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【2026年度】福井県の外壁塗装に助成金は出る?——県の制度は県産材が入口で、申請するのは工務店です
塗り替えには出ません。伝統的民家は別県産材を活用したふくいの住まい支援事業=1件あたり上限15万円(越前瓦・越前和紙は最大10万円ずつ上乗せ)
- 県の制度は県産材が入口です
- 県産材を活用したふくいの住まい支援事業(リフォーム)=「一定量以上の県産材を使用した住宅のリフォーム」が対象。塗料では届きません
- 申請するのは、住んでいる人ではありません
- 補助対象者は「工務店やハウスメーカー等」=県産材住宅コーディネーター/県産品活用推進センターの会員/それらと設計または施工の契約を行うもの
- 越前瓦なら1平方メートルあたり1,000円
- 越前瓦・越前和紙は使用面積1平方メートルあたり1,000円を上乗せ(それぞれ上限10万円)。屋根の葺き替えなら関係します
- ただし瓦だけでは出ません
- 県が明記=「越前瓦および越前和紙単独での補助はありません(県産材の利用が必須となります)」
- 対象は外構工事まで含みます
- 「住宅の本体およびその外構工事(塀、蔵、小屋、車庫、ウッドデッキ等)」。ただし家具や建具は対象となりません
- 伝統的民家なら外観の改修に補助
- 県・市町が連携した制度で、13の市町が窓口を持っています。金額は市町ごとに違います(当サイトが調べた範囲で2分の1・上限100万円から300万円)
- その窓口は「住宅」の課ではありません
- 福井市は商工労働部 文化振興課、おおい町は郷土史料館、若狭町は歴史文化課。住宅のページを探しても出てきません
- 県が業者の登録制度を作っています
- 福井県木造住宅耐震改修事業者登録制度=「改修工事を『どの施工業者に依頼すればわからない』という県民の不安を解消するために」
「福井県 リフォーム 補助金」で調べてこられた方へ。——県の制度には、他県であまり見ない特徴があります。補助を申請するのが、住んでいる人ではないのです。県産材を活用したふくいの住まい支援事業の補助対象者は「工務店やハウスメーカー等」。つまりどの会社に頼むかを決めた時点で、この制度が使えるかどうかが決まります。そして入口は県産材。塗料は木材ではないので、外壁の塗り替えだけでは届きません。それでも、この県には塗り替えに関係する道がもう1つあります。——「ふくいの伝統的民家」です。13の市町が制度を持っていて、窓口はほとんどが住宅以外の課でした。
金額の目安を先に知りたい方は——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全14項目
先に結論——県の制度は県産材が入口です
福井県のリフォーム支援は県産材を活用したふくいの住まい支援事業(リフォーム)です。県の説明は、こうです。
「県産材を使用した住宅のリフォーム(増築、改築、模様替え、修繕等)に対する補助制度です。この制度は、県内工務店等が手がける住宅のリフォームを行う方に対して、一定量以上の県産材を使用した住宅のリフォームに補助金が交付されます。」——福井県
塗料は木材ではありません。外壁の塗り替えだけでは、この入口をくぐれません。当サイトが調べた4市も、いま住んでいる家をただ塗り替えるだけの工事には補助を出していませんでした。
図1 福井県で外壁にお金が届く道は、県産材と伝統的民家の側にあります
それでも、この県には他ではあまり見ない仕組みがあります。この記事で押さえることは3つです。
- 補助を申請するのは、住んでいる人ではありません。「工務店やハウスメーカー等」です
- 越前瓦を使えば上乗せがあります。ただし瓦単独では出ません
- 伝統的民家なら外観の改修に補助。13の市町が制度を持ち、窓口はほとんどが住宅以外の課です
県産材を活用したふくいの住まい支援事業の中身
制度の中身を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付期間 | 令和8年4月1日から(補助金の申込金額が予算額に達した時点で受付を終了) |
| 対象となる工事 | 増築、改築、模様替え、修繕など住宅の新築以外の工事 |
| 対象となる部分 | 住宅の本体およびその外構工事(塀、蔵、小屋、車庫、ウッドデッキ等) |
