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【2026年度】加古川市の外壁・屋根に使える補助金
屋根なら対象になり得ます屋根軽量化工事に最大60万円/耐震改修は5分の4・最大130万円
- 鶴林寺の周辺
- 市で唯一の景観形成地区。外壁と屋根の色がマンセル値で決まっています(外壁は彩度3〜4以下、屋根は明度2以下)。助成もありますが金額は非公表——都市計画課 079-427-9269へ
- 屋根
- 屋根軽量化工事費補助=経費または60万円のいずれか低い額。重い屋根を軽い屋根に葺き替える工事が対象です
- 耐震
- 143万7,500円までは5分の4、それを超えると計算式が変わり300万円超で130万円が上限
- 業者
- 兵庫県の住宅改修業者登録制度の登録業者、または県の登録を受けた事業者グループによる施工に限る
- 受付
- 令和8年4月20日から令和8年12月25日まで。ただし予算に達した時点で終了
加古川市で「リフォーム補助金」を探してこのページに来た方へ。——外壁塗装そのものへの補助はありません。ただし屋根には、めずらしい枠があります。——屋根軽量化工事費補助=最大60万円。重い屋根を軽い屋根に替える工事に出るお金です。「そろそろ屋根も」と考えている方には、塗るか葺き替えるかの判断が変わる制度です。公式情報から整理しました。
兵庫県内の9市区町村を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——加古川市で出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は兵庫県の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/兵庫県の外壁塗装 悪質業者リスト
このページの内容全18項目
- 先に結論——塗装は対象外。ただし屋根は別です
- 屋根軽量化に最大60万円——塗るか葺き替えるかが変わります
- 「重い屋根」とは何か——うちの屋根はどれに当たるか
- 耐震改修は5分の4。ただし金額で計算式が変わります
- 補助メニューが8つあります
- 県の登録業者でないと使えません
- 受付は12月25日まで。予算次第で早く閉まります
- 申請に必要なもの——市税の完納証明を忘れずに
- 代理受領で、差額だけの支払いにできます
- 県が工事実績を公開しています
- 兵庫県内の他の市と並べてみる
- 鶴林寺のまわりだけ、塗れる色が決まっています
- 令和9年度(2027年4月)の再開に備える——ただし今年度は12月25日まで受け付けています
- 塗装そのものは、比べることで下げる
- 結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円
- 国の補助金なら使えますか
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——塗装は対象外。ただし屋根は別です
①外壁塗装そのものへの補助はありません
②屋根を軽くする工事に最大60万円——これは他の市であまり見ない枠です
③耐震改修は5分の4(143万7,500円まで)。上限130万円
④県の登録業者でないと使えません——ここが加古川市のいちばんの条件
⑤受付は12月25日まで。予算に達したら早く閉まります
| 制度 | 戸建の限度額 | 外壁塗装は |
|---|---|---|
| 屋根軽量化工事費補助 | 経費または60万円の低いほう | 屋根の葺き替えが対象。塗装は対象外 |
| 住宅耐震改修工事費補助 | 5分の4/最大130万円 | 耐震の工事費のみ |
| 住宅耐震改修計画策定費補助 | 3分の2以内・20万円 | 診断と計画づくり |
| 簡易耐震改修工事費補助 | 5分の4以内・60万円 | 耐震の工事費のみ |
| シェルター型工事費補助 | 60万円(65歳以上のみの世帯は115万円) | — |
| 防災ベッド等設置費補助 | — | — |
屋根軽量化に最大60万円——塗るか葺き替えるかが変わります
ここが加古川市でいちばん大事なところです。——屋根を軽くする工事に、単独で補助が出ます。
屋根軽量化工事費補助(戸建住宅)
「補助事業の対象となる経費又は60万円のいずれか低い額」
対象になる屋根の条件は、市が表で示しています。
| 改修前 | 改修後 | 上部構造評点 |
|---|---|---|
| 非常に重い屋根 | 軽い屋根 | 0.4〜1.0未満 |
