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【2026年度】高岡市の外壁塗装と大雨の応急修理

条件つきで出ますいま高岡で先に見るのは、8月27日の大雨の応急修理です/期限は11月26日

大雨の被害があるなら、そちらが先です
令和8年8月27日からの大雨で災害救助法が適用されました。罹災証明が準半壊以上なら住宅の応急修理が使えます
いくらまでか
半壊・中規模半壊・大規模半壊・全壊は757,000円以内、準半壊は367,000円以内。市から修理業者に直接払われます
対象工事に「壁」が入っています
市の案内は「屋根や床、壁、窓、台所・トイレなど日常生活に必要不可欠な最小限度の部分」——ただし災害と直接関係ある修理だけです
期限が決まっています
令和8年11月26日(木)までに工事完了報告。高岡は12月から雪が降ります。実際の工期はもっと短いと考えてください
平時のリフォーム補助は3つだけです
たかおか暮らし支援事業のリフォームは耐震改修に伴うもの/三世代同居のためのもの/エコ(高断熱)の3種類。3分の1・最大20万円で、居住誘導区域に限られます
耐震改修なら5分の4・120万円
木造住宅耐震改修支援事業は工事費の5分の4・限度額120万円。診断は県が9割負担で自己負担2,000〜6,000円です

「高岡市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。いま高岡市でまず見るべきは、補助金ではなく災害の制度です。——令和8年8月27日からの大雨で災害救助法が適用され、住宅の応急修理が動いています。対象工事に「壁」が入っており、限度額は最大757,000円。ただし工事完了報告の期限は令和8年11月26日で、高岡は12月から雪が降ります。平時の補助のほうは後半にまとめました。順に見ていきます。

富山県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——高岡市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。県の耐震の支援と、上市町・朝日町のリフォーム助成は富山県のまとめにあります。

富山県のまとめ富山市射水市氷見市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全14項目

8月27日の大雨で、災害救助法が適用されました

高岡市は令和8年8月27日からの大雨で被害を受け、災害救助法が適用されました。市はこう書いています。

「※災害救助法の適用に伴い、標題を「令和8年8月27日からの大雨」とします。」
「令和8年8月27日に災害救助法が適用されたことを受け、高岡市では「住宅の応急修理の支援」を実施します。」

外壁の塗り替えを考えていた方でも、この大雨で家に被害が出ているなら、先にこちらを確認してください。順番が逆になると、使えたはずの制度が使えなくなります。

手続きの入口は罹災証明書です。市の案内はこうです。

「保険請求や公的支援等の手続きの際に、罹災証明書が必要となる場合があります。ご自身で被災状況が分かる写真を撮影した上で、電話で申し込んでください。状況を聞き取り、調査の日程調整等を行います」
【問合先】資産税課 電話 0766-20-1274

そして片付けについて、市はもうひとつ注意を書いています。

「ごみの片付けは、保険会社へ事前に承認を得てから行ってください。保険金の支払いに影響が出る場合があります。

片付ける前に、写真を撮る。これは外壁塗装でも同じです。足場を組んだら、傷んでいた状態はもう記録できません。

準半壊で36万7千円、半壊以上で75万7千円

金額は罹災証明書の判定で決まります。

罹災証明の判定が、そのまま使える金額になります

高岡市 住宅の応急修理 罹災証明の判定と限度額 罹災証明書の判定が全壊・大規模半壊・中規模半壊・半壊なら限度額75万7千円以内。準半壊なら36万7千円以内。準半壊に至らない一部損壊は支援の対象外。いずれも工事完了報告の期限は令和8年11月26日。 罹災証明書の「住家の被害の程度」 資産税課 0766-20-1274 で申し込む 全壊・大規模半壊 中規模半壊・半壊 757,000円 以内 準半壊 367,000円 以内 準半壊に至らない (一部損壊) 対象外 市が明記しています 工事完了報告は 令和8年11月26日(木)まで
費用は市から修理業者に直接支払われます。限度額を超えた分は自己負担です。市は「自らの資力では応急修理をすることができない方」を条件にしていますが、「定義は定められておりません。ある程度収入があっても支出が多い方は対象になる場合があります」とも書いています。判断する前に相談してください。

