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【2026年度】射水市の外壁塗装に使える助成金

出ます市のチラシが対象経費に「屋根、外壁」と書いています

射水市木造住宅リフォーム支援事業
対象経費は「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等」45万円未満なら3分の2以内、45万円以上なら上限30万円
ただし耐震改修と同時であることが条件です
市は「リフォーム工事のみの補助は出来ません」と明記しています
耐震のほうは大きいです
耐震改修費用は150万円未満なら5分の4以内、150万円以上なら120万円。計画策定費も最大20万円。3つ合わせて最大170万円
令和7年度から拡充されました
市は「R7年度から制度拡充!」と書いています。全部を直さなくても、1階だけ・主要居室だけ・2回に分ける段階的改修でも使えます
立て替えなくて済みます
代理受領制度を導入。市は「改修工事全体の金額から補助金額を差し引いた分のみを負担する制度」と説明しています
空き家なら別の制度があります
老朽危険空き家の解体は5分の4・限度50万円。空き家を買って住むならポイント制で最大200万円(今年度末で見直し)

「射水市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。射水市には、対象経費に「屋根、外壁」と書かれた補助があります。——射水市木造住宅耐震改修等支援事業。市のチラシに「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等」と並んでいます。条件は、耐震改修工事と同時に行うこと。そのぶん金額は大きく、3つを合わせて最大170万円です。順に見ていきます。

富山県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——射水市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。県の耐震の支援と、上市町・朝日町のリフォーム助成は富山県のまとめにあります。

富山県のまとめ富山市高岡市氷見市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか

このページの内容全12項目

対象経費に「屋根、外壁」と書いてあります

射水市の建築住宅課が出しているチラシ「耐震診断・改修工事等の補助について」に、対象となる経費がこう書かれています。

「住宅の耐震化のための計画の策定、耐震改修及びリフォーム(耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等)に要する費用」

「屋根、外壁」。——リフォームの中身として、いちばん最初に挙がっています。外壁と屋根をまとめて塗る、という一般的な工事がそのまま想定されているということです。

対象経費に「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁」とあります

射水市で外壁の工事に補助が出る条件 射水市木造住宅耐震改修等支援事業のチラシには、対象となる経費として住宅の耐震化のための計画の策定、耐震改修及びリフォーム(耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等)に要する費用と書かれている。リフォーム費用の補助は45万円未満なら3分の2以内、45万円以上なら30万円。リフォーム工事のみの補助はできない。 射水市で、外壁の工事に補助が出る条件 市のチラシが対象経費に「屋根、外壁」と書いています 耐震改修工事と同時 昭和56年5月31日以前の木造 射水市木造住宅 リフォーム支援事業 費用の3分の2以内 上限30万円 リフォームだけ 耐震改修を伴わない 市は「リフォーム工事のみ の補助は出来ません」と 明記しています 補助なし
市のチラシの対象経費は「耐震改修及びリフォーム(耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等)」屋根と外壁が名指しされています。

ただし、条件があります。市はページの注意点にこう書いています。

「リフォーム費用に対する補助は、リフォーム工事と耐震改修工事を同時に行うものに限ります。リフォーム工事のみの補助は出来ません。)」

——塗装だけでは出ません。耐震改修工事とセットであることが条件です。ではその耐震のほうがどうなっているか、金額を見ます。

3つを合わせて最大170万円。市が計算例も出しています

射水市の補助は3本立てで、それぞれ「◯万円未満なら◯分の◯、◯万円以上なら上限額」という決まり方をしています。

3つを合わせると、最大170万円になります

射水市木造住宅耐震改修等支援事業の補助上限額 射水市木造住宅耐震改修等支援事業の補助上限額は、耐震計画策定費用が20万円(30万円未満なら3分の2以内)、耐震改修費用が120万円(150万円未満なら5分の4以内)、リフォーム費用が30万円(45万円未満なら3分の2以内)。3つを合わせると最大170万円になる。令和7年度から制度が拡充された。 20 耐震計画策定 30 リフォーム 120 耐震改修工事 170 3つの合計 単位:万円(補助上限額)
市は計算例も出しています。策定45万円+改修150万円+リフォーム50万円=総費用245万円に対し、補助170万円、自己負担75万円。
射水市木造住宅耐震改修等支援事業の補助金額(令和7年度から拡充)
区分内容補助額
耐震計画策定費用補強計画、耐震改修設計費、工事監理費等
※同一年度内に耐震改修を開始するものに限る
30万円未満なら3分の2以内/30万円以上なら20万円
耐震改修費用耐震補強の工事150万円未満なら5分の4以内/150万円以上なら120万円
リフォーム費用耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等45万円未満なら3分の2以内/45万円以上なら30万円

