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ミサワホームの外壁塗装——公式が費用と時期を出しています。外装の塗装・コーキング打換で90〜120万円(170㎡)、築10〜15年目

ハウスメーカーの外壁塗装を調べると、たいてい金額が出てきません。ミサワホームは違います。自社サイトの「住まいを長持ちさせるには」というページに、部位ごとの内容・費用・タイミングが並んでいます。外装の塗装とコーキングの打ち換えで90〜120万円(170㎡)、築10〜15年目。屋根の彩色スレートは40〜50万円(120㎡)、築7〜12年目。このページでは、その数字をどう読むかと、公表されている塗料の年数・保証の条件・築年数で変わる注意点を、原文を引きながら整理しました。

このページの内容全14項目

公式が金額を出しています——部位ごとの費用とタイミング

ハウスメーカーの外壁塗装を調べていて、いちばん困るのが金額が出てこないことです。ミサワホームは、自社サイトに出しています。ミサワリフォームの「住まいを長持ちさせるには」というページに、部位ごとの内容・費用・タイミングが並んでいます。外まわりに関係する行を抜き出します。

部位内容費用タイミング
外装塗装・コーキング打換90〜120万円(170㎡)築10〜15年目
屋根(彩色スレート)色褪せによる塗替40〜50万円(120㎡)築7〜12年目
屋根(雨樋)劣化による交換30〜40万円築15〜25年目
バルコニー部分補修5〜10万円(12㎡)築17〜21年目
シャッター部分補修(レールモヘア交換)0.5〜1万円築18〜22年目
玄関・勝手口ドアドアクローザーの交換0.5〜3万円築15〜20年目

ミサワリフォーム「住まいを長持ちさせるには」より、外まわりに関する行を当サイトが抜き出しました(2026年9月10日確認)。表記は原文のままです。

このページには、注記が一つもありません

当サイトはページ全体を確認しました。「足場」「消費税」「税込」「税別」「含まれます」という語が一度も出てきません。つまり、90〜120万円に足場代が入っているのか、税込なのかは、この表からは分かりません。金額を見たら、まずここを聞いてください。——「この金額に足場は入っていますか」「税込ですか」。この2つで、比べられる数字になります。

この数字の読み方——面積で割ると㎡単価が出ます

この表がありがたいのは、面積が書いてあることです。外装が170㎡、屋根が120㎡。だから割り算ができます。

部位公表されている金額面積1㎡あたり
外装(塗装・コーキング打換)90〜120万円170㎡約5,300〜7,100円/㎡
屋根(彩色スレートの塗替)40〜50万円120㎡約3,300〜4,200円/㎡

当サイトが公表値を面積で割ったものです。ミサワホームが㎡単価として公表している数字ではありません。足場代が含まれるかどうかが不明なので、含まれる場合と含まれない場合で意味が変わります。

この数字を、塗料メーカーが公表している平米単価や、一括見積もりサービスで集めた実際の見積書と並べてみてください。エスケー化研や日本ペイントが公表している材工の単価は、外壁用のシリコン系でおおむね2,500〜5,000円/㎡の帯にあります。ミサワの外装の数字には、コーキングの打ち換えが含まれています。目地の打ち換えは、塗装とは別に材料と手間がかかる工事です(シーリング)。そこを足したうえでの5,300〜7,100円/㎡なら、金額として不自然ではありません。

逆に言えば、他社の見積もりと比べるときは「コーキングの打ち換えが入っているか」を必ず揃えてください。打ち換えではなく「増し打ち」になっていると、金額も持ちも変わります。

170㎡という面積は、どのくらいの家か

塗る面積が170㎡というのは、延べ床でいうと30坪台から40坪あたりの家に相当する規模です。ご自宅の面積が分からないときは、外壁面積の出し方を見てください。面積が違えば金額も違います。「90〜120万円」を自宅の金額として持ち歩かないでください。

いつ塗るのか——公式に3つの言い方があります

時期についても、ミサワホームは複数の場所で書いています。並べると少しずつ違います。矛盾ではなく、書いているページの目的が違うだけですが、読む側は混乱するので整理します。