市の案内には、条件についてもう3つ書かれています。読み飛ばされがちですが、どれも効きます。

市の書き方意味
「自らの資力では応急修理をすることができない方の定義は定められておりません。ある程度収入があっても支出が多い方は対象になる場合があります収入だけで自己判断して諦めない
既に応急修理に着手されていても支払い前であれば対象になる場合がありますもう工事を始めていても、支払い前なら間に合う可能性がある
「り災証明書において、「全壊」と判断された住宅についても、修理により引き続き居住が可能となる場合は、制度の対象となります」全壊でも住み続けるなら使える

相談・申請の窓口は高岡市役所6階 都市創造部 建築政策課。電話は0766-20-1431(平日8:30〜17:15)、メールは [email protected] です。

「壁」は対象。ただし古くなった塗り替えは対象外

市の案内は、対象工事をこう書いています。

屋根や床、壁、窓、台所・トイレなど日常生活に必要不可欠な最小限度の部分の応急的な修理が対象です。(納屋、車庫、空き家、家電製品は対象外です)」

「壁」が入っています。ただしこれで「外壁塗装に使える」と読むのは早すぎます。市が配っている工事例の資料に、もっと具体的な線引きが書かれています。

分かれ目は「災害でこうなったのか」だけです

住宅の応急修理で対象になる工事と、ならない工事 応急修理は災害の被害と直接関係ある修理のみが対象。浸水した壁の補修や壊れた屋根の補修は対象になるが、古くなった壁紙の貼り替えや古くなった屋根葺き材の取り替えは対象外。経年劣化による外壁の塗り替えは災害に起因しないため対象にならない。 対象になる 災害の被害と直接関係ある修理 ・浸水した壁の補修 (壁材の変更、断熱材や壁紙の補修も) ・壊れた屋根の補修 (瓦から鋼板への変更も可) ・浸水した床の補修 ・壊れた建具、基礎、給排水管 対象にならない 災害に起因しない修理 ・古くなった壁紙の貼り替え ・古くなった屋根葺き材の取り替え ・納屋、車庫、空き家 ・エアコンなどの家電製品 ・靴箱、収納、仏間、床の間 ・障子や襖の張替え(骨組みの破損を除く)
市の資料は「単に古くなった畳や壁紙のみの補修(災害に起因しない修理は対象外)」と書いています。経年劣化による外壁の塗り替えは、この制度では出ません。大雨で壁が傷んだ部分の補修は対象になり得ますが、その判断をするのは市です。

工事例には、壁についてこう書かれています。

「(5)浸水した壁の補修(土壁を板壁に変更する等の壁材の変更を含む。壁の修理とともに断熱材や壁紙の補修)」

そして基本的な考え方として、こう並んでいます。

「(1)災害の被害と直接関係ある修理のみが対象となる。
 (例)○壊れた屋根の補修(屋根葺き材の変更は可)
    ×古くなった壁紙の貼り替え
    ×古くなった屋根葺き材の取り替え

ここが今回のいちばん大事なところです。「そろそろ塗り替えどきだった外壁を、大雨のついでに直す」というのは通りません。制度が見ているのは災害でそうなったかどうかだけです。

逆に言えば、大雨で実際に壁が浸水した、外壁材が剥がれた、というのであれば対象になり得ます。その判断は市がします。見積書と写真を持って建築政策課(0766-20-1431)に相談してください。

