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【2026年度】秋田市の外壁塗装に使える補助金

制度では対象。今年度は終了対象工事に「塗装」と明記。ただし令和8年度は予算に達しました

対象工事に書いてあります
補助対象工事(2)=「屋根、外壁、柱、雨樋等の修繕、塗装等の外装工事」/具体例に「屋根、外壁、柱、基礎、雨樋(塗装、張替、交換、修繕等)」
令和8年度は受付終了
「事業予算に達したため、大変申し訳ございませんが、受付は終了いたしました」(令和8年8月27日更新)
金額
5万円(中心市街地活性化プランの区域内は10万円)。工事費50万円以上が条件
申請は工事の後
「工事完成後の申請となるため、写真の撮り忘れにご注意ください」。着手前・施工中・完了後の写真が要ります
◯いま受付中
空き家定住推進事業=2分の1・上限100万円(移住者の購入の場合)。12月28日まで
併用不可
国・県・市の他の補助金の対象工事は対象外

秋田市で「外壁塗装 補助金」を調べてこのページに来た方へ。——秋田市の住宅リフォーム支援事業は、補助対象工事の一覧に「塗装」という言葉が入っています。これは今日まで調べてきた市のなかでも、はっきりしたほうです。ただし令和8年度の受付はすでに終了しました。来年度に向けて、何を知っておくべきかを市の原文で確かめます。

秋田県内の5市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——秋田市で出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は秋田県の助成金まとめにあります。

大館市能代市仙北市大仙市

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全24項目

先に結論——対象工事に「塗装」と書いてあります

秋田市の答えを5行で。
①住宅リフォーム支援事業の対象工事に「塗装」が明記されています。
②金額は5万円(中心市街地の区域内なら10万円)。工事費50万円以上が条件。
令和8年度は予算に達して受付終了。来年度を待つことになります。
④申請は工事の後。着手前・施工中・完了後の写真が要ります。
⑤いま動けるのは空き家定住推進事業(2分の1・上限100万円、12月28日まで)。

対象工事の一覧に「塗装」という言葉をそのまま書く市は、当サイトの市区ページでは我孫子市海老名市などもあります。多くは「省エネ改修」「耐震改修」といった名目のなかに隠れています。

秋田市は違います。「屋根、外壁、柱、雨樋等の修繕、塗装等の外装工事」——迷う余地がない書き方です。問題は、今年度の枠がもう無いことだけ。以下、来年度に備えるための情報として整理します(業者の選び方)。

補助対象工事(2)の全文

市が公開している「秋田市住宅リフォーム支援事業 補助対象工事等の具体例」(令和8年4月30日・住宅政策課)から、そのまま引用します。

要綱別表の工事の内容補助対象工事の具体例
(2)屋根、外壁、柱、雨樋等の修繕、塗装等の外装工事屋根、外壁、柱、基礎、雨樋(塗装、張替、交換、修繕等)、屋根の落雪防止設備(雪止め、落雪防止ネット、融雪パネル等)、玄関ポーチ、部材交換などの工事と一体で行う防腐又は防蟻処理 等

——「塗装」が2回出てきます。要綱の別表にも、具体例にも。しかも対象は屋根・外壁・柱・基礎・雨樋と幅広い。

参考までに、対象工事は全部で15項目あります。

番号工事の内容
(1)増改築又は減築工事(建替工事を除く。)
(2)屋根、外壁、柱、雨樋等の修繕、塗装等の外装工事
(3)耐震補強又は耐震改修工事
(4)外壁、屋根、天井又は床等の断熱化工事
(5)部屋の新設又は間仕切り等の室内変更工事
(6)床、内壁、天井等の内装替え、畳の取替等の内装工事
(7)窓、戸、サッシ、ふすま等の建具工事
(8)電気、ガス、電話、インターネット等の設備工事
(9)トイレ、風呂、キッチン等の改修および給排水工事
(10)手すり、スロープの設置、段差解消などのバリアフリー改修工事
(11)エアコン、FF式暖房機等の冷暖房、空調設備工事
(12)食器棚、下駄箱等の室内設備工事
(13)防災、防犯設備の設置工事
(14)住宅本体と一体化している住宅用の車庫、物置等の改修工事
(15)その他、住宅の居住環境の質の向上に資するものと市長が認める工事

——(4)に「外壁、屋根、天井又は床等の断熱化工事」が別枠であります。塗装の(2)とは別項目。つまり秋田市は「断熱をしないと塗装は対象にしない」という設計を取っていません。塗り替えそのもので通ります。