どこに書いてあるか書かれている時期
ミサワリフォーム「住まいを長持ちさせるには」外装の塗装・コーキング打換は築10〜15年目/屋根の彩色スレートは築7〜12年目
ミサワリフォームのお役立ち記事「新築または前のメンテナンスから10年がメンテナンス時期の目安となります。諸条件により時期には差がございます」
実践!リフォーム塾「メンテナンス計画」築10・20年目に屋根・外壁塗装/築30年目にサイディング張り替え・屋根スレート張り替え

3つを重ねると、公式が想定している流れが見えます。築10年前後で1回目の塗装、20年前後で2回目、30年前後で張り替えの検討。屋根はそれより少し早い。——これが標準の組み立てです。

お役立ち記事には、この続きも書かれています。「メンテナンス工事によって保証の内容・期間が変わります。お客様ごとのメンテナンス推奨時期は、新築完成の際にお渡しいたしました『ホームケアハンドブック』をご確認ください」。つまり正確な時期は家ごとに決まっていて、その答えは手元の冊子にあるということです。まずそれを探してください。

「2段階劣化型」という言葉

同じ記事に、劣化の進み方の説明があります。——「外装の劣化は虫歯と似ており、一度劣化が始まると、自然に直ることはありません。劣化の仕方は『2段階劣化型』と呼ばれています。基材表面の劣化スピードは緩いですが、基材表面の性能が失われると基材の劣化が一気に進行します」。

塗膜が生きているうちはゆっくり、切れてからは急に進む。「まだ大丈夫に見える」時期に手を打つのが安いのは、この形だからです。切れてから直すと、塗るだけでは済まなくなります。

塗料の耐用年数も、ミサワが数字で出しています

ミサワリフォームの「機能で選ぶ外壁塗料」には、樹脂ごとの年数が書かれています。ハウスメーカーがグレード別の年数を数字で出しているのは、読者にとって使い勝手のいい情報です。

塗料ミサワリフォームの説明耐年数
アクリル塗料紫外線に弱く、日光が直接あたりにくい住まい向き5〜7年程度
ウレタン塗料紫外線に強く、水はじきがいい8〜10年程度
シリコン塗料紫外線に強く、親水性があり防汚性が高い12〜15年程度
フッ素塗料耐久性に最も優れる塗料のひとつ15〜20年程度

同社の記事の表記をそのまま引きました。別の記事の一覧には「※保証年数とは異なります」という注記が付いています。年数は塗膜が持つ想定であって、保証される年数ではありません。塗料の種類そのものについては塗料の種類をどうぞ。

そして同じページに、当サイトが繰り返し書いてきたことと同じ説明があります。原文を引きます。

ミサワリフォームの説明(原文)

「価格の差は気になるところですが、塗装工事全体でみると、塗料材料費自体の割合はそれほど高くありません。塗装する手順で説明したように、足場を組む、養生をする、下地の調整をするなどの作業は、どの塗装でも行う必要があり、同じ人件費がかかるからです。一定の期間に何度も塗り直すよりは1回で済ませたほうが、長期的にみれば安上がりとなるケースもあります」

グレードを1段上げても、総額はその分だけ上がるわけではない——ハウスメーカーが自社サイトでそう書いている、というのは覚えておく価値があります。差額がいくらになるかは平米単価のページで計算できます。

なお遮熱塗装について、同社は「ミサワリフォームでは10年間長期保証が設定されている」と書いています。遮熱塗料そのものの考え方は遮熱塗料ガイナにまとめています。

ミサワホームのオリジナル塗料——名前は公表、中身は非公表

ミサワリフォームの記事に、こう書かれています。

原文

ミサワホームの外壁材で試験を行ったオリジナル塗料があります。」/試験の説明=「下地材は標準状態及び温冷繰り返し試験を実施し、付着性及び塗膜に異常がないことを確認」「積算時間、数百〜数千時間に及ぶ促進耐候性試験を実施。塗膜の光沢や色に変化がないかを測定」/「オリジナル塗料は、Mコートシリーズ、MSシリーズ、ホームイングコートシリーズ等が該当します。詳しくは担当営業までお問い合わせください」