写真は前・中・後の3枚。引いた写真も要ります

この制度で、いちばん取り返しがつかないのが写真です。市の資料はこう書いています。

「「救助の必要性」、「内容の妥当性」を確認する必要があることから、修理前、修理中、修理後の写真を撮影し、必ず提出すること。

そして注意事項の一覧に、実務的な指摘が並んでいます。市が実際に窓口で困っていることが、そのまま書かれています。

市の注意事項中身
工事内容の聞き取り申請時に「見積の修理内容」と「写真の修理個所」が一致している確認を行います。申請に来られる方は見積内容と修理箇所を把握しておいてください
申請時の写真「破損具合が分かるアップの写真のみで申請に来られる場合がありますが、アップ過ぎてどの部分を修理するのか分からない場合があります。その場合、「引いた写真」もご用意ください」
傾斜の確認ジャッキアップや床の張替えで傾斜を修正する場合は、レベル調査結果の図面か水平器を置いた写真(気泡が中心からずれていることが分かるもの)
建具の工事どこの部屋の建具かを確認します(物置、二つ目のトイレ等の建具は対象となりません
給排水管補助対象は「上下水道配管の水漏れ部分の補修」。水漏れ部分を特定せず新規配管で修理するものは対象外
工事完了後の申請工事完了後でも支払い前であれば対象になる場合があります。ただし「なるべく着工前の申請をお願いします」

「アップの写真だけでは足りない」——これは外壁塗装でも同じです。傷んでいる箇所だけを寄って撮っても、それが家のどこなのか分かりません。建物全体が入る引きの写真と、寄りの写真を対にして撮ってください。

そして順番です。足場を組んでしまうと、引きの写真は撮れなくなります。業者が来る前に、自分で撮っておくのがいちばん確実です。市も罹災証明の案内で「ご自身で被災状況が分かる写真を撮影した上で、電話で申し込んでください」と書いています。

能登半島地震の制度も、まだ動いています

高岡市は令和6年能登半島地震でも被害を受けました。市はいまも被災者向けの制度を並べています。今回の大雨とは別の制度です。

制度中身
住宅の応急修理能登半島地震で被災した住宅の修理(大雨の分とは別枠)
被災木造住宅耐震改修支援罹災証明のある住宅の耐震改修(通常の耐震改修支援とは併用不可
被災住宅沈下傾斜対策支援沈下・傾斜した住宅の対策
液状化被害宅地復旧支援液状化した宅地の復旧
高岡市被災住宅等除却支援事業準半壊以上の住宅等の除却に上限20万円(申請期限 令和9年3月31日
被災木造住宅耐震診断支援事業被災住宅の耐震診断の自己負担分も補助
高岡市被災者引越支援事業/新生活応援事業/転入支援事業引越・新生活・転入の支援

市は「これらの補助金については併用できる場合があります」と書いています。地震と大雨の両方で被害を受けた家もあります。どの制度をどう組み合わせるかは、建築政策課に一度まとめて聞いたほうが早いです。

除却支援は「除却工事前の写真、除却工事後の写真」が必要書類に入っています。ここでも写真です。

平時のリフォーム補助は「3つの入口」だけ

ここからは、災害と関係のない通常の補助です。高岡市の柱はたかおか暮らし支援事業です。ただしリフォームで使える工事は3種類に限られています。

対象になるリフォーム中身
耐震改修に伴うリフォーム高岡市木造住宅耐震改修支援事業と同時に行う住宅リフォーム
三世代同居のためのリフォーム台所、浴室、トイレまたは玄関のうちいずれか2つを複数設置するためのリフォーム
エコ(高断熱)リフォーム高断熱化のためのリフォーム

金額の条件はこうです。

中身
補助率対象リフォーム工事費の3分の1
補助額最大20万円
対象区域居住誘導区域(まちなか区域を含む)
住宅の条件昭和56年6月以降に建築された一戸建て(新耐震基準適合住宅。耐震改修工事を行う木造一戸建ても可)
申請時期事前に申請(工事着工前・所有権移転前に申請が必要)

外壁塗装だけでは、この3つのどれにも当たりません。ただし可能性が2つあります。

1つ目——耐震改修と同時にやる場合。「耐震改修に伴うリフォーム」は、耐震改修支援事業と同時に行うリフォームです。耐震補強で外壁をはがすなら、その復旧をどう扱うかが論点になります。

2つ目——エコ(高断熱)リフォームに当たるかどうか。遮熱塗料や断熱塗料がこの「高断熱」の基準を満たすかは、市の判断です。断定はできません。見積書と製品カタログを持って建築政策課に確認してください。

なお、この事業には加算があります。市はこう書いています。

若年UIJターン世帯、29歳以下新婚世帯、若年子育て世帯、子育て世帯の三世代同居、多世帯同居については、補助金に加算があります。」
【フラット35】地域活性化型(当初10年間-0.25%の金利引き下げ)を活用することができます。」

