広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

北区の外壁塗装に助成金は出る?——出ます。工事費の20パーセント・上限10万円

出ます工事費(税抜)の20%・上限10万円(税抜10万円以上の工事)

制度
住まい改修支援助成(長寿命化につながるリフォーム工事)
条件
区内の中小事業者に頼むこと/この助成を一度も受けたことがない方/自己所有かつ居住/着工前に承認申請
注意
塗料の条件はありません(遮熱でなくて可)。ただし他の助成との併用は不可
受付
令和8年4月1日〜12月28日(予算2,000万円・200件に達した時点で終了。令和7年度は12月10日に締切)

北区では、外壁の塗り替えに助成が出ます。——「住まい改修支援助成」の対象工事一覧に、「外壁の塗り替え」がそのまま書かれています。工事費(税抜)の20パーセント、上限10万円。——ここが大事なのですが、遮熱塗料でなくてかまいません。ほかの多くの区は「近赤外線の反射率が何パーセント以上」という条件を付けていますが、北区は塗料の条件がありません。ふつうの塗り替えが、そのまま対象になります。そのかわり区内の中小事業者に頼むことと、これまで一度もこの助成を受けていないことが条件です。

このページの内容全14項目

先に結論——ふつうの塗り替えが対象です

①外壁の塗り替えが対象——区の対象工事一覧に名指しで書かれています
②工事費(税抜)の20パーセント・上限10万円(税抜10万円以上の工事)
③塗料の条件はありません——遮熱塗料でなくてかまいません
④区内の中小事業者に頼むことが条件
⑤一度も受けたことがない方に限る——一生に一度の制度です

当サイトが23区を調べてきたなかで、北区は「使いやすいほう」に入ります。——理由は塗料の条件がないことです。多くの区は「近赤外線の日射反射率が50パーセント以上」といった条件を付けていて、使える塗料と色が限られます。北区にはそれがありません。

項目内容
制度名住まい改修支援助成(都市整備部 住宅課 住宅政策係)
位置づけ区内の自宅の「長寿命化につながるリフォーム工事」への助成
助成率・上限工事費用(税抜)の20パーセント・上限10万円
下限税抜10万円以上の改修工事
金額の決め方見積額と実際の工事費を比べて、低いほうの20パーセント
受付期間令和8年4月1日〜12月28日(予算2,000万円・予定件数200件に達した時点で終了)
回数一度も受けたことがない方に限る

上限10万円に届くのは、税抜50万円の工事からです。——戸建ての外壁塗装は、たいてい50万円を超えます。つまり多くの方にとって、助成額は10万円で固定と考えておくのが現実的です。

対象工事に「外壁の塗り替え」と書いてあります

北区のパンフレットには、対象になる工事の一覧が載っています。——6つの区分に分かれていて、外壁塗装は2番目に入っています。

「2.『外装等』で、現存部分の改修に限る
【例】屋根の葺き替えに伴う補修・塗装、外壁の塗り替え、住宅内の給排水管の更新工事、雨樋工事」(北区 住まい改修支援事業パンフレット 別表1)

「外壁の塗り替え」がそのまま書かれています。——屋根については「葺き替えに伴う補修・塗装」という書き方で、雨樋工事も対象です。塗装工事で一緒にやることの多い付帯部が、ここに含まれます。

ほかの区分にも、外まわりの工事が入っています。

区分外まわりに関わる例
1. 基礎部分的な土台又は基礎の工事(基礎部分の破損箇所の改修
2. 外装等屋根の葺き替えに伴う補修・塗装、外壁の塗り替え、雨樋工事
3. 付属物老朽化したベランダの取り替え、ベランダ防水工事、ベランダ床等工事、外階段の改修
5. 防水、防風、防火、耐火、防犯屋上の防水加工、外壁を防火サイディングに取り替え、雨戸・シャッター工事

外壁を塗るときに一緒に考える工事が、ひととおり入っています。——基礎の補修、雨樋、ベランダの防水、屋上の防水。足場を組んだついでにやりたくなるものばかりです(付帯部の塗装)。

ただし「現存部分の改修に限る」という条件が付いています。——いま在るものを直すのが対象で、新しく付け足すのは違います。区は除外の例として「給湯器の新規設置及び既存設備交換、住宅本体部分に関係のないものや単なる交換にあたるもの」を挙げています。

