広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
【2026年度】焼津市の外壁塗装に使える助成金
条件つきで出ます塗り替えだけには出ません。中古住宅を買って直すなら道があります
- 塗装を名指しした制度はありません
- 市の住宅補助を通して読んでも「塗装」の語は出てきません。近いのは2本です
- 中古住宅を買うなら「外装」の加算があります
- 中古住宅流通促進事業=基本30万円+リフォーム加算20万円。加算の条件に「内装、外装又は屋根の改修工事」(市内業者・200万円以上)
- 省エネの76万6千円は断熱材です
- 外壁のモデル工事費が「168,000円/㎥」=体積で数えています。塗料の膜では届きません
- 古い吹付の壁はアスベストの確認から
- 市の環境課が「外装仕上げに用いられた石綿含有塗材」の飛散防止措置を求めています
- ただしその除去に補助は出ません
- 市は「一般的な住宅等で使用されている建築用仕上げ塗材は補助対象となりません」と明記。費用は自己負担です
- 耐震は工事費の8割・100万円
- 代理受領制度があり、差額だけ用意すれば済みます。契約前の申請が必要です
「焼津市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。焼津市に、外壁の塗り替えだけに使える補助はありません。近いのは中古住宅を買って直すときの「外装」の加算と、断熱材を入れる省エネ補助の2本です。ただし焼津市には、もっと先に確かめたほうがいいことがあります。市が「石綿含有仕上塗材」のページを持っていることです。順に見ていきます。
静岡県内の12市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——焼津市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は静岡県の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全12項目
塗装を名指しした制度はありません。近いのは2本です
焼津市の住宅補助は建築住宅課(054-626-2169)にまとまっています。ひととおり読んでも、外壁の塗り替えそのものにお金が出る制度はありませんでした。ただし、言葉のうえで近いものが2本あります。
図1 焼津市で外壁の塗り替えに使える道
| 制度 | 上限 | 外壁塗装は |
|---|---|---|
| 省エネ住宅普及推進事業費補助金 | 76万6千円(23%) | 概要に「窓・外壁等の断熱改修」。ただし断熱材が対象 |
| 中古住宅流通促進事業補助金 | 30万円+加算20万円 | 加算の条件に「内装、外装又は屋根の改修工事」 |
| 木造住宅の補強工事(TOUKAI-0) | 100万円(工事費の8割) | 耐震補強のみ。要綱に外壁・塗装の記載なし |
| 建築物の吹付けアスベスト対策 | 調査25万円/除去120万円 | 「建築用仕上げ塗材は補助対象となりません」 |
| 耐震シェルター等の設置 | — | 関係なし |
| ブロック塀などの撤去 | — | 塀だけ |
| 空き家除却事業補助金 | — | 解体のみ |
| 雨水貯留タンク・浸透ます | — | 関係なし |
| がけ地近接危険住宅移転 | — | 移転のみ |
この表でいちばん目を引くのは、4行目だと思います。市がアスベストの補助について「建築用仕上げ塗材は補助対象となりません」とわざわざ書いている。裏を返せば、外壁の仕上塗材にアスベストが入っている家がある、ということです。ここから見ていきます。
市が「石綿含有仕上塗材」のページを持っています
焼津市の環境課は、「石綿含有仕上塗材の除去作業における石綿飛散防止対策について」というページを出しています。短いページですが、内容は重いです。
「平成29年5月30日付けで環境省より通知があり、建物等の内装・外装仕上げに用いられた石綿含有塗材の除去・補修作業を行うにあたっては、通知に基づいた適切な工法により、石綿飛散防止措置が講じられるよう、お願いします。」
