広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
【2026年度】富士市の外壁塗装に使える補助金
条件つきで、あります塗り替えだけなら自腹。空き家なら80万円、耐震補強なら100万円
- いま住んでいる家を塗り替える
- 富士市の補助は出ません。市の「住まいの補助金・支援制度」に並ぶ17本を1本ずつ開きましたが、住宅リフォーム全般の助成はありませんでした
- 空き家バンクの物件を買った
- 対象になります。市が並べた対象工事に「内装、外装又は屋根の改修工事」と書かれています。2分の1・上限80万円、市外からの転入ならさらに20万円
- 耐震補強と一緒にやる
- 補強工事そのものが工事費の10分の8・上限100万円。昭和56年5月31日以前の木造住宅が対象で、耐震診断は無料
- ブロック塀を壊す
- 塀の長さ1メートルにつき20,000円で計算し、その3分の2(上限26万6千円)。撤去した跡に生け垣を作ればさらに10万円
- 終わっているもの
- 市民ゼロカーボンチャレンジ補助金は令和8年6月30日で受付終了。今年度は断熱窓もLED照明もメニューに入っていません
- 枠の広さ
- 令和8年度の当初予算は、耐震補強に1億2,000万円。いっぽう空き家リフォームは300万円で、上限額で割ると3件から4件ぶんです
富士市で「外壁塗装 補助金」と検索してここに来た方へ。——先に結論だけ言うと、塗り替えたいから塗り替える、という工事に富士市のお金は付きません。市の住まい関連の支援制度は17本ありますが、住宅リフォーム全般に使える助成は、その中に無いからです。——ただ、ここで閉じないでください。富士市には外壁塗装が「ついでに」対象になる入口が2つあります。ひとつは空き家バンク。もうひとつは耐震補強です。しかも富士市は、その予算額を1件ずつ公表しています。何件ぶんの枠なのかまで、このページで計算しました。
静岡県内の12市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——富士市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は静岡県の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全16項目
- 先に結論——外壁を塗るだけなら出ません
- 市が並べている17本を、1本ずつ開きました
- 空き家バンクの物件なら「外装」が対象工事です
- 予算を件数に割り直すと、枠の狭さが見えます
- 耐震補強は工事費の8割・上限100万円
- 去年は117件。数字は市が公表しています
- ブロック塀は1メートルにつき2万円。跡地の生け垣でもう10万円
- 親と近くに住むなら30万円。「直線1km以内」まで決まっています
- ゼロカーボン補助は6月30日で終わりました
- 感震ブレーカーは3万円。玄関の写真が要ります
- 結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円
- 「みらいエコ住宅2026事業が使えます」は市の話ではありません
- 動く順番を、月で区切ると
- 補助が無い前提で——富士の家で先に見るところ
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——外壁を塗るだけなら出ません
富士市の答えは、3行で済みます。
①いま住んでいる家の塗り替えに使える助成は、ありません。
②空き家バンクの物件なら、外装の改修が対象工事です(2分の1・上限80万円)。
③耐震補強なら、工事費の8割・上限100万円。診断は無料です。
市が「外壁塗装には出しません」と書いているわけではありません。書いていないから無い、という話でもありません。——富士市の場合は、制度の一覧そのものが答えになっています。市は住まい関連の補助を1ページにまとめていて、そこに並んでいるのは17本。その中に、住宅リフォーム全般を対象にした助成が入っていないのです。
ここを確かめずに「富士市の補助金で塗装が安くなります」と言う業者がいます。業者の選び方でも書いていますが、補助金を持ち出された時点で、制度の名前を聞き返してください。名前が出てこないなら、その話は続けなくて大丈夫です。
市が並べている17本を、1本ずつ開きました
富士市の「住まいの補助金・支援制度」に載っている制度を、全部書き出します。塗装に関係するかどうかを右側に付けました。
