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【2026年度】青森県の外壁塗装に助成金は出る?——県は40市町村の表を出していて、耐震改修が載っているのは14市町村でした

塗装そのものには出ません。雪の枠に道が1つ耐震改修は23%・1,172,000円が県内の標準/八戸市だけ80%/六ヶ所村は80%・140万円+村独自10万円

県が40市町村の補助額を1枚の表にしています
「令和8年度 住宅耐震化推進事業 市町村補助上限額一覧」(令和8年5月29日作成)。担当課と電話番号つきで40行
県自身が、実施している数を数えています
表の最終行=耐震診断23市町村/耐震改修14市町村/ブロック塀14市町村40市町村のうち17は空欄です
補助率23%という珍しい数字が、県内の標準です
23%・1,172,000円。当サイトが調べた他県は2分の1・3分の2・10分の10が多く、23%は青森でよく見かけます
八戸市と六ヶ所村だけ、けた違いです
八戸市=80%・1,150,000円六ヶ所村=80%・1,400,000円、しかもブロック塀は2分の1・50万円に「村独自の補助金 100,000円」が乗ります
対象が「平成12年5月以前」に広がっています
県が「平成12年以前の旧耐震基準による住宅の耐震化を推進しています」と書いています。昭和56年で切っているのは五所川原市・つがる市・平川市・階上町の4つだけ
その制度が何件動いたかも、県が出しています
耐震改修の累計(平成26年〜令和8年3月)は平川市10戸・弘前市8戸・青森市3戸・八戸市1戸・五所川原市1戸ほかの市町村は空欄です
塗装そのものには、どの市も出しません
弘前市は「外壁・屋根の塗装工事…は補助対象外」と明記/むつ市は対象外に「耐震改修工事に併せて行う増築工事、リフォーム工事および外構工事」
ただし「雪」の枠に、外壁が入る道があります
青森市の屋根雪処理施設設置支援制度=市の見積書の参考例に「施工上必要となる屋根との取り合い部分にかかる外壁工事や補強工事の費用については見積額に含めることができます」

「青森県 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。この県は、調べ方がはっきりしています。——青森県は県内40市町村の耐震補助の額を1枚の表にまとめて公開していて、しかもその制度が何件動いたかまで別のPDFで出しています。表の最終行に県自身の集計があります——耐震診断23市町村、耐震改修14市町村、ブロック塀14市町村。40のうち17は空欄です。塗装そのものに出る制度は、県にも市にもありませんでした。ただし青森市には、雪の制度の見積書に外壁工事を入れられるという道が1つあります。順に見ていきます。

青森県内の市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——5市とも答えがちがいました。県が出している40市町村の表は、このページで全部読んでいます。

青森市八戸市弘前市むつ市平川市

塗れる月が実質7か月の県です。先に見ておくなら——やめた方がいい時期はあるか30坪だといくらか

このページの内容全14項目

先に結論——塗装には出ません。雪の枠に道が1つ

先に、はっきりしていることを書きます。青森県には、外壁の塗り替えそのものを対象にした補助がありません。県にも、当サイトが調べた4市にもです。

それどころか、市が名指しで外しているところもあります。

「外壁・屋根の塗装工事…は補助対象外」——弘前市(木造住宅耐震化のページの注記)
対象外=「耐震改修工事に併せて行う増築工事、リフォーム工事および外構工事」——むつ市