市は具体的な計算例まで公開しています。そのまま引きます。

市が示す計算例(耐震計画策定45万円・耐震改修150万円・リフォーム50万円の場合)
区分費用補助金額申請者負担額
耐震計画策定費45万円20万円25万円
耐震改修費用150万円120万円30万円
リフォーム費用50万円30万円20万円
合計245万円170万円75万円

245万円の工事に対して、自己負担が75万円。——耐震改修費用の補助率が5分の4と高いのが効いています。150万円の耐震改修なら120万円が出て、自己負担は30万円です。

対象になる住宅の条件は4つ。

補助対象となる住宅(すべて満たすこと)
条件
木造一戸建ての住宅(併用住宅の場合は住宅の床面積が全体の過半であること)
昭和56年5月31日以前に着工して建てられたもの
在来軸組工法のもの
階数が2階以下のもの

申請者の条件は市内に住宅を所有(居住)していることと市税の滞納がないことです。

耐震改修と聞くと「家じゅうを壊して直す大工事」を想像しますが、射水市はそこを緩めています。市の言い方はこうです。

「耐震改修は、住宅すべての改修だけでなく1階のみや1階の主要居室のみの改修、2回に分けて耐震補強工事を行う段階的耐震改修でも補助制度が利用できます。」

チラシには3つのメニューが図で示されています。

射水市の耐震改修メニュー(構造評点Iwが1.0未満と診断された住宅)
メニュー想定工事の内容
(1) 全体改修(基本)2世帯・多子世帯など、今後も長期間使用する住宅建物全体(1階+2階)をIw1.0以上に改修
(2) 部分改修高齢・単身世帯などで、日常的な使用スペースを限定する住宅1階の主要居室(寝室・居間等)だけをIw1.5以上に改修(建物全体のバランスに配慮し、必要に応じて改修)
(3) 部分改修高齢・単身世帯などで、比較的小規模な住宅1階(全体)だけをIw1.0以上に改修

チラシには「小規模住宅の場合、部分改修のメリットが少なく、フロア全体での改修が効率的と考えられる」という注記も入っています。

外壁塗装を考えている方にとって、この「部分改修でもいい」は大きな話です。1階だけの改修なら壁を開ける範囲も限られます。そのうえでリフォーム補助を使って外壁と屋根を塗る——という組み方ができます。まずは診断を受けて、どのメニューが合うかを建築住宅課に相談してください。

診断は県の事業。自己負担2,000円からです

射水市の耐震改修補助を使うには、先に耐震診断で構造評点Iwが1.0未満と出ている必要があります。そしてこの診断は、市ではなく富山県の事業です。

富山県木造住宅耐震診断支援事業(射水市のチラシより)
項目内容
受付窓口(一社)富山県建築士事務所協会 076-442-1135(直接申し込み)
県の負担耐震診断費用の90%を県が負担
申込者の負担(設計図面がある場合)280㎡以下は2,000円/280㎡を超えると3,000円
申込者の負担(設計図面がない場合)280㎡以下は4,000円/280㎡を超えると6,000円

2,000円から6,000円。——実質、ほとんど無料と言っていい金額です。図面が残っているかどうかで倍違うので、申し込む前に押入れや納戸を探してみてください。

ここで一点、市が補足していることがあります。チラシには「(一社)富山県建築士事務所協会を通さず耐震診断をされる場合は、補助対象外となります」とありますが、市のページにはこう書かれています。

「※(一社)富山県建築士事務所協会以外で耐震診断を受けても耐震改修の補助は可能です。」

整理すると、県の「診断費用の補助」を受けるには協会経由が必要だが、市の「改修の補助」は協会以外の診断でも使えるということです。すでに別のところで診断を受けている方は、その結果を持って建築住宅課に相談してください。

手順は3ステップです。①耐震診断(県/建築士事務所協会)→ ②耐震改修工事(市/建築住宅課)→ ③リフォーム工事(市/建築住宅課)。③は②とあわせて申し込みます。