| 補助金額 | 1件あたり上限15万円。構造材等で立方メートル換算したもの7,000円/立方メートル、造作材・板材等で平方メートル換算したもの5,000円/平方メートル |
| 上乗せ | 越前瓦=使用面積1平方メートルあたり1,000円(上限10万円)/越前和紙=同じく1平方メートルあたり1,000円(上限10万円) |
「外構工事(塀、蔵、小屋、車庫、ウッドデッキ等)」まで対象になっているのが、この制度の広いところです。一方で「家具や建具は対象となりません。取り外し可能な棚板も対象となりません」という線引きもあります。
県産材の定義も書かれています。「県内で伐採された原木を原則として県内で加工した木材」。さらに「県産材を使用した合板やウッドプラスチック等、福井県産間伐材認証制度の指定事業体が生産する木質系建材等も対象となります」——加工品も入ります。
店舗つきの家については「事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねる住宅(以下「兼用住宅」という。)の場合、住宅部分のみ対象とする」。ただし「廊下や便所などの共用部分については住宅とみなし、住宅部分の面積に算入することができます」という救済があります。
申請するのは、あなたではなく工務店です
ここが、この県のいちばんの特徴です。補助対象者の欄を読んでください。
「工務店やハウスメーカー等で、次のア~ウのいずれかに該当する者
ア 県産材住宅コーディネーター
イ 県産品活用推進センターの会員
ウ 上記アまたはイに該当する者と設計または施工の契約を行うもの」——福井県
住んでいる人ではなく、工事をする会社が補助の相手方です。しかも資格の条件まで付いています。
図3 県産材を活用したふくいの住まい支援事業の流れ
読者の側から見ると、こういうことになります。
- 会社を決めた時点で、制度が使えるかどうかが決まります。後から乗り換えることはできません
- 見積もりの段階で聞くべきことは1つ。「県産材住宅コーディネーターですか。または県産品活用推進センターの会員ですか」
- 補助金の分が見積もりに反映されるかも、会社によります。制度の相手方が会社なので、どう還元されるかは契約の話になります
「県産材を使ったリフォームを考えているのですが、御社はこの補助を扱えますか」——この一言で、話がはっきりします。
県は「北陸労働金庫による住宅ローンの優遇制度の対象になります。」とも書いています。補助だけでなく、借入の条件にも関係します。
越前瓦と越前和紙の上乗せ——ただし単独では出ません
福井県らしいのが、この2つの上乗せです。
| 材料 | 上乗せ額 | 定義 |
|---|---|---|
| 越前瓦 | 使用面積1平方メートルあたり1,000円(上限10万円) | 福井県越前地域において生産された粘土瓦で、商標「越前瓦」(商標登録番号第5072538号)を付した瓦 |
| 越前和紙 | 使用面積1平方メートルあたり1,000円(上限10万円) | 福井県和紙工業協同組合の組合員によって生産された和紙 |
屋根の葺き替えを考えている方には、直接関係する話です。ただし条件があります。
「越前瓦および越前和紙単独での補助はありません(県産材の利用が必須となります)」——福井県
瓦だけを替えても出ません。県産材を使う工事があって、そこに瓦が乗る形です。
枠の状況も、県が書いています。
「越前和紙の補助について、申込多数のため予算枠が残り少なくなっています。越前和紙を使用予定の方は、県産材活用課(0776-20-0449)までご連絡ください。」/「越前瓦については、事前連絡なしで申込可能です。」——福井県
和紙は混み、瓦はまだ余裕があるということです(2026年9月13日時点)。
伝統的民家なら外観の改修に補助。13の市町が制度を持っています
福井県には「ふくいの伝統的民家」という認定制度があり、それに合わせた補助を県と市町が連携して用意しています。窓口は市町です。
県は、市町名・担当課・直通電話を一覧で公開しています。当サイトが数えたところ13の市町でした。
| 市町 | 担当課 | 連絡先(直通) |
|---|---|---|
| 福井市 | 商工労働部 文化振興課 | 0776-20-5367 |
