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【2026年度】半田市の外壁塗装に助成金は出る?——ふつうの家には出ません。ただし景観の4地区なら、外観の修繕に3分の2
景観の4地区なら出ます建物の修繕・模様替えに3分の2・上限90万円
- 住まいの補助
- 耐震・取壊し・空家のための制度で、塗り替えという項目は無い
- 例外は景観
- 半田運河周辺・JR半田駅前・亀崎・岩滑の景観形成重点地区で、ふるさと景観づくり事業補助金が建物の修繕・模様替えに3分の2
- 条件は仕上げ
- 外壁は「茶・黒系の色とした板張り、漆喰塗仕上壁又は土壁等」。着手前に事業認定、同じ工事は5年に1回
- 届出
- 重点地区で床面積10㎡超の建物の色彩の変更は、着手30日前までに届出
- 耐震なら
- 市内業者で最大175万円(市外は135万円)。補強で壊した部分の「撤去部分の復旧工事」は附帯工事
- まず電話するのはここ
- 景観=都市計画課 0569-84-0628/耐震=建築課 0569-84-0671
「半田市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。半田市の住まいの補助は、耐震・取壊し・空家の3つの系統で、塗り替えという項目はありません。——ただし、半田運河周辺・JR半田駅前・亀崎・岩滑の4地区だけは別です。都市計画課のふるさと景観づくり事業補助金が、建物の「修繕、模様替え」に3分の2を出します。条件は、外壁が「茶・黒系の色とした板張り、漆喰塗仕上壁又は土壁等」であること。市の要綱と景観形成基準から順に書きます。
愛知県内の26市町を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——半田市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は愛知県の助成金まとめにあります。
名古屋市/豊橋市/岡崎市/一宮市/瀬戸市/春日井市/豊田市/豊川市/安城市/西尾市/蒲郡市/稲沢市/東海市/大府市/知立市/田原市/小牧市/刈谷市/碧南市/高浜市/常滑市/津島市/東浦町/日進市/江南市
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全15項目
- 市の住まいの補助に、「塗り替え」という項目はありません
- 景観の4地区なら、建物の修繕・模様替えに3分の2です
- 条件は「茶・黒系の板張り、漆喰、土壁」——外壁の仕上げが決まっています
- 塗る色は、マンセル値で上限が決まっています
- 重点地区で色を変えるなら、着手30日前までに届出です
- 色に迷ったら、景観アドバイザーに無料で相談できます
- 耐震は、市内の業者なら最大175万円・市外なら135万円
- 補強で壊した外壁を戻す工事は「附帯工事」として対象です
- 段階的な改修・取壊し・ブロック塀・アスベスト
- 空き家バンクは紹介の仕組み。結婚新生活支援はありません
- 窓口は、景観なら都市計画課、耐震なら建築課です
- 国の補助金なら使えますか
- あわせて読みたい
- よくある質問
- 参考にした情報
市の住まいの補助に、「塗り替え」という項目はありません
半田市の「住まい」のページには、補助の入口が「耐震・取壊等補助制度」と「空家等対策」の2つあります。耐震・取壊等のほうに並ぶ制度はこうです。
| 制度 | 中身 |
|---|---|
| 無料木造住宅耐震診断 | 1981年5月31日以前に着工した木造住宅の診断が無料 |
| 耐震改修費補助(木造住宅) | 市内業者なら最大175万円、市外業者なら最大135万円 |
| 木造住宅段階的耐震改修費補助 | 判定値0.4以下の住宅を2回に分けて改修 |
| 非木造住宅・建築物耐震改修等補助 | 木造以外の建物の耐震 |
| 耐震シェルター等設置費補助 | シェルター上限25万円、防災ベッド上限15万円(65歳以上の方などが住む住宅) |
| 木造建築物取壊工事費補助 | 最大20万円 |
