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【2026年度】高松市の外壁塗装に使える補助金
仏生山なら出ますただし耐震は「費用の全額」。上限115万円まで自己負担ゼロ
- 仏生山なら
- 仏生山歴史街道景観形成重点地区には「色彩変更」の助成があります。2分の1・50万円(外壁の仕上材なら100万円)
- 耐震の補助率
- 「耐震改修工事に要する費用の全額(上限115万円)」——率ではなく全額です
- 診断
- 費用の全額(上限11万3千円)。簡易耐震改修は全額(上限57万5千円)
- 賃貸も可
- 「※賃貸住宅も対象です。」と市が明記しています
- 工法
- 枠組壁工法(ツーバイフォー)・丸太組工法・大臣認定工法は除く
- 塀なら
- ブロック塀を壊して生垣にすると1メートルあたり2,500円が加算(上限15万円)
高松市で「リフォーム補助金」を探してこのページに来た方へ。——外壁塗装そのものに出る補助は、高松市にはありません。けれども、耐震補助の書き方が、当サイトが調べた市のなかでも珍しいので、そこから先に書きます。——「耐震改修工事に係る補助金の額は、耐震改修工事に要する費用の全額(上限115万円)です。」「3分の2」でも「5分の4」でもなく、全額。上限までは自己負担が出ない設計です。しかも令和8年度から拡充されました。
香川県内の3市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——高松市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。県の制度と、いまの取水制限の状況は香川県のまとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/香川県の外壁塗装 悪質業者リスト
このページの内容全17項目
- 先に結論——塗装には出ないが、耐震は「全額」
- 仏生山なら「色彩変更」に2分の1・50万円が出ます
- 「要する費用の全額」という書き方
- 賃貸住宅も対象です
- ツーバイフォーは対象外——工法で切られます
- 市内に営業所を有する事業者に限られます
- 令和8年度から、滞納無証明が同意書で済むようになりました
- リ・バース60を使うと、補助金が減ります
- 無料の出張相談会があります
- ブロック塀を壊して生垣にすると、2,500円が加算されます
- 断熱リフォーム補助は「国の補助が前提」
- 塗装——出ないものを先に
- 動く順番を、月で区切ると
- 対象外だった方へ——高松の家で見るところ
- 国の補助金なら使えますか
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——仏生山なら出る。それ以外は耐震が「全額」
高松市の住宅向け補助は、大きく4つです。——住宅耐震対策事業、緑化事業助成、スマートハウス等普及促進補助、空き家改修補助。外壁塗装そのものを対象にするメニューはありません。
①外壁塗装そのものへの補助はありません
②耐震は「要する費用の全額」——上限115万円まで自己負担ゼロ
③令和8年度から補助金額を拡充
④賃貸住宅も対象
⑤ブロック塀を壊して生垣にすると1メートル2,500円が加算
| 制度 | 補助額 | 塗装は |
|---|---|---|
| 耐震診断 | 要する費用の全額(上限11万3千円) | — |
| 耐震改修工事 | 要する費用の全額(上限115万円) | 耐震の工事費のみ |
| 簡易耐震改修工事(木造に限る) | 要する費用の全額(上限57万5千円) | 同上 |
| 耐震シェルター等設置工事 | 要する費用の全額(上限23万円) | — |
| 緑化事業助成(生垣設置) | 植栽工事費の3分の2ほか・上限15万円 | 塀を壊して生垣にする話 |
| 断熱リフォーム補助(スマートハウス) | 断熱改修15万円/窓のみ5万円。国の補助が前提 | ×届きません |
仏生山なら「色彩変更」に2分の1・50万円が出ます
高松市には、外壁の色を変える工事に助成が出る地区があります。——仏生山歴史街道景観形成重点地区。高松市南部、法然寺の門前として栄えた仏生山町のあたりです。
根拠は高松市景観形成助成金交付要綱。市の説明はこうです。
