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多治見市の外壁塗装は、塗るなら出ませんが「タイル・結婚・空き家」の3つに道があります

条件つきであります塗ることに直接出る助成金は無し。結婚1年以内なら最大60万円、空き家を買って直すなら最大70万円、タイルなら10万円

市の一覧にリフォームの区分がありません
「各種補助制度」の住まいの欄は移住・耐震・緑化・省エネ・上下水道・空き家・その他の7区分。汎用のリフォーム補助は無し
結婚新生活支援金に「住宅のリフォーム費」
婚姻から1年以内の支払いが対象。29歳以下60万円/39歳以下30万円・2か年度継続可。ただし夫婦とも講座の受講が条件
空き家再生補助金の1行目が「屋根、外壁の改修工事」
2分の1・一般40万/子育て60万。居住誘導区域内なら10万円加算で最大70万円
タイルなら2分の1・上限10万円
美濃焼タイル施工補助金。住宅は5㎡以上・塀は対象外・他制度との併用不可。窓口は産業観光課
耐震は117.5万円。屋根だけでも可
市が「屋根の軽量化のみ行う耐震改修工事」も含むと明記。診断は無料(結果まで約3か月)
戸建ての塗り替えに届出は不要です
風景づくり条例の対象は高さ12m以上等。ただし定義に「同色による塗替えを含む」とあります

「多治見市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。外壁を「塗る」ことに直接出る助成金は、多治見市にはありません。市が公開している「各種補助制度」の一覧を住まいの欄から数えても、汎用のリフォーム補助は入っていません。ただし、入口が3つあります。——美濃焼タイルを張るなら2分の1・10万円。結婚して1年以内なら最大60万円。空き家を買って直すなら、対象工事の1行目が「屋根、外壁の改修工事」で最大70万円。そして市は、お金の代わりにリフォームのトラブル相談先を5つ、名前と電話番号で示しています。そこがこのページの本題です。

岐阜県内の7市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——多治見市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は岐阜県の助成金まとめにあります。

岐阜市大垣市各務原市関市可児市高山市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか

このページの内容全14項目

多治見市に、外壁塗装の助成金はありますか

外壁を「塗る」ことに直接出る助成金は、多治見市にはありません。

市が公開している「各種補助制度」の一覧を、住まいの欄から最後まで数えました。移住・定住/耐震補強・除却/緑化/エネルギー/上下水道/空き家/その他。この中に、汎用の住宅リフォーム補助はありません。

ただし、塗り替えの代わりに、あるいは塗り替えと並べて考えられる制度が3つあります。

  • 美濃焼タイル施工補助金——外壁に美濃焼のタイルを張るなら、材料費と工事費の2分の1・上限10万円
  • 結婚新生活支援金——補助対象の2番目が「住宅のリフォーム費」。上限60万円(29歳以下)
  • 空き家再生補助金——対象経費の1行目が「屋根、外壁の改修工事」。2分の1・最大70万円

順に見ていきます。いま住んでいる家をそのまま塗り替えるだけなら、どれも当てはまりません。ですが、結婚したばかりの方、中古の家を買った方、タイルを検討している方は、金額が大きく動きます。

図1 多治見市の助成は「入口」で決まります

多治見市で外壁を塗り替えるときに使える制度の分岐図 多治見市には外壁塗装そのものに出る助成金がなく、市の各種補助制度の一覧にもリフォームの区分がない。ただし結婚新生活支援金は補助対象に住宅のリフォーム費が入っており、夫婦ともに29歳以下なら上限60万円、39歳以下なら30万円。空き家再生補助金は対象工事の1行目が屋根、外壁の改修工事で、2分の1・最大70万円。美濃焼タイルを張る場合は2分の1・上限10万円。 多治見市で外壁を塗り替えるとき 「塗る」ことに直接出る助成金はありません。入口が3つあります いま住んでいる家 そのまま塗り替える 汎用のリフォーム補助は 市の一覧にありません 耐震・ブロック塀は別 タイルなら10万円 制度は無し 結婚して1年以内 夫婦とも39歳以下 「住宅のリフォーム費」 が対象経費に 上限60万円/30万円 講座の受講が条件 使えます 空き家を買って直す 市街化区域・築10年以上 「屋根、外壁の 改修工事」が1行目 2分の1・最大70万円 契約の前に申込 使えます
いま住んでいる家をそのまま塗るだけなら、どれも当てはまりません。

先に全体を並べます。

表1 多治見市で家の外まわりに使える補助(2026年度)
制度外壁は窓口
美濃焼タイル施工補助金タイルを張るなら対象。塗装は対象外2分の1・上限10万円産業観光課
結婚新生活支援金「住宅のリフォーム費」が対象経費上限60万円/30万円企画政策課
空き家再生補助金対象経費に「屋根、外壁の改修工事」2分の1・最大70万円建築住宅課
木造住宅耐震改修工事補助金塗装は対象外(屋根の軽量化は可)上限117.5万円開発指導課
木造住宅無料耐震診断——無料開発指導課
ブロック塀等除去補助金撤去のみ1mにつき1万円・上限20万円危機管理課
アスベスト含有調査補助金吹付け建材の調査1棟25万円まで開発指導課

窓口が7つの制度で5つの課に分かれています。「外壁塗装の補助金はありますか」と1か所に聞いても、全体像は出てきません。制度ごとに担当が違うと考えてください。

気候と工事の時期については、多治見市の外壁塗装のページにまとめてあります。夏の壁の温度と冬の朝の話は、そちらのほうが詳しいです。

塗るなら出ませんが、タイルを張るなら2分の1・10万円です

多治見市建築物における美濃焼タイル施工補助金。市内の住宅にタイルを張ると、材料費と工事費の2分の1が戻ってきます。

市の目的の書き方が、この制度の性格を表しています。「美濃焼タイルの使用を促進することにより多治見らしさや郷土愛を醸成し、タイル産業の振興を図ることを目的として、市内の住宅や店舗などに美濃焼タイルを使用する建築主を補助します」。

