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【2026年度】坂井市の外壁塗装に使える補助金

条件つきで出ます市が自分のQ&Aで「外壁塗装・改修について一部補助しています」と答えています

市が名指しで答えています
坂井市のQ&A「住まいの外壁塗装・改修への補助金はありますか」に、3つの入口が挙げられています
空き家を買う・借りるなら3分の1
坂井市空家改修支援事業。対象工事は「空家の全部又は一部の修繕、補修、模様替え、補強工事、更新工事」で、居住誘導区域内なら上限100万円
3つの景観区域なら、外観の改修に補助
三国湊町・丸岡城周辺・伝統的民家群の各地区。伝統的民家の改修なら外観に要する経費の2分の1・上限300万円
新婚世帯にも住宅費用の補助があります
婚姻2年以内・夫婦とも39歳以下などの条件つき。親族との同居や近居で加算があります
いま住んでいる家をただ塗り替えるだけでは出ません
3つのどれにも当たらない場合、坂井市に使える補助はありません。多世帯同居リフォームは間取り・バリアフリー・設備の工事が条件です
契約より前に申請してください
市は「補助申請前にすでに工事等の契約を締結されている方」は対象外と、複数の制度に同じ注意を書いています

「坂井市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。坂井市には、外壁塗装に使える補助があります。——しかも市が自分のQ&Aで「市では、以下のいずれかの改修工事で行う住まいの外壁塗装・改修について一部補助しています」と、はっきり答えています。ただし入口は3つに限られていて、いま住んでいる家をただ塗り替えるだけでは当たりません。順に見ていきます。

福井県内の5市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——坂井市で出ても出なくても、同じ質問への答えが市ごとに違いました。県の県産材の支援と伝統的民家の13市町一覧は福井県のまとめにあります。

福井県のまとめ福井市鯖江市越前市敦賀市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全13項目

市が「外壁塗装・改修について一部補助しています」と書いています

坂井市のホームページには、「住まいの外壁塗装・改修への補助金はありますか」というQ&Aのページがあります。回答はこうです。

「市では、以下のいずれかの改修工事で行う住まいの外壁塗装・改修について一部補助しています。
空き家情報バンクに登録された物件を購入、賃借した人が行う住宅改修
対象地域における景観、街なみに配慮した住宅改修
新婚世帯が行う住宅改修

市が自分から「外壁塗装」という語を使って答えているのは、めずらしいことです。多くの市では「その他の改修工事」「リフォーム工事」としか書かれておらず、塗装が入るかどうかを電話で聞くしかありません。

ただし裏を返せば、この3つに当てはまらない塗り替えには出ないということでもあります。図にしました。

同じ坂井市でも、入口によって桁が変わります

坂井市で外壁塗装に補助を使うための3つの入口 坂井市は市のQ&Aで、空き家情報バンク登録物件を購入または賃借した人が行う住宅改修、対象地域における景観に配慮した住宅改修、新婚世帯が行う住宅改修の3つについて外壁塗装・改修を一部補助していると答えている。空家改修支援事業は3分の1で最大100万円、景観の補助は伝統的民家なら最大300万円。 外壁塗装に補助を使いたい 坂井市は市のQ&Aで「一部補助しています」と答えています 空き家を買う・借りる 坂井市空家改修支援事業 対象工事に 「修繕、補修」 と書かれています 3分の1・最大100万円 3つの景観区域にある 景観に配慮した改修 三国湊町/丸岡城周辺 /伝統的民家群 最大300万円 新婚世帯である 新婚世帯住宅応援事業 住宅費用が対象 39歳以下・婚姻2年以内 条件つき
坂井市は市のQ&A「住まいの外壁塗装・改修への補助金はありますか」で、この3つを名指ししています。いま住んでいる家をただ塗り替えるだけでは、どれにも当たりません。窓口は移住定住推進課 空家対策室(0776-50-3036)です。