「単なる交換にあたるもの」という言い方は、5番の区分にも出てきます。——同じ性能のものに取り替えるだけでは、長寿命化になっていない、という考え方です。外壁の塗り替えは、傷んだ塗膜を新しくして建物を長持ちさせる工事なので、ここに引っかかりません。

塀・門扉・駐車場は対象外。ベランダは対象

外壁塗装のときに一緒に頼みたくなる工事のうち、どこまでが対象なのか。——区がはっきり分けています。

工事対象になるか
外壁の塗り替え
屋根の葺き替えに伴う補修・塗装
雨樋工事
ベランダの防水・床工事、外階段の改修
屋上の防水加工
塀・門扉・駐車スペースの改修×(外構部分)
庭の散水栓・常夜灯などの改修×(外構)
給湯器の新規設置・交換×
分譲マンションの共有部分(エントランス、廊下、屋根、外壁)×

区のよくある質問でも、同じ線が引かれています。

質問「塀や門扉や庭にある設備を直したいのですが対象となりますか。」
回答「住宅本体の工事ではないため、対象外です。」

質問「ベランダを修繕したいのですが対象となりますか。」
回答「対象となります。ただし、新たにベランダを取り付ける場合は、増改築工事であり工事着工前に、建築課に相談のうえ、住宅課に申請してください。」

だから、見積書の作り方が大事になります。——「外壁塗装一式」のなかに塀の塗装まで入っていると、そこを分けて計算し直すことになります。最初から外壁◯平方メートル、屋根◯平方メートル、雨樋◯メートル、塀◯平方メートルと分けて書いてもらってください(見積書のチェック項目)。

助成の対象は上限10万円ですが、この分け方は助成と関係なく役に立ちます。——数量が分かれていないと、複数の会社を並べても比べられません塗装面積の出し方同じ条件で複数社に出してもらう)。

区内の中小事業者に頼むことが条件です

北区の助成には、業者の条件があります。——「工事は区内の中小事業者を利用した場合に限ります」。

区内中小事業者とは、中小企業基本法第2条に規定する事業を営む者で、次のいずれかです。
①区内に主たる事業所を有する会社の当該事業所
②会社の支店又は営業所(区内に存するものに限る)
③区内に事業所を有する個人事業者

本社が北区になくても、区内に支店や営業所があれば使えます。——ただし条件が付きます。区は見積書について「本社が北区外の事業者の場合は、区内営業所等が発行し、区内営業所の住所が確認できるものに限る」としています。

これは大田区より緩く、台東区より厳しい設計です。

業者の条件
大田区区内に本社かつ本社と契約。区外の支店に頼んだ場合は対象外
北区区内に本店・支店・営業所(区外本社なら区内営業所発行の見積書)
目黒区区内業者(見積書と領収書が区内の支店・営業所のもの)
台東区指定なし。「その住所も問いません」

面白い答えが、区のよくある質問にあります。

質問「自分が区内中小企業ですが、自分で自宅を改修する場合は対象となりますか。他社に工事を依頼しないといけないのでしょうか。」
回答「ご自身が区内中小企業であれば自宅の改修をご自身で行った場合、対象となります。」

北区で工務店や塗装店を営んでいる方が、自分の家を自分で塗る場合も対象ということです。

「区内業者に限る」という条件は、業者選びの範囲を狭めます。——10万円のために選択肢を狭めて、かえって高い見積もりをつかむと本末転倒です。区内の業者を複数まわって、そのなかで比べてください塗装業者の選び方)。北区は営業所があれば対象になるので、探せる範囲はそれなりに広いはずです。

使えるのは一生に一度だけ

ここは見落としやすい条件です。

「これまでに、一度もこの助成を受けたことがない方に限ります。」(北区 住まい改修支援事業パンフレット・申請資格)

「今年度は1回まで」でも「5年空ければまた使える」でもありません。——一度使ったら、それきりです。

これは、当サイトが調べてきた区のなかでも厳しいほうです。——目黒区5年空ければ再申請でき、しかも過去の助成が8万円以下なら特例で早く使える仕組みでした。台東区の高反射率塗料は10年経てばまた使えます江東区設備の種類ごとに5年に1回です。

だから、使いどころを選ぶ制度です。——助成額の上限は10万円。台所の改修で10万円を使ってしまうと、10年後の外壁塗装では使えません。

逆に言えば、外壁塗装は「上限に届きやすい工事」です。——税抜50万円を超えれば10万円が満額出ます。小さな工事で使うより、塗り替えのときに取っておくほうが、金額としては大きくなります。