| 重い屋根 | 軽い屋根 | 0.5〜1.0未満 |
| 非常に重い屋根 | 重い屋根 | — |
塗り替えは対象になりません。——屋根を「軽くする」工事に出るお金です。土葺きの瓦を降ろして金属屋根に葺き替える、といった工事が該当します。同じ瓦を塗り直しても、重さは変わらないからです。
それでも、これは塗装を考えている方に関係します。——「そろそろ屋根も」という段階で、塗るか葺き替えるかを比べる場面が出てくるからです。
| こういう屋根なら | 考えること |
|---|---|
| 古い和瓦・セメント瓦で、下地も傷んでいる | 葺き替えなら60万円が出る可能性。塗装との差額が縮まります(屋根の葺き替え費用) |
| スレート屋根で、まだ割れていない | 塗装で足りることが多い(スレート屋根の塗装) |
| すでに金属屋根 | 軽量化の余地がないので塗装(ガルバリウム屋根の塗装) |
| 旧耐震で評点が低い | 屋根を軽くすると評点そのものが上がります。耐震改修と一緒に考える価値があります |
屋根を替えるか塗るかは、下地を見ないと決まりません。——瓦を降ろしてみたら野地板が傷んでいた、ということが起こるからです。塗装と葺き替えの両方で見積もりを出してもらうと、補助を含めた総額で比べられます。
最後の行が、この制度の考え方です。——屋根が重いほど地震で揺れやすい。だから軽くすることが耐震になる、という理屈で補助が出ています。「屋根を軽くする」は、見た目のためではなく構造の話です。
「重い屋根」とは何か——うちの屋根はどれに当たるか
補助の条件に「非常に重い屋根」「重い屋根」「軽い屋根」と出てきます。——耐震診断では、屋根の重さを3段階で扱うのが一般的です。うちの屋根がどれに当たるかで、使える制度が変わります。
| 区分 | 代表的な屋根 | 見分け方の目安 |
|---|---|---|
| 非常に重い屋根 | 土葺きの和瓦 | 瓦の下に土が入っている。古い日本家屋に多い |
| 重い屋根 | 引掛桟瓦葺き(土なし)・セメント瓦 | 瓦だが土は入っていない |
| 軽い屋根 | スレート(コロニアル・カラーベスト)・金属屋根 | 薄い板状。1枚を手で持てる重さ |
自分では判断しきれないのが普通です。——屋根に上がらないと分からないことが多いですし、土葺きかどうかは瓦を1枚めくらないと確認できません。
だから、加古川市の制度を使うなら耐震診断が出発点になります。——診断のなかで屋根の仕様も評価されるので、「うちは軽量化の対象になるか」がそこで分かります。計画策定費補助(3分の2以内・20万円)が使えます。
屋根が軽くなると、なぜ評点が上がるのか
地震のときに建物を揺らす力は、建物の重さに比例します。——屋根は建物のいちばん高いところにある重さなので、ここが重いと揺れ幅が大きくなります。
だから、壁を増やさなくても屋根を軽くするだけで評点が上がる——というのが、この補助の考え方です。市が示している条件表も、「改修前0.4〜1.0未満」の家が対象となっていて、元の評点が低い家ほど効果が大きいことを前提にしています。
塗り替えを考えている方には、こういう順番になります。
①昭和56年5月以前の家で、瓦屋根なら——まず耐震診断。屋根の重さも評価されます
②軽量化の対象なら——葺き替えに最大60万円。外壁塗装と足場を共有できます
③対象外なら——通常どおり屋根塗装を検討(屋根塗装の相場)
②の場合、足場代が1回で済むのが大きいです。屋根を葺き替えたあとに外壁を塗るなら、同じ足場でできます(足場代の内訳)。
ただし、屋根を軽くすれば必ず安全になるわけではありません。——壁の量や配置、基礎の状態も評点に関わります。市の条件表も「改修後1.0未満」の範囲を対象としていて、軽量化だけで1.0以上になるとは書いていません。そこは診断の結果しだいです(屋根の形と塗装)。
耐震改修は5分の4。ただし金額で計算式が変わります
加古川市の耐震改修は、補助率が一定ではありません。——工事費の帯によって計算が変わります。市の表記のまま引きます。
| 補助対象経費 | 補助金額 |
|---|---|
| 143.75万円まで | 補助対象経費の5分の4 |
| 143.75万円を超えて300万円まで | 補助対象経費の143.75万円を超える額に156.25分の15を乗じた額に115万円を加えた額 |
| 300万円超え | 130万円 |
読み解くと、こうなります。——143万7,500円までは5分の4(=115万円)が出ます。そこから上は、増えるペースが急に落ちます。300万円かけても130万円です。
