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【2026年度】合志市の外壁塗装に使える助成金

出ませんただし地震で被災した住宅は、応急修理が使えます

塗り替えそのものへの補助はありません
合志市の補助金のページに並んでいるのは省エネエアコン・雨水タンク・生ごみ処理機など住宅リフォームの補助制度がありません
令和8年熊本地震で被災したなら、別です
災害救助法に基づく住宅の応急修理を実施中。限度額は75万7千円以内(準半壊は36万7千円以内)で、市が業者に直接支払います
ただし対象範囲に「外壁」の文字はありません
市の説明は「屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備」。工事例のファイルがあるので、窓口で確認してください
耐震は、いま申し込めます
設計と工事の一括なら最大157.5万円申請は令和8年10月30日まで受け付けています
ブロック塀の撤去にも補助があります
避難路に面する危険ブロック塀の撤去に上限20万円(撤去する長さ×1万2千円との低いほう)。申請は令和8年12月25日まで
空き家の解体に補助はありません
合志市の空き家のページにあるのは対策計画と適正管理条例だけ。解体費用の補助制度は見当たりません

「合志市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。合志市に、外壁の塗り替えに使える補助はありません。——市の補助金のページを開くと、並んでいるのは省エネエアコン、雨水タンク、生ごみ処理機、猫の避妊去勢手術。住宅リフォームの補助制度そのものがない市です。使えるものがあるとすれば、令和8年熊本地震の応急修理と耐震(10月30日まで受付中)の2つ。順に見ていきます。

熊本県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——合志市は住宅リフォーム補助が1本もない でした。全体像は熊本県のまとめにあります。

熊本市八代市天草市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか熊本県の外壁塗装 悪質業者リスト

このページの内容全11項目

市の補助金一覧に、住宅リフォームがありません

まず、事実を確認します。合志市のウェブサイトには「補助金」というカテゴリーがあります。そこに載っているのは、この5つです。

合志市の「補助金」カテゴリーに並んでいる制度(2026年9月時点)
制度状況
再生資源集団回収助成金
合志市省エネエアコン設置促進事業補助金受付は終了しました
飼い主のいない猫の避妊去勢手術助成金令和8年度分
生ごみ処理機器購入費助成制度
地下水保全施設(雨水タンク、雨水浸透ます)設置補助制度雨水タンクは受付終了

住宅リフォームの補助はここにありません。「住まい」のカテゴリーを開いても、あるのは市営住宅の入居募集、土地区画整理、都市計画図、盛土規制法といった話で、個人の住宅の改修にお金を出す制度は見当たりません。

「空き家」のカテゴリーも同じです。載っているのは合志市空家等対策計画と合志市空家等の適正管理に関する条例の2本だけ。解体費用の補助はありません。——同じ熊本県でも、熊本市には住宅リフォーム関係の制度があり、八代市には妙見宮周辺地区の景観補助(外壁の塗替えに2分の1・50万円)があります。市が変わると、ここまで違います。

合志市が住宅にお金を出しているのは、安全にかかわる2つ(耐震・危険ブロック塀)と、土砂災害特別警戒区域からの移転(最高300万円)、そして地震の応急修理です。順に見ます。

合志市に、塗り替えそのものへの補助はありません

合志市で外壁塗装に補助が出るかの分かれ目 合志市には住宅リフォームや外壁塗装を対象とした補助金はない。令和8年熊本地震で被災し、り災証明が準半壊以上であれば災害救助法に基づく住宅の応急修理が使え、限度額は大規模半壊・中規模半壊・半壊が757000円以内、準半壊が367000円以内。完了期限は令和9年1月27日。 合志市で、外壁の塗り替えに補助は出るか 2026年9月時点で市が公開している制度から 令和8年熊本地震で被災した り災証明が準半壊以上 住宅の応急修理 限度額75万7千円以内 (準半壊は36万7千円以内) 完了は令和9年1月27日まで 被災していない ふつうの住まいの塗り替え 市の補助金一覧に 住宅リフォームの制度は ありません 塗り替えへの補助なし
合志市の補助金のページに並んでいるのは、省エネエアコン、雨水タンク、生ごみ処理機など。住宅リフォームの補助はありません。地震で被災した場合だけ、災害救助法の応急修理が使えます。