窓口は3つとも移住定住推進課 空家対策室(0776-50-3036)か都市計画課(0776-50-3050)です。順に見ていきます。

空き家を買う・借りるなら3分の1・最大100万円

坂井市空家改修支援事業です。3つの入口のうち、金額と対象工事のどちらもいちばん広いのがこれです。

対象になる工事の書き方が、外壁塗装には都合よくできています。

「ア. 空家の全部又は一部の修繕、補修、模様替え、補強工事、更新工事
 イ. 空家の一部を増築する工事及び一部を改築する工事」

「修繕、補修」。外壁の塗り替えは、まさにこれです。対象外として並んでいるものにも、塗装は出てきません。

対象外になる工事
建築の解体、除却のみを行う工事
カーテン、家具、調度品等の購入・設置/家庭用電化製品の購入・設置
太陽光発電設備の設置
CATV(有線放送)、電話、インターネットの接続配線工事(更新及び修繕を含む)
維持管理工事(点検、清掃、消耗品の交換及び故障修理)
障子・ふすまの張り替え、畳の表替え等軽微な修繕等
附属建築物(車庫、倉庫等)の修繕等

ここから外壁塗装に効く点が2つ出てきます。

1つ目——「附属建築物(車庫、倉庫等)の修繕等」が対象外です。母屋と一緒に物置や車庫も塗る見積もりはよくあります。その分は落とされます。見積書で行を分けてもらってください。

2つ目——「維持管理工事(点検、清掃、消耗品の交換及び故障修理)」も対象外です。外壁塗装の見積書には高圧洗浄が必ず入りますが、これは塗装の下地処理であって清掃ではありません。とはいえ項目名の書き方で誤解される可能性はあります。「外壁洗浄」ではなく「高圧洗浄(下地処理)」のように、工事の一部と分かる書き方にしてもらうと安全です。

そして施工業者の条件です。

坂井市内の建設業者等(市内で事業を営む個人事業者を含む。)が施工する工事であること。」

市外の業者に頼むと使えません。訪問してきた業者に見積もりを頼む前に、市内で事業を営んでいるかを確認してください。

同じ工事でも、区域と区分で上限が3倍変わります

坂井市空家改修支援事業の補助限度額 補助率はいずれも補助対象経費の3分の1。居住誘導区域内で対象者区分アからケに当たる場合は上限100万円、区域内でコの区分なら50万円、居住誘導区域外はいずれも30万円。区域内で18歳までの子どもが3人以上いる世帯はさらに30万円が加算される。 坂井市空家改修支援事業の限度額 補助率はどちらも3分の1。変わるのは上限です 居住誘導区域内 (ア)〜(ケ)に当たる人 県外から/県内2年未満 子育て/新婚/多世帯など 100万円 居住誘導区域内 (コ) それ以外の県内の人 空家を買って 住むために改修する 50万円 区域外 どの区分でも 上限が下がります 30万円
居住誘導区域内で18歳までの子どもが3人以上いる世帯は、さらに30万円が加算されます(最大130万円)。区域は坂井市立地適正化計画の誘導区域図で確認できます。断定はできません。判断するのは市です。

区域と区分で、上限が3倍変わります

補助率はどの場合も補助対象経費の3分の1以内(千円未満切り捨て)です。変わるのは上限です。

対象者の区分居住誘導区域内区域外
(ア)〜(ケ)100万円(子ども3人以上世帯は+30万円30万円
(コ)その他50万円

(ア)〜(ケ)に当たるのは、次のような方です。

中身
(ア)(イ)現に福井県内に住所がない/県内に住所を有して2年を経過しない
(ウ)県外から県内の大学等に進学した学生が県内企業に就職し、卒業後2年を経過しない
(エ)自然災害により居住する住宅に被害が生じて2年を経過しない
(オ)18歳になった日の属する年度の3月31日までの子ども(妊娠中の子を含む)と同居
(カ)婚姻届の受理から2年を経過しない夫婦(パートナーシップ関係の宣誓も同様)
(キ)市内に進出して2年を経過しない企業等の従業員/地場産業(農林水産業を含む)に従事して2年を経過しない
(ク)(ケ)新たに多世帯近居する/新たに多世帯同居する
(コ)上のどれにも当たらないが、空家を居住目的に購入または賃借して改修する、県内に住所がある人

