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【2026年度】伊勢崎市の外壁塗装に使える補助金
出ます対象経費の30%・上限10万円。ただし令和8年度の受付は6月12日で終了
- 外壁塗装そのものが対象
- 市の対象工事表に「外壁の塗装、改修、張替え、防火構造工事」。備考には「塗装のための洗浄、コーキングの補修工事などを含む」とあります
- 足場も入ります
- 対象工事に「その他の工事(仮設足場の設置など)」。塗装の見積書に載る項目は、ほぼ収まります
- いくら
- 対象経費(消費税を除く)の30%、上限10万円。市の計算例では30万円の工事で9万円、100万円の工事でも10万円
- 枠の大きさ
- 当初予算額は1億円。市自身が「10万円×1000件」と書いています
- 今年度は終了
- 申請は令和8年5月18日〜6月12日。市は「今年度の申請受付は、令和8年6月12日(金曜日)で終了しました。」と告知しています
- いま開いている枠
- 空き家の改修(3分の2・上限200万円/2分の1・上限80万円)と空き家の除却。ただし改修はどちらも5件・先着順です
伊勢崎市で「外壁塗装 補助金」を調べてきた方へ。——ここは「はい」と答えられる市です。市が公開している対象工事の判別表に、外壁の塗装がそのまま書かれているからです。しかも備考には、塗装のための洗浄とコーキングの補修まで含むとある。仮設足場も対象工事の欄にあります。——ただし、いい話だけでは終わりません。令和8年度の申請受付は、6月12日で締め切られました。耐震改修のほうも、9月4日で申し込み期間が終わっています。このページでは、いま何が残っているのかと、来年度に間に合わせるには何月に何をすればいいのかを、市の原文に当たって整理します。
群馬県内の7市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——伊勢崎市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は群馬県の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全16項目
- 先に結論——出ます。ただし今年度の窓口は閉じました
- 市の判別表に「外壁の塗装」。洗浄もコーキングも足場も入っています
- 30%・上限10万円。市が自分で計算例を2つ出しています
- 使える人の条件は5つ。効くのは「所得700万円以下」
- 対象外の表も、同じくらい大事です
- 今年度の日程と、いま動ける枠
- 市が「斡旋も紹介もしていない。勧誘も行っていない」と書いています
- 耐震改修は5分の4・115万円。こちらも9月4日で締切でした
- 空き家なら、いまも開いています(ただし各5件)
- 壊すほうの補助——危険空き家は5分の4・50万円
- 併用のルール。国の補助は「本市の立場からは併用可能」
- 高齢者・介護・障害の住宅改造は、別の窓口です
- 来年度に間に合わせる動き方
- 国の補助金なら使えますか
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——出ます。ただし今年度の窓口は閉じました
伊勢崎市の答えを、4行にまとめます。
①外壁塗装は伊勢崎市住宅リフォーム助成事業の対象工事です。
②助成額は対象経費の30%、上限10万円。
③申請できるのは年に1度、5月中旬から6月中旬の1か月だけ。
④令和8年度は6月12日で終わりました。
「うちの市には無い」と書き続けてきた当サイトから見ると、伊勢崎市はかなり手厚い部類です。市は制度の目的を「居住環境の向上と地域経済の活性化を目的として、個人住宅のリフォーム工事を市内の施工業者に依頼して行う場合、その工事費用の一部を助成します。」と書いています。——住まいをよくすることと、市内の業者に仕事を回すこと。この2つが目的です。
だから条件も、そこから素直に決まっています。市内の業者に頼むこと。これが外れると、金額がいくらでも対象になりません。詳しくは後の章で見ます。
そして、いちばん大事な事実。今年度の受付は終わっています。市は実績報告のページにこう掲載しています。
「今年度の申請受付は、令和8年6月12日(金曜日)で終了しました。なお、申請した人には順次、決定通知書を発送しています。」
市の判別表に「外壁の塗装」。洗浄もコーキングも足場も入っています