予算は2,000万円・200件。去年は12月10日に締め切られました

受付期間は長めですが、予算で先に閉まります。

項目内容
承認申請の受付令和8年4月1日〜12月28日
予算総額2,000万円(予定件数200件)
令和7年度の実績12月10日に承認申請を締め切り
審査約2〜3週間で結果を通知。承認決定後に工事(足場工事を含む)を行う
交付申請工事完了後90日以内。最終締切は令和9年2月26日
振込交付申請の審査(約2週間)のあと、約3週間で口座へ

去年は12月10日に締め切られた、と区が書いています。——年内いっぱいまで空いているとは限りません。塗り替えを考えているなら、秋までに動くほうが確実です。

「承認決定後に改修工事(足場工事含む)を行ってください」という書き方に注意してください。——足場を組んだ時点で着工です。大田区足立区墨田区も同じ扱いでした。

審査に2〜3週間かかるので、逆算すると、着工したい日の1か月前には申請しておく必要があります。

そして、終わったあとの締切のほうが、じつは危ないところです。——工事完了後90日以内、かつ令和9年2月26日まで。区はこう書いています。「助成金の承認決定を受けていても、工事完了後90日以内(最終受付:2月26日)に交付申請されなかった場合は、助成金を交付することができませんのでご注意ください。」

承認をもらって工事も終えたのに、書類を出し忘れて0円、ということが起こりえます。——工事が終わったら、その日から90日と覚えておいてください。

コーキングの工事中写真がないと、その分だけ外れます

北区のパンフレットには、外壁塗装を名指しした具体例が載っています。——当サイトが読んできた助成の資料のなかでも、ここまで具体的なものは多くありません。

「例えば、上記見積書の4番の『クラックコーキング』の工事中の写真の提出がない場合→提出いただいた工事後の写真で『クラックコーキング』工事を行ったことの確認が取れない場合、『クラックコーキング』工事について助成対象から除外となります。」(北区 住まい改修支援事業パンフレット)

助成が全部なくなるのではなく、その工事の分だけ計算から外れるという書き方です。——ひび割れの補修(クラックコーキング)が20万円分あったとして、その写真がなければ、20万円が対象工事費から引かれます。

なぜコーキングなのか。——塗り終わったあとの写真では、そこにコーキングが打たれたかどうかが見えないからです。ひび割れを埋めて、その上から塗ってしまえば、完成写真には何も残りません。

区が求めている写真は3種類あります。

①工事前の写真——これがないと助成対象外
②工事後の写真——工事前と必ず同じアングルで
③工事中の写真——工事前後で分かりづらい工事、完成後に隠れてしまう工事について

区はページ本文でも「工事中の写真として、外壁塗装の際の、『コーキング工事』や、『足場の写真』」を例に挙げています。

これは、助成を使わない方にも役に立つ考え方です。——外壁塗装で「やったかどうか外から見えない工事」は、コーキングだけではありません。下地の補修、高圧洗浄、下塗り。どれも仕上げの下に隠れます。

だから、工程写真を残してもらうことに意味があります。——北区の助成を使うなら必須ですし、使わなくても頼んでおく値打ちがあります。まっとうな業者なら、断る理由のない頼みごとです(塗装の工程塗装業者の選び方)。

見積書より高くなるときは、着工前に変更申請

助成額の決め方に、少し変わったところがあります。——「見積額と実際の工事費を比較し、低い方の20%」です。

つまり、見積書を大きく書いておいて実際は安く済ませる、という形では通りません。——目黒区「工事費用とは、見積金額と実際に要した工事費のいずれか低い額」としていました。同じ考え方です。

逆に、工事費が上がったときに困ることがあります。——区が例を挙げています。

「例:見積額が45万円、実際の工事費が50万円の場合。見積額45万円×20%=9万円、実際の工事費50万円×20%=10万円。変更申請を行わないと、45万円と50万円を比較し、低い方が基準になるため、助成額は見積額の45万円が基準になり、20%の9万円になります。(着工後の変更申請は認められません)」

見積額工事費が上がった場合
50万円未満変更申請が必要(着工前に)
50万円以上変更申請は不要(すでに上限10万円に届いているため)