| ブロック塀等撤去費補助金 | 撤去費の2分の1または1m当たり5千円の少ないほう、最大10万円 |
| 吹付けアスベスト対策費補助 | 分析調査は費用の100%・上限25万円、除去等は3分の2・上限180万円 |
どれも地震への備えか、建物を壊すための制度です。——空家等対策のほうも、空き家バンク(紹介の仕組み)、取壊しの補助、司法書士の無料相談などで、外壁を塗り替えるための補助はありません。
ただし、住まいのページとは別の場所に、外観にお金が出る制度がありました。市の「各種助成金・補助金、サービス」の「その他」に並ぶふるさと景観づくり事業補助金です。窓口は住宅の部署ではなく、都市計画課です。
図1
景観の4地区なら、建物の修繕・模様替えに3分の2です
ふるさと景観づくり事業補助金は、景観形成重点地区の中で、景観形成基準に合い、景観の向上に役立つと認められる工事に出る補助です。対象の地区は4つです。
| 地区 | 市が掲げる景観の方向 |
|---|---|
| 半田運河周辺地区 | 蔵や旧家などの昔の街並みが残る景観形成 |
| JR半田駅前地区 | 昭和初期のモダンで落ち着いた雰囲気が漂う景観形成 |
| 亀崎地区 | 亀崎潮干祭の山車の曳き廻しが映える景観形成 |
| 岩滑地区 | 童話の舞台の風景を活かした景観形成 |
金額は、重点地区の要綱の別表第2で決まっています。
| 対象物 | 行為 | 補助率 | 限度額(国庫補助対象事業) | 限度額(左記以外) |
|---|---|---|---|---|
| 建築物 | 新築、増築、改築、移転、大規模修繕 | 2/3 | 270万円 | 180万円 |
| 建築物 | 修繕、模様替え | 2/3 | 120万円 | 90万円 |
| 工作物(門・塀など) | 修繕、模様替え | 2/3 | 67.5万円 | 45万円 |
| 緑化物 | 設置 | 2/3 | 13.5万円 | 9万円 |
「国庫補助対象事業」は、要綱の注で「景観形成に資する国庫補助対象事業」とされています。ふつうの家の塗り替えは、右の「左記以外」の列で考えてください。
外壁の塗り替えは「修繕、模様替え」に当たるので、3分の2・上限90万円が目安です。工事費135万円で上限の90万円に届く計算になります。
市のページには、補助率を「60パーセント、または3分の2」、限度額を「9~450万円」と幅で書いてあります。これは景観重要建造物の保存などを含めた幅で、重点地区の建物の修繕・模様替えは、要綱の表で3分の2と決まっています。
条件は「茶・黒系の板張り、漆喰、土壁」——外壁の仕上げが決まっています
補助の対象になる建物は、要綱の別表第1「景観形成仕様」を概ね満たすものです。外壁の行はこう書かれています。
外壁 茶・黒系の色とした板張り、漆喰塗仕上壁又は土壁等
| 項目 | 景観形成仕様 |
|---|---|
| 高さ | 2階以下とし、隣り合う建物の高さと調和する |
| 屋根 | 勾配屋根(4〜5寸勾配)の切妻屋根とし、黒色・銀灰色の日本瓦葺き等 |
| 庇 | 黒色・銀灰色の日本瓦葺き又は銅板葺き等 |
| 外壁 | 茶・黒系の色とした板張り、漆喰塗仕上壁又は土壁等 |
| 開口部(建具) | 木製又は茶・黒系のサッシ等 |
| 樋 | 銅板製等 |
| 設備機器 | 道路等から容易に望見できないところに配置する、又は建築物本体と調和した壁・格子等で覆う |
| 門・塀 | 木製等で茶・黒系 |
「塗装が対象かどうか」ではなく、「仕上がりが蔵や町家の姿に近いかどうか」で決まる補助です。——いまの外壁がサイディングで、明るい色に塗り直したい、という場合は仕様から外れやすくなります。逆に、板張りの外壁を茶・黒系で塗り直す、漆喰を塗り直す、といった工事は仕様に沿います。どこまでが「概ね」なのかは、都市計画課に工事の内容を見せて確かめてください。
着手の前に「事業認定」が要ります。——要綱は、補助金の交付を受けようとする人は補助対象行為の着手前に事業認定の決定を受けなければならない、としています。