令和8年熊本地震の応急修理——限度額75万7千円以内

合志市は令和8年熊本地震で災害救助法の適用を受けています。市が明記している適用日は令和8年(2026年)7月28日です。

この制度は、市の言い方がいちばん正確です。

「応急修理にかかる費用(上限額以内、かつ該当する項目に限る)を被災者(申込者)に代わって被災自治体(合志市)が支払う制度です。」

あなたが立て替えるのではありません。市が業者に払います。そのかわり、市に出す見積書がそのまま審査の対象になります。

合志市 住宅の応急修理 1世帯当たりの限度額
り災証明の判定限度額
大規模半壊・中規模半壊・半壊(半焼)757,000円以内
準半壊367,000円以内
全壊原則対象外。ただし応急修理で居住が可能になる場合は対象になる可能性あり(要相談)
一部損壊対象外

限度額には原材料費、労務費、修理事務費など一切の経費が含まれます。同じ住宅に2世帯以上が同居している場合は原則1世帯分ですが、世帯ごとに必要最小限度の部分が違うなら世帯ごとに判断されます。

対象になるのは、次の3つをすべて満たす世帯です。

応急修理の対象世帯(3つすべてを満たすこと)
番号要件市の補足
(1)大規模半壊・中規模半壊・半壊(半焼)・準半壊程度の被害で、そのままでは居住できない状態自宅にいる場合でも、日常生活に不可欠な部分に被害があれば対象
(2)応急修理により、避難所等への避難を要しなくなると見込まれること避難所・車中泊からの復帰が見込まれる場合
(3)応急仮設住宅に入居していないことただし工事期間が1か月を超える見込みなら、修理期間中はみなし仮設に入居できます(原則6か月以内)

(1)の補足は見落とされがちです。避難所に行っていなくても、家にいながら「日常生活に不可欠な部分」が壊れていれば対象になります。

申し込みに必要なもの

合志市 応急修理の申込時に提出する書類
番号書類
(1)住宅の応急修理申込書
(2)住宅の被害状況に関する申出書
(3)罹災証明書
(4)修理前の被害状況が分かる写真
(5)修理見積書
(6)資力に関する申出書
(7)「住宅の応急修理」申込チェックシート

そして、いちばん大事な一文がこれです。「修理業者に代金を支払ってしまうとこの制度は利用できません。必ず事前にご相談ください。」——急いで直して払ってしまうと、あとから戻ってきません。

完了期限は令和9年(2027年)1月27日。完了報告書や修理写真の提出まで含めた期限です。窓口は都市計画課(096-248-3855)。市は工事例のWordファイル、手続きの流れのPDF、申請書一式、そして業者向けの見積書・請書・工事完了報告書・工事写真台帳の書式まで公開しています。業者に「合志市の様式がホームページにあります」と伝えると話が早いです。

対象範囲に「外壁」の文字がありません

外壁塗装を考えている方には、ここを正確にお伝えしておきます。合志市が書いている応急修理の対象範囲は、こうです。

「住宅の応急修理の対象範囲は、屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備の日常生活に必要不可欠な部分であって、緊急に応急修理を行うことが適当な箇所について対象となります。」

「外壁」という言葉が出てきません。——同じ制度でも、市によって書き方が違います。たとえば八代市は同じ応急修理を「被災した住宅の屋根・外壁など」と説明していて、外壁を名指ししています。

同じ応急修理でも、市の書き方が違います
対象範囲の書き方
合志市屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備
八代市被災した住宅の屋根・外壁など、日常生活に必要な最小限の部分の修理

「屋根等の基本部分」に外壁が含まれるのかどうかは、合志市の文面だけでは決まりません。市は工事例のファイル(ワード)を公開しているので、まずそれを見て、判断がつかなければ都市計画課に電話をしてください。地震で外壁にひびが入った、モルタルが剥がれた——その状態が「日常生活に必要不可欠な部分」にあたるかどうかは、市が判断します。

ひとつはっきりしているのは、「一部損壊」では応急修理は使えないということです。外壁のひび割れや一部剥がれだけの被害は、り災証明で一部損壊と判定されることが多く、その場合はこの制度から外れます。

り災証明は、写真を撮ってからです

合志市は令和8年7月28日の地震について、り災証明書・被災証明書の申請を受け付けています。窓口は安全安心課(市役所2階)。郵送でも申請できます。即日発行はできません。

市が最初に書いているのは、これです。

修繕、片付けを始める前に被害の状況を写真に撮って保存してください。罹災証明書、被災証明書を申請するときに添付書類として必要となります。」

片付けたあとでは撮れません。ブルーシートをかける前、瓦を下ろす前に、建物の全景を四方向から、そして被害箇所の近景を撮ってください。この写真は、り災証明にも、応急修理にも、火災保険の請求にも、そのまま使えます。