ここで大事なのは2つです。

1つ目。「自社の外壁材で付着性を確かめた塗料がある」というのは、実務的に意味があります。塗料が付くかどうかは、上塗りではなく下地との相性で決まります(下塗り剥がれ)。自社の外壁材で試験した、というのはその相性を確認済みという意味です。

2つ目。中身は公表されていません。当サイトが確認した範囲では、Mコートシリーズ・MSシリーズ・ホームイングコートシリーズについて、樹脂の種類(シリコンかフッ素か)も、期待耐用年数も、価格も、公式サイトには書かれていません。「詳しくは担当営業までお問い合わせください」で止まっています。

だから、他社の提案と比べたいなら聞くしかありません。聞くことは3つです。

  • 「Mコートの樹脂は何ですか」——アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機のどれか
  • 「期待耐用年数は何年ですか」——上の表のどこに当たるか
  • 「同じ樹脂の市販品と比べて、何が違いますか」——自社外壁材での試験の話が返ってくるはずです

この3つが分かれば、他社の見積もりの塗料と同じ土俵に乗ります。製品名だけでは比べられません。塗料メーカー側の情報は塗料メーカーのページにまとめています。

「含水率」を測る——これは覚えておく価値があります

ミサワリフォームの外壁診断の説明に、こう書かれています。

原文

「ミサワリフォームでは外壁の『含水率』も調査いたします! 基準を超える高い数値が出た場合は、塗装をしても、サイディングの剥離や反り、爆裂の可能性があります。また、下地の腐朽等も考えられるため、当社では徹底的な調査を行います」

含水率というのは、外壁材がどれだけ水を含んでいるかです。水を含んだままの壁に塗ると、塗膜が水を閉じ込めます。閉じ込められた水は温度で膨らみ、塗膜を内側から押し上げます。その結果が剥がれであり、サイディングの反りであり、爆裂です。

この話が効くのは、ミサワの家に限りません。どの会社に頼むときも「含水率は測りますか」と聞けます。測らない会社が悪いというより、この質問に対する答え方で、相手が下地をどこまで見る会社かが分かります。現地調査で何を見てもらうかは現地調査にまとめました。

ミサワリフォームの無料の屋根・外壁診断は、記事に対応エリアが「東京・神奈川」と明記されています。ほかの地域の方は、お近くの営業所か建てた会社に相談してください。

築年数で確認すること——石綿含有建材の使用時期の一覧があります

ミサワホームは、よくあるご質問の中に石綿(アスベスト)含有建材の使用時期の一覧を公開しています。築年数の古い家に住んでいる方には、これがいちばん確認しやすい資料です。

部位建材名使用時期
木質系大型パネル面材石綿セメント板昭和54年以前
スラグ石膏板昭和54〜61年
屋根材彩色石綿屋根葺材平成14年以前
外壁材サイディング類昭和57〜平成9年
耐火目地材(ハイブリッド)等昭和55〜平成11年
軒天材サイディング類/けい酸カルシウム板平成9年以前

ミサワホーム「よくあるご質問>アスベスト問題への対応」より。同ページの注記=「上記一覧は、建材メーカーのデータを元に作成しております」「建材名は、一般建材名であり、商品名とは異なります」「弊社住宅の建設時期や商品によって使用の有無等が異なりますので、仕様等ご確認下さい」。

同じページには、落ち着いて読むべきことも書かれています。「通常の使用状況では石綿が空気中に飛散することはありません」「現在、石綿含有建材の使用はありません」、そして「ハイブリッド(セラミック)商品におけるセラミック壁自体には、石綿は一切使用しておりません」。断熱材のロックウール・グラスウールについても「石綿を一切含んでおりません」と明記されています。

問題になるのは、住んでいるときではなく、工事のときです。塗るだけなら基本的に既存の面を覆う工事ですが、下地を削る、切る、穴を開けるといった作業が入ると話が変わります。だから、築年数が上の表に当たりそうなら、業者に一言聞いてください。