| 制度 | 外壁・屋根の塗装との関係 |
|---|---|
| 富士市木造住宅耐震補強事業 | 間接的に関係あり。補強工事が8割・100万円 |
| 富士市ブロック塀等耐震改修促進事業 | 関係あり。塀の撤去・新設に単価つきの補助 |
| 富士市空き家リフォーム支援補助金 | 対象工事に「外装」が明記 |
| 富士市空き家利活用支援補助金 | 関係あり。ただし住むためではなく地域の施設にする場合 |
| 富士市多世代同居・近居支援奨励金 | 関係あり。住宅の改修が対象(2分の1・30万円) |
| 生け垣作り補助金制度 | 塀を撤去した跡に使えます |
| 市民ゼロカーボンチャレンジ補助金 | 今年度のメニューは太陽光・蓄電池・電動車のみ |
| 富士市既存建築物耐震性向上事業 | 非木造の建築物が対象 |
| 民間建築物吹付けアスベスト対策助成制度 | 吹付けアスベストの対策が対象 |
| がけ地近接危険住宅移転事業 | 危険な区域からの移転が対象 |
| 富士地域材使用住宅取得費補助金 | 富士ヒノキを使った住宅の取得が対象 |
| はぐくむFUJI富士市結婚新生活支援補助金 | 新婚世帯の住宅費・引越費が対象 |
| 先導的テレワーク移住者支援補助金 | 移住が対象 |
| 浄化槽設置費・維持管理費補助金 | 浄化槽が対象 |
| 雨水浸透・貯留施設設置費補助金 | 雨水の施設が対象 |
| 富士市浸水住宅改良及び災害復興住宅建設等貸付金利子助成金 | 借入の利子が対象 |
「住宅リフォーム助成」という名前の制度が、どこにも無い。——これが富士市の実態です。だから塗り替えだけを目的にした工事は、入口が見つかりません。
※この一覧には載っていませんが、消防本部が扱う感震ブレーカー設置費補助金も住宅向けです。後の章でふれます。
空き家バンクの物件なら「外装」が対象工事です
富士市空き家リフォーム支援補助金。ここだけは、外壁塗装がまっすぐ対象に入ります。市が挙げている対象工事は、次の5つです。
「補助の対象となる工事は以下のものとし、自ら行う工事(DIY等)の場合は、材料費のみ補助対象とする。」
- 水道、ガス又は電気設備の改修工事
- 台所、トイレ又は風呂の改修工事
- 内装、外装又は屋根の改修工事
- 付帯物(家財を含む)の除却工事
- 増築もしくは減築等の工事又は修繕工事
「外装又は屋根の改修工事」。外壁と屋根を塗り直す工事は、ふつうに読めばここに入ります。金額はこうです。
| 区分 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 基本額 | 工事費の2分の1 | 80万円 |
| 加算額(市外から転入の方) | — | 20万円 |
| 加算額(媒介手数料) | — | 5万円 |
※加算はどちらか一方のみです。両方は付きません。
対象になるのは、富士市空き家バンクに掲載されている空き家だけ。手持ちの空き家をそのまま直す、という使い方はできません。そして住み続ける約束があります。
「空き家の引き渡し以後、入居者が当該空き家に5年以上年以上居住する意思がある方(ただし、市外からの転入者は10年以上)」
※原文のままです。「5年以上年以上」と重なっていますが、市のページの表記をそのまま引きました。読み方としては市内の方は5年、市外から来る方は10年です。
期限が2つあります。どちらも短い。
①「契約を締結した日から、引き渡し以後3か月までに着手する工事が対象」
②「申請前に工事に着手すると、補助金の対象になりません。」
——買ってから業者を探し始めると、3か月はあっという間です。物件を見に行く段階で、塗装の見積もりも並行して取り始めてください。
売買・賃貸の相手が3親等以内の親族だと対象外、市税の滞納があっても対象外。対象地域は市内全域ですが、土砂災害警戒区域や急傾斜地崩壊危険区域などは除かれます。市は防災マップで確認するよう案内しています。
予算を件数に割り直すと、枠の狭さが見えます
ここが、他のページではあまり見ない話です。——富士市は令和8年度の当初予算で、補助金を1本ずつ金額つきで公表しています。その金額を上限額で割ると、今年度おおよそ何件ぶんの枠なのかが見えます。
| 補助金 | 令和8年度の予算額 | 上限額で割ると |
|---|---|---|
| 木造住宅等耐震補強事業費補助金 | 1億2,000万円 | 100万円 → 約120戸 |
| ブロック塀等耐震改修促進事業費補助金 | 1,110万円 | 26万6千円 → 約41件 |
