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【2026年度】熊本県で外壁塗装に助成金は出るのか——塗り替えだけなら天草市。その前に地震の応急修理です

条件つき塗り替えだけで使えるのは天草市。ただし被災していれば、先に応急修理です

先に地震の話です
令和8年熊本地震で被災した住宅には、災害救助法の応急修理が動いています。限度額は75万7千円以内(準半壊は36万7千円以内)
ただし「外壁」の扱いが市で違います
八代市は対象を「被災した住宅の屋根・外壁など」と説明。いっぽう合志市と天草市の説明には外壁が出てきません
塗り替え単独は天草市
要綱の別表に「外壁の張替、塗装」と書かれています
熊本市は塗装だけでは出ません
ただし耐震は限度額175万円、空き家を買って直すなら最大60万円
合志市も塗装には出ません
耐震は設計と工事の一括申請で157.5万円。受付は令和8年10月30日まで
県は市町村の一覧を持っていません
熊本県のページにあるのは制度を分類した表だけで、市町村名は出てきません。しかも更新は2025年9月で止まっています

「熊本県 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。熊本県そのものには、外壁塗装の助成金はありません。市町村の制度を見ることになります。——ただし、いまの熊本にはもう一つ見るべきものがあります。令和8年熊本地震の応急修理です。被災していれば、塗り替えの補助を探すより先にこちらです。そしてこの制度には、市によって説明が違うところがあります。

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか熊本県の外壁塗装 悪質業者リスト

熊本県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——同じ県でも、市が変われば答えが変わります。お住まいの市から確かめてください。

熊本市八代市天草市合志市

このページの内容全12項目

先に、令和8年熊本地震の応急修理です

令和8年熊本地震で被害を受けた住宅には、災害救助法に基づく制度が動いています。住宅の応急修理です。塗り替えの補助金を探している方でも、被災しているならこちらが先になります。

り災証明の判定1世帯あたりの限度額
大規模半壊・中規模半壊・半壊(半焼)757,000円以内
準半壊367,000円以内
全壊原則対象外(応急修理で居住が可能になる場合は相談)
一部損壊対象外

この限度額には原材料費、労務費、修理事務費など一切の経費が含まれます。「工事費のほかに手数料が出る」という制度ではありません。

お金の流れも、ふつうの補助金とは違います。合志市はこう書いています——「応急修理にかかる費用(上限額以内、かつ該当する項目に限る)を被災者(申込者)に代わって被災自治体(合志市)が支払う制度です」。自分でいったん立て替える必要がありません。

同じ制度なのに、市によって「外壁」の扱いが違います

ここが、このページでいちばんお伝えしたいところです。応急修理は災害救助法という同じ法律に基づく制度ですが、「どこを直せるか」の説明が市によって違います。

市が示している対象部分外壁
八代市被災した住宅の屋根・外壁など入っています
合志市屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備出てきません
天草市居室(居間・寝室)・台所・トイレ・浴室またはこれらをつなぐ廊下など出てきません

八代市の説明だけに外壁が出てきます。ほかの2市は、生活に必要な部分を並べる書き方で、外壁に触れていません。

これは「八代なら外壁が直せて、天草では直せない」と決めつけられる話ではありません。市の説明の粒度が違うだけかもしれないからです。ただ、読者の立場では大きな違いになります。自分の市の窓口で「外壁の被害は対象になりますか」と直接聞いてください。市のページを読んで判断しないほうがいい部分です。

り災証明は、写真を撮ってからです

応急修理を使うには、り災証明書が要ります。そしてり災証明の判定が準半壊以上でなければ、応急修理は使えません。一部損壊では対象になりません。

申し込みに必要なものは、市によって細かく違いますが、合志市の場合はこうです。

  • 住宅の応急修理申込書
  • 住宅の被害状況に関する申出書
  • 罹災証明書
  • 修理前の被害状況が分かる写真——ここがいちばん見落とされます
  • 修理見積書
  • 資力に関する申出書申込チェックシート

いちばん大事なのは4番目です。片づける前に、直す前に、写真を撮ってください。天草市は応急修理の様式に「証拠写真代替資料(施工前・施工中の写真がない場合)(様式第9号)」を用意していますが、あくまで代替です。原則は写真です。