証明書は2種類あり、対象が分かれています。

罹災証明書と被災証明書の違い(合志市)
項目罹災証明書被災証明書
対象住家(カーポート、倉庫、門扉等は対象外)住家以外の建物(倉庫、カーポート、車庫等)、車両、家財
被害の程度全壊/大規模半壊/中規模半壊/半壊/準半壊/一部損壊の6区分判定しません
現地調査あり(写真で足りる場合は省略)行いません
用途住まい・生活への公的支援を受けるとき被害を受けたことの証明

ここでひとつ、判断が必要になります。市は「被害が軽い場合で、写真により被災状況を確認し、損害の程度を『一部損壊(準半壊に至らない程度)』と判断する場合があります。被災箇所の写真を提出することで、現地調査を行わず証明書の交付できます」と書いています。

写真だけで早く出せるかわりに、判定は一部損壊で確定します。そして一部損壊では応急修理が使えません。外壁だけを見て「たいしたことはない」と決める前に、屋根・内壁・基礎・設備まで含めて全体を見てから、現地調査を受けるかどうかを決めてください。

耐震は一括申請で157.5万円。10月30日までです

合志市で、いま申し込める住宅の補助はこれです。戸建て木造住宅耐震改修等事業補助金。——そして申請期間は令和8年5月1日から10月30日まで。この記事を読んでいる時点でまだ間に合う可能性があります。

設計と工事をまとめて申請すると、上限が157.5万円になります

合志市 戸建て木造住宅耐震改修等事業補助金の上限額 合志市の戸建て木造住宅耐震改修等事業補助金は、耐震診断費が最大15.8万円、耐震改修設計費が最大20万円、耐震改修工事費が最大60万円、耐震改修設計費と工事費の一括補助が最大157.5万円。申請期間は令和8年5月1日から10月30日まで。 15.8 耐震診断 20 改修設計 60 改修工事 157.5 設計・工事一括 単位:万円(補助上限額) 申請は令和8年10月30日まで
設計20万円+工事60万円=80万円に対して、一括なら157.5万円。分けて申請すると損をします。申請期間は令和8年10月30日まで。
合志市 戸建て木造住宅耐震改修等事業補助金(令和8年度)
メニュー補助の対象上限
耐震診断費補助耐震診断に要する費用最大15.8万円
耐震改修設計費補助耐震改修設計費に要する費用最大20万円
耐震改修工事費補助耐震改修工事費に要する費用最大60万円
耐震改修設計費及び工事費の一括補助耐震改修工事費に要する費用最大157.5万円

表を見て気づいてほしいのは、設計と工事を別々に申請すると20万円+60万円で80万円、一括で申請すると157.5万円ということです。差は77.5万円。同じ工事なのに、申請の仕方で倍近く変わります。

市は「耐震診断の実施や、耐震基準を満たさない住宅の改修設計・工事などを行う際に、その費用の一部を補助します」とだけ書いていて、熊本県のページも併せて見るよう案内しています。合志市は合志市耐震化緊急促進アクションプログラム2026も策定しています。

外壁塗装との関係で大事なのは、順番です。耐震改修は筋交いや金物を入れるために壁を開けます。先に塗ってしまうと、塗り直しになります。診断だけでも受けるつもりがあるなら、塗装の見積もりを取る段階でその話を業者に伝えてください。

申請書類は市がすべて公開しています(交付申請書、実施計画書4種、市税等滞納有無調査承諾書、共有者の事業同意書、変更申請書、完了実績報告書、工事監理報告書、補助金請求書など)。窓口は都市計画課(096-248-3855)です。

危険ブロック塀の撤去に20万円

もうひとつ、いま動いている制度があります。合志市危険ブロック塀等安全確保支援事業。地震のあとに気になる方が多い部分です。

合志市 危険ブロック塀等安全確保支援事業(令和8年度)
項目内容
対象者避難路に面する危険なブロック塀等を所有する者/市税を滞納していない者
対象(すべて満たすこと)道路面から高さ80cm以上/ブロック塀等自体の高さ60cm以上(擁壁の上なら塀自体が60cm以上。土留めは対象外)/市が安全点検を行い、安全対策が必要と判断されたもの
補助限度額20万円撤去する長さ(m)×1万2千円のうち低いほう
申請期限令和8年12月25日(金)午後5時まで(令和9年1月末までに完了報告できるものに限る)
注意補助金交付決定前に契約または工事を行った場合は対象外

