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【2026年度】東広島市の外壁塗装に使える補助金
2つの道があります酒蔵周辺なら2分の1・300万円/空き家バンク経由なら3分の1・50万円
- 酒蔵周辺
- 歴史的建造物等の修繕・修景に2分の1・上限300万円(登録文化財は600万円)
- 条件
- 「築50年を経過し、周辺のまちなみと調和していると市が認めた建造物」で、指定路線図から目視できるもの
- 時間
- 「本制度では事業に対する補助金交付までに原則として2年要します。」
- 空き家なら
- 補助対象経費に「開口部、外部建具、外壁、屋根、雨樋又は庇の設置、取替え、修繕又は塗装に係る工事費用」——3分の1・上限50万円
- 耐震
- 診断は自己負担1万円。ただし戸建ての耐震改修への補助は見当たりません
東広島市で「外壁塗装 助成金」を調べてこのページに来た方へ。——東広島市には、外壁にお金が出る道が2つあります。ひとつは酒都西条の酒蔵周辺地区。歴史的建造物の修繕・修景に2分の1・上限300万円が出ます。もうひとつは空き家バンクを通じて家を買った場合。こちらは補助対象経費に「外壁、屋根…塗装に係る工事費用」と、はっきり書かれています。——ただし、どちらも普通の持ち家の塗り替えには使えません。条件と、動き出す時期を順番に見ていきます。
広島県内の6市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——東広島市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は広島県の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/広島の外壁塗装 悪質業者リスト
このページの内容全15項目
先に結論——道は2つ。どちらも条件つきです
東広島市の制度を並べると、こうなります。2026年9月4日に市の公式ページを直接開いて確認しました。
| 制度 | 金額 | 外壁塗装は |
|---|---|---|
| 歴史的建造物等の修繕・修景補助制度 | 2分の1・上限300万円(登録文化財は600万円) | 外観の工事が対象 |
| 空家対策事業費補助金(リフォーム) | 3分の1・上限50万円(人口減少地域は+30万円) | 「塗装」が名指しで対象 |
| 木造住宅耐震診断 | 自己負担1万円 | 対象外(診断のみ) |
| 白市地区景観形成要綱 | 届出の手続きのみ | — |
「修景(しゅうけい)」という言葉が出てきます。——まちなみに合わせて、建物の見た目を整えることです。東広島市の制度では「修繕」(もとに戻す)と「修景」(まちなみに合わせて変える)が分けられていて、どちらで申請するかで結果が変わります。
一般の持ち家の塗り替えに出る制度は、東広島市にはありません。——ただし上の2つは、当てはまる方には大きいです。1つ目は300万円、2つ目は最大80万円。順番に見ていきます。
酒蔵周辺地区なら、修繕・修景に2分の1・300万円
西条駅の南側には、赤レンガの煙突と白い壁の酒蔵が並ぶ通りがあります。この一帯が「酒蔵周辺地区」です。市はここに、専用の補助制度を置いています。
市の説明を引きます。
「酒都西条の歴史的なまちなみを東広島らしい景観の拠点とするため、西条駅周辺の酒蔵周辺地区にある景観形成に寄与する歴史的建造物等の修繕・修景に対して補助金を交付します。」
| 補助対象物件 | 修繕 | 修景 | 補助率 | 補助金限度額 |
|---|---|---|---|---|
| 1.登録文化財、登録記念物 | ○ | × | 2分の1 | 600万円 |
| 2.歴史的建造物等 | ○ | ○ | 2分の1 | 300万円 |
| 3.建築設備 | × | ○ | 2分の1 | 20万円 |
2行目に注目してください。——「歴史的建造物等」は、修繕と修景の両方が使えます。登録文化財のほうが金額は大きいのですが、修景は使えません(×)。まちなみに合わせて外観を変える工事ができるのは、2行目のほうです。
市は2つの言葉を、こう分けています。
- 修繕=「登録文化財、登録記念物及び歴史的建造物等の外観の現状復旧に係る行為」——元に戻す工事
- 修景=「歴史的建造物及び建築設備をまちなみに調和した外観に変更する行為」——まちなみに合わせて変える工事
外壁の塗り替えは、どちらにもなり得ます。元の色に塗り直すなら修繕、まちなみに合わせて色や仕上げを変えるなら修景。どちらで申請するかで、対象になるかどうかが変わります。
「築50年」と「道路から目視できる」が条件です