5年に1回です。——同じ建物の同じ種類の工事は、補助金の交付を受けた日から5年を経過しなければ、新たに申請できません。
塗る色は、マンセル値で上限が決まっています
重点地区には、補助とは別に景観形成基準があり、外壁・屋根・建具の色が数字で決まっています。
| 地区 | 赤・橙(R・YR) | 黄(Y) | それ以外の色相 | 明度 |
|---|---|---|---|---|
| 半田運河周辺地区 | 彩度3以下 | 彩度2以下 | 彩度1以下 | 無彩色を除き8以下 |
| JR半田駅前地区 | 彩度4以下 | 彩度4以下 | 彩度2以下 | — |
| 亀崎地区・岩滑地区 | 彩度4以下 | 彩度4以下 | 彩度2以下 | — |
どの地区も「自然素材を着色せずに使用する場合は、別表の色彩基準は適用しない」とされています。
4地区のなかでは、半田運河周辺地区の基準がいちばん厳しく、赤・橙・黄以外の色相は彩度1以下、つまりほとんど色味のない色に限られます。
塗料の色は、業者が見本帳の番号(日本塗料工業会の色番号など)で出してきます。その番号のマンセル値を業者に聞けば、基準に入っているかを確かめられます。迷ったら、景観アドバイザーが使えます。
重点地区で色を変えるなら、着手30日前までに届出です
景観の届出は、補助を使うかどうかに関係なく必要な手続きです。市の届出基準で、重点地区の建築物はこうなっています。
○床面積10㎡を超える建築物の次の行為
・建築物の新築、増築、改築若しくは移転
・外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更
・除却
そして注(※2)に、「『外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更』は、通常の維持管理や設備、建具の更新などによるものは除きます。」とあります。
| 地区 | 届出が要る場合 | 期限 |
|---|---|---|
| 景観形成重点地区(4地区) | 床面積10㎡を超える建築物の、外観を変更する修繕・模様替・色彩の変更(通常の維持管理などを除く) | 着手する日より30日以上前 |
| それ以外の地区(市内全域) | 用途地域ごとの基準に当たる大きな建物(例:第一種低層住居専用地域では高さ10m超、建築面積500㎡超など) | 着手する日より30日以上前 |
重点地区の外では、ふつうの2階建ての住宅は、高さ10mや建築面積500㎡を下回るのが一般的です。届出が関係してくるのは、主に重点地区の家です。
重点地区では、色を変える塗り替えは届出が要ると読めます。同じ色で塗り直すのが「通常の維持管理」に当たるかは、都市計画課(0569-84-0628)に確かめてください。市は「既に建っている建物は届出の必要はありませんが、今後、外観を修繕する時に必要になります」とも書いています。
図3
色に迷ったら、景観アドバイザーに無料で相談できます
| 相談の分野 | 相談員 | 日程 |
|---|---|---|
| 建築物・工作物の設計など | 建築の専門家(一級建築士) | 毎月第2・4火曜日 午後2時〜5時 |
| 広告物・各種デザイン・色彩など | デザインの専門家 | 毎月第2・4火曜日 午前9時〜12時 |
| 家庭や工場の造園・緑化など | 造園・景観設計の専門家 | 随時 |
原則予約制・無料で、都市計画課に電話で申し込みます。建築物や工作物の設計の相談は「建築士またはこれと同等の能力と経験を有する技術者」が対象とされているので、工事を頼む業者や設計者と一緒に行く形になります(色彩の相談にこの条件がかかるかは、市のページには書かれていません)。
持っていくものは、計画図面(配置図、平面図、立面図など)、周辺と現地の写真、仕上げ方法や材料のカタログ・見本です。塗料の色見本もここに入ります。
耐震は、市内の業者なら最大175万円・市外なら135万円
1981年5月31日以前に着工した木造住宅なら、耐震改修の補助があります。同じ工事でも、頼む業者が市内か市外かで上限が変わります。