| 多世代同居・近居支援奨励金 | 1,200万円 | 30万円 → 約40件 |
| 危険空家除却促進補助金 | 990万円 | — |
| 感震ブレーカー設置費補助金 | 470万円 | 3万円 → 約156件 |
| 空き家リフォーム支援補助金 | 300万円 | 80万円 → 3〜4件 |
| 耐震シェルター・防災ベッド設置事業費補助金 | 180万円 | 40万円 → 約4件 |
| 緑のいえなみ整備事業補助金(生け垣) | 100万円 | 10万円 → 約10件 |
| 空き家利活用支援補助金 | 100万円 | 100万円 → 1件 |
空き家リフォームの300万円は、上限まで使う人が4人いれば無くなる規模です。——これは制度が冷たいという話ではありません。使う気があるなら、早く動いた人が取るという話です。
耐震補強の1億2,000万円は、ひとりでは使い切れない額に見えます。ただしこれも上限100万円で割れば120戸ぶん。そして市は、この120という数字を別の資料でも書いています。次の章で照らし合わせます。
どの制度にも、市は同じ注意を付けています。
「この事業は、年度毎の予算の範囲内で交付する補助事業であり、予算の状況によっては交付を受けられないことがありますのでご了承ください。」
——予算があるうちに申請が届くかどうか。それだけの話です。
耐震補強は工事費の8割・上限100万円
富士市の耐震補強は、静岡県が進めるプロジェクト「TOUKAI-0」の一部です。対象は昭和56年5月31日以前に建てられた旧耐震基準の木造住宅。金額の決め方はこう書かれています。
「上限 1戸あたり100万円 ※年度内に、補強計画と補強工事に要する経費に10分の8を乗じた額と比較して少ない額。」
10分の8。——工事費の8割です。しかも補強計画(設計)の費用も一緒に見てもらえます。ただし、どんな工事でもいいわけではありません。
「耐震診断の結果、耐震評点1.0未満であった木造住宅が、耐震補強工事を行った後に、評点が1.0以上となる補強計画の作成と当該耐震補強工事(ただし、耐震評点が0.3ポイント以上あがる耐震補強工事に限る。)」
2つの条件が重なっています。
①工事後に評点が1.0以上になること
②その工事で評点が0.3ポイント以上上がること
——たとえば評点0.9の家を1.0にするだけでは、②に届きません。ぎりぎりの補強では対象外になりうる、という設計です。
手続きは3段階。市の言い方では「補助金計画書の提出」→「交付申請書の提出(補強計画作成後)」→「実績報告書の提出(工事完了後)」です。いきなり交付申請ではありません。計画書を出す時点で概算工事費と補強前の平面図が要り、交付申請の時点では精密診断と補強計画の写し、そして相談士免許カードのコピーまで求められます。
実績報告のときに市が求める書類の中に、塗装をする人に関係する一文があります。
「請求書又は領収書(コピー可)※工事費の内訳が、わかるもの」
内訳がわかるもの。——一式いくら、では通らないということです。当サイトが見積書のチェック項目でずっと言っていることを、富士市は補助金の要件として書いています。塗装を同じ工事に混ぜるなら、補強と塗装は最初から行を分けて書いてもらってください。
写真も「補強箇所を撮ったもの(着工前・工事中・完了後)」と3時点を求められます。外壁を剥がしてから撮り直しになると面倒なので、着工前の写真は業者に任せきりにせず、自分でも撮っておくと安心です。
塗装だけを耐震補強の補助に乗せることはできません。補助の対象は補強工事です。ただし市は、耐震補強と同時にやれる別の助成を自分から3つ挙げています。
「耐震補強工事と同時にリフォーム工事をすることで、以下の助成制度が受けられる可能性があります。」
——介護保険の住宅改修/空き家リフォーム支援補助金/多世代同居・近居支援奨励金。ただし「補助対象工事費は重複することはできませんので、ご了承ください。」と釘も刺されています。同じ1円を2つの制度で数えることはできません。
耐震補強と併用できないものもあります。耐震シェルターと防災ベッドです。設置費用の3分の2・上限40万円(高齢者等のみの世帯は6分の5・50万円)が出ますが、市は「耐震補強工事の補助と併用は出来ません。」としています。家全体を直すか、寝室だけ守るか。どちらかを選ぶ設計です。
なお耐震補強をすると税金でも戻りがあります。所得税は工事費の10%を税額から控除(最大25万円)、固定資産税は1年間半額。補助金と税の控除は別勘定ですので、両方を確認してください。
去年は117件。数字は市が公表しています
