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【2026年度】帯広市の外壁塗装に使える助成金

出ます「塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)」と明記。一律5万円

市の書き方
住まいの改修助成金の対象改修(a)耐久性や長寿命化のための工事の筆頭に、「塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)」と書かれています
ここが分かれ目
「一面全て以上」が条件。対象外の費用にも「部分的な修繕工事費(外壁や屋根の一部修繕など)」とあり、部分補修では出ません
いくら
10万円(消費税を除く)以上の改修工事に対し、一律5万円。工事費が大きくても増えません
下限が低い
10万円から。50万円以上を求める自治体が多いなか、かなり低い水準です
所得制限
所得の世帯総額が550万円以下であること。北海道の他市では珍しい条件です
回数
過去10年以内に住宅リフォーム助成または住まいの改修助成を受けていないこと
枠が公開されています
長寿命化は募集150件に対し受付119件(令和8年9月4日現在)。先着順で、募集は令和9年1月29日まで
順番
交付決定前に工事着手・支払したものは対象外。申請から交付決定まで2週間程度

「帯広市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。答えを先に書きます。帯広市では、外壁塗装に助成が出ます。——しかも、条件の書き方が全国でもかなり具体的です。市はパンフレットに「塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)」と書いています。どこまでやれば対象になるのか、線が引かれている。その代わり、所得の条件と10年ルールがあります。順に見ていきます。

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全10項目

「塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)」

帯広市の「住まいの改修助成金」は、対象改修を3つの区分に分けています。——その(a)の筆頭が、これです。

(a)耐久性や長寿命化のための工事

  • 塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)(耐久性、長寿命化)
  • 屋根を不燃材料でふき替える工事(耐久性、長寿命化)
  • 外壁を防火構造とするなど防火性能を高める工事
  • 給排水等設備工事
  • その他(建物の耐久性や長寿命化のための工事と判断したもの)

帯広市「令和8年度 住まいの改修助成金 パンフレット」より。市のページの更新日は2026年9月4日。

「塗装工事」が、長寿命化の区分の一番上に来ています。——市が塗装を「住宅を長持ちさせる工事」として位置づけているということです。制度の目的も「空家を含めた住宅の長寿命化やユニバーサルデザイン化、省エネルギー化への改修により住宅性能の向上を促進し、快適な住環境の充実を図ります」とあります。

ほかの2区分は、こうなっています。

  • (b)ユニバーサルデザイン化(UD化)——段差解消、滑りにくい床材、畳をフローリングに、手すり、建具取替、浴室・キッチン・洗面台・トイレの改修、埋設型融雪施設の設置、カメラ機能付インターホン
  • (c)省エネルギー化——建物全体の断熱改修(外皮平均熱貫流率0.46W/(㎡・K)以下)、開口部の省エネ改修、躯体の省エネ改修(外壁の一部でも可)、高断熱浴槽、節湯水栓、LED照明、節水型トイレ、サンルーム・風除室設置

(c)の躯体の省エネ改修は「外壁全体または一部」でも対象です。——塗装は(a)、断熱は(c)と入口が分かれています。

「一面全て以上」とは、どういうことか

この条件は、対象外の記述と合わせて読むと意味がはっきりします。

対象とならない費用(※見積書で内訳を示すこと)
・設計費
部分的な修繕工事費(外壁や屋根の一部修繕、UD化の改修を伴わない内装改修(壁紙やフローリングの張替え、壊れた建具の修理)など)

つまり、こういうことです。

やること対象
外壁を全面塗り替える対象
建物の1つの面だけ(例:南面だけ)を全部塗る対象(「一面全て」に該当)
傷んだ一部分だけを補修して塗る対象外(部分的な修繕)

だから、見積書の書き方が重要になります。——市は「※見積書で内訳を示すこと」と明記しています。「外壁塗装一式」では、施工範囲が一面全て以上かどうかを市が判定できません。

必要なのは、こういう見積書です。——面ごと、または全体の数量(㎡)が入っている/下塗り・中塗り・上塗りが別の行/塗料の商品名がある。これは他社と比べるための見積書と、まったく同じものです(見積書のチェック項目)。

金額は一律5万円。10万円の工事から使えます

助成額一律5万円(工事費に関係なく定額)
下限10万円(消費税を除く)以上の改修工事
募集期間令和8年4月1日〜令和9年1月29日。随時受付・先着順で、予算枠に達した時点で締め切り
窓口市役所6階 建築開発課(8時45分〜17時30分/土日祝を除く)。郵送提出も可能
順番交付決定前に工事着手・支払した改修工事は助成の対象外。申請から交付決定まで2週間程度