伊勢崎市は、どんな工事が対象になるかを1枚の表にして公開しています。塗装に関係する行を、原文のまま抜き出します。
| 工事内容 | 備考 |
|---|---|
| 屋根、軒天、破風、庇、雨どい、バルコニー等の塗装、改修、防水、火災防止工事 | 屋根材のふき替え、漆喰の補修、雪止めの設置などを含む |
| 外壁の塗装、改修、張替え、防火構造工事 | 塗装のための洗浄、コーキングの補修工事などを含む |
| 内装(床、壁、天井等)の塗装、張替え、改修、断熱、防音工事 | 床暖房の設置、住宅用火災警報器の設置などを含む |
| 建具・開口部(ドア、窓、ふすま、障子等)の塗装、張替え、改修、交換工事 | — |
| 住居の一部増改築、間取りの変更、耐震改修工事 | 建築確認が必要なものは、確認済証及び検査済証の写しの提出が必要 |
| その他の工事(仮設足場の設置など) | 詳細は個別審査による |
ここまで書いてある市は、めったにありません。——「外壁塗装は対象ですか」と聞く必要すらない、というのが伊勢崎の状態です。
塗装業者の見積書に載る項目を、順番に照らしてみます。
高圧洗浄 → 「塗装のための洗浄」で対象。
コーキング(シーリング)の打ち替え → 「コーキングの補修工事」で対象。
足場の設置・解体 → 「その他の工事(仮設足場の設置など)」で対象。
破風・軒天・雨どいの塗装 → 1行目でまとめて対象。
——塀の塗装だけは外れます(後の章)。
ただし、対象になるかどうかの最終判断は市がします。市は表の下に「申請書類で対象部分を確認します。上記以外や判断が難しいものは、お問い合わせください。」と添えています。見積書の書き方ひとつで通りやすさが変わる、ということでもあります(見積書のチェック項目)。
30%・上限10万円。市が自分で計算例を2つ出しています
助成額の決め方は単純です。助成対象経費の30%(千円未満は切り捨て)、ただし限度額10万円。——市は、その計算例を自分のページに書いています。
「例1 対象経費(消費税を除く)30万円×(かける)30%=助成金9万円の交付」
「例2 対象経費(消費税を除く)100万円×(かける)30%=30万円、ただし助成限度額は10万円のため、助成金10万円の交付」
ここで注意したいのが「消費税を除く」という一言です。見積書の総額ではなく、税抜の金額に30%を掛けます。表にすると、こうなります。
| 対象経費(税抜) | 30%の額 | 実際に出る額 |
|---|---|---|
| 10万円(下限) | 3万円 | 3万円 |
| 20万円 | 6万円 | 6万円 |
| 30万円 | 9万円 | 9万円 |
| 34万円 | 10万2千円 | 10万円(上限に到達) |
| 80万円 | 24万円 | 10万円 |
| 120万円 | 36万円 | 10万円 |
上限に届くのは、税抜およそ34万円のときです。——戸建ての外壁塗装は、30坪前後の家で80万円から120万円あたりが多い価格帯ですので(外壁塗装の費用相場)、ふつうに塗り替えれば、まず上限の10万円になります。
下限もあります。助成対象経費が10万円以上でないと使えません。部分的な補修だけだと、届かないことがあります。
予算の規模も、市がリーフレットに書いています。「当初予算額 1億円(10万円×1000件)」。
——上限額で割った件数を、市のほうから示している珍しい例です。当サイトはいつも予算書から件数を逆算していますが、伊勢崎市はその計算を市が代わりにやってくれています。
使える人の条件は5つ。効くのは「所得700万円以下」
申請できる人の要件を、市の書き方のまま並べます。
| 誰が | 条件 |
|---|---|
| 対象者(申請者) | 対象住宅を所有している18歳以上の人 |
| 対象住宅に令和8年4月1日時点で2年以上継続して居住している(住民登録がある)人 | |
| 市税等を滞納していない人 | |
| 申請者本人の合計所得金額(令和7年分)が700万円以下 | |
| 令和6年度、令和7年度にこの助成を受けていない人 | |
| 対象住宅 | 申請者が所有・居住している市内の住宅(併用住宅は居住部分、集合住宅は専有部分のみ) |
| 平成28年12月31日以前に建築した住宅 | |
| 令和6年度、令和7年度にこの助成を受けていない住宅 |
所得700万円以下。——ここが、当サイトが見てきた市の中でもはっきりしている線引きです。市はリーフレットの質問欄で、この要件が誰を見るのかも説明しています。「申請者個人の納付と所得の状況を確認します。」つまり世帯合算ではなく、申請する本人の所得です。