| 小浜市 | 産業部 文化観光課 | 0770-64-6034 |
| 大野市 | くらし環境部 交通住宅まちづくり課 | 0779-64-4815 |
| 勝山市 | 建設課 | 0779-88-8107 |
| 鯖江市 | 総務部 施設管理課 | 0778-42-5101 |
| 越前市 | 建設部 都市計画課 | 0778-22-3012 |
| 坂井市 | 建設部 都市計画課 | 0776-50-3050 |
| 永平寺町 | えい住支援課 | 0776-61-3922 |
| 南越前町 | 教育委員会事務局 | 0778-47-8005 |
| 越前町 | 都市整備課 | 0778-34-8703 |
| 高浜町 | 建設整備課 | 0770-72-7702 |
| おおい町 | 郷土史料館 | 0770-77-2820 |
| 若狭町 | 歴史文化課 | 0770-45-2270 |
金額は市町ごとに違います。当サイトが調べた範囲では、越前市が外観の改修工事に2分の1以内・上限100万円、坂井市が外観に要する経費の2分の1・上限300万円。同じ「伝統的民家」でも3倍の差があります。
区域の指定がある市もあります。越前市は四町地区・五箇地区(伝統的民家群保存活用推進地区)と景観形成地区が対象で、地区外の伝統的民家は対象になりません。鯖江市は市内7地区の伝統的民家群活用推進地区が対象です。
県は「詳細、および最新の情報は、各市町担当課へお問合せください。」と書いています。県の一覧は窓口を見つけるための地図で、金額と条件は市町で取り直す必要があります。
その窓口は「住宅」の課ではありません
上の表を、もう一度見てください。担当課の欄がばらばらです。
- 文化の側——福井市(文化振興課)、小浜市(文化観光課)、若狭町(歴史文化課)、おおい町(郷土史料館)
- 教育の側——南越前町(教育委員会事務局)
- 建設・都市計画の側——勝山市、越前市、坂井市、越前町、高浜町
- 定住の側——永平寺町(えい住支援課)
- 施設管理——鯖江市(総務部 施設管理課)
市のサイトで「住宅」「リフォーム」を探しても、この制度にたどり着けないことがあります。——郷土史料館が窓口の補助金を、住まいのページから探すのは難しい。
当サイトが全国を調べてきたなかで、助成金が見つからない理由の多くは「所管が住宅政策でない」ことでした。福井県の伝統的民家は、その典型です。
探すのをやめて、県の一覧の電話番号にかけてください。それがいちばん早い方法です。
耐震は県と市町の連携。県が漫画まで作っています
耐震についても、福井県は県と市町の連携で補助を出しています。
「福井県では、昭和56年以前の住宅について、耐震化を促進させるために、耐震診断等や耐震改修を行う際の費用について、県と市町が連携して補助制度を設けています。」——福井県
当サイトが調べた4市では、耐震改修の上限が140万円、高齢者世帯は175万円で自己負担なしという市もありました。越前市は伝統的古民家なら最大190万円、しかも代理受領制度があるので立て替えが要りません。
そして、県の広報の作り方が独特です。
「漫画でわかる木造住宅の耐震化」/「福井県では、住宅の耐震化を身近に感じていただくため、耐震診断から耐震改修までの流れを漫画(動画版を含む)で紹介しています。」/「能登半島地震を経験した今だからこそ、ご自身やご家族の命を守るために、まずは住宅の耐震性を確認してみませんか。」——福井県
漫画と動画で制度を説明している県は、多くありません。「まだ大丈夫と思っていたけど、本当にうちは大丈夫?」という問いかけから始まります。
税の優遇も整理されています。
| 税 | 減税額 | 問合せ先 |
|---|---|---|
| 所得税(投資型減税) | 最大25万円控除(改修工事費用の10%を控除)。住宅ローン減税とも併用できます | お近くの税務署 |
| 固定資産税 | 2分の1に減額(床面積120平方メートル相当部分までが対象) | 建物が所在する市町の税務担当課 |
「どの施工業者に依頼すればわからない」——県が登録制度を作った理由
福井県は、業者選びの側にも手を入れています。制度を作った理由が、そのまま書かれています。
「改修工事を『どの施工業者に依頼すればわからない』という県民の不安を解消するために、『福井県木造住宅耐震改修事業者登録制度』を行って情報公開しています。」——福井県