「外装仕上げに用いられた石綿含有塗材」——これは外壁の吹付材のことです。市は環境省の通知PDFを自分のサイトに置いて、案内しています。
古い家の外壁には、吹付タイル、リシン、スタッコといった仕上材が使われています。1970年代から1990年代にかけて作られたこれらの材料には、アスベストが混ぜられていたものがあります。石綿含有仕上塗材と呼ばれるものです。
問題は塗り替えのときです。塗り替えの前には、必ず高圧洗浄と下地の処理をします。浮いた古い塗膜を削り落としたり、剥離剤で落としたりする。その作業でアスベストが飛びます。塗るだけなら飛びませんが、削るときは別です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 材料の名前 | 吹付タイル、リシン、スタッコなどの仕上塗材、およびその下地調整材 |
| 見た目 | 砂を吹き付けたようなざらざらした壁、粒の立った凸凹の壁 |
| 飛ぶ場面 | 塗り替え前のケレン(削り落とし)、剥離剤での除去、高圧洗浄 |
| 飛ばない場面 | そのまま上から塗り重ねる場合(ただし密着の可否は別の判断です) |
| 確かめ方 | 分析調査。建築物石綿含有建材調査者が行います |
| 市の窓口 | 環境課 054-626-2153(本庁舎3階) |
「うちは古い吹付の壁だ」と思ったら、見積もりの段階で業者に確認してください。「アスベストの分析はしますか」「する場合、下地処理はどの工法になりますか」。この2つを聞けば、どのくらい分かっている業者かも同時に分かります。
ただし、その除去には補助が出ません。市が明記しています
焼津市には建築物の吹付けアスベスト対策事業費補助があります。金額は小さくありません。
| 区分 | 内容 | 補助額 |
|---|---|---|
| 含有調査事業 | 建築物の壁、柱、天井等に吹き付けられた建材のアスベストの有無を分析する調査 | 1敷地25万円を限度 |
| 除去等事業 | 吹き付けられたアスベストの除去、封じ込め、囲い込み | 費用の3分の2以内・1敷地120万円を限度 |
| 窓口 | 建築住宅課(本庁舎5階)054-626-2169。事前相談に現況写真・平面図・配置図を持参 | |
| 順番 | 含有調査及び除去等工事を実施する前に、必ず補助金の申請を | |
| 資格 | 調査は建築物石綿含有建材調査者が実施。除去等は調査者の事業計画策定が必要 | |
ここまで読むと期待してしまいますが、市は備考にこう書いています。
「補助の対象になる『吹付アスベスト』とは、建物の通常の使用状態において飛散の恐れのある建築材料であり、一般的な住宅等で使用されている建築用仕上げ塗材は補助対象となりません。」
図2 焼津市のアスベスト補助——外壁の仕上塗材は対象外
同じ市の中で、話が2つに分かれています。環境課は「外装仕上げの石綿含有塗材は、飛散防止措置をとってください」と言う。建築住宅課は「一般住宅の仕上塗材は補助の対象外です」と言う。つまり、対策は求められるが、費用は自己負担です。
これは焼津市が冷たいという話ではありません。吹付けアスベスト(吹き付けただけの、綿のような状態のもの)と、仕上塗材(塗料に混ぜて固めたもの)は、飛びやすさが違うという国の整理にもとづいています。ただ、削れば飛ぶという点は同じです。
だから、見積書の段階で分かれます。アスベストの可能性を織り込んだ業者は、分析調査の費用と、飛散させない工法(湿潤化、集じん、隔離など)の費用を計上します。何も書かずに安い見積書を出してくる業者と、金額が違って当然です。安いほうを選ぶ前に、なぜ違うのかを確かめてください。見積書の読み方は見積書のチェック項目にまとめました。
順番も書いておきます。アスベストがありそうな家で塗り替えを考えるときは、次の順で確かめると迷いません。
| 順番 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | 建築年を確かめる | 建築確認通知書か登記。1970〜1990年代なら可能性があります |
| 2 | 仕上材の種類を見る | ざらざらした吹付(リシン・スタッコ・吹付タイル)かどうか |