富士市は「住宅耐震化緊急促進アクションプログラム」という1枚の資料を毎年出していて、そこに目標と実績が数字で載っています。補助金の記事でここまで書ける市は多くありません。
| 年度 | 耐震診断の補助 | 耐震改修工事の補助 |
|---|---|---|
| 令和5年度(実績) | 185戸 | 93戸 |
| 令和6年度(実績) | 330戸 | 129戸 |
| 令和7年度(実績) | 49件 | 117件 |
| 令和7年度(目標) | 100戸 | 120戸 |
市の書き方をそのまま引くと、令和7年度は「住宅の診断49件、改修117件に補助を実施」。目標120戸に対して117件ですから、ほぼ枠どおりに使われています。
ここで先ほどの予算と重なります。1億2,000万円÷100万円=120戸。アクションプログラムの目標「120戸」と、予算から割った数がぴったり一致します。——つまり富士市の耐震補強の枠は、上限額を使う人が120人来たら埋まる規模で組まれている、と読めます。
診断のほうも見てください。令和6年度は330戸。市は「住宅に対するDM送付戸数:4,964戸」とも書いていて、約5,000通の案内を出して330戸が動いた年でした。診断は無料です。旧耐震の家にお住まいなら、塗装を考えるより先にここを通しておくと、選べる道が増えます。
ブロック塀は1メートルにつき2万円。跡地の生け垣でもう10万円
外壁を塗るときに、塀も一緒にどうにかしたい——という相談はよくあります。富士市の場合、塀は塗るより壊すほうにお金が付きます。
対象になる塀の条件は、市がはっきり書いています。
「対象となるブロック塀等は、道路に面し、高さが60センチメートルを超える物に限ります。」
そして撤去する場合は全部撤去することが条件です。半分だけ低くする、という工事は対象になりません。金額は3つに分かれます。
| 工事 | 場所 | 単価と補助率 | 上限 |
|---|---|---|---|
| 撤去 | 小学校の通学路・緊急輸送路・避難地に面するもの | 1メートルにつき20,000円と工事費の少ないほうの3分の2 | 26万6千円 |
| 撤去 | それ以外の市内全域の道路 | 1メートルにつき9,200円と工事費の少ないほうの2分の1 | 10万円 |
| 改善(新設) | 小学校の通学路・緊急輸送路・避難地に面するもの | 1メートルにつき38,400円と工事費の少ないほうの3分の2 | 33万3千円 |
市の原文はこうです。「工事費と、塀の長さ1メートルにつき20,000円をかけた額を比較していずれか少ない方の額の3分の2」——つまり単価は上限であって、実際の工事費が安ければそちらで計算されます。高い見積もりを出しても補助は増えません。
ここが富士市の面白いところです。市はブロック塀のページで、こう案内しています。
「ブロック塀等を撤去した場所に、生け垣を作る場合、生け垣作り補助金が受けられます。」
——塀を壊す補助と、跡地に緑を植える補助を、重ねられるということです。
生け垣の制度は、いまは富士市緑のいえなみ整備事業補助金という名前になっています。経費または市が定める標準工事費の少ないほうの3分の2で、上限10万円(千円未満は切り捨て)。生け垣だけでなく「シンボルツリーと低木」でも使えます。
条件は具体的です。生け垣なら道路と平行に合計3メートル以上、1メートルにつき2本以上、植えるときの樹高が0.5メートル以上、竹やくいなどの補助材料を使うこと。敷地の側にも条件があって、「擁壁等の高さは、基礎を含み0.6m以下であること。」とされています。
「同一の敷地内においての制度の利用は一度限りです」——過去に生け垣作り補助金を使った敷地は対象外です。そして予算は今年度100万円。上限10万円で割ると10件ぶんしかありません。使うつもりなら、年度の早いうちにみどりの課(0545-55-2793)へ相談してください。
親と近くに住むなら30万円。「直線1km以内」まで決まっています
富士市多世代同居・近居支援奨励金は、住宅の改修も対象です。塗装だけを目的にはできませんが、同居や近居を始めるタイミングで家を直すなら、外壁もその工事費に含められる余地があります。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 組み合わせ | 「小学生以下の子を養育する者」と「その親」/「65歳以上の者」と「その子」/「65歳以上の者」と「その孫」 |
| 対象経費 | 住宅の取得に係る経費、住宅の改修に係る経費 |