図3 青森県で外壁にお金が届く道は、雪と空き家の側にあります

青森県で外壁塗装に補助が届くかどうかの分かれ道 青森県には県が個人に交付する住宅リフォーム補助がなく、市町村の制度も耐震が中心であるため、外壁の塗り替えだけを頼む場合は0円である。弘前市は木造住宅耐震化のページで外壁・屋根の塗装工事は補助対象外と明記している。青森市の屋根雪処理施設設置支援制度は無落雪屋根への改修が対象で、市が公開している見積書の参考例に、施工上必要となる屋根との取り合い部分にかかる外壁工事や補強工事の費用については見積額に含めることができると書かれている。10万円以上400万円以内の借入に市が利子を負担し、5年以内なら無利子である。八戸市の空き家流通促進事業補助金のリフォーム枠は修繕、模様替え、改修等の工事が対象で、3分の2で最大30万円となっている。 青森県で、外壁の塗り替えにお金が届くか 2026年9月13日に県と市の公式情報で確認 塗り替えだけを頼む 県にも市にも 塗装を対象にした 制度はありません。 弘前は名指しで除外 0円 無落雪屋根に替える 青森市の雪の制度は 「屋根との取り合い 部分にかかる外壁 工事」を見積に 10万〜400万円の無利子借入 空き家バンクの家を直す 八戸市の空き家 流通促進事業は 「修繕、模様替え、 改修等の工事」 3分の2・最大30万円
出典:青森県および青森市・八戸市・弘前市・むつ市の公式ページ(2026年9月13日確認)

それでも、この県にはほかの県では見ないものがあります。この記事で押さえることは3つです。

  • 県が40市町村の補助額を1枚の表にしていて、しかも自分で数えています。耐震診断23市町村/耐震改修14市町村/ブロック塀14市町村
  • その制度が何件動いたかまで公開しています。耐震改修は12年間の累計で、いちばん多い平川市でも10戸でした
  • 雪の制度に、外壁が入る道が1つあります。青森市の見積書の参考例に、そう書かれています

県が40市町村の補助額を1枚の表にしています

青森県の「住宅・建築物の耐震化(補助制度)」のページから、「市町村一覧」というPDFが開けます。

正式な名前は「令和8年度 住宅耐震化推進事業 市町村補助上限額一覧」(令和8年5月29日作成)。40市町村ぶんが、こういう列で並んでいます。

  • 市町村名/担当課/電話番号(内線まで)
  • 木造戸建て住宅=補助対象(~平成12年5月 or ~昭和56年5月)/耐震診断の実施市町村/耐震改修費の補助率と補助額
  • ブロック塀=補助率と補助額

そして最終行に、県自身の集計があります。

図1 青森県40市町村のうち、制度を持っている数(県自身の集計)

青森県内で住宅耐震化推進事業を実施している市町村の数 青森県が公開している令和8年度住宅耐震化推進事業市町村補助上限額一覧の最終行には、県自身の集計が載っている。県内40市町村のうち、木造戸建て住宅の耐震診断を実施しているのは23市町村、耐震改修費の補助額が記載されているのは14市町村、ブロック塀の補助があるのは14市町村である。残る17市町村は担当課と電話番号だけが書かれていて、補助の欄は空欄になっている。 23 耐震診断 14 耐震改修 14 ブロック塀 17 どれも空欄 市町村の数(全40市町村)
出典:青森県「令和8年度 住宅耐震化推進事業 市町村補助上限額一覧」(令和8年5月29日作成・2026年9月13日確認)
23市町村/14市町村/14市町村(左から 耐震診断・耐震改修・ブロック塀)

——40市町村のうち、17は空欄です。担当課と電話番号だけが書かれていて、補助の欄には何も入っていません。

「空欄=何も無い」と断定はしません。この表は住宅耐震化推進事業(国の「住宅・建築物安全ストック形成事業」を活用したもの)の一覧なので、ここに載らない制度を町村が別に持っている可能性はあります。ただし耐震の枠については、県が「無い」と整理しているということです。山梨県(27市町村PDF)や石川県(19市町300行エクセル)と同じで、県の一覧は探すための道具であって、答えそのものではありません。