診断する側も登録されています。「福井県では木造住宅の耐震に関する講習を受けた建築士を『福井県木造住宅耐震診断士』として県登録しています。」
この2つを合わせると、診断する人も、工事をする会社も、県のリストで名前が確かめられるということになります。
ただし、リストに載っていることと工事の品質は別の話です。登録は「県の講習を受けた」「登録の申し出をした」という事実の記録であって、県が品質を保証しているわけではありません。複数社から見積もりを取って比べるという手順は、どちらにしても必要です。
4市の状況を、ひとことずつ
県内5市を、それぞれの市の公式情報で調べました。5市とも「いま住んでいる家をただ塗り替えるだけ」には出ませんが、例外の作り方が違いました。
| 市 | いちばん大事な1点 |
|---|---|
| 福井市 | 市が名指しで回答=「福井市には、ご自宅を外壁塗装する場合の補助金はありません。ただし、福井市空き家情報バンクの物件を購入し、リフォーム(外壁塗装等)する場合の補助金はあります」。空き家診断支援事業で基礎・外壁のひび割れの調査に3分の2・上限3万5千円 |
| 鯖江市 | 塗装につながる4つの補助がすべて「今年度の募集は締め切りました」(2026年9月8日時点)。空き家リフォームの対象工事は「空き家の全部または一部の修繕、補修、模様替え、補強工事または更新工事」で広い |
| 越前市 | 市が「越前市では、ご自宅の外壁や屋根を改修する場合の補助金はありません」と回答。しかも外壁や屋根の改修を「外壁材や屋根材の張替えや塗装の塗替えのこと」と定義したうえでそう答えています |
| 坂井市 | 市のQ&Aが「外壁塗装・改修について一部補助しています」。三国湊町・丸岡城周辺・伝統的民家群の3つの景観区域が入口で、伝統的民家の改修なら外観に要する経費の2分の1・上限300万円 |
| 敦賀市 | 市のリフォーム補助2本で対象工事の書き方が正反対。同居リフォーム支援は6つを名前で挙げて外壁は無し、空き家リフォーム支援は「修繕、補修、模様替え」+除外リスト8つで外壁が残ります。3分の1・居住誘導区域内なら60万円 |
同じ質問に、市によって答えが違います。「外壁塗装の補助はありますか」——福井市と越前市は「ありません」、坂井市は「一部補助しています」。だから、隣の市の話を自分の市に当てはめないでください。
どこにも当てはまらないとき
県産材を使う予定もなく、伝統的民家でもなく、耐震の対象年でもない——という方が、福井でもいちばん多いはずです。
そのときに動かせるのは、会社の選び方と見積書の読み方です。福井の制度から逆算すると、確かめる順番はこうなります。
- 会社に県産材の資格があるか聞く。県産材住宅コーディネーターか、県産品活用推進センターの会員か。いま使わなくても、次の工事で効いてきます
- 屋根に越前瓦を使っているか確かめる。葺き替えの時期が近いなら、県産材を使う工事と組み合わせるという選択肢があります
- 外壁と屋根の面積が、それぞれ平方メートルで書いてあるか。県の上乗せが使用面積1平方メートルあたりで計算されるように、面積は工事の大きさそのものです
福井は雪の多い土地です。屋根から落ちる雪、雪解け水、そして冬の間ずっと濡れている北面。凍結と融解が繰り返されると、ひび割れに入った水が塗膜を内側から押し上げます。見積書に下地処理(洗浄・ケレン・下塗り)の行があるかを必ず見てください。
そのうえで、一括見積もりサービスで2社以上そろえてください。1枚だけでは、高いのか安いのかも分かりません。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
福井県から外壁塗装の助成金は出ますか。
塗り替えそのものには出ません。県のリフォーム支援は「県産材を活用したふくいの住まい支援事業(リフォーム)」で、県産材を一定量以上使用することが前提です。塗料は木材ではないので届きません。当サイトが調べた福井市・鯖江市・越前市・坂井市も、いま住んでいる家をただ塗り替えるだけの工事には補助を出していませんでした。
県の制度は、いくら出ますか。
1件あたり上限15万円です。内訳は、構造材等で立方メートル換算したものが7,000円/立方メートル、造作材・板材等で平方メートル換算したものが5,000円/平方メートル。それぞれの使用数量を掛けて合計した額が補助金額になります(千円未満切り捨て)。
