広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
【2026年度】富山県の外壁塗装に助成金は出る?——県の一覧を全部読むと、塗り替えに使えるのは上市町と朝日町の2つでした
県の制度では届きません。町の制度に2つだけあります上市町=工事費の10パーセント・上限10万円/朝日町=20パーセント・上限10万円(エコ併用で20万円)
- 県が15市町村ぶんを1枚の表で公開しています
- 「住宅の取得・改良に対する支援制度(県・市町村)」というエクセル。県と10市4町1村のシートが並んでいます
- その全部を通しで読みました
- 「外壁」「塗装」の語が出てくるのはわずか数か所。しかもほとんどが屋根の耐風改修と県産材の板張りの話でした
- 塗り替えに使えたのは2つの町だけ
- 上市町住宅リフォーム事業=対象工事に「住宅の屋根や外壁の改修、室内の改修、間取り変更」。工事費の10パーセント・上限10万円
- 朝日町は対象工事の3番目が外壁です
- 快適住まいリフォーム助成事業=「屋根、屋上、外壁の改修工事」。20パーセント・上限10万円(転入世帯は60万円)
- ただし朝日町は、上乗せには使えません
- 町のエコリフォーム工事基準に「※ただし、外壁塗装のみの工事はエコリフォーム工事の対象外とする。」と書かれています
- 県の補助は「外壁の色」まで指定しています
- 富山型高性能住宅のチェックシート=「外壁は、暖色系色相で、低彩度の色とすること。」(新築の区分の要件です)
- 耐震診断は電話1本、自己負担2千円から
- 「住宅の大きさ、図面の有無により2千円~6千円の自己負担で耐震診断が行えます。(一般的には、約5万円~10万円かかると言われています。)」
- 耐震改修は最大140万円
- 工事費の5分の4(限度額120万円)+設計費の3分の2(限度額20万円)。令和7年4月に増額されました
「富山県 リフォーム 補助金」で調べてこられた方へ。——この県は、調べものがしやすい県です。県が県と15市町村ぶんの住宅支援制度を1枚のエクセルにまとめて公開しているからです。当サイトはその全16シートを通しで読みました。結果を先に書きます。「いま住んでいる家を、ただ塗り替えるだけ」で使える一般型のリフォーム助成は、富山県内に2つしかありませんでした。上市町と朝日町です。どちらも対象工事の並びに、はっきり「外壁の改修」と書かれています。そして県の制度のほうには、もっと変わったものがありました。——補助金の要件として、外壁の色が指定されているのです。
金額の目安を先に知りたい方は——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全19項目
- 先に結論——県の一覧を全部読んだ結果
- 県が15市町村ぶんを1枚の表で公開しています
- 上市町——対象工事に「住宅の屋根や外壁の改修」
- 朝日町——対象工事の3番目が「屋根、屋上、外壁の改修工事」
- 「外壁塗装のみの工事は対象外」と町が書いている場所
- 県の制度は、外壁の色まで指定しています
- 断熱改修の様式を見ると、塗料では書けない欄があります
- とやまの木で家づくり支援事業——申請するのは、住んでいる人です
- 耐震診断は電話1本、自己負担2千円から
- 耐震改修は最大140万円。部分改修も段階的改修も対象です
- 工事現場に旗を貸してくれます
- 能登半島地震で被災した家には、別の制度があります
- 補助ではなく融資という道もあります
- 3市の状況を、ひとことずつ
- どこにも当てはまらないとき
- 国の補助金なら使えますか
- よくある質問
- 参考にした情報
- あわせて読みたい
先に結論——県の一覧を全部読んだ結果
富山県は、住宅の補助金を調べるのがやさしい県です。理由は1つ。県が、県と15市町村ぶんの支援制度を1枚のエクセルにまとめて公開しているからです。
当サイトはその全16シートを通しで読みました。結果はこうです。
「いま住んでいる家を、ただ塗り替えるだけ」で使える一般型のリフォーム助成は、富山県内に2つしかありませんでした。上市町と朝日町です。
図1 富山県で外壁にお金が届く道は、2つの町と耐震の側にあります
この記事で押さえることは4つです。
- 上市町と朝日町は、対象工事の並びに「外壁の改修」と書いています
- 朝日町は、エコの上乗せのほうでは「外壁塗装のみの工事は対象外」と明記しています
- 県の補助は、要件のひとつとして外壁の色を指定しています
- 耐震診断は電話1本・自己負担2千円から。申込先が市町村ではありません
県が15市町村ぶんを1枚の表で公開しています
まず、この県の調べ方から書きます。富山県の「住宅の取得・改良に対する支援制度」というページに、エクセルのファイルが1つだけ置かれています。県の説明はこうです。
「富山県・県内市町村が実施している住宅の取得・改良に対する支援制度を取りまとめました(関連ファイルをご覧ください)。なお、各支援制度の詳細等については、県・市町村の各担当課に直接お問い合わせください。」——富山県
中身は16枚のシートです。1枚目が県、2枚目から16枚目が10市4町1村——富山市、高岡市、魚津市、氷見市、滑川市、黒部市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、舟橋村、上市町、立山町、入善町、朝日町。それぞれに担当課、制度名、助成条件、補助額、ホームページ、問い合わせ先の電話番号が並んでいます。
この形式は、読者にとってとても実用的です。市のサイトを1つずつ探して回らなくても、自分の市に何があるかが1画面で分かります。ただし県自身が「詳細等については、県・市町村の各担当課に直接お問い合わせください」と書いているとおり、金額と期限は市町村の本体で取り直すべきです。当サイトも、以下で挙げる制度は市町の公式ページで確かめ直しています。
同じ「県が一覧を持っている」型でも、県によって形はまったく違います。島根県はエクセルで221事業を並べ、同じページに置かれたPDFのほうは4年前の版でした。栃木県はHTMLの個票ですが、金額が1年ずれていたことがあります。県の一覧は「探す道具」であって、「答え」ではありません。
