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【2026年度】八戸市の外壁塗装に使える補助金
塗装だけでは出ません空き家バンク物件の購入者なら、リフォーム補助が届く可能性があります
- 塗装は
- 八戸市に外壁塗装そのものを対象にした補助はありません(2026年9月3日時点)
- 抜け道
- 空き家流通促進事業補助金のリフォーム枠は3分の2・最大30万円。市の言葉で「修繕、模様替え、改修等の工事」が対象です
- 条件
- 空き家バンク登録物件を買い、入居前に工事すること。ここが外れると使えません
- 耐震
- 木造住宅耐震改修支援事業は80パーセント・最大115万円。ただし募集1戸・抽選で、令和8年度は締切済みです
- 抽選の実数
- 市が公開した抽選結果では、耐震診断は7件の申込に対し当選2件でした
八戸市で「外壁塗装 助成金」を調べてこのページに来た方へ。——結論から言うと、外壁塗装そのものに出る補助金は八戸市にはありません。ただし八戸市には、他の市ではあまり見ない特徴が2つあります。ひとつは、住宅の補助が「抽選」であること。もうひとつは、市が抽選の結果を番号入りで公開していることです。だから「何件申し込んで、何件当たったか」がはっきり分かります。——そしてもう1本、塗装費が届くかもしれない道が残っています。空き家バンクの物件を買った人向けのリフォーム補助です。順番に見ていきます。
青森県内の5市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——八戸市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。県が40市町村の補助額を1枚にした表は青森県のまとめで全部読んでいます。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全15項目
- 先に結論——塗装単体には出ない。ただし道は1本ある
- 八戸の耐震補助は「抽選」です。しかも結果が公開されています
- 耐震診断は自己負担14,000円。総額186,000円のうち172,000円が公費
- 耐震改修は80パーセント・最大115万円。ただし募集は1戸
- 建替えも対象。ただし省エネ基準に合わない建替えは外れます
- ブロック塀は3分の2・上限24万円。「避難路沿道」が条件です
- 空き家バンク物件なら、塗装費が届くかもしれません
- 募集は5月の3週間だけ。動く月が決まっています
- 全部に共通する条件が3つあります
- 出ないものを、先に
- 動く順番を、月で区切ると
- 対象外だった方へ——八戸の家で見るところ
- 国の補助金なら使えますか
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——塗装単体には出ない。ただし道は1本ある
八戸市が住宅向けに持っている補助を並べると、こうなります。2026年9月3日に市の公式ページを直接開いて確認しました。
| 制度 | 補助額 | 外壁塗装は |
|---|---|---|
| 木造住宅耐震診断支援事業 | 自己負担14,000円(総額186,000円) | 対象外 |
| 木造住宅耐震改修支援事業 | 80パーセント・最大115万円 | 対象外 |
| 危険ブロック塀等安全対策支援事業 | 3分の2・上限24万円 | 対象外(塀のみ) |
| 空き家流通促進事業補助金 | 3分の2・最大30万円 | 入りうる |
| 住宅用自家消費型太陽光発電設備等支援事業費補助金 | 設備が対象 | 対象外 |
塗装だけを理由に申請できる制度は、八戸市にはありません。耐震改修支援事業は明確に、「耐震改修工事以外の増築、リフォーム工事等。」と「建替え工事以外の建築工事及び外構工事等。」を補助対象外にしています。外壁の塗り替えはここに当たります。
ただし最後の1行、空き家流通促進事業補助金だけは扱いが違います。詳しくは後半の章で書きますが、ここだけは工事の名前ではなく「住宅の機能を維持もしくは向上させるための修繕」という書き方をしています。塗装が入りうるのは、この一文があるからです。
それから、八戸市を調べるときに絶対に外せない話があります。金額より先に、当たるかどうかの話です。
八戸の耐震補助は「抽選」です。しかも結果が公開されています
当サイトは100を超える市区町村の助成金を調べてきましたが、抽選の結果を番号付きで公表している市は、ほとんどありません。八戸市はそれをやっています。
市は「令和8年度八戸市耐震関係支援事業公開抽選会」という案内を出し、こう書いています。「募集期間内に申し込みいただいた方を対象に、以下のとおり公開抽選を行います。申込者の参加の有無は問いません。」——令和8年度は6月12日の午後1時30分、YSアリーナ八戸の1階中会議室2で行われました。