  • 「うちの築年数だと石綿含有建材の可能性がありますが、工事前の調査はどうしますか
  • 削る作業や切る作業は入りますか。入るなら、どの部位ですか」

この質問に慣れた様子で答えられるかどうかも、会社を見る材料になります。関連する外壁材の話は吹き付け仕上げモルタル外壁、屋根はスレート屋根にまとめています。

点検と保証——「有償」がどこに出てくるか

「ミサワは30年無料」という言い方を目にしますが、無料なのは点検です。工事ではありません。公表されている内容を並べます。

項目公式の記載
入居後2年引き渡し後11ヵ月目、23ヵ月目の2回の「定期巡回サービス」を無償で実施
その後5年ごとの「定期点検サービス」(30年目までは無償、以降は有償
初期保証新築住宅保証制度=構造体35年の初期保証。品確法の10年を「大幅に上回る」と説明
保証の延長維持管理保証制度=構造体・白蟻・防水の保証期間を、当該保証期間における点検をすべて受け、保証期間満了時に耐久性診断(有償)と必要な耐久工事(有償)を実施することを条件に延長
診断について「※定期点検(無償)で判断できない場合は耐久性診断(有償)を受けて頂きます」
延長の刻み木造のMJ Wood側の注記=「必要と診断された耐久工事(有償)を行うことで継続的な保証延長が可能(10年毎延長。構造体のみ初回5年)」
保証が満了したあと既存住宅保証制度=耐久性診断(有償)と必要な耐久工事(有償)を条件に再保証。構造体10年・白蟻10年・防水10年

保証制度は「2020年4月1日以降にご契約いただいた、木質パネル住宅(専用住宅、長屋・共同住宅、併用住宅、非住宅)の例」「対象エリア:北海道を除く全国」と明記されています。別の説明ページには「平成22年7月1日以降ご契約されたオーナー様向けの内容です」という断りもあります。契約時期で内容が違います。手元の保証書とホームケアハンドブックが答えです。

ここから読み取れることが1つあります。防水の保証は10年ごとの延長で、その条件が耐久工事です。外壁の塗装と目地の打ち換えは、防水に直結する工事です。「そろそろ塗り替えを」という案内が10年前後で来るのは、この制度と時期が重なっていると読めます。案内が来ること自体は、売り込みというより制度の運用です。

聞き方を2つに分けます

他社に頼みたいときは、まとめて聞かないでください。まとめると「対象外になります」の一言で終わり、何が対象外なのか分からないまま話が終わります。

  • ①「5年ごとの定期点検は、他社で塗ったあとも続けてもらえますか」
  • ②「維持管理保証制度の延長は、構造体・防水・白蟻のどれが影響を受けますか」——保証は項目ごとに分かれているので、まとめて聞くと「対象外」の一言で終わります
  • ③「耐久工事として求められるのは、具体的にどの工事ですか」——延長の条件になっている工事の中身が分かれば、他社の見積もりと同じ土俵に乗せられます

この3つは、それぞれ別の担当の話です。分けて聞けば、答えも分かれて返ってきます。返ってきた答えは日付とあわせてメモしてください。保証全般の考え方はメーカー保証塗装の保証にまとめています。

ミサワが「やらないでください」と書いていること

オーナー向けのお手入れページに、外壁の注意点が並んでいます。塗り替えを考えている人が読むと、意味が分かるものがいくつかあります。

公式の注意(原文)塗り替えとの関係
「高圧水による洗浄やスチーム洗浄は、塗膜に悪影響を及ぼす恐れがありますので避けてください」これは住んでいる人が自分でやる手入れの話として書かれています。工事の下準備としての高圧洗浄とは文脈が違いますが、圧力の当て方は業者に確認する価値があります
「物を取り付けたり、穴を開けないでください。外壁の内側には電気配線が通っています。雨漏りの心配もあります」表札・フック・エアコンの増設などが該当します。外壁の穴の扱いは、工事のついでに相談するのが確実です
「外壁、化粧柱、支持柱に自転車やハシゴを立て掛けると、ヒビ割れや剥がれの原因になります」点検で見つかる傷の原因になります
「塗装面に砂粒の入ったサイディングの場合は、こすらず、ホースで水洗いしてください」意匠のある面は、擦ると表情が変わります。塗り替えでも同じ配慮が要ります
「クレンザー、磨き粉、ワイヤブラシ、スチールウール、タワシは表面にキズをつけるので使用しないでください」「ベンジンやシンナーなどの溶剤は使用しないでください」汚れは落ちても塗膜が痩せます。コケ・カビには外壁材専用クリーナーを、と公式は案内しています