つまり、143万7,500円あたりがいちばん効率のいい金額ということになります。それ以上かけるなら、補助率が下がることを承知のうえで判断する形です。
診断と計画づくりにも別枠があります。——住宅耐震改修計画策定費補助=補助対象経費の3分の2以内・20万円が限度(戸建住宅)。工事費補助とセットにした「パッケージ型」もあり、両方を併せた額が出ます。
補助メニューが8つあります
加古川市は「住宅耐震化等促進事業」という名前で、8つのメニューを用意しています。——数が多いので、市の表記のまま並べます。
| メニュー | 中身 |
|---|---|
| 住宅耐震改修計画策定費補助 | 診断と計画づくり。3分の2以内・20万円 |
| 住宅耐震改修工事費補助 | 5分の4/最大130万円 |
| 耐震改修計画・工事費パッケージ型補助 | 上の2つを併せた額。県の登録事業者グループとの契約に限る |
| 簡易耐震改修工事費補助 | 5分の4以内・60万円。工事総額50万円以上が条件 |
| 屋根軽量化工事費補助 | 経費または60万円の低いほう |
| シェルター型工事費補助 | 60万円。65歳以上のみの世帯は最大115万円 |
| 防災ベッド等設置費補助 | — |
| 部分型耐震化補助 | — |
「簡易耐震改修」の位置づけを押さえておくと選びやすくなります。——市は対象を「耐震性能を改善(改修後の耐震診断の結果、『やや危険』又は『安全』となるもの)するための」工事としています。
「安全」まで持っていかなくても、「やや危険」まで改善すれば対象ということです。全部を直す予算がないときの、現実的な選択肢になります。
県の登録業者でないと使えません
加古川市でいちばん見落とされやすい条件が、これです。
「兵庫県の住宅改修業者登録制度の登録業者または兵庫県の登録を受けた事業者グループを構成する事業者による施工に限ります。(ただしマンションの場合を除く。)」
どんなに良い業者でも、県に登録していなければ補助が使えません。——見積もりを取る段階で「兵庫県の住宅改修業者登録を受けていますか」と聞いてください。
この制度そのものが、業者選びの材料になります。——兵庫県は登録制度の目的を、「住宅改修工事の請負の実績その他の情報を県民の皆様に公開することにより、県民が安心して住宅改修業者を選択することができる環境を整備する」ためだと説明しています。
県が公開している情報を見られるということです。補助を使わない場合でも、業者選びの手がかりとして使えます(業者の見分け方)。
そのほかの条件も、あわせて確かめてください。——「兵庫県民の方(個人)」「加古川市内に対象となる住宅を所有している方」「所得が1200万円以下の方」「加古川市税を完納している方」。市税の完納が条件になっている点は、見落としやすいところです。
受付は12月25日まで。予算次第で早く閉まります
「令和8年度の補助金交付申請の受付を開始しました。受付期間は令和8年4月20日から令和8年12月25日までです。ただし、予算に達した場合は、その時点で受付を終了しますので、ご了承ください。」
年度末まで待ってくれる制度ではありません。——12月25日が期限で、しかも予算が尽きたらそこで終わり。屋根や外壁の工事は春と秋に混みますので、秋に着工したいなら夏のうちに動くのが現実的です(工事時期の考え方)。
手続きの順番も、他の市と同じく「契約より先」です。——補助金は交付申請と決定を経てから工事という流れになります。先に契約すると対象外になる制度がほとんどなので、まず建築指導課に相談してください(申請の流れ)。
申請に必要なもの——市税の完納証明を忘れずに
加古川市の条件のうち、事前に用意が要るものを整理します。
| 条件 | 確かめ方 |
|---|---|
| 加古川市税を完納している | 滞納があると使えません。心当たりがあるなら先に納税課へ |
| 所得が1200万円以下 | 耐震改修工事費補助などの条件 |
| 兵庫県民(個人)/市内に住宅を所有 | — |
| 耐震診断で「危険」「やや危険」 | 診断を先に受ける必要があります |
| 県の登録業者による施工 | 見積もり段階で確認 |
高齢のご家族の家について動く場合、緩和があります。
「令和9年3月31日時点で満65歳以上の方が住宅所有者の場合、2親等以内の親族からの申請も可能となりました。」
親の家の手続きを、子や孫が代わってできるということです。離れて暮らしていても進められるので、実家の屋根や外壁が気になっている方は使えます。