工事費が下がった場合や、工期が変わった場合は、変更申請は要りません。

外壁塗装では、足場を組んでから傷みが見つかることがあります。——下地の補修が増える、木部の傷みが思ったより深い。そういうときに費用が上がります。ただし北区の変更申請は「着工前」しか受け付けません。着工後に増えた分は、助成の計算に入らないということです。

だから、見積もりの段階で「増えそうなところ」を業者と話しておいてください。——足場を組んでから分かることは、確かにあります。ただ、建物を見て回れば、ある程度は先に分かるものでもあります。「開けてみないと分からない」で済ませる会社と、想定される追加を先に伝えてくれる会社の差は、ここに出ます見積書のチェック項目)。

区が「台風で壊れた家を無料で修理」という営業に注意を出しています

助成のページの冒頭に、区からの注意喚起があります。——手口が具体的に書かれているので、そのまま引きます。

「※不審なリフォーム業者にご注意ください
「台風や強風で壊れた住宅を、区役所の依頼を受けて無料で修理している」などと、業者が訪ねてくる事例が発生しております。北区では、無料修理を業者に依頼しておりませんので、くれぐれもご注意いただきますようお願いいたします。」(北区 住まい改修支援助成)

3つの要素が組み合わさっています。——①台風や強風で壊れた ②区役所の依頼を受けている ③無料で修理する。

「区役所の依頼」は事実ではありません。——区が「北区では、無料修理を業者に依頼しておりません」と明言しています。墨田区「区では制度の周知を民間事業者に依頼することはありません」台東区「区からのあっ旋や紹介は行っておりません」としていました。行政が業者を回らせることはないと考えて差し支えありません。

「無料で修理」という言い方にも、注意が要ります。——台風の被害を火災保険で直す、という話につながることがあります。保険が下りるかどうかを決めるのは保険会社で、業者ではありません。「必ず下りる」「自己負担ゼロ」と言い切る相手には、いったん止まってください火災保険と外壁塗装)。

そして、訪ねてきた業者にその場で契約しないこと。——北区の助成を使うなら、どのみち着工前の承認申請が要ります。審査に2〜3週間かかるので、「今日中に決めてください」という話とは、そもそも噛み合いません。

耐震や省エネの助成とは併用できません

北区で家に使える助成は、住まい改修支援助成だけではありません。——ただし掛け持ちができません。

「1、他制度による助成を受けている工事
介護保険による住宅改造や高齢者住宅改造、身体障害者住宅設備改善費の助成、新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成、木造住宅耐震化促進事業等の助成事業、『国のその他助成事業』と併用はできません。(例:介護保険等で玄関の改修を行った場合、玄関全体についてこの助成は利用できません。)」

括弧の中の例が分かりやすいところです。——玄関の改修に介護保険を使ったら、玄関全体がこの助成の対象から外れる。工事の一部でも他制度を使っていれば、その工事はまるごと外れます。

外壁塗装で考えると、こうなります。——耐震改修と外壁塗装を同じ工事として頼むと、耐震の助成を使った時点で、外壁の分もこの助成が使えなくなる可能性があります。区に確認したうえで、見積書と契約を分けておくほうが安全です。

ほかの区では、併用できるところもあります。——目黒区「耐震改修工事助成を申請する場合、その対象となる工事は対象外となります。同時に行う他の箇所の工事は申請できます。ただし、見積書はそれぞれ別にしてください」としていました。北区の書き方はこれより厳しく読めます。

耐震と塗装を同じ年にやる予定なら、住宅課(03-3908-9201)に先に聞いてください。

耐震改修は3分の2・最大150万円

北区で住宅に出るお金として大きいのは、耐震です。——木造民間住宅耐震化促進事業。

区分助成率限度額
耐震改修工事(通常)3分の2100万円
整備地域での耐震改修工事120万円
高齢者世帯等が行う耐震改修工事150万円

助成の対象になる工事も、区が6つ挙げています。——基礎を補強する工事/筋かい、構造用合板等を用いて耐力壁を設置する工事/柱と梁等を緊結する工事/屋根を改修する工事/建築物の一部を撤去し、耐震性の向上に資する工事/これらを施工するのに必要と認められる撤去及び復旧工事です。

4番目の「屋根を改修する工事」に注目してください。——重い瓦屋根を軽い屋根に葺き替えると、建物にかかる地震の力が小さくなります。だから耐震改修の対象に入っています。

