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【2026年度】中津市の外壁塗装に使える助成金
条件つきで出ます市が「一般的な外壁塗装・屋根改修の補助金はありません」と専用ページで書いています
- 市がネット記事に反論しています
- 中津市は「中津市では一般的な外壁塗装・屋根改修の補助金はありません」というページを立て、「外壁塗装のみ・屋根改修のみに対する補助金の取り扱いはありません」と明記しています
- ただし市自身が3つの例外を挙げています
- 街なみ景観整備事業/空き家利活用事業/子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業。「該当する場合は外壁塗装・屋根改修が対象になる場合もございます」と書かれています
- 景観の補助は最大300万円、ただし材料に条件
- 豊後街道・諸町などの重点地区。歴史的建築物の外観修理は上限300万円。ただし補助基準に「サイディング、鉄板張りは補助対象外」と明記されています
- 空き家なら2分の1・最大50万円
- 中津市空き家改修事業補助金。対象工事に「外装工事」が入っています。中津地域の居住誘導区域外だけ30万円です
- 65歳以上がいる世帯の省エネ改修
- 子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業の高齢者型に「省エネ改修工事(ヒートショック対策工事を含む)」があります
- どれも着工前の申請が必要です
- 景観は「補助金交付決定通知後に着工するものが対象」、空き家は「交付決定後、事業に着手してください」と書かれています
「中津市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。中津市は、この検索に対して市が公式に答えています。——「中津市では一般的な外壁塗装・屋根改修の補助金はありません」という専用ページを立て、インターネット上の記載に反論したうえで、「ただし、次に該当する場合は外壁塗装・屋根改修が対象になる場合もございます」として3つの事業を挙げています。順に見ていきます。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全12項目
市が、ネット記事に名指しで反論しています
中津市のホームページには、「中津市では一般的な外壁塗装・屋根改修の補助金はありません」というタイトルのページがあります。公開は2025年5月14日、更新は2025年9月25日です。
「インターネット上で「自治体によっては外壁塗装の改修工事の補助がありますので、自治体に確認してください」といった記載がしばしば見受けられますが、中津市では外壁塗装のみ・屋根改修のみに対する補助金の取り扱いはありません。」
市がわざわざページを立てて、こう書いている。それだけ問い合わせが多いということです。「自治体に確認してください」と書いてあるのを見て電話をかけてくる人が続いたのだと読めます。
ただし市は、そこで終わらせていません。続けてこう書いています。
「ただし、次に該当する場合は外壁塗装・屋根改修が対象になる場合もございますので、詳しくは各担当課へお問合せください。」
そして表で3つの事業を挙げ、それぞれに担当課と電話番号を並べています。「無い」で切り捨てるのではなく、可能性のあるものを自分から示している。この書き方は親切です。
市が自分で挙げた「例外になりうる3つ」
| 事業名 | 市が書いている対象工事 | 担当課 | 連絡先 |
|---|---|---|---|
| 中津市街なみ景観整備事業 | 中津市景観計画重点地区(豊後街道地区、諸町地区等)の外観の修理、修景工事 | まちづくり推進課 | 0979-62-9032 |
| 空き家利活用事業 | 外装工事、内装工事、建具工事、設備工事、給排水工事、自身が行う改修にかかる材料費 等 | まちづくり推進課 | 0979-62-9032 |
| 中津市高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業 | 世帯の構成員に65歳以上の高齢者がいる世帯の省エネ改修工事 | 介護長寿課 | 0979-62-9804 |
3つとも、外壁塗装そのものを目的にした制度ではありません。景観を整えるため、空き家を使えるようにするため、省エネのため——その手段として外壁が触られる場合に、結果として対象になり得る、という構造です。順に中身を見ます。
街なみ景観整備事業——最大300万円、ただし材料に条件
中津市街なみ景観整備事業補助金制度です。市の説明はこうです。