| 業者 | 耐震補強工事費・附帯工事費・改修設計費 | 精密診断法による改修設計費 | 合計の上限 |
|---|---|---|---|
| 市内業者 | 4/5・上限155万円 | 2/3・上限20万円 | 175万円(精密診断法でない場合は155万円) |
| 市外業者 | 4/5・上限115万円 | 2/3・上限20万円 | 135万円(精密診断法でない場合は115万円) |
差は40万円です。市は同じ表を、市内業者施工の場合と市外業者施工の場合の2つに分けて載せています。
| 項目 | 市の条件 |
|---|---|
| 対象の家 | 1981年5月31日以前に建築(着工)した木造住宅 |
| 診断 | 市が実施する無料耐震診断を受けていること |
| 判定 | 判定値が1.0未満と診断され、工事後に1.0以上となることが見込まれること |
| 補強の幅 | 1.0未満と診断された階別方向別上部構造評点を、判定値に0.3を加算した数値以上とする工事に限る |
| 申請先 | 市役所建築課(市役所3階) |
図2
無料診断は、現在「住まい」として利用している、1981年5月31日以前に着工、在来軸組構法(2階建て以下)または伝統構法、一戸建て・併用住宅・長屋・共同住宅(貸家を含む)の4つをすべて満たす住宅が対象で、申し込みは所有者に限られます。
補強で壊した外壁を戻す工事は「附帯工事」として対象です
耐震改修の補助は、「耐震補強工事費・附帯工事費・改修設計費」の合計に出ます。附帯工事の中身は、要綱の別表第1に書かれています。
| 分類 | 耐震補強工事 | 附帯工事 |
|---|---|---|
| 必要耐力(Qr)を下げる工事 | 地盤改良工事 | 屋根工事/木造躯体工事(屋根・壁の軽量化を図るためのもの及び床面積を減ずるもの)/仮設工事及び既設部分の撤去工事(建築設備等を含む。)/撤去部分の復旧工事 |
| 建物の強さ(P)を上げる工事 | 木造躯体工事/基礎工事(土工事を含む。) | 仮設工事及び既設部分の撤去工事(建築設備等を含む。)/撤去部分の復旧工事 |
| 劣化度(D)を上げる工事 | — | 木造躯体工事(劣化部材の取替え)/仮設工事及び既設部分の撤去工事(建築設備等を含む。)/撤去部分の復旧工事 |
| その他 | 耐震性能を向上させるものとして市長が認める工事 | 耐震性能を向上させる工事に附帯するものとして市長が認める工事 |
補強のために外壁を剥がした部分を元に戻す工事は、「撤去部分の復旧工事」として附帯工事に入ります。足場などの仮設工事も同じです。屋根を軽くする工事は、必要耐力を下げる工事の附帯工事に入っています。
ただし表には「塗装」という言葉はありません。補強と関係のない面まで家全体を塗り替える費用が「附帯するものとして市長が認める工事」に入るかは、建築課(0569-84-0671)に確かめてください。見積書を「補強工事」「附帯工事」「それ以外」に分けて出してもらうと、この相談がそのまま進みます(見積書のチェック項目)。
補助金は業者が代わりに受け取れます(代理受領)。——市のチラシの例では、工事費200万円・補助金175万円なら、支払いは25万円です。代理受領が使えるのは、民間木造住宅耐震改修費補助金、非木造住宅・建築物耐震改修等補助金、木造建築物取壊工事費補助金、ブロック塀等撤去補助金、耐震シェルター等設置費補助金、アスベスト対策費補助金の6つです。
段階的な改修・取壊し・ブロック塀・アスベスト
| 制度 | 中身 |
|---|---|
| 木造住宅段階的耐震改修費補助 | 判定値0.4以下の木造住宅を2回に分けて改修。市内業者なら1段目が4/5・上限100万円(精密診断法の設計費は2/3・上限20万円を加算)、2段目が4/5・上限40万円。市外業者は1段目が最大80万円、2段目が最大40万円 |
| 耐震シェルター等設置費補助 | 判定値1.0未満の旧基準木造住宅で、65歳以上の方や避難が困難な方が住む場合。シェルター上限25万円、防災ベッド上限15万円。耐震改修の補助と重ねては使えません |
