広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【2026年度】大分市の外壁塗装に使える補助金

条件つきで出ます塗装だけは対象外。遮熱・断熱塗料を本体工事と同時なら対象になる場合あり

市が明言しています
「大分市では、外壁塗装のみに対する補助金の取り扱いはありません」——市が専用ページを作って書いています
ただし抜け道が1つ
リフォーム支援事業の対象工事と同時に行う、遮熱・断熱性能のある塗料での外壁塗装は「省エネ改修工事」として対象になる場合があります
本体工事の補助額
子育て10分の2・50万円/三世代同居10分の5・75万円/高齢者バリアフリー10分の2・30万円
耐震診断
費用の10分の10(全額)。上限は75,000円〜110,000円
耐震改修
費用の10分の10・上限120万円。条件を満たせば150万円
令和8年度は終了
リフォーム支援は予算上限に達して受付終了。耐震改修も8月21日の抽選で締め切られました

大分市で「外壁塗装 補助金」を調べてこのページに来た方へ。——この市には、他にはないものがあります。大分市は「大分市の外壁塗装への補助金について」というページを、わざわざ作っています。そこに書かれているのは「外壁塗装のみの補助は行っておりません」という答えと、ひとつだけある例外です。市の原文で確かめます。

大分県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——大分市は「塗装だけは対象外。遮熱・断熱塗料を本体工事と同時なら」型 でした。県の制度と18市町村の窓口は大分県のまとめにあります。

別府市中津市宇佐市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全20項目

先に結論——「のみ」は出ない。ただし抜け道が1つあります

大分市の答えを4行で。
外壁塗装だけを目的にした工事には、1円も出ません。市が明言しています。
②ただし遮熱・断熱性能のある塗料で、リフォーム支援の本体工事と同時にやるなら対象になる場合があります。
③本体工事は子育て・三世代同居・バリアフリーの3タイプ。三世代同居だけ補助率10分の5と厚い。
④耐震は診断が全額、改修が最大150万円。ただし令和8年度は両方とも受付が終わっています。

大分市が住宅向けに用意しているのは、子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業、住宅耐震化総合支援事業(耐震診断・耐震改修・部分耐震改修)、空き家等利活用事業、老朽および準老朽危険空き家等除却補助、住み替え情報バンクです。

——「住宅リフォーム助成」という名前の、誰でも使える制度はありません。使えるのは、子どもがいる世帯・三世代で住む世帯・高齢者がいる世帯に限られます。

市が、外壁塗装のためだけのページを作っています

これは当サイトが100を超える市を調べてきた中でも、数えるほどしかない例です。大分市の「改修・リフォーム支援」の一覧には、2つしかページがありません。ひとつがリフォーム支援事業、そしてもうひとつが——「大分市の外壁塗装への補助金について」(2023年11月9日登録)です。

ページの冒頭にある一文がこれです。

「大分市では、外壁塗装のみに対する補助金の取り扱いはありません。」

そして、なぜこのページを作ったのかが本文に書かれています。

「インターネット上のWebサイト等で『自治体によっては外壁塗装の改修工事の補助がありますので、自治体に確認してください』といった記載がしばしば見受けられますが、大分市では外壁塗装のみの補助は行っておりません。」

——市の窓口に問い合わせが集中したのだと読めます。「自治体に確認を」と書いてあるページを見た市民が電話をかけ、そのたびに同じ説明をすることになった。だから1ページ作って、そこを見せるようにした。
この注意喚起は、当サイトのようなサイトに向けられたものでもあります。だから当サイトは、市の原文をそのまま引いて、答えを先に書きます。

遮熱・断熱性能のある塗料なら、対象になる場合があります

そのページには、続きがあります。ここが大分市でいちばん重要な一文です。

「ただし、大分市子育て・高齢者リフォーム支援事業補助対象工事と同時に行う遮熱・断熱性能のある塗料で外壁塗装をする『省エネ改修工事』は補助対象となる場合があります。」

——塗料の種類で線が引かれています。普通のシリコン塗料やフッ素塗料では入りません。遮熱または断熱の性能がある塗料で塗る場合に限り、「省エネ改修工事」という扱いになります(遮熱塗料とは)。