代理受領制度と、1月下旬という期限

補助金でいちばん困るのが、先に全額を払って、あとから戻ってくる仕組みです。170万円の補助でも、工事のときは全額を用意しなければなりません。射水市はそこに手を打っています。

「代理受領制度とは、申請者は工事施工者に補助金を代理で受け取ることを委任する代わりに、改修工事全体の金額から補助金額を差し引いた分のみを負担する制度です。申請者は工事費と補助金との差額のみを工事施工者に支払うことになり、当初の費用負担を軽減することができます。

使うには申請者(委任者)と工事施工者(受任者)の合意が必要で、委任状を補助金交付申請書と併せて提出します。見積もりの段階で「代理受領を使いたい」と伝えて、対応できるかを確認してください。

そして期限。ここが射水市でいちばん見落としやすいところです。

射水市の耐震・リフォーム補助で守るべき順番と期限
順番やること注意
1耐震診断を受ける県の事業。建築士事務所協会へ
2契約前に建築住宅課へ相談市は「耐震計画策定及び、耐震改修工事の契約前に、下記窓口に事前にご相談ください」と明記
3補助金交付申請事業計画書・収支予算書ほか添付書類1〜11
4交付決定通知書を受け取る「交付決定通知書が届く前に事業者と契約した場合、補助は受けられません」
5工事
61月下旬までに工事完了・実績報告市のページは「申請される年度の1月下旬まで」、2025年4月版のチラシは「2月初旬まで」。いずれにせよ年度末より早いので確認を

年度末(3月31日)ではありません。1月下旬から2月初旬に工事を終えて実績報告まで済ませる必要があります。射水市は冬に雪が積もる土地なので、この期限は実務上かなり効きます。——後ろの気候の節で詳しく書きます。

もうひとつ、「年度ごとの予算の範囲内において申し込みを受け付けします」。予算に達すれば締め切られます。

市が「無料で診断します」という業者に注意と書いています

射水市のページには、補助制度の説明のあとに「耐震改修工事のトラブルにご注意してください」という項目があります。市が書いた5項目を、そのまま引きます。

「『耐震診断に来ました』、『耐震補強が義務付けられました』と言って、法外な値段で、耐震診断や耐震改修を行うケースがあります。

1.「無料で診断します」という業者は要注意。
2.契約を急がせる業者は要注意。工事は書面(契約書、図面、見積書等)を確認してから、契約しましょう。絶対にその場では契約しないこと。
3.複数の業者から見積書をもらうことで、価格や内容が適正か判断しましょう。
4.相談しやすい地元の工務店や建築士に相談しましょう。
5.住宅に関する相談は、下記のところでも行っています。」

1番目に注目してください。「無料で診断します」という業者は要注意。——これは射水市の制度を知っていると、意味がよく分かります。

射水市では、耐震診断は県の事業として自己負担2,000円から6,000円で受けられます。正規のルートがちゃんとあるのに、突然訪ねてきて「無料で診断します」と言う——それは診断が目的ではなく、工事の契約を取ることが目的だからです。外壁塗装の訪問営業でも、まったく同じ構図が使われます。

言われたことと、実際
言われること実際どう返すか
「耐震補強が義務付けられました」個人住宅の耐震改修は義務ではありません「市に確認します」
「無料で診断します」県の診断は自己負担2,000円〜6,000円。無料をうたう必要がありません「建築士事務所協会に申し込みます」
「今日契約すれば安くなります」市は「絶対にその場では契約しないこと」と書いています「見積書を置いていってください」
「補助金の手続きも代行します」交付決定前に契約すると補助は受けられません「建築住宅課に先に相談します」

市は相談先としてとやま住まい情報ネットワーク(076-441-6312)も案内しています。契約してしまったあとでも、訪問販売ならクーリングオフで8日以内は無条件に解約できます。業者の公的な処分歴を調べる方法もまとめています。

空き家は解体5分の4・50万円、購入は最大200万円

射水市には空き家まわりの制度が2系統あります。担当課が違うので分けて書きます。

壊す——射水市空き家対策支援事業(建築住宅課)

射水市空き家対策支援事業
区分要件(住宅の不良度の評点)補助金額
老朽危険空き家解体補助金100点以上解体工事に要する費用の5分の4(限度額50万円)
老朽空き家解体補助金70点以上100点未満解体工事に要する費用の2分の1(限度額25万円)