そして、結果表が公開されています。中身はこうでした。
| 制度 | 結果表に並んだ番号 | 当選 |
|---|---|---|
| 木造住宅耐震診断支援事業 | 7件 | 2件 |
| 危険ブロック塀等安全対策支援事業 | 4件 | 2件 |
耐震診断は、7件申し込んで当たったのが2件です。5件は外れています。ブロック塀も4件のうち2件。「制度がある」ことと「使える」ことは、八戸市では別の話です。
ここを読み違えないでください。——申込件数が7件というのは、八戸市で耐震診断を受けたい人が7人しかいなかった、という意味ではありません。募集が2戸だと知っていて申し込んだ人が7人いた、という意味です。そして5人は、その年は動けませんでした。
外壁塗装を考えている方にとって、この事実の意味は単純です。「補助が当たったら塗装も一緒にやろう」という計画は、八戸市では立てないほうがいい。——耐震改修に至っては募集が1戸です。塗装の時期を補助の抽選に預けると、外れた年の分だけ、外壁は劣化したまま置かれます。
塗装の見積もりは、抽選の結果を待たずに取れます。金額を先に知っておけば、当たっても外れても動けます(見積もりの取り方/外壁塗装の相場)。
耐震診断は自己負担14,000円。総額186,000円のうち172,000円が公費
八戸市木造住宅耐震診断支援事業は、市が耐震診断員を派遣する形の制度です。自分で業者を探す必要がありません。
費用は市の説明どおりに書くと、「1戸あたり14,000円の自己負担となります。」そして「(耐震診断費用総額186,000円のうち、172,000円を国、県、八戸市で負担します。)」——18万円台の診断を、1万4千円で受けられるという制度です。延べ床面積が200平方メートルを超える場合は個人負担が増えます。
対象になる住宅の条件は4つです。
- 「平成12年5月31日以前に建築され、原則として、同年6月以降に増改築されていないもの。」
- 「一戸建ての専用住宅または併用住宅で、地上階数が2以下のもの。」
- 「在来軸組構法又は伝統的構法によって建築された木造住宅であること。」
- 「過去に、この支援事業に基づく耐震診断を受けていない住宅であること。」
2000年6月より後に建った家は、この時点で外れます。2000年5月末という区切りは、建築基準法が木造住宅の接合部などを強化した時期に合わせたものです。八戸市は「原則として、同年6月以降に増改築されていない」という条件まで付けていますので、増築歴のある家は事前に相談したほうが早いです。
募集件数は2戸(抽選)。申込期間は令和8年5月7日から5月29日まででした。市は「また、募集期間中に募集戸数に達しない場合は、期間を延長して先着順に申請を受け付けます。」とも書いていますが、令和8年度は7件の申込があったので、延長は発生しませんでした。
耐震改修は80パーセント・最大115万円。ただし募集は1戸
診断で倒壊の危険があると判定されたあとに使えるのが、八戸市木造住宅耐震改修支援事業です。補助額は「補助対象経費の80パーセント(最大115万円)」。——補助率80パーセントは、全国的に見ても高い水準です。
ただし募集件数は1戸(抽選)。募集期間は同じく令和8年5月7日から5月29日までで、「令和9年1月までに工事を完了し、2月末までに実績報告書の提出が必要です。」という締切も付いています。
対象住宅の条件は診断とほぼ同じですが、2つ追加があります。
- 「所有者もしくは配偶者または二親等内の親族が、居住または居住予定であるもの」——空き家のままでは使えません
- 「建築士が行った耐震診断により、倒壊の危険性があると判断されたもの。」——診断が先です
そして注意したいのが、診断方法によって使える工事が変わるという表です。市はこう分けています。
| 診断の方法 | 耐震改修工事 | 建替え工事 |
|---|---|---|
| 八戸市木造住宅耐震診断支援事業による耐震診断 | ○ | ○ |
| 誰でもできるわが家の耐震診断 | × | ○ |
| 旧耐震基準の木造住宅の除却における容易な耐震診断調査票 | × | ○ |
簡易診断でも建替えなら使えるが、改修工事には使えない。——ここは見落としやすい分岐です。改修で補助を受けたいなら、市の診断支援事業の抽選に当たっておく必要があります。つまり2年がかりになる可能性があります。
もうひとつ、「市、県及び国の他の制度に基づく耐震改修工事又は建替え工事に関する補助金等の交付を受けた工事又は受ける予定の工事。」は対象外です。国の補助と重ねる形は取れません。
建替えも対象。ただし省エネ基準に合わない建替えは外れます