| 3 | 業者に聞く | 「アスベストの分析はしますか」——答え方で分かります |
| 4 | 分析調査 | 建築物石綿含有建材調査者が実施。費用は自己負担です |
| 5 | 工法を決める | 含有ありなら湿潤化・集じん・隔離など。見積書に項目が立ちます |
| 6 | 塗り重ねという選択 | 削らずに上から塗れば飛びません。ただし密着するかは別の判断です |
6番目は迷いどころです。削らなければ飛ばないので、既存の塗膜がしっかりしていれば上から塗り重ねるという選択もあります。ただし、浮いている塗膜の上に塗れば、数年で一緒にはがれます。飛散のリスクと、持ちの問題。この判断は、売る側でない人に一度見てもらう価値があります。焼津市には、そのための無料相談が市役所の中にあります(後述)。
省エネの76万6千円は、断熱材です。単位が「立方メートル」
焼津市の省エネ住宅普及推進事業費補助金は、概要にこう書かれています。
「耐震性が確保された既存の戸建て住宅に対する窓・外壁等の断熱改修工事や、設備の効率化工事に対して補助金が受けられます。」
「外壁」の語があります。金額も上限76万6千円と、焼津市の住宅補助では大きいほうです。ただ、市が公開している基準額表(別表第1)を開くと、話がはっきりします。
| 部位 | 断熱材の区分 | モデル工事費 |
|---|---|---|
| 外壁 | A〜C | 168,000円/㎥ |
| 外壁 | D〜F | 252,000円/㎥ |
| 屋根・天井 | A〜C/D〜F | 60,000円/㎥・102,000円/㎥ |
| 床 | A〜C/D〜F | 210,000円/㎥・316,000円/㎥ |
| 区分の意味 | A〜C=熱伝導率0.052〜0.035/D〜F=0.034以下 | |
単位が「㎥」——立方メートルです。面積ではなく、体積で数えています。これは断熱材を壁の中に詰める工事の数え方です。塗料の膜の厚さはコンマ数ミリなので、体積では数えられません。熱伝導率の区分にも入りません。
「塗るのは平方メートル、断熱材は立方メートル。」この違いが、そのまま制度の線引きになっています。遮熱塗料や断熱塗料を売り文句にする業者が「省エネの補助が使えます」と言ってきたら、焼津市では通りません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 基準額と工事費の少ないほうの23%以内・上限76万6千円 |
| 必須工事 | 2箇所以上の窓・ドア(外皮に面する開口部)の断熱改修 |
| 任意工事 | 外壁・屋根・床・天井(躯体)の断熱改修/給湯器・照明等(設備)の効率化 |
| 対象住宅 | 1981年6月1日以降に着工、または耐震性が証明されている、またはTOUKAI-0で耐震性が確認された住宅 |
| 設備工事の上限 | 設備の金額は開口部と躯体の工事金額合計以下であること |
| 申請期限 | 2026年1月30日(実績報告は2026年2月27日) |
| 順番 | 工事業者と契約する前に、必ず補助金の申請を |
| 併給 | 国・県・市の重複する補助制度との併給は不可 |
必須工事が「窓・ドアの断熱改修2箇所以上」という点も大事です。外壁だけでは申請できません。窓を2箇所以上直すのが前提で、外壁の断熱材はそこに乗せる任意工事です。
中古住宅を買って直すなら、「外装」の加算があります
もうひとつ、言葉のうえで外壁に届いているのが焼津市中古住宅流通促進事業補助金です。令和7年度に始まった新しい制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本の補助額 | 30万円 |
| リフォームの加算 | 20万円。市内の業者が施工し、改修工事の合計が200万円以上(税抜き)であること |
| 加算の対象工事 | 給排水・ガス・電気設備/台所・便所・浴室/内装、外装又は屋根の改修工事/外構/その他市長が認める工事 |
| 対象の住宅 | 市内の中古住宅で、建築されてから30年以上経過(昭和56年5月31日以前の建物は耐震性が確認されていること) |
| 購入額 | 住宅と土地の購入合計額が500万円以上(税抜き)。住み始める前のリフォーム経費も含められます |