そのうえで、全16シートを「外壁」「塗装」「塗替」「屋根」の語で検索した結果が、こうでした。
| 掛かった制度 | 中身 |
|---|---|
| 富山市 とやまの木が見える家づくり推進事業 | 「床、内・外壁、天井など住宅の目に見える箇所に、20平方メートル以上市内産材が使用されている」——市内産材の板張りの話で、塗装ではありません |
| 小矢部市・南砺市・入善町・朝日町 屋根の耐風改修 | いずれも対象経費の23パーセント・限度額55万2千円。瓦屋根を告示基準に合わせる工事です |
| 南砺市 克雪住宅普及事業 | 落雪式は工事費100万円以上に30万円、融雪式は150万円以上に50万円。山間過疎地域にある住宅が対象 |
| 黒部市 屋根融雪装置設置費補助 | 中山間地域の住宅に屋根融雪装置を設置する場合に30万円 |
| 上市町 県外転入者空家改修事業 | 「屋根については和瓦又は茅葺き等の伝統的素材が用いられていること」。3分の2・上限100万円 |
「外壁」の語が出てくるのは、富山市の県産材の制度が1本だけでした。しかもそれは板張りの面積の話です。——つまり一覧の検索だけでは、塗り替えに使える制度は見つかりません。見つけるには、対象工事の一覧を持っている制度を1つずつ開く必要がありました。
上市町——対象工事に「住宅の屋根や外壁の改修」
そうやって開いていったなかで、はっきり書いてあったのが上市町です。上市町住宅リフォーム事業の補助対象工事は、次の6つです。
- 住宅部分の子供部屋、屋内物置部屋、浴室等の増築工事
- 住宅の屋根や外壁の改修、室内の改修、間取り変更
- 住宅の床フローリングの張り替え、畳の取り替え
- 浴室、トイレ、台所等の水廻り改修工事
- 住宅内のバリアフリー工事
- 室内建具、サッシ、玄関戸の取り替えなど
2番目です。「住宅の屋根や外壁の改修」——特定の世帯だけを対象にした制度ではなく、町に住んでいる人なら誰でも入口に立てます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金額 | 補助対象工事費の10パーセント(1千円未満の端数切捨て)/限度額10万円、三世代同居世帯は15万円 |
| 工事費の下限 | 補助対象工事に係る費用が50万円以上 |
| 施工する業者 | 「町内に会社法で定める本店を有している法人または町内に住所を有するもの」 |
| 期間 | 令和8年4月1日以降に契約・着工して、令和9年3月31日までに支払いが完了すること |
| 回数 | 過去にこの事業の補助金を受給したことがないこと(1回だけ) |
町は制度の目的も書いています。「住宅投資による地域経済の活性化、住宅の耐久性の向上、住宅の増築・リフォームによる若年世帯の定住促進、町民の安全・安心で快適な生活環境の向上を図るため」——「地域経済の活性化」が先頭に来ているところに、町内業者限定の理由が表れています。
対象外の並びも見ておいてください。「門、塀、フェンス、庭、エクステリア等の外構工事」と「車庫、納屋等の住宅に附属する建物に係る経費」が入っています。母屋の外壁は対象でも、ブロック塀や物置の塗装は外れます。見積書を建物ごと・工種ごとに分けてもらってください。
もうひとつ。「申請者自らが施工するものに係る経費」も対象外です。自分で塗るつもりの方は、この制度は使えません。
朝日町——対象工事の3番目が「屋根、屋上、外壁の改修工事」
もう1つが朝日町の快適住まいリフォーム助成事業です。町の説明は簡潔です。
「朝日町では、住環境の整備と地域経済の活性化を図るため、自らが居住する住宅のリフォーム工事を町内の業者に依頼した場合に、その費用の一部を補助いたします。」——朝日町
補助対象となるリフォーム工事の内容(例)は10項目あり、3番目が「屋根、屋上、外壁の改修工事」です。金額は世帯と工事の内容で4通りに分かれます。
| 世帯 | エコリフォームを含まない | エコリフォームを含む |
|---|---|---|
| 一般世帯 | 上限10万円 | 上限20万円 |
| 転入世帯 | 上限60万円 | 上限70万円 |
補助率はいずれも20パーセント。上市町の10パーセントより率は高く、上限は同じ10万円です。対象の工事代金は消費税を含み30万円以上で、複数業者の合計でも可——ここは上市町(50万円以上)より入りやすい条件です。
条件も整理しておきます。
- 町内に住所を有する方、または町外に住所を有しリフォーム工事完了後1年以内に転入する方
- 町内にある自己居住用の既存一戸建て住宅(店舗等との併用住宅は居住部分のみ)
- 過去5年以内に当該補助金の交付を受けていない住宅
- 交付決定後に着手し、年度内に工事が完了すること
- 昭和56年5月以前に建築された木造住宅の場合は、耐震診断を受けていただくことが条件
最後の1つが、この町の特徴です。古い家を塗り替えるなら、先に耐震診断を受けるという順番が制度に組み込まれています。町はそのうえで「耐震診断を受ける場合は富山県からの補助(補助率9割)を利用することで診断費用の1割の金額で診断を受けることができます」と案内し、県の自己負担額の表まで貼っています。
町は「予算に対する補助金申請額の割合」という項目をページに置いて、枠の消化状況を出しています。先着で埋まる制度なので、着手を決める前にここを見てください。
図3 上市町・朝日町のリフォーム助成の順番
「外壁塗装のみの工事は対象外」と町が書いている場所
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
朝日町の制度には、エコリフォームを含むと上限が10万円から20万円に上がる仕組みがあります。では、断熱塗料を塗ればエコリフォームになるのでしょうか。
答えは、町が別紙で出している「快適住まいリフォーム補助金におけるエコリフォーム工事の基準について」に書かれていました。その2番、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修の項です。
「改修の際に外壁、屋根・天井又は床の部位ごとに断熱材を使用し、断熱性能を高める改修工事を対象とする。また、リフォーム以前の製品による断熱性能よりもリフォーム後の製品による断熱性能の向上が明らかであれば断熱改修とみなす。