「高松市景観計画で定める仏生山歴史街道景観形成重点地区内において、景観法(平成16年法律第110号)第16条第1項の規定によりされた届出に係る行為のうち、当該地区の景観形成基準に適合する建築物等の新築・増築等の行為の届出をした者が助成対象となる行為をする場合にその行為に要する経費の一部を助成します。」
要綱の別表から、外まわりに関わるものを抜き出します。
| 助成対象行為 | 内容 | 助成率 | 限度額 |
|---|---|---|---|
| 屋根・庇等 | 日本瓦葺き、銅板葺きに係る下地を除く仕上材及びその施工費 | 2分の1 | 200万円 |
| 外壁 | 漆喰塗り、板張り等に係る下地を除く仕上材及びその施工費 | 2分の1 | 100万円 |
| 開口部 | 木製・木質調の建具、むしこ窓、景観に配慮した扉・格子戸等 | 2分の1 | 100万円 |
| 色彩変更 | 外観の過半にわたるもので、黒、白及び土や木の自然色を基調とした景観に配慮した色彩で、変更に係る材料費及びその施工費 | 2分の1 | 50万円 |
| 塀・門等 | 日本瓦葺き・銅板葺き屋根、漆喰塗り壁、板塀、和風の門 | 2分の1 | 50万円 |
| 看板 | 二階の軒より低い位置に設置され、景観に配慮した材質のもの | 2分の1 | 50万円 |
| 設備機器等の隠蔽 | 空調機器等及び自動販売機の隠蔽 | 2分の1 | 25万円 |
「色彩変更」という項目があります。——外壁を塗り替えて色を変える工事が、ここに当たります。ただし条件が2つ書かれています。
- 「外観の過半にわたるもの」——一部だけ塗り替えても対象になりません
- 「黒、白及び土や木の自然色を基調とした景観に配慮した色彩」——色は自由に選べません
もう1つ、金額の上限の考え方も要綱に書かれています。——「助成対象行為が、同一敷地内において2以上ある場合の助成限度額は、300万円とする。」外壁と屋根と塀をまとめてやる場合でも、1敷地あたり300万円が天井です。
対象になる経費の範囲が決まっています。——要綱は「助成対象経費は、道路から通常見通せる部分及びそれに連なる部分に係る経費とする。」としています。道路から見えない裏面の塗装は、助成の計算に入りません。見積書は面ごとに分けてもらってください。
手続きは景観法第16条第1項の届出が先です。助成の申請には「景観法第16条第1項に規定する届出書の写し」「設計図書」「助成対象行為に係る工事見積書」「現況写真」が要ります。現況写真が必要なので、足場を組む前に撮っておいてください。
窓口は都市計画課 景観係です。仏生山にお住まいで外壁の色を変える予定があるなら、塗料を決める前に相談してください。——色の条件があるので、業者と色を決めてから相談すると、やり直しになります。
「要する費用の全額」という書き方
市のページから、そのまま引きます。
「耐震診断に係る補助金の額は、耐震診断に要する費用の全額(上限11万3千円)です。」
「耐震改修工事に係る補助金の額は、耐震改修工事に要する費用の全額(上限115万円)です。」
「簡易耐震改修工事(木造に限る)に係る補助金の額は、簡易耐震改修工事に要する費用の全額(上限57万5千円)です。」
「耐震シェルター等設置工事に係る補助金の額は、設置工事に要する費用の全額(上限23万円)です。」
4つとも「全額」です。——当サイトが100を超える市区町村を調べたなかで、補助率を書かずに「全額」とする市は、ほとんどありませんでした。
意味を具体化します。——耐震改修工事が100万円なら、100万円が出ます。115万円なら115万円。150万円かかったら、115万円が出て、残り35万円が自己負担。
「5分の4・上限115万円」の市だと、143万7,500円の工事で初めて115万円に届きます。——同じ上限額でも、届き方がまったく違うということです。
そして令和8年度に増額されています。——市は「令和8年度から住宅耐震対策事業(耐震診断、耐震改修工事等、簡易耐震改修工事、耐震シェルター等設置工事)の補助金額を拡充しました」とし、補助金拡充リーフレットまで用意しています。
ただし、締切があります。——「耐震診断・耐震改修工事等ともに、令和8年11月30日(月曜日)」で、「申請補助金額が予算上限に達した場合、受付締切前でも受付を終了します」。完了期日は原則、令和9年1月31日(日曜日)までです。
この日程は、外壁塗装と同時にやる方には短いです。——受付が11月30日、完了が1月31日。耐震も塗装も足場が要る工事なので、どちらの見積もりも早めに揃えておかないと工程が組めません(見積もりの取り方)。