ほかに共通の条件が4つあります。

  • 物件が坂井市空き家情報バンクに登録され、1月以上経過した一戸建てであること
  • 市税を滞納していないこと
  • 令和9年1月31日までに改修工事が完了し、令和9年2月28日までに住民票を異動して居住が完了する見込みがあること
  • 10年以上その住宅に居住する見込みがあること

「10年以上居住する見込み」は、この制度のいちばん重い条件です。数年で住み替える予定があるなら、使わないほうがよい場合もあります。

なお所有者が賃貸物件として改修する場合にも別枠があります。空き家を持っていて貸そうと考えている方は、そちらも確認してください。断定はできません。判断するのは市です。

3つの景観区域なら、外観の改修に補助があります

坂井市には特定景観計画区域が2つと、伝統的民家群保存活用推進地区があります。それぞれに補助が用意されていて、対象になるのは「外観」の工事です。

市の説明はこうです。

三国町湊町地区・丸岡町城周辺地区——「和風を基本とし、周囲の歴史的景観に調和した建物の道路に面した外観改修の一部
丸岡町竹田地区・三国町湊町地区——「基準を満たす「福井の伝統的民家」の新築・改修の一部

「道路に面した外観改修」。外壁そのものです。ただし補助の中身は地区によってまったく違います。

地区制度補助率・単価限度額
丸岡町城周辺丸岡城周辺景観まちづくり事業費補助金改修等 屋根(瓦葺き)1,500円/㎡10万円
改修等 壁面(窯業系外装材・板張り・ラスボード下地漆喰仕上げ他)1,000円/㎡10万円
三国町湊町三国湊町街なみ環境整備事業費補助金建築物(一般)3分の1150万円
丸岡町竹田
三国町湊町
伝統的民家普及促進事業費補助金伝統的民家の改修 外観に要する経費の2分の1300万円

ここで気をつけたいのが、丸岡城周辺の「壁面」の書き方です。

「壁面 窯業系外装材・板張り・ラスボード下地漆喰仕上げ他 1,000円/㎡」

並んでいるのは材料の名前です。窯業系サイディング、板張り、漆喰——どれも張り替えや塗り壁の施工を指しています。単価1,000円/㎡というのも、塗装の相場(㎡あたり2,000〜3,000円)より低く、材料工事の一部という位置づけに見えます。塗り替えが「他」に含まれるかどうかは、市に確認してください。

三国湊町のほうは条件が別にあります。

「「湊町地区特定景観計画区域」内において、市と景観づくり協定を締結した地区に所在する土地及び建築物の所有者」
「原則として公道に面し、かつ外観について伝統的建築物の意匠を継承した和風建築とするときは、その外観の施工に要する経費」

「協定を締結した地区」であること、「公道に面すること」、「和風建築とすること」。3つとも満たす必要があります。対象は新築・増築・改築なので、塗り替えだけで使うのは難しいと読めます。ただし工作物(柵、石垣等)は1/3・30万円、屋外広告物は1/3・20万円、緑化は1/3・20万円と、別枠が用意されています。

伝統的民家なら、改修の外観に2分の1・300万円

坂井市の景観系でいちばん大きいのがこれです。坂井市伝統的民家普及促進事業費補助金

中身
対象者伝統的民家群保存活用推進地区内(丸岡町竹田地区・三国町湊町地区)の土地及び建築物の所有者
対象経費県の「福井の伝統的民家促進事業補助金交付要領」に定める居住が目的の伝統的民家の新築、または外装・構造体の改修経費
補助率新築=外観に要する経費の2分の1(限度額160万円)/改修=外観に要する経費の2分の1(限度額300万円)

「外装・構造体の改修経費」——外装が明記されています。2分の1で300万円は、坂井市の住宅系で最大の額です。

ただし条件は厳しめです。県が定める「福井の伝統的民家」の基準を満たす家であることと、2つの地区の中にあること。丸岡町竹田は山あいの集落、三国町湊町は港町の町家が並ぶ地区です。自分の家が該当するかは、都市計画課(0776-50-3050)で図面を見ながら確認するのが確実です。

