまいました。あとから申請できますか?
できません。——那須烏山市のQ&A Q13が「補助金交付決定前に工事を始めた場合は、対象になりません。」、塩谷町は「工事着手後の助成は受けられません」、鹿沼市は工事着工前の認定申請が必須、市貝町は「交付決定前に着手した場合は、補助の対象となりません」。4市町とも同じです。
市外の業者に頼んでもいいですか?
4市町とも地元業者が条件です。——那須烏山市のQ&A Q16は「那須烏山市外の施工業者が施工する部分は、補助の対象になりませんので、対象工事から除外した上で申請してください」。市内業者の施工分だけで30万円以上あれば対象になります。
自分で塗るのは対象になりますか?
なりません。——那須烏山市のQ&A Q19が「対象になりません。同様にDIYによるリフォームも対象になりません」。建築業を営んでいて自分の家をやる場合も対象外ですが、世帯員が経営する法人で施工する場合は対象とされています。
塗料を自分で買って、施工だけ頼む形は?
施工費だけが対象になります。——Q20が「自ら購入した資材の購入費は対象になりませんが、市内施工業者が請け負った工事の施工費は対象になります」。見積書に「資材は施工主支給」と書いてもらうよう指示されています。
市貝町はいくらですか?
対象経費の5分の1で、上限20万円です。——率は県内の4市町でいちばん高いですが、建築後10年以上、工事費20万円以上、町に登録した町内業者、同一住宅・同一人に1回限りという条件がつきます。
市貝町の要綱に外壁塗装は書かれていますか?
書かれていません。——要綱は「住宅の安全性を高める工事」「耐久性を高める工事」のように目的で定義しています。ただし第6条第2項に「併用住宅であって屋根及び外壁その他建築物全体に係る補助対象工事を行うとき」の按分の決まりがあり、屋根と外壁の工事が想定に入っていることは読み取れます。建設課都市計画係(0285-68-1117)に確認してください。
台風で傷んだところを直す場合は?
市貝町は対象外です。——要綱に「自然災害(暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震その他異常な自然現象により生じる被害をいう。)により被災した住宅の修繕を目的とする工事でないこと」とあります。災害で壊れた分は、この制度とは別の枠で考えることになります。
鹿沼市はまだ間に合いますか?
「残りわずか」と告知されています(市のページの更新日は令和8年8月20日)。4月1日から先着で受け付けています。上限は8万円で4市町のなかではいちばん小さいですが、「新築より1年以上経過」だけなので、築年数の条件はいちばんゆるいです。
宇都宮市は対象になりますか?
なりません。——住宅改修事業費補助金は「令和7年度まで実施していた『選択工事(外壁塗装等)』は、令和8年度から補助の対象外となります」と告知されています。県の一覧には「断熱改修やバリアフリー改修など」としか書かれていないので、県のページだけでは分かりません。
耐震改修はいくらですか?
115万円が22市町、100万円が足利市と高根沢町です(矢板市は県の一覧に金額の記載がありません)。耐震建替えは100万円が基本で、栃木県産出材を10立方メートル以上使うと10万円加算されて110万円になります。
耐震の制度は県の一覧に載っていますか?
個票にも載っていますが、県は別に横断の一覧を用意しています。——「木造住宅耐震診断・改修工事及びブロック塀除去等の市町村助成一覧」で、建築宅地課のページにあります。ブロック塀の除去も同じ一覧で見られます。
結局、どう動けばいいですか?