住宅の補助ではなく、産業の振興です。だから窓口も産業観光課で、市のサイトでは「観光・文化・スポーツ>観光>観光における支援・補助制度」の下に置かれています。

表2 美濃焼タイル施工補助金の中身
項目内容
対象事業市内の住宅や店舗などの新築、増築、改築、改修(リフォームなど)
対象経費タイル施工に係る材料費および工事費
補助額2分の1。上限は住宅10万円/店舗など30万円/住宅・店舗併用40万円
施工面積住宅は5平方メートル以上/店舗など20平方メートル以上/併用25平方メートル以上
タイルの条件岐阜県陶磁器工業協同組合員が製造した陶磁製タイルで、市内製造/笠原陶磁器工業協同組合員製造/美濃タイル商業協同組合員等が仕入販売、のいずれか
受付予算に定める額内で先着順に予約受付。令和9年3月20日までに完了する事業に限る

工事完了後の交付申請時に、出荷証明書や納品写真などの提出が必要です。市が「【参考】美濃焼タイルの定義(判定表)」というPDFを別に用意しているほど、どのタイルが対象かは細かく決まっています。タイルを選ぶ前に産業観光課(0572-22-1250)へ。

読み方——「10万円」をどう見るか

数字を現実に置き換えます。2分の1で上限10万円ということは、タイル工事が20万円で上限に届きます。住宅の下限は5平方メートル。玄関まわりや、道路から見える面の一部にタイルを張る、という規模です。

外壁を全面タイルにするのは、塗り替えとは別の工事です。費用も桁が変わります。この制度は「外壁全部をタイルに」ではなく、「一部にタイルを使う」ことを後押しする設計です。

注意書きも読んでおいてください。

  • 塀は対象外となります
  • 他の補助制度との併用は認めません
  • 完成後に施工場所の現場確認を行います
  • タイルの魅力の発信のため、施工例の広報にご協力ください
  • 東濃地域で作られる陶磁製タイルに限ります

「他の補助制度との併用は認めません」は効きます。あとで出てくる結婚新生活支援金や空き家再生補助金と、同時には使えないと読めます。どちらが得か、先に計算してください。

市はInstagramで施工事例を公開しています。タイルを張るかどうかは、見た目の好みと、あとの手入れの話です。タイルは塗り替えが要らない代わりに、目地とシーリングの手入れが要ります。塗装と比べる場合はタイル外壁のメンテナンスもあわせて読んでください。

結婚して1年以内なら、リフォーム費が対象です

多治見市結婚新生活支援金。補助対象の2番目が、これです。

住宅のリフォーム費(住宅機能の維持・向上のためのリフォームで、婚姻日から起算して1年以内に支払ったものが対象)

出典=多治見市「結婚新生活支援金」2026年7月28日更新(企画政策課 0572-22-1376)

「住宅機能の維持・向上のためのリフォーム」——外壁の塗り替えは、この言い方に入ります。外壁の塗装は、防水と耐候の機能を回復させる工事だからです。

当サイトが全国の結婚新生活支援事業を見てきたなかでも、対象経費が「住宅取得・住宅賃借・引越」の3つだけでリフォームが入っていない市が3割近くあります。多治見市は入っているほうです。

補助額はこうです。

表3 結婚新生活支援金の額
夫婦の年齢上限
夫婦ともに29歳以下60万円
夫婦ともに39歳以下30万円

しかも「以下の補助上限額に達するまで、2か年度継続しての申請が可能です」。1年目で使い切らなくても、翌年度に続きを申請できます。

条件は多いです。とくに「講座の受講」

対象になる世帯の要件を並べます。

  • 2026年1月1日から2027年3月31日までに入籍したこと
  • 夫婦ともに婚姻日における年齢が39歳以下
  • 夫婦の合計所得金額が500万円未満(貸与型奨学金を返済している場合はその額を控除)
  • 夫婦のいずれか一方が申請日において多治見市に住民票があること
  • 夫婦ともに、申請年度内に指定する講座等のうちいずれかを受講していること
  • 申請日から3年以上継続して多治見市に居住すること
  • 自治会、町内会などの自治組織に加入していること

5つ目に気をつけてください。お金の話ではなく、手続きの話です。この「講座の受講」は、当サイトが調べた市でも名古屋市・大府市・松戸市・松山市などに入っていて、松山市は「令和8年度からの追加要件」と書いています。広がりつつある条件です。

市が挙げている講座は6つ。ライフデザイン支援講座(乳幼児親子とのふれあい体験/ママパパスクールへの体験参加)、プレコンセプションケアに関する動画視聴、助産師によるマタニティ相談、共育プロジェクトセミナー動画視聴、共家事・共育チェックシートによる診断。「個別の医療機関への受診を除き、受講費用は無料」です。

動画を見てアンケートに答えるだけのメニューもあります。夫婦それぞれ1つずつ受ければ足ります。ハードルとしては高くありません。

時期の縛りが2つあります

ひとつは「婚姻日から起算して1年以内に支払ったもの」。塗り替えの見積りを取って、契約して、工事が終わって支払う——ここまでを婚姻から1年以内に収める必要があります。

もうひとつは「申請年度の4月1日から2月26日までに申請者が支払った金額が対象」。年度をまたぐ工事は、支払った年度で分かれます。

申請期限は令和9年2月26日(金曜日)まで。市は「申請前に必ず一度お電話等でご相談ください」と書いています。

勤務先から住宅手当が出ている場合は、その額を控除した額が補助対象になります。公的制度による補助を受けている場合も同じです。だから美濃焼タイル補助金との併用は、タイル側の「他の補助制度との併用は認めません」と合わせて、実質できないと考えてください。

空き家を買って直すなら、1行目が「屋根、外壁の改修工事」

多治見市空き家再生補助金。令和8年度から制度が一部改正され、申請受付は令和8年5月1日から始まっています。

対象になる工事を、市のページからそのまま引きます。

リフォーム事業
屋根、外壁の改修工事
床、内壁、天井の改修工事
耐震、防音、断熱に係る改修工事
建具、開口部の改修工事
水回りの改修、設置工事(キッチン、浴室、トイレ等)
各種工事に伴う配管、配線の工事(電話、テレビ、インターネット工事除く。)

出典=多治見市「空き家再生補助金」2026年5月18日更新(建築住宅課)

6行のうち、1行目です。「屋根、外壁の改修工事」。外壁の塗り替えは、ここに読めます。

額は「上限」と「割合」の低いほう

市の書き方が正確なので、そのまま引きます。「次の(1)補助上限額と(2)補助割合を比較し、いずれか低いほうの額を補助します」。

表4 空き家再生補助金の額(リフォーム事業)
世帯補助上限額居住誘導区域内なら
一般世帯40万円最大50万円(10万円加算)
子育て世帯60万円最大70万円(10万円加算)