実際、リフォーム支援事業の3タイプすべてに「省エネ改修工事」が併せて行う工事として並んでいます。高齢者バリアフリー型では「省エネ改修工事(ヒートショック対策工事を含む。)」と、括弧書きまで付いています。

大分市は瀬戸内式に近い温暖な気候で、夏の日射が強い土地です。遮熱塗料が効きやすい条件がそろっています。屋根と外壁の両方を遮熱で塗るなら、本体工事とセットにする価値があります(屋根の遮熱塗装)。

条件は「同時に行う」。塗装だけでは申請できません

期待しすぎないための確認です。この省エネ改修工事は、単独で申請できません。市の書き方は「補助対象工事と同時に行う」。本体の工事があって、その付帯として塗装が乗る形です。

本体になる工事は、たとえば子育て支援型ならこの13項目です。

子育てのための改修工事(合計30万円以上)
⑴子ども部屋(収納、便所および廊下を含む)の増築工事/⑵間取り変更工事/⑶内装改修工事
⑷子どものために行う便所改修工事/⑸浴室および洗面所改修工事
⑹ベビーカー用スロープ設置工事/⑺テレワークスペース改修工事/⑻キッズスペース改修工事
⑼対面キッチン改修工事/⑽リビングの改修工事(子ども用に限る)/⑾階段の設置等の安全対策に係る改修工事(子ども用に限る)
⑿子どもが遊べるテラスまたはウッドデッキの設置工事および改修工事/⒀その他市長が認める子どものために行う改修工事

——並べてみると、外壁の工事は1つも入っていません。13項目すべてが室内か、庭まわりです。そこに⒂省エネ改修工事が「上記工事と併せて行う」ものとして加わる。この構造です。

そして市は「補助対象となる場合があります」という書き方をしています。断定していません。見積書を持って、本庁舎6階の住宅課(097-585-5072)に確認してください。

リフォーム支援は3タイプ。三世代同居だけ補助率が2倍以上

本体になる制度を整理します。金額の差がはっきりしています。

タイプ補助率上限(1戸当たり)
A 子育て支援型10分の250万円(多子世帯加算型は70万円
B 三世代同居支援型10分の575万円(多子世帯加算型は95万円
C 高齢者バリアフリー型10分の230万円

三世代同居支援型だけ、補助率が10分の5です。ほかの2つが10分の2ですから、2.5倍。150万円の工事なら、子育て型で30万円、三世代型で75万円という差になります。

三世代同居支援型の本体工事は、玄関・トイレ・浴室(脱衣室を含む)・キッチンのうち1部位以上を改修または増設するもの。市は玄関の定義まで書いています——「建物の外部から世帯内外の人が建物内の主要な室に出入りできる部位」。

※多子世帯=世帯の構成員に3人以上の18歳未満(当該年度の4月1日における年齢)の子どもがいる世帯。子育て支援型の上限額と多子世帯の加算額は、令和7年度より増額されています。多子世帯加算型を受ける場合は、子ども部屋の増築・間取り変更・内装改修のいずれかを1つ以上含む必要があります。

所得の制限があります

大分市のリフォーム支援には、所得の条件が付いています。これを見落とすと申請できません。

タイプ所得の条件
A 子育て支援型(一般型)世帯員全員の前年の所得総額が600万円未満
A 子育て支援型(多子世帯加算型)世帯員全員の直近の所得総額が600万円未満
C 高齢者バリアフリー型世帯員(当該年度4月1日時点で18歳未満の者を除く)の直近の所得総額が350万円未満

——高齢者バリアフリー型の350万円が、いちばん厳しい線です。ただし市は、所得総額に高齢者の所得と高齢者以外の所得の両方が含まれるときは、公的年金等に係る所得を除くと定めています。年金だけで暮らしている世帯が外れないようにした書き方です。

三世代同居支援型そのものには所得制限がありませんが、併せて行う工事の一部(子育て向けの工事、高齢者向けの工事)には、それぞれ600万円未満・350万円未満の条件が付きます。