そして同じページの最後にこう書かれています。「外装材は定期的な塗装や防水処理が必要です。定期点検の結果による耐久工事を実施しましょう」。塗装が要らないとは書いていません。日常の手入れでやってはいけないことと、工事としてやるべきことは、分けて書かれています。

外壁材で変わること——プラチナコート、ナノ親水マイクロガード、PALC

塗り替えの時期も金額も、外壁材が何かで変わります。ミサワホームの資料に出てくる名前を整理します。

名前公式の説明塗り替えで効いてくること
プラチナコート
(ニチハ株式会社の登録商標)
「超高耐候の塗料を採用した『プラチナコート』は、経年による色あせに強い外壁材。10年から15年ごとに必要だった再塗装工事の期間を大幅に伸ばすことができます採用されていれば、標準の築10〜15年目より先に延ばせる可能性があります。ただし目地は別の周期です
ナノ親水マイクロガード
(マイクロガードは株式会社LIXILの登録商標)
「付着した汚れを雨水で繰り返し洗い落とす、セルフクリーニング機能」汚れが付きにくい面は、塗料も付きにくいことがあります。難付着サイディングと同じ論点で、下塗りの選定が要になります
PALC(パルク)ミサワホーム総合研究所によれば、ハイブリッド住宅の外壁として開発された多孔質軽量のセラミック系素材。「現在、PALCを外壁材として開発した住宅『ハイブリッド住宅』は販売終了しております」現行商品ではないため、いま住んでいる方は築年数のある建物です。石綿の一覧にある「耐火目地材(ハイブリッド)等 昭和55〜平成11年」と時期が重なる場合があります

プラチナコートとナノ親水マイクロガードは、MJ Woodのページのコラムに記載があります。促進耐候性試験(SWOM試験)のグラフには「(他社試験)」「商品の濃淡によって色差の値が変わります」という注記が付いています。

自宅の外壁材を調べる3つの方法

①ホームケアハンドブックと引き渡し書類を見る——外壁材と塗装の仕様、そして家ごとのメンテナンス推奨時期が書かれています。②点検の記録を見る——外壁の指摘があれば記載があることがあります。③ミサワホームに聞く——「うちの外壁材の商品名と、塗装の仕様を教えてください」。お客様センターは365日・24時間の受付体制と案内されています。

他社に相談するときは、この情報をそのまま伝えてください。外壁材の名前が分かっているかどうかで、返ってくる提案の質が変わります。サイディングの基本はサイディングに、金属系なら金属サイディングにまとめています。

「評判」を調べている方へ

検索の候補には評判に関する語も出てきます。当サイトは、会社の良し悪しを採点しません。施工を行わない立場で、特定の会社をすすめることも下げることもしないと決めています。

そのかわりに書けることがあります。ミサワホームは、他社と比べて確かめやすい会社です。理由は単純で、金額と時期を自社サイトに出しているからです。金額が公表されていない会社では「高い」という感想の当否を検証できませんが、ミサワの場合は基準の数字が手元にあります。

よく見かける言い方公表されている事実に照らすと
「30年無料」無料なのは点検です。5年ごとの定期点検が30年目まで無償、以降は有償。保証の延長には耐久性診断(有償)と耐久工事(有償)が条件です
「高い」比べる相手を先に決めてください。公表値は外装90〜120万円(170㎡)。足場と消費税の扱いが書かれていないので、そこを揃えないと比較になりません(この金額は妥当?
「オリジナル塗料は無い」公式はMコートシリーズ・MSシリーズ・ホームイングコートシリーズがあると説明しています。ただし樹脂も年数も価格も非公表です
「施工するのは別の会社」ハウスメーカー経由では一般的な構造です。見るべきは誰が来るかより、製品名・工程数・面積・下塗り材が書面にあるかどうか

口コミには、書いた人の築年数も外壁材も工事範囲も書かれていません。ミサワの場合、それを調べる手がかりは公式資料の側にそろっています。口コミを読む時間を、ホームケアハンドブックを探す時間に使ってください。そのほうが、受け取る提案の中身が変わります。