| 補助率・上限 | 2分の1・上限30万円 |
| 住宅の条件 | 居住用部分の床面積が50平方メートルを超えること |
| 実施期間 | 2024年4月1日から2027年3月31日まで |
「近居」の定義が、数字で決まっています。市の言葉はこうです。
「市内において、同一小学校区又は直線距離で1km以内である住宅に居住すること。」
同じ小学校区なら距離を問わない、区が違っても直線1キロ以内ならよい——という二段構えです。そして「奨励金受領後、多世代同居・近居の状態を10年以上継続すること。」という約束が付きます。
申請の順番も要注意です。市は「新築・改修の場合は工事着手前に、建売・中古の場合は住宅の取得に係る契約の締結前に申請すること。」としています。中古住宅は契約より前。ここを外すと1円も出ません。
ゼロカーボン補助は6月30日で終わりました
「富士市の省エネ補助で窓や外壁が安くなる」と聞いた方へ。令和8年度は、その入口が閉じています。
「市民ゼロカーボンチャレンジ補助金については、交付見込み額が予算額に達したため、令和8年6月30日をもちまして受付を終了いたしました。」
予算額は3,184万円でした。そもそも今年度のメニューは3本だけです。自己所有による太陽光発電システム/蓄電池とV2H/電動車。——住宅の断熱や外まわりは、最初から入っていません。
去年までとメニューが変わっています。市はこう書いています。
「令和8年度はLED照明への改修、強制循環型太陽熱利用システムの導入に対する補助事業は実施しません。」
さらに高効率給湯器は「富士市省エネ家電製品等購入支援キャンペーン」に移り、そちらも7月31日で受付終了しています。
——去年の記事や去年のチラシを見て動くと、空振りします。
断熱窓については、市のページでも国の「先進的窓リノベ事業」が案内されています。窓を触るなら、市ではなく国の枠を見てください。
感震ブレーカーは3万円。玄関の写真が要ります
これは住まいの補助一覧には載っていない制度です。窓口が都市整備部ではなく消防本部予防課だからだと思われます。地震のあとの火災を防ぐための補助で、塗装とは関係ありませんが、外まわりの工事を頼むついでに片付けられます。
| 区分 | 補助額 |
|---|---|
| 既設住宅 | 購入と設置工事の経費の3分の2以内(千円未満は切り捨て)で上限3万円 |
| 新築住宅 | 購入と設置工事の経費で上限1万円 |
申請は令和8年4月1日から令和9年1月29日まで。実績報告の最終締切は令和9年2月26日です。市は「予算を上回る申請があった場合、申請期間中であっても、申請受付を終了する場合があります。」としています。今年度の予算は470万円でした。
実績報告で求められる写真が、少し変わっています。設置後の感震ブレーカーの写真に加えて、「玄関が写っている建物全景の写真」。——どの家に付けたのかを写真1枚で確かめる仕組みです。外壁の写真を撮る機会があるなら、玄関を入れて1枚撮っておくと二度手間になりません。
結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円
富士市には、外壁塗装に使える可能性のある制度がもう1本あります。住宅のページを探しても出てきません。結婚・子育てのカテゴリにあり、窓口も住宅の部署ではないからです。
| 補助上限 | お二人とも29歳以下 60万円/それ以外 20万〜50万円 |
|---|---|
| 対象になる費用 | 住宅取得費用/住宅改修費用=「市内の住宅の機能維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築等費用のうち、工事業者に支払った費用」/住宅賃借費用/引越し費用の合算。上限は4段階——いずれも29歳以下=60万円/39歳以下で令和8年1月1日以後に市外から転入=50万円/39歳以下で市内在住=35万円/いずれかが39歳以下=20万円 |
| 対象外 | 倉庫及び車庫に係る工事、門・植栽等の外構工事、家電購入及び設置に係る費用 |
| 所得 | お二人の合計所得が500万円未満 |
| 年齢 | 婚姻日時点でお二人とも39歳以下(上限20万円の枠だけは、いずれかが39歳以下) |
| 申請期間 | 令和8年7月1日から原則、令和9年2月26日まで(申請多数の場合は期限前に終了) |
| 窓口 | 富士市福祉部福祉総務課 0545-55-2757 |