マンションや共同住宅は、順番が違います。——市は「マンション、その他共同住宅に係る各種補助事業については、交付申請前に事前協議が必要」としています。マンションの補助対象者は管理組合で、「共同住宅のうち耐火建築物又は準耐火建築物であって、延べ面積が1,000平方メートル以上であり、かつ、地階を除く階数が原則として3階以上のもの」という定義も置かれています。
戸建てにお住まいなら、この段落は読み飛ばして構いません。——集合住宅にお住まいで、管理組合で話が出ている方だけ、事前協議のことを覚えておいてください。
代理受領で、差額だけの支払いにできます
「代理受領とは、申請者からの委任があれば、事業者(耐震改修計画策定や耐震改修工事等を行う業者)が、申請者の代わりに補助金を受領することです。これにより申請者は、工事等代金と補助金との差額のみを事業者に支払うことになり、当初の費用負担が軽減されます。」
手元の資金が少ないときに効く仕組みです。——通常はいったん全額を払って、あとから補助金を受け取る形になります。130万円の補助でも、先に全額を用意する必要がある。代理受領なら、その差額だけで済みます。
ただし業者が対応している必要があります。——「代理受領に対応できますか」を、見積もりの段階で聞いてください。
県が工事実績を公開しています
加古川市は、業者選びに使える情報源を2つ案内しています。
| 情報源 | 中身 |
|---|---|
| 兵庫県「ひょうご住まいの耐震化促進事業の工事実績について」 | 平成28年度から令和6年度の間に補助を受けて行われた耐震改修工事の実績 |
| 兵庫県「住宅改修業者登録制度」 | 平成18年度から実施。請負の実績その他の情報を公開 |
これは、なかなか無い環境です。——実際に補助を使って工事した実績が、県のサイトで公開されている。当サイトが調べた範囲でも、ここまで揃っている県は多くありません。
使い方は簡単です。——気になる業者の名前が実績に出てくるか、登録制度に載っているかを見る。チラシや訪問営業で来た会社を確かめる手段としても使えます(チラシで来た業者)。
兵庫県内の他の市と並べてみる
当サイトは兵庫県内の主要市を、公式情報で確かめています。——並べると、加古川市の特徴が見えます。
兵庫県は、県全体で耐震化に力を入れている地域です。——阪神・淡路大震災の経験があるからで、加古川市も市のページで「阪神・淡路大震災では多くの建築物が被害を受け、不幸にして6,434人もの尊い生命が奪われました。特に家屋・家具等の倒壊による人的被害は大きく、犠牲者のうち約9割近くを占めました」と書いています。
だから制度が「耐震」に寄っています。——塗装の補助が無いのは冷たいからではなく、優先順位がはっきりしているということです。県内の状況は兵庫県のページにまとめました。
市はもう1つ、数字を出しています。——「昭和56年6月に建築基準法が改正され、木造住宅の場合『必要壁量』が1.3から1.4倍に増加しました」「木造住宅については約80パーセント以上の住宅が耐震性能が不足していることが判明しています」。
旧耐震の木造住宅の8割以上が、耐震性能を満たしていない。——「うちは大丈夫だろう」が通りにくい数字です。昭和56年5月以前の家なら、塗り替えのついでに診断だけでも受けておく値打ちがあります(計画策定費補助で3分の2・20万円まで出ます)。
鶴林寺のまわりだけ、塗れる色が決まっています
加古川市には景観形成地区が1つだけあります。——鶴林寺周辺地区(都市計画課 079-427-9269)。ここで外壁を塗り替えるなら、色に基準があります。お金の話より先に、こちらを知っておいてください。
区域は、市の資料ではこう決められています。
「周辺道路から望む鶴林寺の景観、鶴林寺境内から望む景観、周辺道路沿いの景観を勘案し、鶴林寺境内に隣接する一宅地の区域」
外壁と屋根の色——マンセル値で決まっています
市は「建物の屋根や外壁などの主要な部分は、地区の落ち着いた街並みを保全・育成する効果のある色彩を基調とし、アクセントカラー等については、周辺の景観に配慮したものとします。基調となる色彩は、次の中から選択するものとします」として、この表を示しています。
| 外壁 | 屋根 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 色相 | R(赤) | YR(黄赤) | Y(黄) | N(無彩色) | その他 | 全色相 |