共通の要件が細かく決まっています。住宅であること(居住部分が延べ床面積の2分の1以上)/空き家となって1年以上経過/所有権が明確/市内業者が解体工事を行うこと/解体後の跡地活用の方針を明確にしていること/世帯全員が市税を滞納していないこと/他の制度の補助を受けていないこと。

「市内業者が解体工事を行うこと」と「跡地活用の方針を明確に」の2つは見落としがちです。納屋・倉庫・店舗などの非居住用建物は対象になりません。手続きは市への相談 → 不良度調査申請 → 現地確認 → 可否の連絡 → 交付申請という順で、評点の判定は市が行います。こちらも事業者の代理受領が可能です。

買って住む——いみず住まい等応援事業補助金【空き家利活用事業】(観光まちづくり課)

市内の空き家を購入して5年以上定住する方に、ポイント制で補助が出ます。1ポイント5万円、上限200万円。

いみず住まい等応援事業補助金【空き家利活用事業】のポイント
ポイントポイント数参考 補助額
空き家購入ポイント(基本)210万円
空き家等情報バンク利用加算420万円
移住・定住加算(転入者がいる場合)420万円
若者世帯・子育て世帯加算630万円
子ども加算子ども1人につき41人20万円
三世代同居加算630万円

対象は市内に所在する空き家で、1年以上使用されていないもの。建物の取得費用が補助額を下回る場合は、その費用が上限になります。

ただし、この制度は変わります。市は「本事業は、今年度末をもって見直しを行います。新しい制度の概要は、3月にご案内する予定です」と書いています。また「予算の上限に達した場合、その時点で受付を終了することがあります」とも。今年度中に申請を考えているなら、まず観光まちづくり課(0766-51-6676)に事前相談してください。

なお市は、令和6年能登半島地震により住宅が被害を受けた方(り災証明書で「住家の被害の程度」が「半壊」以上)については一部内容を変更していると案内しています。該当する方は、上限に関わらず連絡するよう書かれています。

射水で塗るなら、いつか——年間降雪238cmの土地

射水市内には気象庁の観測地点がないので、隣接するアメダス伏木(高岡市。新湊地区から見て伏木港の対岸)の平年値を使います。

射水の冬は12月294mm・1月273mm。しかも雪が107cm積もります

アメダス伏木の月別降水量 平年値 射水市に隣接する伏木の平年値では、年降水量2281.0ミリのうち12月が294.0ミリ、1月が272.7ミリと冬に集中する。最も少ないのは5月の115.4ミリ、次いで4月121.9ミリ。年間降雪量は238センチで1月だけで107センチ、最深積雪は54センチ。1月の日最高気温は6.0度、日最低気温は0.2度。年間日照時間は1650.1時間と少ない。 273 1月 雪107cm 162 2月 151 3月 122 4月 115 5月 159 6月 224 7月 194 8月 205 9月 161 10月 221 11月 294 12月 雪46cm 単位:mm(アメダス伏木の平年値)
年間降雪238cm、1月だけで107cm。1月の日最高気温は6.0℃、日最低は0.2℃。射水の冬は、塗装の季節ではありません。
射水周辺の気候(気象庁アメダス伏木の平年値)
項目数値塗装への影響
年降水量2,281.0mm全国平均より3割以上多い土地です
12月の降水量294.0mm年間で最も多い月です
1月の降水量272.7mm12月と合わせて年間の4分の1
最も少ない月5月115.4mm・4月121.9mmここが狙い目です
年間降雪量238cm(1月107cm・2月71cm・12月46cm)冬は足場が組めない日が出ます
最深積雪54cm
1月の日最高/日最低気温6.0℃/0.2℃塗料の施工条件5℃を割る日が続きます
年平均湿度76%(1月81%・12月80%)冬は乾きません
年間日照時間1,650.1時間日本海側らしく少なめです
雪日数年62.6日

数字をまとめると、こうです。射水市で外壁を塗るなら、4月から6月と10月。

冬は完全に外れます。12月294.0mm・1月272.7mmと降水が最も多く、そのうえ年間238cmの雪が積もります。1月だけで107cm。気温も1月は日最高6.0℃・日最低0.2℃で、塗料が乾かなくなる目安(気温5℃・湿度85%)を日中でも割ります。1月の平均湿度は81%。「冬は工事が空いていて安い」は、射水では通用しません。