富士市は外壁塗装を名指ししていませんが、対象外の一覧にも入っていません。ただし、リフォーム費用がどこまでの工事を指すのか、市は定義を公表していませんでした。対象工事の範囲が読めない以上、塗り替えが入るとも入らないとも書けません。申請より先に電話で確かめてください。
この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。
「みらいエコ住宅2026事業が使えます」は市の話ではありません
富士市の外壁塗装の補助を紹介するページの中には、「みらいエコ住宅2026事業」を市の制度のように並べているものがあります。これは国の事業です。富士市のページでも、国の制度は「国が実施する補助金事業等」という別の見出しの下にまとめられています。
混ぜないための見分け方は簡単です。
①窓口が市役所か、事業者か。国の住宅省エネの補助は、登録された事業者が申請を代行します。自分では申請できません。
②市の予算書に名前があるか。富士市の補助金は当初予算に1本ずつ載っています。載っていなければ、市の制度ではありません。
国の省エネ補助はそれ自体は本物ですが、外壁の塗り替えだけでは基本的に届きません。断熱材や窓など、性能が上がる工事とセットになるのが前提だからです。「塗るだけで100万円出ます」と言われたら、そこは踏みとどまってください。
動く順番を、月で区切ると
富士市の制度は、年度の頭に動いた人が有利です。予算の小さいものが多いからです。逆算した順番を置いておきます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| いま | 自分の家が昭和56年5月31日以前かどうかを確かめる。登記か固定資産税の通知書でわかります |
| 旧耐震だった場合 | 建築土地対策課(0545-55-2791)へ電話。無料の耐震診断から始まります |
| 診断のあと | 評点が1.0未満なら、補強で0.3ポイント以上上げられるか設計者に聞く。ここが補助の分かれ目です |
| 並行して | 外壁・屋根の見積もりを2〜3社から取る。補強と塗装を別の行で書いてもらう |
| 塀もあるなら | 通学路・緊急輸送路・避難地に面しているかを確認。面していれば単価が2倍以上変わります |
| 着工の前 | 交付決定が出るまで、絶対に工事を始めない。市は全制度で同じ注意をしています |
| 年度の終わり | 実績報告。内訳のわかる請求書と、着工前・工事中・完了後の写真 |
市の言葉を、もう一度だけ引きます。
「手続き前に補助対象事業を進めた場合には、補助の対象になりませんのでご注意ください。」
——訪問してきた業者に「今日決めれば補助金が間に合います」と言われたら、それは逆です。今日契約すると間に合わなくなるのが、富士市の制度の作りです。
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
補助が無い前提で——富士の家で先に見るところ
ここまでで分かるとおり、ほとんどの家は富士市の補助に届きません。そのときに残る手は、工事の中身を自分で見られるようになることだけです。外壁塗装の費用相場もあわせてどうぞ。
富士市は、南に田子の浦の海があり、北に富士山を背負っています。海に近い地区と、山に向かって高くなる地区では、家の傷み方が変わります。海側は塩分を含んだ風で金属部分がさびやすく、山側は雨と風が強く当たる面ができやすい。——どちらにしても、家の四面が同じように傷むわけではないということです。
見積もりを受け取ったら、この3つだけ確かめてください。
①塗る面積が書いてあるか(平方メートルの数字)。一式では比べられません。
②塗料の商品名と、塗る回数。下塗り・中塗り・上塗りが別の行になっているか。
③足場の金額が独立しているか。ここを本体に混ぜる見積書は、比較を難しくします。
——耐震補強の補助で市が「工事費の内訳が、わかるもの」を求めているのと、まったく同じ考え方です。
そしてもうひとつ。富士市には「住宅リフォーム助成」という制度がありません。それを知っているだけで、補助金を持ち出す営業トークをその場で止められます。名前を聞いて、市の予算書に載っているかどうか。判断はそれで足ります(業者の選び方)。
制度が使えても使えなくても、ここから先は同じです。——富士市で払う額を決めるのは、工事の中身だからです。先に「だいたいいくらか」を掴んでおくと、届いた見積書を自分で検算できます(費用シミュレーター)。そのうえで同じ条件で2〜3社に出してもらってください(一括見積もりサービスの比較)。
よくある質問
富士市で外壁塗装に補助金は出ますか?