施工者は市内の会社が原則です

3タイプすべてに、同じ施工者要件が付いています。

次の各号のいずれかに該当する施工者が行う工事であること。
大分市内に本店を有する法人
大分市内に住民票がある個人
⑶大分県内に本店を有する法人または大分県内に住民票がある個人であって、市長が特に必要と認めるもの(前2号のいずれかに該当する者を除く)

——「本店」です。大分市に営業所や支店があるだけの会社では、⑴に当たりません。県内の会社は⑶で道が残されていますが、「市長が特に必要と認めるもの」という判断が要ります。

遮熱塗料での外壁塗装を本体工事と一緒に出すなら、塗装業者も同じ要件を満たす必要があります。本体工事の会社と塗装の会社が別なら、両方を確認してください。

令和8年度は、予算上限で受付を終えています

いま動こうとしている方に、いちばん関わる情報です。市のページ(2026年8月10日更新)の冒頭に書かれています。

「令和8年度のリフォーム支援事業は予算上限に達したため、受付を終了いたしました。」

そのすぐ下に、こう続きます。

「※本市では外壁塗装のみの工事に対する補助金はございません。」

——制度のページにも、同じ注意書きが載っています。専用ページと合わせて2か所。市がどれだけ問い合わせを受けているかが分かります。

募集期間は令和8年6月15日(月曜日)から12月25日(金曜日)まででした。8月10日の時点で予算が尽きています。——2カ月足らずです。次年度に狙うなら、6月の受付開始に合わせて準備しておく必要があります。

6月29日までは「仮受付」。超えたら抽選です

大分市の受付は、単純な先着順ではありません。仕組みを市の言葉で引きます。

「令和8年6月29日(月曜日)までの申請については仮受付として扱い、令和8年6月29日(月曜日)の午後5時15分時点の補助金交付予定額が予算の範囲を超える支援型は、仮受付をした方で抽選を行い、予算の範囲内で受付いたします。以降の申請については予算残額の範囲内で先着順にて受付いたします。」

——読み解くと、こうです。
①6月15日〜6月29日は「並んだ人全員が同じ立場」。初日に出しても最終日に出しても変わりません。
②6月29日17時15分で締めて、予算を超えていたら抽選。支援型ごとに判定します。
③抽選で漏れた分と、余った予算は、その後の先着順に回る。
つまり「初日の朝に窓口へ並ぶ」意味はありません。2週間のあいだに書類をそろえて出せば同じです。

この方式なら、書類が完璧に用意できていない人が慌てて出す必要がなくなります。6月29日までに間に合わせる。それが大分市の締め切りです。なお6月29日までに申請する場合のみ、同意書という書類が別途必要になります。

耐震診断は10分の10。全額出ます

大分市の耐震補助は、補助率が全国的に見ても高いほうです。まず診断から。

条件上限額
床面積100平方メートル未満で、平屋建てで平面形状に凹凸がない場合75,000円
床面積100平方メートル未満で、上記以外90,000円
床面積100平方メートル以上で、建築当時の図面がある場合95,000円
床面積100平方メートル以上で、建築当時の図面がない場合110,000円

補助率は耐震診断に要する費用の10分の10。上限内なら自己負担ゼロです。——図面がないほうが上限が高いのは、図面を起こす手間が診断の費用に乗るからです。古い家ほど図面が残っていないので、実態に合わせた設計になっています。

対象は昭和56年5月31日以前に着工された3階建て以下の木造住宅(戸建住宅、長屋、共同住宅)。店舗等を兼ねる場合はその部分の床面積が延べ面積の2分の1未満、増築等がある場合は昭和56年5月31日以前に着工された部分が過半を占めるものです。

耐震改修は120万円、条件つきで150万円

改修も補助率が10分の10です。上限額に段があります。

工事要件補助率・上限
耐震改修工事上部構造評点1.0未満のものを、改修後1.0以上にする10分の10・120万円
同(加算)①平成12年5月31日以前に着工された部分の延べ床面積が180平方メートル以上、または②精密診断で各階の上部構造評点が0.4未満10分の10・150万円
部分耐震改修工事1階部分の評点0.7未満のものを、①住宅全体で0.7以上、または②1階部分で1.0以上にする3分の2・60万円

——加算の条件が「大きい家」と「特に危ない家」の2本立てになっています。180平方メートル以上は約54坪。二世帯で住んできたような家が該当します。評点0.4未満は「倒壊する可能性が高い」よりさらに下の水準です。