| 木造建築物取壊工事費補助 | 延べ床面積10㎡以上で、耐震診断で1.0未満などの建物。最大20万円。解体後1年間は同じ所有者(親族を含む)が建築しないこと。契約後・着手後の受付はできません |
| ブロック塀等撤去費補助金 | 道路面から高さ1m以上で、建築士等の診断で危険と判断された道路境界線沿いの塀。撤去費の2分の1または1m当たり5千円の少ないほう、最大10万円 |
| 吹付けアスベスト対策費補助 | 分析調査は費用の100%・上限25万円、除去・囲い込み・封じ込みは3分の2・上限180万円。事前相談が必要 |
ブロック塀を撤去して生垣にするなら、市の生垣設置補助(既存のブロック塀等を生垣にする場合は延長1m当たり3,000円)もあります。
空き家バンクは紹介の仕組み。結婚新生活支援はありません
半田市空き家バンクは、愛知県宅地建物取引業協会と連携して、空き家の情報を公開し、使いたい人と結び付ける仕組みです。市のページに、空き家を直すための補助の記載はありません。空き家の相談窓口は宅地建物取引業協会(052-522-2567)です。
また、国の資料(こども家庭庁、令和8年6月25日現在)で結婚新生活の住居費補助を実施している愛知県の11市町に、半田市は入っていません。ほかの市でリフォーム費用に使えることがある制度ですが、半田市では使えません。
| そのほかの制度 | 中身 |
|---|---|
| 緑の街並み推進事業補助金 | 屋上・壁面・空地・駐車場の緑化と生垣。補助対象経費の2分の1以内、上限500万円(10万円以下は交付しない)。壁面緑化は緑化面積1㎡×3万円まで |
| 住宅用地球温暖化対策設備導入促進補助金 | 太陽光発電設備など。当初予算27,268,000円のうち、9月9日現在の残高は8,811,700円。先着順 |
窓口は、景観なら都市計画課、耐震なら建築課です
| 聞きたいこと | 窓口 | 電話 |
|---|---|---|
| ふるさと景観づくり事業補助金/景観の届出/景観アドバイザー | 建設部 都市計画課 都市計画担当 | 0569-84-0628 |
| 耐震診断・耐震改修/取壊し/ブロック塀/アスベスト/代理受領 | 建設部 建築課 建築指導担当(市役所3階) | 0569-84-0671 |
| 空き家バンク/空家等対策 | 建設部 建築課 住宅担当 | 0569-84-0670 |
景観の補助と耐震の補助は、課が違います。重点地区の古い木造住宅で両方を考えるなら、2つの課に同じ見積書を持っていくことになります。
国の補助金なら使えますか
先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。
半田市の耐震改修の補助は、租税特別措置法の所得税額の特別控除との関係を要綱の別表に書いています。耐震改修と国の減税を重ねるときは、建築課と税務署の両方に確かめてください。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は国の制度の対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
あわせて読みたい
愛知県の助成金まとめ
県内24市町を横に並べて比べる
常滑市の補助金
となりの市。条件を並べて比べる
東浦町の補助金
となりの町。制度の違いを見る
名古屋市の補助金
景観の地区だけ出る、同じ型の市
見積書のチェック項目
補強・附帯・それ以外に分ける理由
業者を自分で調べる4つの方法
市内の業者を探すときに
外壁塗装と固定資産税
塗り替えだけでは上がりません。耐震改修で減額される仕組みと、増改築等工事証明書のことも
愛知県内のほかの市町も1件ずつ調べています。——愛知県の助成金まとめから、豊田市/大府市/刈谷市などの条件も見られます(助成金ガイド/業者の選び方/外壁塗装の費用相場)。
よくある質問
半田市に、外壁塗装に使える補助金はありますか。