八戸市の耐震改修支援事業でめずらしいのは、建替えの対象外条件に省エネが入っている点です。市は補助対象外の工事として、こう書いています。
建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律(平成27年法律第53号。以下「建築物省エネ法」という。)第2条第1項第3号に規定する建築物エネルギー消費性能基準に適合しないものに該当する建替え工事。
耐震の補助なのに、省エネ性能が足りないと出ない。——建て替えを検討している方は、設計の段階でハウスメーカーに確認してください。着工してから気づいても戻せません。
同じく対象外として、土砂災害特別警戒区域、災害危険区域、地すべり防止区域と重複する区域に建てる建替えも挙げられています。八戸市は海沿いと丘陵が混ざる地形なので、区域の確認は早めがいいです。
そして基本の1行、「補助金の交付決定前に着手した工事。」は対象外。先に工事を始めた時点で、補助はなくなります。これは八戸市に限らず全国共通です。
ブロック塀は3分の2・上限24万円。「避難路沿道」が条件です
八戸市危険ブロック塀等安全対策支援事業は、令和元年8月に創設された制度です。対象になる工事は3つに分かれています。
- 「耐震改修:建築士などの専門家の設計により行われるブロック塀等の耐震改修工事。」
- 「建替え:ブロック塀等を撤去し、軽量なフェンスを設置する工事。」
- 除却:ブロック塀等の全部又は一部を取り除く工事。
撤去して終わりでなく、フェンスへの作り替えまで見てくれるのは助かる作りです。ただし対象になる塀の条件が厳しめです。
- 避難路の沿道にあること——津波避難計画図の避難路、土砂災害ハザードマップの避難路、避難所への経路となる国道・県道・市道など
- 「建築士、ブロック塀診断士などの専門家又は施工業者による耐震診断の結果、不適合な項目があり、倒壊の危険性があると判断されたもの。」
- 「道路面からの高さが1メートル以上(基礎を含む。)であるもの。」
補助額は、工事費と「1メートル当たり80,000円を補助対象塀の総延長に乗じて得た額」の低いほうに3分の2を掛け、上限24万円(1,000円未満切り捨て)。塀の一部だけを除却する場合は、残る高さが1メートル未満になることが条件です。
避難路かどうかは自分で判断せず、八戸市津波避難計画・土砂災害ハザードマップ・八戸市公開地理情報システムで確認するか、建築指導課に聞いてください。市も「市道であっても法第42条第1項第1号でない場合もあります」と注意書きを添えています。
空き家バンク物件なら、塗装費が届くかもしれません
ここが、八戸市で外壁塗装に補助が届きうる唯一の道です。八戸市空き家流通促進事業補助金のリフォーム枠。
補助対象経費の書き方が、他の制度と違います。
市街化区域内の住宅の機能を維持もしくは向上させるための修繕、模様替え、改修等の工事に要する経費。ただし、当該空き家に係る売買契約締結後、入居前にリフォーム・リノベーションする工事に限る。
工事の名前ではなく、目的で書かれています。外壁の塗り替えは「住宅の機能を維持する修繕」に当たりうる工事です。ただし当サイトが対象と保証できるものではありません。——見積書を持って、都市政策課(空き家対策グループ 0178-43-2824)に事前に確認してください。
補助額は補助対象経費の3分の2。上限は区域で変わります。
| 区分 | 上限 |
|---|---|
| 市街化区域のうち居住誘導区域 | 1戸あたり30万円 |
| その他の区域 | 1戸あたり20万円 |
| 子育て世帯の加算 | それぞれに10万円を加算 |
条件は厳しいです。八戸市空き家バンクに登録されている物件で、売買契約が締結されている住宅であること。購入者は「補助対象空き家に住所を移し、10年以上引き続いて居住する意思を有するものであること」。そして入居前の工事に限られます。
期限は2つあります。受付は令和8年5月7日から令和9年1月29日までですが、リフォーム・リノベーション工事は令和8年12月11日までで、申請額が予算に達した時点で終わる先着順です。さらに書類の提出期日が「売買契約締結の日から90日以内かつ事業実施前」と決まっています。買ってから3か月以内に、工事を始める前に出す、ということです。この補助を受けたリフォームには、青森みちのく銀行・青い森信用金庫の融資で金利の優遇も用意されています(所定の審査あり)。
つまり、こういう方だけの制度です。——八戸市の空き家バンクで家を買い、住み始める前に外壁を塗り直したい方。いま住んでいる自宅の塗り替えには、この補助は使えません。該当しない方は、最後の章へ進んでください。
なお同じ空き家関係では、危険空き家等除却事業補助金(老朽空き家の解体)や、空き家の活用に関する融資の金利優遇もあります。塗装とは直接つながりませんが、実家の処分を考えている方は見ておく価値があります。