| 居住 | 5年以上居住しようとすること |
| 除かれる場合 | 3親等以内の親族から購入した住宅・土地は対象外 |
| 契約の時期 | 令和7年4月1日〜令和10年3月31日に売買契約 |
| 窓口 | 建築住宅課 空き家対策担当。必ず事前に相談を |
加算の対象工事に「内装、外装又は屋根の改修工事」とあります。外壁の塗り替えは「外装の改修工事」です。ただし条件が2つ。市内の業者であることと、改修工事の合計が200万円以上であること。
30坪の家で外壁と屋根をまとめて塗ると、足場を入れて80万〜120万円が目安です。塗装だけでは200万円に届きません。水まわりや内装と合わせて、まとめて直すなら形になります。中古住宅を買って住み始める前に、まとめて手を入れる——そういう組み立てのための制度です。費用の目安は外壁塗装の費用相場にまとめています。
耐震は工事費の8割・100万円。立て替えなくて済みます
静岡県はプロジェクト「TOUKAI-0」という耐震化の取り組みを続けています。焼津市もその一員です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 耐震診断の専門家派遣 | 市が専門家を派遣します |
| 木造住宅の補強工事(補強計画一体型) | 耐震補強工事費の8割または100万円のいずれか少ない額 |
| 対象住宅 | 1981年(昭和56年)5月31日以前に建築された木造住宅で、耐震評点が1.0未満 |
| 申請できる人 | 所有者など。借家でも所有者の同意があれば居住者が申請できます |
| 補強計画 | 静岡県耐震診断補強相談士、または2025年改訂版の講習会修了者がいる事務所が作成 |
| 代理受領制度 | あり。市から工事業者へ直接支払われるので、申請者は差額だけ用意すれば済みます |
| 順番 | 工事業者と契約する前に、必ず補助金の申請を |
| ほかに | 耐震シェルター等の設置/木造住宅の除却/ブロック塀などの撤去/木造以外の建築物の耐震診断 |
市が公開しているTOUKAI-0総合支援事業費補助金交付要綱を通して読みましたが、「外壁」も「塗装」も出てきません。耐震補強の工事費だけが対象です。
ただし代理受領制度は使いやすい仕組みです。市は「申請者は耐震補強工事費から補助金額を差し引いた金額を用意すれば」と説明しています。100万円を立て替えずに済みます。塗るか耐震かで迷っている方は、先に耐震の相談をしてから塗装の時期を決めてください。
建築士に無料で聞けます。毎月第2火曜、市役所本庁3階
焼津市には建築なんでも相談があります。相談員は一般社団法人 志太建築士会の地元建築士です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 相談員 | 一般社団法人 志太建築士会会員の地元建築士 |
| 費用 | 無料 |
| 日時 | 毎月第2火曜日 午後1時〜3時30分(年末年始・祝休日の場合は広報やいづ1日号で確認) |
| 場所 | 市民相談室(市役所本庁3階) |
| 予約 | 必要。054-626-1133(市民相談室) |
| 相談内容 | 住宅の耐震診断や耐震補強/高齢者・障害者(バリアフリー)住宅/これから住宅を建てる人へのアドバイス/その他 |
| 時間 | 面談は50分以内。建築確認通知書や図面、写真を持参すると話が早い |
50分という時間は、見積書を1枚読んでもらうには十分です。「その他」という枠があるので、外壁の相談も持ち込めます。工事を売る立場でない建築士に、無料で聞ける場所が市役所の中にあります。
この志太建築士会は、隣の藤枝市でも「木造住宅よろず相談」の相談員をつとめています。志太地域で同じ建築士会が両市の相談を受けている、ということです。
もうひとつ、焼津市は2022年の台風第15号で被害を受けた際に、応急修理を実施できる業者の名簿をPDFで公開しました。瓦屋根連合会/リフォーム協議会/静岡県建設労働組合焼津支部の3団体分です。応急修理制度そのものは受付終了していますが、市が業者の一覧を出したという事実は残っています。業者の選び方は外壁塗装業者の選び方にまとめました。