その制度が何件動いたかも、県が出しています

ここが青森県のいちばん珍しいところです。——制度の「額」だけでなく、「実際に何件使われたか」を県が別のPDFで公開しています。

名前は「木造住宅耐震化に向けた県内の取組状況」

市町村耐震診断(平成19〜令和8年3月の累計・戸)耐震改修(平成26〜令和8年3月の累計・戸)ブロック塀(令和2〜・件)
八戸市136113
弘前市78843
青森市66319
平川市19108
三沢市175
黒石市160
十和田市60
むつ市42
板柳町41
五所川原市114
藤崎町・大鰐町各1藤崎1・大鰐0

耐震改修は、12年ぶんの累計で平川市の10戸が最多です。——人口がいちばん多い青森市で3戸、八戸市で1戸。「制度はあるが、ほとんど動いていない」ということが、県の数字で見えます。

これは、読む側にとって2つの意味があります。

  • 枠が小さい。実際に八戸市募集1戸で抽選(市が抽選結果を公開していて、耐震診断は7件の申込に対し当選2件)、むつ市募集1戸青森市1戸程度でした
  • 診断と改修の差が大きい。八戸市は診断136戸に対して改修1戸。診断までは進むが、そこから工事に進む人は少ない——補助率23%では自己負担が大きすぎる、という読み方ができます

診断を受けること自体には意味があります。改修に進まなくても、自分の家がどのくらい危ないかが分かるからです。そして塗り替えの前に建物全体を見てもらえるのは、塗るか直すかの判断そのものに効きます。多くの市町村で診断の自己負担は14,000円(総額186,000円のうち)でした。

八戸市と六ヶ所村だけ、けた違いです

40行を1行ずつ読むと、補助率がほぼ全部「23%」で揃っています。そのなかで2つだけ違いました。

図2 耐震改修の補助上限額(万円)

青森県内の市町村別の耐震改修費の補助上限額 青森県内で耐震改修費の補助額が公表されている14市町村のうち、六ヶ所村が補助率80パーセントで140万円と最も高い。青森市、弘前市をはじめとする多くの市町村は補助率23パーセントで1,172,000円である。八戸市は補助率80パーセントだが上限額は1,150,000円、階上町は補助率23パーセントで1,004,000円となっている。補助率は八戸市と六ヶ所村だけが80パーセントで、他はすべて23パーセントである。 140 六ヶ所村 117.2 青森・弘前ほか11市町村 115 八戸市 100.4 階上町 上限額(万円)/補助率が80%なのは八戸市と六ヶ所村だけ
出典:青森県「令和8年度 住宅耐震化推進事業 市町村補助上限額一覧」(2026年9月13日確認)
市町村補助率上限額ブロック塀
六ヶ所村80%1,400,000円2分の1・500,000円「村独自の補助金 100,000円」
八戸市80%1,150,000円3分の2・240,000円
青森市弘前市・黒石市・三沢市・むつ市・つがる市・平川市・藤崎町・野辺地町・東北町・三戸町 ほか23%1,172,000円3分の2・240,000円(青森市だけ120,000円
階上町23%1,004,000円

同じ県内で、補助率が23%と80%に分かれます。——1,000万円の耐震改修なら、23%で230万円(上限で117万2千円)、80%で800万円(上限で115万円)。上限があるので受け取る額は近くなりますが、小さい工事では差が大きく出ます。たとえば工事費150万円なら、23%で34万5千円、80%で120万円です。

弘前市と五所川原市には、表にもう1行あります。——「除却の場合:200,000円」。直すのではなく壊す選択にも、20万円が用意されているということです。塗るか、直すか、壊すか。築年数の古い家では、この3つを並べて考える場面があります。

対象が「平成12年5月以前」に広がっています

耐震の補助は、多くの県で「昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅」を対象にしています。1981年の新耐震基準が境目だからです。

青森県は、そこが違います。

「青森県では、県内にある平成12年5月以前に建てられた建築物の耐震診断・耐震改修を促進するため…」——青森県 建築住宅課

平成12年(2000年)5月。——昭和56年より19年ぶん新しい家まで入ります。2000年の建築基準法改正で、木造住宅の接合部や地盤調査の規定が強化されたので、そこを境目にしている、という設計です。