「市税の滞納」が何を指すかも書かれています。「市・県民税、固定資産税、都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税です。」——このどれか1つでも滞納があると通りません。
3年に1度しか使えません。
人にも住宅にも「令和6年度、令和7年度にこの助成を受けていない」という条件が付いています。2年連続で使うことはできない、という設計です。
——外壁と屋根を別の年に分けて2回申請する、という使い方はできません。1回で最大まで取りにいくほうが得です。
住宅の側の「平成28年12月31日以前に建築」も見落とされがちです。築およそ10年未満の家は、そもそも対象になりません。塗り替えの時期としても早いので、実務上あまり問題になりませんが、新しい家を買った方は覚えておいてください。
対象外の表も、同じくらい大事です
伊勢崎市は「対象外」の表も並べて公開しています。塗装まわりで引っかかるのは、この2行です。
| 対象外の工事 | 備考 |
|---|---|
| 外構工事 | 門、フェンス、塀、擁壁、舗装など |
| 住居部分以外の改修、一部増築工事 | 店舗、事務所、賃貸住宅、車庫・カーポート、物置、納屋、プレハブ小屋、ウッドデッキ、テラス、犬走りなど |
| 市外の法人事業所または市外に住民登録がある個人事業者に依頼して行う工事 | — |
| 太陽光発電システムの設置、改修工事 | 蓄電池の設置、交換、改修を含む |
| 解体工事 | 対象のリフォーム工事に伴う部分解体は除く |
| リフォーム以外の工事 | 防蟻等の薬剤散布、ハウスクリーニングなど |
| 家電製品の購入/家具・調度品の購入 | エアコン等の冷暖房機器、照明器具、たんす、カーテンなど |
塀と門は外構、つまり対象外です。家の外まわりを一度に頼むと、見積書には外壁と塀が同じ紙に並びます。——このとき、塀の分を分けて書いてもらわないと、審査で止まります。カーポートや物置の塗り替えも同じです。
逆に言えば、分けて書けば本体の分は通ります。市は「申請書類で対象部分を確認します」と書いていますので、業者に「伊勢崎市の助成に出すので、住宅本体と外構を別の行にしてください」と伝えるだけで済みます。
施工業者は1社でなくても構いません。市はこう書いています。
「施工を依頼する業者は、複数であってもご利用いただけます。見積書と業者の住所を確認できる証明書は、業者ごとに必要です(図面・写真は同一で構いません)。」
——外壁は塗装店、水まわりは設備店、というように分けても大丈夫です。ただし書類は業者の数だけ増えます。
今年度の日程と、いま動ける枠
令和8年度の日程を、市の公表どおりに並べます。受付は年に1回、1か月間だけです。
| できごと | 日程 |
|---|---|
| 事前相談・書類の確認 | 令和8年4月20日(月)〜5月15日(金) |
| 申請の受付 | 令和8年5月18日(月)〜6月12日(金)(土日祝を除く) |
| 受付時間 | 午前9時〜正午、午後1時〜午後4時(正午から午後1時は除く) |
| 場所 | 住宅リフォーム窓口(市役所北館2階 商工労働課) |
| 交付決定 | 申請後、約1か月で交付決定通知書を送付 |
| 工事の完了・支払い | 令和9年1月31日(日)まで |
| 実績報告 | 工事完了後30日以内 |
市は申請方法についても釘を刺しています。「申請書類一式を、住宅リフォーム窓口へ直接持ち込み(注意)郵送での申請はできません」——窓口へ行く必要があります。ただし本人でなくても構いません。市は「ご家族や施工業者の方でもお受けします。委任状や本人確認の書類等は不要です。」と書いています。
順番を間違えると、1円も出ません。
市の説明はこうです。「交付決定日以降に着工し、期限内に施工が完了し、支払いが終わる工事が対象です。交付決定日前に行った工事は対象になりませんので、必ず交付決定を受けてから工事を始めてください。」
——申請してから決定通知が届くまで約1か月。5月に申請しても、着工は6月以降になります。春に塗りたいなら、前年の秋から段取りする話です。
実績報告の期限にも罠があります。市は「実績報告の提出期限は工事完了後30日以内です。工事完了期限とは異なります」とわざわざ書いています。1月31日に工事を終えたら、2月中に報告まで済ませる、ということです。