補助割合はリフォーム事業で工事費用の2分の1。つまり子育て世帯・居住誘導区域内なら、工事費140万円で上限70万円に届きます。

加算の条件は「多治見市立地適正化計画の居住誘導区域内に所在する場合」。自分の家が区域の内か外かは、建築住宅課に聞けば分かります。10万円の差です。

対象になる空き家の条件

  • 市街化区域内の空き家(分譲マンションの専有部分を含む)
  • 予約申込日または物件取得日のいずれか早い日で居住者がいないこと
  • 主たる部分の建築または大規模な改修に着工した日から10年以上経過していること
  • リフォーム後の建物が自身の世帯が住むための専用住宅であること
  • 昭和56年6月1日以降に着工、または工事完了後に一定の耐震基準を満たすこと

築10年以上、というのがゆるやかです。当サイトが調べた市では「築20年以上」「築22年以上」という設定が多いなか、多治見は10年で線を引いています。

買う人の条件は「令和8年4月1日以降または予約申込日から半年以内に空き家を取得したこと」「工事完了後の住宅を所有(共有名義の場合、持ち分5割以上)し、居住すること」「市税等を滞納していないこと」。

子育て世帯の特例には、さらに条件が付きます。義務教育終了前の子と同居、1年以上使用されていない空き家を取得、工事完了後10年以上継続して所有・居住する意思、そして予約申込日まで継続して1年以上、多治見市外に住んでいたこと。子育て世帯の60万円は、移住者向けの枠です。

「対象となる工事の契約を締結する前に、申込が必要となります。」市がページの冒頭に太字で置いています。塗装業者と契約する前に、建築住宅課へ。

市の補助金一覧に、汎用のリフォーム補助はありません

「無い」と書くときは、根拠を示します。

多治見市は「各種補助制度」というページで、市の主な補助金を1枚にまとめています(令和8年8月12日更新・財政課)。住まい/医療・子育て/防犯・防災/交通/まちづくり/ごみ・リサイクル/スポーツ/産業・商工。

このうち「住まい」の欄を、そのまま書き出します。

表5 多治見市「各種補助制度」の住まいの欄
区分制度
移住・定住東京圏からの移住支援金/移住支援補助金(県外から市内)/市内賃貸から市内戸建て/結婚新生活支援金
耐震補強・除却木造住宅無料耐震診断事業/建築物耐震診断事業補助金/木造住宅耐震改修工事補助金/木造住宅除却工事補助金
緑化民有地緑化制度/生け垣設置補助金
エネルギー住宅用新エネルギーシステム設置事業補助金
上下水道雨水貯留・浸透施設設置費補助金/宅地内排水ポンプ設備設置工事補助金/合併処理浄化槽
空き家空き家再生補助金/老朽・危険空き家除却工事補助金/農地及び空き家再生補助金
その他アスベスト含有調査補助金/狭あい道路整備事業補助/美濃焼タイル施工補助金/宅地開発補助金/土地再活用促進奨励金/建物解体宅地化補助金
リフォーム——(区分そのものがありません)

「住宅リフォーム補助金」という名前の制度が、この一覧にありません。区分としても立っていません。

市の一覧は、住宅の補助を移住・耐震・緑化・省エネ・上下水道・空き家という「目的」で分けています。工事の種類で線を引く汎用の枠——「50万円以上の改修工事に10%」といった型——を、多治見市は持っていません。

同じ岐阜県内では、可児市が住宅リフォーム補助を持っています。岐阜県自体も「岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金」を実施していましたが、こちらは受付を終了しています。県内の状況は岐阜県の助成金まとめに整理しました。

市は「リフォームの相談窓口」を別に持っています

お金は出ませんが、多治見市は住宅リフォーム相談窓口というページを持っています(開発指導課)。市が提供しているのは、次の3つの情報です。

  • リフォームを進める上でのトラブル防止に関するアドバイスなどの情報
  • 契約、工事着手後のトラブルやクレームに関する専門窓口の情報
  • 住宅リフォームへの技術的アドバイスを行う専門窓口の情報

そして市は、こう断っています。「個々のトラブル等に関する法的判断、斡旋、仲介、または解決方法および住宅リフォームへの建築技術的のアドバイスは行いません。」——市が間に入ってくれるわけではありません。

そのうえで、専門窓口を5つ挙げています。

表6 市が案内しているリフォームの相談先
窓口電話
岐阜県建設工事紛争審査会事務局(県土整備部建設政策課建設業係)058-272-8504
住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)03-3556-5147
岐阜県弁護士会058-265-0020
NPO法人欠陥住宅をつくらない住宅設計者の会052-684-4163
一般社団法人岐阜県建築士事務所協会058-277-9211

これは契約する前にも使えます。住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の相談窓口で、見積りや契約の相談にも応じています。「この見積書は妥当か」を業者以外に聞ける場所を、市が名前と電話番号で示してくれている——助成金は無くても、これは価値のある情報です(業者を自分で調べる4つの方法)。

耐震改修は117.5万円。屋根の軽量化だけでも対象です

塗装そのものには出ませんが、額が大きいので押さえます。

表7 多治見市の耐震関係(令和8年度)
制度
木造住宅無料耐震診断事業無料(結果まで約3か月)
木造住宅耐震改修工事(改修後の評点1.0以上)限度額117.5万円
木造住宅耐震改修工事(改修後の評点0.7以上・家具の固定を伴う)限度額84万円
木造住宅除却工事補助事業受付中
耐震シェルター・防災ベッド整備費補助事業受付中
建築物耐震診断事業令和8年度分の受付は終了

市がチラシで計算例を出しています。「耐震改修工事にかかる経費が200万円の場合、補助金額が117.5万円、本人負担金額は82.5万円となります。(税抜き)」。

ここで外壁に関係するのが、対象工事の書き方です。

耐震診断において上部構造評点が1.0未満とされた旧基準木造住宅で、改修後の評点が1.0以上となる耐震改修工事
屋根の軽量化のみ行う耐震改修工事で上部構造評点が1.0以上となる耐震改修工事を含みます。

出典=多治見市「木造住宅耐震改修工事」2026年6月26日更新(開発指導課 0572-22-1336)

「屋根の軽量化のみ」でも耐震改修として認められます。重い瓦を軽い屋根材に葺き替えることで評点が1.0以上になるなら、それだけで補助の対象です。市は「多治見市における木造住宅の耐震改修工事(屋根改修)に係る補助の基準」というPDFを別に用意しています。