40市町村の表で数えると、「~昭和56年5月」で切っているのは4つだけでした——五所川原市・つがる市・平川市・階上町。ほかの実施市町村は「~平成12年5月」です。

これは大きい話です。——昭和56年で切られていると「うちは平成築だから関係ない」と思って終わりますが、青森県では平成12年5月までの家が対象です。外壁塗装を考える築25年前後の家は、ちょうどこの範囲に入ります。当サイトではむつ市弘前市のページでも同じことを書いています。自分の家の建築年を、一度確かめてください。

雪の制度に、外壁が入る道があります

ここが、当サイトが青森で見つけたなかでいちばん実用的な一行です。

青森市には屋根雪処理施設設置支援制度があります。無落雪屋根への改修などに対して、10万円以上400万円以内の借入の利子を市が負担する仕組みで、5年以内の返済なら無利子です。

その制度で、市が見積書の参考例を公開しています。そこにこう書かれていました。

「施工上必要となる屋根との取り合い部分にかかる外壁工事や補強工事の費用については見積額に含めることができます」——青森市

「外壁工事」という言葉が、はっきり入っています。——ただし「屋根との取り合い部分」に限られます。外壁を全面塗り替える費用が入るわけではありません。屋根を無落雪に替えるとき、その際に必要になる外壁側の工事のことです。

それでも、読む価値があります。——屋根を替えるなら、どのみち足場を組みます。そのときに外壁も一緒に塗るなら、足場代は一度で済む。取り合い部分の費用が制度に乗るなら、残りの塗装費だけを自己負担すればいい。「雪の工事のついでに塗る」という順番が、この市では成り立ちます。

もう1つの道が八戸市空き家流通促進事業補助金です。リフォーム枠は3分の2・最大30万円で、市の言葉は「修繕、模様替え、改修等の工事」。工事の種類を絞っていないので、外壁塗装が入る余地があります。ただし空き家バンク登録物件を買い、入居前に工事することが条件で、募集は5月の3週間だけでした。

青森県のリフォーム補助金——県が持っている制度を、全部並べます

「青森県 リフォーム 補助金」で探すと、市町村のページと業者のページが混ざります。県が自分で出しているものだけを見ます。

県の施策中身塗り替えとの関係
住宅・建築物の耐震化市町村と協調。県が40市町村の一覧と取組状況を公開。耐震診断マニュアル・改修マニュアル・2015年改訂 青森県木造住宅耐震診断シート(伝統的構法版もあり)・耐震改修ガイドブック(市町村窓口で無料配布)塗装は対象経費に入りません
リフォさぽ青森(リフォームさぽーと青森)リフォームに関する情報へのリンクを県がまとめたもの。住宅リフォームガイドブックへのリンクも情報のまとめで、お金が出る制度ではありません
あおもりGX住宅ビルダーズ県独自の高気密・高断熱住宅基準「あおもりGX住宅」の普及。2035年に県内新築戸建の50%、そのうち断熱等級5以上を100%という目標新築が中心。ただし県は「住宅の新築、リフォーム、ファイナンシャルプランなど、青森県での住まいに関する相談先としても活躍しています」と書いています
青森県木造住宅耐震診断員名簿6地域(東青・中南・三八・西北・上北・下北)に分けて公開(令和7年度更新)診断してくれる人を自分で探せます

——県が個人に直接出すリフォーム補助は、見当たりませんでした。これは山梨県石川県香川県と同じ形です。県は市町村を支える側に回っていて、住民の窓口は市町村になります。

「家の外から補強できる工法」なら、足場が一度で済みます

県のページに、見落とされやすい項目があります。低コスト工法です。

「低コスト工法とは、既存の天井や床を最小限の解体で補強できる工法や、家の外から補強できる工法のことです。これらの工法を採用することにより、天井や床の復旧工事が不要となったり、工期を短縮できること等により、工事費を抑えることができます。」——青森県

