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尾道市の外壁塗装は、空き家と中古住宅の制度に「屋根、外壁等の改修」と書いてあります

条件つきであります中古住宅を取得して直すなら2分の1・最大60万円。いま住んでいる家の塗り替えだけに使える制度はありません

3つの制度に「屋根、外壁等の改修」
中古住宅取得支援・空家等改修支援・空き家再生促進。いずれも空き家か中古住宅が前提です
いちばん大きいのは最大60万円
子育て世帯等中古住宅取得支援=2分の1・上限50万円+近居加算10万円(市内居住なら最大40万円)
市が名指しで外した制度もあります
沿道建造物等修景事業は「外壁の塗り替えや屋根の修理は対象となりません」。ただし例外の書き方もあります
空家等改修支援は受付終了
令和8年度は予算上限に達したため終了。11月末の期限より前に尽きました
尾道・向島は色を変えるだけで認定
都市計画の景観地区は規模の大小に関わらず市長への認定申請。着工30日前まで
耐震は「居住誘導区域」で4倍差
区域内なら80%・115万円、区域外なら23%・30万円

「尾道市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。いま住んでいる家の塗り替えだけに使える助成金は、尾道市にはありません。ただし「内装、屋根、外壁等の改修」という一行が、3つの制度に入っています。——中古住宅を取得して直すなら、2分の1・最大60万円。その一方で市は、沿道建造物等修景事業について「建物を維持管理する外壁の塗り替えや屋根の修理は対象となりません」と名指しで書いています。同じ市のなかに、外壁を対象に含む制度と、名指しで外した制度が並んでいる。そして尾道・向島の景観地区では、色を変えるだけで市長の認定が要ります。そこがこのページの本題です。

広島県内の6市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——尾道市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は広島県の助成金まとめにあります。

広島市福山市呉市東広島市廿日市市三原市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか広島の外壁塗装 悪質業者リスト

このページの内容全15項目

尾道市に、外壁塗装の助成金はありますか

いま住んでいる家の塗り替えだけに使える助成金は、尾道市にはありません。ここは先に書いておきます。

ただし、「内装、屋根、外壁等の改修」という一行が、尾道市の3つの制度に入っています。——3つとも、空き家か中古住宅を手に入れて住むことが前提です。

いちばん大きいのが、子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金です。中古住宅を買って(あるいは相続・贈与で受け取って)直す場合、費用の2分の1・最大60万円。要綱に「内装、屋根、外壁等の改修」と書いてあります。

残りの2つは空き家向けです。空家等改修支援事業補助金が3分の2・上限30万円、空き家再生促進事業補助金が3分の2・最大30万円。どちらの対象工事にも、同じ「内装、屋根、外壁等の改修」があります。

そして尾道には、逆の書き方をした制度もあります。沿道建造物等修景事業補助金は、市が「建物を維持管理する外壁の塗り替えや屋根の修理は対象となりません」と名指しで断っています。同じ市のなかに、外壁の塗り替えを対象に含む制度と、名指しで外した制度が並んでいます。

この記事は、尾道市の公式ページと要綱、それに広島県が公開している支援制度一覧をひとつずつ開いて、その線引きを整理したものです。

図1 尾道市の助成は「家の手に入れ方」で分かれます

尾道市で外壁を塗り替えるときの制度の分岐図 いま住んでいる家の塗り替えだけに使える助成金は尾道市にはない。中古住宅を取得して改修する子育て世帯・若年夫婦世帯は、子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金が2分の1・最大60万円で、対象工事に内装、屋根、外壁等の改修とある。空き家バンク登録物件や歴史的風致維持向上計画の重点区域内の空き家は、空家等改修支援事業補助金と空き家再生促進事業補助金が3分の2・上限30万円で、同じ対象工事の書き方。ただし空家等改修支援は令和8年度の受付が終了している。 尾道市で外壁を塗り替えるとき 「屋根、外壁等の改修」が入る制度は、家の手に入れ方で決まります いま住んでいる家 自分で住み続ける 塗り替えだけの 助成金はありません 耐震・ブロック塀は別 景観の手続きは要ることも 制度は無し 中古住宅を取得 子育て・若年夫婦 「内装、屋根、 外壁等の改修」 2分の1・最大60万円 購入前・改修前に申請 使えます 空き家バンク/重点区域 空き家を直して住む 同じ一行が2制度に 3分の2・30万円 空家等改修支援は 令和8年度受付終了 条件つき
3つとも、空き家か中古住宅を手に入れて住むことが前提です。

先に全体を並べます。

表1 尾道市で外壁の塗り替えに関わる制度(2026年9月時点)
制度外壁は前提
子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金「内装、屋根、外壁等の改修」2分の1・最大60万円中古住宅を取得して定住/子育て・若年夫婦世帯
空家等改修支援事業補助金「内装、屋根、外壁等の改修」3分の2・30万円空き家バンク登録物件/令和8年度は受付終了
空き家再生促進事業補助金「内装、屋根、外壁等の改修」3分の2・30万円歴史的風致維持向上計画の重点区域内の空き家
沿道建造物等修景事業補助金名指しで対象外(例外あり)3分の2・20万円重点区域の美装化路線沿い、または景観地区内
まちなみ形成事業外観の修理・変更が対象3分の2・200万円歴史的建造物・工作物/委員会の審議
木造住宅耐震改修費補助事業塗装は対象外23%・30万円昭和56年5月31日以前の木造/診断で倒壊の可能性
住宅耐震化促進支援事業塗装は対象外80%・115万円上記に加えて居住誘導区域内

額はいずれも上限で、条件を満たした場合の話です。それぞれの中身は、このあと1つずつ見ていきます。

中古住宅を買って直すなら、最大60万円です

尾道市子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金。名前は「取得支援」ですが、買うほうと直すほうの2本立てになっています。

市の説明を引きます。「市内で新たに中古住宅を購入して定住する子育て世帯または若年夫婦世帯に対し、購入費用の一部を助成します。また、購入・相続・贈与等で中古住宅を取得し、改修して定住する子育て世帯または若年夫婦世帯に対しても、改修費用の一部を助成します」。

この改修のほうに、外壁が出てきます。交付要綱の第4条の2を引きます。

補助金の交付の対象となる改修工事は、改修対象住宅について、市内に本店、支店、営業所、事務所その他これらに類する施設を有する法人又は個人事業者が施工する、次に掲げるものとする。ただし、周辺環境を害すると認められる改修工事は、補助対象改修工事としない。
(1) 台所、浴室、便所、洗面所等の改修
(2) 内装、屋根、外壁等の改修

出典=尾道市子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金交付要綱 第4条の2

工事の種類は、この2つだけです。(1)が水まわり、(2)が内装・屋根・外壁。外壁の塗り替えは、(2)の「外壁等の改修」に読める書き方です。

金額は要綱の第4条にあります。改修に係る金額(消費税を除く)の2分の1で、上限が世帯によって分かれます。

表2 中古住宅取得支援の額(購入・改修とも同じ計算)
誰が基本額加算合計
市内に住んでいる子育て世帯・若年夫婦世帯2分の1・上限30万円10万円最大40万円
市外から移住してくる世帯2分の1・上限50万円10万円最大60万円

加算10万円は、親世帯と同居または近居する場合です。近居の定義は「親世帯が属する小学校区内または親世帯等の家屋から直線距離2キロメートル以内」。

子育て世帯は「中学生以下の子を扶養し同居する世帯」、若年夫婦世帯は「申請日において、年齢の合計が満80歳以下の夫婦または婚姻予定の者」です。夫婦合計で80歳——たとえば38歳と41歳なら入ります。