この制度で、いちばん多くの人がふるい落とされるのが対象物件の定義です。
| 区分 | 市の定義 |
|---|---|
| 登録文化財、登録記念物 | 築50年を経過し、一定の評価を得て、文化財保護法に基づく文化財登録制度で登録されている建造物 |
| 歴史的建造物等 | 築50年を経過し、周辺のまちなみと調和していると市が認めた建造物 |
| 建築設備 | 登録文化財や歴史的建造物等に付属する給排水設備、空調設備等 |
「歴史的建造物等」には、文化財の登録が要りません。——条件は築50年と市が認めることの2つだけ。1976年より前に建った家なら、可能性はあります。
そしてもう1つ、場所の条件があります。市は「対象物件は次のいずれかに該当する建造物等で指定路線図の赤点線及び赤実線から目視できるものになります。」としています。
「指定路線図から目視できる」。——通りから見えるかどうかが条件です。同じ酒蔵周辺地区の中でも、路地の奥まった場所にある家は外れる可能性があります。市が指定路線図を公開しているので、まず図で確認してください。
——ここまでで「うちは違いそうだ」と思った方へ。その場合、外壁にかかる金額を動かせるのは見積もりだけになります(見積もりの取り方/外壁塗装の相場)。
「修繕」で出すか「修景」で出すか、で結果が変わります
この制度を使うときに、いちばん考える価値があるのがここです。——同じ「外壁を塗り替える」工事でも、どちらの枠で申請するかで、通るかどうかが変わります。
| 市の定義 | 塗り替えで言うと | |
|---|---|---|
| 修繕 | 外観の現状復旧に係る行為 | 傷んだ壁を、もとの色・もとの仕上げに戻す |
| 修景 | まちなみに調和した外観に変更する行為 | いまの色から、まちなみに合う色・仕上げに変える |
登録文化財は修繕しか使えません。——つまり「もとに戻す」以外の選択肢がないということです。かわりに構造耐力上主要な部分(柱、壁、梁など)の補修や、一般の観覧に供する部分(内装など)の補修も対象に加わります。
いっぽう「歴史的建造物等」は、両方使えます。——戦後に外壁をトタンやサイディングで覆ってしまった古い家を、もとの意匠に近づける工事は、修景に当たると考えられます。ここが、この制度でいちばん幅のある部分です。
どちらで出すかは、自分で決めずに相談してください。——市が「周辺のまちなみと調和していると市が認めた建造物」という書き方をしている以上、認定も、修繕か修景かの判断も、市が行います。色や仕上げを業者と決めてしまってから相談すると、やり直しになります。
補助金が出るまで、原則2年かかります
この制度の最大の注意点は、金額でも条件でもありません。時間です。
「本制度では事業に対する補助金交付までに原則として2年要します。工事実施の前年度は、事業者に設計見積もりを提出していただき、補助金額を予算化します。工事実施の年度は、実際に工事を実施し、実績報告に対して補助金を交付します。」
前年度に設計見積もりを出して、市が予算を組む。翌年度に工事をする。——いま外壁が傷んでいて今年中に塗りたい、という方には向きません。
当サイトはこれまで神戸市で「工事の1年以上前にエントリー」という制度を見ましたが、東広島市はさらに長い。——景観の助成は市が予算を組むところから始まるため、こうなります。
ただし逃げ道も書かれています。「※修繕等の内容や予算措置の状況によっては、単年度による事業実施が可能な場合があります。」——急ぐ事情があるなら、都市計画課に相談する価値はあります。
手続きの入口は「交付審査依頼」です。工事実施の前年度に、交付審査依頼書(様式1)を市に出すところから始まります。——ここで市が「対象になるか」「いくらの見込みか」を判断し、翌年度の予算に載せる。つまり申請ではなく、まず審査の依頼という順番です。
この構造を知っておくと、動き方が変わります。——外壁が傷んできたと感じた時点で、まだ工事を頼む段階でなくても、市に一度話しておく。そうすれば翌年度の予算に載る可能性が出ます。「見積もりが揃ってから相談」では、1年分の遅れが出る制度です。
空き家バンク経由なら「外壁…塗装」が名指しで対象
もう1つの道が、東広島市空家対策事業費補助金です。こちらは塗装という言葉が、補助対象経費にそのまま入っています。
市が挙げている補助対象経費は7項目。外まわりに関わるのは4番目です。
「開口部、外部建具、外壁、屋根、雨樋又は庇の設置、取替え、修繕又は塗装に係る工事費用」
外壁・屋根・雨樋・庇が並び、最後に「塗装」と書かれています。——これ以上ないほど明確です。
ほかの項目も見ておきます。
- 床材、内壁材、天井材又は内部建具の設置、取替え、修繕又は塗装に係る工事費用
- 階層の増加を含まない間取りの変更に係る工事費用