※ただし、外壁塗装のみの工事はエコリフォーム工事の対象外とする。」——朝日町
はっきり名指しされています。整理すると、こうなります。
| やること | 本体の補助(20パーセント) | エコの上乗せ |
|---|---|---|
| 外壁塗装だけ | 対象(上限10万円) | 対象外と明記 |
| 外壁塗装+窓の断熱改修など | 対象 | 対象(上限20万円) |
この差が、行動を変えます。「断熱塗料を使えば補助が増えます」という説明を受けたら、朝日町ではこの一文を根拠に確かめてください。逆に、窓の内窓設置やドア交換を同じ年にやるなら、上限が倍になります。塗り替えのついでに窓をやるか、窓のついでに塗り替えるか——順番ではなく、同じ年度にまとめるかどうかが効きます。
なお、塗装が断熱改修として扱われないのは朝日町だけの話ではありません。山形県の基準は外壁の熱抵抗3.3という数字で書かれていて、塗膜では届きません。防府市(山口)のように「遮熱性塗料(高反射率塗料)・断熱塗料施工」を対象工事の行に立てている市もありますが、当サイトが調べてきた市区のなかでは少数です。
県の制度は、外壁の色まで指定しています
県の補助のほうも見ておきます。富山型高性能住宅推進事業費補助金——県が「ZEH水準を上回る県独自基準を満たす高性能住宅の工事費等に対し支援します」と書いている制度です。
| 事業区分 | 補助金限度額 | 備考 |
|---|---|---|
| 新築 チャレンジ | 10万円 | 国の補助金(みらいエコ住宅2026事業・GX志向型住宅110万円)の交付を受けること |
| 新築 アドバンス(子育て・若者夫婦) | 10万円 | 国の補助金(長期優良住宅75万円)の交付を受けること |
| 新築 アドバンス(それ以外) | 70万円 | 国支援なし |
| 既存住宅の省エネ改修(全体改修) | 120万円 | 補助率5分の4 |
| 既存住宅の省エネ改修(ゾーン改修) | 120万円 | 補助率5分の4 |
この制度の要件のひとつに「富山らしさ」という項目があり、県がチェックシートを配っています。その4-1の欄を、そのまま引きます。
「(a) 連続した景観の町並みを形成している地域に住宅が存する場合にあっては、壁面線、色彩、形態、素材等が町並みと調和のとれたまとまりのあるデザインとすること。
(b) 屋根は、勾配のあるものとし、低明度かつ低彩度の色とすること。
(c) 外壁は、暖色系色相で、低彩度の色とすること。」——富山県
行政が、補助金の要件として外壁の色を書いている。——当サイトが県のページを1つずつ読んできたなかで、これははっきり珍しい書き方です。
ただし適用される範囲を正確に押さえてください。「富山らしさ」は、新築のチャレンジ・アドバンスの基本項目です。既存住宅の全体改修・ゾーン改修の基本項目は「住宅全体の断熱性や設備性能を高めること」「限定した空間だけを断熱化すること」で、「富山らしさ」は入っていません。つまり塗り替えの色がこの基準で縛られるわけではありません。
では、なぜ知っておく値打ちがあるのか。「富山らしい外観」が公的に言語化されているからです。暖色系色相で、低彩度。屋根は低明度で低彩度。——色を選ぶときに、地域で浮かない方向がどちらかを教えてくれます。
チェックシートには、これとは別に景観づくり住民協定(富山県景観条例第13条)と建築協定(建築基準法第69条)の欄もあります。県は「住民協定の有無、協定がある場合の協定書は自治会にご確認ください。(県や該当市町村でも有無は確認できます。)」と書いています。自分の家がそういう区域にあるかは、まず自治会に聞く——これは塗り替えの色を決める前に確かめておくことです。
断熱改修の様式を見ると、塗料では書けない欄があります
既存住宅の省エネ改修(120万円・補助率5分の4)は、金額だけ見れば大きい制度です。断熱塗料でここに入れないか——そう考える方は多いはずです。
県が用意している様式を見ると、答えが見えてきます。「工事内容説明書(躯体等の断熱化工事)」という添付様式第5号が、次の記入を求めています。
- 改修に使用する製品の名称、仕様
- 断熱材の施工方法(充填断熱/外張断熱/内張断熱/内断熱/外断熱/両面断熱のどれか)
- 今回施工する部分の面積(平方メートル)
- 今回施工する断熱材の厚さ(ミリメートル)
- 改修に使用する断熱材の熱伝導率(ワット毎メートル毎ケルビン)
- 既存の断熱材の有無・素材・厚さ・残すか取り除くか
塗膜では、この欄を埋められません。厚さはミリメートルの単位で書ける数字ではありませんし、施工方法の6つの区分にも当てはまりません。県はこうも書いています。「断熱材の厚さは、設計図書で確認できない場合、釘を刺すなどして確認してください。」——想定されているのは、あくまで材としての断熱材です。
これは当サイトの読み方であって、県が「塗料は対象外」と明記しているわけではありません。ただ様式が求めている情報の形から、届きにくいことが分かります。気になる方は建築住宅課(076-444-3357)に確かめてください。
補助対象期間は、新築が令和8年4月21日以降に着手したもの、改修は交付決定を受けてから着手するもの。申請受付は6月15日から、実績報告書の提出期限は令和9年2月26日(金曜日)必着です。
とやまの木で家づくり支援事業——申請するのは、住んでいる人です
県産材の制度も見ておきます。とやまの木で家づくり支援事業——県内で木造住宅の新築または増改築を行う場合に、県産材の利用量に応じて補助金が出ます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助条件 | 県産材を1立方メートル以上使用/県内に事業所を有する業者が施工/住宅の施主が申請すること(工務店等の名義による申請不可) |
| 補助金額 | 1棟あたり上限40万円。造作材(天井、床、腰壁など)2万円/立方メートル、構造材(柱、梁、桁など)1万円/立方メートル、下地材(間柱、貫、胴縁など)5千円/立方メートル |
| 令和8年度の状況 | 「※事業計画認定申請額が、R8予算上限に達したため、今年度の計画申請の受付を終了します。」 |