前から住んでいる家の外壁を塗り替えるだけなら、出ません。富士市の「住まいの補助金・支援制度」に並んでいる17本を1本ずつ開きましたが、住宅リフォーム全般に使える助成はありませんでした。ただし空き家バンクの物件を買った場合と、耐震補強工事に伴う場合は別です。
空き家を買いました。外壁塗装は対象になりますか?
富士市空き家バンクに掲載されている空き家なら、対象になりえます。市は補助の対象工事に「内装、外装又は屋根の改修工事」を挙げていて、外装がそのまま書かれています。工事費の2分の1で上限80万円、市外から転入する方はさらに20万円が加算されます。
空き家リフォーム支援補助金は、今年度あと何件ぶん残っていますか?
市が公表している令和8年度の当初予算では、空き家リフォーム支援補助金は300万円です。上限80万円で割ると3件から4件ぶんという計算になります。残りの枠は年度の途中で変わりますので、住宅政策課(0545-55-2814)に電話で確認してから動いてください。
耐震補強と一緒に外壁を塗ったら、塗装代も補助されますか?
耐震補強の補助は補強工事に対するものです。市は実績報告のときに「請求書又は領収書(コピー可)※工事費の内訳が、わかるもの」を求めていますので、補強と塗装は見積書の段階で分けて書いてもらってください。ただし市は耐震補強と同時にできるリフォーム助成として、介護保険の住宅改修・空き家リフォーム支援補助金・多世代同居近居支援奨励金の3つを名指ししています。
耐震補強の補助はいくらですか?
上限は1戸あたり100万円です。市は「年度内に、補強計画と補強工事に要する経費に10分の8を乗じた額と比較して少ない額。」と書いていますので、率としては工事費の8割になります。対象は昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅で、耐震評点が1.0未満から1.0以上になり、かつ0.3ポイント以上上がる工事に限られます。
耐震診断にお金はかかりますか?
かかりません。富士市の耐震化緊急促進アクションプログラムに「住宅の耐震診断費に対する補助を無料で実施」と書かれています。令和6年度は330戸が診断の補助を使いました。まず診断を受けないと補強の補助にも進めませんので、ここが入口になります。
ブロック塀を壊すのに補助はありますか?
あります。道路に面していて高さが60センチメートルを超えるブロック塀が対象です。小学校の通学路や緊急輸送路、避難地に面していれば、塀の長さ1メートルにつき20,000円をかけた額と工事費の少ないほうの3分の2で、上限26万6千円。それ以外の市内の道路なら1メートルにつき9,200円で計算し、2分の1・上限10万円です。
塀を壊した跡に生け垣をつくると、補助はもらえますか?
もらえます。市はブロック塀のページで「ブロック塀等を撤去した場所に、生け垣を作る場合、生け垣作り補助金が受けられます。」と案内しています。制度の正式な名前は富士市緑のいえなみ整備事業補助金で、経費の3分の2・上限10万円です。ただし同じ敷地で使えるのは一度限りです。
窓の断熱改修に富士市の補助はありますか?