区域の外だと、そもそも対象になりません

高岡市の住宅支援でいちばん見落とされやすいのが、区域です。たかおか暮らし支援事業も、空き家バンク住宅取得支援事業も、空き家賃貸活用支援事業も、すべて対象区域が決まっています。

事業対象区域申請時期
たかおか暮らし支援事業まちなか区域または居住誘導区域事前に申請(工事着工前・所有権移転前)
空き家バンク住宅取得支援事業所有権移転日から3か月以内
空き家賃貸活用支援事業事前に申請(工事着工前)

市は区域を地図で公開しています。「デジマップ@たかおか」で自分の住所を調べられます。市のページにある「まちなか区域」のPDFと、「高岡市立地適正化計画に基づく事前届出」の中の居住誘導区域図でも確認できます。

区域の外にお住まいなら、たかおか暮らし支援事業は使えません。その場合に残るのは、耐震改修支援事業(区域の指定なし)と、災害の制度です。

なお空き家賃貸活用支援事業には、災害に関する例外があります。

「令和6年能登半島地震の被災者の入居のために、空き家を改修する場合」——対象区域は市内全域のうち市街化調整区域を除く区域、補助率は3分の2、補助額は最大40万円

通常は居住誘導区域・3分の1・最大20万円ですが、被災者の入居のためなら区域が広がり、率も額も倍になります。空き家を持っていて貸すことを考えている方は、ここを見てください。

耐震改修は5分の4・120万円

高岡市の住宅系でいちばん大きい補助です。市は制度の説明の冒頭に、こう書いています。

「令和6年1月に石川県能登地方を震源とする最大震度7の大地震が発生し、市内においても大きな被害がありました。」

中身
対象の住宅木造の一戸建てで2階以下/建物の過半が昭和56年5月31日以前に着工/在来軸組工法
耐震診断の自己負担県が9割負担。280㎡以下は図面ありで2,000円・なしで4,000円/280㎡超は3,000円・6,000円
耐震改修の補助設計費の3分の2(限度額20万円)+工事費の5分の4限度額120万円
対象工事建物全体をIw値1.0以上/0.7以上1.0未満/1階全体を1.0以上/1階の主要居室だけを1.5以上
注意事前相談が必要/着工日(契約日)前に申請/2月末日までに完了・実績報告/年度ごとの予算内で先着順

診断の申し込み先は市ではなく一般社団法人富山県建築士事務所協会(076-442-1135)です。改修の申請は建築政策課です。

この制度には代理受領制度が使えます。補助金を市から直接業者に払ってもらう仕組みで、いったん全額立て替える必要がなくなります。120万円の補助なら、手元の資金の負担がかなり変わります。

なお、罹災証明のある住宅は被災木造住宅耐震改修支援事業のほうを使うことになり、通常の耐震改修支援とは併用できません。

空き家・ブロック塀・新婚のメニュー

そのほか、高岡市の住まいの補助を並べておきます。外壁塗装に直接使えるものはありませんが、一緒に検討することの多いものです。

  • たかおか空き家除却支援事業/高岡市空き家おかたづけ支援事業/まちぐるみ空き家対策危険防止支援事業(自治会向け)
  • 危険ブロック塀等除却支援事業——塀の除却です。塗り替えではありません
  • 耐震シェルター設置補助金
  • 高岡市結婚新生活支援事業
  • 住宅用太陽光発電高度利用促進補助/脱炭素先行地域づくり事業費補助金(太陽光・蓄電池)
  • 建築確認申請手数料等の減免