そして増額はできません。「申請時から工事費用が増額となっても、交付決定した助成金額を増額することはできません」。逆に減額になった場合は変更申請が要ります。見積もりが甘いと損をする側に転びます。
市が「斡旋も紹介もしていない。勧誘も行っていない」と書いています
これは、伊勢崎市の資料の中でいちばん引用しておきたい一文です。市はリーフレットの質問と回答の欄で、こう書いています。
「市では、業者の斡旋・紹介はしていません。また、電話や訪問による勧誘も行っておりません。」
市は業者を紹介しません。市から電話も来ません。——ということは、「伊勢崎市の助成が使えるので見に行きます」という電話や訪問は、市とは関係のない営業だということになります。
助成があるからこそ、この手の営業が来ます。制度が実在するので、話に説得力が出てしまうからです。
確かめ方は1つ。住宅リフォーム窓口の直通(0270-23-7381)に電話すること。市の担当が、その会社が市内業者かどうかも、いまが受付期間かどうかも即答できます。
——その場で契約書に判を押す理由は、どこにもありません(業者の選び方)。
もうひとつ、市内業者の定義も広めに書かれています。「伊勢崎市内に住所を置く業者であれば、会社だけでなく、個人の業者さんなども対象です。また、市外に本社がある法人でも、市内に支店などがあれば、ご利用いただけます。」——大手でも市内に支店があれば使えます。
耐震改修は5分の4・115万円。こちらも9月4日で締切でした
伊勢崎市の耐震改修補助は、金額としてはリフォーム助成より大きい制度です。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 補助額 | 設計費、工事費および工事監理費の5分の4で、115万円が限度 |
| 対象住宅 | 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた一戸建て・併用住宅(住宅部分2分の1以上)、地上2階建て以下、木造在来軸組工法、耐震診断の総合評点が1.0未満 |
| 対象工事 | 上部構造耐力の評点を1.0以上とする工事(本年度中に完了するもの) |
| 補助件数 | 予算の範囲内(先着順のため、早めに相談を) |
| 申し込み期間 | 令和8年5月11日(月)〜9月4日(金) |
| 窓口 | 建築指導課(市役所東館4階)0270-27-2762 |
塗装との関係で大事なのは、この一文です。「(注意)リフォームに係る工事費などは除きます」——耐震補強に伴って外壁を触ることになっても、塗装の費用はこの補助では見てもらえません。塗装はリフォーム助成のほう、と分かれています。
耐震シェルターや防災ベッドの補助もあります。設置費用の3分の2で上限20万円。対象は「高齢者のみで構成される世帯に属する人または障害者が同居する世帯に属する人」で、こちらも申し込みは5月11日から9月4日まででした。
市は耐震改修に代理受領制度を用意しています。申請者ではなく施工業者が補助金を直接受け取れる仕組みで、委任状と同意書の様式が公開されています。
——補助金の分を立て替えずに済むということです。工事費が大きい耐震改修では、これが効きます。低コスト耐震改修の案内も別に出ていますので、金額で諦める前に建築指導課へ相談してください。
空き家なら、いまも開いています(ただし各5件)
ここが、9月の時点でまだ動ける枠です。伊勢崎市の空き家改修補助は2本立てで、どちらも対象工事に外壁の塗装が入っています。
| 制度 | 誰向け | 補助率・上限 | 件数・受付 |
|---|---|---|---|
| 移住者支援空き家改修補助 | 市外から移住してくる人 | 3分の2以内・上限200万円(基本120万円+加算80万円) | 5件(先着順)/令和8年5月8日〜11月30日 |
| 市内転居者空き家改修補助 | 市内で転居する人 | 2分の1以内・上限80万円 | 5件(先着)/令和8年5月8日〜12月28日 |
どちらの対象工事にも、次の3行が並んでいます。「屋根のふき替え、塗装等」「外壁の張替え、塗装等」「外壁、屋根、天井の断熱化工事」。——空き家を買って直すなら、外壁塗装はまっすぐ対象です。
移住者支援のほうの加算の内訳も、細かく決まっています。
- 子育て世帯(中学校修了前の子どもがいる世帯)は、子ども1人につき10万円を加算(上限30万円)
- 補助対象空き家に居住する人が2人以上の場合は40万円を加算
- 伊勢崎市空き家情報バンクに登録されている住宅を購入した場合は10万円を加算