塗料は木材ではないので、外壁の塗り替えではこの入口をくぐれません。それでもこの制度の書き方には、知っておく値打ちがあります。
県は「住宅の施主が申請すること(工務店等の名義による申請不可)」と書いています。——これは、隣の福井県とちょうど逆です。福井の県産材の補助は、補助対象者が「工務店やハウスメーカー等」で、しかも県産材住宅コーディネーターなどの資格が要ります。同じ県産材の制度でも、申請する人が県によって違う。「隣の県ではこうだった」を自分の県に当てはめないでください。
市町村にも地域材の制度があり、県は「とやまの木で家づくり支援事業と併せて申請することができます」と書いています。富山市(とやまの木が見える家づくり推進事業)、氷見市、黒部市、小矢部市、南砺市、上市町、朝日町の7市町です。
このうち富山市の制度だけは、外壁と関係があります。条件に「上記住宅で、床、内・外壁、天井など住宅の目に見える箇所に、20平方メートル以上市内産材が使用されている(柱の面積は含まない)」とあり、補助は使用面積1平方メートルあたり3,000円・上限30万円。塗装ではなく木の板張りの話ですが、外壁の一部を木にする改修を考えているなら、ここが効きます。
耐震診断は電話1本、自己負担2千円から
富山県の耐震診断は、他県と申し込み方が違います。市町村の窓口ではなく、協会に電話します。
「住宅の大きさ、図面の有無により2千円~6千円の自己負担で耐震診断が行えます。(一般的には、約5万円~10万円かかると言われています。)電話での申し込みが可能です。(一社)富山県建築士事務所協会(電話:076-442-1135)」——富山県
朝日町のページに、その自己負担額の表が載っていました。
| 延べ面積280平方メートル以下 | 280平方メートルを超える | |
|---|---|---|
| 住宅の図面あり | 2,000円 | 3,000円 |
| 住宅の図面なし | 4,000円 | 6,000円 |
図面があるかどうかで2,000円ちがいます。押し入れや納戸に建築確認通知書が眠っていないか、申し込む前に探してみてください。
対象となる住宅は、木造一戸建てで平屋建てまたは2階建て、昭和56年5月31日以前に着工、軸組工法(伝統工法を含む)の3つをすべて満たすものです。県は令和6年1月1日の能登半島地震で被災した住宅への支援も行っており、そちらは準半壊以上のり災証明があれば昭和56年6月1日以降に着工した家も対象になります。
耐震改修は最大140万円。部分改修も段階的改修も対象です
改修のほうの金額です。
「令和7年4月より耐震改修工事に対する補助上限額を120万円に増額し、耐震改修設計に対する補助上限額20万円の支援と併せて、総額最大140万円の支援制度とします。」——富山県
内訳は、耐震改修・部分耐震改修に要する工事費の5分の4(限度額120万円)と、設計費の3分の2(限度額20万円)。申し込み先は住宅の所在する各市町村の窓口です。
そして、この県は「全部やらなくてもいい」道をていねいに用意しています。県自身が理由を書いています。
「住宅全体の耐震性能を上げるのが最善ですが、富山県の古い住宅は床面積も大きく工事費が高額となります。少しでも耐震化を促進するために、以下の部分耐震改修・段階的改修・低コスト化工法も支援対象としています。」——富山県
| やり方 | 中身 |
|---|---|
| 部分耐震改修 | 住宅の1階全体のみを構造評点Iw値1.0以上に/住宅の1階の主要居室のみをIw値1.5以上に |
| 段階的改修 | まずIw値0.7以上に簡易改修する工事も支援対象 |
| 低コスト化工法 | 愛知県建築地震災害軽減システム研究協議会による「木造住宅低コスト耐震補強の手引き」による工法も対象 |
耐震シェルターの支援もあります。費用の3分の2(補助限度額60万円)で、県は「令和8年4月現在、高岡市、射水市、氷見市、小矢部市、朝日町の4市1町で支援を行っています」と書いています。耐震ベッドは支援対象ではありません。また、将来この補助を使った人が耐震改修補助を利用する場合、補助額は上限額からシェルターの補助金額を差し引いた額になります。
塗り替えを考えている方に、実用的な話を1つ。耐震改修では壁をはがすことがあり、そのとき足場が要ります。足場は外壁塗装でも要ります。同じ年に両方やるなら、足場を1回で済ませられないか会社に相談する値打ちがあります。ただし補助の対象になるのは耐震改修の工事費なので、足場代をどちらに計上するかは市町村の窓口に確かめてください。射水市のように、耐震改修と同時に施工するリフォーム工事に別枠を用意している市もあります。
工事現場に旗を貸してくれます
この県で見つけた、いちばん変わった取り組みを紹介します。
「住宅の耐震改修補助を受けている工事現場に旗を掲げることにより、周辺のみなさまが、耐震改修をより身近に感じていただくことを目的として、旗の貸出しをしています。施工者にとっても、公的機関の補助金を受けた安心の工事を実施できる事業者であることをPRすることができますので、ぜひご活用ください。」——富山県
貸出しは無料です。県は旗のデザインもPDFで公開しています。
ここには業者を選ぶうえでのヒントがあります。県が「公的機関の補助金を受けた安心の工事を実施できる事業者」と言っているとおり、補助金の書類を通せる会社は、それ自体がひとつの目印です。富山県はさらに「富山県木造住宅耐震改修事業者リスト」を公表しており、『木造住宅耐震リフォーム達人塾』という講習も開いています。塗り替えを頼む会社を探すときにも、このリストは見る値打ちがあります。
県はテレビCMも作っています。タイトルは「早く耐震化せんまいけ」。そのうえで県は、こうも書いています。「富山県は他県と比べて比較的地震が少ない県ではありますが、大地震が来る可能性は十分にあります。」——自分の県の地震の少なさを認めたうえで促す書き方は、なかなかありません。
能登半島地震で被災した家には、別の制度があります
令和6年1月1日の能登半島地震では、富山県内でも住宅に被害が出ました。県はそのための制度を別に持っています。
| 被災住宅耐震改修及び建替え支援制度 | 木造住宅耐震改修支援制度 | |