賃貸住宅も対象です
補助対象住宅の見出しに、こう書かれています。
「補助対象住宅(補助対象となる住宅の要件)※賃貸住宅も対象です。」
これは、当サイトが調べたなかでは少数派です。——つくば市は「賃貸住宅は対象外」、水戸市も「対象外です」、奈良市も「賃貸住宅については、対象外です」でした。
アパートや貸家を持っている方にとっては、大きな違いです。——昭和56年5月31日以前に着工した貸家を持っていて、耐震性が不足しているなら、この制度が使える可能性があります。
申請できるのは所有者です。——市は「市内に対象となる住宅を所有する方又は、所有者に承諾を得た方。ただし、市税の滞納のない方に限ります」としており、所有者以外が申請する場合は「所有者の承諾書」の様式も用意されています。
ただし、条件がひとつあります。——「市内に存する住宅であって、耐震対策を行った後も、主たる住居の場として利用されるもの」。直したあとに住む人がいることが前提で、空き家にして放置する目的では使えないと読めます。
ツーバイフォーは対象外——工法で切られます
「※枠組壁工法、丸太組工法及び大臣の特別な認定を得た工法によるものは除きます。」
枠組壁工法=いわゆるツーバイフォーです。——この扱いは市によって割れます。奈良市は「在来軸組構法、伝統的構法、枠組壁工法の住宅」を対象にしていて、ツーバイフォーが入っています。宝塚市は高松市と同じく対象外でした。
自分の家がどの工法かを知る手がかり。——昭和56年5月31日以前に着工した家でツーバイフォーは、そもそも多くありません。日本にツーバイフォーが本格的に入ってきたのは昭和49年(1974年)の工法公開以降で、普及したのは昭和60年代以降です。
確実なのは、建築確認済証を見ることです。——構造の欄に「木造」としか書かれていない場合は、建築指導課(087-839-2488)に相談してください。
対象になる住宅の範囲は、こう書かれています。——「昭和56年5月31日以前に着工された戸建て住宅、長屋建て住宅及び併用住宅(住宅以外の用に供する部分の床面積が延べ面積の2分の1未満のもの)です。」長屋建て住宅が入っているのも、押さえておく点です。
市内に営業所を有する事業者に限られます
「耐震改修工事、簡易耐震改修工事は、市内に営業所を有する事業者が施工する場合に限ります。」
「本店」ではなく「営業所」です。——水戸市やつくば市が「本店」に限っていたのに比べると、間口は広いことになります。
市は、香川県が作った一覧を紹介しています。——「『住まいの耐震化』の実績のある事業者一覧」です。ただし注記が付いています。
「※香川県住宅課作成資料のため、県内の登録事業者を記載していますが、『耐震改修工事、簡易耐震改修工事』については、高松市内に営業所を有する事業者が施工する場合に限り、補助対象となります。」
県の一覧に載っていても、市外の会社なら対象外ということです。一覧を見るときは、住所の欄も見てください(業者の資格と許可)。
診断のほうは、資格で決まります。——「耐震診断は、所定の講習を受けた建築士によることが必要です。」そして「補助金の交付申請の時点において、建築基準法に基づく重大な違反がないことが条件です」という条件もあります。増築を届出なしでやっている家は、そこで引っかかる可能性があります。
回数の制限もあります。——「同一の建物について、二度の補助は受けられません。」
令和8年度から、滞納無証明が同意書で済むようになりました
細かい話ですが、手続きが1つ減っています。
「令和8年度から、補助要綱別表第2(申請等に必要な書類)に記載の『滞納無証明』については、申請者の同意がある場合は、添付が不要となりました。」
「また、申請者の滞納が無いことが確認できた後に、補助金交付決定通知書を通知します。滞納が無いことの確認には、1~2週間程度の日数を要しますので、申請の際には、余裕を持って提出してください。」
「楽になった」だけの話ではありません。——証明書を自分で取れば即日ですが、同意書にすると市が調べるので1〜2週間かかる。
締切が11月30日で、完了期日が1月31日です。秋に申請する方は、証明書を自分で取りに行くほうが安全かもしれません。水戸市でも同じ構図がありました(完納証明書なら審査1週間、同意書なら3週間)。