募集は5月の3週間だけ。動く月が決まっています
八戸市の耐震関係は、年間を通じて受け付けている制度ではありません。令和8年度の日程を並べると、こうなります。
| 時期 | できること |
|---|---|
| 通年 | 相談(市は「年間を通して相談を受付しております。」と明記) |
| 5月7日〜5月29日 | 耐震診断・耐震改修・ブロック塀の申込 |
| 6月12日 | 公開抽選会 |
| 抽選後 | 当選者は追加書類を提出、派遣決定通知 |
| 翌年1月末 | 工事完了の期限 |
| 翌年2月末 | 実績報告書の提出期限 |
この日程を外すと、次は1年後です。ただし相談だけは通年で受け付けています。「耐震診断のこと、耐震診断員の派遣について、ご質問、ご相談がありましたら、お気軽に窓口や下記連絡先へお問合せください。」と書かれているので、次年度を狙うなら秋のうちに一度話しておくと、5月に慌てずに済みます。
全部に共通する条件が3つあります
制度をまたいで必ず出てくる条件が3つあります。
- 市税を滞納していないこと。耐震診断では「直近5年間の市税の滞納がないことを確認できる書類」の提出が求められます。証明書を取るか、添付書類省略に関する同意書を出す形です
- 暴力団員でないこと、暴力団もしくは暴力団員と関係を有していないこと。
- 着工前に申請すること。交付決定前に着手した工事は対象外です
市税の証明は当日すぐには出ない場合があります。5月の3週間しかない募集期間を考えると、書類は4月中にそろえておくのが安全です。
出ないものを、先に
時間を無駄にしないために、八戸市で出ないものをはっきり書いておきます。
- 外壁塗装そのもの——対象にした制度はありません
- 屋根塗装——同じく対象外です
- 一般的な住宅リフォーム助成——八戸市には、工事内容を問わない汎用のリフォーム助成金がありません
- 断熱改修・窓の交換——市独自の補助は見当たりません(国の制度を別途調べてください)
- 外構工事——耐震改修支援事業は「建替え工事以外の建築工事及び外構工事等。」を明確に除いています
市が持っている省エネ系は住宅用自家消費型太陽光発電設備等支援事業費補助金と省エネルギー診断受診支援事業補助金で、どちらも設備や診断が対象です。外壁には届きません。
動く順番を、月で区切ると
八戸市の制度に合わせると、順番はこうなります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| いま | 外壁塗装の見積もりを2社以上から取る(補助と関係なく進められます) |
| 秋〜冬 | 2000年5月以前の木造住宅なら、建築指導課に耐震の相談をしておく |
| 4月 | 市税の証明、登記事項証明書などの書類をそろえる |
| 5月上旬〜下旬 | 耐震診断・改修・ブロック塀の申込 |
| 6月 | 公開抽選会。外れたら、塗装だけ予定どおり進める |
ポイントは1行目です。——塗装の見積もりは、抽選の結果と関係なく取れます。むしろ先に取っておくと、外れたときにそのまま動けます。
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
対象外だった方へ——八戸の家で見るところ
補助が使えない場合、外壁にかかる金額を動かせるのは見積もりだけです。八戸市の家で、特に見ておきたい点を挙げます。
ひとつめは、海からの距離です。八戸市は太平洋に面していて、白銀・鮫・湊のように海に近い地区があります。潮風が当たる面は、塩分が塗膜の劣化を早めます。塗り替えのときに高圧洗浄で塩分を落とせているか、下塗り材が適切かどうかで、次に塗るまでの年数が変わります。見積書に「高圧洗浄」の行があるか、まず確認してください。
ふたつめは、冬の凍結と融解です。八戸市は青森県内では雪が少ないほうですが、氷点下は当たり前に出ます。外壁のひび割れに入った水が凍って膨らむと、ひびが広がります。塗る前にひび割れの補修(シーリング・下地処理)がどれだけ計上されているかが、金額差になって出やすい部分です。
みっつめは、面ごとの傷み方の差です。海側の面と山側の面で、劣化がまったく違うことがあります。「全面同じ仕様」で出てくる見積もりは、どちらかに合わせて損をしている可能性があります。現地を見て面ごとに書き分けている業者かどうかは、見積書を並べると分かります。
詳しい見方は見積書のチェック項目と業者の選び方にまとめています。塗る時期の考え方は塗り替えは何年ごとかを見てください。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
八戸市で外壁塗装に助成金は出ますか?