移住のほうは「転入日前の3年間において本市に住んでいないこと」。3年以内に尾道に住んでいた人は、市内居住の枠(上限30万円)になります。

住宅の条件は、面積と空き期間と耐震です

対象になる住宅の要件を並べます。

  • 一戸建ての中古住宅で、延べ床面積が75平方メートル以上
  • 3か月以上居住されていないもの
  • 新耐震基準相当の耐震性を有した住宅(昭和56年5月31日以前に着工されたものは、耐震診断と必要に応じて耐震改修工事もしくは耐震シェルター設置工事を行うこと)
  • 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に所在しないもの
  • 過去にこの要綱に基づく補助金の交付を受けた者が所有者となっていない住宅

買う場合はさらに「3親等内の親族以外から購入する」こと。改修だけを申請する場合は、相続や贈与でもかまいません。

レッドゾーンの条件は、尾道では効いてきます。斜面に住宅が張り付いている土地柄で、土砂災害警戒区域の指定も広く入っています。買う前に、広島県の「土砂災害ポータルひろしま」で場所を確かめてください。

締め切りではなく、順番が要注意です

募集期間は令和8年4月1日から令和9年3月31日まで。ただし「予算に達し次第受付を終了します」とあります。

そして、いちばん引っかかりやすいのがここです。

「補助金交付申請は、必ず購入前及び改修前に行ってください。」——契約してからでは間に合いません。塗装の見積りを取って、業者と契約を結んでしまうと、その時点で対象から外れます。

ほかに「自治会に加入のうえ、尾道市に5年以上定住すること」「世帯全員が市税等を滞納していないこと」。工事は令和9年3月31日までに完了させます。

窓口は建設部まちづくり推進課 住宅政策係(0848-38-9347)です。

この制度は【フラット35】地域連携型と組み合わせられます。補助とセットで使うと、当初5年間の借入金利が年0.5%引き下げ。中古住宅の購入資金を借りるなら、塗り替えの見積りより先に、こちらを金融機関に確認しておいたほうが金額は大きく動きます。

空き家の制度にも、同じ一行が入っています

尾道は、空き家の再生で名前が知られた街です。市の制度もそこに厚みがあります。広島県が公開している支援制度一覧で、尾道市の「空き家活用」区分は4制度。県内23市町のなかで、江田島市の5に次ぐ数です。

そのうち2つに、外壁が出てきます。

空家等改修支援事業補助金——3分の2・30万円

空き家バンクに登録された家に住むための改修に、費用の3分の2・上限30万円。対象となる工事の書き方は、こうです。

1 尾道市内に本店、支店、営業所等を置き、建設業の許可などを受けた者が施工する工事で、次のアまたはイに該当する工事であること
ア 台所、浴室、便所、洗面所等の改修
内装、屋根、外壁等の改修
2 他の公的な補助金と補助対象を同一としない改修工事であること

出典=尾道市「尾道市空家等改修支援事業補助金」2026年8月6日更新

ただし、令和8年度の受付はもう終わっています。市はページの先頭にこう出しています。「予算上限に達したため、令和8年度の受付は終了しました。」

募集期間は令和8年5月7日から11月30日まででした。11月末の期限を待たずに、予算のほうが先に尽きたということです。来年度に使うつもりなら、年度が明けたらすぐ動く前提で考えてください。

対象になるのは4つの空き家バンクの区域です。尾道市空き家バンク、御調地区空き家バンク、因島地区空き家バンク、原田・木ノ庄東地区空き家バンク。このうち尾道市空き家バンクの区域は、市がこう分けています。

表3 尾道市空き家バンクの対象区域
区分町名
町全域が対象となる区域西土堂町、東土堂町、長江一丁目、長江二丁目、西久保町、東久保町、三軒家町
車が入れない路地に面した敷地が対象となる区域東御所町、土堂一丁目、土堂二丁目、十四日元町、久保一丁目、久保二丁目、久保三丁目、尾崎本町

「車が入れない路地に面した敷地」——尾道の斜面市街地そのものです。この条件は、塗装の見積りにもそのまま効いてきます。材料も足場も人力で運ぶことになるので、運搬の手間が金額に乗ります。足場が組めない現場の話は、尾道では他人事ではありません。

住む人の条件も細かく決まっています。改修工事完了後おおむね30日以内に、所有者等の3親等内以外の人が入居して住民票を移し、かつ10年以上定住する見込みであること。さらに、いま住んでいる家が転居後に空き家にならないこと(賃貸住宅や、他に住む人がいる家からの転居)。

空き家を1つ埋めるために、別の空き家を1つ作ってしまってはいけない——という考え方です。

家のほうは「概ね1年以上人が居住または使用していないこと」「空き家バンクに登録していること」「特定空家等の認定を受けていないこと」。

交付決定を受ける前に工事の契約または着手をすると対象外です。工事は令和9年2月末までに完了。窓口はまちづくり推進課 住宅政策係(0848-38-9347)。

空き家再生促進事業補助金——重点区域のなか限定

こちらは場所で絞る制度です。「尾道市歴史的風致維持向上計画の重点区域内で、空き家を改修して居住する場合に、改修に要する経費の3分の2(最大30万円)を助成します」。

重点区域は2つ。尾道・向島歴史的風致地区瀬戸田歴史的風致地区です。

家の条件が、空家等改修支援より厳しくなっています。

  • 建築後30年以上が経過していること
  • 空き家状態になってから、概ね1年以上が経過していること(電気・水道等の契約履歴等により判断)
  • 重点区域内に立地していること

対象となる工事は、空家等改修支援と同じ2行です。「台所、浴室、便所、洗面所等の改修」「内装、屋根、外壁等の改修」。

ただし、後ろに付いている注意書きが独特です。市の原文をそのまま並べます。

  • 「業者に委託して実施した工事にかかる費用が補助対象となります。所有者等が直接行う補修にかかる費用(材料費等)は対象となりません
  • 空き家に転居した後では対象となりません
  • 事業完了後2年以内に転居した場合、補助金の返還対象となります
  • 「補助金を活用して改修した箇所について10年間は変更・解体またはこれを前提とする譲渡は行わないでください。違反した場合は補助金の返還対象となります」
  • 外観の変更が伴う場合は併せて景観認定申請が必要となります

最後の1行が、尾道でいちばん大事なところです。外壁の色を変えて塗り替えるなら、補助金の申請とは別に、景観の認定申請が要ります。後半の章でくわしく書きます。

「10年間は変更しないでください」というのも、塗り替えを考えると重い条件です。この補助で外壁を塗ったなら、10年間はその色と仕上げのまま維持することになります。塗料の耐用年数と、ほぼ同じ長さです(塗料の種類とグレード)。

窓口はまちづくり推進課 まちづくり推進係(0848-38-9223)。空家等改修支援とは係が違います。

市が「外壁の塗り替えは対象になりません」と書いた制度

ここまでは、外壁が対象に入っている側の話でした。逆側もあります。

沿道建造物等修景事業補助金。重点区域内で美装化された道路などに直接面している建造物、または尾道市景観地区内にある建造物について、外観の修景整備に3分の2・最大20万円を出す制度です。

その注意事項に、こう書いてあります。

建物を維持管理する外壁の塗り替えや屋根の修理は対象となりません。ただし、他の修景事業と同時に行う場合や、モルタル瓦やトタン屋根を本瓦ぶきにする等景観の改善が図られると判断される場合は対象となることがありますので、詳しくはお問合せください。

出典=尾道市「沿道建造物等修景事業補助金」2026年5月18日更新

「対象外」と名指ししたうえで例外まで書く市は、ほかに高槻市枚方市もあります。「外壁の塗り替えは対象外」と名指ししたうえで、例外まで書いてある。

読み解くとこうなります。この補助金が見ているのは、家の傷みではなくまちなみの見え方です。だから、いまと同じ色に塗り直すだけの工事——市の言葉で言う「建物を維持管理する」工事——は出ません。

一方で、他の修景整備(門や塀の整備、エアコン室外機の遮へいなど)と同時にやるなら、その塗り替え分も含めて相談できる。トタン屋根を本瓦ぶきに替えるような、見た目がはっきり良くなる工事なら対象になることがある。——市が「詳しくはお問合せください」と2回書いているとおり、ここは電話で聞く領域です。