屋根の葺き替えを考えている旧耐震の家なら、塗装業者に相談する前に、耐震診断を受ける順番があり得ます。診断は無料です。

代理受領制度があります

多治見市は令和2年7月15日から代理受領制度を使えます。市の説明を引きます。「本制度を利用すれば、耐震改修工事にかかる経費から補助金額を差し引いた金額のみを用意すればよくなり、申請者は当初の費用負担が軽減されます」。

200万円の工事なら、いったん200万円を払って117.5万円を待つのではなく、82.5万円だけ用意すれば済むということです。対象は「建築物耐震診断事業」と「木造住宅耐震改修工事」の2事業。

申込期限は令和8年11月30日まで、事業完了は令和9年1月29日まで。ただし予算がなくなり次第終了します。無料耐震診断は結果が出るまで約3か月かかり、改修の申請にはこの結果が必要です。逆算すると、診断の申し込みは夏までに済ませておく必要があります。

アスベストは「吹付け建材」の調査に25万円

多治見市のアスベスト対策事業補助制度は、調査だけが対象です。「吹付け建材について、アスベスト含有の有無に係る調査」。補助金の額は「補助対象経費の額。ただし1棟につき25万円を限度とする」——率の指定がないので、25万円以内なら実質全額です。

ここは注意が要ります。外壁の吹付け仕上げ(リシン、スタッコ、吹付けタイルなど)にアスベストが含まれていることがありますが、市の書き方は「吹付け建材」です。外壁の仕上塗材が含まれるかどうかは、開発指導課に確認してください。「事業に着手する前に開発指導課へご相談ください」と市が書いています。申込期限は令和8年11月30日まで。

除去のほうは補助の対象になっていません。市は「アスベスト除去等事業については、開発指導課へご相談ください」とだけ書いています。昭和の終わりごろまでに建った家で、外壁を削る工事をするなら、事前の調査は法律上の義務になることがあります。塗り替えの見積りを取るとき、下地を削るのか、その上から塗るのかを確かめてください。

ブロック塀は「1mにつき1万円」。0.6m未満まで下げます

多治見市ブロック塀等除去補助金。額の決め方が明快です。

次のうち、いずれか少ない方の額を補助金として交付します。ただし、100円未満の端数がある場合は切り捨てます。補助限度額は20万円です。
塀の延長1メートルにつき10,000円を、除去延長に乗じて得た額
塀の除去に係る経費の2分の1の額

出典=多治見市「ブロック塀等除去補助金」2026年9月3日更新(危機管理課 0572-22-1378)

10メートルの塀なら、長さの計算で10万円。除去費が30万円かかっても、2分の1の15万円ではなく10万円が上限になります。長さのほうで先に頭を打つ設計です。

対象になる塀の条件を並べます。

  • コンクリートブロック、石、コンクリートまたはレンガによる塀
  • 個人の住宅または事業所の敷地内にあり、公衆用道路に面して設置されている塀
  • 除去前の高さが擁壁高を含め敷地面高1.0メートル以上除去延長が2.0メートル以上

そして工事のほうにも条件があります。「除去前のブロック塀の高さに比べ0.4メートル以上低く、かつ除去後の塀の高さが0.6メートル未満となる工事」

市はここを本気で見ています。「工事の完了後、職員が現場の完了検査を行います。検査の際、除去後のブロック塀等の高さが0.6メートルを超過していた場合、補助金の支給はされません」。

「撤去後のフェンス設置経費等は対象外です」と市は明記しています。塀を撤去してフェンスを立てるなら、フェンス代は自費です。受付は令和8年4月1日から令和9年2月28日まで。「除去工事着工後の申請は受理できません。」それと、過去にこの補助を受けた敷地では二度目は使えません。

多治見は「景観」ではなく「風景づくり」と呼びます

外壁の色を変えるとき、市への届出が要るかどうか。多治見市の戸建てなら、要りません。ただし、条例の書き方に見ておく価値のある一文があります。

多治見市は景観行政団体で、美しい風景づくり条例風景づくり計画(景観計画)を持っています。市のサイトでも「都市計画・公共交通・風景づくり・屋外広告物」という並びで、「景観」という語をあまり使いません。担当は都市政策課の「都市計画・風景グループ」です。

その届出制度の対象を、市はこう定義しています。

大規模な行為とは、風景づくりに影響を及ぼす規則で定める一定規模以上の施設の新築・新設、増築・増設、改築・改造、大規模な修繕・模様替え、外観の一つの面の半分を超える色彩の変更(同色による塗替えを含む)および開発事業を行うことをいいます。

出典=多治見市「美しい風景づくり条例に基づく大規模な行為の届出制度」2026年8月17日更新(都市政策課 0572-22-1392)

「同色による塗替えを含む」——括弧書きで、はっきり書いてあります。

色を変えなくても、面の半分を超えて塗り直せば「色彩の変更」に当たる。掛川市は「同じ色の塗料でも色彩の変更にあたり届出対象」と書いていて、横須賀市柳井市も同じ扱いです。多治見はそれを条例の定義そのものに入れています

逆の書き方をする市もあります。鎌倉市は審査基準で「元の色・材質で塗りなおす行為は色彩の変更にあたらない」と明記しています。同じ「塗り直し」でも、市によって扱いが逆になります。

では、戸建ては対象になるか

ここが肝心です。この定義は「一定規模以上の施設」が前提です。規模の基準は、多治見市美しい風景づくり条例施行規則の別表第2に出ています。

表8 届出が必要な「大規模な行為」の対象規模(建築物)
区域対象になる規模(いずれかに該当)
市街化調整区域・住居系用途地域高さが12m以上/延べ床面積が1,000㎡以上/敷地面積が1,500㎡以上(市街化調整区域を除く)
その他の用途地域高さが15m以上/延べ床面積が1,000㎡以上/敷地面積が1,500㎡以上

出典=多治見市美しい風景づくり条例施行規則 別表第2(第14条関係)「届出が必要な大規模な行為」

ふつうの2階建て住宅は、3つのどれにも届きません。高さ12mは住宅なら4階建て以上、延べ床1,000㎡は約300坪、敷地1,500㎡は約450坪です。

ただし「敷地面積1,500㎡以上」という条件があるのは、覚えておく価値があります。家そのものが小さくても、敷地が広ければ対象になり得るという書き方です。山あいに広い敷地を持つ家では、念のため都市政策課に確認してください。