要綱の別表に「外壁の張替、塗装」がある市

被災していない場合の話に戻ります。当サイトが調べた4市のうち、いま住んでいる家の塗り替えに使える制度を持っているのは天草市だけでした。

根拠は要綱の別表です。対象工事として「外壁の張替、塗装」と書かれています。制度の説明文ではなく、要綱に付いている別表に入っている形です。熊本地震で被害を受けた住宅も対象で、その場合はり災証明書の写しなどが必要になります。

金額と受付状況は年度の途中で変わります。天草市のページに市の一次情報をまとめましたが、申し込む前に窓口で確かめてください。

当サイトが調べた4市の答え

塗り替えに使えるか中身
天草市出ます要綱の別表に「外壁の張替、塗装」。熊本地震で被害を受けた住宅も対象
八代市条件つきいま先に見るのは令和8年熊本地震の応急修理。市は対象を「屋根・外壁など」と説明
熊本市出ません塗装だけでは対象外。耐震は175万円、空き家を買って直すなら最大60万円
合志市出ません市の補助金一覧に住宅リフォームの制度がない。地震の応急修理と耐震157.5万円

4市のうち、塗り替えだけで使えるのは1市。熊本は「制度を探して回るより、金額を確かめたほうが早い」県です。

補助が使えるかどうかを調べ終えたら、そこで止まらずに同じ条件で複数社に見積もりを出してもらうところまで進めてください。天草市の補助が満額出たとしても、総額が数十万円変われば、そちらのほうが大きく効きます。

補助が出ても出なくても、払う金額を決めるのは工事の中身です。同じ条件で2〜3社に出してもらうと、どこで差がついているかが見えます。

複数社の見積もりを比べる →

熊本県は、市町村の一覧を持っていません

県によっては、市町村ごとの制度を1枚の表にした冊子を出しているところがあります。静岡県は35市町の一覧表を作っていて、自分の市の行を見れば制度の有無が分かります。

熊本県には、それがありません。県の「令和8年度住宅リフォーム関係補助金」というページにあるのは、次のような分類ごとの表です。

分類載っている制度
耐震化戸建木造住宅耐震診断事業、戸建木造住宅耐震改修事業、危険ブロック塀等安全確保支援事業(いずれも市町村事業)
バリアフリー化高齢者住宅バリアフリー化改修費補助金、リフォーム等助成事業、介護保険法に基づく住宅改修費の支援(市町村事業)
省エネルギー化住宅リフォーム促進事業、太陽光発電システム等設置費補助金(市町村事業)、みらいエコ住宅2026事業(国)
環境対策住宅リフォーム助成事業、合併処理浄化槽設置費助成(市町村事業)、くまもとの木を活かす木造建築物等推進事業

市町村名が、どこにも出てきません。「(市町村事業)」と書かれているだけで、どの市がやっているかは分からない作りです。市町村の制度については、外部の補助金検索サイトへのリンクで案内されています。

そしてもう一つ。このページは「令和8年度」と名乗っていますが、更新日は2025年9月10日と表示されています。県自身も「補助金交付団体の予算などにより募集が終了している場合がありますので、申請窓口に問い合わせてください」と書いています。県のページで見当をつけて、金額と期限は市町村で取り直す。この順番を守ってください。

県が案内している検索サイトを、実際に使ってみました

県のページは、市町村の制度について外部の「補助金検索サイト」へのリンクで案内しています。住宅リフォーム推進協議会が運営している、地方公共団体の支援制度を探すためのサイトです。

そこで、県が示したとおりにたどってみました。熊本県の45市町村をすべて選んで検索すると、155件が出ます。分類は7つです——①耐震化 ②バリアフリー化 ③省エネルギー化 ④環境対策 ⑤防災対策 ⑥同居対応 ⑦その他。

この分類に「外壁塗装」はありません。ここが最初のつまずきです。塗り替えを調べている人は、どの区分を選べばいいのか分かりません。

そして、天草市だけを選んで検索すると7件出ますが、そのなかに外壁塗装が対象になる制度はありませんでした。

検索サイトに出てくる天草市の制度分類
天草市住宅用太陽光発電システム等設置推進事業③省エネルギー化
天草市戸建て木造住宅耐震化支援事業①耐震化
天草市危険ブロック塀等安全確保支援事業①耐震化
天草市老朽危険家屋等除去促進事業⑦その他
空き家活用事業補助金⑦その他
住宅耐震化支援事業(市町村事業)①耐震化
熊本県戸建て木造住宅耐震改修等緊急促進事業①耐震化