ほかの条件も並べておきます。

  • 「補助金の交付は、同じ沿道建造物等において1回限りとします」
  • 尾道市の景観形成の方針(色彩等の基準)に沿う修景整備であることが必要です」
  • 「沿道建造物等に該当する場合でも、道路美装化対象路線や既に美装化された路線、または参道から容易に見ることができない部分の改修は補助の対象とはなりません。(景観地区内であればこの要件は問いません。)」
  • 施工事業者は原則として市内に本店、支店、営業所、事業所その他これらに類する施設を有する法人および個人事業者
  • 「外観の変更が伴う場合は併せて景観認定申請が必要になります」

「参道から容易に見ることができない部分」——尾道らしい表現です。寺社への参道が斜面を縫っていて、そこから見えるかどうかが基準になっています。ただし景観地区内なら、この要件は問われません。

同じ系統に、もっと大きい制度が2つあります

重点区域には、額の大きい制度も用意されています。ふつうの住宅では使えませんが、対象になる建物を持っているなら桁が違います。

表4 歴史的風致維持向上計画の4事業
事業率・上限対象
空き家再生促進事業3分の2・30万円重点区域の空き家(築30年以上・空き家1年以上)
沿道建造物等修景事業3分の2・20万円美装化路線沿い、または景観地区内の建造物
まちなみ形成事業3分の2・200万円歴史的建造物・工作物の外観修理、外観変更等
歴史的風致形成建造物修景修復事業3分の2・500万円市が指定した歴史的風致形成建造物

歴史的風致形成建造物修景修復事業は、構造上主要な部分にかかる工事を含む場合は上限600万円になります。まちなみ形成事業はまちなみ形成委員会の審議を経る仕組みで、令和8年度分は6月30日までに相談する運用でした。どちらも、思い立ってから数か月では動きません。

県の一覧で尾道市は15制度。リフォームは0本です

広島県住宅課が、県内の民間住宅に関する各種支援制度を1枚のExcelにまとめて公開しています。当サイトで開いて数えたところ、県と23市町の207制度が、自治体・区分・制度名・概要・リンク先の5項目で並んでいました(令和7年7月31日現在)。

この一覧で、尾道市の制度は15本ありました。広島市・東広島市と並ぶ数で、いちばん多い安芸高田市(16本)に1本届かないところです。

中身を区分ごとに数えると、こうなります。

表5 県の一覧に載っている尾道市の15制度
区分本数制度名
空き家活用4空き家再生促進事業/空家等改修支援事業/空き家改修(新規創業)支援事業/空き家家財道具等処分支援事業
耐震改修3木造住宅耐震改修費補助事業/木造住宅耐震シェルター等設置費補助事業/住宅耐震化促進支援事業
その他3小型浄化槽設置整備事業/沿道建造物等修景事業まちなみ形成事業
耐震診断1木造住宅耐震診断費補助事業
子育て1子育て世帯等中古住宅取得支援事業
定住1多世代同居等新築住宅取得支援事業
空き家除去1特定空家等及び不良空き家除却支援事業
障がい者1住宅改修費の給付
リフォーム0——

「リフォーム」の区分が、尾道市には1本もありません。

ここが、この記事の答えの形を決めています。工事の種類で線を引く汎用のリフォーム補助——「50万円以上の改修工事に10%」といった型の制度——を、尾道市は持っていません。持っているのは、空き家・中古住宅・景観・耐震という「目的」で線を引く制度ばかりです。

県の一覧でリフォーム区分を持っていたのは、10自治体でした。三次市・庄原市・大竹市・東広島市・安芸太田町・大崎上島町・世羅町・神石高原町、それに福山市(水洗便所改造資金の融資あっせん)と広島市(アドバイザー派遣)。三次市は対象工事に「建物本体の外壁塗装工事」と名指ししています広島県の助成金まとめ)。

県の一覧は「探す道具」であって、答えではありません。金額も期限も、市の本体ページで取り直す必要があります。この記事の数字は、すべて尾道市のページと要綱で確認したものです。逆に言えば、この一覧に載っていない制度が市にある可能性も残ります。実際に尾道市には、県の一覧に無い「歴史的風致形成建造物修景修復事業」があります。

尾道と向島は、色を変えるだけで市長の認定が要ります

ここからが、尾道でいちばん大事な話です。補助金より先に、こちらを確認してください。

尾道市は、市の全域を景観計画区域にしたうえで、その中心部を都市計画の「景観地区」に指定しています。市の説明を引きます。

景観計画区域(都市計画景観地区を除く市全域)において、一定規模以上の建築行為等を行なう場合は、尾道市景観計画及び尾道市景観条例によって尾道市長への届出が必要です。
また、都市計画景観地区において建築行為等を行う場合は、規模の大小に関わらず尾道市長に認定申請を行い、認定を受けることが必要です。

出典=尾道市「景観法に基づく届出・認定申請について」2026年4月1日更新

「届出」と「認定申請」は別物です。届出は出せば足りる手続き、認定申請は市の認定をもらわないと工事に入れない手続きです。景観地区は後者、つまり強いほうです。

そして、認定申請が必要な行為の書き方が、これです。

建築物の新築、増築、改築、移転、外観の変更を伴う修繕・模様替え、色彩の変更(規模の大小に関わらずすべてが対象)

出典=同上

面積の下限がありません。2階建ての一戸建てでも、壁の1面だけでも、色を変えるなら認定申請の対象です。

図2 色を変えるときの手続きは、住んでいる場所で決まります

尾道市で外壁の色彩を変更するときの手続きの分岐図 尾道・向島地区は都市計画の景観地区で、規模の大小に関わらず市長への認定申請が必要。瀬戸田地区は重点地区で、規模を限定せず届出が必要。それ以外の市全域は景観計画区域で、高さ13メートル又は建築面積1,000平方メートルを超える建築物かつ変更部分の面積の合計が10平方メートルを超えるものが対象なので、ふつうの2階建て住宅は対象から外れる。いずれも着工30日前までの手続き。 外壁の色を変えるとき、市への手続きは 尾道市は場所で3つに分かれます 尾道・向島地区 都市計画の景観地区 市長への認定申請 規模の大小に 関わらずすべて 着工30日前まで 認定が要る 瀬戸田地区 重点地区 市長への届出 規模を限定しない 着工30日前まで 2部を提出 届出が要る それ以外の市全域 景観計画区域 高さ13m超または 建築面積1,000㎡超 かつ変更部分10㎡超 2階建ては外れます 要りません
令和8年4月から、景観地区にJR尾道駅北側の三軒家町の一部が加わりました。

景観地区はどこか

市はこう書いています。「景観計画で重点地区と位置づけた、尾道駅西から尾道大橋までの間の斜面市街地を含む中心市街地及び対岸の向島の沿岸部のエリアの『尾道・向島地区』については、都市計画で景観地区に定めています」。

千光寺の下の斜面、駅前、商店街、海沿い、それに向島の対岸側。観光で歩く尾道は、ほぼ全部この中に入ります。

そして、令和8年4月から区域が広がりました。市の変更内容にこうあります。「尾道固有の歴史的なまちなみを守るため、歴史的風致維持向上計画重点区域に合わせて、従来の景観地区にJR尾道駅北側の三軒家町の一部を追加」。

三軒家町は、空き家バンクの「町全域が対象となる区域」にも入っている町です。2026年4月から景観地区に入りましたので、去年までの情報で「うちは対象外」と思っている方は、いま一度確かめてください。

景観地区の外はどうなるか

景観地区の外——つまり市域の大部分では、届出の対象になる規模が決まっています。景観計画区域における行為の手引きから、建築物の欄を引きます。

表6 尾道市で外壁の色を変えるときの手続き
場所手続き対象になる規模
景観地区(尾道・向島地区)市長への認定申請規模の大小に関わらずすべて
重点地区(瀬戸田地区)市長への届出規模を限定しない
それ以外の市全域市長への届出高さ13m又は建築面積1,000平方メートルを超える建築物で、色彩の変更部分の面積の合計が10平方メートルを超えるもの