契約してからでは間に合いません

坂井市の住宅補助 申請から完了までの順番 坂井市の住宅系補助は、補助申請前にすでに工事の契約を締結している場合、または申請後に市の交付決定を受ける前に契約を締結した場合は対象外になる。まず市に相談し、契約より前に申請し、交付決定を受けてから契約と着工を行い、完了後に写真を添えて報告する。 市に相談 計画の段階で 補助を申請 契約より前に 交付決定 市から通知 契約・着工 決定通知のあと 完了・報告 写真を添えて ここより前に契約したら対象外
市は「補助申請前にすでに工事等の契約を締結されている方、または、補助申請後、市の交付決定を受ける前に、工事等の契約を締結されている方は補助対象外」と、空家改修支援事業にも多世帯同居リフォームにも同じ注意を書いています。見積もりを取るのは自由ですが、判子を押す前に市へ。

契約してからでは間に合いません

坂井市の住宅系補助には、同じ注意書きが複数の制度に繰り返し書かれています。

「【注】補助申請前にすでに工事等の契約を締結されている方、または、補助申請後、市の交付決定を受ける前に、工事等の契約を締結されている方は補助対象外となりますのでご注意ください。」

空家改修支援事業にも、多世帯同居のリフォーム支援事業にも、まったく同じ文が入っています。耐震改修にも「市より発送される補助金交付決定通知書を受け取る前に、すでに工事契約を締結されている方は補助対象外」とあります。

市は住宅関係補助一覧のページでも、こう書いています。

「補助制度の中には契約締結前に申請手続きを行わないといけないものがあります。補助を利用したい場合は、計画段階から情報を収集し、施行業者等への相談をお勧めします。

見積もりを取るのは自由です。止まるのは契約です。業者から「今日契約してくれれば値引きします」と言われても、補助を使うつもりなら、その場で判子を押してはいけません。

補助額が大きい場合は検査もあります。多世帯同居のリフォーム支援事業では補助額が50万円を超えると、施工業者と申請者の立ち会いのもとで書類検査と現地検査が入ります。提出する工事写真も細かく決まっています。

写真の種類撮り方
使用材料写真型番や品番が確認できるように撮影
施工前写真種々の角度から撮影
施工中写真各工程ごとに撮影
完成写真施工前・後が対比できるように施工前と同角度から撮影

「施工前と同角度から」——これは後から気づいても取り返せません。足場を組む前に、どの位置から撮るかを業者と決めておいてください。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

多世帯同居のリフォームは3分の1・90万円

坂井市多世帯同居のリフォーム支援事業です。額は大きいのですが、対象工事に外壁塗装は入っていません。

対象になる工事(いずれかを含むこと)
ア. 間取りの変更に関する工事(増築を伴う間取り変更、間取り変更に伴わない増築を含む)
イ. バリアフリー改修工事(手すりの設置、段差の解消、廊下幅等の拡張)
ウ. 設備の改修工事(台所、浴室、便所、洗面所等)
エ. その他関連工事(同居人数の増加に伴う浄化槽の入替え等)

条件は「次のいずれかを含む工事」です。つまりア〜エのどれかが入っていればよい、という書き方になっています。間取り変更の工事に外壁の補修が付随する場合にどう扱われるかは、市の判断です。断定はできません。

中身
補助率補助対象経費の3分の1以内(千円未満切り捨て)
限度額90万円(原則1棟につき1回)
対象者市内で自ら居住するために所有する一戸建てを改修し、新たに多世帯同居をする者(直系尊属または直系卑属の複数世帯による同居。直系卑属の単独世帯は除く)
期限令和9年1月31日までに改修完了、令和9年2月28日までに新たに同居する世帯が住民票を異動
業者坂井市内の建設業者等が施工