一律5万円なので、工事が大きくても増えません。——石狩市(10%・上限15万円)や江別市(10%・上限10万円)と違い、率ではなく定額です。

そのかわり、下限が10万円と非常に低い。——50万円以上を求める自治体が多いなか、小さな工事でも使えます。「一面だけ塗る」でも条件を満たせば5万円です。

所得550万円以下と、10年ルール

帯広市には、他市であまり見ない条件が2つあります。

「所得の世帯総額が550万円以下(確認できる最新のもの)」

※市の注記:所得とは、会社員などの場合は、給与収入から給与所得控除を差し引いた金額となります

「過去10年以内に住宅リフォーム助成または住まいの改修助成を受けていない方」

北海道では、北斗市(世帯所得500万円以上は対象外)の制度などにも所得制限があります。——「収入」ではなく「所得」(給与収入から給与所得控除を引いた額)で、世帯の総額で見ます。共働きのご家庭は合算になるので、確認が必要です。

ほかの条件も整理します。

申請者市内の改修する住宅の所有者/改修する住宅に居住している、または改修後に居住する方/市税等を滞納していない方/暴力団員でない方
旧耐震の住宅昭和56年5月31日以前に建築された住宅は、建築開発課の窓口で「無料耐震簡易診断」を受ける必要があります
業者建設業等を営む方で、市内に事務所・営業所等を有する法人、または市内に住所を有する個人。改修工事の全てを他に委託することはできません
併用住宅住宅部分のみ対象
空き家空き家を購入し、改修して居住する場合も対象(所有権移転後に申請可能)
単身赴任所有者が単身赴任等で居住していない場合は、申立書を提出することで申請できます

申請書類の負担が軽くなる仕組みがあります。——市は「個人情報の取得について同意した方は、住民票・所有者がわかる書類・所得証明書・市税の滞納が無いことを証する書類の添付が不要」としています。ただし住宅を所有して1年未満、前々年の1月2日以降に転入した場合は例外です。

残りの枠が公開されています

帯広市は、区分ごとの募集件数と受付件数を公開しています。——先着順なので、この数字が実質的な「残り枠」になります。

区分募集件数受付件数
(令和8年9月4日現在)
残り
(a)長寿命化——塗装はここ150件119件31件
(b)ユニバーサルデザイン化10件6件4件
(c)省エネルギー化220件113件107件

塗装が入る「長寿命化」は、150件のうち119件が埋まっています。——市は「国や北海道の予算配分状況により、件数が変動する場合があります」とも書いているので、この数字は動きます。最新の状況は市のページ(ページ番号1003062)で確認できます。

募集は令和9年1月29日までですが、枠が埋まれば早く終わります。——塗れるのは5月から10月までなので、実質的にはそのシーズン中に決着することになります。

対象にならないもの——雨樋も雪止めも外構も×

帯広市は、対象外を細かく列挙しています。——塗装工事に関係するものが多いので、必ず確認してください。

部分的な修繕工事費外壁や屋根の一部修繕、UD化の改修を伴わない内装改修(壁紙やフローリングの張替え、壊れた建具の修理)など
雨樋、雪止め設置工事費——石狩市では対象ですが、帯広市では対象外です
外構工事費舗装、植栽、庭園、堀(塀)、フェンス、車庫、物置など。——石狩市は塀工事が対象でした
耐震改修工事費別の制度(木造住宅の耐震化補助)があります
その他設計費/敷地整備費/産業廃棄物運搬処理費/アンテナ設置/給湯器設置/家電製品・家具等(エアコン等も含む)/畳や障子等の設置/ガスコンロ・IHクッキングヒーター/ストーブ/設備(備品)の購入と設置/太陽光発電システム/合併浄化槽/他の補助金等を利用して行う改修工事費用/増築・新設の工事費/消費税

同じ北海道でも、市によって扱いが正反対です。——石狩市は塀も雨樋も雪止めも対象、帯広市はすべて対象外。「北海道だからこう」という一般化はできません。住んでいる市の一覧を、必ず自分で見てください。

「見積書で内訳を示すこと」と市が明記しています。——対象工事と対象外工事が混ざる場合は、行を分けてもらってください。雨樋の交換を一緒にやるなら、その行は別立てにする必要があります。

帯広の家で、塗る前に見るところ

帯広は内陸で、冬の冷え込みが北海道でも屈指です。——氷点下25℃を下回る日もあります。一方で夏は30℃を超える。寒暖差が非常に大きいのが特徴です。

  • 凍害——外壁材に染み込んだ水が凍って膨らみ、内側から壁を壊す現象です。塗装で直るものではありません。下地が傷んでいるので、上から塗っても数年で同じことが起きます。塗る前に「水が入る道」を止める必要があります(シーリングの打ち替え雨漏りの原因
  • 寒暖差による伸縮——シーリング(コーキング)の割れが出やすい環境です。打ち替えるのか、増し打ちで済ませるのかを見積書で確かめてください
  • 塗れる期間は5月から10月——塗料は気温5℃以下では基本的に施工できません。助成は先着順で枠が減っていくので、冬のうちに見積もりを取り、4月に申請するのが合理的です(季節と工期
  • 雨樋・雪止めは助成の対象外——ただし足場があるうちに直すほうが安く済むのは変わりません。見積書の行を分けてもらったうえで、やるかどうか判断してください

見積もりのときに、こう聞いてください。——「施工範囲は一面全て以上になりますか」「凍害は出ていますか。出ているなら、塗る前に何をしますか」。前者は助成の可否、後者は工事の質に直結します。

国の補助金なら使えますか

市の制度が使えると分かったあと、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

帯広市で、外壁塗装に助成は出ますか?