天草市の答えは「天草市物価高騰対策住宅リフォーム助成事業」です。その要綱に付いている対象工事一覧表の外装の欄に、「外壁の張替、塗装、その他の外装工事」と書かれています。——それが、この7件のなかに入っていません。

理由は推測になりますが、この制度は「物価高騰対策」という単年度の名前で動いているので、恒常的な住宅リフォーム支援として収録されていないのだと思います。いずれにせよ、県が案内した道をそのままたどると、天草市の答えには届きません。

だから、このページでは市の公式サイトを1件ずつ開いています。天草市のページには、要綱の別表そのものを引いて書きました。

塗装で出なくても、耐震なら出ます

熊本は地震を二度経験している県で、木造住宅の耐震に対する補助は各市にあります。当サイトが調べた範囲では、金額はこうでした。

耐震の補助
熊本市限度額175万円
合志市設計と工事の一括申請で157.5万円。受付は令和8年10月30日まで

耐震改修で外壁を壊した場合、その復旧の費用が対象に入ることがあります。ただし塗装そのものは対象外とする市が大半です。耐震と塗装を同じ年にやるなら、見積書を分けて出してもらってください。

合志市はこのほか、危険ブロック塀の撤去と、土砂災害特別警戒区域からの移転(最高300万円)にお金を出しています。合志市が住宅に出しているのは、安全にかかわるものだけという整理になります。

費用の目安は30坪だといくらかに、メーカーが公表している単価から積み上げた数字を載せました。外壁塗装と固定資産税の関係もあわせてどうぞ。

自分の市を確かめる手順

  • 被災しているかで分かれます——令和8年熊本地震で被害があったなら、まず写真を撮ってり災証明を申請します
  • り災証明の判定を見ます——準半壊以上なら応急修理が使えます。一部損壊では使えません
  • 窓口で「外壁の被害は対象になりますか」と聞きます——市の説明に外壁が書かれていなくても、聞いてみる価値があります
  • 被災していないなら、市の住宅リフォーム補助を探します——県のページには市町村名が無いので、市の公式サイトを直接見てください
  • 要綱や別表のPDFを開きます——天草市のように、制度の説明文ではなく別表に「外壁の張替、塗装」が入っていることがあります

国の補助金なら使えますか

熊本県のページにも「みらいエコ住宅2026事業」が国の制度として載っています。ただし外壁を塗り替えるだけでは、国の補助金は使えません。国が出しているのは省エネ性能を上げる工事に対してで、塗装はそこに入らないからです。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

外壁の断熱改修を国の制度で通そうとする場合、断熱材の性能で線が引かれます。遮熱塗料や断熱塗料は、多くの制度で「塗料では届かない」扱いです。

よくある質問

熊本県に、外壁塗装の助成金はありますか。

熊本県が県として出している外壁塗装の助成金はありません。市町村の制度を見ることになります。当サイトが調べた4市のうち、塗り替えだけで使えるのは天草市だけでした。

いま熊本で、最初に見るべき制度は何ですか。

令和8年熊本地震で被災したなら、災害救助法に基づく住宅の応急修理です。り災証明が準半壊以上であれば対象になり得ます。塗り替えの補助を探すより先に、こちらを確かめてください。

応急修理はいくらまで出ますか。

大規模半壊・中規模半壊・半壊(半焼)は757,000円以内、準半壊は367,000円以内です。この限度額には原材料費、労務費、修理事務費など一切の経費が含まれます。全壊は原則対象外で、応急修理で居住が可能になる場合は相談になります。一部損壊は対象外です。

応急修理で外壁は直せますか。

市によって説明が違います。八代市は対象を「被災した住宅の屋根・外壁など」と説明していますが、合志市は「屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備」、天草市は「居室・台所・トイレ・浴室またはこれらをつなぐ廊下など」としていて、外壁が出てきません。お住まいの市の窓口で確かめてください。

応急修理は自分でお金を払うのですか。

いいえ。合志市は「応急修理にかかる費用を被災者に代わって被災自治体が支払う制度です」と説明しています。市から施工業者へ直接支払われる形です。

申し込みに何が要りますか。

合志市の場合は、住宅の応急修理申込書、住宅の被害状況に関する申出書、罹災証明書、修理前の被害状況が分かる写真、修理見積書、資力に関する申出書、申込チェックシートです。