対象になった場合は、行為に着手する30日より前に届出。提出は2部(正本・副本)。そして風景づくりアドバイザー会議で審査され、事業者(設計者)の出席が求められます。市は「届出をしなかった、又は虚偽の届出をした人は、罰金に処せられる場合があります」とも書いています。

色の相談ができる専門家がいます

風景づくりアドバイザーは3人。市はこう書いています。「『建築及び都市計画』、『緑化』、『色彩』の専門家3人にお願いしています」。令和8年4月1日現在で、色彩の担当は色彩士の方です。

役割の2番目に「市民が行なう風景づくりへの支援をします」とあります。大規模な行為の審査だけが仕事ではありません。戸建ての色選びで相談に乗ってもらえるかは、都市政策課に聞いてみる価値があります。

「風景に特別大きな影響を及ぼすおそれのある行為」という区分もあります。平均地盤面が120m以上の場所、または地盤面から20m以上の高い施設。ここでは色彩や緑地の制限が厳しくなります。多治見は盆地で、市街地の周りは斜面です。大規模な行為に当たる建物を建てるなら、標高も見られます。

多治見で塗るなら、いつがいいか

気候の話は多治見市の外壁塗装のページで詳しく書いているので、ここでは助成金の申請と重なるところだけ整理します。

図2 多治見(アメダス)の月別降水量

多治見アメダスにおける月別降水量の平年値の棒グラフ 気象庁の平年値(1991年から2020年)による多治見の月別降水量。1月57.1ミリ、2月69.7ミリ、3月121.2ミリ、4月132.5ミリ、5月157.5ミリ、6月187.5ミリ、7月239.7ミリ、8月149.6ミリ、9月233.7ミリ、10月155.1ミリ、11月83.9ミリ、12月60.6ミリ。年間降水量は1644.3ミリで、7月と9月に山が2つある。 57.1 1月 69.7 2月 121.2 3月 132.5 4月 157.5 5月 187.5 6月 239.7 7月 149.6 8月 233.7 9月 155.1 10月 83.9 11月 60.6 12月 単位:mm(気象庁 平年値1991〜2020年) 梅雨の7月と秋雨の9月に山が2つ
山は7月と9月。11月がいちばん少なく、次が12月と1月です。

気象庁の平年値(1991〜2020年)から、多治見の数字を並べます。

表9 多治見(アメダス)の平年値と、塗装から見た判定
降水量日最低気温判定
4月132.5mm7.0℃本命
10月155.1mm12.4℃本命
11月83.9mm5.7℃雨は少ないが朝が5℃すれすれ
5月157.5mm12.3℃次点
7月・9月239.7/233.7mm22.0/19.1℃年で最も雨が多い
8月149.6mm22.9℃日最高34.1℃。壁の温度が上がる
12月〜2月60.6/57.1/69.7mm0.4/−1.9/−1.5℃朝の作業ができない

出典=気象庁「過去の気象データ検索」多治見(岐阜県)の平年値。年間降水量1,644.3mm、年間日照時間2,113.9時間、年平均気温15.2℃。年平均風速は0.9m/sで、盆地らしく風が弱い土地です。

4月と10月が本命です。11月は雨がいちばん少ない月ですが、日最低気温5.7℃。多くの塗料が「気温5℃以下では施工しない」と決められているので、朝の判断が分かれる月になります。

1月と2月は氷点下。12月から2月は、朝の時間が使えません。作業できるのが10時から15時ごろに限られ、工期が延びます。

助成金の締め切りと、どう重なるか

多治見市の制度は、年度後半に締め切りが集まっています。

表10 申請の期限(令和8年度)
制度期限
耐震関係(診断・改修・除却・シェルター)申込 令和8年11月30日/完了 令和9年1月29日
アスベスト含有調査申込 令和8年11月30日/完了 令和9年1月29日
ブロック塀等除去令和9年2月28日
結婚新生活支援金令和9年2月26日
美濃焼タイル施工先着順の予約受付/令和9年3月20日までに工事完了

10月に塗るなら、9月には申請を終えている必要があります。そして耐震の無料診断は結果まで約3か月。診断を起点にするなら、動き出しは夏です。

多治見市で塗り替えるときの順番

ここまでを、動く順番に並べ直します。

図3 多治見市で動くときの順番

多治見市で補助を使って外壁を塗り替えるときの手順の流れ図 自分がどの入口に当たるかを決め、契約の前に担当課へ相談する。昭和56年5月31日以前の木造住宅なら無料の耐震診断を申し込む(結果まで約3か月)。複数社から見積りを取り、交付決定を待つ(耐震の場合は申請から約1か月)。交付決定が出てから契約し、足場を組んで着工する。 入口を決める 結婚/空き家/タイル 担当課へ相談 契約の前に 耐震診断 無料・結果まで3か月 見積り 複数社から 交付決定 約1か月かかる 契約・着工 足場はここから 契約前でないと対象外
どの制度も「契約の前」です。決定より先に着工すると対象外になります。
表11 多治見市で外壁を塗り替えるときの手順
順番やること相手
1自分がどの入口に当たるかを決める(結婚1年以内/空き家を買った/タイルを張る/どれでもない)——
2当たるなら、その課へ契約の前に相談企画政策課 0572-22-1376/建築住宅課/産業観光課 0572-22-1250
3昭和56年5月31日以前の木造住宅なら、無料の耐震診断を申し込む(結果まで約3か月)開発指導課 0572-22-1336
4見積りを複数社から取る。足場・下地補修・シーリングの行を分けてもらう塗装業者
5迷ったら、契約の前に住まいるダイヤル(03-3556-5147)へ第三者機関
6交付決定が出てから契約・足場・着工塗装業者
7工事の写真を残す(着手前・工事中・完了)自分または業者

1番を飛ばさないでください。多治見市の制度は「いま住んでいる家の塗り替え」には出ませんが、入口が合えば60万円や70万円が動きます。自分がどこに当たるかを先に決めると、その後の順番が決まります。

どの制度も「契約の前」です。空き家再生補助金は「対象となる工事の契約を締結する前に、申込が必要」、ブロック塀は「除去工事着工後の申請は受理できません」、耐震は「施工(事業)者との契約は、補助金交付決定後に行ってください」。交付決定には申請後から約1か月かかります(耐震の場合)。足場の予約は、そのあとに入れてください。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