ふつうの2階建て住宅なら、景観地区と瀬戸田地区の外では手続きは要りません。高さ13メートルは、住宅ならおよそ4階建て以上の高さです。市もページの冒頭で「一定規模以上の建築行為等を行なう場合は…届出が必要です」と書いていて、手引きの表とここは一致しています。

逆に言えば、尾道・向島地区と瀬戸田地区では、住宅の大きさに関係なく手続きが要るということです。瀬戸田は生口島の、しまなみ海道沿いの町です。

着工の30日前までです

市はこう書いています。「着工30日前までに届出・申請を行ってください。」「手続を円滑に進めるため、基本設計段階など、届出・申請前での事前協議、相談をお願いします」。

提出部数は2部。添付書類は5種類です。

  • 敷地の位置図・敷地周辺の状況を表示する図面(縮尺2500分の1以上)
  • 敷地及び敷地周辺の状況を示す写真(A4に貼付または印刷)
  • 敷地における建築物または工作物等の位置(配置)を示す図面(縮尺100分の1以上)
  • 主要部分の材料の種別、仕上げ方法及び色彩の分かる立面図
  • その他(イメージパース、商品カタログの写し等)

4つ目と5つ目は、塗装業者に頼まないと作れません。「主要部分の材料の種別、仕上げ方法及び色彩の分かる立面図」は、要するにどの塗料をどこに何色で塗るかを図にしたものです。商品カタログの写しは、塗料メーカーのカタログのコピーで足ります。

見積りを取るときに、この2つを作れるか聞いてください。尾道市内で仕事をしている業者なら慣れているはずです。市外の業者に頼む場合は、ここで手間が増えます。

30日前+事前協議、と考えると、色を決めてから着工まで1か月半から2か月を見ておくのが現実的です。足場の予約は、認定が下りてから取ってください。

使える色は、数字で決まっています

景観地区で外壁の色を変えるなら、色そのものに基準があります。市の「景観地区における行為の手引き」から引きます。

外壁の色彩は、彩度を低くすること。ただし、アクセントとして用いるものはこの限りではない。アクセントとして用いる範囲は、開口部を除いた見付面積の5分の1以内とすること。

出典=尾道市「景観形成の手引き」景観地区における行為の手引き(P29〜50)

そのうえで、具体的な数字が出ています。マンセル表色系という、色を「色相・明度・彩度」の3つの数字で表す方式です。

表7 景観地区の外壁の基調色(マンセル表色系)
ゾーン色相が5YR〜5Yの場合その他の色相の場合
斜面市街地ゾーン・沿道市街地ゾーン明度9以下、彩度4以下明度9以下、彩度1以下
中心市街地ゾーン・海辺市街地ゾーン・向島地区明度5以上9以下、彩度4以下明度5以上9以下、彩度1以下

5YR〜5Yは、ベージュから薄い黄土色にかけての、いわゆる暖色系の範囲です。市は「暖色系の低彩度色を基本としていくことが大切です」と書いています。

読み方を、生活者の言葉に置き換えます。

  • ベージュ・クリーム・薄い茶色系なら、彩度4まで使える。——外壁の定番色は、たいていこの範囲に収まります
  • 青系・緑系・グレー系にするなら、彩度1以下。——ほとんど無彩色に近い、くすんだ色までです。はっきりした青や緑は入りません
  • 中心市街地・海辺・向島では、明度5以上。——濃紺やこげ茶のような暗い色が使えません。市は「明るく、暖かみのある色彩を重視し、明度の下限を設けています」と説明しています

ここが実務でいちばん引っかかるところです。斜面市街地では濃い色が使えて、平地部では使えない。同じ尾道でも、坂の上と下で違います。

市は理由もきちんと書いています。「斜面市街地などでは、暖色・低彩度色を基本とした統一感の中に、木材・土壁・石材など自然素材の明暗による、メリハリのある色彩が見られます」「平地部では、暖かみがあり(暖色)、明るく(中・高明度色)、穏やかな(低彩度色)色彩が連続したまちなみ景観が特徴となっています」。

屋根はもっと狭い範囲です

屋根の基準も出ています。

表8 景観地区の屋根の色彩
色相基準
10R〜5Yの場合明度6以下、彩度4以下
その他の色相の場合明度6以下、彩度1以下

外壁が「明度9以下」なのに対して、屋根は「明度6以下」。屋根は暗く、壁は明るくという設計です。手引きは、実際の屋根材について「色相5Y、明度4.0〜4.5程度、彩度0.5〜1.0程度が最も多い」とも書いています。いぶし瓦の色です。

令和8年4月の改正で、斜面市街地ゾーンの屋根素材に「瓦以外にも瓦風の素材等」が追加されました。本瓦でなくても、瓦に見える金属屋根などが選べるようになったということです。屋根の葺き替えを検討している方は、この変更が効きます。

基準を超える色は、審議会にかかります

市はこう続けています。「上記の色彩の範囲を超える場合は、『尾道市景観審議会』の意見を聴いた上で、良好な景観形成に支障を及ぼさないと認めたものに限り認定します」。

道が閉ざされているわけではありません。ただ、審議会にかけるとなれば、着工30日前の締め切りではまず間に合いません。基準の範囲内で色を選ぶのが、いちばん早いということです。

基準の適用範囲も明記されています。「外壁の色彩基準の対象は、屋上パラペットやバルコニー、屋外階段の外壁面、日よけテントの面など、建築物の外壁と連続して面的な外観を構成する要素を含みます。ただし、着色していない自然素材の部位は適用対象外とします」。

バルコニーの手すり壁や、屋外階段の側面も対象です。塗る面積を見積もるときに、外壁だけ数えていると足りません。

令和8年4月の改正では、塀・柵についても変更がありました。「敷地に設置する塀・柵に防犯性の観点を位置づけ、使用できる色彩を褐色系や落ち着いた色彩等に拡大」。従来より選べる色が増えた方向の変更です。塀も塗るなら、まちづくり推進課に最新の基準を確認してください。

色の決め方そのものは、外壁の色の選び方にまとめています。ただし尾道の景観地区では、好みより先に基準が来ます。色見本を見る前に、自分の家がどのゾーンかを確かめてください。

耐震は「居住誘導区域」に建っているかで変わります

外壁塗装そのものではありませんが、家の工事に出る補助として、耐震関係は押さえておく価値があります。尾道市は南海トラフ巨大地震で市内の最大震度が6強と想定されている、と書いています。

制度は4本あります。

表9 尾道市の耐震関係の補助(令和8年度)
制度上限
木造住宅耐震診断費補助3分の22万円
木造住宅耐震改修費補助23%30万円
木造住宅耐震シェルター等設置費補助2分の112万5千円
住宅耐震化促進支援事業(耐震改修)80%115万円

額がまったく違います。同じ耐震改修工事なのに、23%・30万円と80%・115万円。この差が、どこに家が建っているかで決まります。

住宅耐震化促進支援事業の要件を引きます。

7.耐震改修工事と現地建替工事については、居住誘導区域に建つ住宅
8.非現地建替工事については、移転建替後の住宅が居住誘導区域内であること
9.除却工事については除却後、市内の耐震性を有する住宅に移転すること

出典=尾道市「住宅耐震化促進支援事業のご案内」2026年5月7日更新

居住誘導区域は、立地適正化計画で市が「これから人に住んでほしい」と定めた区域です。その外にある家は、80%・115万円のほうを使えません。23%・30万円のほうになります。

これは広島県では珍しくない型です。当サイトが調べた呉市も、居住誘導区域内なら8割・115万円、区域外なら23%・30万円で、同じ4倍差でした。福山市も区域内5分の4・115万円、区域外3分の1・97.8万円です。県が耐震化の費用を市町に出している関係で、広島県内では制度の骨格が似ています。