|---|---|---|
| 対象住宅 | 能登半島地震によってり災証明で準半壊以上の判定をうけたもの | 昭和56年5月31日以前に着工したもの |
| 条件 | 現地での建替え工事、または耐震改修工事 | 耐震改修工事(市町村により耐震改修設計を追加) |
| 補助額 | 工事費の5分の4(限度額140万円) | 工事費の5分の4(限度額120万円)+設計費の3分の2(限度額20万円) |
いちばん大きな違いは、家が建った年を問わないことです。準半壊以上のり災証明があれば、昭和56年6月1日以降に着工した家も対象になります。
建替えを選ぶ場合の条件が2つあります。「建替えた後の住宅は省エネ基準を満たすこと、基礎補強を行うことが必要です。」そして「既存住宅の解体前に市町村窓口にご相談ください。」——解体してからでは間に合いません。
昭和56年5月以前に着工した住宅を建替える場合は、簡易な耐震診断が使えます。県が「容易な耐震診断調査票」をエクセルで、解説と記載例をPDFで公開しています。注意事項として「災害救助法の応急修理補助金等、他の公的援助の対象を除く工事が対象です」とあるので、応急修理を使った部分とは分けて考えてください。
補助ではなく融資という道もあります
補助が届かないときに、もうひとつ県が用意しているのが住みよい家づくり資金融資です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 融資額・期間 | 500万円以内、償還期間15年以内 |
| 金利 | 子育て世帯・県外からの定住世帯は1.6パーセント/一般世帯は1.9パーセント(耐震改修工事を含むリフォーム工事やブロック塀の安全対策は1.7パーセント) |
| 一般世帯の条件 | 「ブロック塀の安全対策、耐震改修・省エネ・バリアフリー・アスベスト除去のいずれかを含むリフォーム工事」 |
| 利子補給 | 多子同居世帯・三世代同居世帯は利息相当額を全額/三世代近居世帯・県外からの定住世帯は0.6パーセント分 |
ここも読み方が大事です。一般世帯は、外壁塗装だけでは入口をくぐれません。4つ(ブロック塀の安全対策・耐震改修・省エネ・バリアフリー・アスベスト除去)のどれかを含む工事であることが条件だからです。逆にいえば、塗り替えと一緒に窓の断熱や手すりの設置をやれば、この融資の対象になり得ます。申込み先は県が指定する取扱金融機関で、県がPDFで一覧を公開しています。
図2 富山県内で見かける上限額(万円)
3市の状況を、ひとことずつ
当サイトでは県内4市を、それぞれの市の公式情報で調べています。
| 市 | いちばん大事な1点 |
|---|---|
| 射水市 | 市のチラシが対象経費に「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等」と書いています。ただし市は「リフォーム工事のみの補助は出来ません」と明記。耐震と合わせて3つで最大170万円 |
| 富山市 | 令和8年4月に制度が一新。中古住宅を買って直すなら最大130万円。リフォームの定義が「増築、質的向上のための改修工事または修繕工事で、外構工事(塀、車庫・カーポート、庭木など)は除きます」=除外は外構だけ |
| 高岡市 | 令和8年8月27日からの大雨で災害救助法が適用されました。住宅の応急修理の対象に「屋根や床、壁、窓」が入り、準半壊で367,000円以内。期限は令和8年11月26日 |
| 氷見市 | 市が「リフォーム工事対象適否一覧表」を公開し、「屋根・外壁/全面張替え、全面塗替え」も「部分張替え、部分塗替え」も丸。18歳以下の子が1人いれば、いま住んでいる家でも対象で、費用の2分の1・上限50万円(転入+空き家なら100万円) |
同じ県でも、答えがこれだけ割れます。射水市は「出ます」、富山市と高岡市は条件つき。そして上市町と朝日町には、特定の世帯でなくても使える制度がある。隣の市の話を、自分の市に当てはめないでください。
どこにも当てはまらないとき
ここまで読んで「うちはどれにも当たらない」という方が、富山でもいちばん多いはずです。上市町にも朝日町にも住んでおらず、家は昭和56年6月以降に建ち、能登半島地震の被害もなかった——という方です。
そのときに動かせるのは、会社の選び方と見積書の読み方です。富山の制度から逆算すると、確かめる順番はこうなります。
- その会社は、補助金の書類を通したことがあるか。県が旗の貸出しの理由を「公的機関の補助金を受けた安心の工事を実施できる事業者であることをPRすることができます」と書いているとおり、書類を通せることは会社の実力の一部です
- 外壁と屋根の面積が、平方メートルで書いてあるか。富山市の県産材の制度が「1平方メートルあたり3,000円」で決まるように、面積は工事の大きさそのものです
- 下地処理(洗浄・ケレン・下塗り)の行があるか。富山は雪が多く、外壁の下のほうは冬のあいだ長く濡れたままになります。凍結と融解が繰り返されると、ひび割れに入った水が塗膜を内側から押し上げます。下地処理が1行も無い見積書では、持ちが読めません
もうひとつ、富山ならではの視点を。雪の重みと落雪は、外壁と屋根の傷み方を変えます。南砺市が克雪住宅普及事業で落雪式に30万円、融雪式に50万円を出し、黒部市が屋根融雪装置に30万円を出しているのは、それだけ雪への対策が生活の課題だからです。屋根の塗り替えを考えるときは、雪止めや融雪装置との兼ね合いも会社に聞いてください。
そこまで確かめたうえで、一括見積もりサービスで2社以上の数字をそろえてください。1枚だけでは、その金額が高いのか安いのかを判断する材料がありません。
国の補助金なら使えますか
県や町の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修とエコ住宅設備の設置が軸です。県の富山型高性能住宅推進事業費補助金が、新築の区分で「国補助金(みらいエコ住宅2026事業・GX志向型住宅 110万円)の交付を受けること」を条件にしているのも、そちらが本体だからです。