ふつうの家の塗り替えに使える制度はありません。市の住まいの補助は耐震・取壊し・空家のためのものです。例外は、半田運河周辺・JR半田駅前・亀崎・岩滑の景観形成重点地区で、ふるさと景観づくり事業補助金が建物の修繕・模様替えに出ます。
景観の補助はいくら出ますか。
建物の修繕・模様替えは補助対象経費の3分の2で、上限90万円です(景観形成に資する国庫補助対象事業なら120万円)。
どんな外壁なら対象になりますか。
要綱の景観形成仕様を概ね満たす建物が対象です。外壁は「茶・黒系の色とした板張り、漆喰塗仕上壁又は土壁等」とされています。サイディングを明るい色に塗り直す工事は外れやすいので、都市計画課に工事の内容を見せて確かめてください。
色の決まりはありますか。
あります。重点地区の景観形成基準で、半田運河周辺地区は赤・橙が彩度3以下、黄が彩度2以下、それ以外の色相は彩度1以下、明度は8以下です。JR半田駅前・亀崎・岩滑地区は赤・橙・黄が彩度4以下、それ以外は彩度2以下です。
工事を始めてから申請できますか。
できません。要綱は、補助対象行為の着手前に事業認定の決定を受けることを求めています。
同じ家で、もう一度使えますか。
同じ建物の同じ種類の工事は、補助金の交付を受けた日から5年を経過すれば、新たに申請できます。
重点地区で塗り替えると、届出が要りますか。
床面積10㎡を超える建築物の、外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更は届出の対象で、着手する日より30日以上前に都市計画課へ届け出ます。通常の維持管理や設備、建具の更新などによるものは除かれます。
重点地区の外なら、届出は要りますか。
用途地域ごとの基準に当たる大きな建物だけです。たとえば第一種低層住居専用地域では、高さ10mや建築面積500㎡を超える建物などが対象です。
耐震改修はいくら出ますか。
市内業者の施工なら、精密診断法による改修設計の場合で最大175万円、それ以外は最大155万円です。市外業者の施工なら最大135万円、それ以外は最大115万円です。
耐震改修と一緒に外壁も直せますか。
補強のために撤去した部分の復旧工事や足場などの仮設工事は、附帯工事として補助の計算に入ります。家全体の塗り替えが附帯工事として認められるかは、建築課に見積書を分けて見せて確かめてください。
補助金を先に立て替える必要がありますか。
代理受領が使えます。市のチラシの例では、工事費200万円・補助金175万円なら、支払いは25万円です。
色で迷ったら、どこに相談できますか。
都市計画課の景観アドバイザー制度が使えます。原則予約制で無料です。色彩の相談は毎月第2・4火曜日の午前です。
結婚新生活支援の補助はありますか。
国の資料(こども家庭庁、令和8年6月25日現在)で結婚新生活の住居費補助を実施している愛知県内11市町に、半田市は入っていません。
空き家を直すための補助はありますか。
空き家バンクは空き家の情報を公開して結び付ける仕組みで、市のページに改修の補助の記載はありません。壊す場合は木造建築物取壊工事費補助(最大20万円)があります。
参考にした情報
2026年9月11日時点で、半田市の公式ページと要綱・基準のPDFを直接開いて確認した内容です。画像だけのPDFは文字を読み取ったうえで、該当ページを画像で確かめています。受付状況や予算は年度で変わります。申請の前には、必ず担当課に最新の状況を聞いてください。
- 半田市「半田市ふるさと景観づくり事業補助金のご案内」(更新日 令和5年12月25日/補助対象者=景観形成重点地区の指定を受けた地区内において、景観形成基準に適合し、かつ、景観の向上に寄与すると認められる行為を行う建築主等 ほか/補助率は「60パーセント、または3分の2」、限度額は「9~450万円」(事業、行為により異なる)/申請先=建設部都市計画課都市計画担当 0569-84-0628)