国の補助金なら使えますか

外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

多治見市で気をつけたいのは、併用の考え方です。美濃焼タイル施工補助金は「他の補助制度との併用は認めません」と明記しています。空き家再生補助金も「国または多治見市から、同一の事業内容について補助を受けている場合は、対象となりません」。結婚新生活支援金は「公的制度による補助等を受けている場合は、その額を控除した額が補助対象」。3つとも、二重取りはできない設計です。

外壁を塗り替えても、固定資産税は上がりません。塗り替えは原状回復にあたるので、家屋の評価額は変わらず、下がることもありません。増築や大規模な模様替えで建築確認が必要になる工事は話が別です。くわしくは外壁塗装と固定資産税にまとめています。

よくある質問

多治見市で外壁塗装に助成金は出ますか

外壁を塗ることに直接出る助成金はありません。市の各種補助制度の一覧に、汎用の住宅リフォーム補助が入っていないためです。ただし美濃焼タイルを張る場合、結婚して1年以内の場合、空き家を買って直す場合の3つは、外壁の工事が対象経費に入ります。

美濃焼タイルの補助はいくらですか

材料費および工事費の2分の1で、住宅の場合は上限10万円です。店舗などは30万円、住宅・店舗併用は40万円。タイル工事が20万円で住宅の上限に届きます。窓口は産業観光課(0572-22-1250)です。

タイルの補助に面積の条件はありますか

あります。住宅は5平方メートル以上、店舗などは20平方メートル以上、住宅・店舗併用は25平方メートル以上です。玄関まわりや道路から見える面の一部に張る、という規模から使えます。

どんなタイルでも対象になりますか

なりません。岐阜県陶磁器工業協同組合員が製造した陶磁製タイルで、市内で製造されたもの、笠原陶磁器工業協同組合員が製造したもの、美濃タイル商業協同組合員または協同組合ケーエスジー組合員が仕入販売したもの、のいずれかです。市が判定表のPDFを公開しています。工事完了後の申請時に出荷証明書などが要ります。

塀にタイルを張っても対象になりますか

なりません。市は注意事項に、塀は対象外となります、と書いています。また東濃地域で作られる陶磁製タイルに限られ、他の補助制度との併用も認められていません。

結婚新生活支援金は外壁塗装に使えますか

補助対象の2番目が住宅のリフォーム費で、住宅機能の維持・向上のためのリフォームと定義されています。外壁の塗り替えは防水と耐候の機能を回復させる工事なので、ここに読めます。婚姻日から起算して1年以内に支払ったものが対象です。

結婚新生活支援金はいくらですか

夫婦ともに29歳以下なら上限60万円、夫婦ともに39歳以下なら上限30万円です。補助上限額に達するまで、2か年度継続して申請できます。申請期限は令和9年2月26日までです。

結婚新生活支援金の条件を教えてください

2026年1月1日から2027年3月31日までの入籍、夫婦ともに婚姻日で39歳以下、夫婦の合計所得金額が500万円未満、夫婦のいずれか一方が申請日に多治見市に住民票があること、申請日から3年以上継続して市内に居住すること、自治会や町内会などの自治組織に加入していることです。

講座の受講が必要と聞きました

はい。夫婦ともに、申請年度内に市が指定する講座等のうちいずれか一つを受講する必要があります。乳幼児親子とのふれあい体験、ママパパスクールへの体験参加、プレコンセプションケアに関する動画視聴、助産師によるマタニティ相談、共育プロジェクトセミナー動画視聴、共家事・共育チェックシートによる診断の6つ。個別の医療機関への受診を除き、受講費用は無料です。

空き家を買って直す場合はどうですか

空き家再生補助金があります。対象となる工事の1行目が屋根、外壁の改修工事です。補助上限額と補助割合を比べていずれか低いほうで、一般世帯40万円、子育て世帯60万円。立地適正化計画の居住誘導区域内なら10万円加算で、最大70万円です。

空き家の条件を教えてください

市街化区域内の空き家であること、予約申込日または物件取得日のいずれか早い日で居住者がいないこと、主たる部分の建築または大規模な改修に着工した日から10年以上経過していること、リフォーム後が自身の世帯が住む専用住宅であることなどです。築10年以上という設定は、他市より短めです。

空き家再生補助金の申請はいつしますか

対象となる工事の契約を締結する前です。市がページの冒頭に書いています。令和8年度の受付は令和8年5月1日から始まっています。窓口は建築住宅課です。

子育て世帯の60万円は誰でも使えますか

使えません。義務教育終了前の子と同居していること、1年以上使用されていない空き家を取得したこと、工事完了後10年以上継続して所有および居住する意思があること、そして予約申込日まで継続して1年以上多治見市外に住んでいたことが条件です。移住者向けの枠です。

市に住宅リフォームの補助はありませんか

ありません。市の各種補助制度のページには、移住・定住、耐震補強・除却、緑化、エネルギー、上下水道、空き家、その他という区分がありますが、リフォームという区分そのものがありません。工事の種類で線を引く汎用の枠を、多治見市は持っていません。

岐阜県の補助金は使えますか

岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金は受付を終了しています。県内の状況は岐阜県の助成金まとめに整理しました。同じ県内では可児市が住宅リフォーム補助を持っています。

耐震改修の補助はいくらですか

改修後の上部構造評点が1.0以上となる工事で限度額117.5万円、0.7以上となる家具の固定を伴う工事で84万円です。市の計算例では、工事費200万円のとき補助金117.5万円、本人負担82.5万円となります。対象は昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅です。

屋根の葺き替えだけでも耐震の補助が出ますか

出ることがあります。市は、屋根の軽量化のみ行う耐震改修工事で上部構造評点が1.0以上となる耐震改修工事を含みます、と書いていて、屋根改修に係る補助の基準というPDFも別に公開しています。旧耐震の家で屋根を葺き替えるなら、先に無料の耐震診断を受ける順番があり得ます。

耐震診断は有料ですか

木造住宅無料耐震診断事業があります。ただし申請から診断結果が出るまで約3か月かかります。耐震改修や除却、シェルターの補助申請にはこの診断結果が必要なので、早めに申し込んでください。申込期限は令和8年11月30日です。

代理受領制度とは何ですか

工事費から補助金額を差し引いた金額だけを用意すればよくなる制度です。多治見市では令和2年7月15日から使えます。200万円の工事で補助117.5万円なら、82.5万円だけ用意すれば済みます。対象は建築物耐震診断事業と木造住宅耐震改修工事の2つです。