令和8年度はありません。市民ゼロカーボンチャレンジ補助金の今年度のメニューは、太陽光発電システム・蓄電池とV2H・電動車の3本だけです。しかもその3本も「交付見込み額が予算額に達したため、令和8年6月30日をもちまして受付を終了いたしました。」と市が告知しています。
業者に「みらいエコ住宅2026事業が使えます」と言われました。富士市の制度ですか?
富士市の制度ではありません。国が実施している住宅省エネの補助事業で、申請は住宅省エネ2026支援事業者が代行します。富士市のゼロカーボン補助のページでも、国の事業は「国が実施する補助金事業等」として別枠で紹介されています。市の補助と国の補助を混ぜて説明する業者がいますので、どちらの話なのか聞き直してください。
感震ブレーカーの補助はいくらですか?
既にある住宅なら、購入と設置工事の経費の3分の2以内で上限3万円です。新築の場合は上限1万円。申請は令和8年4月1日から令和9年1月29日まで、実績報告の最終締切は令和9年2月26日です。窓口は消防本部予防課(0545-55-2859)で、電子申請もできます。
親と近くに住むためのリフォームに補助はありますか?
富士市多世代同居・近居支援奨励金があります。工事費の2分の1で上限30万円。近居の定義がはっきり決まっていて、市は「市内において、同一小学校区又は直線距離で1km以内である住宅に居住すること。」としています。奨励金を受けたあとは10年以上その状態を続けることが条件です。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
富士市の公式ページと公表資料を2026年9月5日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。
- 富士市「はぐくむFUJI富士市結婚新生活支援補助金」(更新日2026年6月25日/住宅改修費用=市内の住宅の機能維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築等費用のうち工事業者に支払った費用、倉庫・車庫・門・植栽等の外構・家電は除く/上限=29歳以下60万円・市外から転入50万円・市内35万円・いずれかが39歳以下20万円/申請 令和8年7月1日〜原則令和9年2月26日/福祉総務課 0545-55-2757)
- 富士市「住まいの補助金・支援制度」(掲載されている17制度をすべて確認)
- 富士市「木造住宅の耐震対策」「耐震対策【TOUKAI-0】について」「プロジェクト「TOUKAI-0」申請書ダウンロード」(補助額・要件・提出書類)
- 富士市「富士市住宅耐震化緊急促進アクションプログラム2025」(令和5〜7年度の診断・改修の実績戸数、令和7年度の目標)
- 富士市「危険なブロック塀等の撤去・改善を支援します。」(補助対象事業一覧の単価・補助率・限度額)
- 富士市「富士市空き家リフォーム支援補助金(空き家バンク利活用支援)」「富士市空き家利活用支援補助金」
- 富士市「富士市多世代同居・近居支援奨励金」「富士市緑のいえなみ整備事業補助金制度」
- 富士市「市民ゼロカーボンチャレンジ補助金制度概要」(受付終了の告知・予算額・今年度のメニュー)
- 富士市消防本部「感震ブレーカー設置費用の一部を補助します(令和8年度)」
- 富士市「令和8年度 当初予算説明附属資料」(補助金一覧の予算額。件数の計算は当サイトによるものです)
- 富士市の公式ページを開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
耐震補強・ブロック塀=都市整備部 建築土地対策課 建築安全推進担当(0545-55-2791/市庁舎7階北側)
空き家リフォーム・多世代同居近居=都市整備部 住宅政策課 住まい政策担当(0545-55-2814/市庁舎7階北側)
生け垣・緑のいえなみ=都市整備部 みどりの課 緑化政策担当(0545-55-2793)
感震ブレーカー=消防本部 予防課(0545-55-2859)
ゼロカーボン=環境部 環境総務課 脱炭素推進担当(0545-55-2901)
静岡県内のほかの市も調べています。藤枝市(塗装への補助は無いが、新婚世帯は最大80万円・耐震は補助率100%で115万円)/静岡市/浜松市/御殿場市/沼津市(市が見積書の作成例まで公開している市)。同じ静岡県でも、市が変われば答えが変わります(助成金ガイド)。