- 半田市ふるさと景観づくり事業(景観形成重点地区)補助金交付要綱(PDF/第3条=補助対象物は別表第1の仕様を概ね満たすもの/第4条=補助対象行為の着手前に事業認定の決定、同一対象物・同一行為種別は交付から5年を経過しなければ再申請不可/別表第1 景観形成仕様=外壁「茶・黒系の色とした板張り、漆喰塗仕上壁又は土壁等」、屋根「勾配屋根(4~5寸勾配)の切妻屋根とし、黒色・銀灰色の日本瓦葺き等」ほか/別表第2=建築物の修繕・模様替えは2/3、限度額は国庫補助対象事業120万円・左記以外90万円、新築・増築・改築・移転・大規模修繕は270万円・180万円、工作物の修繕・模様替えは67.5万円・45万円、緑化物の設置は13.5万円・9万円)
- 半田市ふるさと景観づくり事業補助金交付要綱(PDF/景観重要建造物等保存管理事業ほか。景観重要建造物等の補修・改修の限度額450万円)
- 半田市「半田市ふるさと景観計画」(更新日 令和5年12月25日/景観計画区域は半田市全域、景観形成重点地区は半田運河周辺地区・JR半田駅前地区・亀崎地区・岩滑地区)
- 半田市「半田市ふるさと景観条例に基づく届出」(更新日 令和6年10月25日/「着手する日より30日以上前に都市計画課へ届出」/「既に建っている建物は届出の必要はありませんが、今後、外観を修繕する時に必要になります」)
- 半田市「届出対象行為及び用途地域ごとの届出基準」(PDF・画像のみ/景観形成重点地区=床面積10㎡を超える建築物の新築・増築・改築・移転、外観を変更することとなる修繕若しくは模様替又は色彩の変更、除却/※2「通常の維持管理や設備、建具の更新などによるものは除きます」/重点地区以外は用途地域ごとの基準=第一種低層住居専用地域では高さ10m超・敷地面積1,000㎡超・建築面積500㎡超など)
- 半田市「景観形成基準(景観形成重点地区)」(PDF/外観の色彩はマンセル表色系で、半田運河周辺地区はR・YRが彩度3以下・Yが彩度2以下・それ以外は彩度1以下・無彩色を除き明度8以下、JR半田駅前地区・亀崎地区・岩滑地区はR・YR・Yが彩度4以下・それ以外は彩度2以下/「自然素材を着色せずに使用する場合は、別表の色彩基準は適用しない」)
- 半田市「景観アドバイザー制度」(原則予約制・無料/建築物・工作物の設計の相談は建築士またはこれと同等の能力と経験を有する技術者が対象)
- 半田市「耐震改修費補助(木造住宅)」(更新日 令和8年3月30日/市内業者施工は精密診断法による改修設計の場合最大175万円・それ以外155万円、市外業者施工は最大135万円・115万円/耐震改修補強工事費・附帯工事費・改修設計費は4/5、精密診断法による改修設計費は2/3・上限20万円/市が実施する無料耐震診断を受けていること)
- 半田市民間木造住宅耐震改修費補助金交付要綱(PDF/別表第1=附帯工事は屋根工事、木造躯体工事(屋根・壁の軽量化・床面積の減少、劣化部材の取替え)、仮設工事及び既設部分の撤去工事、撤去部分の復旧工事、耐震性能を向上させる工事に附帯するものとして市長が認める工事/別表第2=契約の相手方の所在地が市内なら限度額155万円(精密診断法の場合175万円))
- 半田市「無料木造住宅耐震診断」/「木造住宅段階的耐震改修費補助」/「耐震シェルター等設置費補助」/「木造建築物取壊工事費補助」/「ブロック塀等撤去費補助金」/「吹付けアスベスト対策費補助」/「耐震等改修事業に関する補助金代理人受領」(チラシの例=工事費200万円・補助金175万円なら25万円支払い)
- 半田市「半田市空き家バンク」(更新日 令和6年2月8日/愛知県宅地建物取引業協会との連携)/「緑の街並み推進事業補助金」/「生垣設置補助事業」/「住宅用地球温暖化対策設備導入促進補助金」(更新日 令和8年9月10日/当初予算額27,268,000円、9月9日現在の予算残高8,811,700円)
- こども家庭庁「地域少子化対策重点推進交付金 活用状況」愛知県(令和8年6月25日現在/結婚新生活の住居費・引越費用の補助を実施している愛知県内11市町に、半田市は含まれていない)
- 半田市「半田市ふるさと景観づくり事業補助金のご案内」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください