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【2026年度】北見市の外壁塗装に使える助成金
出ません制度は3つありますが、「仕上げ」を対象にするものが1つもありません
- ゼロカーボン推進事業補助金
- 設備の導入だけです。太陽光発電・蓄電池・木質ペレットストーブ・エコキュート・エコジョーズ・エコフィール・コレモ。断熱改修すら入っていません
- 地域材活用住宅補助金
- 構造材に地域材を使用することが条件。改修工事も対象ですが、塗装は構造材を使わないので届きません
- 木造住宅耐震改修等補助金
- 耐震診断・耐震設計・耐震改修。塗装は含まれません
- ただし耐震は最大70万円
- 耐震改修工事費に応じて20万/30万/50万/70万円。壁を触るなら、その足場で外壁も塗れます
- 地域材は上限なし
- 地域材1立方メートルあたり5万円で、補助金額の上限はありません(最低5万円)。先着順ではなく抽選です
- 期限
- 耐震=令和8年4月1日〜9月30日(先着順)/地域材=申請期間延長中(予算到達まで先着)
「北見市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。先に、はっきり書きます。北見市には住まいに関する補助が3つありますが、外壁塗装に使えるものはありません。——ただ、「無い」で終わらせると損をします。3つの制度を並べてみると、なぜ届かないのかがはっきり分かり、どう組み立てれば足場代を分担できるかも見えてきます。順に見ていきます。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全8項目
なぜ届かないのか——3制度を並べると分かります
北見市の住まいに関する補助を、対象で並べるとこうなります。
| 制度 | 何を対象にしているか | 塗装は |
|---|---|---|
| ゼロカーボン推進事業補助金 | 設備(太陽光・蓄電池・給湯器など) | × |
| 地域材活用住宅補助金 | 構造材(地域産の木材) | × |
| 木造住宅耐震改修等補助金 | 構造(耐震性能) | × |
設備・構造材・構造——「仕上げ」を対象にする制度が、1つもありません。外壁塗装は建物の仕上げを直す工事なので、どの入口にも入らないわけです。
これは北見市に限った話ではありません。——北海道全体を見ると、制度は「省エネ改修型」と「維持保全・リフォーム型」に分かれ、塗装が対象になるのは後者だけです。北見市には後者がなく、しかも前者すら設備限定で断熱改修が入っていません。
同じ北海道でも、江別市は商工会議所が「リフォーム等工事」に10%を出し、旭川市は対象工事に「屋根、外壁の改修(塗装、張替等)」と明記しています。——市が変わると、答えが正反対になります。
ゼロカーボン推進事業補助金——設備の導入だけです
北見市は「再生可能エネルギー及び省エネルギー設備を導入する方に対し、導入経費の一部を補助します」としています。——対象は次の設備です。
- 太陽光発電システム——最大出力の合計が2kW以上10kW未満、低圧配電線と逆潮流ありで連系できるもの
- 定置用蓄電システム——蓄電容量1kWh以上、常時太陽光発電システムと接続していること
- 木質ペレットストーブ
- 電気ヒートポンプ給湯器(エコキュート)——年間給湯保温効率2.7以上、寒冷地対応であること
- 潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)——給湯暖房器は給湯部熱効率94%以上、給湯単能器・ふろ給湯器はモード熱効率83.7%以上
- 潜熱回収型石油給湯器(エコフィール)——油だき温水ボイラーは連続給湯効率94%以上ほか
- コージェネレーション設備(コレモ)——総合効率が低位発熱量基準で80%以上
すべて「設備」です。——断熱改修すら入っていません。小樽市や札幌市は「窓や壁の断熱改修」を対象にしていますが、北見市はそこも対象外です。
給湯器には共通の条件があります。——寒冷地対応であること、ZEH補助が交付されていない住宅に設置するもの、既設の給湯器を撤去して設置するもの。新築住宅に設置するものは対象外です。令和8年7月1日の追記で「募集枠に空きがあるため、追加募集を実施しています」とあり、枠は残っている状況でした。
地域材活用住宅補助金——上限が無い、珍しい制度
北見市は「地域の資源を活用した住宅建設の促進を図ることを目的として、地域材を活用した住宅の新築や改修工事をする方に工事費用の一部を補助します」としています。
構造材に地域材を使用し、市内に戸建て住宅の新築・改修工事をする方に地域材1立方メートル当たり5万円を補助します。
※補助金額の上限はありませんが、最低補助額は5万円(地域材1立方メートル)とします。
上限が無い補助は、かなり珍しいです。——木を多く使うほど額が増えます。ただし「構造材に」という条件が付いています。柱や梁のことなので、外壁を塗る工事では使えません。
地域材の定義も厳格です。
- 北見市内の森林から産出され、市内で加工された木材
- それらが手当てできない場合は、北海道内の森林から産出され、オホーツク管内で加工された木材
- 産地と加工地、数量等を証明できる書類を提出できること(加工地は市内またはオホーツク管内の製材・集成材・プレカット工場に限る)
そして、この制度は先着順ではありません。——市は「先着順ではありません。抽選を行います」と明記しています。ただし令和8年7月8日の追記で「交付申請受付期間内に補助金交付予定額が予算を超えなかったため、予算額に達するまで、先着順で受付を行っております」となり、抽選は行われず延長受付に切り替わっています。
新築の場合は「ZEH水準以上の省エネ住宅(断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6)」が条件ですが、改修工事は「市内にある木造住宅であること」だけです。着工済み・契約済みでも、申請年度内に完成し居住する場合は対象になります。
耐震改修は最大70万円。足場を共有できます
塗装に出ない北見市で、外壁工事といちばん相性がいいのがこれです。
| 区分 | 補助額 | 上限 |
|---|---|---|
| 耐震診断 | 耐震診断費の2/3 | 6万円 |
| 耐震設計 | 耐震設計費の2/3 | 10万円 |
| 耐震改修工事 | 工事費に応じた額——100万円未満:20万円/100万円以上200万円未満:30万円/200万円以上300万円未満:50万円/300万円以上:70万円 | 70万円 |
対象になる住宅の条件です。
- 北見市内に存在する住宅
- 昭和56年5月31日以前に着工された住宅
- 戸建て住宅、長屋住宅、または併用住宅(店舗等の床面積が1/2未満)
- 地上2階建以下の在来軸組工法
- 過去に本事業による補助金交付を受けたことがないもの
- 耐震設計・耐震改修は、耐震診断の結果で上部構造評点が1.0未満と診断されていること
組み立て方は、こうなります。
- 昭和56年5月31日以前の木造住宅なら、まず耐震診断(2/3・上限6万円)。北見市には木造住宅無料耐震診断もあります
- 評点が1.0未満なら耐震設計(2/3・上限10万円)
- 耐震改修工事(最大70万円)の足場で、外壁も塗る
足場代は1回で済みます。——塗装単独では補助が出ない北見市で、実質的に金額を下げられる唯一の組み立てです。
申請期間は令和8年4月1日から令和8年9月30日(水曜日)までで、先着順。国・北海道または北見市の予算がなくなり次第、終了します。窓口は市役所本庁舎3階 建築指導課で、受付は土日祝を除く8時45分から17時30分までです。
この記事を書いている2026年9月8日から数えて、締切まで22日です。先着順なので、日付より先に予算のほうで終わることがあります。
9月に申し込むなら、冬までに終わるかを先に確かめてください
市は申請者の条件のひとつに、こう書いています。
「令和8年12月28日(月)までに完了報告書等を提出することができること。」
9月30日に申し込んだ場合、工事を終えて書類を出すまでに3か月しかありません。北見の冬を考えると、これはかなり厳しい日程です。耐震改修は壁を開ける工事なので、雪が降ってからでは動かせません。いま診断から始めるなら、工事は来年度に回すつもりで計画したほうが安全です。診断と設計だけを今年度に済ませておけば、春にすぐ着工できます。
頼める業者が、市内に限られます
診断する側も工事する側も、条件が別々に決まっています。
- 耐震診断員・耐震設計者——建築士の資格を持ち、北見市内に事業所、支店または営業所を置く建築士事務所に所属していること
- 工事施工者——建設業法の許可を受けていること。市内に事業所、支店または営業所を置く法人であること
どちらも市内限定です。塗り替えと足場を共有するつもりなら、頼もうとしている塗装業者が耐震のほうの条件も満たしているかどうかを、見積もりを頼む前に確かめてください。満たしていなければ、足場は共有できても補助は受けられません。
では、塗り替えたい人はどうするか
北見市に、塗装だけに出る補助はありません。——選べる道は3つです。
| 道 | 中身 |
|---|---|
| ①耐震と組む | 昭和56年5月31日以前の木造住宅なら、耐震改修(最大70万円)の足場で外壁も塗る。診断→設計→改修と段階を踏むので、時間がかかります |
| ②国の制度を見る | 国の住宅省エネキャンペーン系の補助。ただし窓や断熱が対象で、塗装そのものには出ません |
| ③見積もりで詰める | これが現実的な多数派です。補助が使えない以上、金額を動かせるのは見積書の中身だけになります |
③を選ぶなら、見るところは4つだけで足ります。——①数量と単位の列(㎡・m・箇所)が入っているか、②外壁塗装の数量(㎡)が他社と揃うか、③備考欄に塗料のメーカー名と商品名があるか、④保証年数が外壁と屋根で分かれていないか(見積書のチェック項目)。
北見の家で、塗る前に見るところ
北見市は、北海道のなかでも冬の冷え込みが厳しい地域です。——氷点下20℃を下回る日もあります。それが外壁に効きます。
- 凍害——外壁材に染み込んだ水が凍って膨らみ、内側から壁を壊す現象です。塗装で直るものではありません。下地が傷んでいるので、上から塗っても数年で同じことが起きます。塗る前に「水が入る道」を止める必要があります(シーリングの打ち替え/雨漏りの原因)
- 塗れる期間は5月から10月——塗料は気温5℃以下では基本的に施工できません。本州の半分しかなく、内陸の北見はさらに短くなります(季節と工期)
- だから、冬のうちに見積もりを取る——業者の手が空いている時期です。春に探し始めると「今年はもう空きがない」と言われることがあります
- 雪の重み——雨どい、雪止め、下屋の板金。足場があるうちに一緒に見てもらうのが効率的です
見積もりのときに、こう聞いてください。——「凍害は出ていますか。出ているなら、塗る前に何をしますか」。この質問に具体的に答えられるかどうかで、北見の現場を分かっている業者かが判別できます。
よくある質問
北見市で、外壁塗装に補助は出ますか?
出ません。北見市の住まいに関する補助は3つありますが、ゼロカーボン推進事業補助金は設備の導入だけ、地域材活用住宅補助金は構造材に地域材を使うことが条件、木造住宅耐震改修等補助金は耐震。「仕上げ」を対象にする制度が1つもありません。外壁塗装は建物の仕上げを直す工事なので、どの入口にも入りません。
ゼロカーボンの補助で、外壁の断熱改修はできませんか?
できません。北見市のゼロカーボン推進事業補助金は設備限定で、断熱改修は入っていません。対象は太陽光発電システム・定置用蓄電システム・木質ペレットストーブ・エコキュート・エコジョーズ・エコフィール・コレモです。小樽市や札幌市は断熱改修を対象にしていますが、北見市はそこも対象外です。
地域材の補助は、外壁を木にすれば使えますか?
市の要件は「構造材に地域材を使用し」となっています。構造材は柱や梁のことなので、外壁の仕上げを木にするだけでは、条件を満たさない可能性が高いです。ただしこの制度は補助金額の上限がなく(地域材1立方メートルあたり5万円、最低5万円)、改修工事も対象です。大きな改修を考えているなら、建築指導課(0157-25-1154)に工事の中身を伝えて確認する価値はあります。
耐震の補助はいくら出ますか?
3段階に分かれます。——耐震診断は費用の2/3・上限6万円、耐震設計は2/3・上限10万円、耐震改修工事は工事費に応じて100万円未満で20万円、100〜200万円未満で30万円、200〜300万円未満で50万円、300万円以上で70万円。対象は昭和56年5月31日以前に着工された、地上2階建以下の在来軸組工法の木造住宅で、耐震設計・改修は上部構造評点が1.0未満と診断されたものです。北見市には木造住宅無料耐震診断もあります。
塗装と耐震を一緒にやると得ですか?