尾道で耐震改修を考えるなら、まず自分の家が居住誘導区域の中か外かを建築課に聞いてください。金額が4倍近く変わります。

尾道の斜面市街地は、車が入れない路地の家が多い区域です。空き家バンクの対象区域にもなっているとおり、市はこのエリアを「守りたい」と考えている一方で、立地適正化計画の居住誘導区域は別の線引きです。両方の地図を重ねて見ないと判断できません。

共通する条件

4本とも、対象は昭和56年5月31日以前に着工された木造の一戸建てまたは長屋住宅(木造在来軸組構法および伝統的構法のもの)で、平屋建てまたは2階建て。耐震診断以外は「耐震診断の結果、倒壊する可能性があると判定された建物」であることも要ります。

診断も改修も、「尾道市木造住宅耐震診断資格者」が行うことが条件です。市が登録者のリストを公開しています。塗装業者に頼めるものではありません。

受付期間は令和8年11月30日まで。完了報告は令和9年1月29日までです。「必ず業者と契約を行う前に申請を行ってください」と市は書いています。

ブロック塀は3分の2・最大30万円

ブロック塀等の安全確保事業も動いています。除却が3分の2・上限15万円、建替(除却+軽量フェンス新設)が3分の2・上限30万円。

対象になるのは、広島県緊急輸送ネットワーク計画により設定される緊急輸送道路、または市内の小中学校通学路に面する、高さ0.6メートル以上のブロック塀等です。点検リストまたは耐震診断で安全性が確認できないものに限られます。

対象工事費は「補助対象ブロック塀等の延長距離1メートルにつき、8万円以内」。10メートルの塀なら80万円までが対象工事費で、その3分の2が上限30万円に当たる計算です。事前相談が必要で、現況写真3枚程度と点検リストを持って窓口またはファクスへ。受付は令和8年11月30日まで。窓口は建築課 建築係(0848-38-9242)。

尾道は、雨が少なくて日差しが強い土地です

制度の話が続いたので、家そのものの話をします。塗り替えの周期は、その土地の天気で変わります。

尾道市内の気象庁の観測所は、瀬戸田町の「生口島」です。1991年から2020年の平年値を見ます。

図3 生口島(尾道市瀬戸田町)の月別降水量

尾道市瀬戸田町の生口島観測所における月別降水量の平年値の棒グラフ 気象庁の平年値(1991年から2020年)による生口島の月別降水量。1月39.5ミリ、2月49.7ミリ、3月84.4ミリ、4月88.9ミリ、5月108.3ミリ、6月172.3ミリ、7月177.6ミリ、8月89.5ミリ、9月126.8ミリ、10月95.9ミリ、11月59.2ミリ、12月46.2ミリ。年間降水量は1138.4ミリで、6月と7月の梅雨に集中し、秋から冬にかけて少ない。 39.5 1月 49.7 2月 84.4 3月 88.9 4月 108.3 5月 172.3 6月 177.6 7月 89.5 8月 126.8 9月 95.9 10月 59.2 11月 46.2 12月 単位:mm(気象庁 平年値1991〜2020年) 梅雨の6・7月だけで年間の約3割
年間1,138.4mmは全国で少ないほう。塗るなら10月と11月です。

数字を並べます。

表10 生口島(尾道市瀬戸田町)の平年値と全国の目安
項目生口島参考:福山(気象台)
年間降水量1,138.4mm1,171.7mm
年間日照時間2,047.1時間2,069.8時間
年平均気温15.9℃15.7℃
いちばん雨が多い月7月 177.6mm7月 198.0mm
いちばん雨が少ない月1月 39.5mm1月 38.5mm
平均相対湿度——71%

出典=気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)。生口島はアメダスなので、湿度と風速の観測はありません。尾道市街に近い気象台は福山です。

年間降水量1,138ミリは、全国のなかでかなり少ないほうです。日本の平均はおよそ1,700ミリ前後で、当サイトが調べてきた市でも、たとえば静岡や高知の沿岸部は2,000ミリを超えます。尾道はその6割ほどしか降りません。

一方で日照は2,047時間。こちらは多いほうです。瀬戸内海の気候そのままで、雨が少なく、日が差す

これが塗装にどう効くか

雨が少ないのは、いいことばかりではありません。

  • 雨だれの汚れは出にくい。窓の下に黒い筋が伸びる、あの汚れは雨と一緒に落ちるほこりが原因です。降水量が少ない土地では、目立ちにくくなります
  • そのぶん、紫外線の劣化が先に来ます。塗膜が痩せて粉を吹く「チョーキング」、色が抜ける「褪色」。見た目はまだきれいなのに、塗膜の性能だけ落ちているという状態になりやすい土地です
  • 南面と西面から傷みます。日が長く当たる面です。北面がきれいだからまだ大丈夫、という判断は当てになりません

チョーキングの確かめ方は簡単です。晴れた日に、乾いた外壁を手のひらでこすってください。白い粉が付いたら、塗膜の樹脂が紫外線で分解されている合図です(外壁のチョーキング)。

尾道で塗料を選ぶなら、耐候性——つまり紫外線への強さ——を優先順位の上に置いてください。シリコン系より上のグレード、フッ素や無機系まで含めて、耐用年数と価格を比べる価値があります(塗料の種類とグレード)。

海と斜面という、もうひとつの条件

尾道は、市街地が海に接しています。向島との間の尾道水道は、対岸の建物が見える距離です。

海に近い家では、塩分を含んだ風が当たる面から、鉄の部分が先に傷みます。雨どいの金物、手すり、面格子、シャッターの箱。壁より先にサビが出ます。塗り替えの見積りを取るときは、鉄部のケレン(サビ落とし)をどこまでやるかを確かめてください(海沿いの家の外壁塗装)。

それと、斜面です。空き家バンクの対象区域に「車が入れない路地に面した敷地」という区分があるとおり、尾道の斜面市街地では、足場の材料も塗料も人力で運びます。

これは見積書に必ず現れます。運搬費、あるいは仮設費の割り増しという形で。現地を見ずに金額を出してきた業者の見積りは、ここを織り込んでいません。あとから増える種類の費用です(見積書のチェック項目)。

塗るなら、いつがいいか

月別に見ると、答えははっきりしています。

10月から12月がいちばん条件がいい月です。10月95.9ミリ、11月59.2ミリ、12月46.2ミリ。日最低気温は10月14.6℃、11月8.7℃、12月3.8℃。塗料は気温5℃を下回ると施工できないものが多いので、12月は朝の時間が使えない日が出てきます。

避けたいのは6月172.3ミリと7月177.6ミリ。梅雨です。8月は89.5ミリで意外に少ないのですが、こんどは日最高気温が31.9℃まで上がります。夏の外壁は表面温度が50℃を超えることがあり、塗料が乾きすぎて仕上がりに影響します。

1月と2月は雨が最も少ない月ですが、日最低気温が1.6℃と1.3℃。朝は塗れません。実質、10月と11月が本命、次が4月と5月という並びになります(季節と工期)。

景観地区にお住まいなら、この逆算にさらに手続きの時間が乗ります。11月に塗るなら、色を決めるのは9月中。着工30日前の認定申請と、その前の事前協議を入れるとそうなります。

尾道市で塗り替えるときの順番

ここまでの話を、動く順番に並べ直します。

表11 尾道市で外壁を塗り替えるときの手順
順番やること相手
1家が景観地区か、瀬戸田地区か、それ以外かを確かめるまちづくり推進課 まちづくり推進係 0848-38-9223
2景観地区なら、ゾーンと色彩の基準を聞く(斜面市街地/沿道市街地/中心市街地/海辺市街地/向島)同上
3中古住宅を買って直すなら、補助の対象になるか相談するまちづくり推進課 住宅政策係 0848-38-9347
4見積りを複数社から取る(立面図とカタログ写しを作れるか確認)塗装業者
5補助金の交付申請(契約前・着工前)市の担当課
6景観の認定申請または届出(着工30日前まで・2部)まちづくり推進課
7認定・交付決定が出てから契約、足場、着工塗装業者

1番から始めてください。色を決めてから景観の基準を知ると、選び直しになります。

5番と6番は、どちらも「着工前」です。順番はどちらが先でもかまいませんが、両方そろってから契約するのが安全です。中古住宅取得支援は「必ず購入前及び改修前に」、空き家再生促進事業は「補助金交付申請は改修工事を行う前に必要です」と、どちらも明記しています。

足場を組んだ時点で「着手」と見なす市があります。尾道市がそう書いているわけではありませんが、交付決定前の着手が対象外になるのはどの制度も共通です。足場の予約日を、決定通知の後ろにずらしておいてください。

業者の条件を、制度ごとに確かめる

尾道の制度は、どれも施工業者に条件が付いています。ただし、言い方が制度ごとに少しずつ違います。

表12 制度ごとの「市内業者」の定義
制度要件の書き方
中古住宅取得支援市内に本店、支店、営業所、事務所その他これらに類する施設を有する法人または個人事業者
空家等改修支援尾道市内に本店、支店、営業所等を置き、建設業の許可などを受けた者
空き家再生促進/沿道建造物等修景原則として市内に本店、支店、営業所、事業所その他これらに類する施設を有する法人および個人事業者
耐震診断・耐震改修尾道市木造住宅耐震診断資格者(市がリストを公開)

空家等改修支援だけ、「建設業の許可などを受けた者」という条件が足されています。塗装工事は請負金額500万円未満なら建設業許可がなくても請け負えるので、許可を持っていない小規模な塗装店もあります。この制度を使うなら、許可の有無を先に聞いてください。

逆に、空き家再生促進事業と沿道建造物等修景事業は「原則として」という言葉が入っています。市外の業者でも相談の余地がある、という書き方です。

業者の選び方そのものは業者の選び方に、悪質な訪問販売の見分け方は業者を自分で調べる4つの方法にまとめています。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

令和9年度(2027年4月)の再開に備える

尾道市子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金は、年度のはじめから年度末まで募集していますが、実際には予算で締まります。

「募集期間 令和8年4月1日(水曜日)から令和9年3月31日(水曜日)」「受付時間 午前8時30分から午後5時15分まで」「※予算に達し次第受付を終了します。」——尾道市

もうひとつ、年度末の期限があります。市は「※補助金交付決定後、令和9年3月31日までに、所有権移転登記及び改修対象住宅の改修工事を完了してください。」と書いています。申し込みが年度末ぎりぎりだと、工事が間に合いません。

確かめること令和8年度はこうでした
募集の開始4月1日(年度末までですが、予算到達で早期終了)
受付時間午前8時30分から午後5時15分まで
完了の期限所有権移転登記も改修工事も、年度内(3月31日まで)に完了

先に揃えておくものは、市がPDFで公開しています。「【改修費用の補助金を申請する方へ】補助金概要・申請フロー・必要書類」という1本に、流れと書類がまとまっています。様式は交付申請書(様式第1号)・誓約書兼同意書(様式第2号)・申請取下書(様式第3号)・事業実績報告書(様式第6号)などです。

この制度には、お金の面でもうひとつ効くものが付いています。市は住宅金融支援機構と「【フラット35】地域連携型」の協定を結んでいて、本補助事業とセットでフラット35を利用すると、当初5年間の借入金利が年0.5パーセント引き下げられます。中古住宅を買って直すなら、補助金より金利のほうが総額では大きくなることがあります。住宅ローンを組む前に、この協定のことを金融機関に伝えてください。

当サイトでも、2027年4月に尾道市のページを見直します。ただし制度は年度替わりに変わります。尾道市「子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金」を、ご自身でも確かめてください。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

もうひとつ、尾道で使える国の仕組みがあります。【フラット35】地域連携型です。中古住宅取得支援事業補助金と組み合わせると、当初5年間の借入金利が年0.5%引き下げになります。住宅耐震化促進支援事業のほうは年0.25%。補助金より、こちらのほうが総額では大きく効くことがあります。

外壁を塗り替えても、固定資産税は上がりません。塗り替えは原状回復にあたるので、家屋の評価額は変わらず、下がることもありません。増築や大規模な模様替えで建築確認が必要になる工事は話が別です。くわしくは外壁塗装と固定資産税にまとめています。

よくある質問

尾道市で外壁塗装に助成金は出ますか

いま住んでいる家の塗り替えだけに使える助成金はありません。ただし中古住宅を取得して改修する場合、子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金の対象工事に「内装、屋根、外壁等の改修」があり、2分の1・最大60万円です。空き家の2つの制度にも同じ一行があります。

いちばん大きい制度はどれですか

住宅として使う範囲では、子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金です。市外から移住してくる子育て世帯・若年夫婦世帯なら基本額50万円、親世帯と同居または近居なら10万円加算で最大60万円。市内に住んでいる世帯は基本額30万円で最大40万円です。

若年夫婦世帯の年齢はいくつまでですか

申請日において、夫婦の年齢の合計が満80歳以下です。夫婦または婚姻予定の者が対象になります。子育て世帯のほうは、中学生以下の子を扶養し同居する世帯です。

中古住宅の条件を教えてください

一戸建てで延べ床面積75平方メートル以上、3か月以上居住されていないもの、新耐震基準相当の耐震性があるもの、土砂災害特別警戒区域に所在しないもの、過去にこの補助金を受けた人が所有者になっていないもの。買う場合は3親等内の親族以外から購入することも要ります。

申請はいつすればいいですか

購入前および改修前です。市は必ず購入前及び改修前に行ってくださいと書いています。業者と契約を結んだあとでは対象になりません。募集期間は令和8年4月1日から令和9年3月31日までですが、予算に達し次第終了します。

空き家の補助金はまだ使えますか

空家等改修支援事業補助金は、令和8年度の受付が終了しています。市が予算上限に達したためと書いています。募集期間は令和8年5月7日から11月30日までの予定でしたので、期限より前に予算が尽きたことになります。来年度に使うなら、年度が明けたらすぐ動いてください。

空き家の補助はどこの家でも使えますか

4つの空き家バンクの区域に限られます。尾道市空き家バンク、御調地区空き家バンク、因島地区空き家バンク、原田・木ノ庄東地区空き家バンクです。尾道市空き家バンクの区域はさらに、町全域が対象の区域と、車が入れない路地に面した敷地だけが対象の区域に分かれています。

空き家再生促進事業の条件は何ですか

歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、建築後30年以上が経過し、空き家になってから概ね1年以上経っていることです。重点区域は尾道・向島歴史的風致地区と瀬戸田歴史的風致地区の2つ。3分の2・最大30万円です。

補助で塗ったあと、家を売ったり直したりできますか

空き家再生促進事業では、改修した箇所について10年間は変更・解体またはこれを前提とする譲渡を行わないよう求められています。違反すると補助金の返還対象です。また事業完了後2年以内に転居した場合も返還対象になります。

沿道建造物等修景事業で外壁は塗れますか

そのままでは対象外です。市は建物を維持管理する外壁の塗り替えや屋根の修理は対象となりませんと書いています。ただし他の修景事業と同時に行う場合や、モルタル瓦やトタン屋根を本瓦ぶきにするなど景観の改善が図られると判断される場合は対象になることがある、とも書いていますので、まちづくり推進課に相談してください。

尾道市に汎用のリフォーム補助はありますか

ありません。広島県が公開している支援制度一覧で、尾道市の制度は15本ありましたが、リフォームの区分は0本でした。県内でリフォーム区分を持っていたのは10自治体で、三次市は対象工事に建物本体の外壁塗装工事と名指ししています。