「家の外から補強できる工法」——ここが、外壁塗装と直接つながります。

外から補強するなら足場が要ります。外壁塗装にも足場が要ります。同じ足場で両方やれば、足場代が一度で済む。——外壁塗装の見積もりで足場が占める割合は小さくないので、ここは実際の金額に効きます(見積書の内訳の読み方)。

ただし、補助が出るのは耐震の部分だけです。むつ市が対象外に「耐震改修工事に併せて行う…リフォーム工事」と書いているとおりで、塗装費まで補助に乗せることはできません。乗るのは「足場を一度で済ませる」という段取りの得だけです。それでも、見積もりの段階で業者に相談する価値はあります。

県が紹介している低コスト工法のPR動画は、リンク先が「香川県住宅耐震ポータルサイト」でした。——耐震の工法は全国で共有されていて、雪国の青森が、雨の少ない香川県の資料を使っている。制度は県ごとでも、技術の情報は行き来しています。

市の答え——県内5市を1件ずつ調べました

5市とも答えがちがいました。

青森市——塗装単独は対象外。ただし1つ道が

市の住宅リフォーム助成は平成25年度を最後に確認できません。唯一の入口が屋根雪処理施設設置支援制度で、見積書の参考例に「屋根との取り合い部分にかかる外壁工事」が明記。ブロック塀は3分の2・12万円(9月30日まで・5件程度)。

八戸市——空き家バンクなら道がある

塗装そのものへの補助はありません。空き家流通促進事業補助金のリフォーム枠が3分の2・最大30万円で「修繕、模様替え、改修等の工事」。耐震は「抽選」で、市が結果まで公開(耐震診断は7件の申込に対し当選2件)。

弘前市——出ません(市が明記)

耐震のページの注記に「外壁・屋根の塗装工事…は補助対象外」。断熱改修も熱伝導率0.052以下が条件で、塗料では届きません。お城まわり地区は10平方メートルを超えると届出(事前協議も)。

むつ市——出ません(対象外に名指し)

対象外に「耐震改修工事に併せて行う増築工事、リフォーム工事および外構工事」。募集戸数は耐震改修1戸・ブロック塀1件。対象は平成12年5月31日以前で、補助率は100分の23という書き方です。

平川市——塗装には出ません

住まいの補助は9本で、塗装を対象にしたものはありません。ただし「平川市の生け垣を守り育てる条例」があり、塀を壊して生け垣にすると取り壊し1メートル5千円+新設1メートル4千円。耐震改修の累計10戸は県内1位ですが、募集は2件の先着順です。

外壁塗装と固定資産税

塗り替えだけでは上がりません。耐震改修で減額される仕組みと、増改築等工事証明書のことも

4市に共通するのは「枠の小ささ」です。——八戸1戸(抽選)、むつ1戸、青森1戸程度。制度の有無より、その年に自分が入れるかどうかのほうが問題になります。だから「補助を待って塗り替えを先送りする」判断は、青森ではおすすめしません。

どこにも当てはまらないとき

青森では、これがほとんどの方の答えになります。

そのとき動かせるのは、塗る時期と会社の選び方だけです。そして青森では、この2つが他県より大きく効きます。

塗れる月が限られているからです。——塗料には施工できる気温の下限があり、多くの製品が5℃未満では塗らないようにと書いています。弘前市のページでは、月平均気温が5度を超えるのは4〜11月、雨が少ないのは4・5・6月という数字を出しました。実質7か月、そのうち条件がいいのは春先ということになります。

だから聞いてほしいのは、この3つです。

  • 「今年中に終わりますか。無理なら来春のいつからですか」——雪が降る前に終わらない工程を組む会社には、理由を聞いてください
  • 「雪で傷むのはどの面ですか」——積もった雪が滑る面、つららが下がる面、風が当たる面。面ごとに答えが返ってくるなら、この土地で塗っています
  • 「耐震診断と一緒に足場を使えますか」——外から補強する工法なら、段取り次第で足場が一度で済みます