ブロック塀の撤去に補助は出ますか

出ます。塀の延長1メートルにつき10,000円を乗じた額と、除去に係る経費の2分の1の額の、いずれか少ないほう。限度額は20万円です。公衆用道路に面し、除去前の高さが擁壁高を含め敷地面高1.0メートル以上、除去延長2.0メートル以上の塀が対象です。

塀を低くするだけでも対象になりますか

条件があります。除去前の高さに比べ0.4メートル以上低く、かつ除去後の塀の高さが0.6メートル未満となる工事であることです。工事完了後に職員が現場の完了検査を行い、0.6メートルを超過していた場合は補助金が支給されません。撤去後のフェンス設置経費も対象外です。

アスベストの補助はありますか

アスベスト含有調査事業があります。吹付け建材についてアスベスト含有の有無を調べる調査で、1棟につき25万円を限度に補助対象経費の額が出ます。率の指定がないので25万円以内なら実質全額です。外壁の仕上塗材が含まれるかは開発指導課に確認してください。除去そのものは補助の対象になっていません。

外壁の色を変えるとき、市への届出は必要ですか

戸建てなら要りません。多治見市美しい風景づくり条例の届出対象は、住居系用途地域なら高さ12メートル以上、延べ床面積1,000平方メートル以上、敷地面積1,500平方メートル以上のいずれかです。2階建ての住宅はどれにも届きません。ただし敷地面積の条件があるので、敷地が広い家は都市政策課に確認してください。

同じ色に塗り直すだけでも届出が要りますか

対象になる規模の建物なら要ります。市は大規模な行為の定義に、外観の一つの面の半分を超える色彩の変更(同色による塗替えを含む)と書いています。同色でも対象という書き方は、掛川市・横須賀市・柳井市にもあります。逆に鎌倉市は、元の色・材質で塗りなおす行為は色彩の変更にあたらないとしています。