対象外の工事は空家改修支援事業と同じ一覧で、附属建築物(車庫、倉庫等)の修繕や維持管理工事が並んでいます。

新婚世帯の住宅補助

令和8年度新婚世帯住宅応援事業補助金(結婚新生活支援事業補助金)です。市のQ&Aが挙げた3つ目の入口がこれです。

項目条件
婚姻日令和8年1月1日から令和9年3月31日までに婚姻届を提出し受理されていること(日本方式の婚姻に限る)
年齢婚姻日において夫婦ともに39歳以下
住所実績報告時(賃貸は申請時)に対象住宅に住民登録/申請時から3年以上継続して坂井市に定住する旨の誓約
他の補助過去にこの制度の補助を受けたことがない/他の公的制度による住宅補助を受けていない
加算親族との同居や近居によって加算があります

市は「補助内容について、令和9年度に見直しを検討しています。令和8年度の内容と令和9年度の内容で変更となる場合があります」と書いています。年度をまたぐ計画なら、早めに確認してください。「申請を検討される方は事前にお問い合わせください」とも書かれています。

注意したいのは「他の公的制度による住宅補助を受けていない」という条件です。空家改修支援事業と併用できるかは、市に確認が要ります。

耐震改修と、立替のいらない代理受領

令和8年度木造住宅耐震改修の補助です。外壁塗装そのものには使えませんが、坂井市の制度の中で押さえておきたい仕組みがあります。

「本事業では代理受領制度の利用が可能です。(略)この制度を利用することで、申請者は改修費用と補助金の差額分だけを用意すればよいので、申請者の立替費用の負担が軽減されます。」

補助金を市から直接業者に払ってもらう仕組みです。いったん全額を立て替える必要がなくなります。利用には工事業者の同意書が要ります。

耐震改修の対象になるのは、平成23年度以降に耐震診断および耐震補強プランを作成済みの方です(福井県木造住宅耐震診断士が作成したもの)。伝統的な古民家の耐震改修には別枠があり、伝統診断法を含むプランでも申請できます。令和9年1月31日までに工事を完了する見込みが必要です。

まだ診断を受けていない方は、先に耐震診断の補助から始めることになります。窓口は都市計画課(0776-50-3050)です。

ほかに危険ブロック塀除却支援事業費補助金もあります。塀の除却への補助で、塗り替えではありません。外壁塗装の見積書に塀の補修が載っていて、その塀が傾いているなら、塗るより除却を先に調べる価値があります。

坂井の家で、塗る前に見るところ

坂井市の気候を、気象庁の平年値で見ておきます(アメダス三国)。

坂井市は12月と1月がいちばん雨の多い月です。年2,196mm

坂井市三国の月別降水量の平年値 気象庁アメダス三国の平年値。12月297.3ミリ、1月257.1ミリ、9月226.3ミリの順に多く、年間合計は2196.2ミリ。日本海側の型で、冬に降水が集中する。 257 1 162 2 148 3 123 4 141 5 143 6 193 7 175 8 226 9 163 10 171 11 297 12 月/縦軸は降水量(mm) 気象庁アメダス三国の平年値 12月と1月が年間の最多。しかも寒い
外壁塗装は雨が降ると工程が止まります。坂井市は12月297mm・1月257mmと、夏よりも冬のほうが雨が多い日本海側の型です。しかも1月の日最高気温は7.8℃、2月は8.2℃——塗料の施工条件(多くは5℃以上)に届かない日が出ます。工期は4月から11月で組んでください。
平均気温日最高日最低降水量
12月7.0℃10.8℃3.3℃297.3mm
1月4.3℃7.8℃1.1℃257.1mm
2月4.6℃8.2℃0.9℃161.9mm
8月27.0℃31.4℃23.5℃175.1mm
15.0℃19.2℃11.2℃2,196.2mm

ここから読めることが3つあります。

1つ目——工期は4月から11月です。塗料の多くは気温5℃以上が施工の条件で、坂井市の1月は日最高7.8℃、2月は8.2℃。日中でもぎりぎりです。しかも12月297mm・1月257mmと、冬がいちばん雨が多い日本海側の型です。寒さと雨が同時に来るので、冬は工程が組めません。

2つ目——市の補助の期限も、そこから逆算されています。空家改修支援事業も多世帯同居のリフォーム支援事業も耐震改修も、いずれも「令和9年1月31日までに工事完了」です。1月に工事をするのは現実的でないので、実質の締切は年内と考えたほうが安全です。契約より前の申請が必要なことを踏まえると、いま9月に動き出しても余裕はありません。