まだ頼む会社が決まっていないなら、一括見積もりサービスから入るのが手早いです。紙が届いたら、数字を4つ探してください。外壁の平方メートル数、屋根の平方メートル数、塗料の商品名と缶数、足場の平方メートル数と単価。この4つが並んでいる紙どうしなら、金額の差がどこから来たのかを追えます。

青森なら、5つ目に工期の欄を見てください。着工から完了までの日数が書いていない見積書は、雪の前に終わる保証がありません。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

青森県から外壁塗装の助成金は出ますか。

県が個人に直接出す住宅リフォームの補助は見当たりませんでした。県の建築住宅課が持っているのは、住宅・建築物の耐震化(市町村と協調)、あおもりGX住宅ビルダーズ、リフォさぽ青森(情報のまとめ)などです。塗装そのものを対象にした制度は、県にも当サイトが調べた4市にもありませんでした。

県が市町村の補助を一覧にしていると聞きました。

青森県「住宅・建築物の耐震化(補助制度)」のページから、「市町村一覧」というPDFで開けます。正式な名前は「令和8年度 住宅耐震化推進事業 市町村補助上限額一覧」(令和8年5月29日作成)で、40市町村ぶんの担当課・電話番号・補助対象・耐震診断の実施状況・耐震改修費の補助率と補助額・ブロック塀の補助率と補助額が並んでいます。

その表で、何市町村が制度を持っているのですか。

表の最終行に県自身の集計が載っています。耐震診断が23市町村、耐震改修が14市町村、ブロック塀が14市町村です。40市町村のうち17は、担当課と電話番号だけで補助の欄が空欄でした。

耐震改修はいくらまで出ますか。

県内の標準は補助率23パーセント・1,172,000円です。例外が3つあり、八戸市は80パーセント・1,150,000円、六ヶ所村は80パーセント・1,400,000円、階上町は23パーセント・1,004,000円です。弘前市と五所川原市には「除却の場合:200,000円」という行も付いています。

補助率23パーセントというのは珍しくないですか。

珍しい部類です。当サイトが調べてきた他県では2分の1、3分の2、10分の10という書き方が多く、23パーセントという数字は青森県内でよく見かけます。むつ市は「100分の23」という書き方をしています。

六ヶ所村だけ条件がいいのはなぜですか。

理由は市町村一覧には書かれていません。表に載っているのは事実だけで、耐震改修が80パーセント・1,400,000円、ブロック塀が2分の1・500,000円、さらに「村独自の補助金 100,000円」という行があります。判断の根拠は村に聞いてください。

対象になる家の年代はいつですか。

県は「平成12年以前の旧耐震基準による住宅の耐震化を推進しています」と書いていて、多くの市町村が「~平成12年5月」で切っています。昭和56年5月で切っているのは五所川原市・つがる市・平川市・階上町の4つでした。平成12年までなら、昭和56年の基準より20年ぶん広くなります。

その制度は、実際に使われているのですか。

県が「市町村取組状況」というPDFで件数を出しています。耐震改修の累計(平成26年度〜令和8年3月)は平川市10戸、弘前市8戸、青森市3戸、八戸市1戸、五所川原市1戸で、ほかの市町村は空欄でした。耐震診断の累計(平成19年度〜)は八戸市136戸、弘前市78戸、青森市66戸、平川市19戸、三沢市17戸、黒石市16戸です。

外壁塗装に使える道はまったくないのですか。

当サイトが調べた範囲では、雪と空き家の2つに道がありました。青森市の屋根雪処理施設設置支援制度は無落雪屋根への改修が対象で、市の見積書の参考例に「施工上必要となる屋根との取り合い部分にかかる外壁工事や補強工事の費用については見積額に含めることができます」と書かれています。八戸市の空き家流通促進事業補助金のリフォーム枠は「修繕、模様替え、改修等の工事」が対象で、3分の2・最大30万円です。