そして、契約の順番です。——市はページの冒頭で「交付決定までに時間を要しますので、交付決定前に施工者等と契約をしないようお願い致します」と書き、注意事項でも「交付決定前に契約を行った場合は、補助を受けることができません」と繰り返しています。
リ・バース60を使うと、補助金が減ります
高松市は、住宅金融支援機構の制度も案内しています。——耐震改修利子補給制度【リ・バース60】です。
「耐震改修利子補給制度【リ・バース60】とは、高齢者世帯の住宅耐震化を促進するため、住宅金融支援機構が創設した制度です。住宅耐震対策事業を利用し耐震改修工事を行う場合、自宅と土地を担保にこの制度で融資を受ける事で、毎月の利子負担を軽減する仕組みです。元金は担保物件の相続時、売却等により一括で返済することができます。」
そして、この一文が続きます。
「この制度を利用する場合、住宅耐震補助事業の内、国負担分の補助金が受けられなくなります。」
利子は軽くなるが、補助金は減る。——どちらが得かは、工事金額と借入額で変わります。市の補助が「全額(上限115万円)」であることを考えると、まず補助を満額もらってから、足りない分を考えるほうが素直な場合が多いはずです。
この注記を書いている市は、ほとんどありません。——知らずに両方申し込んで、あとで減額されることを防ぐための告知だと読めます(工事をローンで払う)。
代理受領も使えます。——「申請者が、耐震診断や耐震改修工事等に要した費用から【補助金】を差し引いた金額【自己負担】を診断士や施行者(以下、施工者等)に支払い、申請者から委任された施行者等に、市が直接補助金を支払う制度です。」補助が全額なら、上限までは手出しゼロで工事ができる計算になります(支払いのタイミング)。
無料の出張相談会があります
「令和8年度住宅耐震出張相談会を開催します。※予約制・先着順」
「建築士による無料相談をご希望の方は、事前に電話にて建築指導課(839-2488)へお申し込みください。」
市は予約枠の状況まで公開しています。——「現在、各相談会場で予約枠に余裕があります。(5/8時点)先着順となっているため、無料相談をご希望の方は建築指導課(839-2488)までお早めにお問い合わせください。」
この相談会は、塗り替えを考えている方にも使えます。——相談に来るのは建築士で、工事を請け負う立場ではありません。「この外壁のひび割れは構造に関係ありますか」「耐震改修をするなら外壁はどこまで開けますか」——塗装業者に聞いても答えが出ない質問を、ここでぶつけられます(外壁のひび割れの見方)。
そして無料です。——耐震をやるかどうか決めていなくても、行く価値があります。
ブロック塀を壊して生垣にすると、2,500円が加算されます
高松市には、ブロック塀の撤去だけを対象にする補助は見当たりませんでした。——かわりに、緑化事業助成のなかに加算があります。
「生垣の総延長のメートル数(1メートル未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。)に5,000円を乗じて得た額。ただし、既存のブロック塀等を取り壊して生垣を設置する場合は、当該額に取り壊した既存のブロック塀等の長さ1メートルにつき2,500円を乗じて得た額を加算して得た額とする」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | ①植栽工事費の3分の2/②生垣1メートル5,000円(+塀撤去1メートル2,500円)/③15万円——のうちいちばん少ない額 |
| 対象地域 | 居住誘導区域・都市機能誘導区域 |
| 要件 | 公衆用道路に面して延長2メートル以上/高さ50センチメートル以上の常緑樹を1メートルあたり2本以上 |
| 残す場合 | 生垣をブロック塀等の内側に設置するときは構造物の高さは1メートル以下 |
| 回数 | 対象となった敷地について1回限り |
10メートルの塀を壊して生垣にする場合を計算します。——生垣10メートル×5,000円=5万円に、塀撤去10メートル×2,500円=2万5千円を加算して7万5千円。ただし植栽工事費の3分の2のほうが少なければ、そちらになります。
「塀を撤去してフェンスにする」は対象外です。——あくまで生垣(植栽)にする場合の助成です。対象地域も居住誘導区域・都市機能誘導区域に限られるので、まず自分の家が区域内かを確認してください(ブロック塀の塗装と撤去)。
生垣は、手入れが要ります。——塗り替えのときに足場を組むと、生垣が邪魔になったり傷んだりすることがあります。塀か生垣かは、10年単位の手間まで含めて考えてください(庭木と外壁塗装)。