16.7mを超える塀なら20万円が上限、それより短ければ長さ×1万2千円になります。一部だけ残す場合は道路面から40cm以下までで、残した部分の上に塀を設置することはできません。

手順として先にあるのが「市が安全点検を行い、安全対策が必要と判断されたもの」という条件です。市はブロック塀点検依頼書の様式を公開しています。まず点検を依頼する。そこからです。

市が、勧誘の文句をそのまま公開しています

合志市は令和8年8月4日に「災害に便乗した悪質商法にご注意ください!」というページを出しました。ありがたいことに、実際に使われる文句をそのまま書いてくれています。

合志市が挙げている「災害に便乗した勧誘」の例
言われること実際
「後日、行政から補助金が出るため、自己負担なしで修理できる」合志市に住宅リフォームの補助はありません。応急修理も、り災証明が準半壊以上で、市が事前に認めた場合だけです
「保険金が使える」保険金が下りるかは保険会社が決めます。業者は決められません
「早く工事(修理)を行わないと大変なことになる」不安をあおる手口です。応急処置はブルーシートで足ります
「補助金申請の代行をしてあげる」と言って金銭を要求応急修理の申込みは本人が市に出す手続きです
「無料」「ボランティア」で片づけ、後から高額請求着手前に書面で金額を確認してください

市のアドバイスも具体的です。「勧誘されてもその場では契約せず、複数の事業者から見積もりをとったり、周囲に相談したりした上で慎重に契約しましょう」「『訪問者が帰ってくれない』『事業者の対応に不安を感じる』ときなどは、すぐに警察に連絡しましょう」「様々な情報が出回りますが、直接公的機関に真偽を確認しましょう」。

相談先も市が並べています。合志市消費生活センター 096-248-5442(平日10時〜16時)、熊本県消費生活センター 096-383-0999、消費者ホットライン 188(局番なし)、警察安全相談 #9110。

契約してしまったあとでも、訪問販売ならクーリングオフで8日以内は無条件で解約できます。業者の公的な処分歴を調べる方法もまとめています。

合志で塗るなら、いつか

補助が出ないと決まったら、次に効いてくるのは時期の選び方です。合志市内には気象庁の観測地点がないので、隣接するアメダス菊池の平年値を使います。

6月と7月だけで、年間降水量の4割が降ります

アメダス菊池の月別降水量 平年値 合志市に隣接するアメダス菊池の平年値では、年降水量1915.1ミリのうち6月が400.9ミリ、7月が381.4ミリで、この2か月で年間の約4割を占める。最も少ないのは1月の55.0ミリ、次いで12月61.3ミリ、10月82.3ミリ、11月83.9ミリ。1月の日最高気温は10.2度、日最低気温はマイナス1.0度。 55 1月 80 2月 123 3月 140 4月 158 5月 401 6月 381 7月 182 8月 169 9月 82 10月 84 11月 61 12月 単位:mm(アメダス菊池の平年値。合志市内に観測地点がないため)
10月から1月は月55〜84mmしか降りません。ただし1月の日最低気温はマイナス1.0℃。合志は台地の上で、朝は冷え込みます。
合志周辺の気候(気象庁アメダス菊池の平年値)
項目数値塗装への影響
年降水量1,915.1mm全国平均より多い土地です
6月の降水量400.9mm年間で最も多い月です
7月の降水量381.4mm6月と合わせて年間の約4割
最も少ない月1月55.0mm・12月61.3mm・10月82.3mm・11月83.9mmここが狙い目です
1月の日最高気温10.2℃日中は塗料の施工条件5℃を上回ります
1月の日最低気温-1.0℃朝は氷点下。作業開始が遅くなります
年間日照時間1,918.8時間南面・西面の劣化が早く進みます

数字を一つにまとめると、こうです。合志で外壁を塗るなら、10月から11月がいちばん読みやすい。——6月と7月で年間降水量の4割が降るので、この時期に工期を組むと足場が立ったまま雨待ちになります。

12月から1月も雨は少ないのですが、ここで気温が効いてきます。菊池の1月は日最低気温がマイナス1.0℃。合志市は熊本市の北にある台地の上で、海沿いより朝が冷えます。日最高が10.2℃あるので日中は塗れますが、朝いちばんから作業できる日は減ります。結果として工期が伸びます。