「中津市景観形成重点地区について建築物等の修景に要する経費の一部に補助を行っています。一定の基準を満たし、補助金交付決定通知後に着工するものが対象となりますので、必ず工事着手前にご相談ください。」
対象になる区域は4つです。
| 対象区域 |
|---|
| 島田本町区域/蛭子町区域/豊後街道区域/諸町区域 |
補助基準は区域によって2種類に分かれていて、豊後街道地区・諸町地区の基準はこうなっています。
| 区分 | 中身 | 補助金の上限 |
|---|---|---|
| (1) 修理対象建築物のうち歴史的建築物 | 江戸期から昭和20年以前に建設され、伝統的様式を有するものとして市が指定する建築物の外観の修理。できるだけ建築当時の意匠を再現する | 300万円 |
| (2) 上記以外の建築物 | 外観について基準に基づく新築、増築、改築、修繕及び模様替え等により歴史的街なみと調和するよう努める | 200万円 (新築・増築は100万円) |
| (4) 外構 | 塀、門、門扉、垣根、生垣、出入り口、犬走り、床几及び腰掛け等 | (1)または(2)に含まれる |
| (5) 図書 | 完成予想図(パース等)その他の設計図書の作成費(新築・増築は除く) | 10万円 |
対象になる範囲も決まっています。
「公道又は公園等のオープンスペース(空地)から望見できる部分及び当該部分の復元又は保存のために必要な構造耐力上主要な部分。」
通りから見える面だけということです。家の裏側は対象外になります。外壁塗装は普通4面すべてを塗るので、見積書のうち補助の対象になるのは一部、という計算になります。
サイディングの塗り替えは、この補助では出ません
サイディングと鉄板張りは、はっきり対象外です
補助基準の「④外壁」の項目を、そのまま引きます。
「・外壁は、白漆喰仕上げ、板張り(タテ板張り、下見板張り等)等とし、歴史的景観に調和した仕上げとする。
・板張りに塗布する防腐剤の色は、こげ茶色とする。
※上記以外のサイデイング、鉄板張りは補助対象外とする。」
ここが分かれ目です。いまサイディングの家をそのまま塗り替えるのは、この補助では出ません。白漆喰にする、板を張る——そういう工事が対象です。
ただし板張りに塗る防腐剤は基準の中に入っています。色はこげ茶色と決まっています。板張りの家で防腐剤を塗り直すなら、これは対象になり得ます。断定はできません。判断するのは市です。
基準はほかの部位にも細かく及んでいます。外壁塗装の色を決めるときの参考になるので、抜き出しておきます。
| 部位 | 基準 |
|---|---|
| 屋根 | 軒の出を有する勾配屋根の日本瓦葺き、色彩は銀黒色。屋根勾配は4〜6寸程度。主屋は切妻造り、入母屋造り、寄棟造りのいずれか |
| 雨樋 | 色彩はこげ茶色 |
| 建具 | 玄関戸は木製の格子戸または木製ガラス入り戸。やむを得ずアルミサッシにする場合はこげ茶色。掃出し窓・腰窓も同様で、かつ木製格子を付ける |
| 塀・門 | 屋根は日本瓦(銀黒色)または金属板葺き等。壁は白漆喰仕上げ、タテ板張りや下見板張り等 |
| 建築設備 | 空調室外機、ガスボンベ、メーター等は通りから見える位置に設置しない。やむを得ない場合は木製格子等で覆い隠す |
| 太陽光パネル | 屋根面に設置する場合は通りから見えない位置に設ける。※通りから見える位置に設置した場合は屋根工事に係る経費は補助対象外 |
「こげ茶色」と「銀黒色」——この2色が繰り返し出てきます。区域内で色を選ぶなら、この2色が基準です。太陽光パネルの扱いも独特で、通りから見える位置に付けると屋根工事の補助が消えると書かれています。
空き家なら2分の1・最大50万円
中津市空き家改修事業補助金です。市の住宅補助一覧では、対象工事の先頭に「外装工事」が挙げられています。
空き家利活用事業の対象工事——「外装工事、内装工事、建具工事、設備工事、給排水工事、自身が行う改修にかかる材料費 等」
「外装工事」。外壁の塗り替えはここに入ります。しかも「自身が行う改修にかかる材料費」まで対象なので、自分で塗る場合の塗料代も見てもらえる可能性があります。断定はできません。判断するのは市です。
同じ市内でも、住所で上限が変わります
| 中身 | |
|---|---|
| 対象者 | 空き家の所有者または移住者 |
| 補助率 | 対象経費の2分の1以内 |
| 上限 | 中津地域(居住誘導区域内)50万円/中津地域(区域外)30万円/三光・本耶馬渓・耶馬溪・山国地域50万円 |
| 要件 | 事前に交付申請が必要。交付決定後、事業に着手/移住者等が契約または移住した日から1年を経過していないこと/空き家バンク登録物件を成約後であること/新たに入居する方が5年以上定住を誓約できること/施工業者または資材等の入手先が市内に事務所を有する事業者であること |