ただし、塗り替えと同じ年に窓の断熱や給湯器の交換をやるなら、その部分は国の制度の対象になり得ます。申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
富山で言えば、朝日町のエコリフォームの上乗せ(上限10万円から20万円へ)も、県の省エネ改修(120万円)も、国の制度も、すべて窓・ドア・断熱材・設備の側を見ています。塗料だけでは、どの入口もくぐれません。やるなら同じ年に組み合わせる——それがこの県で使える、いちばん現実的な形です。
よくある質問
富山県から外壁塗装の助成金は出ますか。
県の制度としては出ません。県のリフォーム関係の補助は「とやまの木で家づくり支援事業」(県産材を1立方メートル以上使うことが条件)と「富山型高性能住宅推進事業費補助金」(断熱改修が中心)で、どちらも塗料では入口をくぐれません。ただし市町村の制度なら別で、当サイトが県の一覧を全部読んだ範囲では、上市町と朝日町の2つが対象工事に「外壁の改修」と書いていました。
県の一覧というのは、どこにありますか。
富山県の「住宅の取得・改良に対する支援制度」というページに、エクセルのファイルが1つ置かれています。県が「富山県・県内市町村が実施している住宅の取得・改良に対する支援制度を取りまとめました」と書いているもので、県のシートと10市4町1村のシートが並んでいます。所管は土木部建築住宅課(076-444-3355)です。
上市町の制度は、いくら出ますか。
補助対象工事費の10パーセント(1千円未満の端数切捨て)で、限度額は10万円です。三世代同居世帯の場合は15万円。補助対象工事に係る費用が50万円以上であることが条件です。補助対象工事の並びの2番目に「住宅の屋根や外壁の改修、室内の改修、間取り変更」と書かれています。
上市町で対象にならない工事は何ですか。
町は12項目を挙げています。住宅の新築工事/家庭用電化製品/住宅の屋外の電気工事/電話及びインターネットの配線工事/住宅の屋外の管工事/併用住宅の店舗部分等/車庫、納屋等の住宅に附属する建物/門、塀、フェンス、庭、エクステリア等の外構工事/公共工事に伴う移転で補償の対象になったもの/申請者自らが施工するもの/賃貸の用に供する住宅/リフォーム工事を伴わない解体工事。外壁は入っていません。
朝日町の制度は、いくら出ますか。
補助率20パーセントで、上限額は世帯と工事の内容で4通りに分かれます。一般世帯でエコリフォーム以外なら10万円、一般世帯でエコリフォームを含むなら20万円、転入世帯でエコ以外なら60万円、転入世帯でエコを含むなら70万円です。対象の工事代金が消費税を含み30万円以上であることが条件で、複数業者の合計でも構いません。
朝日町で外壁塗装はエコリフォームになりますか。
なりません。町が別紙で定める「快適住まいリフォーム補助金におけるエコリフォーム工事の基準について」の2番、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修の項に、こう書かれています。「※ただし、外壁塗装のみの工事はエコリフォーム工事の対象外とする。」つまり外壁塗装は本体の補助(上限10万円)には乗りますが、エコの上乗せ(上限20万円)には届きません。
朝日町の枠は空いていますか。
町がページに「予算に対する補助金申請額の割合」という項目を置いて、消化の状況を出しています。申請の前に町のページを見て、そこを確かめてください。ほかに、過去5年以内にこの補助金の交付を受けていない住宅であること、昭和56年5月以前に建築された木造住宅の場合は耐震診断を受けることが条件になります。
県の補助で外壁の色が指定されているというのは、本当ですか。
本当です。富山型高性能住宅推進事業費補助金の要件のひとつ「富山らしさ」について、県がチェックシートを配っています。その4-1の(c)に「外壁は、暖色系色相で、低彩度の色とすること。」とあります。(b)には「屋根は、勾配のあるものとし、低明度かつ低彩度の色とすること。」。ただしこれは新築(チャレンジ・アドバンス)の要件で、既存住宅の省エネ改修には「富山らしさ」の項目はありません。
省エネ改修の補助で、断熱塗料は使えますか。
当サイトが県の様式を見たかぎりでは、通りにくいと考えられます。「工事内容説明書(躯体等の断熱化工事)」という様式が、断熱材の厚さ(ミリメートル)、断熱材の熱伝導率(ワット毎メートル毎ケルビン)、断熱材の施工方法(充填断熱・外張断熱・内張断熱・内断熱・外断熱・両面断熱のどれか)の記入を求めています。塗膜ではこの欄を埋められません。ただし県が「塗料は対象外」と明記しているわけではないので、建築住宅課(076-444-3357)に確かめてください。
とやまの木で家づくり支援事業は、今年まだ使えますか。
令和8年度の計画申請の受付は終了しています。県のページに「※事業計画認定申請額が、R8予算上限に達したため、今年度の計画申請の受付を終了します。」と掲載されています(2026年9月14日時点)。補助額は県産材の使用量1立方メートルあたり5千円から2万円で、1棟あたりの上限は40万円です。
その申請は、自分でするのですか。
はい。県は補助条件に「住宅の施主が申請すること(工務店等の名義による申請不可)」と書いています。隣の福井県は逆で、県産材の補助は工務店やハウスメーカーが申請する仕組みです。同じ県産材の制度でも、申請する人が県によって違います。
耐震診断はいくらかかりますか。
県の説明は「住宅の大きさ、図面の有無により2千円~6千円の自己負担で耐震診断が行えます。(一般的には、約5万円~10万円かかると言われています。)」です。対象は、木造一戸建てで平屋建てまたは2階建て、昭和56年5月31日以前に着工、軸組工法(伝統工法を含む)の住宅。申し込みは(一社)富山県建築士事務所協会(076-442-1135)に電話でできます。
耐震改修の補助はいくらですか。
耐震改修・部分耐震改修に要する工事費の5分の4(補助限度額120万円)と、設計費の3分の2(補助限度額20万円)で、合わせて最大140万円です。県は「令和7年4月より耐震改修工事に対する補助上限額を120万円に増額し、耐震改修設計に対する補助上限額20万円の支援と併せて、総額最大140万円の支援制度とします。」と書いています。申し込み先は住宅の所在する各市町村の窓口です。