申請は自分でするのですか。
いいえ。補助対象者は「工務店やハウスメーカー等」です。しかも、ア 県産材住宅コーディネーター、イ 県産品活用推進センターの会員、ウ 上記アまたはイに該当する者と設計または施工の契約を行うもの、のいずれかに該当する必要があります。つまり会社を決めた時点で、この制度が使えるかどうかが決まります。
どの工事が対象になりますか。
「増築、改築、模様替え、修繕など住宅の新築以外の工事」です。対象となる部分は「住宅の本体およびその外構工事(塀、蔵、小屋、車庫、ウッドデッキ等)」。ただし「家具や建具は対象となりません。取り外し可能な棚板も対象となりません」と書かれています。
県産材というのは、どこまでを指しますか。
県の説明は「県内で伐採された原木を原則として県内で加工した木材」です。さらに「県産材を使用した合板やウッドプラスチック等、福井県産間伐材認証制度の指定事業体が生産する木質系建材等も対象となります」とあります。
越前瓦を使うと、いくら上乗せされますか。
使用面積1平方メートルあたり1,000円が上乗せされます(上限10万円)。越前和紙も同じく1平方メートルあたり1,000円で上限10万円です。越前瓦は「福井県越前地域において生産された粘土瓦で、商標『越前瓦』(商標登録番号第5072538号)を付した瓦」と定義されています。
瓦だけ替える場合も対象になりますか。
なりません。県が「越前瓦および越前和紙単独での補助はありません(県産材の利用が必須となります)」と明記しています。県産材を使う工事があってはじめて、越前瓦の上乗せが受けられます。
越前和紙の枠は空いていますか。
県が注意を出しています。「越前和紙の補助について、申込多数のため予算枠が残り少なくなっています。越前和紙を使用予定の方は、県産材活用課(0776-20-0449)までご連絡ください。」一方で「越前瓦については、事前連絡なしで申込可能です。」とも書かれています(2026年9月13日時点)。
申込の時期はいつですか。
受付は令和8年4月1日からで、補助金の申込金額が予算額に達した時点で終了します。県は「工事着工前までに申込が必要です。」と書いています。着工してからでは間に合いません。
店舗つきの家でも使えますか。
住宅部分だけが対象です。県は「事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねる住宅(以下『兼用住宅』という。)の場合、住宅部分のみ対象とする」と書いています。ただし「兼用住宅の場合、廊下や便所などの共用部分については住宅とみなし、住宅部分の面積に算入することができます」という救済もあります。
伝統的民家の補助というのは何ですか。
「ふくいの伝統的民家」に認定された建物の外観の改修などに対する補助です。県と市町が連携した制度で、市町が窓口になっています。県は市町の担当課と直通電話を一覧で公開していて、当サイトが数えたところ13の市町が制度を持っていました。
13の市町というのは、どこですか。
福井市、小浜市、大野市、勝山市、鯖江市、越前市、坂井市、永平寺町、南越前町、越前町、高浜町、おおい町、若狭町です。県は「詳細、および最新の情報は、各市町担当課へお問合せください。」と書いています。
金額は市町で違いますか。
違います。当サイトが調べた範囲では、越前市が伝統的民家の外観の改修工事に2分の1以内・上限100万円、坂井市が伝統的民家の改修で外観に要する経費の2分の1・上限300万円でした。同じ「伝統的民家」でも3倍の差があります。
窓口はどこですか。
市町によってまったく違います。福井市は商工労働部 文化振興課、小浜市は産業部 文化観光課、大野市はくらし環境部 交通住宅まちづくり課、勝山市は建設課、鯖江市は総務部 施設管理課、越前市と坂井市は建設部 都市計画課、おおい町は郷土史料館、若狭町は歴史文化課です。住宅のページを探しても出てこないことがあります。
自分の家が伝統的民家に当たるか、どう調べますか。
まず市町の担当課に電話してください。県のページに市町名・担当課・直通電話の一覧があります。「ふくいの伝統的民家」は県が認定する制度なので、建物の条件は県の基準によります。地区の指定(伝統的民家群保存活用推進地区など)がある市もあるので、住所も伝えてください。