青森市の雪の制度は、補助金ですか。

補助金ではなく利子の負担です。10万円以上400万円以内の借入に対して市が利子を負担する仕組みで、5年以内の返済なら無利子になります。取扱金融機関は5つで、受付は通年です。くわしくは青森市のページにまとめています。

弘前市とむつ市は、はっきり出ないのですか。

両市とも市が自分で書いています。弘前市は木造住宅耐震化のページの注記に「外壁・屋根の塗装工事…は補助対象外」。むつ市は対象外に「耐震改修工事に併せて行う増築工事、リフォーム工事および外構工事」と挙げていて、外壁塗装はリフォーム工事にあたるので、耐震と一緒でも対象になりません。

「低コスト工法」というのは何ですか。

県が紹介している耐震補強の工法で、「既存の天井や床を最小限の解体で補強できる工法や、家の外から補強できる工法」のことです。天井や床の復旧工事が不要になったり工期が短くなることで、工事費を抑えられます。外から補強する工法なら足場が要るので、外壁塗装と時期を合わせると足場代が一度で済む可能性があります。見積もりの段階で業者に相談してみてください。

耐震診断をしてくれる人は、どう探せばいいですか。

県が「青森県木造住宅耐震診断員名簿」を6つの地域に分けて公開しています。東青地域(青森市、平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町)、中南地域(弘前市、黒石市、平川市ほか)、三八地域(八戸市、三戸町ほか)、西北地域(五所川原市、つがる市ほか)、上北地域(十和田市、三沢市ほか)、下北地域(むつ市、大間町ほか)です。令和7年度更新版が県のページから開けます。

市町村に電話するとき、何を聞けばいいですか。

3つです。1つめ「外壁の塗装だけの工事は、対象になる制度がありますか」。2つめ「今年度の募集はもう終わっていますか。枠は何件ですか」。3つめ「雪の制度や空き家の制度で、外壁が対象に入るものはありますか」。青森では2つめが特に大事で、八戸市は募集1戸で抽選、むつ市も募集1戸、青森市も1戸程度でした。

参考にした情報

下に挙げたページとPDFは、2026年9月13日にすべて直接開いて中身を読んでいます。市町村一覧のPDFは40行を1行ずつ確認しました。補助は予算の範囲内で、年度の途中でも条件が変わります。数字を使う前に、必ず市町村の担当課へ電話で確かめてください。