そのときの緊急修理の説明も参考になります。市は対象を「雨水の浸入等を放置すれば住家の被害が拡大するおそれがある屋根、外壁、建具(玄関、窓やサッシ等)の必要な部分」と書いていました。災害のときの「外壁」は、塗り替えではなくブルーシートの世界です。
焼津で塗るなら、いつか——海沿いで、秋に降る土地です
焼津市内に気象庁の観測地点がないので、約12km北東の静岡地方気象台の平年値を見ます。
図3 焼津のとなり・静岡の月別降水量——秋も降ります
| 項目 | 数値 | 塗装への影響 |
|---|---|---|
| 年降水量 | 2,327.3mm | 全国平均より4割ほど多い土地です |
| 7月・9月の降水量 | 296.6mm・280.6mm | 年間で1位と2位。9月は台風と秋雨です |
| 6月・10月の降水量 | 268.9mm・250.3mm | 秋も降ります。10月も避けたい月です |
| 最も少ない月 | 1月79.6mm・12月80.7mm | 冬が乾く土地です |
| 11月の降水量 | 134.2mm | 秋で唯一少ない月。狙い目です |
| 1月・12月の日照時間 | 207.9時間・200.5時間 | 8月(201.8時間)より冬のほうが日が照ります |
| 1月・2月の平均湿度 | 57% | 年間でいちばん乾きます |
| 1月の日最低気温 | 2.1℃(日最高11.7℃) | 朝だけ施工条件の5℃を割ります |
数字の読み方は隣の藤枝市と同じです。降水量の1位は7月、2位は9月。10月も250.3mm。梅雨だけでなく、秋雨と台風でも降ります。焼津でも「秋が狙い目」は通じません。塗るなら11月から1月です。
ただし焼津には、藤枝にない条件があります。海です。
焼津市は駿河湾に面していて、焼津漁港を抱えています。海に近い地区では、風に乗った塩分が家に届きます。塩害です。
| 部位 | 起きること | 見積もりで確かめること |
|---|---|---|
| 鉄部(手すり、雨戸、庇の裏) | 塩分でさびが内陸より早く進みます | ケレンの程度。さびを落とす手間が金額に出ます |
| 雨樋の留め金具 | 金具から先にさびて、樋が落ちることがあります | 金具を交換するのか、塗るだけか |
| サッシまわり | アルミの白い粉ふき、コーキングの劣化 | コーキングを打ち替えるか、増し打ちか |
| 外壁の海側の面 | 同じ家でも、海に向いた面だけ先に傷みます | 面ごとに状態を見てもらったか |
| 下地処理 | 塩分が残ったまま塗ると密着が落ちます | 高圧洗浄で塩分を流したか |
塩害の土地では、塗料の等級を上げるより、下地処理にお金をかけたほうが持ちます。フッ素や無機に変えても、さびた鉄部の上や塩分が残った壁の上では、期待どおりには持ちません。「高圧洗浄は何メガパスカルで、何時間かけますか」「鉄部のケレンはどの程度ですか」——この2つを聞いてください。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 春(4〜5月) | 各補助の受付。アスベストの可能性がある壁なら、分析調査の相談も |
| 梅雨〜秋(6〜10月) | 工事は置かない。7月296.6mm・9月280.6mm・6月268.9mm・10月250.3mm |
| 晩秋(11月) | 塗装の適期。134.2mmで秋では唯一少ない月 |
| 冬(12〜1月) | 塗装の適期その2。雨80mm前後・湿度57%。朝だけ待ちます |
| 2026年1月30日 | 省エネ住宅普及推進事業の申請期限 |
| 2026年2月27日 | 同・実績報告の期限 |
結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円
焼津市には、外壁塗装に使える可能性のある制度がもう1本あります。住宅のページを探しても出てきません。結婚・子育てのカテゴリにあり、窓口も住宅の部署ではないからです。
| 補助上限 | お二人とも29歳以下 60万円/それ以外 30万円 |
|---|---|
| 対象になる費用 | 住居費(取得費または賃借費)・引越費用・リフォーム費用を合算した額 |
| 対象外 | すでに他の制度などで補助を受けている場合は対象外。勤務先から住宅手当等が支給されている場合はその額を除きます |
| 所得 | お二人の合計所得が500万円未満 |
| 年齢 | 婚姻日時点でお二人とも39歳以下 |
| 申請期間 | 2026年4月1日〜2027年3月10日に支払われたもの |
| 窓口 | 焼津市(婚姻前に同居していた場合の賃借費用は、婚姻を前提とした同居であることが契約書に明記されていれば対象) |
焼津市は外壁塗装を名指ししていませんが、対象外の一覧にも入っていません。ただし、リフォーム費用がどこまでの工事を指すのか、市は定義を公表していませんでした。ここから外壁の塗り替えが対象だと読み取ることは、当サイトではしていません。窓口で確認してから動いてください。
この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
焼津市で、外壁塗装に助成金は出ますか。
塗り替えそのものに使える補助はありません。市の住宅補助を通して読んでも、「塗装」を名指しした制度はありませんでした。言葉のうえで近いのは2本で、省エネ住宅普及推進事業費補助金(概要に「窓・外壁等の断熱改修」)と中古住宅流通促進事業補助金(加算の条件に「内装、外装又は屋根の改修工事」)です。
省エネの補助が76万6千円あると聞きました。塗装で使えますか。
使えません。市が公開している基準額表を見ると、外壁の断熱改修は断熱材の区分ごとに「168,000円/㎥」「252,000円/㎥」と、体積(立方メートル)で数えています。塗料の膜の厚さはコンマ数ミリなので、体積では数えられません。区分の基準も熱伝導率0.052〜0.035/0.034以下で、塗料では届きません。必須工事も「2箇所以上の窓・ドアの断熱改修」です。
中古住宅の補助で、外壁塗装は対象になりますか。
条件つきで入り得ます。焼津市中古住宅流通促進事業補助金は基本30万円で、リフォームをすると20万円が加算されます。加算の対象工事に「内装、外装又は屋根の改修工事」とあり、外壁塗装は「外装の改修工事」にあたります。ただし施工が市内の業者であることと、改修工事の合計が200万円以上(税抜き)であることが条件です。
塗装だけで200万円には届きません。
そのとおりです。30坪の家で外壁と屋根をまとめて塗っても、足場を入れて80万〜120万円が目安です。この加算は、中古住宅を買って住み始める前に、水まわりや内装とまとめて直す人のための制度と考えてください。購入額(住宅+土地で500万円以上)にリフォーム経費を含められるので、まとめて計画する意味はあります。
古い吹付の外壁です。アスベストは入っていますか。
分析調査をしないと分かりません。1970年代から1990年代の吹付タイル、リシン、スタッコなどの仕上塗材や下地調整材には、アスベストが混ぜられていたものがあります。焼津市の環境課も「建物等の内装・外装仕上げに用いられた石綿含有塗材の除去・補修作業」について、環境省の通知にもとづく飛散防止措置を求めるページを出しています。調査は建築物石綿含有建材調査者が行います。
アスベストの補助は使えますか。
外壁の仕上塗材には使えません。市は補助の備考に「一般的な住宅等で使用されている建築用仕上げ塗材は補助対象となりません」と明記しています。補助(含有調査25万円/除去等は3分の2・120万円)の対象は、壁・柱・天井等に吹き付けられた「吹付けアスベスト」です。対策は求められますが、費用は自己負担になります。
アスベストがあると、何が変わりますか。
下地処理のやり方と、金額が変わります。塗り替えの前には高圧洗浄と下地の処理をしますが、古い塗膜を削る作業でアスベストが飛びます。飛散させない工法(湿潤化、集じん、隔離など)が必要になり、そのぶん費用が上がります。何も書かれていない安い見積書と、金額が違って当然です。見積もりのときに「アスベストの分析はしますか」と聞いてください。
耐震の補助はいくらですか。
耐震補強工事費の8割、または100万円のいずれか少ない額です。対象は1981年(昭和56年)5月31日以前に建築された木造住宅で、耐震診断の結果評点が1.0未満のもの。借家でも所有者の同意があれば居住者が申請できます。補強計画は静岡県耐震診断補強相談士などがいる事務所が作成します。
100万円を先に立て替える必要がありますか。
ありません。代理受領制度があります。市は「申請者は耐震補強工事費から補助金額を差し引いた金額を用意すれば耐震補強工事等が可能となり、当初の費用負担を軽減する制度」と説明しています。補助金は市から工事業者へ直接支払われます。ただし工事業者と契約する前に、必ず補助金の申請をしてください。
見積書が妥当か、誰かに見てもらえますか。
市の「建築なんでも相談」が使えます。一般社団法人 志太建築士会の地元建築士が相談員で、相談は無料。毎月第2火曜日の午後1時〜3時30分、市民相談室(市役所本庁3階)。予約が必要で、054-626-1133(市民相談室)へ。面談は50分以内なので、図面や写真、見積書を持って行くと話が早く進みます。
業者はどう選べばいいですか。
市が名簿を出した実績があります。2022年の台風第15号のとき、焼津市は応急修理実施可能業者名簿を瓦屋根連合会/リフォーム協議会/静岡県建設労働組合焼津支部の3団体分、PDFで公開しました。応急修理制度そのものは受付終了していますが、名簿は残っています。あとは同じ条件で2〜3社に見積もりを出してもらうのが確実です。
海が近いのですが、気をつけることはありますか。
塩害です。駿河湾に面した焼津では、風に乗った塩分で鉄部(手すり、雨戸、庇の裏、雨樋の留め金具)のさびが内陸より早く進みます。同じ家でも海に向いた面だけ先に傷むこともあります。塗料の等級を上げるより、下地処理にお金をかけたほうが持ちます。「高圧洗浄で塩分を流したか」「鉄部のケレンはどの程度か」を確かめてください。
焼津市で外壁を塗るなら、いつがいいですか。
11月から1月です。静岡地方気象台の平年値では11月134.2mm・12月80.7mm・1月79.6mmと雨が少なく、湿度も1月・2月は57%。1月の日照は207.9時間で、8月(201.8時間)より多いくらいです。避けたいのは7月296.6mm・9月280.6mm・6月268.9mm・10月250.3mm。冬は朝の気温が2.1℃まで下がるので、朝いちばんを外して組んでもらってください。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
焼津市の公式ページと、市が公開しているPDF(要綱・基準額表)を2026年9月8日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で行われ、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。
- 焼津市「焼津市結婚新生活支援事業」(補助金の額=「住居費(取得費または賃借費)、引越費用およびリフォーム費用を合算した額とし、1世帯あたりの上限額は次のとおり。最大30万円/最大60万円:夫婦がともに29歳以下の場合」/「上記費用について、すでに他の制度などで補助を受けている場合は補助対象外となります。」/補助対象費用=2026年4月1日から2027年3月10日までの間に支払われた費用(勤務先から住宅手当等が支給されている場合はその額を除く)/婚姻前に同居をしていた場合の賃借費用は、入居者が婚姻を前提とした同居であることが契約書により明記されていれば対象)
- 焼津市 市民環境部 環境課「石綿含有仕上塗材の除去作業における石綿飛散防止対策について」——「平成29年5月30日付けで環境省より通知があり、建物等の内装・外装仕上げに用いられた石綿含有塗材の除去・補修作業を行うにあたっては、通知に基づいた適切な工法により、石綿飛散防止措置が講じられるよう、お願いします」、環境省通知のPDFを市サイトに掲載。窓口は環境課 054-626-2153