気をつける点が3つあります。
1つ目——空き家バンクへの登録が前提です。市は共通要件にこう書いています。
「事前に空き家バンクへ申請、登録が必要です。委託業者による現地調査の結果、空き家バンク登録ができない場合もあります。」
「空き家バンク登録前に、既に売買契約または賃貸契約の話をしている相手方がいる場合は、空き家バンク登録はできません。」
話がまとまってから登録しようとしても、もう登録できません。順番が決まっています。
2つ目——業者だけでなく「資材等の入手先」も市内であることが条件です。これは他の市ではあまり見ない書き方です。塗料をどこから仕入れるかまで関わってくる可能性があるので、業者に確認してください。
3つ目——家財処分にも別の補助があります。中津市空き家バンク登録推進補助金(家財処分)は対象経費の全額(上限10万円)。ただし業者は収集運搬・処分の許可を持ち、かつ中津市内に事務所を有することが条件で、必ず作業着手前に申請(見積書や着手前の写真が必要)と書かれています。
65歳以上がいる世帯の省エネ改修
市が挙げた3つ目が中津市高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業です。市の一覧では、高齢者型の対象工事の4番目にこうあります。
「③省エネ改修工事(ヒートショック対策工事を含む。)」
外壁塗装が「省エネ改修工事」に当たるかどうかは、遮熱塗料や断熱塗料を使う場合でも市の判断になります。断定はできません。窓口は介護長寿課 高齢者福祉係(0979-62-9807)、市の反論ページでは介護長寿課(0979-62-9804)が案内されています。
この事業には型が3つあります。
| 型 | 対象工事 | 担当課 |
|---|---|---|
| 高齢者型 | ①高齢者用の寝室などの増築・間取り変更・内装改修 ②バリアフリー改修(段差解消、スロープ、手摺、便所・浴室・洗面所改修、畳を板張りに変更、車椅子対応型流し台等) ③省エネ改修工事(ヒートショック対策工事を含む) ④宅内配管工事(合併処理浄化槽設置に伴うものに限る) | 介護長寿課 高齢者福祉係 0979-62-9807 |
| 子育て支援型 | 子ども部屋等の増築・間取り変更・内装改修/子どものための便所・浴室・洗面所改修/テレワークスペース、キッズスペース改修/リビングの改修/階段の手すり設置等の安全対策/子どもが遊べるテラスやウッドデッキの設置及び改修 等 | 子育て支援課 子育て支援係 0979-33-7026 |
| 三世代同居支援型 | 三世代が同居するために行う玄関、トイレ、浴室、キッチンを増設する工事 | 子育て支援課 子育て支援係 0979-33-7026 |
外壁に関係するのは高齢者型の③だけです。子育て支援型と三世代同居支援型の対象工事は、いずれも室内の工事です。
中津市の住宅補助を、担当課ごとに並べます
中津市は「中津市でおこなっている住宅に関する補助金一覧」を1枚のPDFで公開しています(令和8年5月版)。担当課がばらばらなので、これがいちばん見通しがよくなります。
| 担当課 | 事業名 | 連絡先 |
|---|---|---|
| 環境政策課 | 中津市脱炭素社会推進事業補助金(太陽光発電設備、蓄電池、ZEH住宅) | 0979-62-9071 |
| 中津市LED照明買替支援補助金 | ||
| 福祉支援課 障害福祉係 | 在宅重度障害者住宅改造助成事業/日常生活用具給付事業(居宅生活動作補助用具) | 0979-62-9802 |
| 子育て支援課 子育て支援係 | 子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業(子育て支援型・三世代同居支援型) | 0979-33-7026 |
| 介護長寿課 | 住宅改修(介護係) | 0979-62-9804 |
| 在宅高齢者住宅改造助成事業/子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業(高齢者型)(高齢者福祉係) | 0979-62-9807 | |
| まちづくり推進課 | 中津市街なみ景観整備事業 | 0979-62-9032 |
| 空き家利活用事業 | ||
| 建築指導課 | 木造住宅耐震化促進事業(耐震診断・耐震改修) | 0979-62-9029 |
| 排水設備設置促進事業 |
外壁塗装で電話するとしたら、まずまちづくり推進課(0979-62-9032)です。景観と空き家の両方を持っているので、1本で2つの可能性をまとめて聞けます。
耐震・危険ブロック塀・危険空家