市は令和8年度から内容に複数の変更点があるとして、変更点をまとめたPDFを公開しています。

8月21日の抽選結果が、そのまま公開されています

大分市のページで目を引くのが、これです。市は耐震改修の抽選結果を、受付番号の並びごと公開しています。

「令和8年8月21日の午前9時より、耐震改修の抽選を行いました。」

公開されているのは1番目から14番目までの順位と、それぞれに対応する受付番号。赤字が今回受付可能という注記が付き、抽選の様子を撮った写真(JPEG)まで載っています。

——14件が応募して、そのうち何件かが通った。この規模感が分かるだけでも、判断材料になります。そして市はこう続けています。

「なお、今回の追加受付を以て、令和8年度の耐震改修の受付は終了いたします。」

耐震診断のほうは、現在も仮受付を行っています。ただし市は「仮受付は今年度の交付を保証するものではございません」と断っています。連絡先は住宅課(097-585-6012)です。

※耐震の受付期間は令和8年4月14日(火曜日)から12月18日(金曜日)まで。4月14日から4月20日までが仮受付期間で、この期間に予算を超える申請があった場合は抽選になります。令和9年1月末までに完了報告が必要です。

診断は「精密診断法」が原則です

大分市の耐震診断には、方法の指定があります。

「一般財団法人日本建築防災協会が定める『精密診断法』による診断を行ってください。(ただし、平屋建てで、床面積が100平方メートル未満であり、平面形状に凹凸がない場合に限り『一般診断法』も可)」

——多くの市が一般診断法で済ませるところを、大分市は精密診断法を原則にしています。精密診断は内装材を剥がして内部の構造を確認する方法で、費用も手間もかかりますが、そのぶん結果が正確です。補助率が10分の10なのは、この手間を市が負担しているからだと読めます。

診断士の確認方法も指定されています。「大分県木造建築耐震診断士は、大分県建築物防災推進協議会発行の登録者証を所持しています。調査の際には登録者証をご確認ください。」——訪問してきた人が本物かどうかを、施主が確かめる手順です。「市の耐震診断で来ました」と言われたら、登録者証を見せてもらってください(業者の選び方)。

そして「補助金申請前に耐震診断を行った場合、事前着手となり補助金支出ができません。」交付決定の前に動くと消えます。

代理受領が使えます

大分市は、診断と改修の両方で立て替えが不要です。

「耐震診断・耐震改修のいずれにおいても、申請者の方の一時的な費用負担軽減のため、大分市が耐震診断士等へ代金の振り込みを直接行うことができます。」

——補助率10分の10と代理受領がそろうと、耐震診断は実質的に「タダで受けられる」ことになります。上限内に収まる限り、施主のお金は動きません。

なお代理受領を使わない場合、補助金は完了報告・額の確定・交付請求という手順を経て振り込まれます。市は「請求書が届いてから2〜3週間程度振り込みまで時間を要します」としています。

昭和56年以前の木造は、県のアドバイザーが先です

リフォーム支援事業に戻ります。古い木造住宅には、追加の条件が付いています。

「昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅にあっては、大分県が実施する耐震アドバイザー派遣制度を申請時までに利用すること。」

——リフォームの補助を受けるのに、県の耐震アドバイザーを呼ぶのが先。市が住宅要件として定めています。問い合わせ先は大分県建築士事務所協会(097-537-7600)です。

三世代同居支援型のほうは書き方が違います。「昭和56年5月31日以前に着工された一戸建ての木造住宅にあっては、本事業におけるリフォーム完了後までに耐震性を有するものとする。」——アドバイザーを呼ぶだけでなく、工事が終わるまでに耐震性を確保することが求められます。

築45年を超える家で外壁の塗り替えを考えている方は、この順番が効いてきます。アドバイザー派遣 → 耐震診断(全額補助)→ 必要なら耐震改修 → リフォーム支援+遮熱塗装。ここまでつなげられれば、足場を組む回数を減らせます。