※加算を足しても、補助金の額は改修工事費の3分の2を超えません。また利用は住宅1棟・対象者1人につき、それぞれ1回限りです。
「5件」という数字を、軽く見ないでください。受付期間は11月末や12月末まで書かれていますが、市は「予算額に達した場合は、期限前に終了する可能性があります。」と明記しています。
そして「提出書類がすべて揃っていないと受付になりません。」——書類を1枚忘れると、その日は受け付けてもらえません。住宅課(0270-27-2797)に電話して、残り枠と書類を先に確認するのが確実です。
居住の約束もあります。移住者支援は実績報告書の提出日から10年以上、市内転居者は5年以上その空き家に住むこと。市内転居者のほうには「転居元の住居を空き家にしないこと」という条件まで付いています。空き家を1軒直して、別の空き家を1軒生むのでは意味がない、という考え方です。
壊すほうの補助——危険空き家は5分の4・50万円
直さずに壊す選択肢にも、補助があります。塗装の話からは離れますが、「塗るか、壊すか」で迷っている家は実際にありますので、金額だけ置いておきます。
| 区分 | 補助率・上限 | 件数 |
|---|---|---|
| 危険空き家(不良住宅に該当し、放置が不適切と認められるもの) | 除却工事費の5分の4以内・上限50万円 | 20件(先着順) |
| 旧耐震空き家(昭和56年5月31日以前に建築) | 除却工事費の5分の2以内・上限25万円 | 20件(先着順) |
受付は令和8年5月8日から9月30日まで。郵送も受け付けます(当日消印有効)。ただし対象になるのは敷地を更地にする除却工事で、市は「空き家本体に附属しない敷地内の工作物(物置、門扉、塀等)や庭木、車両の撤去等に要した費用は補助の対象外となります。」としています。
そしてもうひとつ、忘れられがちな注意も市が書いています。「建築物を除却することにより、翌年度より敷地の固定資産税が増額となる場合があります。」——壊すと税金が上がることがある、という話です。
併用のルール。国の補助は「本市の立場からは併用可能」
伊勢崎市は、併用について珍しくはっきり書いています。まず市の中の制度どうし。
「市が行う他の住宅改修補助制度と併用する際、重複している施工箇所は申請できませんので注意してください。」
市が例として挙げているのは、高齢者住宅改造費の補助(高齢政策課)、介護保険による住宅改修費の支給(介護保険課)、重度身体障害者(児)住宅改造費の補助(障害福祉課)、木造住宅の耐震改修費の一部補助(建築指導課)、木造住宅の耐震シェルター等設置費の一部補助(建築指導課)、浄化槽設置に対する補助(資源循環課)、公共下水道事業の接続促進補助制度(下水道整備課)です。
制度をまたぐこと自体は禁じられていません。禁じられているのは「同じ施工箇所」を二重に申請することだけ。だから耐震改修は耐震補助で、外壁塗装はリフォーム助成でという組み合わせは成り立ちます。
国の補助については、市がこう書いています。
「本市以外の、国等の補助制度については、本市の立場からは併用可能です。ただし、併用できない場合もありますので、必ず実施主体へ問い合わせてください。」
——市が国との併用を否定していない書き方です(稲沢市なども条件つきで併用を認めています)。市のページからは、国の住宅省エネキャンペーンの問合せ窓口へリンクも張られています。
ただし国の省エネ補助は、塗り替えだけでは基本的に届きません。断熱材や窓など、性能が上がる工事とセットになるのが前提だからです。「塗るだけで国からも出る」と言われたら、その業者に実施主体の名前を聞いてください。
高齢者・介護・障害の住宅改造は、別の窓口です
リフォーム助成とは別に、体の状態に応じた住宅改造の補助があります。高齢者住宅改造費の補助は、1世帯30万円を上限に工事経費の6分の5。かなり高い補助率です。
対象は「65歳以上で介護認定が要支援または要介護1までのひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯で、市・県民税が非課税の世帯または市・県民税の所得割が非課税の世帯の人」、または「65歳以上で要介護2から5までの高齢者がいる世帯で、生計中心者の市・県民税の所得割の額が16万円未満の世帯の人」です。
ただし外壁塗装は入りません。市はこう書いています。
「補助は引き続き2年以上居住している住宅のバリアフリー工事に限定します。老朽化による改造には、費用の補助はできません。」