外壁の色を変えるとき、市への手続きは要りますか

場所によります。尾道・向島の景観地区なら、規模の大小に関わらず市長への認定申請が必要です。瀬戸田地区も規模を限定せず届出の対象。それ以外の市域では、高さ13メートル又は建築面積1,000平方メートルを超える建築物が対象なので、ふつうの2階建て住宅なら手続きは要りません。

同じ色に塗り直すだけでも手続きは要りますか

景観地区では、外観の変更を伴う修繕・模様替えも認定申請の対象に挙がっています。色を変えない塗り直しが外観の変更にあたるかは、市の判断です。まちづくり推進課まちづくり推進係(0848-38-9223)に、着工前に確かめてください。

いつまでに申請すればいいですか

着工30日前までです。市は着工30日前までに届出・申請を行ってくださいと書いています。さらに、基本設計段階などでの事前協議・相談も求めています。色を決めてから着工まで1か月半から2か月を見ておくのが現実的です。

認定申請に何を出しますか

2部です。敷地の位置図と周辺の状況を表示する図面、敷地及び周辺の状況を示す写真、建築物等の位置を示す配置図、主要部分の材料の種別・仕上げ方法及び色彩の分かる立面図、それにイメージパースや商品カタログの写しなど。立面図とカタログ写しは塗装業者に作ってもらいます。

使える色は決まっていますか

景観地区では決まっています。斜面市街地ゾーンと沿道市街地ゾーンは、色相5YRから5Yなら明度9以下・彩度4以下、その他の色相なら明度9以下・彩度1以下。中心市街地ゾーン・海辺市街地ゾーン・向島地区は、これに明度5以上という下限が加わります。

濃い色は使えませんか

中心市街地ゾーン・海辺市街地ゾーン・向島地区では、明度5以上という下限があるので、濃紺やこげ茶のような暗い色は入りません。市は明るく、暖かみのある色彩を重視し、明度の下限を設けていますと説明しています。斜面市街地ゾーンと沿道市街地ゾーンには下限がありません。

基準を超える色にしたい場合はどうなりますか

尾道市景観審議会の意見を聴いたうえで、良好な景観形成に支障を及ぼさないと認めたものに限り認定される、と手引きにあります。道は閉ざされていませんが、審議会にかけると着工30日前の締め切りには間に合いません。

2026年4月に何か変わりましたか

景観計画と都市計画の景観地区が見直されました。景観地区にJR尾道駅北側の三軒家町の一部が追加され、屋根上のソーラーパネルの基準が明確化され、塀・柵に防犯性の観点が位置づけられて使える色彩が褐色系などに拡大、斜面市街地ゾーンの屋根素材に瓦風の素材等が追加されています。

耐震改修の補助はいくらですか

2種類あります。木造住宅耐震改修費補助事業が工事費の23パーセント・上限30万円。住宅耐震化促進支援事業が80パーセント・上限115万円。ただし後者は居住誘導区域に建つ住宅であることが条件です。区域の内か外かで、金額が4倍近く変わります。

耐震診断はいくらですか

耐震診断にかかった費用の3分の2、上限2万円です。尾道市木造住宅耐震診断資格者が行ったものに限られます。対象は昭和56年5月31日以前に着工された木造の一戸建てまたは長屋住宅で、平屋建てまたは2階建てのものです。

ブロック塀の撤去に補助は出ますか

出ます。除却工事が3分の2・上限15万円、建替工事が3分の2・上限30万円。ただし緊急輸送道路または市内の小中学校通学路に面し、高さ0.6メートル以上で、点検リストか耐震診断で安全性が確認できないものに限られます。事前相談が必要です。

尾道で塗り替えるならいつがいいですか

10月と11月です。尾道市瀬戸田町の生口島の平年値で、10月は降水量95.9ミリ・日最低気温14.6度、11月は59.2ミリ・8.7度。避けたいのは6月172.3ミリと7月177.6ミリの梅雨です。1月と2月は雨が最も少ない一方、日最低気温が1度台まで下がるので朝の作業ができません。

尾道の家はどこから傷みますか

日の当たる南面と西面からです。生口島の年間日照時間は2,047.1時間で多いほうなのに対し、年間降水量は1,138.4ミリと少なめ。雨だれの汚れは出にくい代わりに、紫外線による塗膜の劣化が先に来ます。海に近ければ、雨どいの金物や手すりなど鉄の部分のサビも早く出ます。