動く順番を、月で区切ると

時期やること
いま(年内)昭和56年5月31日以前の木造なら、県の耐震アドバイザー派遣(大分県建築士事務所協会 097-537-7600)を利用しておく
耐震診断仮受付を行っています(住宅課 097-585-6012)。ただし今年度の交付は保証されません
4月14日〜4月20日耐震の仮受付期間。超えたら抽選。受付は12月18日まで
6月15日〜6月29日リフォーム支援の仮受付期間。この2週間のうちに出せば全員同じ立場
6月29日 17:15予算超過なら抽選。以降は先着順(12月25日まで)
見積もりの段階塗料を遮熱・断熱性能のあるものにできるか業者に確認。施工者が市内に本店があるかも確認
契約の前交付決定前に着工した場合は補助の対象になりません。耐震診断も同じ
1月末/3月耐震は令和9年1月末までに完了報告

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

補助が無い前提で——大分の家で先に見るところ

子どもも高齢者もいない世帯、あるいは本体工事の予定がない場合、塗り替えは全額が自己負担です。残るのは、工事の中身を自分で読めるようになることだけです(外壁塗装の費用相場)。

大分市は別府湾に面し、背後に山を抱えた土地です。海に近い地区は塩分を含んだ風、山沿いは湿気と苔。——同じ市内でも条件がかなり違います。海沿いなら金属部(雨どいの金具、笠木、面格子)のサビが先に出ますし、山沿いの北面は緑や黒の汚れが目立ちます(外壁のカビ・コケ)。

見積書と現場で、この3つを確かめてください。
遮熱塗料と普通の塗料の差額がいくらか。補助を使わなくても、大分の日射なら検討する価値があります。
面ごとに仕様が分かれているか。海側と山側で傷み方が違う土地では、「全面同じ」は雑な見積もりです。
塗る面積が平方メートルで書いてあるか。「一式」では他社と比べられません。

そして最後に。大分市は「外壁塗装のみの補助はない」と、市のホームページに書いています。この1ページを知っているだけで、補助金を持ち出す営業をその場で止められます。

大分市で塗り替えるとき、最後に金額を決めるのは工事の中身です。先に「だいたいいくらか」を掴んでおくと、届いた見積書を自分で検算できます(費用シミュレーター)。そのうえで同じ条件で2〜3社に出してもらってください(一括見積もりサービスの比較)。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

大分市で外壁塗装に補助金は出ますか?

外壁塗装だけでは出ません。市は専用ページで「大分市では、外壁塗装のみに対する補助金の取り扱いはありません」と明言しています。ただし子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業の補助対象工事と同時に行う、遮熱・断熱性能のある塗料での外壁塗装は「省エネ改修工事」として補助対象になる場合があります。

市がそんなページを作っているのですか?

作っています。「大分市の外壁塗装への補助金について」(2023年11月9日登録)というページで、市は「インターネット上のWebサイト等で『自治体によっては外壁塗装の改修工事の補助がありますので、自治体に確認してください』といった記載がしばしば見受けられますが」と書いたうえで、大分市では行っていないと説明しています。

遮熱塗料なら必ず出るのですか?

出ません。「同時に行う」が条件です。省エネ改修工事は単独では申請できず、子育て・三世代同居・バリアフリーのいずれかの本体工事と併せて行う場合に限り対象になります。しかも市は「補助対象となる場合があります」という書き方をしているので、事前に住宅課へ確認してください。

リフォーム支援事業はいくらですか?

3タイプあります。子育て支援型は補助対象経費の10分の2で住宅1戸当たり50万円(多子世帯加算型は70万円)、三世代同居支援型は10分の5で75万円(多子世帯加算型は95万円)、高齢者バリアフリー型は10分の2で30万円が限度です。いずれも補助対象経費の合計が30万円以上であることが必要です。

所得の制限はありますか?

あります。子育て支援型は世帯員全員の前年の所得総額が600万円未満であること。高齢者バリアフリー型は世帯員(当該年度4月1日時点で18歳未満の者を除く)の直近の所得総額が350万円未満であることが条件です。

どの業者に頼めばいいですか?

施工者要件があります。大分市内に本店を有する法人、大分市内に住民票がある個人、または大分県内に本店を有する法人・大分県内に住民票がある個人であって市長が特に必要と認めるもの、のいずれかです。市内の会社が原則になります。

いま申し込めますか?