①県の一覧で自分の市町を開く ②制度があったら市町のページで金額と期限を確かめる ③無ければ見積もりの比較に切り替える。——4市町の制度でも上限は8万〜20万円です。同じ㎡数と同じ塗料名で3社に出してもらったときの差のほうが、たいてい大きくなります。
参考にした情報
- 栃木県 住宅課「個人住宅向け支援制度(補助金等)について」(更新日 2026年2月9日/「県や各市町が実施している個人住宅向けの融資制度や各種補助金などについて紹介しています」/栃木県+25市町の個票へのリンク/問い合わせ=住宅課 〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館14階 電話028-623-2484)
- 栃木県「個人住宅向け支援制度について(栃木県)」(地域工務店によるZEH普及促進事業/個人住宅用太陽光発電設備等導入支援事業/子育て世帯等住宅断熱化支援事業=いずれも「詳しくは、気候変動対策課 カーボンニュートラル推進室ホームページをご覧ください」/とちぎ材の家づくり支援事業=「詳しくは、林業木材産業課ホームページをご覧ください」/結婚新生活支援補助金事業を実施している市町=「詳しくは、人口未来課ホームページをご覧ください」)
- 栃木県「個人住宅向け支援制度について(宇都宮市・那須烏山市ほか25市町)」(宇都宮市 住宅改修事業費補助金=対象「市内の住宅に断熱改修やバリアフリー改修などの住宅改修工事を行う者」・補助額「工事費の10%相当額(上限10万円)」・住宅政策課 028-632-2735/大谷石利用促進補助金=「自ら居住する市内の住宅に内外装材として大谷石を5㎡以上の面積に利用する方」「(内外装とは、建物の内壁、外壁、床材、テラス、ポーチをいう。)」経費の30%で上限10万円、外壁に5㎡以上利用する場合は上限15万円、1㎡当たり工事単価は6万円以下(仕上げ加工石使用部分は7万2千円以下)、魅力創造部観光MICE推進課/那須塩原市 耐震=「一部区域内における改修・建替えの場合、10万円の加算あり」/県産出材10立方メートル以上使用の建替えで10万円加算を確認できたのは宇都宮市・小山市・大田原市・矢板市・さくら市・上三川町・益子町・市貝町・壬生町・那須町・那珂川町/ブロック塀撤去を確認できたのは栃木市・小山市・矢板市・那須塩原市・上三川町・益子町・野木町/耐震改修115万円が22市町、足利市と高根沢町は100万円、矢板市は金額の記載なし)
- 那須烏山市「住宅リフォーム助成金」(更新日2026年8月19日/対象期間 令和5年4月1日から令和9年3月31日まで/補助対象住宅=申請時において建築後5年を経過した市内の住宅、貸付住宅ではないこと、過去5年以内に住宅リフォーム助成金・空き家バンク住宅改修補助金・災害復旧支援金の適用を受けた住宅ではないこと/補助対象工事=市内に本社・支社がある会社又は市内に住所を有する事業者であり、市に入札参加資格者名簿又は小規模工事等契約希望者制度に登録した施工業者の工事、工事費が30万円以上(消費税等を含む)、令和9年3月31日までに完了/助成金は補助対象経費の10%以内の額で最大10万円/「交付申請書類等は、リフォーム工事着手前にご提出ください。」/必要書類に「リフォーム工事に着手する前の施工予定箇所の写真」/建設課 住宅グループ 0287-88-7118)
- 那須烏山市「住宅リフォーム助成金Q&A」(R6.6.28更新・全40問/助成対象工事の例(令和5年4月1日)=「○ 外壁の塗装、カバー・張替え工事」「○ 屋根の塗装、防水、カバー・葺き替え工事」「○ 雨樋修繕工事」「○ サッシ交換、窓ガラス修繕工事」「○ リフォーム工事に伴う解体処分費用・足場費用」「○ 断熱工事、防音工事」「× 造園、門、舗装など外構工事」「× 材木など、工事用材料費」「× シロアリ駆除など薬剤散布。ハウスクリーニング」「× ウッドデッキ、バルコニー(後付け型)の設置工事」「× 太陽光パネルの設置工事」/Q4「築25年の母屋に4年前に増築工事を行っている住宅で、外壁の全面塗装をする工事の場合、対象になりますか。」→「母屋の部分は対象となりますが、新築から5年以上経過していない増築部分は、対象になりません。」/Q13「補助金交付決定前に工事を始めた場合は、対象になりません。」/Q16「那須烏山市外の施工業者が施工する部分は、補助の対象になりませんので、対象工事から除外した上で申請してください。」/Q17「解体撤去のみであれば対象となりませんが、補助対象工事に伴い生ずる撤去工事費用は対象になります。」