写真を撮り忘れました。

天草市は応急修理の様式に「証拠写真代替資料(施工前・施工中の写真がない場合)(様式第9号)」を用意しています。ただし原則は写真です。片づける前に、必ず撮ってください。

塗り替えに使える制度がある市は、いくら出ますか。

天草市の住宅リフォーム補助は、要綱の別表に「外壁の張替、塗装」が対象工事として書かれています。熊本地震で被害を受けた住宅も対象で、り災証明書の写しなどが必要です。金額と受付状況は市の窓口で確かめてください。

県内でいちばん大きい市は、対象になりますか。

熊本市は、塗り替えだけでは出ません。耐震改修なら限度額175万円、空き家を買って直すなら最大60万円の制度があります。

補助金の一覧に、住宅リフォームの制度が無い市は?

合志市です。市の補助金一覧に住宅リフォームの制度がありません。並んでいるのは省エネエアコン、雨水タンク、生ごみ処理機などです。使えるのは地震の応急修理と耐震で、耐震は設計と工事の一括申請で最大157.5万円、受付は令和8年10月30日までです。

地震の応急修理で「屋根・外壁」を名指ししている市は?

八代市です(条件つき)。いま八代で先に見るのは令和8年熊本地震の応急修理で、市は対象を「被災した住宅の屋根・外壁など」と説明しています。

熊本県のページを見れば、市町村の制度が分かりますか。

分かりません。県の「令和8年度住宅リフォーム関係補助金」のページにあるのは、耐震化・バリアフリー化・省エネルギー化・環境対策といった分類ごとの表で、市町村名は出てきません。市町村の制度は外部の補助金検索サイトへのリンクで案内される形です。

その県のページは新しいですか。

ページ名は「令和8年度」ですが、更新日は2025年9月10日と表示されています。県自身も「補助金交付団体の予算などにより募集が終了している場合がありますので、申請窓口に問い合わせてください」と書いています。金額と期限は市町村の公式ページで取り直してください。

耐震改修はいくらですか。

市によって違います。当サイトが調べた範囲では、熊本市が限度額175万円、合志市が設計と工事の一括申請で157.5万円です。合志市の受付は令和8年10月30日までです。

結局、どう動けばいいですか。

被災しているなら、まず写真を撮ってり災証明を申請し、市の窓口で応急修理が使えるかを聞きます。被災していないなら、市の住宅リフォーム補助を調べます。そのうえで、補助が出ても出なくても金額は自分で確かめる必要があるので、同じ条件で2〜3社に見積もりを出してもらってください。

参考にした情報

  • 熊本県土木部住宅課「令和8年度住宅リフォーム関係補助金」(ページ番号0243712・更新日2025年9月10日更新)。分類は耐震化、バリアフリー化、省エネルギー化、環境対策など。市町村名は掲載されておらず、市町村の制度は外部の補助金検索サイトへのリンクで案内されています。ページ冒頭に「補助金交付団体の予算などにより募集が終了している場合がありますので、申請窓口に問い合わせてください」との注記
  • 合志市「住宅の応急修理」。限度額は大規模半壊・中規模半壊・半壊(半焼)757,000円以内、準半壊367,000円以内。「限度額には原材料費、労務費、修理事務費など一切の経費が含まれます」。対象範囲は「屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備」。「応急修理にかかる費用を被災者(申込者)に代わって被災自治体(合志市)が支払う制度です」
  • 八代市。応急修理の対象を「被災した住宅の屋根・外壁など」と説明
  • 天草市。住宅リフォーム補助の要綱別表に「外壁の張替、塗装」。応急修理の対象部分は「居室(居間・寝室)・台所・トイレ・浴室またはこれらをつなぐ廊下など」。応急修理の様式に「証拠写真代替資料(施工前・施工中の写真がない場合)(様式第9号)」
  • 各市の一次情報は当サイトの市別ページに出典を付けて記載しています(熊本市八代市天草市合志市
  • 熊本県「住宅リフォーム関係補助金」を開く——土木部住宅課のページ。分類ごとの補助金の一覧があります。金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

最終確認日:2026年9月9日。制度は年度の途中で受付が終わることがあります。金額と期限は、必ず市町村の公式ページで取り直してください。