屋根の塗り替えを考えていて、瓦が古く、家も昭和56年より前という方は、順番を考える値打ちがあります。——塗るのか、葺き替えるのか。葺き替えなら耐震の助成が使えるかもしれません(張り替えとカバー工法)。

手続きは、住まい改修支援助成よりかなり重くなります。——事前相談(回答まで2〜3週間)→対象承認申請(4月1日〜11月30日)→対象承認決定(2週間程度)→工事の契約と着手届→中間検査→完了検査→完了報告と交付申請(1月31日まで)→交付決定(1か月程度)→請求と支払い(1か月程度)。

途中に「中間検査」が入るのが特徴です。——区は「必ず耐震改修工事の途中で中間検査を受けてください。希望する中間検査の日の一週間前には事前にご連絡ください」としています。壁を閉じる前に見るということです。塗装の工程写真と同じ考え方が、耐震では検査という形になっています。

23区で比べると——北区の位置

当サイトが区の公式情報で確認した16区を、外壁塗装への助成で並べます。

塗料の条件助成率・上限
条件なし
(ふつうの塗り替えでよい)
北区20パーセント・10万円
大田区10パーセント・20万円
目黒区10パーセント・10万円
近赤外線50パーセント以上杉並区20パーセント・15万円
品川区10パーセント・20万円(賃貸オーナー100万円)
墨田区10パーセント・15万円(屋根が必須
足立区3分の1・5万円
近赤外線70パーセント以上葛飾区一律5万円/屋根と壁の両方で10万円
屋根だけが対象で、外壁は出ない区——台東区(40パーセント以上・20パーセント15万円)、江東区(1平方メートル1,000円)、世田谷区(7万円)
塗装への助成が見当たらない区——板橋区中野区練馬区江戸川区荒川区は、かわりに融資の金利を下げています

この並べ方をすると、北区の位置がはっきりします。——金額は真ん中より下(大田区・品川区の20万円、杉並区・墨田区の15万円が上)。ですが「条件なし」の3区のなかでは、助成率がいちばん高い。

それでも北区が使いやすいのは、条件の噛み合いです。

北区の特徴意味
塗料の条件がない遮熱塗料でなくてよい。色も自由に選べます
助成率が20パーセント10パーセントの区の2倍。50万円の工事で満額に届きます
外壁だけでも対象墨田区のように「屋根が必須」ではありません
一生に一度ここだけは厳しい条件です

北区で外壁塗装をする方への、当サイトの整理です。

①塗料は自由に選べます。遮熱の条件がないので、色も製品も好きなものを。
②区内の中小事業者に頼むこと。営業所でも可なので、探せる範囲は広めです。
③秋までに動いてください。去年は12月10日に締め切られました。
④一生に一度なので、小さな工事で使わずに取っておく。塗り替えなら上限10万円に届きます。
⑤コーキングの工事中写真を頼んでおく。これがないと、その分が計算から外れます。

同じ条件で複数社に出してもらって比べてください(東京都と23区の制度をまとめて見る)。

北区は、木造の住宅が多い地域を抱える区でもあります。——耐震の助成に「整備地域」という区分があり、そこでは限度額が上がります。住宅が密集していると、足場の組み方と養生の手間が変わり、見積書の足場代に差が出ます。複数社で大きく違うときは、その理由を聞いてください(足場なしと言われたら)。

よくある質問

北区で、外壁塗装に助成金は出ますか?

出ます。住まい改修支援助成の対象工事一覧に「外装等」の例として「屋根の葺き替えに伴う補修・塗装、外壁の塗り替え」が挙げられています。工事費(税抜)の20パーセント、上限10万円です。

遮熱塗料でないと駄目ですか?

その必要はありません。北区の対象工事一覧に塗料の性能に関する条件は書かれていません。性能を確認する書類が要るのは、壁紙の貼替(抗菌・抗ウイルス)、モニター付きインターホン、防犯ガラス、車いす対応の便器・洗面台・キッチンなどです。

いくらの工事から対象になりますか?

税抜10万円以上です。助成額は工事費(税抜)の20パーセントで、上限10万円。上限に届くのは税抜50万円の工事からです。

どの業者に頼んでもいいですか?