外壁塗装の見積書に塀の補修が載っていて、その塀が傾いているなら、塗るより除却の補助を先に調べる価値があります。

高岡の家で、塗る前に見るところ

高岡の気候を、気象庁の平年値で見ておきます(アメダス伏木)。

高岡は冬に雨と雪が同時に来ます。年2,281mm・降雪238cm

高岡市伏木の月別降水量と降雪量の平年値 気象庁アメダス伏木の平年値。降水量は12月294ミリ、1月272.7ミリ、7月223.8ミリ、11月221.3ミリ。年間で最も多いのは12月と1月。降雪量合計は1月107センチ、2月71センチ、12月46センチ、3月15センチで、年間238センチ。冬に雨と雪が重なる。 273 107 1 162 71 2 151 15 3 122 1 4 115 5 159 6 224 7 194 8 205 9 161 10 221 11 294 46 12 月/上の数字=降水量(mm) 下の赤い数字=降雪量合計(cm) 気象庁アメダス伏木の平年値 年間で雨がいちばん多いのは12月と1月。しかも雪が重なります
高岡は冬に雨と雪が同時に来ます。12月294mm・1月272.7mmは夏より多い量です。しかも1月の日最高気温は6.0℃、2月は7.0℃——塗料の施工条件(多くは5℃以上)を割る日が続きます。11月に入ると、工程が天気で止まります。
平均気温日最高日最低降水量降雪量合計
12月5.7℃9.3℃2.6℃294.0mm46cm
1月2.9℃6.0℃0.2℃272.7mm107cm
2月3.3℃7.0℃0.1℃161.6mm71cm
8月26.7℃30.9℃23.5℃194.2mm
14.2℃18.3℃10.8℃2,281.0mm238cm

ここから読めることが3つあります。

1つ目——応急修理の期限は、雪の前に終わらせろという意味です。工事完了報告の期限が令和8年11月26日。高岡は12月に月294mmの雨が降り、1月には107cmの雪が積もります。11月26日という日付は、そこから逆算されています。いま9月です。見積もり・申請・工事・完了報告まで、残りは3か月を切っています。

2つ目——冬は塗れません。塗料の多くは気温5℃以上が施工の条件です。高岡の1月は日最高6.0℃、2月は7.0℃。日中でもぎりぎりで、朝夕は氷点下近くまで下がります。実質、11月から3月は工程が組めません。逆に4月から10月は塗れます。

3つ目——高岡は年間を通して雨が多い土地です。年2,281mmは全国平均(約1,700mm)を大きく上回ります。しかもいちばん多いのが冬という日本海側の型です。夏に集中する太平洋側とは工程の組み方が変わります。

もうひとつ、能登半島地震で市内にも大きな被害が出ました。市が液状化被害宅地復旧支援や沈下傾斜対策支援を用意しているとおり、地盤が動いた家があります。外壁にひび割れが出ている場合、それが塗膜の劣化なのか、建物が動いた結果なのかで対処が変わります。塗るだけでは止まらないひび割れもあります(ひび割れの見方)。足場を組んだときに、基礎と壁の取り合いも見てもらってください。

費用の目安です。30坪の家でおおむね80万〜120万円30坪の外壁塗装の費用)。経年劣化の塗り替えに、高岡市で使える補助はほぼありません。見るのは総額ではなく㎡単価・塗料の製品名・塗る回数・足場の面積(見積書の内訳の見方塗装面積の出し方)。大雨や地震の被害があるなら、塗る前にまず罹災証明と写真です。

結婚新生活支援事業——外壁塗装には使えません

高岡市には結婚新生活支援事業がありますが、外壁塗装には使えません。実施している市でも対象になる経費は同じではないので、「いくら出るか」より先に「何に使えるか」を見てください。

補助上限30万円
対象になる費用令和8年4月1日から令和9年3月31日までに支払った、結婚にともなう引越費用だけ(高岡市内の住居へ引越した際の引越業者・運送業者への支払い)。住宅の取得・賃借・リフォームは対象に入っていません
対象外引越費用以外(住宅の取得・賃借・リフォームは対象経費に無い)
所得お二人の合計所得が500万円未満
年齢婚姻日時点でお二人とも39歳以下
申請期間令和8年4月1日から令和9年3月31日まで。住所を移した日から3か月以内に申請(婚姻届は令和8年4月1日〜令和9年3月31日)
窓口高岡市 建築政策課(市役所6階)0766-30-7291

ただし、この市の制度は外壁塗装には使えません。補助の対象が限られているためです。実施している市でも対象経費は同じではないので、金額の前に「何に使えるか」を見てください。

この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

高岡市で、外壁塗装に助成は出ますか?