- 基礎、土台、柱等の構造躯体の各部の修繕又は補強に係る工事費用
- 開口部、外部建具、外壁、屋根、雨樋又は庇の設置、取替え、修繕又は塗装に係る工事費用
- 風呂、台所、便所又は給湯器の設置、取替え又は改良(修繕を含む)に係る工事費用
- 空き家に係る給排水又は電気若しくはガスの供給に係る設備工事費用
- エアコンの設置、取替え又は修繕に係る工事費用(ただし、上記1から6のいずれかの工事を行う場合に限り、補助金交付の対象工事とする。)
7番目のエアコンだけ、条件が違います。——単独では出ませんが、外壁の塗装などと一緒にやれば対象になります。
ただし入り口が限られます。市の説明は「自ら居住することを目的として、東広島市空き家バンクなどにより空き家を購入又は賃借する場合に、空き家のリフォームに係る費用に対して補助金を交付します。」——空き家バンクを通すことが前提です。
順番を間違えると使えません。——空き家バンクは物件を探す前に利用者登録をしておく仕組みです。気に入った物件を不動産会社で見つけて契約し、あとから「補助を使いたい」と言っても、そこでは間に合いません。空き家を買ってから直す予定があるなら、家探しの前に市へ問い合わせてください。
不動産会社を通した売買は対象外です。市は「不動産会社が媒介する空き家に対しては、交付できません。(仲介登録業者が人口減少地域にある空き家バンク登録物件を媒介するものを除く)」としています。——東広島市空家バンクに利用者登録をしていることも条件です。
人口減少地域なら30万円が上乗せされます
金額は補助対象経費の3分の1(上限50万円)。そして市は、こう付け加えています。
「(人口減少地域については、30万円の上乗せがあります。)」
| 区分 | 補助率 | 上限 |
|---|---|---|
| 通常 | 3分の1 | 50万円 |
| 人口減少地域 | 3分の1 | 80万円 |
東広島市は、西条や八本松のような住宅地と、豊栄・福富・河内・安芸津といった中山間の地域を併せ持つ市です。どこが人口減少地域に当たるかで、30万円の差が出ます。——空き家を探している段階なら、地域を選ぶだけで金額が変わるということです。市に確認してください。
耐震は診断が1万円。改修への補助は見当たりません
東広島市の耐震診断は、市が診断を行う形です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自己負担額 | 1万円 |
| 対象 | 在来軸組構法で建築された住宅(ツーバイフォー住宅、プレハブ住宅、軽量鉄骨住宅は対象外) |
| 対象外 | 賃貸住宅 |
市は「木造住宅の地震に対する安全性の確保と地震に強いまちづくりを推進するため、市内の木造住宅を対象として、市が耐震診断を行います。」としています。
ただし、戸建て住宅の耐震改修工事に対する補助は、当サイトでは確認できませんでした(2026年9月4日時点)。市の建築指導課が公開しているのは、緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断補助事業や、アスベスト対策、土砂災害対策改修などです。——「無い」と断定はしません。診断を受けたあとの改修について、建築指導課に直接確認してください。
白市地区は届出だけ。補助はありません
東広島市には、酒蔵周辺地区のほかに白市地区という景観の区域があります。高屋町にある古い町並みです。
ただし市が公開しているのは「白市地区景観形成要綱に係る届出」という手続きのページで、補助制度のページは見当たりませんでした。——白市にお住まいの方は、外観を変える工事の前に届出が必要かどうかを確認してください。補助については、こちらも市に聞くのが確実です。
広島県の景観条例に基づく届出もあります。——市の都市計画課は「広島県景観条例の届出」というページを別に持っています。規模の大きい建物や、一定の区域では、色を変えるときに届出が要る場合があります。補助が使えるかどうかとは別に、手続きが要るかどうかは先に確認してください。塗り終えてから指摘されると、やり直しになります。
東広島市は、景観の制度が「地区ごと」に分かれている市です。——酒蔵周辺地区には補助があり、白市地区には届出があり、県の条例による届出もある。自分の家がどれに当たるかは、住所で決まります。市域が広く、西条・八本松・志和・高屋・黒瀬・福富・豊栄・河内・安芸津と性格の違う地域を抱えているぶん、「東広島市ではこう」と一括りにできません。都市計画課に住所を伝えて聞くのが、いちばん早い方法です。
出ないものを、先に
問い合わせる手間を省くために、東広島市で通らないものをまとめておきます。
- 一般の持ち家の外壁塗装——酒蔵周辺地区でも空き家バンク経由でもなければ、出ません
- 築50年に満たない家——景観の補助は築50年が条件です
- 指定路線図から見えない位置にある建物——「目視できるもの」が条件
- 登録文化財の修景——登録文化財は修繕のみ、修景は対象外です
- 不動産会社を通して買った空き家——空き家バンク経由が原則です
- 賃貸住宅の耐震診断——対象外と明記されています
- ツーバイフォー・プレハブ・軽量鉄骨の耐震診断——在来軸組構法に限られます
動く順番を、年で区切ると
| 時期 | やること |
|---|---|
| まず | 指定路線図で、自宅が対象区域から目視できるか確認する |
| 次に | 築50年を超えているか確認。超えていれば都市計画課へ相談 |
| 1年目 | 設計見積もりを提出。市が翌年度の予算に組み込む |
| 2年目 | 工事を実施 → 実績報告 → 補助金の交付 |
| 空き家を買う方 | 空き家バンクに利用者登録してから物件を探す。順番を逆にすると使えません |
| どれも違う方 | 見積もりを2社以上取ることに切り替えてください |
いちばん大事なのは最後から2番目の行です。——空き家バンクの登録は、物件を買う前に済ませておく必要があります。不動産会社で先に契約してしまうと、あとから補助は付きません。
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
対象外だった方へ——東広島の家で見るところ
どれにも当てはまらなかった方へ。東広島の家で、見積書のどこを見るかの話をします。
ひとつめは、盆地の朝霧です。西条は標高のある盆地で、秋から春にかけて朝方に霧が出る日があります。酒造りに向いた土地だと言われるのは、この気候があるからです。——塗装にとって、朝の湿気は工程を止める要因です。塗料は前の層が乾いてから次を塗る決まりになっていて、乾かないうちに重ねると、本来の年数が出ません。見積書で「何日で終わるか」ではなく「何工程で組まれているか」を確認してください。3回塗りと書いてあるのに日数が極端に短い見積もりは、どこかを飛ばすことになります。
ふたつめは、塗れる気温です。塗料には施工できる気温の下限があり、一般に5度を下回ると塗れません。西条の冬は、朝のうちその条件を割る日があります。——「12月中に終わらせます」と言う業者には、雨天と低温で何日止まる想定かを聞いてください。工程に予備日が入っていない見積もりは、無理をするか、途中で止まります。
みっつめは、大学のまちであることです。東広島市には大学があり、賃貸に出している戸建てや、親から相続した空き家を持っている方が少なくありません。——賃貸住宅は耐震診断の対象外ですし、空き家の補助は空き家バンク経由が条件です。「自分が住んでいる家かどうか」で使える制度が変わるので、そこを先に整理してください。
見積書の読み方は見積書のチェック項目、業者の選び方は業者の選び方にまとめています。塗装に向いた季節は塗装に向いている季節を見てください。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
東広島市で外壁塗装に助成金は出ますか?
条件つきで出ます。ひとつは酒蔵周辺地区の歴史的建造物等の修繕・修景補助制度で2分の1・上限300万円。もうひとつは空き家バンクを通じて空き家を購入・賃借した場合の空家対策事業費補助金で、補助対象経費に「開口部、外部建具、外壁、屋根、雨樋又は庇の設置、取替え、修繕又は塗装に係る工事費用」が挙げられています。一般の持ち家の塗り替えに出る制度はありません。
酒蔵周辺地区の補助は、いくら出ますか?
対象物件で3段階です。登録文化財・登録記念物は修繕のみで2分の1・上限600万円、歴史的建造物等は修繕と修景の両方が対象で2分の1・上限300万円、建築設備は修景のみで2分の1・上限20万円です。
「歴史的建造物等」とは何ですか?
市の定義は「築50年を経過し、周辺のまちなみと調和していると市が認めた建造物」です。登録文化財である必要はありません。市が認めるかどうかが分かれ目になります。
どこにある家なら対象ですか?
市は「対象物件は次のいずれかに該当する建造物等で指定路線図の赤点線及び赤実線から目視できるものになります。」としています。指定路線図は市が公開しているので、自宅が該当するかは図で確認してください。
「修繕」と「修景」はどう違うのですか?
市の説明では、修繕は「登録文化財、登録記念物及び歴史的建造物等の外観の現状復旧に係る行為」、修景は「歴史的建造物及び建築設備をまちなみに調和した外観に変更する行為」です。元に戻すのが修繕、まちなみに合わせて変えるのが修景という区別です。
登録文化財だと修景は使えないのですか?
使えません。補助対象行為の一覧では、登録文化財・登録記念物は修繕が○、修景が×になっています。かわりに構造耐力上主要な部分(柱、壁、梁など)の補修や、一般の観覧に供する部分(内装など)の補修も対象に加わります。
申請してからどれくらいで補助金が出ますか?
原則2年です。市は「本制度では事業に対する補助金交付までに原則として2年要します。工事実施の前年度は、事業者に設計見積もりを提出していただき、補助金額を予算化します。工事実施の年度は、実際に工事を実施し、実績報告に対して補助金を交付します。」としています。ただし「修繕等の内容や予算措置の状況によっては、単年度による事業実施が可能な場合があります。」ともあります。
空き家バンクの補助は誰が使えますか?
東広島市空き家バンクなどで空き家を購入または賃借する方で、東広島市空家バンクに利用者登録をしている方です。市は「不動産会社が媒介する空き家に対しては、交付できません。(仲介登録業者が人口減少地域にある空き家バンク登録物件を媒介するものを除く)」としています。
空き家バンクの補助はいくらですか?
補助対象経費の3分の1で上限50万円です。市は「人口減少地域については、30万円の上乗せがあります。」としているため、該当地域なら最大80万円になります。
空き家の補助で外壁塗装は対象になりますか?
なります。補助対象経費の4番目に「開口部、外部建具、外壁、屋根、雨樋又は庇の設置、取替え、修繕又は塗装に係る工事費用」が挙げられています。塗装という言葉がそのまま入っています。
エアコンの設置も対象ですか?
条件つきで対象です。市は「エアコンの設置、取替え又は修繕に係る工事費用(ただし、上記1から6のいずれかの工事を行う場合に限り、補助金交付の対象工事とする。)」としています。外壁の塗装などと同時に行う必要があります。
耐震診断は受けられますか?
受けられます。市内の木造住宅を対象に市が耐震診断を行い、自己負担額は1万円です。ただし在来軸組構法で建築された住宅に限られ、ツーバイフォー住宅・プレハブ住宅・軽量鉄骨住宅は対象外。賃貸住宅も対象外です。
耐震改修の補助はありますか?
戸建て住宅向けのものは見当たりませんでした(2026年9月4日時点)。市が公開しているのは緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断補助事業などで、一般の木造住宅の耐震改修工事に対する補助のページは確認できていません。建築指導課に直接確認してください。
白市地区にも補助はありますか?
確認できていません。市が公開しているのは「白市地区景観形成要綱に係る届出」で、届出の手続きに関するページです。補助制度のページは見当たりません。
どれにも当てはまりません。どうすればいいですか?
見積もりを2社以上から取ることです。東広島市は西条をはじめ標高のある盆地で、冬の冷え込みと寒暖差が大きい土地です。外壁のひび割れが広がりやすいので、塗る前の下地補修に何が計上されているかを業者ごとに比べてください。
県内で塗装まわりの補助が厚いのは福山市です。空き家を買って住むなら外壁の改修が対象で最大60万円。鞆町の保存地区なら、通りから見える部分の改修に8割・上限800万円という桁の違う制度もあります。
県内で外壁まわりに大きな補助が出るのは廿日市市の宮島と福山市の鞆の浦です。廿日市はふつうの建物の外観にも10分の8・上限600万円。ただし町並みに合わせる基準があります。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
東広島市の公式ページを2026年9月4日に直接開いて確認しました。景観の補助は交付までに原則2年かかります。また空き家の補助は予算の範囲内です。金額・条件は変わる可能性があります。申請の前に、担当課へ確認してください。
- 東広島市「歴史的建造物等の修繕・修景補助制度について」(2025年3月24日更新・都市交通部 都市計画課)および「東広島市景観形成事業補助金交付要綱」「指定路線図」
- 東広島市「空き家をリフォームする」(東広島市空家対策事業費補助金)
- 東広島市「自宅の耐震診断をしてみませんか」(建築指導課)
- 東広島市「白市地区景観形成要綱に係る届出」
- 東広島市「歴史的建造物等の修繕・修景補助制度について」 を開く——修景の補助のページ。交付までに原則2年かかる仕組みも、ここに書かれています
問い合わせ先
歴史的建造物等の修繕・修景補助=都市交通部 都市計画課
空家対策事業費補助金=空き家バンクの担当課
耐震診断・耐震改修=建築指導課
景観の助成を持つ市を、ほかにも調べています。——倉敷市(旧街道の外観に3分の2・200万円)/金沢市(景観の助成が10本・主力70パーセント)/神戸市(色彩の変更に3分の1・250万円)/広島市。同じ広島県でも、市が変われば制度の作りが変わります(助成金ガイド)。