外壁塗装には直接使えませんが、一緒に検討することの多いものを並べます。
| 事業 | 中身 |
|---|---|
| 木造住宅耐震化促進事業 | 【耐震診断】診断士が行う耐震診断費用【耐震改修】耐震改修工事費用、耐震補強設計費用、耐震改修工事監理費用(建築指導課 0979-62-9029) |
| 危険ブロック塀等除却事業 | 塀の除却。塗り替えではありません |
| 危険空家等除却事業補助金 | 危険な状態の空き家等の解体費用に対象経費の2分の1(上限50万円)。解体中や解体済の建物は対象外 |
| がけ地近接等危険住宅移転事業 | がけ地に近接する危険住宅の移転 |
| 民間建物アスベスト含有調査 | アスベストの含有調査 |
市は「【注意喚起】住宅の耐震対策に関する「かたり調査」にご注意ください!」というページも出しています。耐震診断を装って家に上がり込む手口への注意です。市の職員や委託業者が予告なく訪問して費用を請求することはありません。不安なら建築指導課に確認してください。
また市は「古博多町、是則地区、小楠校区の自主防災訓練で耐震等に係る補助金の説明を行いました」という記事も出しています。地区の防災訓練で補助金の説明をしているということです。地元の自治会経由で情報が回っている可能性があります。
景観の届出も別にあります
街なみ景観整備事業のページには、補助とは別にこう書かれています。
「景観法・景観条例に伴う届出もお願いします。」
中津市には中津市景観計画があり、重点地区が定められています。補助を使うかどうかにかかわらず、届出が必要になる場合があります。島田本町・蛭子町・豊後街道・諸町の区域にお住まいなら、塗り替えの前にまちづくり推進課(0979-62-9032)へ確認してください。
区域の外であれば、住宅の塗り替えに届出は要りません。色は自由に選べます(失敗しやすい色)。
中津の家で、塗る前に見るところ
中津の気候を、気象庁の平年値で見ておきます(アメダス中津)。
中津は梅雨だけ突出します。年1,574mmで日照は2,005時間
| 平均気温 | 日最高 | 日最低 | 降水量 | |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 5.8℃ | 9.7℃ | 2.0℃ | 56.2mm |
| 6月 | 22.4℃ | 26.1℃ | 19.3℃ | 289.5mm |
| 7月 | 26.7℃ | 30.4℃ | 23.7℃ | 302.8mm |
| 8月 | 27.9℃ | 32.0℃ | 24.5℃ | 146.0mm |
| 12月 | 7.5℃ | 11.5℃ | 3.7℃ | 59.1mm |
| 年 | 16.3℃ | 20.4℃ | 12.4℃ | 1,574.1mm |
ここから読めることが3つあります。
1つ目——中津は塗装に向いた気候です。年間降水量1,574.1mmは全国平均並み。年間日照時間は2,005.0時間と多いほうです。冬も1月の日最高気温が9.7℃、12月が11.5℃あるので、塗料の施工条件(多くは5℃以上)を日中に割ることは多くありません。梅雨を外せば、ほぼ通年で工程が組めます。
2つ目——避けるべきは6月と7月だけです。6月289.5mm・7月302.8mmと突出していますが、8月は146.0mmに落ちます。足場を組んでからの天気待ちが起きるのは、この2か月に集中します。逆に11月・12月・1月は月60mm前後で、年間でいちばん乾いています。
3つ目——風が強めです。年間の平均風速2.4m/s、12月は2.8m/s、1月と2月は2.7m/s。周防灘に面していて、冬は北西風が入ります。足場のシート(メッシュシート)が風を受けるので、強風の日は作業が止まります。また塗料が飛散しやすいので、養生の丁寧さが仕上がりと近所への影響を分けます。
海に近い地区では塩害もあります。潮風は外壁に塩分を運び、雨どい、笠木、換気フード、給湯器の配管といった金属部を先に傷めます。足場を組んだときにしか見られない場所なので、塗装のついでに点検してもらってください。塩分を高圧洗浄でしっかり落としてから塗るかどうかで、もちが変わります(高圧洗浄の役割)。
費用の目安です。30坪の家でおおむね80万〜120万円(30坪の外壁塗装の費用)。3つの入口のどれにも当たらなければ、全額が自己負担です。見るのは総額ではなく㎡単価・塗料の製品名・塗る回数・足場の面積(見積書の内訳の見方/塗装面積の出し方)。景観の重点地区にお住まいなら、色を決める前にまちづくり推進課へ。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
中津市で、外壁塗装に助成は出ますか?
市が「一般的な外壁塗装・屋根改修の補助金はありません」と明記しています。「外壁塗装のみ・屋根改修のみに対する補助金の取り扱いはありません」という書き方です。ただし市自身が①街なみ景観整備事業 ②空き家利活用事業 ③子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業(65歳以上がいる世帯の省エネ改修工事)の3つを挙げ、「該当する場合は外壁塗装・屋根改修が対象になる場合もございます」としています。
なぜ市はわざわざそんなページを作ったのですか?
市はページの冒頭でこう書いています。「インターネット上で「自治体によっては外壁塗装の改修工事の補助がありますので、自治体に確認してください」といった記載がしばしば見受けられます」。そういう記事を見て問い合わせる人が続いたためと読めます。公開は2025年5月14日、更新は2025年9月25日です。
街なみ景観整備事業は、いくら出ますか?
豊後街道地区・諸町地区の基準では、市が指定する歴史的建築物の外観の修理は上限300万円、それ以外の建築物は上限200万円(新築・増築は100万円)です。設計図書(パース等)の作成費も10万円まで含まれます。対象区域は島田本町・蛭子町・豊後街道・諸町の4区域です。
サイディングの家を塗り替えたいのですが、景観の補助は使えますか?
使えません。補助基準に「※上記以外のサイデイング、鉄板張りは補助対象外とする」と明記されています。対象になるのは白漆喰仕上げ、板張り(タテ板張り、下見板張り等)です。ただし板張りに塗る防腐剤(こげ茶色)は基準の中に入っているので、板張りの家なら対象になり得ます。断定はできません。判断するのは市です。
家の裏側も補助の対象になりますか?
なりません。補助基準は対象範囲を「公道又は公園等のオープンスペース(空地)から望見できる部分」と定めています。通りから見える面だけです。外壁塗装は4面すべてを塗るので、見積書のうち補助対象になるのは一部という計算になります。
太陽光パネルを付けたいのですが、景観の補助に影響しますか?
します。基準にこうあります。「太陽光パネル等を屋根面に設置する場合は、通りから見えない位置に設ける。※太陽光パネル等を通りから見える位置に設置した場合は、屋根工事に係る経費は補助対象外とする」。設置の位置で、屋根工事の補助が消えます。
空き家を買って直す場合はどうなりますか?
中津市空き家改修事業補助金が対象経費の2分の1以内です。上限は中津地域の居住誘導区域内で50万円、区域外で30万円、三光・本耶馬渓・耶馬溪・山国地域で50万円。対象工事に「外装工事」が入っており、「自身が行う改修にかかる材料費」も対象です。ただし空き家バンクへの事前登録と交付決定後の着手、5年以上の定住の誓約が必要です。
もう買い手・借り手が決まっているのですが、空き家バンクに登録できますか?
できません。市は「空き家バンク登録前に、既に売買契約または賃貸契約の話をしている相手方がいる場合は、空き家バンク登録はできません」と書いています。登録が先です。また「委託業者による現地調査の結果、空き家バンク登録ができない場合もあります」とも書かれています。
市外の業者に頼めますか?