3つ目——海が近い地区は塩害があります。三国町は日本海に面していて、東尋坊のある海岸線を持ちます。潮風は外壁に塩分を運び、金属部を傷めます。雨どい、笠木、換気フード、給湯器の配管——外壁より先に金属が傷んでいることがあります。足場を組んだときにしか見られない場所なので、塗装のついでに点検してもらってください。また塩分は高圧洗浄でしっかり落としてから塗るかどうかで、もちが変わります(高圧洗浄の役割)。

費用の目安です。30坪の家でおおむね80万〜120万円30坪の外壁塗装の費用)。3つの入口のどれかに当たれば、3分の1から2分の1が戻る可能性があります。当たらなければ自己負担です。見るのは総額ではなく㎡単価・塗料の製品名・塗る回数・足場の面積(見積書の内訳の見方塗装面積の出し方)。補助を使うなら、契約の前に市へ。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

坂井市で、外壁塗装に助成は出ますか?

条件つきで出ます。坂井市は市のQ&A「住まいの外壁塗装・改修への補助金はありますか」で、「以下のいずれかの改修工事で行う住まいの外壁塗装・改修について一部補助しています」と答えています。入口は①空き家情報バンク登録物件を購入・賃借した人が行う住宅改修 ②対象地域における景観・街なみに配慮した住宅改修 ③新婚世帯が行う住宅改修の3つです。いま住んでいる家をただ塗り替えるだけでは当たりません。

いくらもらえますか?

入口によって変わります。坂井市空家改修支援事業は補助対象経費の3分の1で、居住誘導区域内なら上限100万円(子ども3人以上世帯は+30万円)、区域外は30万円。伝統的民家普及促進事業費補助金は改修の外観に要する経費の2分の1・上限300万円。三国湊町街なみ環境整備事業費補助金は建築物(一般)で3分の1・上限150万円です。

空き家を買って直す場合、塗装は対象工事に入りますか?

空家改修支援事業の対象工事は「空家の全部又は一部の修繕、補修、模様替え、補強工事、更新工事」です。外壁の塗り替えは「修繕・補修」に当たりますし、対象外の一覧にも塗装は出てきません。ただし断定はできません。判断するのは市です。物件が空き家情報バンクに登録され1月以上経過していること、市内の建設業者等が施工することも条件です。

物置や車庫も一緒に塗りたいのですが

その分は対象になりません。対象外の一覧に「附属建築物(車庫、倉庫等)の修繕等」が入っています。工事はできますが補助対象経費から外れるので、見積書で母屋と附属建築物の行を分けて書いてもらってください。

もう業者と契約してしまいました

使えません。市は「補助申請前にすでに工事等の契約を締結されている方、または、補助申請後、市の交付決定を受ける前に、工事等の契約を締結されている方は補助対象外」と、空家改修支援事業にも多世帯同居のリフォーム支援事業にも同じ注意を書いています。耐震改修も同様です。見積もりを取るのは自由ですが、契約は交付決定のあとです。

市外の業者に頼めますか?

頼めますが、補助は使えません。空家改修支援事業も多世帯同居のリフォーム支援事業も、「坂井市内の建設業者等(市内で事業を営む個人事業者を含む)が施工する工事であること」が条件です。訪問してきた業者に見積もりを頼む前に、市内で事業を営んでいるかを確認してください。

自分の家が居住誘導区域にあるか、どう調べますか?

坂井市立地適正化計画の誘導区域図で確認できます。市のホームページに図が載っています。区域の内と外で、空家改修支援事業の上限が100万円と30万円に分かれます。3倍以上の差になるので、先に確認してください。

丸岡城の近くに住んでいます。塗り替えに補助は出ますか?

丸岡城周辺景観まちづくり事業費補助金があります。ただし壁面の補助基準は「窯業系外装材・板張り・ラスボード下地漆喰仕上げ他 1,000円/㎡(限度額10万円)」と、材料の名前で書かれています。塗り替えが「他」に含まれるかは市の判断です。「城周辺地区特定景観計画区域」内の土地・建築物の所有者が対象です。都市計画課(0776-50-3050)で確認してください。

三国湊町に住んでいます。使えますか?