出ません。八戸市が住宅向けに用意しているのは木造住宅耐震診断支援事業、木造住宅耐震改修支援事業、危険ブロック塀等安全対策支援事業、空き家関係の補助で、外壁塗装そのものを対象にしたメニューはありません(2026年9月3日に市の公式ページで確認)。
外壁塗装が補助の対象になる可能性は、まったくないのですか?
1本だけあります。八戸市空き家流通促進事業補助金のリフォーム枠です。補助対象経費は「市街化区域内の住宅の機能を維持もしくは向上させるための修繕、模様替え、改修等の工事に要する経費。」と書かれていて、外壁の塗り替えはこの表現に収まりうる工事です。ただし空き家バンク登録物件を購入した方が、入居前に行う工事に限られます。
その空き家のリフォーム補助は、いくらもらえますか?
補助対象経費の3分の2で、市街化区域のうち居住誘導区域は1戸あたり30万円、その他の区域は20万円が上限です。子育て世帯はそれぞれに10万円が加算されます。不動産登記5万円、家財整理・搬出5万円の枠は別にありますが、リフォーム枠との併用ができない枠もあるため、申請前に必ず確認してください。
八戸市の耐震改修補助は、いくら出ますか?
「補助対象経費の80パーセント(最大115万円)」です。補助率80パーセントは全国的にも高い部類ですが、募集件数が1戸で抽選という点が八戸市の特徴です。
抽選というのは、本当に落ちることがあるのですか?
あります。市は公開抽選会を開き、結果を番号付きで公表しています。令和8年度の木造住宅耐震診断支援事業は、抽選番号が7番まで並び、当選は上位2件でした。危険ブロック塀等安全対策支援事業の結果表には4件が並び、当選は2件です。「申し込めば通る」制度ではありません。
抽選会は見に行けますか?
公開です。市は「募集期間内に申し込みいただいた方を対象に、以下のとおり公開抽選を行います。申込者の参加の有無は問いません。」と案内しています。令和8年度は6月12日にYSアリーナ八戸で行われました。参加しなくても不利にはなりません。
募集期間はいつですか?
令和8年度は5月7日から5月29日までの3週間でした。耐震診断・耐震改修・ブロック塀のいずれも同じ期間です。すでに終了しています。ただし市は「募集期間中に募集戸数に達しない場合は、期間を延長して先着順に申請を受け付けます。」とも書いているので、年度によっては夏以降に空きが出ることがあります。
耐震診断の自己負担はいくらですか?
1戸あたり14,000円です。市は「(耐震診断費用総額186,000円のうち、172,000円を国、県、八戸市で負担します。)」と内訳まで書いています。延べ床面積が200平方メートルを超えると個人負担が増えます。
築何年の家が対象ですか?
「平成12年5月31日以前に建築され、原則として、同年6月以降に増改築されていないもの。」が条件です。2000年5月以前の木造住宅、と読み替えてください。それ以降に建った家は、診断も改修も対象になりません。
マンションやアパートでも使えますか?
使えません。「一戸建ての専用住宅または併用住宅で、地上階数が2以下のもの。」が条件です。3階建ても対象外です。併用住宅の場合は延べ床面積の2分の1以上が住宅で、その他の用途の床面積が50平方メートル以下であることが必要です。
ツーバイフォーやプレハブの家は対象ですか?
対象外です。「在来軸組構法又は伝統的構法によって建築された木造住宅であること。」と限定されています。同じ木造でも構法が違うと外れます。
建替えでも補助は出ますか?
出ます。耐震改修支援事業の対象工事は耐震改修工事と建替え工事の2つです。ただし建替えのときだけ注意点があり、「建築物エネルギー消費性能基準に適合しないものに該当する建替え工事。」は対象外と明記されています。省エネ基準に届かない新築では補助が消えます。
ブロック塀の補助は、どんな塀でも使えますか?