断熱リフォーム補助は「国の補助が前提」
高松市のスマートハウス等普及促進補助事業には、断熱の枠があります。
| 種別 | 補助金交付設備等 | 補助額 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| スマートハウス | 蓄エネルギー機器(蓄電池または充放電設備)の新設 | 6万円 | 受付終了 |
| ゼロエネルギー住宅化 | 15万円 | 受付終了 | |
| 居住誘導加算 | 5万円 | 受付終了 | |
| 断熱リフォーム | 断熱改修 | 15万円 | 受付終了 |
| 断熱改修(窓のみ) | 5万円 | 受付終了 |
この補助は、単独では使えません。——「国の『既存住宅における断熱リフォーム支援事業』又は『先進的窓リノベ事業』の補助を受けることが必要です。」
そして金額の出し方も上乗せ型です。——「補助額は、補助対象経費の合計額から、国の補助事業の補助合計額を差し引いた額の2分の1が上限となります(1000円未満切捨て)。」
国の事業の対象は断熱材・窓・ドアなど。——塗料は入っていません。だから高松市の断熱リフォーム補助も、塗装には届きません(遮熱塗料は本当に効くのか)。
令和8年度の予約申請は、8月14日時点で終了しています。——市は「今年度の予約申請の受付は終了いたしました。」と告知し、5つの枠すべてに「受付終了」と表示しています。予約申請をしていなければ補助は受けられませんという仕組みなので、来年度は4月から動く必要があります。
塗装——出ないものを先に
外壁塗装そのものへの補助は、高松市にはありません。——耐震・緑化・スマートハウス・空き家改修という4つの枠を見ましたが、経年劣化の塗り替えを対象にするメニューは見当たりませんでした。
空き家については、別の補助があります。——市は「空き家改修補助事業」を実施していて、「※ 過去に当補助金の交付を受けたことがある物件は対象となりません。※ 耐震性が確保できない住宅は対象となりません。」といった条件を掲げています。空き家を買って直す予定がある方は、内容を市に確認する価値があります(中古住宅の塗り替え)。
台風で壊れた場合は、補助金ではなく火災保険の話になります。——香川県は台風の通り道で、瓦が飛ぶ、雨樋が外れる、カーポートの屋根が割れるといった被害が出ます。自然災害による損傷は、加入している火災保険の対象です(火災保険で直せる範囲)。
「保険を使えば無料で塗れます」という営業には気をつけてください。——経年劣化は保険では直せません。下りなかったときに、工事契約だけが残ります(よくあるトラブル)。
動く順番を、月で区切ると
| 時期 | やること |
|---|---|
| まず電話 | 建築指導課 087-839-2488。出張相談会の予約枠と、補助の残りを聞く |
| 同時に | 建築時期(昭和56年5月31日以前か)と工法(ツーバイフォーでないか)を確認 |
| 4月1日から | 受付開始。予算上限に達すると締切前でも終了 |
| 申請の前に | 滞納無証明を自分で取るか、同意書にするかを決める(同意書だと確認に1〜2週間) |
| 交付決定が出るまで | 施工者等と契約しない |
| 業者を選ぶとき | 市内に営業所があるか/代理受領が使えるかを確認 |
| 11月30日 | 受付締切 |
| 令和9年1月31日 | 完了期日(原則) |
塗装の工程を考えると、日程がきつい年もあります。——受付が11月30日、完了が1月31日。そのあいだは2か月しかありません。
高松の冬は、瀬戸内式気候で雨が少なく、塗装には向いています。——ただし1月は朝の気温が5度を下回る日が出ます。塗料の仕様書には塗ってはいけない気温と湿度が決められているので、作業開始が昼近くになる日が出ると考えてください(工事時期の考え方)。耐震と塗装を同時にやるなら、秋のうちに着工したいところです。
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
対象外だった方へ——高松の家で見るところ
昭和56年6月以降の家、あるいはツーバイフォーの家。——その場合、高松市から出るお金はありません。
| 高松で特に見るところ | なぜ |
|---|---|
| 塩害の影響 | 瀬戸内海に面していて、海が近い地区では金属部分の錆が早い(塩害と外壁塗装) |