年間日照が1,918.8時間ある土地なので、南面と西面だけが先に色あせます。北面がまだきれいでも、南面がチョーキング(触ると白い粉がつく状態)を起こしていれば、それが塗り替えの合図です。見積もりを取るときは面ごとの傷み具合を見てもらってください。

ただし、いま応急修理を使う場合は話が別です。完了期限は令和9年1月27日。耐震の申請期限は令和8年10月30日、ブロック塀は12月25日。天気の都合より、期限が先です。

費用の目安は外壁塗装の費用相場、見積書の見方は見積書のチェック項目にまとめています。

国の補助金なら使えますか

市に使える制度が無いと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

合志市に、外壁塗装に使える助成金はありますか。

ありません。合志市の「補助金」カテゴリーに並んでいるのは省エネエアコン、雨水タンク、生ごみ処理機、再生資源集団回収、猫の避妊去勢手術で、住宅リフォームの補助制度そのものがありません。「住まい」「空き家」のカテゴリーにも、個人住宅の改修に出る制度は見当たりません。使える可能性があるのは、地震で被災した場合の住宅の応急修理だけです。

地震で外壁が傷みました。応急修理は使えますか。

り災証明が準半壊以上であれば、対象になる可能性があります。ただし合志市が示している対象範囲は「屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備」で、外壁は名指しされていません。市が工事例のファイルを公開しているので、それを見たうえで都市計画課(096-248-3855)に確認してください。一部損壊は対象外です。

応急修理はいくらまで出ますか。

1世帯あたり、大規模半壊・中規模半壊・半壊(半焼)は757,000円以内、準半壊は367,000円以内です。原材料費・労務費・修理事務費など一切の経費を含みます。費用は市が業者に直接支払うので立て替えは不要ですが、「修理業者に代金を支払ってしまうとこの制度は利用できません」と市が明記しています。完了期限は令和9年1月27日です。

避難所に行っていなくても対象になりますか。

なります。市は「対象世帯が自宅にいる場合であっても、日常生活に不可欠な部分に被害があれば、住家の応急修理の対象となります」と書いています。また工事期間が1か月を超える見込みの場合は、修理期間中に賃貸型応急住宅(みなし仮設住宅)に入居できます(申込日から原則6か月以内)。

写真だけでり災証明を出してもらうのは、得ですか。

早く出ますが、判定は一部損壊で確定します。市は「被害が軽い場合で、写真により被災状況を確認し、損害の程度を『一部損壊(準半壊に至らない程度)』と判断する場合があります」と書いています。一部損壊では応急修理が使えません。外壁のひび割れだけを見て決めず、屋根や内部も含めた全体の被害を確認してから選んでください。

耐震の補助はいくらですか。今から申し込めますか。

設計と工事を一括で申請すれば最大157.5万円です(診断は最大15.8万円、設計のみ20万円、工事のみ60万円)。申請期間は令和8年5月1日から10月30日までなので、いま動けば間に合う可能性があります。設計20万円+工事60万円=80万円と、一括157.5万円では77.5万円の差が出るので、分けて申請しないでください。窓口は都市計画課です。

ブロック塀の撤去に補助はありますか。

あります。合志市危険ブロック塀等安全確保支援事業で、20万円と「撤去する長さ(m)×1万2千円」の低いほうが上限です。条件は避難路に面していること、道路面から高さ80cm以上かつ塀自体が60cm以上であること、そして市の安全点検で対策が必要と判断されたこと。申請期限は令和8年12月25日午後5時まで、交付決定前に契約・工事をすると対象外です。

合志市で外壁を塗るなら、いつがいいですか。

10月から11月です。隣接するアメダス菊池の平年値では6月400.9mm・7月381.4mmで、この2か月に年間降水量1,915.1mmの約4割が集中します。逆に10月82.3mm・11月83.9mm・12月61.3mm・1月55.0mmと秋冬は乾きます。ただし1月の日最低気温はマイナス1.0℃で朝の作業開始が遅くなるため、10〜11月がいちばん読みやすい時期です。

「行政から補助金が出るので自己負担なしで修理できる」と言われました。

合志市が注意喚起している典型的な文句そのものです。市は「災害に便乗した悪質商法にご注意ください!」のページで、この言い回しを実例として挙げています。合志市に住宅リフォームの補助はありません。応急修理も、り災証明が準半壊以上で市が事前に認めた場合だけです。その場で契約せず、合志市消費生活センター(096-248-5442)か消費者ホットライン188に相談してください。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