参考にした情報

  • 多治見市「多治見市建築物における美濃焼タイル施工補助金」(ページ番号1006680/更新 令和8年4月7日/掲載場所は「観光・文化・スポーツ>観光>観光における支援・補助制度」/産業観光課 0572-22-1250)。「美濃焼タイルの使用を促進することにより多治見らしさや郷土愛を醸成し、タイル産業の振興を図ることを目的として、市内の住宅や店舗などに美濃焼タイルを使用する建築主を補助します。」補助対象事業=「市内の住宅や店舗などの新築、増築、改築、改修(リフォームなど)」。補助額=「材料費および工事費の2分の1。ただし、住宅の場合は10万円、店舗などの場合は30万円、住宅・店舗併用の場合は40万円を補助限度額とします。」施工面積要件=「住宅…5平方メートル以上/店舗など…20平方メートル以上/住宅・店舗併用…25平方メートル以上」。その他=「予算に定める額内で先着順に予約受付をします。」「令和9年3月20日までに工事が完了する事業に限ります。」「塀は対象外となります。」「他の補助制度との併用は認めません。」「完成後に施工場所の現場確認を行います。」「工事完了後の交付申請時に出荷証明書や納品写真などの提出が必要です。」
  • 多治見市「結婚新生活支援金」(ページ番号1007315/更新 令和8年7月28日/企画政策課 0572-22-1376)。補助対象の2番目=「住宅のリフォーム費(住宅機能の維持・向上のためのリフォームで、婚姻日から起算して1年以内に支払ったものが対象)」。補助額=「夫婦ともに29歳以下の場合:上限60万円/夫婦ともに39歳以下の場合:上限30万円」「以下の補助上限額に達するまで、2か年度継続しての申請が可能です。」対象世帯=「2026年1月1日から2027年3月31日までに入籍」「夫婦の合計所得金額が500万円未満(貸与型奨学金を返済している場合は、その額を控除した額)」「夫婦ともに、申請年度内に指定する講座等のうちいずれかを受講していること」「申請日から3年以上継続して本市に居住」「自治会、町内会などの自治組織に加入していること」。講座は6メニュー(ライフデザイン支援講座2種/プレコンセプションケアに関する動画視聴/助産師によるマタニティ相談/共育プロジェクトセミナー動画視聴/共家事・共育チェックシートによる診断)で「個別の医療機関への受診を除き、受講費用は無料」。注意事項=「申請年度の4月1日から2月26日までに申請者が支払った金額が対象」「勤務先から手当てが支給されている場合や公的制度による補助等を受けている場合は、その額を控除した額が補助対象」。申請期限は令和9年2月26日
  • 多治見市「空き家再生補助金」(ページ番号1006149/更新 令和8年5月18日/建築住宅課)。「令和8年度から、より多くの方に適切に活用いただくため、制度内容の一部改正を実施します。申請受付は令和8年5月1日から開始します。」「対象となる工事の契約を締結する前に、申込が必要となります。」対象経費(リフォーム事業)=「屋根、外壁の改修工事/床、内壁、天井の改修工事/耐震、防音、断熱に係る改修工事/建具、開口部の改修工事/水回りの改修、設置工事(キッチン、浴室、トイレ等)/各種工事に伴う配管、配線の工事(電話、テレビ、インターネット工事除く。)」。補助額=「次の(1)補助上限額と(2)補助割合を比較し、いずれか低いほうの額を補助します。(1)一般世帯:40万円(最大50万円)/子育て世帯:60万円(最大70万円) 多治見市立地適正化計画の居住誘導区域内に所在する場合、10万円加算。(2)リフォーム事業:リフォーム工事費用の2分の1」。対象空家=「市街化区域内の空き家」「主たる部分の建築又は大規模な改修に着工した日から10年以上経過していること」「昭和56年6月1日以降に着工した住宅であること」または「工事完了後の住宅が一定の耐震基準を満たすこと」。申請者=「工事完了後の住宅を所有(共有名義の場合、持ち分5割以上)し、居住すること」。子育て世帯の特例=「義務教育終了前(中学校卒業前)の子と同居」「1年以上使用されていない空き家を取得(リフォーム事業のみ)」「工事完了後、10年以上継続して所有及び居住する意思」「予約申込日まで継続して1年以上、多治見市外に住んでいた」等。「国または多治見市から、同一の事業内容について補助を受けている場合は、対象となりません。
  • 多治見市「各種補助制度」(ページ番号1008099/更新 令和8年8月12日/企画部 財政課)。当サイトで「住まい」の欄を全行確認したところ、区分は移住・定住/耐震補強・除却/緑化/エネルギー/上下水道/空き家/その他の7つで、「リフォーム」の区分はありませんでした。「補助を受けるには税・諸納付金の滞納がないことの他、要件があります。」
  • 多治見市「木造住宅耐震改修工事」(ページ番号1005866/更新 令和8年6月26日/開発指導課 0572-22-1336)および「令和8年度 耐震化促進事業のご案内(木造住宅耐震改修工事)」(PDF)。補助金の額=「(1)耐震改修後の評点が1.0以上となる工事について、補助金の限度額は117.5万円です。(2)耐震改修後の評点が0.7以上となる工事について、補助金の限度額は84万円です。」計算例=「(1)では耐震改修工事にかかる経費が200万円の場合、補助金額が117.5万円、本人負担金額は82.5万円となります。(税抜き)」。対象工事=「※屋根の軽量化のみ行う耐震改修工事で上部構造評点が1.0以上となる耐震改修工事を含みます。」(別途「多治見市における木造住宅の耐震改修工事(屋根改修)に係る補助の基準」PDFあり)。「施工(事業)者との契約は、補助金交付決定後に行ってください。補助金交付決定は、補助金申請後から約1カ月かかります。」/同「耐震化促進事業に関するお知らせ」(ページ番号1010196/更新 令和8年6月5日)。「申込期限は令和8年11月30日まで(予算がなくなり次第、受付は終了)」「1の診断は、申請から診断結果がでるまでに約3カ月かかります」「建築物耐震診断事業は令和8年度分の受付は終了しました」。代理受領制度は令和2年7月15日から(対象は建築物耐震診断事業・木造住宅耐震改修工事の2事業)
  • 多治見市「アスベスト対策事業補助制度」(ページ番号1005878/更新 令和8年6月26日/開発指導課)。「吹付け建材について、アスベスト含有の有無に係る調査」。補助金の額=「補助対象経費の額。ただし、1棟につき25万円を限度とする。」「補助金の交付を受けようとする方は、事業に着手する前に開発指導課へご相談ください。」申込期限は令和8年11月30日、完了は令和9年1月29日まで。「アスベスト除去等事業については、開発指導課へご相談ください」
  • 多治見市「ブロック塀等除去補助金」(ページ番号1005938/更新 令和8年9月3日/危機管理課 0572-22-1378)。補助金額=「次のうち、いずれか少ない方の額を補助金として交付します。…補助限度額は20万円です。塀の延長1メートルにつき10,000円を、除去延長に乗じて得た額/塀の除去に係る経費の2分の1の額」。対象=「公衆用道路に面して設置されている塀」「除去前の高さが擁壁高を含め敷地面高1.0メートル以上、除去延長が2.0メートル以上の塀」「除去前のブロック塀の高さに比べ0.4メートル以上低く、かつ除去後の塀の高さが0.6メートル未満となる工事」。「検査の際、除去後のブロック塀等の高さが0.6メートルを超過していた場合、補助金の支給はされません。」「撤去後のフェンス設置経費等は対象外です。」「除去工事着工後の申請は受理できません。」受付は令和8年4月1日から令和9年2月28日まで
  • 多治見市「美しい風景づくり条例に基づく大規模な行為の届出制度」(ページ番号1005805/更新 令和8年8月17日/都市政策課 都市計画・風景グループ 0572-22-1392)。「大規模な行為とは、風景づくりに影響を及ぼす規則で定める一定規模以上の施設の新築・新設、増築・増設、改築・改造、大規模な修繕・模様替え、外観の一つの面の半分を超える色彩の変更(同色による塗替えを含む)および開発事業を行うことをいいます。」「行為に着手する30日より前に届出を提出してください。」「届出をしなかった、又は虚偽の届出をした人は、罰金に処せられる場合があります。」書類は2部(正本・副本)。「風景に特別大きな影響を及ぼすおそれのある行為」=「平均地盤面が120m以上の場所で大規模な行為を行う場合」「地盤面から20m以上の高い施設を建てる場合」は色彩や緑地の制限が厳しくなる。/多治見市美しい風景づくり条例施行規則 別表第2(第14条関係)「届出が必要な大規模な行為」=建築物のうち市街化調整区域・住居系用途地域は「高さが12m以上」「延べ床面積が1,000㎡以上」「敷地面積が1,500㎡以上(市街化調整区域を除く)」、その他の用途地域は「高さが15m以上」ほか(当サイトで市公開の図表を確認)
  • 多治見市「風景づくりアドバイザー制度」(ページ番号1005804/更新 令和8年8月17日)。「風景づくりアドバイザーは、『建築及び都市計画』、『緑化』、『色彩』の専門家3人にお願いしています。」役割=「大規模な行為の届出に関する評価(審査)や提案をします。」「市民が行なう風景づくりへの支援をします。」令和8年4月1日現在で色彩担当は色彩士
  • 多治見市「住宅リフォーム相談窓口」(ページ番号1005872/更新 令和8年4月8日/開発指導課)。市が提供するのは「リフォームを進める上でのトラブル防止に関するアドバイスなどの情報」「契約、工事着手後のトラブルやクレームに関する専門窓口の情報」「住宅リフォームへの技術的アドバイスを行う専門窓口の情報」。「個々のトラブル等に関する法的判断、斡旋、仲介、または解決方法および住宅リフォームへの建築技術的のアドバイスは行いません。」案内されている窓口=岐阜県建設工事紛争審査会事務局 058-272-8504/住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)03-3556-5147/岐阜県弁護士会 058-265-0020/NPO法人欠陥住宅をつくらない住宅設計者の会 052-684-4163/一般社団法人岐阜県建築士事務所協会 058-277-9211
  • 気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)。多治見(岐阜県・アメダス)=年降水量1,644.3mm、年日照時間2,113.9時間、年平均気温15.2℃、年平均風速0.9m/s。月別降水量は1月57.1/2月69.7/3月121.2/4月132.5/5月157.5/6月187.5/7月239.7/8月149.6/9月233.7/10月155.1/11月83.9/12月60.6mm。日最低気温は1月−1.9/2月−1.5/4月7.0/10月12.4/11月5.7/12月0.4℃。8月の日最高気温は34.1℃。参考=岐阜(気象台)は年降水量1,860.7mm、8月の降水量169.5mm、8月の日最高33.4℃、1月の日最低0.7℃

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