使えません。避難路の沿道にあること、専門家の点検で倒壊の危険があると判断されたこと、「道路面からの高さが1メートル以上(基礎を含む。)であるもの。」の3つが必要です。避難路かどうかは八戸市津波避難計画図、土砂災害ハザードマップ、市の公開地理情報システムで確認できます。
ブロック塀の補助額はいくらですか?
工事費と「1メートル当たり80,000円を補助対象塀の総延長に乗じて得た額」の低いほうに3分の2を掛け、上限24万円です。塀を撤去して軽量なフェンスを設置する「建替え」も対象に入ります。
補助が使えないなら、外壁塗装はどう進めればいいですか?
見積もりを2社以上から取ることです。八戸市は太平洋に面していて、海に近い地区では潮風の影響を受けます。塩分は塗膜の劣化を早めるため、下地の洗浄と下塗りの手間が金額に直結します。1社だけの見積もりでは、その手間が入っているのか抜けているのかが分かりません。
八戸市で一軒家の外壁を塗り替えると、いくらかかりますか?
八戸だから相場が変わる、ということはありません。——金額を決めるのは塗る面積と塗料のグレード、足場と下地の状態です。八戸で差が出やすいのは、海に近い面の塩分を落とす高圧洗浄と下塗り、凍結で広がったひび割れの補修で、ここが見積書に数量で入っているかを見てください。市から塗装そのものに戻る額は0円で、例外は空き家バンクの家を買って入居前に直す場合です。坪数からの目安は30坪の相場にまとめました。
お金がなくて外壁塗装ができないとき、八戸市で使える手はありますか?
いま住んでいる家の塗り替えに出る補助は無いので、塗る範囲と時期で調整します。——傷みの強い面(海側など)を先に直し、足場を組む回数を増やさない組み方を業者に相談してください。旧耐震の木造住宅なら、耐震診断・耐震改修の申込みは毎年5月の約3週間で、相談は通年です。空き家バンクで家を買う場合に限り、入居前のリフォームに3分の2・最大30万円(子育て世帯は加算あり)の補助と、金利優遇のある融資があります。借りる・減らすといった道は外壁塗装のお金がないときにまとめました。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
八戸市の公式ページを2026年9月3日に直接開いて確認しました。耐震診断・耐震改修・ブロック塀は、いずれも令和8年度の募集が終了しています。次年度の条件や金額は変わる可能性があります。申請の前に、建築指導課へ確認してください。
- 八戸市「八戸市木造住宅耐震診断支援事業」(2026年6月1日更新・都市整備部 建築指導課)
- 八戸市「八戸市木造住宅耐震改修支援事業」(2026年6月1日更新・都市整備部 建築指導課)
- 八戸市「ブロック塀などの安全対策工事費用の一部を補助します」(2026年6月1日更新・都市整備部 建築指導課)
- 八戸市「令和8年度八戸市耐震関係支援事業公開抽選会のお知らせ」(2026年6月15日更新)および抽選結果表2件
- 八戸市「八戸市空き家流通促進事業補助金」(2026年4月20日更新・都市整備部 都市政策課 空き家対策グループ 0178-43-2824/申請受付期間 令和8年5月7日〜令和9年1月29日、リフォーム・リノベーション工事は令和8年12月11日まで・先着順/提出期日「売買契約締結の日から90日以内かつ事業実施前」/金利優遇=青森みちのく銀行・青い森信用金庫。2026年9月11日確認)
- 八戸市「地球温暖化対策に向けたご家庭や事業所における省エネ推進等の取組」ほか環境政策課の補助一覧
- 八戸市「八戸市空き家流通促進事業補助金」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
耐震診断・耐震改修・ブロック塀=都市整備部 建築指導課 建築指導グループ(市庁別館6階・電話0178-43-9137)
空き家バンク・空き家流通促進事業補助金=都市整備部 都市政策課 空き家対策グループ(電話0178-43-2824)
東北のほかの市も調べています。——青森市(塗装の補助金は無し。無落雪屋根への改修なら取り合い部分の外壁工事を見積に入れられます)/仙台市(政令市の耐震補助)/郡山市/福島市。同じ東北でも、抽選か先着かで動き方が変わります(助成金ガイド)。