令和8年度は終わっています。リフォーム支援事業について市は「令和8年度のリフォーム支援事業は予算上限に達したため、受付を終了いたしました」と告知しています。耐震改修も「今回の追加受付を以て、令和8年度の耐震改修の受付は終了いたします」となっています。耐震診断は仮受付を行っています。

抽選があると聞きました。

あります。リフォーム支援事業は募集期間が6月15日から12月25日までですが、6月29日までの申請は仮受付として扱われ、6月29日午後5時15分時点で補助金交付予定額が予算の範囲を超える支援型は、仮受付をした方で抽選になります。以降は予算残額の範囲内で先着順です。耐震も4月14日から4月20日が仮受付期間で、予算を超えると抽選です。

耐震診断の補助はいくらですか?

耐震診断に要する費用の10分の10、つまり全額です。上限額は床面積100平方メートル未満で平屋建て・平面形状に凹凸がない場合が75,000円、それ以外が90,000円、100平方メートル以上で建築当時の図面がある場合が95,000円、図面がない場合が110,000円です。

耐震改修はいくらですか?

耐震改修工事に要する費用の10分の10で、上限120万円。ただし平成12年5月31日以前に着工された部分の延べ床面積が180平方メートル以上、または精密診断で各階の上部構造評点が0.4未満の場合は上限150万円になります。部分耐震改修工事は3分の2で上限60万円です。

耐震診断はどんな方法で行いますか?

原則は精密診断法です。市は「一般財団法人日本建築防災協会が定める『精密診断法』による診断を行ってください」としたうえで、「ただし、平屋建てで、床面積が100平方メートル未満であり、平面形状に凹凸がない場合に限り『一般診断法』も可」と補足しています。

昭和56年より前の木造ですが、リフォーム支援に注意点はありますか?

あります。子育て支援型では「昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅にあっては、大分県が実施する耐震アドバイザー派遣制度を申請時までに利用すること」が住宅要件になっています。問い合わせ先は大分県建築士事務所協会(097-537-7600)です。三世代同居支援型では、一戸建ての木造住宅はリフォーム完了後までに耐震性を有することが求められます。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

大分市の公式ページを2026年9月5日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。

  • 大分市「大分市の外壁塗装への補助金について」(外壁塗装のみの補助は行っていないこと、インターネット上の記載への言及、遮熱・断熱性能のある塗料での省エネ改修工事が対象になる場合があること/2023年11月9日登録・土木建築部住宅課)
  • 大分市「大分市子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業の補助金交付制度をご利用ください」(令和8年度の受付終了、3タイプの補助率と上限、世帯要件と所得の条件、住宅要件、工事要件の一覧、施工者要件、募集期間と仮受付・抽選の仕組み、耐震アドバイザー派遣制度の利用/2026年8月10日更新)
  • 大分市「木造住宅の『耐震診断』および『耐震改修』に対して補助を行います」(令和8年8月21日の抽選結果、補助対象となる住宅、耐震診断の4段階の上限額、耐震改修と部分耐震改修の補助率と上限、代理受領、募集期間と仮受付期間、精密診断法の指定、登録者証の確認、事前着手の禁止)
  • 大分市「改修・リフォーム支援」の掲載一覧(この分類に2ページしかないこと)
  • 大分市の公式ページを開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
リフォーム支援事業=本庁舎6階 住宅課(097-585-5072)
耐震診断・耐震改修=住宅課(097-585-6012)
外壁塗装に関する問い合わせ=土木建築部住宅課(097-537-5634)
県の耐震アドバイザー派遣=大分県建築士事務所協会(097-537-7600)
大分市役所=大分市荷揚町2番31号・097-534-6111(代表)

九州のほかの市も調べています。福岡市北九州市熊本市長崎市(外壁の遮熱・断熱塗装が対象)/霧島市佐賀市市が変われば、外壁塗装の扱いも変わります大分県内のほかの市も調べています。——別府市持ち家の塗り替えに補助なし。ただし鉄輪・明礬は色を変えると届出)/中津市宇佐市市が「外壁塗装のみの補助はない」と明記)。(助成金ガイド)。