2つの制度があります。三国湊町街なみ環境整備事業費補助金は「市と景観づくり協定を締結した地区」にあり、「公道に面し、外観について伝統的建築物の意匠を継承した和風建築とするとき」が条件で、対象は新築・増築・改築です。もう一つの伝統的民家普及促進事業費補助金は伝統的民家群保存活用推進地区が対象で、改修なら外観に2分の1・上限300万円です。どちらに当たるかは都市計画課へ。

多世帯同居のリフォーム補助は、外壁塗装に使えますか?

対象工事は間取りの変更/バリアフリー改修/設備の改修(台所・浴室・便所・洗面所等)/その他関連工事の4類型で、外壁塗装は入っていません。条件は「次のいずれかを含む工事」という書き方なので、間取り変更などに付随する場合の扱いは市の判断になります。断定はできません。補助率3分の1・限度額90万円です。

耐震改修の補助金は、いったん立て替える必要がありますか?

代理受領制度を使えば不要です。市は「申請者は改修費用と補助金の差額分だけを用意すればよいので、申請者の立替費用の負担が軽減されます」と書いています。利用には工事業者の同意書が必要です。

いつ工事をするのがいいですか?

4月から11月です。坂井市は12月297.3mm・1月257.1mmと冬がいちばん雨が多く、1月の日最高気温は7.8℃、2月は8.2℃。塗料の施工条件(多くは5℃以上)に届かない日が出ます。しかも市の補助はいずれも令和9年1月31日までに工事完了が条件なので、実質の締切は年内です。契約より前の申請が要ることを踏まえると、逆算して早めに動く必要があります。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

坂井市の公式ページと、市が公開している要綱PDFを2026年9月8日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。

  • 坂井市Q&A「住まいの外壁塗装・改修への補助金はありますか」——3つの入口の明示
  • 坂井市「令和8年度坂井市空家改修支援事業」——対象者(ア)〜(コ)、対象工事と対象外、補助率と限度額、居住誘導区域の内外、期限
  • 坂井市「景観に配慮した建築物の新築・改修に伴う一部補助について」——対象地域、対象者、補助内容
  • 坂井市「坂井市丸岡城周辺まちづくり事業費補助金」(PDF)——補助対象経費、屋根・壁面の補助基準単価と限度額、景観重要建築物等の保存行為
  • 坂井市「坂井市三国湊町街なみ環境整備事業費補助金」(PDF)——景観づくり協定、公道に面すること、和風建築の条件、補助率と限度額
  • 坂井市「坂井市伝統的民家普及促進事業費補助金」(PDF)——対象者、外装・構造体の改修経費、新築1/2・160万円/改修1/2・300万円
  • 坂井市「令和8年度坂井市多世帯同居のリフォーム支援事業」——対象工事の4類型と対象外、補助率と限度額、50万円超の現地検査、工事写真の撮り方
  • 坂井市「令和8年度新婚世帯住宅応援事業補助金」——婚姻日・年齢・住所・他の補助金の条件、加算、令和9年度の見直し予定
  • 坂井市「令和8年度木造住宅耐震改修の補助について」——対象者、伝統的な古民家の別枠、代理受領制度、期限
  • 坂井市「住宅関係補助一覧」——市・県・国の制度一覧と問い合わせ先
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問い合わせ先
空家改修支援事業・多世帯同居のリフォーム支援事業・空き家情報バンク坂井市 移住定住推進課 空家対策室 電話 0776-50-3036
景観の補助(三国湊町・丸岡城周辺・伝統的民家)・耐震改修・危険ブロック塀除却都市計画課 電話 0776-50-3050(FAX 0776-67-7522/〒919-0592 福井県坂井市坂井町下新庄1-1)
新婚世帯住宅応援事業:事前の問い合わせが必要です
代表電話:0776-66-1500(月〜金 8:30〜17:15)
どの制度も、契約より前に申請してください。交付決定の前に契約すると対象外になります。

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