参考にした情報

  • 尾道市「尾道市子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金」(ページID 0487211/更新 2026年4月1日/建設部まちづくり推進課 住宅政策係 0848-38-9347)および「尾道市子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金交付要綱」(PDF)。要綱第4条の2「補助金の交付の対象となる改修工事は、改修対象住宅について、市内に本店、支店、営業所、事務所その他これらに類する施設を有する法人又は個人事業者が施工する、次に掲げるものとする。…(1) 台所、浴室、便所、洗面所等の改修 (2) 内装、屋根、外壁等の改修」。第4条=「補助対象住宅の購入又は改修に係る金額…の2分の1に相当する額」、上限は「(1) 本市に住所を有する子育て世帯等 30万円 (2) 移住希望世帯 50万円」、第2項「親世帯と同居又は近居する場合は…10万円を加算」。要件に「補助金交付申請は、必ず購入前及び改修前に行ってください」「自治会に加入のうえ、尾道市に5年以上定住すること」。住宅は「延べ床面積が75平方メートル以上」「3か月以上居住されていないもの」「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に所在しないもの」。【フラット35】地域連携型との併用で当初5年間の借入金利を年0.5パーセント引き下げ
  • 尾道市「尾道市空家等改修支援事業補助金」(ページID 0049336/更新 2026年8月6日/まちづくり推進課 住宅政策係 0848-38-9347)。冒頭に「予算上限に達したため、令和8年度の受付は終了しました。」補助率は「改修工事に要する費用の3分の2」、補助上限額30万円。対象工事=「1 尾道市内に本店、支店、営業所等を置き、建設業の許可などを受けた者が施工する工事で、次のアまたはイに該当する工事であること ア 台所、浴室、便所、洗面所等の改修 イ 内装、屋根、外壁等の改修」。対象区域=尾道市空き家バンク(○町全域が対象となる区域=西土堂町、東土堂町、長江一丁目、長江二丁目、西久保町、東久保町、三軒家町/○車が入れない路地に面した敷地が対象となる区域=東御所町、土堂一丁目、土堂二丁目、十四日元町、久保一丁目、久保二丁目、久保三丁目、尾崎本町)、御調町全域、因島各町全域、原田町全域・木ノ庄町木梨・市原。入居者は「所有者等の3親等内以外の人」が「10年以上定住する見込み」。募集期間は令和8年5月7日から11月30日まで、工事完了は令和9年2月末まで
  • 尾道市「空き家再生促進事業補助金」(ページID 0048220/更新 2026年5月18日/まちづくり推進課 まちづくり推進係 0848-38-9223)。「尾道市歴史的風致維持向上計画の重点区域内で、空き家を改修して居住する場合に、改修に要する経費の3分の2(最大30万円)を助成します」。対象=「建築後30年以上が経過していること」「空き家状態になってから、概ね1年以上が経過していること(電気・水道等の契約履歴等により判断いたします。)」。重点区域=尾道・向島歴史的風致地区、瀬戸田歴史的風致地区。対象工事=「台所、浴室、便所、洗面所等の改修」「内装、屋根、外壁等の改修」。注意事項=「所有者等が直接行う補修にかかる費用(材料費等)は対象となりません」「空き家に転居した後では対象となりません」「事業完了後2年以内に転居した場合、補助金の返還対象となります」「補助金を活用して改修した箇所について10年間は変更・解体またはこれを前提とする譲渡は行わないでください」「外観の変更が伴う場合は併せて景観認定申請が必要となります」
  • 尾道市「沿道建造物等修景事業補助金」(ページID 0048218/更新 2026年5月18日/まちづくり推進課 まちづくり推進係)。「美装化された道路等の沿道建造物等について、街並み景観の保全・形成につながる外観の修景整備に要する経費の3分の2(最大20万円)」。注意事項=「建物を維持管理する外壁の塗り替えや屋根の修理は対象となりません。ただし、他の修景事業と同時に行う場合や、モルタル瓦やトタン屋根を本瓦ぶきにする等景観の改善が図られると判断される場合は対象となることがありますので、詳しくはお問合せください。」「補助金の交付は、同じ沿道建造物等において1回限りとします。」「尾道市の景観形成の方針(色彩等の基準)に沿う修景整備であることが必要です。」「参道から容易に見ることができない部分の改修は補助の対象とはなりません。(景観地区内であればこの要件は問いません。)」
  • 尾道市「まちなみ形成事業補助金」(ページID 0048219/更新 2026年5月18日)。「歴史的建造物・工作物の外観修理、外観変更等の整備に要する経費の3分の2(最大200万円)」「補助金交付の適否について、学識経験者等で組織する『まちなみ形成委員会』で審議することになります」「補助金の活用を検討されている方は、令和8年6月30日までにご相談ください」。/同「歴史的風致形成建造物修景修復事業補助金」(ページID 0048251/更新 2024年5月9日)。「修理・修復等の修景修復に要する経費の3分の2(最大500万円。ただし、構造上主要な部分にかかる工事を含む場合は600万円)」「歴史的風致形成建造物に指定された建造物のみが対象」(事例=みはらし亭)
  • 尾道市「景観法に基づく届出・認定申請について」(ページID 0045054/更新 2026年4月1日/まちづくり推進課 まちづくり推進係 0848-38-9223)。「景観計画区域(都市計画景観地区を除く市全域)において、一定規模以上の建築行為等を行なう場合は…尾道市長への届出が必要です。」「都市計画景観地区において建築行為等を行う場合は、規模の大小に関わらず尾道市長に認定申請を行い、認定を受けることが必要です。」認定申請が必要な行為=「建築物の新築、増築、改築、移転、外観の変更を伴う修繕・模様替え、色彩の変更(規模の大小に関わらずすべてが対象)」。景観地区の範囲=「尾道駅西から尾道大橋までの間の斜面市街地を含む中心市街地及び対岸の向島の沿岸部のエリア」。提出部数2部、添付書類に「主要部分の材料の種別、仕上げ方法及び色彩の分かる立面図」「その他(イメージパース、商品カタログの写し等)」。「着工30日前までに届出・申請を行ってください。」「基本設計段階など、届出・申請前での事前協議、相談をお願いします」
  • 尾道市「景観形成の手引き」のうち「景観計画区域における行為の手引き(P1〜28)」(PDF)。届出対象行為の表=①建築物の新築、増築、改築、移転、外観の変更を伴う修繕・模様替え、色彩の変更について、重点地区(瀬戸田地区)は「規模を限定しない。」重点地区以外の区域は「高さ13m又は建築面積1,000㎡を超える建築物(増築については行為後の高さ又は建築面積)。増改築と外観の変更・色彩の変更は当該部分の面積の合計が10㎡を超えるもの」。尾道・向島地区の欄は「-(都市計画景観地区であり、景観計画に定める建築物に関する行為の制限が適用されない。)」。届出不要な行為に「景観地区内で行う建築物の建築等(別途、認定申請をしていただくため)
  • 同「景観地区における行為の手引き(P29〜50)」(PDF)。外壁の色彩=「外壁の色彩は、彩度を低くすること。ただし、アクセントとして用いるものはこの限りではない。アクセントとして用いる範囲は、開口部を除いた見付面積の1/5以内とすること。」基調色の範囲=〔斜面市街地ゾーン・沿道市街地ゾーン〕「色相が5YR〜5Yの場合→明度9以下、彩度4以下/その他の色相の場合→明度9以下、彩度1以下」、〔中心市街地ゾーン・海辺市街地ゾーン・向島地区〕「・明るく、暖かみのある色彩を重視し、明度の下限を設けています。色相が5YR〜5Yの場合→明度5以上9以下、彩度4以下/その他の色相の場合→明度5以上9以下、彩度1以下」。屋根=「色相が10R〜5Yの場合→明度6以下、彩度4以下/その他の色相の場合→明度6以下、彩度1以下」、屋根材の一般色は「色相5Y、明度4.0〜4.5程度、彩度0.5〜1.0程度が最も多い」。「上記の色彩の範囲を超える場合は、『尾道市景観審議会』の意見を聴いた上で…認めたものに限り認定します。」「外壁の色彩基準の対象は、屋上パラペットやバルコニー、屋外階段の外壁面、日よけテントの面など…を含みます。ただし、着色していない自然素材の部位は適用対象外とします。」
  • 尾道市「都市計画景観地区の対象区域・制限内容の変更について」(ページID 0089126/更新 2026年4月1日)。令和8年度からの変更=「歴史的風致維持向上計画重点区域に合わせて、従来の景観地区にJR尾道駅北側の三軒家町の一部を追加」「屋根上に設置するソーラーパネルの基準を明確化」「敷地に設置する塀・柵に防犯性の観点を位置づけ、使用できる色彩を褐色系や落ち着いた色彩等に拡大」「斜面市街地ゾーンの屋根素材に、瓦以外にも瓦風の素材等を追加
  • 尾道市「木造住宅の耐震診断・耐震改修費の補助事業について」(ページID 0049856/更新 2026年5月7日/建築課 建築係 0848-38-9242)。耐震診断=3分の2・上限2万円、耐震改修=23%・上限30万円、耐震シェルター設置=2分の1・上限12万5千円。対象は「昭和56年5月31日以前に着工された建物」「令和9年1月29日までに完了報告できるもの」。「尾道市木造住宅耐震診断資格者が耐震診断を行ったものに限ります。」/同「住宅耐震化促進支援事業のご案内」(ページID 0049859/更新 2026年5月7日)。耐震改修工事=80%・上限115万円、現地建替=80%・115万円、非現地建替と除却=23%・97万8千円。要件7「耐震改修工事と現地建替工事については、居住誘導区域に建つ住宅」。受付期間は令和8年11月30日まで。【フラット35】地域連携型で当初5年間年0.25パーセント引き下げ
  • 尾道市「ブロック塀等の安全確保事業のご案内」(ページID 0049858/更新 2026年5月7日/建築課 建築係)。除却工事=3分の2・上限15万円、建替工事=3分の2・上限30万円。「対象となる工事費は、補助対象ブロック塀等の延長距離1メートルにつき、8万円以内とします。」対象は「広島県緊急輸送ネットワーク計画により設定される緊急輸送道路または市内の小中学校通学路…に面するもの」「高さが0.6メートル以上のもの」。受付期間は令和8年11月30日まで
  • 広島県住宅課「広島県内の民間住宅に関する各種支援制度一覧」(Excel/令和7年7月31日現在)。当サイトで開いて数えたところ、県と23市町の207制度が並び、尾道市は15制度(空き家活用4/耐震改修3/その他3/耐震診断1/子育て1/定住1/空き家除去1/障がい者1)。「リフォーム」区分は0。自治体別の制度数は安芸高田市16、広島市・尾道市・東広島市15、江田島市14、福山市13。「空き家活用」区分の最多は江田島市の5
  • 気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)。生口島(尾道市瀬戸田町・アメダス)=年降水量1,138.4mm、年日照時間2,047.1時間、年平均気温15.9℃。月別降水量は1月39.5/2月49.7/3月84.4/4月88.9/5月108.3/6月172.3/7月177.6/8月89.5/9月126.8/10月95.9/11月59.2/12月46.2mm。日最低気温は1月1.6/10月14.6/11月8.7/12月3.8℃。福山(気象台)=年降水量1,171.7mm、年日照時間2,069.8時間、年平均気温15.7℃、平均相対湿度71%、平均風速1.7m/s
  • 尾道市の公式ページを開く——子育て世帯等中古住宅取得支援事業補助金のページ。「内装、屋根、外壁等の改修」の一行もここで確かめられます。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

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