耐震の補助はありますか。
あります。県は「昭和56年以前の住宅について、耐震化を促進させるために、耐震診断等や耐震改修を行う際の費用について、県と市町が連携して補助制度を設けています。」と書いています。当サイトが調べた4市では、耐震改修の上限が140万円、高齢者世帯は175万円で自己負担なしという市もありました。
耐震のことがよく分かりません。
県が漫画を作っています。「漫画でわかる木造住宅の耐震化」で、動画版もあります。県は「福井県では、住宅の耐震化を身近に感じていただくため、耐震診断から耐震改修までの流れを漫画(動画版を含む)で紹介しています。」「能登半島地震を経験した今だからこそ、ご自身やご家族の命を守るために、まずは住宅の耐震性を確認してみませんか。」と書いています。
どの業者に頼めばいいか分かりません。
県が登録制度を作っています。「福井県木造住宅耐震改修事業者登録制度」で、県は理由をこう書いています。「改修工事を『どの施工業者に依頼すればわからない』という県民の不安を解消するために、『福井県木造住宅耐震改修事業者登録制度』を行って情報公開しています。」耐震診断士についても「福井県木造住宅耐震診断士」として県登録しています。
耐震改修をすると税金は安くなりますか。
なります。県は2つ挙げています。所得税は投資型減税で最大25万円控除(改修工事費用の10%を控除)、住宅ローン減税とも併用できます。固定資産税は2分の1に減額(床面積120平方メートル相当部分までが対象)。問合せ先は、所得税がお近くの税務署、固定資産税が建物が所在する市町の税務担当課です。
市の制度は、どこを見れば分かりますか。
当サイトでは福井市・鯖江市・越前市・坂井市の4市を1件ずつ調べています。福井市は「福井市には、ご自宅を外壁塗装する場合の補助金はありません。ただし、福井市空き家情報バンクの物件を購入し、リフォーム(外壁塗装等)する場合の補助金はあります」と名指しで答えています。越前市は「越前市では、ご自宅の外壁や屋根を改修する場合の補助金はありません」。坂井市は逆に「外壁塗装・改修について一部補助しています」と答えています。
共通して気をつけることはありますか。
3つあります。1つめは契約前・着工前の申請。県の県産材事業も「工事着工前までに申込が必要」、坂井市も「補助申請前にすでに工事等の契約を締結されている方」は対象外と書いています。2つめは市内業者の請負という条件。3つめは、国の補助金と同じ工事には重ねられないことです。
参考にした情報
この記事は、福井県と県内市の公式情報をもとにしています。制度の内容は年度の途中でも変わるため、申請の前に必ず公式ページと窓口でご確認ください。
- 福井県「令和8年度 県産材を活用したふくいの住まい支援事業(リフォーム)の申込みについて」(2026年3月19日更新・2026年9月13日確認)——「県産材を使用した住宅のリフォーム(増築、改築、模様替え、修繕等)に対する補助制度です。」/受付は令和8年4月1日から(申込金額が予算額に達した時点で終了)/補助対象者は「工務店やハウスメーカー等で、次のア~ウのいずれかに該当する者 ア 県産材住宅コーディネーター イ 県産品活用推進センターの会員 ウ 上記アまたはイに該当する者と設計または施工の契約を行うもの」/対象工事は「増築、改築、模様替え、修繕など住宅の新築以外の工事」、対象部分は「住宅の本体およびその外構工事(塀、蔵、小屋、車庫、ウッドデッキ等)」/「家具や建具は対象となりません。取り外し可能な棚板も対象となりません」/1件あたり上限15万円(構造材等7,000円/立方メートル、造作材・板材等5,000円/平方メートル)/越前瓦・越前和紙は使用面積1平方メートルあたり1,000円を上乗せ(それぞれ上限10万円)/「越前瓦および越前和紙単独での補助はありません(県産材の利用が必須となります)」/越前瓦=「福井県越前地域において生産された粘土瓦で、商標『越前瓦』(商標登録番号第5072538号)を付した瓦」/「越前和紙の補助について、申込多数のため予算枠が残り少なくなっています。」「越前瓦については、事前連絡なしで申込可能です。」/「工事着工前までに申込が必要です。」/「北陸労働金庫による住宅ローンの優遇制度の対象になります。」/問合せは県産材活用課 0776-20-0449