| 明度 | 4以上9以下 | 4以上9以下 | 4以上9以下 | 4以上8以下 | 4以上8以下 | 2以下 |
| 彩度 | 3以下 | 4以下 | 3以下 | —— | 1以下 | 1以下 |
この表の読み方
明度=色の明るさ、彩度=色のあざやかさです(色あせしにくい色)。
外壁は「彩度3〜4以下」=はっきりした色は選べません。ベージュ、グレージュ、薄い茶といった落ち着いた色に限られます。
屋根はさらに厳しく「明度2以下・彩度1以下」=ほぼ黒に近い濃色だけです。明るいグレーの屋根は、この地区では選べません。
ただし例外があります。市は「土、木、レンガ等の自然系素材を用いる場合はこの限りではありません」としたうえで、「なお、自然系素材には人工材及び人工的な着色によって自然の色彩を再現した材料は除くものとします」と釘を刺しています。「木目調のサイディング」は自然系素材に入りません。
色の使い分けについても書かれています。ベースカラーは「建物の多くの面積を占める色で、基調(ベース)となる色であるため、原則として周辺の建物や緑などに調和した色調を用いる」。アクセントカラーは「窓枠やドア、バルコニー、階段、壁や屋根の一部など、建物全体からすれば小面積に用いる色」で、「周辺の歴史的景観に配慮することが望まれます」。
外壁以外にも基準があります
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 屋根の形状 | 勾配屋根を基本とする |
| 階数 | 3階建て以下とする |
| 柵・塀 | 生垣等植樹帯を設けず柵・塀を設ける場合は、「建物の外壁と調和する色彩とし、自然な風合いを醸し出す素材とする」 |
| カーポート等 | 道路際に面して設置する場合は建物と調和する色彩とする |
| エアコンの室外機等 | 「道路に面したエアコンの室外機等は、露出しないように配慮する」 |
塗り替えのときに室外機の位置まで見られる地区だということです。足場を組むついでに、隠し方も相談しておくといいでしょう。
お金のほうは、金額が公表されていません
市は「景観形成地区内において住宅等の建て替えや修繕の際、景観形成基準に沿った整備を行う場合には、加古川市景観まちづくり条例に基づく助成等を行っております」としています。助成があること自体は市が明言していますが、補助率や限度額は公表されていません。
当サイトは金額を推測で書きません。鶴林寺周辺地区にお住まいで塗り替えを考えているなら、都市計画課(079-427-9269)に「景観形成基準に沿って塗り替える場合の助成はいくらですか」と直接聞いてください。あわせて届出が必要なので、色を決める前に相談するのが順番です。
この地区の外にお住まいなら、色の制限も助成もありません。——答えはこのページの上半分のとおり、屋根の軽量化と耐震が加古川市の柱です。
令和9年度(2027年4月)の再開に備える——ただし今年度は12月25日まで受け付けています
加古川市は、まだ受付中です。市の告知はこうです。
「令和8年度の補助金交付申請の受付を開始しました。令和8年4月20日から令和8年12月25日までです。ただし、予算に達した場合は、その時点で受付を終了しますので、ご了承ください。」——加古川市
12月25日が期限ですが、実際の締め切りは予算のほうです。屋根の軽量化を考えている方は、年内に動ける可能性があります。
| 確かめること | 令和8年度はこうでした |
|---|---|
| 受付期間 | 4月20日から12月25日まで(予算到達で早期終了) |
| 屋根軽量化工事費補助 | 経費または60万円のいずれか低い額。重い屋根を軽い屋根に葺き替える工事が対象 |
| 耐震改修 | 143万7,500円までは5分の4、それを超えると計算式が変わり300万円超で130万円が上限 |
| 業者の条件 | 兵庫県の住宅改修業者登録制度の登録業者、または県の登録を受けた事業者グループによる施工に限る |
先に揃えておくものは、書類より先に「会社が県に登録されているか」です。兵庫県の住宅改修業者登録制度に入っていない会社では、金額がいくら安くても補助が使えません。見積もりを頼むときに、登録の有無を最初に聞いてください。
もうひとつ、色の話があります。市で唯一の景観形成地区である鶴林寺の周辺では、外壁と屋根の色がマンセル値で決まっています(外壁は彩度3〜4以下、屋根は明度2以下)。助成もありますが金額は非公表なので、都市計画課(079-427-9269)に直接聞いてください。この区域にお住まいなら、色を決める前に相談するのが順番です。