経年劣化の塗り替えに使える補助は、ほぼありません。たかおか暮らし支援事業のリフォームは耐震改修に伴うもの・三世代同居のためのもの・エコ(高断熱)の3種類だけで、しかも居住誘導区域に限られます。ただし令和8年8月27日からの大雨で被害を受けた家なら、住宅の応急修理(限度額36万7千円〜75万7千円)が使える可能性があります。

大雨の応急修理は、外壁塗装にも使えますか?

対象工事に「壁」は入っていますが、条件は「災害の被害と直接関係ある修理のみ」です。市の資料は「×古くなった壁紙の貼り替え」「×古くなった屋根葺き材の取り替え」を対象外の例に挙げ、「単に古くなった畳や壁紙のみの補修(災害に起因しない修理は対象外)」と書いています。大雨で実際に壁が傷んだ部分の補修なら対象になり得ますが、判断するのは市です。建築政策課(0766-20-1431)へ。

いくらもらえますか?

罹災証明書の判定で決まります。全壊・大規模半壊・中規模半壊・半壊は757,000円以内、準半壊は367,000円以内。「準半壊に至らない(一部損壊)」は対象外です。費用は市から修理業者に直接支払われ、限度額を超えた分は自己負担です。

いつまでに終わらせればいいですか?

令和8年11月26日(木曜日)までに工事完了報告です。高岡は12月に月294mmの雨が降り、1月には107cmの雪が積もります。この日付は雪の前に終わらせるための期限と考えてください。見積もり・申請・工事・完了報告まで、残りは3か月を切っています。

収入があると対象外ですか?

市はこう書いています。「自らの資力では応急修理をすることができない方の定義は定められておりません。ある程度収入があっても支出が多い方は対象になる場合があります」。自己判断で諦めず、まず相談してください。

もう工事を始めてしまいました

まだ間に合う可能性があります。市は「既に応急修理に着手されていても支払い前であれば対象になる場合があります」と書いています。注意事項にも「工事完了後でも支払い前であれば補助対象となる場合があります」とあります。ただし「なるべく着工前の申請をお願いします」とも書かれています。支払う前に相談してください。

写真はどう撮ればいいですか?

修理前・修理中・修理後の3枚が必須です。さらに市は「破損具合が分かるアップの写真のみで申請に来られる場合がありますが、アップ過ぎてどの部分を修理するのか分からない場合があります。その場合、「引いた写真」もご用意ください」と書いています。建物全体が入る引きの写真と、傷んだ箇所の寄りの写真を対にして撮ってください。足場を組むと引きの写真は撮れなくなります。

罹災証明はどこに申し込みますか?

資産税課(0766-20-1274)です。市は「ご自身で被災状況が分かる写真を撮影した上で、電話で申し込んでください」と書いています。片付ける前に撮ってください。また市は「ごみの片付けは、保険会社へ事前に承認を得てから行ってください。保険金の支払いに影響が出る場合があります」とも注意しています。

遮熱塗料なら「エコ(高断熱)リフォーム」に当たりますか?

断定はできません。判断するのは市です。たかおか暮らし支援事業のエコ(高断熱)リフォームは3分の1・最大20万円ですが、対象区域が居住誘導区域に限られ、住宅も昭和56年6月以降に建築されたものである必要があります。見積書と製品カタログを持って建築政策課に確認してください。工事着工前の申請が必要です。

自分の家が対象区域かどうかは、どこで分かりますか?

市が地図で公開しています。「デジマップ@たかおか」で住所から調べられます。市のページにある「まちなか区域」のPDFと、「高岡市立地適正化計画に基づく事前届出」の中の居住誘導区域図でも確認できます。区域の外なら、たかおか暮らし支援事業は使えません。

耐震改修の補助はいくらですか?