/Q18 店舗等併用住宅の屋根や外壁の全面改修は床面積で按分(例=屋根ふき替え工事費200万円、延床面積120㎡、居住部分90㎡→対象工事費150万円)/Q19「対象になりません。同様にDIYによるリフォームも対象になりません。ただし、世帯員が経営する法人にて施工する場合は対象になります。」/Q20「自ら購入した資材の購入費は対象になりませんが、市内施工業者が請け負った工事の施工費は対象になりますので、見積書にその旨を記載してください。(記載例:資材は施工主支給)」/Q21 他の補助金と併用可、ただし「補助対象経費は他の補助金の交付額を除いた額」/Q27「先着順に受け付けし、当該年度の市の予算額に達した場合は、申請の受け付けを終了します。」/Q30「リフォーム補助を受けてから5年を過ぎた後に再び補助を受けることができます。」/Q39「市の小規模工事等契約希望者制度に登録している施工業者のリストを提供することができます。」/工事費の下限は本体ページが「30万円以上(消費税等を含む)」、Q16が「30万円(税抜き)以上」、Q24が「30万円以上(税込み)」と表記が揃っていない)
- 市貝町「市貝町住宅リフォーム支援補助金」(更新日2026年8月14日/対象経費の5分の1・20万円を限度/工事費の総額が税込み20万円以上/建築後10年以上/町に登録した町内業者/同一人・同一住宅に1回/「交付決定前に着手した場合は、補助の対象となりませんので、必ず事前に市貝町建設課までご相談ください。」/「町内リフォーム業者一覧」「リフォーム補助金チェックリスト」を掲載/建設課都市計画係 0285-68-1117)
- 市貝町住宅リフォーム支援補助金交付要綱(平成30年3月27日告示第17号、令和7年3月18日告示第55号まで改正/別表第1「改修工事=既存の住宅の全部又は一部を模様替え又は修繕する工事で、次に掲げるもの (1)住宅の安全性を高める工事 (2)住宅の耐久性を高める工事 (3)住宅の居住性を高める工事 (4)住宅の機能性を高める工事 (5)地域の特性に応じた工事 (6)その他町長が必要と認める工事」/第6条第2項「併用住宅であって屋根及び外壁その他建築物全体に係る補助対象工事を行うときの補助金の額は、当該補助対象費用に住宅部分の床面積を建築物全体の床面積で除して得た値を乗じて算出された額の100分の20に相当する額」/第5条「自然災害(暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震その他異常な自然現象により生じる被害をいう。)により被災した住宅の修繕を目的とする工事でないこと」/第5条第2項「補助対象者が、自ら工事関連資材を購入し施工する工事」は対象外/第7条 着手前に交付申請書を当該交付決定の日の属する年度の2月末日までに提出/第10条 完了日から30日以内に実績報告)
- 塩谷町「住宅リフォーム等助成金交付事業」(更新日2026年3月4日/費用の10%(千円未満切り捨て)で上限20万円/10万円以上の工事/町内業者が施工する工事であること/改修工事のほか増築・改築・減築・解体工事も該当/借家、アパート、店舗・事務室は対象外、店舗兼住宅の居住部分は対象/「工事着手後の助成は受けられません」/建設水道課 0287-45-1114)
- 鹿沼市「鹿沼市住宅リフォーム助成事業補助金」(更新日 令和8年8月20日/対象工事=①修繕工事または補強工事 ②間取り変更工事 ③水回り改修工事 ④防音、断熱、機密改修工事 ⑤上記工事に付随した造園や植栽、外構の工事 ⑥鹿沼建具(市内本社事業所製造の木材建具)の入替え工事/対象外=新築・建替え工事、車庫や物置等の改修、家具や電気製品(エアコン、室外機等)購入・設置、給湯器購入・設置/対象工事費の10%以内・上限8万円/市内に本社を有する法人または市内に住所を有する個人事業主/工事着工前の認定申請が必須/令和8年4月1日から受付、「残りわずか」/必要書類の立面図は「外壁工事等で平面図による確認が困難な場合に必要」/建築課住宅係 0289-63-2217)
- 宇都宮市の各制度は宇都宮市のページに一次情報をまとめています(「令和7年度まで実施していた『選択工事(外壁塗装等)』は、令和8年度から補助の対象外となります」/パンフレットQ&A1問目「外壁塗装工事は対象になりますか?→対象になりません」/住宅改修事業費補助金は対象工事費の10%・上限10万円)
- 最終確認日:2026年9月1日に栃木県および各市町の公式サイトで確認しました。鹿沼市は「残りわずか」と告知されています。制度は年度で変わり、先着で締め切られます。申し込む前に、必ず市町の公式ページと窓口でご確認ください。