当サイトでも、2027年4月に加古川市のページを見直します。ただし制度は年度替わりに変わります。市の公式ページと都市計画課で、ご自身でも確かめてください。
塗装そのものは、比べることで下げる
外壁塗装に補助が出ない以上、費用を動かすのは見積もりです。
| 見積書で見るところ | なぜ |
|---|---|
| 数量(㎡) | 外壁◯㎡・屋根◯㎡・足場◯㎡。入っていないと検算できません(面積の出し方) |
| 塗料の製品名 | 「シリコン」だけでは分かりません(平米単価表) |
| 屋根の扱い | 塗るのか葺き替えるのか。加古川市では葺き替えに補助の可能性があります |
| 付帯部 | 軒天・破風・雨樋・雨戸(付帯部の塗装) |
加古川市の場合、3つ目が効いてきます。——屋根を塗る前提の見積もりと、葺き替える前提の見積もりでは、補助の有無まで変わるからです。「軽量化の補助が使える屋根かどうか」を、見てもらったうえで判断してください。
結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円
加古川市には、外壁塗装に使える可能性のある制度がもう1本あります。住宅のページを探しても出てきません。結婚・子育てのカテゴリにあり、窓口も住宅の部署ではないからです。
| 補助上限 | 60万円 |
|---|---|
| 対象になる費用 | 住居費・リフォーム費用・引越費用。婚姻前のリフォームは工事が完了した日が婚姻日から1年以内のものに限る |
| 対象外 | 倉庫、車庫に関する工事費用、門、フェンス、植栽等の外構に関する工事費用、エアコン、洗濯機等の家電購入・設置に関する費用 |
| 所得 | お二人の合計所得が500万円未満 |
| 年齢 | 婚姻日時点でお二人とも(市の対象要件チェックシートをご確認ください) |
| 申請期間 | 令和8年6月1日〜令和9年3月31日に申請 |
| 窓口 | 加古川市こども政策課(事前にこども政策課窓口で提出書類の確認を) |
加古川市は外壁塗装を名指ししていませんが、対象外の一覧にも入っていません。ただし、リフォーム費用がどこまでの工事を指すのか、市は定義を公表していませんでした。外壁の塗り替えが入るかどうかは、このページでは確かめられていません。申請の前に窓口で確認してください。
この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
加古川市で外壁塗装に助成金は出ますか?
外壁塗装そのものへの補助はありません。屋根の軽量化工事、耐震改修、耐震シェルターなどが対象です。
屋根の補助はいくら出ますか?
屋根軽量化工事費補助で、戸建住宅は補助事業の対象となる経費または60万円のいずれか低い額です。
屋根軽量化とはどんな工事ですか?
市は改修前後の屋根の仕様で条件を定めています。「非常に重い屋根→軽い屋根」で上部構造評点0.4〜1.0未満、「重い屋根→軽い屋根」で0.5〜1.0未満、「非常に重い屋根→重い屋根」が対象です。
屋根を塗るだけでは対象になりませんか?
なりません。屋根を軽くする工事が対象なので、塗り替えは含まれません。瓦から金属屋根への葺き替えなどが該当します。
耐震改修はいくら出ますか?
補助対象経費が143.75万円までなら5分の4。それを超えて300万円までは計算式が変わり、300万円を超える場合は130万円が上限です。
耐震診断や計画づくりにも出ますか?
住宅耐震改修計画策定費補助があり、戸建住宅は補助対象経費の3分の2以内・20万円が限度です。
診断の結果はどうであればいいですか?
耐震診断の結果、「危険」「やや危険」と診断される、または診断された住宅が対象です。
所得の条件はありますか?
あります。耐震改修工事費補助などは「所得が1200万円以下の方」が条件です。
市税を滞納していると使えませんか?
使えません。市は「加古川市税を完納している方」を条件にしています。
業者はどこでもいいですか?
いけません。兵庫県の住宅改修業者登録制度の登録業者、または兵庫県の登録を受けた事業者グループを構成する事業者による施工に限られます(マンションを除く)。
受付期間はいつまでですか?
令和8年4月20日から令和8年12月25日までです。ただし市は「予算に達した場合は、その時点で受付を終了します」としています。
お金は先に全額払う必要がありますか?
代理受領制度を使えば、工事等代金と補助金との差額のみを事業者に支払う形にできます。
高齢者向けの上乗せはありますか?