よくありません。区内の中小事業者を利用した場合に限られます。区は「区内に主たる事業所を有する会社の当該事業所」「会社の支店又は営業所(区内に存するものに限る)」「区内に事業所を有する個人事業者」と定義しています。本社が北区外の場合は、区内営業所が発行し、その住所が確認できる見積書が必要です。

自分が区内の中小企業ですが、自宅を自分で直す場合は対象になりますか?

なります。区はよくある質問で「ご自身が区内中小企業であれば自宅の改修をご自身で行った場合、対象となります」と答えています。

何度でも使えますか?

使えません。「これまでに、一度もこの助成を受けたことがない方に限ります」とされています。一生に一度の制度です。

賃貸に住んでいますが使えますか?

使えません。自己所有し、自己が居住している住宅が対象です。店舗、共同住宅、工場など、助成対象者が居住していない建物の工事も対象外です。

分譲マンションの外壁は対象になりますか?

なりません。区は対象外の工事として「分譲マンションの共有部分の工事(エントランス、廊下、屋根、外壁など)」を挙げています。

塀や門扉の塗り替えは対象になりますか?

なりません。区はよくある質問で「住宅本体の工事ではないため、対象外です」と答えています。対象工事一覧でも「塀・門扉・駐車スペースの改修等、外構部分」が除外されています。

ベランダは対象になりますか?

なります。対象工事一覧の「付属物」に、老朽化したベランダの取り替え、ベランダ防水工事、ベランダ床等工事、外階段の改修が挙げられています。ただし新たにベランダを取り付ける場合は増改築工事にあたるため、着工前に建築課への相談が必要です。

いつまでに申請すればいいですか?

工事の着工前に承認申請が必要です。受付は令和8年4月1日から12月28日までですが、予算総額2,000万円に達した時点で終了します。令和7年度は12月10日に締め切られました。

工事のあとの手続きはいつまでですか?

工事完了後90日以内に「完了報告書兼助成金交付申請書」を提出します。最終締切は令和9年2月26日で、90日以内であっても、この日を過ぎると交付されません。

写真は工事後だけでいいですか?

よくありません。工事前と工事後の両方を、同じアングルで、日付入りで撮る必要があります。写真がない場合は助成対象外です。さらに、工事前後で分かりづらい工事や、完成後に隠れてしまう工事は「工事中」の写真も必要です。

外壁塗装で、工事中の写真が必要になるのはどんな場合ですか?

区はパンフレットで、見積書の「クラックコーキング」を例に挙げ、その工事中の写真がないと、工事後の写真では確認が取れないため、その工事について助成対象から除外されると説明しています。コーキングの打ち替えを見積書に入れているなら、その作業中の写真を業者に頼んでおいてください。

見積もりより工事費が高くなったらどうなりますか?

見積額と実際の工事費を比べて、低いほうの20パーセントが助成額になります。見積額が50万円未満の工事で工事費が上がる場合は、着工前に変更申請をしてください。区は見積額45万円が実際は50万円になった例を挙げ、変更申請をしないと助成額が9万円のままになると説明しています。

耐震の助成と一緒に使えますか?

使えません。区は他制度による助成を受けている工事を対象外としており、介護保険による住宅改造、高齢者住宅改造、身体障害者住宅設備改善費の助成、新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成、木造住宅耐震化促進事業等の助成事業、国のその他助成事業との併用ができないとしています。

北区の耐震改修の助成はいくらですか?

耐震改修工事に要した費用(税抜)の3分の2で、1棟につき100万円が限度です。整備地域での耐震改修工事は120万円、高齢者世帯等が行う場合は150万円が限度になります。

参考にした情報

  • 北区「住まい改修支援助成」(都市整備部 住宅課 住宅政策係 03-3908-9201)
  • 北区「令和8年度住まい改修支援事業パンフレット」(PDF・別表1 助成対象工事一覧を含む)
  • 北区「写真台帳(工事中):参考様式」「見積書:参考様式」
  • 北区「木造民間住宅・耐震改修工事事業」(東京都北区木造民間住宅耐震化促進事業実施要綱)

この記事は2026年9月2日時点で、北区の公式ウェブサイトおよび区が配布しているパンフレット(PDF)から確認できた内容をまとめたものです。住まい改修支援助成は予算に達した時点で受付が終わります(令和7年度は12月10日に締切)。申請の前に、必ず区の窓口(住宅課 住宅政策係 03-3908-9201)でご確認ください。