自分で確かめる手順

ここまでの内容を順番にしておきます。上から順にやれば、判断に必要な材料がそろいます。

順番やることどこを見るか
1ホームケアハンドブックを探す新築完成時に渡されている冊子。家ごとのメンテナンス推奨時期が書かれています
2築年数と契約時期を確認する契約書・保証書。保証の内容が契約時期で変わります
3外壁材と塗装の仕様を確認する仕様書、点検記録、またはお客様センター
4石綿の一覧と築年数を突き合わせる上の使用時期の表。該当しそうなら工事前の調査を業者に聞く
5点検と保証延長の条件を、2つに分けて聞く建てた会社。答えは日付つきでメモ
6工事の範囲を決めてから見積もりを取る外壁だけか、屋根・目地・雨樋・バルコニーまで含めるか
7同じ範囲で複数社に出してもらう塗料の製品名・工程数・面積・コーキングは打ち換えか増し打ちか(相見積もり比較のしかた

1と3を飛ばさないでください。ミサワホームは家ごとの推奨時期を冊子で渡しています。それを見ずに一般論で話を始めると、公式が持っている情報を捨てることになります。

よくある質問

ミサワホームの外壁塗装の費用はいくらですか?

ミサワリフォームの「住まいを長持ちさせるには」に、外装の塗装・コーキング打換が90〜120万円(170㎡)と書かれています。屋根の彩色スレートの塗替は40〜50万円(120㎡)です。ただしこのページには注記が一つもありません。足場代が入っているのか、消費税が入っているのかは書かれていないので、見積もりのときに必ず確認してください。

ミサワホームの外壁の耐用年数は何年ですか?

外壁材そのものの寿命ではなく、塗り替えの時期として公表されているのが築10〜15年目です。屋根の彩色スレートは築7〜12年目で、外壁より早い時期に置かれています。また、ミサワリフォームの記事には「新築または前のメンテナンスから10年がメンテナンス時期の目安となります。諸条件により時期には差がございます」と書かれています。ニチハのプラチナコートを採用した外壁材の場合は、公式が「10年から15年ごとに必要だった再塗装工事の期間を大幅に伸ばすことができます」と説明しています。自宅の外壁材が何かで変わります。

ミサワホームの外壁塗装は何年ごとにやるのですか?

実践!リフォーム塾のメンテナンス計画では、築10・20年目に屋根・外壁塗装、築30年目にサイディングの張り替えと屋根スレートの張り替えが挙げられています。つまり、塗り替えを2回してから張り替えを検討する、という組み立てです。

「30年無料」と聞いたのですが本当ですか?

無料なのは点検です。工事ではありません。公式には、引き渡し後11ヵ月目と23ヵ月目の定期巡回サービスが無償、その後は5年ごとの定期点検サービスが30年目までは無償、以降は有償と書かれています。そして保証を延長するには、点検をすべて受けたうえで、保証期間の満了時に耐久性診断(有償)と必要な耐久工事(有償)を実施することが条件です。点検が無料であることと、工事が無料であることは別です。

ミサワホームの保証は何年ですか?

2020年4月1日以降にご契約の木質パネル住宅の例として、構造体35年の初期保証と公表されています(北海道を除く全国)。品確法が定める10年を「大幅に上回る」という書き方です。そのうえで維持管理保証制度により、点検をすべて受け、耐久性診断(有償)と必要な耐久工事(有償)を実施することを条件に延長できるとされています。契約時期によって内容が違うので、お手元の保証書とホームケアハンドブックが答えになります。

外壁塗装をミサワホーム以外に頼むと、保証は切れますか?

当サイトは切れるとも切れないとも書きません。公表されているのは、保証の延長に「点検をすべて受けること」と「耐久性診断(有償)と必要な耐久工事(有償)の実施」という条件が付くところまでです。聞くときは「点検は今後も受けられますか」と「保証の延長はどうなりますか」を分けて質問してください。分けると答えが具体的に返ってきます。

ミサワホームのオリジナル塗料とは何ですか?