家全体を直すお金はありません。部分だけでも対象になりますか。
なります。県は3通りを挙げています。1階全体のみを構造評点Iw値1.0以上にする部分耐震改修、1階の主要居室のみをIw値1.5以上にする部分耐震改修、そしてまずIw値0.7以上に簡易改修する段階的改修です。さらに愛知県建築地震災害軽減システム研究協議会による「木造住宅低コスト耐震補強の手引き」による工法も対象としています。
能登半島地震で家が傷みました。使える制度はありますか。
被災住宅の耐震化支援制度があります。り災証明で原則準半壊以上の判定を受けた住宅が対象で、工事費(基礎補強工事費を除く)の5分の4、最大140万円。一般の制度と違い、昭和56年6月1日以降に着工した家も対象になります。現地での建替え工事も対象ですが、建替え後の住宅は省エネ基準を満たすことと基礎補強を行うことが必要で、既存住宅の解体前に市町村窓口へ相談する必要があります。
補助が使えないとき、ほかに手はありますか。
県の「住みよい家づくり資金融資」という融資制度があります。融資額500万円以内、償還期間15年以内で、子育て世帯・県外からの定住世帯は1.6パーセント、一般世帯は1.9パーセント(耐震改修工事を含むリフォーム工事やブロック塀の安全対策は1.7パーセント)の優遇金利です。ただし一般世帯の条件は「ブロック塀の安全対策、耐震改修・省エネ・バリアフリー・アスベスト除去のいずれかを含むリフォーム工事」なので、外壁塗装だけでは入口をくぐれません。
参考にした情報
この記事は、富山県と県内市町村の公式情報をもとにしています。制度の内容は年度の途中でも変わるため、申請の前に必ず公式ページと窓口でご確認ください。
- 富山県「住宅の取得・改良に対する支援制度」(2026年9月14日確認)——「富山県・県内市町村が実施している住宅の取得・改良に対する支援制度を取りまとめました(関連ファイルをご覧ください)。なお、各支援制度の詳細等については、県・市町村の各担当課に直接お問い合わせください。」/関連ファイルは「住宅の取得・改良に対する支援制度(県・市町村)」(エクセル・138KB)で、県+10市4町1村の16シート(富山市、高岡市、魚津市、氷見市、滑川市、黒部市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、舟橋村、上市町、立山町、入善町、朝日町)/所管は土木部建築住宅課(076-444-3355)/このファイルから、瓦屋根の耐風改修が小矢部市・南砺市・入善町・朝日町で対象経費の23パーセント・限度額55万2千円、南砺市の克雪住宅普及事業が落雪式30万円・融雪式50万円、黒部市の屋根融雪装置設置費補助が30万円であることを確認
- 上市町「上市町住宅リフォーム事業」(ページID:0001686・2026年5月15日更新・2026年9月14日確認)——補助対象工事の2番目が「住宅の屋根や外壁の改修、室内の改修、間取り変更」/補助対象工事費の10パーセント(1千円未満の端数切捨て)・限度額10万円、三世代同居世帯は15万円/補助対象工事に係る費用が50万円以上/「住宅関連の工事を業としている業者のうち、町内に会社法で定める本店を有している法人または町内に住所を有するものが施工するリフォーム工事」/「令和8年4月1日以降に契約・着工して、令和9年3月31日までに支払いが完了すること。」/「過去にこの事業の補助金を受給したことがないこと」/目的は「住宅投資による地域経済の活性化、住宅の耐久性の向上、住宅の増築・リフォームによる若年世帯の定住促進、町民の安全・安心で快適な生活環境の向上を図るため」/補助対象外に「門、塀、フェンス、庭、エクステリア等の外構工事に要する経費」「車庫、納屋等の住宅に附属する建物に係る経費」「申請者自らが施工するものに係る経費」/建設課 管理建築班 076-472-2477
- 朝日町「快適住まいリフォーム助成事業」(2025年4月1日更新・2026年9月14日確認)——「朝日町では、住環境の整備と地域経済の活性化を図るため、自らが居住する住宅のリフォーム工事を町内の業者に依頼した場合に、その費用の一部を補助いたします。」/補助対象となるリフォーム工事の内容(例)の3番目が「屋根、屋上、外壁の改修工事」/補助率20パーセント・上限額は一般世帯10万円(エコリフォームを含む場合20万円)、転入世帯60万円(同70万円)/「対象の工事代金が消費税を含み30万円以上であること(複数業者の合計でも可)」/「町内の施工業者(工事請負契約者の住所が町内である会社又は個人事業者)によるリフォーム工事であること」/「過去5年以内に当該補助金の交付を受けていない住宅」/「昭和56年5月以前に建築された木造住宅の場合は、耐震診断を受けていただくことが条件となります。」/ページに「予算に対する補助金申請額の割合」を掲載/建設課 0765-83-1100
- 朝日町「快適住まいリフォーム補助金におけるエコリフォーム工事の基準について」(別紙・PDF)(2026年9月14日確認)——2番「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」=「改修の際に外壁、屋根・天井又は床の部位ごとに断熱材を使用し、断熱性能を高める改修工事を対象とする。また、リフォーム以前の製品による断熱性能よりもリフォーム後の製品による断熱性能の向上が明らかであれば断熱改修とみなす。※ただし、外壁塗装のみの工事はエコリフォーム工事の対象外とする。」
- 富山県「富山型高性能住宅推進事業費補助金について」(2026年9月14日確認)——既存住宅の省エネ改修は全体改修・ゾーン改修とも補助限度額120万円・補助率5分の4/新築はチャレンジ10万円・アドバンス10万円/70万円/「令和8年度の受付を開始します。」「6月15日(月曜日)から申請受付開始」/改修は交付決定を受けてから着手するもの/実績報告書の提出期限は令和9年2月26日(金曜日)必着/関連ファイル「富山型高性能住宅性能基準(富山らしさ・景観との調和)のチェックシート」(エクセル)の4-1に「(b) 屋根は、勾配のあるものとし、低明度かつ低彩度の色とすること。」「(c) 外壁は、暖色系色相で、低彩度の色とすること。」(「富山らしさ」はチャレンジ・アドバンス=新築の基本項目で、全体改修・ゾーン改修の基本項目には入っていません)/関連ファイル「工事内容説明書(躯体等の断熱化工事)(添付様式第5号)」(エクセル)が断熱材の施工方法・断熱材の厚さ(ミリメートル)・断熱材の熱伝導率の記入を求める/建築住宅課 076-444-3357