出ます。住まいの改修助成金の対象改修(a)耐久性や長寿命化のための工事の筆頭に、「塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)」と明記されています。10万円(消費税を除く)以上の改修工事に対し、一律5万円が助成されます。

「一面全て以上」とは、どういう意味ですか?

部分補修では出ない、という意味です。市は対象外の費用に「部分的な修繕工事費(外壁や屋根の一部修繕など)」を挙げています。建物の1つの面を全部塗るなら対象、傷んだところだけを補修して塗るなら対象外という線引きです。市は「見積書で内訳を示すこと」としているので、施工範囲が数量(㎡)で分かる見積書が必要になります。

いくらもらえますか?

一律5万円です。工事費が大きくても増えません。そのかわり下限が10万円(税抜)と低く、50万円以上を求める自治体が多いなかでは小さな工事でも使えます。なお石狩市は10%・上限15万円、江別市は10%・上限10万円と、市によって考え方が違います。

所得の条件があると聞きました

あります。「所得の世帯総額が550万円以下」が要件です。市は「所得とは、会社員などの場合は、給与収入から給与所得控除を差し引いた金額」と説明しています。「収入」ではなく「所得」で、世帯の合計で見るので、共働きの場合は合算になります。北海道では、北斗市(世帯所得500万円以上は対象外)の制度などにも所得制限があります。

雨樋や塀も一緒に直したいのですが

助成の対象外です。帯広市は対象外の費用に「雨樋、雪止め設置工事費」「外構工事費(舗装、植栽、庭園、堀、フェンス、車庫、物置など)」を挙げています。——石狩市では塀も雨樋も雪止めも対象なので、市によって正反対です。ただし足場があるうちに直すほうが安く済むのは変わりません。見積書で行を分けてもらったうえで、やるかどうかを判断してください。

前にもらったことがあります。また使えますか?

10年空ける必要があります。市は「過去10年以内に住宅リフォーム助成または住まいの改修助成を受けていない方」を要件にしています(ページの表現では「助成を受けた年度の翌年度を初年度として10年間以上経過している方」)。

まだ枠は残っていますか?

市が受付件数を公開しています。——塗装が入る(a)長寿命化は、募集150件に対し受付119件(令和8年9月4日現在)。先着順で、募集期間は令和9年1月29日までです。市は「国や北海道の予算配分状況により、件数が変動する場合があります」としているので、最新の状況は市のページ(ページ番号1003062)で確認してください。

先に契約してもいいですか?

だめです。市は「交付決定前に工事着手・支払した改修工事は、助成の対象外です」と明記しています。申請から交付決定までは2週間程度かかるので、その分を工程に見込んでください。また昭和56年5月31日以前に建築された住宅は、建築開発課の窓口で「無料耐震簡易診断」を受ける必要があります。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

帯広市の公式ページとパンフレットPDFを2026年9月7日に直接開いて確認しました。助成は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。

  • 帯広市「住まいの改修に助成します」(2026年9月4日更新/事業概要・10万円(税抜)以上の改修工事に5万円「交付決定前に工事着手・支払した改修工事は助成の対象外」申請から交付決定まで2週間程度・募集期間・区分ごとの募集件数と受付件数・申請受付窓口・申請書類・申請の要件(所得550万円以下・過去10年以内に受けていないこと・旧耐震住宅は無料耐震簡易診断が必要)・施工業者の条件・対象にならない費用の一覧
  • 帯広市「令和8年度 住まいの改修助成金 パンフレット」(PDF/対象改修の3区分——(a)耐久性や長寿命化のための工事に「塗装工事(施工範囲が一面全て以上のもの)」、(b)ユニバーサルデザイン化、(c)省エネルギー化(外皮平均熱貫流率0.46W/(㎡・K)以下ほか)/対象とならない費用(※見積書で内訳を示すこと)/対象者・対象住宅/施工業者)
  • 帯広市の公式ページを開く——最新の受付件数(残り枠)とパンフレット・各種様式はここで確認できます。先着順なので、申請前に必ず状況を確かめてください

問い合わせ先
帯広市 都市環境部 都市建築室 建築開発課 住まい宅地係(市役所6階)
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地/電話 0155-65-4179
受付時間:8時45分〜17時30分(土日祝を除く)※郵送提出も可能

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