あります。シェルター型工事費補助は通常60万円が上限ですが、令和9年3月31日時点で満65歳以上の人のみが居住する場合は最大115万円です。
親が高齢で手続きが難しいのですが
令和9年3月31日時点で満65歳以上の方が住宅所有者の場合、2親等以内の親族からの申請も可能になりました。
工事の実績は見られますか?
兵庫県が「ひょうご住まいの耐震化促進事業の工事実績について」として、平成28年度から令和6年度の耐震改修工事の実績を公表しています。
加古川市で外壁を塗り替えるとき、色の制限はありますか?
鶴林寺周辺地区だけあります。市は基調となる色彩をマンセル値で定めていて、外壁はR(赤)が明度4以上9以下・彩度3以下、YR(黄赤)が明度4以上9以下・彩度4以下、Y(黄)が明度4以上9以下・彩度3以下、N(無彩色)が明度4以上8以下、その他の色相が明度4以上8以下・彩度1以下です。屋根は全色相で明度2以下・彩度1以下と、さらに厳しくなっています。ただし「土、木、レンガ等の自然系素材を用いる場合はこの限りではありません」とされ、人工的な着色で自然の色彩を再現した材料は除かれます。窓口は都市計画課、電話079-427-9269です。
鶴林寺周辺地区の助成は、いくら出ますか?
金額は公表されていません。市は「景観形成地区内において住宅等の建て替えや修繕の際、景観形成基準に沿った整備を行う場合には、加古川市景観まちづくり条例に基づく助成等を行っております」としており、助成があること自体は明言していますが、補助率や限度額はページに記載がありません。都市計画課に直接確認してください。あわせて届出も必要なので、色を決める前に相談するのが順番です。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
- 加古川市「令和8年度結婚新生活支援補助金(最大60万円)のお知らせ」(更新日 2026年8月10日/「加古川市では、新婚世帯の新生活を応援するため住居費・リフォーム費用・引越費用の一部を助成します。」=最大60万円/リフォーム対象経費=婚姻に伴い加古川市で居住するための住宅をリフォームした費用のうち、住宅の機能の維持または向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用。婚姻前にリフォームを実施した場合は、リフォーム日(工事が完了した日)が婚姻日から1年以内のものに限る/対象外=倉庫、車庫に関する工事費用、門、フェンス、植栽等の外構に関する工事費用、エアコン、洗濯機等の家電購入・設置に関する費用/申請期間=令和8年6月1日から令和9年3月31日/「次年度の詳細については、実施の有無を含め変更となる可能性があります」/申請される方によって必要な書類が異なるため、事前にこども政策課窓口で提出書類の確認を推奨)
- 加古川市「鶴林寺周辺地区景観形成地区」(都市計画課 電話079-427-9269/「景観形成地区内において住宅等の建て替えや修繕の際、景観形成基準に沿った整備を行う場合には、加古川市景観まちづくり条例に基づく助成等を行っております」/届出書様式あり)
- 加古川市「鶴林寺周辺地区景観形成地区」パンフレット(PDF・16ページ)(区域=「周辺道路から望む鶴林寺の景観、鶴林寺境内から望む景観、周辺道路沿いの景観を勘案し、鶴林寺境内に隣接する一宅地の区域」/景観形成基準の表=屋根の形状は勾配屋根を基本・階数は3階建て以下・柵/塀は「建物の外壁と調和する色彩とし、自然な風合いを醸し出す素材とする」・「道路に面したエアコンの室外機等は、露出しないように配慮する」/屋根や外壁の色彩=外壁はR明度4以上9以下彩度3以下、YR明度4以上9以下彩度4以下、Y明度4以上9以下彩度3以下、N明度4以上8以下、その他明度4以上8以下彩度1以下、屋根は全色相で明度2以下彩度1以下/「土、木、レンガ等の自然系素材を用いる場合はこの限りではありません」「自然系素材には人工材及び人工的な着色によって自然の色彩を再現した材料は除くものとします」/ベースカラーとアクセントカラーの説明)
- 加古川市「加古川市景観まちづくり条例」(第47条=市長は予算の範囲内において、景観形成重要建造物等の保存、修復等に要する経費などの一部を助成することができる)
- 最終確認日:2026年9月4日。制度は年度で変わり、締切も補助の種類ごとに違います。申し込む前に、必ず市の公式ページと担当課で最新の内容をご確認ください。
- 加古川市「鶴林寺周辺地区景観形成地区」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください