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【2026年度】佐賀県の外壁塗装に助成金は出る?——空き家なら3市とも外壁が対象で、唐津市は「塗装のみも可」と書いています

空き家なら出ます。住んでいる家には出ません唐津市=2分の1・上限50万円で「塗装のみも可」/佐賀市=2分の1・上限100万円/鳥栖市=3分の2・最大80万円

唐津市は「塗装のみも可」と書いています
唐津市空き家改修事業補助金の補助対象工事一覧=「屋根、外壁の改修/備考:仮設足場も対象 塗装のみも可」2分の1・上限50万円
佐賀市は対象工事に「屋根、外壁に関する工事」
空き家リフォーム助成=2分の1・上限100万円。ただし居住誘導区域内・新耐震基準・築20年以上などの条件が4つ
鳥栖市は「屋根、外壁等の外壁改修工事」
空き家のリフォーム費用補助=子育て世帯住宅なら3分の2・最大80万円、地域活性化施設なら最大160万円
3市とも、いま住んでいる家には出ません
佐賀市・唐津市・鳥栖市のいずれも、居住中の住宅の塗り替えを対象にした制度はありません
相続した実家では使えない市があります
佐賀市は売買で取得した人が自ら居住する場合のみで、3親等以内の親族から購入した場合も除外
県が個人に出すのは、耐震診断とアスベストだけ
県の「県営住宅・支援・補助」に並ぶ住宅向けは住宅の耐震診断補助/アスベスト分析費補助/住宅ノンアスベスト推進補助/がけ地近接等危険住宅移転
そのアスベストは、外壁の塗料には届きません
対象は吹付けアスベスト・アスベスト含有吹付けロックウール・吹付けバーミキュライト・吹付けひる石・吹付けパーライト等吹付け建材です
分析費は1棟あたり25万円、10分の10以内
ただし建築物石綿含有建材調査者が実施すること、他の補助金を利用していないことが条件。事前相談が必須です

「佐賀県 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。この県の答えは、はっきりしています。——空き家かどうかで決まります。当サイトが調べた県内3市(佐賀市・唐津市・鳥栖市)は、3市とも空き家の改修で外壁が対象に入っていました。しかも唐津市は、補助対象工事の一覧の備考にこう書いています——「仮設足場も対象 塗装のみも可」。「塗装のみ」という言葉が制度の文書に出てくる市は、当サイトが調べてきたなかでも多くありません。ただし3市とも、いま住んでいる家の塗り替えには出ません。県のほうは何を持っているのか、順に見ていきます。

佐賀県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——4市とも条件が違い、伊万里市は「実家でないと使えない」設計でした。

佐賀市唐津市鳥栖市伊万里市

空き家を買う前に金額を知っておきたい方は——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全12項目

先に結論——空き家なら3市とも外壁が対象です

当サイトでは400を超える市区町村を1件ずつ調べてきました。県内の市が「そろって外壁を対象にしている」県は、そう多くありません。

佐賀県は、そうでした。

制度の文書にある言葉
唐津市「屋根、外壁の改修/備考:仮設足場も対象 塗装のみも可」2分の1・上限50万円
佐賀市「屋根、外壁に関する工事」2分の1・上限100万円
鳥栖市「屋根、外壁等の外壁改修工事」3分の2・最大80万円(地域活性化施設なら160万円)

図1 佐賀県で外壁にお金が届く道は、空き家の側にあります

佐賀県で外壁塗装に補助が届くかどうかの分かれ道 佐賀県で当サイトが調べた佐賀市、唐津市、鳥栖市の3市には、いま住んでいる住宅の外壁の塗り替えを対象にした制度がなく0円である。空き家を買って住む場合は3市とも補助対象工事に外壁が入っており、唐津市は補助対象工事一覧の備考に仮設足場も対象、塗装のみも可と明記している。補助率は2分の1から3分の2で、上限は50万円から160万円である。県の制度としては吹付けアスベストの分析費補助があり、1棟あたり25万円を上限に10分の10以内が補助されるが、対象は吹付け建材に限られ外壁の仕上塗材は含まれない。 佐賀県で、外壁の塗り替えにお金が届くか 2026年9月13日に県と3市の公式情報で確認 いま住んでいる家を塗る 3市とも居住中の 住宅の塗り替えを 対象にした制度は ありません 0円 空き家を買って住む 3市とも外壁が 対象工事に入って います。唐津は 「塗装のみも可」 2分の1〜3分の2・50〜160万円 吹付けアスベストを調べる 県の分析費補助は 10分の10以内。 ただし対象は 吹付け建材だけ 1棟あたり25万円
出典:佐賀県および佐賀市・唐津市・鳥栖市の公式情報(2026年9月13日確認)

ただし、3市とも入口は同じです。——空き家。いま住んでいる家の塗り替えに使える制度は、3市とも見つかりませんでした。

この記事で押さえることは3つです。

  • 唐津市だけ「塗装のみも可」と書いています。しかも足場代まで対象です
  • 3市で条件がまるで違います。とくに佐賀市は相続した実家では使えません
  • 県が個人に出すのは耐震診断とアスベストの2系統だけ。そのアスベストは吹付け建材が対象なので、外壁の塗料には届きません

唐津市だけ「塗装のみも可」と書いています

補助制度の文書で「塗装」という言葉が出てくることは、それほど多くありません。「改修」「修繕」としか書かれておらず、塗装が入るかどうかを読む側が推し量るのがふつうです。

唐津市空き家改修事業補助金は、違いました。補助対象工事の一覧の備考欄に、こうあります。

「屋根、外壁の改修/備考:仮設足場も対象 塗装のみも可」——唐津市

2つのことが同時に書かれています。

  • 「塗装のみも可」——改修工事の一部としてではなく、塗装だけの工事でも対象になると読めます
  • 「仮設足場も対象」——足場代が入ります。外壁塗装の見積もりで足場が占める割合は小さくないので、ここは実額に効きます見積書の内訳の読み方

補助は改修に要した経費の2分の1で上限50万円。ただし条件があります——空き家バンクで成約し、入居者か購入者が市外から転入する場合のみ。そして売買物件だけで、賃貸物件は対象外です。

唐津市には、もう1つ外壁にお金が出る制度があります。——唐津市景観まちづくり推進事業補助金(まちなみ修景事業)で、城内地区と曳山通りが対象。外壁は2分の1・50万円、屋根は2分の1・100万円、1敷地内の限度額は200万円です。ただし外壁の補助基準が「素材に自然素材(木材、漆くいなど)を使用する。」——サイディングやモルタルを塗料で塗り替えるだけでは、この基準に当たらない読み方になります。くわしくは唐津市のページに書きました。

3市を並べると、条件がまるで違います

同じ「空き家の改修」でも、誰が使えるかが3市で違います。ここを読み違えると、申請してから外れます。

図2 佐賀県内で外壁に届く上限額(万円)

佐賀県内で外壁の工事に使える補助の上限額 佐賀県内で外壁の工事に使える補助の上限額は、鳥栖市の空き家リフォーム費用補助で地域活性化施設に改修する場合が160万円で最も大きい。次いで佐賀市の空き家リフォーム助成が100万円、鳥栖市の子育て世帯住宅が80万円、唐津市の空き家改修事業補助金が50万円、唐津市景観まちづくり推進事業補助金の外壁の修景が50万円、佐賀県のアスベスト分析費補助が1棟あたり25万円である。 160 鳥栖市(地域活性化施設) 100 佐賀市(空き家リフォーム) 80 鳥栖市(子育て世帯) 50 唐津市(空き家改修) 50 唐津市(城内・曳山の外壁修景) 25 県のアスベスト分析費 上限額(万円)/いずれも居住中の住宅の塗り替えには使えません
出典:佐賀県および県内3市の公式ページ(2026年9月13日確認)
唐津市佐賀市鳥栖市
補助2分の1・50万円2分の1・100万円3分の2・80万円(活性化施設160万円)
誰が市外から転入する入居者・購入者売買で取得して自ら居住する人市外から転入または世帯分離で市内異動
世帯の条件満18歳未満の子または妊娠者がいる世帯
建物の条件空き家バンクで成約・売買物件のみ居住誘導区域内/新耐震基準/築20年以上空き家の側にも条件あり
親族3親等以内の親族から購入した場合も除外
選び方先着順ではなく抽選。5月の1か月だけ受付は令和8年11月30日まで

いちばん注意が要るのは佐賀市です。——「売買で取得した人が自ら居住する場合のみ」で、3親等以内の親族から購入した場合も除外。つまり相続した実家を直すという、いちばんありそうな使い方ができません。

佐賀市はもう1つ珍しい点があります。——先着順ではなく抽選で、受付は5月の1か月だけ。当サイトでは八戸市でも抽選の例を見ていますが、多くの市は先着順です。動ける月が決まっているので、空き家を買う時期そのものを制度に合わせる必要があります。

鳥栖市は「子育て世帯」がほぼ必須です。——満18歳未満の子または妊娠者がいる世帯という条件で、補助率3分の2は3市でいちばん高いのですが、当てはまる人は絞られます。

佐賀県のリフォーム補助金——県が持っている制度を、全部並べます

「佐賀県 リフォーム 補助金」で探すと、市町のページと業者のページが混ざります。県が自分で出しているものだけを並べます。

県のサイトで住宅を扱っているのは「住まい・建物」の下の3つ——「耐震伝道師・さが(住宅の改修・耐震化)」「県営住宅・支援・補助」「法律・計画・空き家対策」です。

県の制度中身外壁の塗り替えとの関係
住宅の耐震診断補助市町と協調。県は「耐震伝道師・さが」という名前で耐震化の情報をまとめています塗装は対象経費に入りません
アスベスト分析費補助10分の10以内・1棟あたり25万円対象は吹付け建材(後述)
住宅ノンアスベスト推進補助除去工事の借入金の利子1%相当額同上
県産木材を使用した新築・リフォームへの補助県産木材の使用が条件塗装では条件を満たせません
がけ地近接等危険住宅移転事業/居住支援推進空き家利活用モデル事業/佐賀県居住支援協議会移転・空き家の利活用・居住支援塗り替えの費用に出るものではありません

——県が個人に直接出す一般のリフォーム補助は、見当たりませんでした。当サイトが今日調べた山梨県石川県香川県青森県も同じで、県は市町を支える側に回るのが基本の形です。

佐賀県には、市町の制度を1枚にまとめた表がありませんでした。——山梨県は27市町村のPDF、石川県は19市町・300行のエクセル、青森県は40市町村の一覧と実績件数を出しています。県が一覧を持っているかどうかで、調べる手間が10倍変わります。佐賀では、市町のページを1件ずつ当たることになります。

アスベストの補助は、外壁の塗料には届きません

築年数の古い家を塗り替えるとき、下地の吹付けタイルやリシンにアスベストが入っていないかは実際によくある心配です。佐賀県はアスベストの補助を2本持っています。——ただし、外壁に塗ってあるものは対象外です。

県が定義を書いています。

「石綿障害予防規則(平成17年厚生労働省令第21号)第2条に規定する石綿等を、そのまま又はセメント等の結合材と混合して、建築物に耐火被膜、吸音、断熱等の用途として吹きつけしたものをいいます。」——佐賀県(吹付けアスベストとは?)

そして対象建材の注記に、こう並んでいます。

「吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール、吹付けバーミキュライト、吹付けひる石、吹付けパーライト等」

全部「吹付け」です。——天井裏や鉄骨に吹き付けてある、あの綿のようなもの。外壁の仕上塗材は入っていません。

これは山梨県と同じ線引きです。山梨県はもっと踏み込んで「外壁等に使用されている仕上塗材や屋根等に使用されているスレート板等は吹付け材でないため、対象とはなりません。」と名指しで書いていました。佐賀県は名指しまではしていませんが、対象建材の一覧が「吹付け」で揃っているので、結論は同じです。

ただし「補助が出ない」と「調べなくていい」は別です。仕上塗材にアスベストが含まれていることはあります。高圧洗浄やケレンで削るときの扱いは法令の側で決まっているので、築年数が古い家では、業者に「この仕上塗材の石綿調査はどうなりますか」と先に聞いてください。

分析費は1棟25万円。10分の10以内です

吹付け建材のほうに当たる場合は、県の補助が手厚いです。

項目中身
補助金の額アスベスト含有の分析調査に要する費用の10分の10以内の額で、知事が適当と認める額(1,000円未満切り捨て)
補助限度額1棟あたり25万円
対象建築物県内の全ての民間建築物/アスベスト含有の吹付け建材が施工されているおそれがあるもの/違反建築物でないもの
対象要件分析調査は建築物石綿含有建材調査者が実施/厚生労働省が示す分析方法によること/他の補助金を利用していないこと
対象者建物の所有者(所有者の同意があれば管理者や使用者でも可)

図3 佐賀県のアスベスト関係の補助を使う順番

佐賀県のアスベスト分析費補助と住宅ノンアスベスト推進事業を使うときの順番 佐賀県のアスベスト関係の補助を使うには順番がある。まず申請窓口に事前相談を行う。県は必ず事前に申請内容について相談するよう求めている。次に建築物石綿含有建材調査者に依頼し、厚生労働省が示す分析方法で分析調査を実施する。その費用について1棟あたり25万円を上限に10分の10以内の補助を申請する。除去工事を行う場合は住宅ノンアスベスト推進事業で借入金の利子相当額の補助を受けられるが、指定金融機関との金銭消費貸借契約が未締結であることが条件のため、ローン契約の前に申し込む必要がある。 事前相談 県は必須と明記 調査者に依頼 建築物石綿含有建材調査者 分析調査 厚労省の分析方法で 補助申請 1棟25万円まで 除去なら利子補給 ローン契約の前に ローンを組んだ後では間に合いません
出典:佐賀県「アスベスト分析費補助のご案内」「住宅ノンアスベスト推進補助のご案内」(2026年9月13日確認)

除去のほうは住宅ノンアスベスト推進事業で、こちらは補助金ではなく利子の補助です。

「吹付けアスベストの除去工事のために資金の借入を受けた場合の利子1%に相当する額(但し、貸付実行時における適用利率が1%を下回る場合は当該利子に相当する額。)」

順番に落とし穴があります。応募できるのは「金銭消費貸借(ローン)契約が未締結であること」が条件です。——先にローンを組んでしまうと、もう使えません。そして令和9年2月26日(金)までに除去工事等を完了させ、かつ住宅ローンの契約まで完了することも要ります。募集期間は令和8年12月18日(金)までですが、定数に達した時点で終了です。

指定金融機関が細かく並んでいます。——佐賀銀行・佐賀共栄銀行・佐賀県信用農業協同組合連合会・伊万里信用金庫・唐津信用金庫・佐賀信用金庫・杵島信用金庫・佐賀東信用組合・佐賀西信用組合・九州労働金庫・大川信用金庫・佐賀県信用漁業協同組合連合会・三井住友銀行・福岡銀行・県内の各農業協同組合・十八銀行・親和銀行・西日本シティ銀行・中央三井信託銀行・みずほ銀行・長崎銀行・筑邦銀行・独立行政法人住宅金融支援機構。ここに無い金融機関で借りると対象外です。/県は分析費のほうにも「申請窓口に、必ず事前に申請内容についてご相談ください」と書いています。

色を変えるだけで届出が要る地区があります

お金の話より先に確かめたほうがいいのが、です。

唐津市には重点区域があり、外観を変更することとなる修繕等(修繕、模様替えなど)が届出の対象です。そして色の基準が数字で決まっています。

  • 外壁の色は「マンセル値で彩度4以下」
  • 届出に要るのは「マンセル値が掲載されたカタログ」——塗料を選ぶ段階で、カタログにマンセル値が載っている製品かどうかが効いてきます
  • 「あさひ通り」だけ届出の対象外蕨野の棚田地区も重点区域

「マンセル値が掲載されたカタログ」を求める市は、当サイトが調べてきたなかでも具体的なほうです。——富士吉田市金沢市でも色の基準はマンセル値でしたが、提出書類のレベルまで指定しているのは珍しい。色を決める前に、業者に「この色のマンセル値が載ったカタログはありますか」と聞いてください。

佐賀市・鳥栖市の景観の扱いは、それぞれのページに書いています。補助を使わない場合でも、区域内なら届出は要ります。

どこにも当てはまらないとき

空き家でもなく、重点区域でもなく、吹付けアスベストもない——という方が、佐賀ではほとんどだと思います。

そのとき動かせるのは、会社の選び方だけです。そして佐賀は、土地によって傷み方がかなり違う県です。

有明海に面した側は潮風が届きます。唐津や玄海側も海です。いっぽう鳥栖や基山のあたりは内陸で、条件が変わります。だから聞いてほしいのは、この2つです。

  • 「うちの面は、潮の影響を受けますか」——受けるなら、鉄部の錆と塗膜の傷みが先に来ます。面ごとに答えが返ってくるなら、その土地で塗っています
  • 「どの塗料を選んだ理由は何ですか」——潮風の当たる家と内陸の家で、同じ提案しか出てこない会社は、土地を見ていません

比べる相手がいないと話が進まないので、一括見積もりサービスでまとめて呼んでしまうのが早いです。見るのは4か所だけ——外壁と屋根それぞれの平方メートル数、塗料の商品名と缶数、足場の単価。ここが「一式」で済まされている紙は、そもそも他社と並べられません。

そして佐賀なら、5つ目に下地補修の行を見てください。シーリングの打ち替えやひび割れの補修に、いくら見ているか。ここが空欄の紙は、工事が始まってから追加になります。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

佐賀県から外壁塗装の助成金は出ますか。

県が個人に直接出す制度で、外壁の塗り替えに使えるものはありません。県の「県営住宅・支援・補助」に並ぶ住宅向けは、住宅の耐震診断補助、アスベスト分析費補助、住宅ノンアスベスト推進補助、がけ地近接等危険住宅移転事業、県産木材を使用した新築・リフォームへの補助などです。探す先は住んでいる市町になります。

市ならどうですか。

当サイトが調べた3市は、いずれも空き家の改修で外壁が対象に入っていました。唐津市の空き家改修事業補助金は補助対象工事一覧に「屋根、外壁の改修」があり、備考に「仮設足場も対象 塗装のみも可」と書かれています。佐賀市の空き家リフォーム助成は対象工事に「屋根、外壁に関する工事」、鳥栖市は補助対象経費に「屋根、外壁等の外壁改修工事」です。

唐津市の「塗装のみも可」は、どういう意味ですか。

市が公開している補助対象工事の一覧の、屋根・外壁の行の備考欄にそう書かれています。改修工事の一部として塗装が認められるだけでなく、塗装だけの工事でも対象になる、と読めます。しかも「仮設足場も対象」とあるので、足場代も入ります。補助は改修に要した経費の2分の1で上限50万円です。

唐津市の条件は何ですか。

空き家バンクで成約し、入居者か購入者が市外から転入する場合に限られます。また売買物件のみが対象で、賃貸物件は対象外です。いま唐津市に住んでいる方が自宅を塗り替える場合には使えません。

佐賀市の条件は何ですか。

建物の条件が4つあります。居住誘導区域内にあること、新耐震基準(昭和56年6月1日施行)を満たすこと、築20年以上であること、リフォーム後に住宅として利用すること。さらに、売買で取得した人が自ら居住する場合のみが対象で、3親等以内の親族から購入した場合も除外されます。相続した実家では使えません。

鳥栖市の条件は何ですか。

市外から転入する世帯、または世帯分離により市内異動する世帯で、満18歳未満の子または妊娠者がいる世帯が対象です。補助率は3分の2で最大80万円、子ども食堂などの地域活性化施設に改修する場合は最大160万円です。受付は令和8年11月30日までとなっています。

空き家でなければ、まったく道はないのですか。

唐津市には景観の制度があります。唐津市景観まちづくり推進事業補助金(まちなみ修景事業)で、城内地区と曳山通り(曳山巡行路沿線および周辺地区)が対象。外壁は2分の1・50万円、屋根は2分の1・100万円で、1敷地内の限度額は200万円です。ただし外壁の補助基準は「素材に自然素材(木材、漆くいなど)を使用する。」なので、サイディングやモルタルを塗料で塗り替えるだけでは、この基準に当たらない読み方になります。

県のアスベストの補助は、外壁に使えますか。

使えません。対象は吹付け建材で、県の資料に「吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール、吹付けバーミキュライト、吹付けひる石、吹付けパーライト等」と挙げられています。外壁に塗ってある仕上塗材は、これには含まれません。県も吹付けアスベストの定義を「建築物に耐火被膜、吸音、断熱等の用途として吹きつけしたもの」と書いています。

分析費の補助はいくらですか。

アスベスト含有の分析調査に要する費用の10分の10以内の額で、知事が適当と認める額です。補助限度額は1棟あたり25万円で、1,000円未満の端数は切り捨てです。対象は県内の全ての民間建築物で、アスベスト含有の吹付け建材が施工されているおそれがあるもの、違反建築物でないものが条件です。

分析費の補助を受けるのに条件はありますか。

3つあります。分析調査は建築物石綿含有建材調査者が実施すること。分析調査の方法は厚生労働省で示されている分析方法によること。他の補助金を利用していないこと。また対象者は建物の所有者(所有者の同意があれば管理者や使用者でも可)です。県は「申請窓口に、必ず事前に申請内容についてご相談ください」と書いています。

除去工事のほうの補助はどうですか。

住宅ノンアスベスト推進事業といって、補助金ではなく利子の補助です。吹付けアスベストの除去工事等のために指定金融機関から借り入れた資金について、利子1%に相当する額が補助されます(貸付実行時の適用利率が1%を下回る場合は当該利子相当額)。指定金融機関は佐賀銀行、佐賀共栄銀行、県内の各農業協同組合、福岡銀行、住宅金融支援機構など多数が並んでいます。

その利子補給は、いつまでに申し込むのですか。

募集期間は令和8年12月18日(金)までですが、予算の関係上、定数に達した時点で終了します。そして重要なのは順番で、応募できるのは「金銭消費貸借(ローン)契約が未締結であること」が条件です。ローンを組んだ後では間に合いません。さらに令和9年2月26日(金)までに除去工事等を完了させ、かつ住宅ローンの契約まで完了することが必要です。

外壁の色を変えるとき、届出は要りますか。

地区によります。唐津市には重点区域があり、外観を変更することとなる修繕等(修繕、模様替えなど)が届出の対象です。外壁の色はマンセル値で彩度4以下と決まっていて、届出には「マンセル値が掲載されたカタログ」が要ります。ただし「あさひ通り」だけは届出の対象外で、蕨野の棚田地区も重点区域です。くわしくは唐津市のページにまとめています。

市町に電話するとき、何を聞けばいいですか。

4つです。1つめ「外壁の塗装だけの工事は対象工事に入りますか」。2つめ「対象工事の一覧が載った書類はありますか」。3つめ「申請は工事の前ですか、後ですか」。佐賀では4つめに「相続した家でも使えますか」を足してください。佐賀市のように、売買で取得した場合に限り、3親等以内の親族からの購入も除外している市があります。

参考にした情報

下に挙げたページとPDFは、2026年9月13日にすべて直接開いて中身を読んでいます。補助は予算の範囲内で、年度の途中でも受付が終わります。数字を使う前に、必ず市町の担当課へ電話で確かめてください。

  • 佐賀県「県営住宅・支援・補助」2026年9月13日確認)——住宅向けに並ぶのは住宅の耐震診断補助/アスベスト分析費補助/住宅ノンアスベスト推進補助/がけ地近接等危険住宅移転事業/居住支援推進空き家利活用モデル事業/佐賀県居住支援協議会/佐賀県住宅確保要配慮者居住支援法人/県産木材を使用した新築・リフォームへの補助個人向けの一般リフォーム補助はありません/県は住宅の耐震化を「耐震伝道師・さが」という名前でまとめています
  • 佐賀県「アスベスト分析費補助のご案内」(建築住宅課/2026年9月13日確認)——補助金の額は「アスベスト含有の分析調査に要する費用の10/10以内の額で、知事が適当と認める額(1,000円未満の端数は切り捨て)」補助限度額は1棟あたり25万円/対象建築物は「県内の全ての民間建築物」「アスベスト含有の吹付け建材が施工されているおそれがあるもの」「違反建築物でないもの」/対象要件は「分析調査は、建築物石綿含有建材調査者が実施すること」「分析調査の方法は、厚生労働省で示されている分析方法によること」「他の補助金を利用していないこと」/対象者は建物の所有者(所有者の同意があれば管理者や使用者でも可)/対象建材は「吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール、吹付けバーミキュライト、吹付けひる石、吹付けパーライト等」「申請窓口に、必ず事前に申請内容についてご相談ください。」
  • 佐賀県「住宅ノンアスベスト推進補助のご案内」(建築住宅課 建築指導担当/2026年9月13日確認)——吹付けアスベストの定義=「石綿障害予防規則第2条に規定する石綿等を、そのまま又はセメント等の結合材と混合して、建築物に耐火被膜、吸音、断熱等の用途として吹きつけしたもの」/補助は「利子1%に相当する額(但し、貸付実行時における適用利率が1%を下回る場合は当該利子に相当する額。)」/応募条件に「当該金銭消費貸借(ローン)契約が未締結であること」「令和9年2月26日(金)までに住宅のアスベストの除去工事等を完了させ、かつ住宅ローンの契約まで完了することができる者」募集は令和8年12月18日(金)まで・定数に達した時点で終了/指定金融機関は佐賀銀行・佐賀共栄銀行・佐賀県信用農業協同組合連合会・伊万里信用金庫・唐津信用金庫・佐賀信用金庫・杵島信用金庫・佐賀東信用組合・佐賀西信用組合・九州労働金庫・大川信用金庫・佐賀県信用漁業協同組合連合会・三井住友銀行・福岡銀行・県内の各農業協同組合・十八銀行・親和銀行・西日本シティ銀行・中央三井信託銀行・みずほ銀行・長崎銀行・筑邦銀行・独立行政法人住宅金融支援機構/除去工事等には「建築物石綿含有建材調査者が実施計画の策定等を行い、当該計画に基づく現場体制に基づき実施するもの」という条件
  • 各市の一次情報は、それぞれのページにまとめています——唐津市(空き家改修事業補助金=「屋根、外壁の改修/備考:仮設足場も対象 塗装のみも可」・2分の1・上限50万円・空き家バンク成約+市外から転入・売買物件のみ/景観まちづくり推進事業=城内地区・曳山通りで外壁2分の1・50万円、屋根2分の1・100万円、1敷地200万円、ただし外壁の基準は「素材に自然素材(木材、漆くいなど)を使用する。」/重点区域はマンセル値で彩度4以下・「マンセル値が掲載されたカタログ」が必要・あさひ通りは対象外)/佐賀市(空き家リフォーム助成=「屋根、外壁に関する工事」・2分の1・上限100万円居住誘導区域内/新耐震基準/築20年以上/リフォーム後に住宅として利用売買で取得して自ら居住する場合のみ、3親等以内の親族から購入した場合も除外抽選で5月の1か月だけ/空き家リノベーション事業=屋根及び外壁と外構で100万円、合計200万円まで)/鳥栖市(空き家のリフォーム費用補助=「屋根、外壁等の外壁改修工事」・子育て世帯住宅は3分の2・最大80万円、地域活性化施設は最大160万円市外から転入または世帯分離で市内異動、満18歳未満の子または妊娠者がいる世帯・受付は令和8年11月30日まで/耐震改修は80%・上限115万円だが募集1件
  • 佐賀県「住まい・建物」のページを開く——耐震もアスベストも空き家対策も、ここから辿れます。申請の前に、必ずここと市町の窓口で最新の内容を確かめてください

最終確認日:2026年9月13日。受付状況や金額は年度の途中でも変わります。申請の前に必ず最新の公式ページと窓口でご確認ください。

問い合わせ先
佐賀県 県土整備部 建築住宅課(アスベスト分析費・住宅ノンアスベスト推進事業=建築指導担当
空き家の改修補助=各市町の担当課へ佐賀市唐津市鳥栖市のページに窓口を書いています)
県の住宅の耐震化=「耐震伝道師・さが」のページから

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補助が外れたときに効くのは、ここだけです

外壁塗装と固定資産税

塗り替えだけでは上がりません。耐震改修で減額される仕組みと、増改築等工事証明書のことも

全国の市を1件ずつ調べています。——助成金ガイドから、福岡県長崎県熊本県など近くの県も見られます(業者の選び方外壁塗装の費用相場)。