ミサワリフォームが「ミサワホームの外壁材で試験を行ったオリジナル塗料があります」と説明しており、Mコートシリーズ、MSシリーズ、ホームイングコートシリーズが該当すると書かれています。試験の内容は「下地材は標準状態及び温冷繰り返し試験を実施し、付着性及び塗膜に異常がないことを確認」「積算時間、数百〜数千時間に及ぶ促進耐候性試験」と説明されています。ただし樹脂の種類も期待耐用年数も価格も公表されておらず、「詳しくは担当営業までお問い合わせください」となっています。比べたいなら、聞くしかありません。

「含水率」とは何ですか?

外壁材がどれだけ水を含んでいるかです。ミサワリフォームは外壁診断で含水率も調べるとしており、「基準を超える高い数値が出た場合は、塗装をしても、サイディングの剥離や反り、爆裂の可能性があります」と書いています。水を含んだままの壁に塗ると、閉じ込めた水が塗膜を押し上げます。他社に頼むときも「含水率は測りますか」と聞けます。

ミサワホームの家に石綿(アスベスト)は使われていますか?

公式のよくあるご質問に、部位ごとの建材名と使用時期の一覧が載っています。外壁材のサイディング類が昭和57〜平成9年、耐火目地材(ハイブリッド)等が昭和55〜平成11年、屋根の彩色石綿屋根葺材が平成14年以前などです。同じページに「現在、石綿含有建材の使用はありません」「通常の使用状況では石綿が空気中に飛散することはありません」「ハイブリッド(セラミック)商品におけるセラミック壁自体には、石綿は一切使用しておりません」とも書かれています。築年数が該当しそうなら、工事の前に業者へ調査の予定を確認してください。

屋根も一緒に塗ったほうがいいですか?

公式の表では、屋根の彩色スレートの塗替が築7〜12年目、外装の塗装・コーキング打換が築10〜15年目です。屋根のほうが先に来ています。足場は工事の中身に関係なくかかる費用なので、時期が近いならまとめたほうが1回で済みます。ミサワリフォーム自身も「樋工事のみでも足場を設置いたします。残した工事があると、再度、足場を設置する必要があります」と書いています。

公式に「高圧洗浄は避けてください」と書いてありました。塗装できないのですか?

その記載はオーナー向けの日常のお手入れのページにあるものです。「高圧水による洗浄やスチーム洗浄は、塗膜に悪影響を及ぼす恐れがありますので避けてください」——つまり、住んでいる人が自分で高圧洗浄機を当てないでください、という意味に読めます。同じページの最後には「外装材は定期的な塗装や防水処理が必要です。定期点検の結果による耐久工事を実施しましょう」とも書かれています。塗装工事の下準備としての洗浄については、圧力や当て方を含めて業者に確認してください。

外壁に物を取り付けてもいいですか?

公式が「物を取り付けたり、穴を開けないでください。外壁の内側には電気配線が通っています。雨漏りの心配もあります」と書いています。表札やフックを付けたい場合は、点検や工事のときに相談してください。

外壁の色を変えられますか。シミュレーションはできますか?

色を変えること自体はできます。ミサワリフォームは「実際の建物写真にて、外壁塗装・張り替えのシミュレーションをご提案」しており、色だけでなく素材感も見本から選べると説明しています。ただし「簡易シミュレーションのため、実際の塗り替え・葺き替え・張り替え等と見栄えが異なる場合がございます」という注記も付いています。画面の色と実物は違うので、必ず日の当たる場所で見本を確認してください。

無料の外壁診断は誰でも受けられますか?

ミサワリフォームの記事に載っている無料の屋根・外壁診断は、対応エリアが「東京・神奈川」と明記されています。ほかの地域の方は、お近くのミサワリフォーム営業所か、建てた会社に相談してください。

キャンペーンはありますか?

当サイトはキャンペーンの有無や内容を保証できません。時期と地域で変わるものだからです。金額の判断は、キャンペーンの割引率ではなく、工事の範囲と内容を同じにして比べることでしかできません。

下請けの会社が工事に来ると聞きました

窓口の会社と施工する会社が分かれるのは、ハウスメーカー経由では一般的な形です。ミサワホームに限りません。判断の材料になるのは施工者の名前ではなく、契約書と見積書に何が書いてあるかです。塗料の製品名、工程数、塗る面積、下塗り材、コーキングは打ち換えか増し打ちか。ここが書面にあれば、工事のあとでも検算できます。

ミサワホームの外壁塗装の評判はどうですか?