- 富山県「県産材を使った家づくりを応援します!(とやまの木で家づくり支援事業)」(2026年9月14日確認)——「※事業計画認定申請額が、R8予算上限に達したため、今年度の計画申請の受付を終了します。」/補助条件に「県産材を1立方メートル以上使用すること」「住宅の施主が申請すること(工務店等の名義による申請不可)」/1棟あたりの補助上限額40万円(造作材2万円/立方メートル、構造材1万円/立方メートル、下地材5千円/立方メートル)/市町村の地域材制度は富山市・氷見市・黒部市・小矢部市・南砺市・上市町・朝日町の7市町で「とやまの木で家づくり支援事業と併せて申請することができます」/森林政策課 076-444-3388
- 富山県「木造住宅の耐震診断・耐震改修の支援制度」(2026年9月14日確認)——「住宅の大きさ、図面の有無により2千円~6千円の自己負担で耐震診断が行えます。(一般的には、約5万円~10万円かかると言われています。)」/申込は(一社)富山県建築士事務所協会(076-442-1135)に電話/「令和7年4月より耐震改修工事に対する補助上限額を120万円に増額し、耐震改修設計に対する補助上限額20万円の支援と併せて、総額最大140万円の支援制度とします。」/「富山県の古い住宅は床面積も大きく工事費が高額となります。少しでも耐震化を促進するために、以下の部分耐震改修・段階的改修・低コスト化工法も支援対象としています。」/部分改修は1階全体Iw値1.0以上/1階の主要居室Iw値1.5以上、段階的改修はIw値0.7以上、愛知県建築地震災害軽減システム研究協議会による「木造住宅低コスト耐震補強の手引き」による工法も対象/耐震シェルターは費用の3分の2(補助限度額60万円)・「令和8年4月現在、高岡市、射水市、氷見市、小矢部市、朝日町の4市1町で支援を行っています。」「耐震ベッドは、支援対象ではありません。」/「施工者にとっても、公的機関の補助金を受けた安心の工事を実施できる事業者であることをPRすることができます」(工事現場の旗の無料貸出し)/「富山県は他県と比べて比較的地震が少ない県ではありますが、大地震が来る可能性は十分にあります。」/テレビCM「早く耐震化せんまいけ」/富山県木造住宅耐震改修事業者リストの公表・『木造住宅耐震リフォーム達人塾』/建築住宅課建築指導係 076-444-3356
- 富山県「被災住宅の耐震化支援制度」(2026年9月14日確認)——対象は「原則、り災証明で準半壊以上の判定を受けたもの」で建築年を問わない/工事費(基礎補強工事費を除く)の5分の4、最大140万円/建替えは「建替えた後の住宅は省エネ基準を満たすこと、基礎補強を行うことが必要です。」「既存住宅の解体前に市町村窓口にご相談ください。」/「災害救助法の応急修理補助金等、他の公的援助の対象を除く工事が対象です。」/「容易な耐震診断調査票」(エクセル)と解説・記載例を公開
- 富山県「住みよい家づくり資金融資」(2026年9月14日確認)——「子育て世帯、県外からの定住世帯は1.6%、一般世帯は1.9%(耐震改修工事を含むリフォーム工事やブロック塀の安全対策は1.7%)の優遇金利で融資を受けることができます。(融資額500万円以内、償還期間15年以内)」/県の一覧によれば一般世帯の条件は「ブロック塀の安全対策、耐震改修・省エネ・バリアフリー・アスベスト除去のいずれかを含むリフォーム工事」/多子同居世帯・三世代同居世帯は利息相当額を全額利子補給/建築住宅課 076-444-3355
- 各市の一次情報は、それぞれのページにまとめています——射水市(「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等」・「リフォーム工事のみの補助は出来ません」・3つ合わせて最大170万円・代理受領制度)/富山市(令和8年4月に制度が一新・中古住宅を買って直すなら最大130万円・リフォームの定義は「増築、質的向上のための改修工事または修繕工事で、外構工事(塀、車庫・カーポート、庭木など)は除きます」)/高岡市(令和8年8月27日からの大雨で災害救助法が適用・応急修理の対象に「屋根や床、壁、窓」・期限は令和8年11月26日)
- 富山県「住まい」のページを開く——県の制度も、15市町村ぶんの一覧も、ここから辿れます。申請の前に、必ずこことお住まいの市町村の窓口で最新の内容を確かめてください
最終確認日:2026年9月14日。受付状況や金額は年度の途中でも変わります。申請の前に必ず最新の公式ページと窓口でご確認ください。
問い合わせ先
耐震診断の申込=(一社)富山県建築士事務所協会 076-442-1135(電話で申し込めます)
耐震改修の申込=住宅の所在する各市町村の窓口(県は建築住宅課建築指導係 076-444-3356)
上市町住宅リフォーム事業=上市町 建設課 管理建築班 076-472-2477
朝日町快適住まいリフォーム助成事業=朝日町 建設課 0765-83-1100
あわせて読みたい
射水市の助成金
市のチラシが対象経費に「屋根、外壁」と書いています
富山市の助成金
令和8年4月に制度が一新。除外は外構だけ
高岡市の助成金
8月27日の大雨の応急修理が先。期限は11月26日
氷見市の助成金
適否一覧表が「部分塗替え」まで丸にしています
助成金が出るか調べる
全国の市区から、自分の住む場所の判定を引けます
外壁の色の選び方
県が言う「暖色系色相で低彩度」はどのあたりか
30坪だといくらか
補助が外れたときに効くのは、結局ここです
外壁塗装と固定資産税
塗り替えだけでは上がりません。耐震改修で減額される仕組みと、増改築等工事証明書のことも
全国の市を1件ずつ調べています。——助成金ガイドから、石川県/福井県/長野県など近くの県も見られます(業者の選び方/外壁塗装の費用相場)。