——老朽化による改造は対象外と名指しされています。手すりや段差の解消はこちら、傷んだ外壁はリフォーム助成のほう、と覚えてください。窓口は高齢政策課(0270-27-2752)で、受領委任払いが可能です。
来年度に間に合わせる動き方
令和8年度の受付は終わりました。だからこのページの本題は、次にどう間に合わせるかです。伊勢崎の日程から逆算します。
| 時期 | やること |
|---|---|
| いま(秋) | 市内に事務所がある業者から2〜3社の見積もりを取る。急ぐ工事でないなら、この時期がいちばん落ち着いて選べます |
| あわせて | 自分の所得が700万円以下か、その家に2年以上住民登録があるか、平成28年12月31日以前の建築かを確認 |
| 冬 | 見積書の中身を詰める。住宅本体と外構(塀・カーポート)を別の行にしてもらう |
| 4月中旬 | 市の事前相談が始まります(令和8年度は4月20日から)。書類の確認をしてもらえます |
| 5月中旬 | 申請。窓口へ直接持ち込み。郵送は不可。家族や施工業者が代わりに行っても構いません |
| 6月ごろ | 交付決定通知書が届いてから着工。届く前に始めると対象外です |
| 翌1月末まで | 工事完了と支払い。完了から30日以内に実績報告 |
日程は年度ごとに変わりますので、3月末に市のページを見直してください。金額や条件が変わることもあります。
助成を待つあいだに家が傷むなら、待たないほうがいい場合もあります。雨漏りや、外壁のひび割れから水が入っている状態は、半年で状況が変わります。
——出るのは最大10万円です。10万円のために被害が広がるなら、順番が逆になります。傷みの程度は費用相場のページで見分け方を書いていますので、迷ったら先に業者に見てもらってください。
逆に、いま急ぐ理由がないなら待つ価値はあります。外壁塗装で10万円は、決して小さくありません。しかも伊勢崎の助成は、洗浄もコーキングも足場も対象に入っている珍しい制度です。
制度の話はここまでです。——伊勢崎市で実際に払う額を決めるのは、工事の中身のほうです。面積と工程が数量で入った見積書どうしを並べれば、違いがどこから来ているかが読めます。2〜3社に同じ条件で出してもらってください(一括見積もりサービスの比較)。
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
国の補助金なら使えますか
市の制度が使えると分かったあと、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
伊勢崎市で外壁塗装に補助金は出ますか?
出ます。伊勢崎市住宅リフォーム助成事業の対象工事表に「外壁の塗装、改修、張替え、防火構造工事」と書かれています。助成額は対象経費の30%で上限10万円。ただし令和8年度の申請受付は6月12日で終了しました。
いくらもらえますか?
対象経費(消費税を除く)の30%で、千円未満は切り捨て、限度額は10万円です。市が自分で計算例を2つ出しています。「対象経費30万円×30%=助成金9万円の交付」「対象経費100万円×30%=30万円、ただし助成限度額は10万円のため、助成金10万円の交付」。つまり対象経費が約34万円で上限に届きます。
高圧洗浄やコーキングの費用も対象になりますか?
なります。市の対象工事表の備考に「塗装のための洗浄、コーキングの補修工事などを含む」と書かれています。さらに「その他の工事(仮設足場の設置など)」も対象工事に並んでいて、備考は「詳細は個別審査による」です。塗装工事の見積書に載る主な項目は、ほぼ入っていると読めます。
屋根や雨どいも対象ですか?
対象です。「屋根、軒天、破風、庇、雨どい、バルコニー等の塗装、改修、防水、火災防止工事」が1行目に挙がっていて、備考は「屋根材のふき替え、漆喰の補修、雪止めの設置などを含む」です。
塀やフェンスを塗るのは対象になりますか?
なりません。対象外の工事表に「外構工事」として「門、フェンス、塀、擁壁、舗装など」が挙がっています。カーポート、物置、ウッドデッキ、テラス、犬走りも「住居部分以外」として対象外です。
市外の業者に頼んでも使えますか?
使えません。対象工事の条件が「市内に本社、事務所などがある法人または市内に住所がある(住民登録がある)個人事業者が行う工事」で、対象外の表にも「市外の法人事業所または市外に住民登録がある個人事業者に依頼して行う工事」と書かれています。市外に本社がある法人でも、市内に支店などがあれば使えます。
誰でも申請できますか?