当サイトは会社の評価をしません。そのかわり、ミサワホームは検証しやすい会社だとは言えます。外装90〜120万円(170㎡)、築10〜15年目という基準の数字が公表されているからです。「高い」「安い」という感想は、この数字と自宅の面積・工事範囲を突き合わせれば自分で確かめられます。

参考にした情報

このページの数字と引用は、すべて次の公表資料で確認しました(確認日は2026年9月10日)。

  • ミサワリフォーム「住まいを長持ちさせるには」(misawa.co.jp/reform/maintenance/)——部位ごとの内容・費用・タイミングの一覧。外装は塗装・コーキング打換90〜120万円(170㎡)築10〜15年目、屋根の彩色スレートは40〜50万円(120㎡)築7〜12年目。当サイトがページ全体を確認したところ、「足場」「消費税」「税込」「税別」「含まれます」の語は一度も出てきません
  • ミサワリフォーム実践!リフォーム塾「メンテナンス計画」(reform/oyakudati/2013/06/02.html)——築10・20年目に屋根・外壁塗装、築30年目にサイディング張り替え・屋根スレート張り替え
  • 「機能で選ぶ外壁塗料」(reform/oyakudati/2013/07/03.html)——アクリル5〜7年/ウレタン8〜10年/シリコン12〜15年/フッ素15〜20年、塗料材料費の割合と足場・人件費の説明、遮熱塗装の10年間長期保証
  • ミサワホームイング「ミサワホームにお住まいの方へ|外壁メンテナンスは必要?」(misawa-reform.co.jp)——「新築または前のメンテナンスから10年がメンテナンス時期の目安」「メンテナンス工事によって保証の内容・期間が変わります」「ホームケアハンドブックをご確認ください」、2段階劣化型、オリジナル塗料(Mコートシリーズ・MSシリーズ・ホームイングコートシリーズ)と試験の説明、含水率の調査、無料診断の対応エリア「東京・神奈川」。記事は2023年8月17日公開・2025年12月22日更新
  • ミサワホーム「オーナーサポート>保証制度・点検制度」(owner_support/smilering/life/)——新築住宅保証制度(構造体35年)、維持管理保証制度、既存住宅保証制度(再保証は構造体・白蟻・防水それぞれ10年)。「2020年4月1日以降にご契約いただいた、木質パネル住宅の例」「対象エリア:北海道を除く全国」
  • 「アフターメンテナンス」およびミサワオーナーズクラブ「メンテナンス」——11ヵ月目・23ヵ月目の定期巡回サービス(無償)、5年ごとの定期点検サービス(30年目までは無償、以降は有償)、365日・24時間受付体制
  • ミサワオーナーズクラブ「部位別お手入れ・メンテナンス>外壁」——高圧水洗浄・スチーム洗浄、穴あけと電気配線、ハシゴの立て掛け、クリーナーの注意
  • ミサワホーム「よくあるご質問>アスベスト問題への対応」(kodate/guide/situmon/asbestos/)——部位別の建材名と使用時期、「現在、石綿含有建材の使用はありません」ほか
  • ミサワホームMJ Wood「QUALITY 保証・リフォーム・認定の住まい」——保証延長の刻み(10年毎延長、構造体のみ初回5年)、プラチナコートとナノ親水マイクロガードのコラム
  • ミサワホーム総合研究所「外壁材『PALC(パルク)』とは」(soken.misawa.co.jp)——PALCの説明と、ハイブリッド住宅の販売終了

保証・点検の内容は、契約時期・商品・個別の契約によって異なります。本ページは公表資料の記載を整理したものであり、個別の保証の可否を判断するものではありません。必ずご自身の保証書・ホームケアハンドブックと、建てた会社への確認をお願いします。金額は工事範囲・面積・建物の状態で変わります。当サイトは施工を行わず、特定の会社をすすめる立場にありません。

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