設計費の3分の2(限度額20万円)と、工事費の5分の4(限度額120万円)です。対象は昭和56年5月31日以前に着工した2階以下の在来軸組工法の木造一戸建て。診断は県が9割負担で自己負担は2,000〜6,000円です。事前相談が必要で、着工日(契約日)前に申請、年度ごとの予算内で先着順です。代理受領制度を使えば、いったん全額立て替える必要がありません。

空き家を貸すために直したいのですが

高岡市空き家賃貸活用支援事業があります。通常は居住誘導区域で3分の1・最大20万円(対象工事は台所・トイレ・浴室その他居住に必要な改修で、合計30万円以上)。ただし令和6年能登半島地震の被災者の入居のために改修する場合は、対象区域が市内全域(市街化調整区域を除く)に広がり、3分の2・最大40万円になります。

いつ工事をするのがいいですか?

4月から10月です。高岡の1月は日最高気温6.0℃、2月は7.0℃で、塗料の施工条件(多くは5℃以上)を割る日が続きます。しかも降水量は12月294mm・1月272.7mmと冬がいちばん多い日本海側の型で、1月には107cmの雪が積もります。11月から3月は工程が組めないと考えてください。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

高岡市の公式ページと、市が公開しているPDFを2026年9月8日に直接開いて確認しました。災害の制度は状況によって変わります。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。

  • 高岡市「高岡市結婚新生活支援事業」(更新日2026年06月19日/対象=令和8年4月1日〜令和9年3月31日に支払った結婚にともなう引越費用/1世帯あたり上限30万円/住所を移した日から3か月以内に申請/建築政策課 0766-30-7291)
  • 高岡市「令和8年8月27日からの大雨に係る支援・対応等関連情報」(2026年9月2日更新)——罹災証明、災害ごみ、住宅の応急修理、賃貸型応急住宅、市営住宅への一時入居
  • 高岡市「令和8年8月27日からの大雨に伴う災害に係る住宅の応急修理」(2026年8月31日更新)——限度額、期限、支払いの方法
  • 高岡市「住宅の応急修理の支援についてのお知らせ」(PDF)——対象世帯、対象工事(屋根や床、壁、窓など)、費用の限度額、相談窓口
  • 高岡市「住宅の応急修理にかかる工事例」(PDF)——応急修理の工事例12項目、応急修理の基本的考え方、証拠写真の提出
  • 高岡市「応急修理の注意事項」(PDF)——見積と写真の一致、引いた写真、傾斜の確認、建具、給排水管、工事完了後の申請
  • 高岡市「住宅や宅地の修理に使える補助金のご案内」——能登半島地震関連の4制度と併用
  • 高岡市「住宅・空き家等への居住支援」——たかおか暮らし支援事業の対象区域・補助内容、リフォームの3類型、空き家バンク住宅取得支援事業、空き家賃貸活用支援事業
  • 高岡市「木造住宅耐震診断・改修支援制度」——対象住宅、診断の自己負担額、改修の補助率と限度額、Iw値の要件、先着順であること
  • 高岡市「高岡市被災住宅等除却支援事業」——上限20万円、申請期限(令和9年3月31日)、必要書類
  • 高岡市「住まいに関する助成・補助」——補助金メニューの一覧
  • 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス伏木の平年値——月別の降水量・降雪量合計・平均気温・日最高気温・日最低気温
  • 高岡市「高岡市結婚新生活支援事業」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
住宅の応急修理(相談・申請)高岡市役所6階 都市創造部 建築政策課 電話 0766-20-1431(平日8:30〜17:15/FAX 0766-20-1477/[email protected]
罹災証明書資産税課 0766-20-1274(写真を撮ってから電話)
たかおか暮らし支援事業・耐震改修・空き家:建築政策課 0766-20-1429
被災住宅等除却支援:建築政策課 0766-30-7291
耐震診断の申込:一般社団法人富山県建築士事務所協会 076-442-1135
災害ボランティア・送風機の貸出:高岡市社会福祉協議会 0766-23-2917
代表電話:0766-20-1111
応急修理の工事完了報告は令和8年11月26日(木)まで。写真は修理前・修理中・修理後の3枚が必須です。

富山県内のほかの市も調べています。——富山市射水市市のチラシが対象経費に「耐震工事と同時に施工する屋根、外壁」と明記。耐震と合わせて最大170万円)。同じ県でも、市が変わればここまで違います助成金ガイド業者の選び方外壁塗装の費用相場)。