そしてここが大事です。耐震・リフォーム補助の実績報告期限は1月下旬(チラシでは2月初旬)。——年度末ではありません。射水市でこの補助を使うなら、遅くとも秋には工事を始める段取りが要ります。冬に入ってから「間に合わない」となるのが、この市でいちばんありがちな失敗です。

射水市で補助を使うときの、現実的な年間スケジュール
時期やること
春(4〜5月)耐震診断を申し込む(県/建築士事務所協会)。年度の予算が動き出す時期です
初夏(5〜6月)診断結果を受けて建築住宅課に相談。契約前に。見積もりを複数社から取る
夏(7〜8月)交付申請 → 交付決定通知書を受け取る
秋(9〜11月)工事。雨は多いが雪はまだ降りません
冬(12〜1月)1月下旬までに完了・実績報告。ここに工事を残すと雪で止まります

もうひとつ、雪国特有の傷み方があります。雪が積もる高さ(地面から50cm〜1m前後)の外壁は、他の面より先に傷みます。雪解け水を長時間吸うためです。年間62.6日も雪が降る土地では、この差がはっきり出ます。見積もりを取るときは「下のほうだけ傷みが早い」ことを前提に見てもらってください。

射水市は富山新港を抱えた海沿いの市でもあります。海に近い地区では、風に乗った塩分で鉄部(手すり、雨戸、庇の裏、雨樋の留め金具)のさびが内陸より早く進みます。高圧洗浄で塩分を流したか、鉄部のケレンにどれだけ手間をかけるか——塗料の等級より、そちらのほうが持ちに効きます。

費用の目安は外壁塗装の費用相場、見積書の見方は見積書のチェック項目にまとめています。

結婚新生活支援事業——新婚なら最大60万円

射水市には、外壁塗装に使える可能性のある制度がもう1本あります。住宅のページを探しても出てきません。結婚・子育てのカテゴリにあり、窓口も住宅の部署ではないからです。

補助上限お二人とも29歳以下 60万円/それ以外 30万円
対象になる費用住居費(民間賃貸住宅の家賃・敷金・礼金・共益費・仲介手数料)/リフォーム代(婚姻を機に住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用)/引越費用。令和8年4月1日から令和9年3月31日までに支払ったものが対象です。
対象外倉庫・車庫に係る工事費用/門、フェンス、植栽等の外構に係る工事費用/家電の購入・設置にかかる費用
所得お二人の合計所得が500万円未満
年齢婚姻日時点でお二人とも39歳以下
申請期間起算日(婚姻日と、リフォーム工事が完了した日などのうち遅いほう)から2か月以内。令和8年度の最終期限は令和9年2月27日
窓口射水市 産業経済部 観光まちづくり課 電話0766-51-6676

射水市は外壁塗装を名指ししていませんが、対象外の一覧にも入っていません。リフォーム費用として市が書いているのは「婚姻を機に住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」です。塗り替えを修繕として見るかどうかは、担当課の判断になります。申請より先に確認してください。

この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。

国の補助金なら使えますか

市の制度が使えると分かったあと、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

射水市で、外壁塗装に助成は出ますか。

出ます。射水市木造住宅耐震改修等支援事業のチラシに、対象経費として「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等」と書かれています。リフォーム費用は45万円未満なら3分の2以内、45万円以上なら上限30万円。ただし「リフォーム工事のみの補助は出来ません」——耐震改修工事と同時に行うことが条件です。

耐震改修をしないと、塗装の補助は使えませんか。

使えません。ただし耐震のほうも金額が大きく、耐震改修費用は150万円未満なら5分の4以内、150万円以上なら120万円、耐震計画策定費が最大20万円。リフォーム30万円と合わせて最大170万円です。市は「耐震計画策定費45万円+耐震改修150万円+リフォーム50万円=総費用245万円に対し、補助170万円・自己負担75万円」という計算例を公開しています。

対象になるのはどんな家ですか。

4つすべてを満たす住宅です。木造一戸建て(併用住宅は住宅の床面積が全体の過半)/昭和56年5月31日以前に着工/在来軸組工法/2階建て以下。申請者は市内に住宅を所有(居住)している方で、市税の滞納がないことが必要です。