- 焼津市 建築住宅課「【令和8年度の受付開始】建築物の吹付けアスベスト対策事業費補助」——含有調査は1敷地25万円を限度、除去等は費用の3分の2以内・1敷地120万円を限度、対象は「建築物の壁、柱、天井等に吹き付けられた建材」、備考に「補助の対象になる『吹付アスベスト』とは、建物の通常の使用状態において飛散の恐れのある建築材料であり、一般的な住宅等で使用されている建築用仕上げ塗材は補助対象となりません」、「含有調査及び除去等工事を実施する前に、必ず補助金の申請を行ってください」、調査は建築物石綿含有建材調査者が実施
- 焼津市 建築住宅課「省エネ住宅普及推進事業」および「別表第1(モデル工事費)」(PDF)——概要は「窓・外壁等の断熱改修工事」、補助は基準額と工事費の少ないほうの23%以内・上限76万6千円、必須工事は2箇所以上の窓・ドアの断熱改修、任意工事が躯体(外壁・屋根・床・天井)の断熱改修と設備の効率化、躯体のモデル工事費は外壁A〜C区分168,000円/㎥・D〜F区分252,000円/㎥(区分は熱伝導率0.052〜0.035/0.034以下)、対象住宅は1981年6月1日以降着工または耐震性が証明されているもの、申請期限2026年1月30日・実績報告2026年2月27日、契約前に申請、国・県・市の重複する補助との併給不可
- 焼津市 建築住宅課 空き家対策担当「焼津市中古住宅流通促進事業補助金」(令和7年度開始)——基本30万円、市内の業者が施工し改修工事の合計が200万円以上(税抜き)なら20万円を加算、加算の対象工事に「内装、外装又は屋根の改修工事」、対象は築30年以上の市内の中古住宅(昭和56年5月31日以前は耐震性の確認が必要)、購入合計額500万円以上(税抜き)で住み始める前のリフォーム経費も含められる、5年以上居住、3親等以内の親族からの購入は対象外
- 焼津市 建築住宅課「木造住宅の補強工事費用を補助します(補強計画一体型)」およびプロジェクト「TOUKAI-0」総合支援事業費補助金交付要綱(PDF)——耐震補強工事費の8割または100万円のいずれか少ない額、対象は1981年5月31日以前に建築され耐震評点1.0未満の木造住宅、借家でも所有者の同意があれば居住者が申請可、補強計画は静岡県耐震診断補強相談士等が作成、代理受領制度(「申請者は耐震補強工事費から補助金額を差し引いた金額を用意すれば」)、契約前に申請。要綱の全文に「外壁」「塗装」の記載はありません
- 焼津市 建築住宅課「建築なんでも相談」——一般社団法人 志太建築士会会員の地元建築士による無料相談、毎月第2火曜日 午後1時〜3時30分、市民相談室(市役所本庁3階)、予約制(054-626-1133)、内容は耐震診断・耐震補強/バリアフリー住宅/これから住宅を建てる人へのアドバイス/その他、面談は50分以内
- 焼津市「【台風第15号】住家の応急修理制度(受付終了)」——緊急修理の対象は「雨水の浸入等を放置すれば住家の被害が拡大するおそれがある屋根、外壁、建具(玄関、窓やサッシ等)の必要な部分」、「必ず被災状況の写真が必要」「修理費用を修理業者に支払いを済ませてしまうと、原則、この制度を利用できなくなります」、応急修理実施可能業者名簿を3団体(瓦屋根連合会/リフォーム協議会/静岡県建設労働組合焼津支部)分公開
- 気象庁「過去の気象データ検索」静岡地方気象台の平年値(1991〜2020年)——月別の降水量・気温・相対湿度・日照時間(焼津市内に観測地点がないため、約12km北東の静岡の値)
問い合わせ先
省エネ住宅普及推進事業/中古住宅流通促進/耐震(TOUKAI-0)/吹付けアスベスト対策/建築なんでも相談:焼津市役所 都市政策部 建築住宅課(本庁舎5階) 電話 054-626-2169
石綿含有仕上塗材の飛散防止:市民環境部 環境課(本庁舎3階) 電話 054-626-2153
建築なんでも相談の予約:市民相談室 電話 054-626-1133(毎月第2火曜13時〜15時30分)
焼津市役所:054-626-1111(〒425-8502 静岡県焼津市本町2丁目16番32号)
どの補助も、工事業者と契約する前に申請が必要です。
静岡県内のほかの市も調べています。——隣の藤枝市(同じ志太建築士会が相談員。省エネの線引きも同じ「断熱材」)/静岡市/浜松市/沼津市/富士市/三島市/磐田市/御殿場市。同じ県でも、市が変わればここまで違います(助成金ガイド/業者の選び方/外壁塗装の費用相場)。