  • 青森県「住宅・建築物の耐震化(補助制度)」(県土整備部 建築住宅課/2026年5月29日更新・2026年9月13日確認)——「青森県では、大規模地震での建築物崩壊による人的被害の軽減を図るため、平成12年以前の旧耐震基準による住宅の耐震化を推進しています。」「下記市町村では、国土交通省所管『住宅・建築物安全ストック形成事業』を活用し、木造住宅の耐震診断及び耐震改修を実施しており…」/公開しているPDFは市町村一覧・市町村取組状況・耐震診断・耐震改修・ブロック塀等耐震改修の5つ
  • 青森県「令和8年度 住宅耐震化推進事業 市町村補助上限額一覧」(PDF)令和8年5月29日作成・2026年9月13日確認)——40市町村の担当課・電話番号(内線まで)・補助対象・耐震診断の実施・耐震改修費の補助率と補助額・ブロック塀/最終行の県の集計=耐震診断23市町村/耐震改修14市町村/ブロック塀14市町村八戸市=80%・1,150,000円六ヶ所村=80%・1,400,000円、ブロック塀2分の1・500,000円、「村独自の補助金 100,000円」階上町=23%・1,004,000円弘前市・五所川原市に「除却の場合:200,000円」青森市のブロック塀だけ120,000円(他は240,000円)/「~昭和56年5月」は五所川原市・つがる市・平川市・階上町の4つ、ほかは「~平成12年5月」
  • 青森県「木造住宅耐震化に向けた県内の取組状況」(PDF)2026年9月13日確認)——耐震改修(平成26〜令和8年3月の累計)=平川市10戸・弘前市8戸・青森市3戸・八戸市1戸・五所川原市1戸、ほかは空欄耐震診断(平成19〜令和8年3月の累計)=八戸市136・弘前市78・青森市66・平川市19・三沢市17・黒石市16・十和田市6・むつ市4・板柳町4・五所川原市1・藤崎町1・大鰐町1ブロック塀(令和2〜)=弘前市43・青森市19・八戸市13・平川市8・三沢市5・五所川原市4・つがる市4・むつ市2・藤崎町1・板柳町1
  • 青森県「住宅・建築物の耐震化」(建築住宅課 017-734-9693/2026年8月25日更新・2026年9月13日確認)——「県内にある平成12年5月以前に建てられた建築物の耐震診断・耐震改修を促進するため…」青森県木造住宅耐震改修ガイドブック(県内各市町村建築担当部局窓口で無料配布)/2015年改訂 青森県木造住宅耐震診断シート(通常版・伝統的構法版・補強シート・マニュアル)/低コスト工法=「既存の天井や床を最小限の解体で補強できる工法や、家の外から補強できる工法」(PR動画のリンク先は香川県住宅耐震ポータルサイト)/青森県耐震改修促進計画(令和8年3月改定)/青森県木造住宅耐震診断員名簿東青・中南・三八・西北・上北・下北の6地域で公開(令和7年度更新・令和8年3月11日時点)/所管行政庁は青森県017-734-9693・青森市017-761-4526・弘前市0172-40-7053・八戸市0178-43-9137
  • 青森県「リフォさぽ青森(リフォームさぽーと青森)」(建築住宅課/2026年6月8日更新・2026年9月13日確認)——「リフォームに関する様々な情報へのリンクを『リフォさぽ青森』としてまとめました。」住宅リフォームガイドブック(令和6年度版)へのリンク
  • 青森県「あおもりGX住宅ビルダーズ」(建築住宅課/2026年9月11日更新・2026年9月13日確認)——県独自の高気密・高断熱住宅基準「あおもりGX住宅」の普及/目標は2035年に県内新築戸建住宅着工数の割合50%、そのうち断熱等級5以上100%・等級6以上50%「住宅の新築、リフォーム、ファイナンシャルプランなど、青森県での住まいに関する相談先としても活躍しています」
  • 各市の一次情報は、それぞれのページにまとめています——青森市(屋根雪処理施設設置支援制度=10万円以上400万円以内の借入の利子を市が負担・5年以内なら無利子/見積書の参考例に「施工上必要となる屋根との取り合い部分にかかる外壁工事や補強工事の費用については見積額に含めることができます」)/八戸市(空き家流通促進事業補助金=3分の2・最大30万円「修繕、模様替え、改修等の工事」耐震は抽選で、耐震診断は7件の申込に対し当選2件)/弘前市「外壁・屋根の塗装工事…は補助対象外」/断熱改修は熱伝導率0.052以下/お城まわり地区は10平方メートル超で届出)/むつ市(対象外に「耐震改修工事に併せて行う増築工事、リフォーム工事および外構工事」募集戸数1戸100分の23
  • 青森県 建築住宅課のページを開く——耐震化の一覧も取組状況も診断員名簿も、ここが出しています。申請の前に、必ずここと市町村の窓口で最新の内容を確かめてください

最終確認日:2026年9月13日。受付状況や金額は年度の途中でも変わります。申請の前に必ず最新の公式ページと窓口でご確認ください。

問い合わせ先
青森県 県土整備部 建築住宅課/〒030-8570 青森市長島一丁目1番1号
耐震化・診断員名簿=017-734-9693/所管行政庁=青森市 017-761-4526/弘前市 0172-40-7053/八戸市 0178-43-9137
そのほかの市町村は、県の「市町村補助上限額一覧」に担当課と電話番号(内線まで)が載っています

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