合志市の公式ページを2026年9月8日に直接開いて確認しました。災害関連の制度は期限と窓口が動きます。行動する前に、必ず市の最新のお知らせで確認してください。

  • 合志市「【令和8年熊本地震】被災した住宅の応急修理について」(都市計画課・2026年9月7日更新)——災害救助法の適用日 令和8年7月28日、制度の概要(「被災者に代わって合志市が支払う制度」)、対象範囲(屋根等の基本部分、ドア等の開口部、上下水道等の配管・配線、トイレ等の衛生設備)、対象世帯の3要件、限度額757,000円以内/367,000円以内、申込時の提出書類7点、「修理業者に代金を支払ってしまうとこの制度は利用できません」完了期限 令和9年1月27日、工事例・手続きの流れ・申請書一式・業者向け書式
  • 合志市「木造住宅の耐震化を助成します」(都市計画課・2026年4月16日更新)——耐震改修設計費及び工事費の一括補助 最大157.5万円、耐震改修設計費20万円、耐震改修工事費60万円、耐震診断費15.8万円、申請期間 令和8年5月1日〜10月30日、申請書類一式、合志市耐震化緊急促進アクションプログラム2026
  • 合志市「危険ブロック塀等の撤去を助成します」(都市計画課・2026年4月16日更新)——申請期限 令和8年12月25日午後5時(令和9年1月末までに完了報告できるもの)、対象(避難路に面する/道路面から80cm以上かつ塀自体60cm以上/市の安全点検で必要と判断)、限度額は20万円と長さ(m)×1万2千円の低いほう、一部残存は道路面から40cm以下、交付決定前の契約・工事は対象外
  • 合志市「罹災証明書・被災証明書について」(安全安心課・2026年8月5日更新)——「修繕、片付けを始める前に被害の状況を写真に撮って保存してください」、罹災証明(住家。カーポート・倉庫・門扉は対象外)と被災証明の違い、被害の程度6区分、写真による一部損壊判定で現地調査を省略できること、即日発行は不可
  • 合志市「災害に便乗した悪質商法にご注意ください!」(安全安心課・2026年8月4日更新)——勧誘の実例(「後日、行政から補助金が出るため、自己負担なしで修理できる」「保険金が使える」「早く工事を行わないと大変なことになる」「補助金申請の代行をしてあげる」「無料・ボランティアと言って後から高額請求」)、消費者への対応アドバイス、相談先(合志市消費生活センター096-248-5442/熊本県消費生活センター096-383-0999/消費者ホットライン188/警察安全相談#9110)
  • 合志市「補助金」カテゴリー——再生資源集団回収助成金、省エネエアコン設置促進事業補助金(受付終了)、飼い主のいない猫の避妊去勢手術助成金、生ごみ処理機器購入費助成制度、地下水保全施設(雨水タンク・雨水浸透ます)設置補助制度。住宅リフォームの補助は掲載されていません
  • 合志市「住まい・土地」「空き家」カテゴリー——空家等対策計画、空家等の適正管理に関する条例、市営住宅、特定公共賃貸住宅、地区計画・建築協定、盛土規制法など。個人住宅の改修や空き家解体への補助は掲載されていません
  • 合志市「土砂災害危険住宅移転促進事業について」——土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内の危険住宅から県内の安全な区域へ移転する場合、除却費・移転経費・建築費等に最高300万円
  • 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス菊池の平年値——月別の降水量・気温・日照時間(合志市内に観測地点がないため)
  • 合志市「【令和8年熊本地震】被災した住宅の応急修理について」 を開く——災害関連は期限と窓口が動きます。行動する前に、必ずこのページで最新を確かめてください

問い合わせ先
住宅の応急修理/木造住宅の耐震化/危険ブロック塀の撤去:合志市役所 都市建設部 都市計画課 電話 096-248-3855
罹災証明書・被災証明書安全安心課(市役所2階)電話 096-248-1555
悪質商法の相談合志市消費生活センター 096-248-5442(平日10時〜16時)/消費者ホットライン188
合志市役所代表:096-248-1111
応急修理も耐震もブロック塀も、支払い済み・交付決定前の着手は対象外です。動く前に電話をしてください。

熊本県内のほかの市も調べています。——熊本市八代市応急修理の対象工事に「屋根・外壁」を明記、妙見宮周辺地区なら塗替えに2分の1・50万円)/天草市リフォーム助成の対象工事一覧表に「外壁の張替、塗装」)。同じ県で同じ地震でも、市が変わればここまで違います助成金ガイド業者の選び方外壁塗装の費用相場)。