足場代の面では得です。耐震改修で壁を触るなら、その足場で外壁も塗れます。足場は塗装工事費のなかで大きな割合を占めるので、1回で済むぶん有利になります。ただし耐震は診断→設計→改修と段階を踏むので時間がかかります。申請期間は令和8年4月1日〜9月30日、先着順で予算がなくなり次第終了します。早めに建築指導課へ相談してください。
近くの市では出ますか?
市が変わると答えが正反対になります。——江別市は商工会議所が「リフォーム等工事」に工事費の10%(上限10万円)を出しており、旭川市は対象工事に「屋根、外壁の改修(塗装、張替等)」と明記しています。北海道の制度は「省エネ改修型」と「維持保全・リフォーム型」に分かれ、塗装が対象になるのは後者だけです(見分け方)。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
北見市の公式ページを2026年9月7日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。
- 北見市「【申請の受付を延長します】令和8年度 北見市ゼロカーボン推進事業補助金」(令和8年7月1日追記で追加募集を実施/補助対象設備7種の要件——太陽光発電システム2kW以上10kW未満、定置用蓄電システム1kWh以上、木質ペレットストーブ、エコキュート(年間給湯保温効率2.7以上・寒冷地対応)、エコジョーズ、エコフィール、コレモ/ZEH補助が交付されていない住宅・既設給湯器の撤去・新築は対象外)
- 北見市「【申請期間延長中】令和8年度 北見市地域材活用住宅補助金」(令和8年7月8日追記で先着順に切替/構造材に地域材を使用・1立方メートル当たり5万円・上限なし・最低5万円/地域材の条件(市内産出+市内加工、または道内産出+オホーツク管内加工)/新築はZEH水準以上・改修は市内の木造住宅/施工業者の条件/窓口は建築指導課)
- 北見市「令和8年度 木造住宅耐震改修等補助金」(耐震診断2/3・上限6万円/耐震設計2/3・上限10万円/耐震改修工事は工事費に応じ20万・30万・50万・70万円/昭和56年5月31日以前着工・地上2階建以下の在来軸組工法・上部構造評点1.0未満/申請期間 令和8年4月1日〜9月30日・先着順)
- 北見市「住まいの情報(新築・リフォーム・賃貸)」(市が案内する外部の制度——みらいエコ住宅2026事業、北方型の住まいLab、道産木材住宅建設促進事業、住宅リフォーム推進協議会、介護保険における住宅改修)
- 最終確認日:2026年9月8日。北見市「令和8年度 木造住宅耐震改修等補助金」をこの日に開いて確認しました。耐震診断2/3・上限6万円/耐震設計2/3・上限10万円/耐震改修は100万円未満20万円・100万〜200万円未満30万円・200万〜300万円未満50万円・300万円以上70万円は記載どおりで、申請期間は令和8年4月1日(水)から令和8年9月30日(水)まで、先着順のまま受付中でした。この確認で、申請者の条件に「令和8年12月28日(月)までに完了報告書等を提出することができること」があること、耐震診断員・耐震設計者は北見市内の建築士事務所に所属していること、工事施工者も市内に事業所・支店または営業所を置く法人であることが分かったので、本文に追記しました。
- 北見市「住まいに関すること」を開く——制度と受付状況は年度で変わります。申請の前に必ず最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
地域材活用住宅補助金・木造住宅耐震改修等補助金=北見市 都市建設部 建築指導課(市役所本庁舎3階)
〒090-8501 北見市大通西3丁目1番地1/電話 0157-25-1154
窓口受付:土日祝を除く8時45分〜17時30分
ゼロカーボン推進事業補助金=環境・ゼロカーボン担当
北海道のほかの市も調べています。——北海道の助成金まとめ/札幌市/小樽市/江別市/石狩市/帯広市/北広島市/千歳市/苫小牧市/恵庭市/伊達市/滝川市/登別市/室蘭市/根室市/網走市/富良野市/釧路市/旭川市/函館市/北斗市/美唄市(助成金ガイド/業者の選び方)。