空き家改修事業補助金は「施工業者または資材等の入手先が市内に事務所を有する事業者であること」が条件です。業者だけでなく資材の入手先まで書かれているのが特徴です。家財処分の補助も「収集運搬・処分の許可を持ち、かつ中津市内に事務所を有する」業者に限られます。
遮熱塗料なら「省エネ改修工事」になりますか?
断定はできません。判断するのは市です。子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業(高齢者型)の対象工事に「省エネ改修工事(ヒートショック対策工事を含む。)」があり、市の反論ページでも「世帯の構成員に65歳以上の高齢者がいる世帯の省エネ改修工事」として挙げられています。見積書と製品カタログを持って介護長寿課(0979-62-9804)に確認してください。
もう工事の契約をしてしまいました
景観の補助は「補助金交付決定通知後に着工するものが対象」で、市は「必ず工事着手前にご相談ください」と書いています。空き家改修も「事前に交付申請が必要です。交付決定後、事業に着手してください」。着工していなければ、まだ相談の余地があります。足場を組む前に電話してください。
いつ工事をするのがいいですか?
6月と7月を外せば、ほぼ通年で組めます。中津は6月289.5mm・7月302.8mmと梅雨に集中する一方、8月は146.0mm、11月〜1月は月60mm前後です。冬も1月の日最高気温が9.7℃、12月が11.5℃なので、塗料の施工条件を日中に割ることは多くありません。ただし冬は風が強め(12月の平均風速2.8m/s)で、足場のシートが風を受けると作業が止まります。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
中津市の公式ページと、市が公開しているPDFを2026年9月8日に直接開いて確認しました。補助は予算と期限の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。
- 中津市「中津市では一般的な外壁塗装・屋根改修の補助金はありません」(2025年5月14日公開/2025年9月25日更新)——市の見解と、対象になりうる3事業の一覧
- 中津市「中津市でおこなっている住宅に関する補助金一覧」(令和8年5月・PDF)——担当課ごとの事業名・対象工事・連絡先
- 中津市「中津市街なみ景観整備事業補助金制度」——対象区域4つ、交付決定通知後の着工、景観法・景観条例の届出
- 中津市「街なみ景観整備補助基準【豊後街道地区・諸町地区】」(PDF)——歴史的建築物300万円/その他200万円、修理・修景の対象範囲、外壁の基準(白漆喰・板張り/サイディング・鉄板張りは対象外)、屋根・雨樋・建具・塀・建築設備・太陽光パネルの基準
- 中津市「空き家に関する支援策」——危険空家等除却事業補助金、空き家バンク制度を利用した補助金の共通要件、中津市空き家改修事業補助金(2分の1・地域別の上限)、家財処分の補助
- 中津市「令和8年度「木造住宅耐震化促進」事業補助について」「令和8年度「危険ブロック塀等除却」事業補助について」「令和8年度「危険空家等除却(解体・撤去)」事業補助金について」
- 中津市「【注意喚起】住宅の耐震対策に関する「かたり調査」にご注意ください!」
- 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス中津の平年値——月別の降水量・平均気温・日最高気温・日最低気温・平均風速・日照時間
問い合わせ先
街なみ景観整備事業・空き家利活用事業・景観の届出:中津市 まちづくり推進課 電話 0979-62-9032
子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業(高齢者型):介護長寿課 0979-62-9804(高齢者福祉係 0979-62-9807)
子育て支援型・三世代同居支援型:子育て支援課 子育て支援係 0979-33-7026
木造住宅耐震化促進事業・危険ブロック塀等除却:建築指導課 0979-62-9029
脱炭素社会推進事業(太陽光・蓄電池・ZEH):環境政策課 0979-62-9071
代表電話:0979-22-1111
景観も空き家も、交付決定の前に着工すると対象外になります。工事着手前に相談してください。
大分県内のほかの市も調べています。——大分市/別府市(鉄輪・明礬は色を変えると届出)。同じ県でも、市が変わればここまで違います(助成金ガイド/業者の選び方/外壁塗装の費用相場)。