5つの条件をすべて満たす必要があります。対象住宅を所有している18歳以上、令和8年4月1日時点でその住宅に2年以上継続して居住、市税等の滞納がない、申請者本人の合計所得金額(令和7年分)が700万円以下、令和6年度と令和7年度にこの助成を受けていないこと。住宅の側にも「平成28年12月31日以前に建築した住宅」という条件があります。
今年度はもう申請できませんか?
住宅リフォーム助成は令和8年6月12日で受付が終わりました。市は実績報告のページに「今年度の申請受付は、令和8年6月12日(金曜日)で終了しました。」と掲載しています。木造住宅の耐震改修と耐震シェルターも令和8年9月4日で申し込み期間が終わりました。いま開いているのは空き家関係の3本です。
空き家を買って直す場合はどうなりますか?
2本あります。市外から移住する人向けの移住者支援空き家改修補助は改修工事費の3分の2以内で上限200万円、市内で転居する人向けの市内転居者空き家改修補助は2分の1以内で上限80万円。どちらも対象工事に「外壁の張替え、塗装等」「屋根のふき替え、塗装等」が入っています。ただし補助件数はどちらも5件(先着順)です。
耐震改修の補助はいくらですか?
耐震改修工事に要する費用(設計費、工事費および工事監理費)の5分の4で、115万円が限度です。対象は昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた2階建て以下の木造在来軸組工法の住宅で、耐震診断の総合評点が1.0未満のもの。ただし市は「リフォームに係る工事費などは除きます」としています。
国の補助金と一緒に使えますか?
市は「本市以外の、国等の補助制度については、本市の立場からは併用可能です。」と書いています。ただし「併用できない場合もありますので、必ず実施主体へ問い合わせてください。」とも添えていて、市のページから住宅省エネキャンペーンの問合せ窓口へリンクしています。市の中の制度どうしは、重複している施工箇所は申請できません。
「伊勢崎市の助成金が使えます」と電話がありました。市からですか?
市からではありません。市はリーフレットの質問と回答の欄で「市では、業者の斡旋・紹介はしていません。また、電話や訪問による勧誘も行っておりません。」と書いています。制度を名乗る電話や訪問があったら、住宅リフォーム窓口(0270-23-7381)に確認してください。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
伊勢崎市の公式ページと公表資料を2026年9月5日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。
- 伊勢崎市「令和8年度 伊勢崎市住宅リフォーム助成のご案内(リーフレット)」(助成金額・当初予算額・対象者・対象住宅・対象工事・「対象・対象外の工事内容」の判別表・手続きの流れ・よくある質問とその回答)
- 伊勢崎市 商工労働課「住宅リフォーム助成金」(助成の計算例・事前相談期間・申請期間・申請書類・市の他の住宅改修補助制度との重複に関する留意事項・国等の補助制度との併用について)※受付終了後にページが取り下げられていたため、受付期間中に保存された記録を参照しました
- 伊勢崎市 商工労働課「住宅リフォーム助成金の実績報告について」(今年度の受付終了の告知・申請後の流れ・実績報告に必要な書類)
- 伊勢崎市 建築指導課「木造住宅の耐震改修費の一部を補助します」「木造住宅の耐震シェルター等設置費の一部を補助します」(補助額・対象住宅・申し込み期間・代理受領制度)
- 伊勢崎市 住宅課「伊勢崎市移住者支援空き家改修補助事業」「伊勢崎市市内転居者空き家改修補助事業」「伊勢崎市空き家除却補助事業」(対象工事の内容・補助金の額・補助件数・受付期間)
- 伊勢崎市 高齢政策課「住宅改造費の補助」(対象・補助額・老朽化による改造は対象外である旨)
- 伊勢崎市の公式ページを開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
住宅リフォーム助成=住宅リフォーム窓口 直通 0270-23-7381(産業経済部 商工労働課 商工振興係/市役所北館2階 0270-27-2754)
耐震改修・耐震シェルター=都市計画部 建築指導課 建築指導係(0270-27-2762/市役所東館4階)
空き家の改修・除却=建設部 住宅課 空家対策係(0270-27-2797/市役所本館3階30番窓口)
高齢者の住宅改造=長寿社会部 高齢政策課 生活支援係(0270-27-2752)
群馬県内のほかの市も調べています。太田市(30%・20万円をデジタル金券で)/前橋市/高崎市。同じ群馬県でも、市が変われば答えが変わります(助成金ガイド)。