| 棟板金の釘 | 台風で浮きやすい。足場があるうちにしか見られません(棟板金の浮き) |
| 塗料の製品名 | グレード名だけでは単価を検算できません(平米単価表) |
| 数量(平方メートル) | 外壁・屋根・足場それぞれに数量が入っているか(面積の出し方) |
雨が少ない土地には、独特の注意点があります。——瀬戸内は年間降水量が少なく、日照時間が長い。雨で汚れが流れにくいぶん、外壁に汚れが残りやすいいっぽう、紫外線による塗膜の劣化は進みやすいという組み合わせになります。
だから、南面と西面の傷み方を見てください。——触ると白い粉がつく(チョーキング)のは、塗膜が紫外線で分解されているサインです(塗膜の剥がれとチョーキング)。北面がまだきれいでも、南面が限界ということが起こります。
最後に、業者選びの話を1つ。——高松市は、耐震補助で「市内に営業所を有する事業者」という条件を置いています。塗装だけなら関係ありませんが、その線引き自体は参考になります。——市内に拠点があるかどうかは、工事のあとに不具合が出たときの対応の速さに直結します(どこに頼めばいいか/保証は誰が出すのか)。2〜3社を同じ条件で並べてください。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
高松市で外壁塗装に助成金は出ますか?
仏生山歴史街道景観形成重点地区の中なら出ます。高松市景観形成助成金交付要綱の別表に「色彩変更」という項目があり、2分の1・上限50万円です。外壁の仕上材(漆喰塗り、板張り等)なら2分の1・上限100万円になります。地区外の一般的な外壁塗装には出ません。
好きな色に塗れますか?
塗れません。要綱は色彩変更の対象を「外観の過半にわたるもので、黒、白及び土や木の自然色を基調とした景観に配慮した色彩」と定めています。また外観の過半を塗り替えることも条件です。
家の裏側も対象になりますか?
なりません。要綱に「助成対象経費は、道路から通常見通せる部分及びそれに連なる部分に係る経費とする。」とあります。道路から見えない面の工事費は助成の計算に入りません。
外壁と屋根と塀をまとめてやると、いくらまで出ますか?
要綱は「助成対象行為が、同一敷地内において2以上ある場合の助成限度額は、300万円とする。」としています。1敷地あたり300万円が上限です。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
高松市の公式ページを2026年9月3日に直接開いて確認しました。耐震の受付は予算上限に達すると締切前でも終わります。スマートハウス等普及促進補助は令和8年度の予約申請が終了済みです。申請の前に、必ず担当課へ電話してください。
- 高松市「美しいまちづくり」(都市計画課 景観係)および「高松市景観形成助成金交付要綱」別表
- 高松市「高松市住宅耐震対策事業について」(建築指導課 087-839-2488)
- 高松市「補助金拡充リーフレット」「手続きの流れ(リーフレット・フロー図)」
- 高松市「高松市住宅耐震対策事業補助金交付要綱」
- 高松市「高松市緑化事業助成制度(生垣設置、ブロック塀撤去等)」
- 高松市「スマートハウス等普及促進補助事業について」(2026年8月14日更新)
- 高松市「高松市住宅耐震改修等事業」(危機管理課 087-839-2184)
- 高松市の公式ページを開く——美しいまちづくりのページ。景観形成助成金の要綱はここから。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
耐震診断・耐震改修・出張相談会=建築指導課 087-839-2488
災害への備え全般=危機管理課 087-839-2184(防災合同庁舎3階)
緑化事業助成=高松市(緑化担当)
スマートハウス等普及促進補助=高松市(環境・温暖化対策担当)
香川県内では、丸亀市も調べています。——丸亀市。丸亀市は塗装の助成が無く、市が「リフォーム工事を併せて行う場合は、耐震改修に要する経費のみが対象となります」と明記しています。また2026年8月27日から渇水対策本部が設置されています(高圧洗浄で水を使うため、工事前に確認が要ります)。
四国と近隣の市も調べています。——松山市(塗装に上限20万円が出ます)/高知市(塗装は対象外だが耐震は125万円)/岡山県/広島市。瀬戸内をはさんだ市どうしでも、塗装の扱いはまったく違います(助成金ガイド)。