- 福井県「伝統的民家の保存・活用に関する市町の補助制度」(2026年9月13日確認)——「詳細、および最新の情報は、各市町担当課へお問合せください。」/市町名・担当課・直通電話の一覧で、当サイトが数えて13市町=福井市(商工労働部 文化振興課 0776-20-5367)/小浜市(産業部 文化観光課 0770-64-6034)/大野市(くらし環境部 交通住宅まちづくり課 0779-64-4815)/勝山市(建設課 0779-88-8107)/鯖江市(総務部 施設管理課 0778-42-5101)/越前市(建設部 都市計画課 0778-22-3012)/坂井市(建設部 都市計画課 0776-50-3050)/永平寺町(えい住支援課 0776-61-3922)/南越前町(教育委員会事務局 0778-47-8005)/越前町(都市整備課 0778-34-8703)/高浜町(建設整備課 0770-72-7702)/おおい町(郷土史料館 0770-77-2820)/若狭町(歴史文化課 0770-45-2270)
- 福井県「木造住宅の耐震化に関する補助制度について」(2026年9月13日確認)——「福井県では、昭和56年以前の住宅について、耐震化を促進させるために、耐震診断等や耐震改修を行う際の費用について、県と市町が連携して補助制度を設けています。」/「漫画でわかる木造住宅の耐震化」(動画版あり)=「福井県では、住宅の耐震化を身近に感じていただくため、耐震診断から耐震改修までの流れを漫画(動画版を含む)で紹介しています。」「能登半島地震を経験した今だからこそ、ご自身やご家族の命を守るために、まずは住宅の耐震性を確認してみませんか。」/福井県木造住宅耐震診断士を県登録/「改修工事を『どの施工業者に依頼すればわからない』という県民の不安を解消するために、『福井県木造住宅耐震改修事業者登録制度』を行って情報公開しています。」/減税=所得税(投資型減税)最大25万円控除(改修工事費用の10%)・住宅ローン減税と併用可/固定資産税は2分の1に減額(床面積120平方メートル相当部分までが対象)
- 各市の一次情報は、それぞれのページにまとめています——福井市(「福井市には、ご自宅を外壁塗装する場合の補助金はありません。ただし、福井市空き家情報バンクの物件を購入し、リフォーム(外壁塗装等)する場合の補助金はあります」・空き家リフォーム支援事業は基礎額30万円+子育て応援加算30万円・空き家診断支援事業で基礎・外壁のひび割れの調査に3分の2・上限3万5千円)/鯖江市(塗装につながる4つの補助が「今年度の募集は締め切りました」・空き家リフォームの対象工事は「空き家の全部または一部の修繕、補修、模様替え、補強工事または更新工事」・市内7地区の伝統的民家群活用推進地区)/越前市(「越前市では、ご自宅の外壁や屋根を改修する場合の補助金はありません」・外壁や屋根の改修を「外壁材や屋根材の張替えや塗装の塗替えのこと」と定義・伝統的民家の外観の改修は2分の1以内・上限100万円・四町地区・五箇地区と景観形成地区が対象・耐震改修は10分の8・最大140万円、伝統的古民家なら最大190万円・代理受領制度)/坂井市(市のQ&Aが「外壁塗装・改修について一部補助しています」・三国湊町・丸岡城周辺・伝統的民家群の3つの景観区域・伝統的民家の改修なら外観に要する経費の2分の1・上限300万円・空家改修支援事業は居住誘導区域内なら上限100万円)
- 福井県「住まいづくりの支援制度について」を開く——県産材の支援も、耐震の補助も、市町の窓口一覧もここから辿れます。申請の前に、必ずこことお住まいの市町の窓口で最新の内容を確かめてください
最終確認日:2026年9月13日。受付状況や金額は年度の途中でも変わります。申請の前に必ず最新の公式ページと窓口でご確認ください。
問い合わせ先
県産材を活用したふくいの住まい支援事業=福井県 農林水産部 県産材活用課 0776-20-0449(申請するのは工務店側です)
伝統的民家の補助=お住まいの市町の担当課へ(県が市町名・担当課・直通電話の一覧を公開しています)
耐震の補助=県と市町の連携制度。申込窓口は市町です
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