家全体を耐震改修しないとだめですか。

いいえ。市は「住宅すべての改修だけでなく1階のみや1階の主要居室のみの改修、2回に分けて耐震補強工事を行う段階的耐震改修でも補助制度が利用できます」と書いています。メニューは3つあり、(1)建物全体をIw1.0以上、(2)1階の主要居室だけをIw1.5以上、(3)1階全体をIw1.0以上。令和7年度から拡充された部分です。

耐震診断はいくらかかりますか。

2,000円から6,000円です。富山県の事業で、県が診断費用の90%を負担します。窓口は(一社)富山県建築士事務所協会(076-442-1135)で、直接申し込みます。自己負担は設計図面がある場合、280㎡以下2,000円・280㎡超3,000円/図面がない場合、280㎡以下4,000円・280㎡超6,000円。図面が残っているかどうかで倍違うので、先に探してみてください。

すでに別のところで耐震診断を受けています。

市の改修補助は使えます。市のページに「(一社)富山県建築士事務所協会以外で耐震診断を受けても耐震改修の補助は可能です」と書かれています。ただし県の診断費用の補助のほうは協会経由でないと対象外です。診断結果を持って建築住宅課(0766-51-6683)に相談してください。

先に工事を始めてもいいですか。

だめです。市は「耐震計画策定及び、耐震改修工事の契約前に、窓口に事前にご相談ください」「市からの補助金等交付決定通知書が届く前に事業者と契約した場合、補助は受けられません」と明記しています。契約日=工事着工日の前に申請が必要です。

いつまでに工事を終える必要がありますか。

申請する年度の1月下旬までです(2025年4月版のチラシでは「2月初旬まで」)。年度末(3月31日)ではありません。射水市は12月294.0mm・1月272.7mmと冬に雨が多く、年間238cmの雪が積もる土地なので、冬に工事を残すと物理的に間に合わなくなります。遅くとも秋には着工できる段取りにしてください。予算の範囲内での受付なので、早めの相談が有利です。

補助金を先に立て替えなくて済む方法はありますか。

代理受領制度があります。市は「申請者は工事施工者に補助金を代理で受け取ることを委任する代わりに、改修工事全体の金額から補助金額を差し引いた分のみを負担する制度」と説明しています。申請者と工事施工者の合意が必要で、委任状を補助金交付申請書と併せて提出します。空き家の解体補助でも事業者の代理受領が可能です。

「無料で耐震診断します」と訪問されました。

市が名指しで注意している手口です。射水市のページに「1.「無料で診断します」という業者は要注意」「2.契約を急がせる業者は要注意。絶対にその場では契約しないこと」「3.複数の業者から見積書をもらうことで、価格や内容が適正か判断しましょう」と書かれています。射水市では診断は県の事業で自己負担2,000円から受けられます。無料をうたう必要がありません。相談先としてとやま住まい情報ネットワーク(076-441-6312)も案内されています。

射水市で外壁を塗るなら、いつがいいですか。

4月から6月と10月です。アメダス伏木の平年値では12月294.0mm・1月272.7mmと冬に降水が集中し、年間降雪は238cm(1月だけで107cm)。1月の日最高気温は6.0℃、日最低は0.2℃、平均湿度81%で、塗料が乾く条件を日中でも割ります。逆に5月115.4mm・4月121.9mmが年間で最も少ない月です。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

射水市の公式ページと市が公開しているPDFを2026年9月8日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で行われ、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。

  • 射水市「射水市結婚新生活支援事業」(更新日 2026年5月27日/対象経費の2番目が「リフォーム代」で、定義は「婚姻を機に住宅の機能の維持又は向上を図るために行う修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用」/除かれるのは「倉庫、車庫に係る工事費用、門、フェンス、植栽等の外構に係る工事費用、家電の購入・設備にかかる費用」/上限は夫婦とも29歳以下で60万円・39歳以下で30万円/申請期限が起算日から2か月以内と短い/令和8年度から講座の受講などが要件に追加)
  • 射水市 建築住宅課「射水市木造住宅耐震改修等支援事業について」(2026年7月1日更新)——「R7年度から制度拡充!」耐震計画策定費(30万円未満は2/3以内・30万円以上は20万円)/耐震改修費用(150万円未満は4/5以内・150万円以上は120万円)/リフォーム費用(45万円未満は2/3以内・45万円以上は30万円)、市による計算例(総費用245万円→補助170万円→自己負担75万円)、補助対象条件4項目、「リフォーム費用に対する補助は、リフォーム工事と耐震改修工事を同時に行うものに限ります。(リフォーム工事のみの補助は出来ません。)」「交付決定通知書が届く前に事業者と契約した場合、補助は受けられません」「申請される年度の1月下旬までに工事を完了させ、実績報告をする必要があります」、年度ごとの予算の範囲内、代理受領制度と委任状、「耐震改修工事のトラブルにご注意してください」の5項目、とやま住まい情報ネットワーク(076-441-6312)
  • 射水市「令和7年4月版 耐震診断・改修工事等の補助について」(チラシPDF)——対象となる経費「住宅の耐震化のための計画の策定、耐震改修及びリフォーム(耐震工事と同時に施工する屋根、外壁及び室内リフォーム、バリアフリー工事等)に要する費用」、3ステップ(①耐震診断=(一社)富山県建築士事務所協会 076-442-1135/②耐震改修工事=市 建築住宅課/③リフォーム工事=市 建築住宅課)、富山県木造住宅耐震診断支援事業(県が診断費用の90%を負担。申込者負担は図面あり280㎡以下2千円・280㎡超3千円、図面なし4千円・6千円)、改修メニュー3種(全体改修/1階の主要居室だけIw1.5以上/1階全体Iw1.0以上)、留意点(契約前に相談・着工日前に申請・2月初旬までに完了と実績報告・予算の範囲内・代理受領)
  • 射水市「射水市木造住宅耐震改修等支援事業費補助金交付要綱」(PDF)——リフォームの定義、耐震改修と同時に行うリフォーム、対象経費の3分の2の額で30万円を限度、危険ブロック塀等の撤去及び撤去後の設置
  • 射水市 建築住宅課「射水市空き家対策支援事業について」(2024年10月24日更新)——手続きの流れ10段階、老朽危険空き家解体補助金(不良度の評点100点以上/解体費用の5分の4・限度額50万円)老朽空き家解体補助金(評点70点以上100点未満/2分の1・限度額25万円)、隣接空き家解体補助金、共通要件(住宅であること・空き家となって1年以上・所有権が明確・市内業者が解体工事を行うこと跡地活用の方針を明確に・市税の滞納なし・他制度との重複不可)、事業者の代理受領可
  • 射水市 観光まちづくり課「いみず住まい等応援事業補助金【空き家利活用事業】について」(2025年10月1日更新)——ポイント制(1ポイント5万円・上限200万円)、ポイントの内訳(空き家購入2/空き家等情報バンク利用4/移住・定住4/若者世帯・子育て世帯6/子ども1人につき4/三世代同居6)、対象は1年以上使用されていない市内の空き家、5年以上定住する意思、「本事業は、今年度末をもって見直しを行います。新しい制度の概要は、3月にご案内する予定です」令和6年能登半島地震で「半壊」以上のり災証明を受けた方は一部内容を変更
  • 射水市「射水市の個人向け住宅に関する補助制度について」——市の個人向け住宅補助の一覧と担当課(建築住宅課0766-51-6683/観光まちづくり課0766-51-6676/環境課0766-51-6624/地域福祉課0766-51-6625/社会福祉課0766-51-6626)
  • 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス伏木の平年値——月別の降水量・気温・湿度・日照時間・降雪(射水市内に観測地点がないため)
  • 射水市「射水市結婚新生活支援事業」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
木造住宅耐震改修等支援事業(耐震計画策定・耐震改修・リフォーム)/空き家対策支援事業:射水市役所 都市整備部 建築住宅課(大島分庁舎2階) 電話 0766-51-6683
いみず住まい等応援事業補助金(空き家利活用・新築等取得)/若者世帯定住促進観光まちづくり課 電話 0766-51-6676
耐震診断の申込(一社)富山県建築士事務所協会 電話 076-442-1135(県の事業)
射水市役所代表:0766-51-6600(〒939-0294 富山県射水市新開発410番地1)
交付決定通知書が届く前に契約すると補助は受けられません。そして完了・実績報告の期限は年度末ではなく1月下旬です。

富山県内のほかの市も調べています。——富山市高岡市同じ県でも、市が変わればここまで違います助成金ガイド業者の選び方外壁塗装の費用相場)。