雪止めと落雪防止ネットも対象です

(2)の具体例をもう一度見てください。塗装のあとに、こう続きます。

「屋根の落雪防止設備(雪止め、落雪防止ネット、融雪パネル等)、玄関ポーチ、部材交換などの工事と一体で行う防腐又は防蟻処理 等」

——雪止め・落雪防止ネット・融雪パネル。秋田らしい項目です。
屋根の塗り替えと同じ足場で雪止めを付け直せば、両方が対象工事(2)に入ります。工事費50万円以上という条件を満たしやすくなるという意味でも効きます。
そして「防腐又は防蟻処理」。ただし「部材交換などの工事と一体で行う」という限定付きです。防蟻処理だけを単独で頼んでも(2)には入りません。
雪国では、屋根から落ちた雪が当たる面の外壁が先に傷みます。塗り替えのついでに雪止めの位置を見直すのは理にかなった動きです。

ただし令和8年度は受付終了しています

市のページ(令和8年8月27日更新)の告知です。

申請受付終了のお知らせ
令和8年4月1日(水曜日)から令和8年12月28日(月曜日)までの申請期間で受付しておりましたが、事業予算に達したため、大変申し訳ございませんが、受付は終了いたしました。」

——本来は12月28日までの受付でした。それが8月の時点で埋まった。

比較サイトには「秋田市は住宅リフォーム支援事業で5万円」と載っているはずです。金額は正しい。でも今年度はもう申請できません。
「秋田市の補助金が使えますよ」と業者に言われたら、「市のページに受付終了と出ていますが」と返してください。住宅政策課は018-888-5770です。
——逆に言えば、この制度は毎年あるということでもあります。令和8年度は4月1日開始でした。来年の春に動ける準備をしておくのが、いちばん確実です。

金額は5万円。中心市街地なら10万円

秋田市の補助は定額です。工事費の何%、ではありません。

区分補助額
通常のリフォーム工事5万円
中心市街地活性化プランで設定した区域内の住宅10万円
自然災害による災害復旧工事補助対象工事費の10%(千円未満切り捨て)・上限5万円

制度の目的はこうです。

「既存住宅の住環境の維持・向上および長寿命化を図るため、市民が行う住宅の増改築やリフォーム工事などの住環境整備を支援します。」

定額なので、工事が大きくても小さくても5万円です。50万円の工事なら実質10%、200万円の工事なら2.5%。
——ここは冷静に考えてください。外壁塗装の見積もりが業者によって20万円も30万円も違うことは珍しくありません。補助5万円を取りにいくより、見積もりを1社増やすほうが金額への効き方は大きい。
市が「中心市街地」を倍額にしているのは、まちなかの住宅ストックを維持したいからです。区域は市が「中心市街地の位置および区域」というPDFで公開しています。自分の住所が入るかどうかは、申請前にそれで確認してください。

工事費50万円以上。市内に本店のある業者

通常のリフォーム工事の条件を並べます。

条件
住宅本体の増改築やリフォーム工事(敷地内のバリアフリー工事を含む)
工事に要する費用(消費税および地方消費税の額を含む)が50万円以上
令和8年4月1日から令和8年12月28日までに工事が完了すること
市内に本店を有する建設業者等が施工する工事

——「本店」です。支店や営業所ではありません。今日調べた市のなかには「本店もしくは支店」「県内に営業所」と広く取るところもありましたが、秋田市は狭い。

ただし後述の空き家定住推進事業のほうは「秋田市内に本店、支店または営業所等を有する建設業者等」と書かれています。同じ市の制度でも要件が違うので、業者を決める前にどちらの制度を使うかを固めてください。

補助対象者は4パターンあります。自らが居住するために所有する住宅/自らが居住し、配偶者・親(配偶者の親を含む)・子が所有する住宅/親または子が居住し、自らが所有する住宅/親または子が居住し、その者が所有する住宅。実家の塗り替えを子が申請する、という形も認められています。

申請は工事の後です。写真を撮り忘れないこと

ここは秋田市の大きな特徴です。多くの市は「交付決定前の着工は不可」ですが、秋田市は逆です。

「注:工事完成後の申請となるため、写真の撮り忘れにご注意ください。」
「補助金の申請は、工事完成後、お早めに申請してくださいますようご協力をお願いいたします。」

必要書類のなかに、これがあります。

「対象住宅の外観全景および工事部分の着手前、施工中、完了後の写真

——着手前の写真が要ります。工事が終わってから申請するのに、着手前の写真を出せと言われる。知らずに工事を始めると、その時点で申請できなくなります。
市は「工事の写真撮影についてお願い」というPDFまで用意しています。
塗装工事なら、撮っておくべきは——①足場を組む前の外観全景(できれば4面)②傷んでいる箇所の寄り③下塗り中④上塗り後の同じ画角。業者に「補助金の申請に使うので、着手前から撮ってください」と最初に伝えておくのがいちばん確実です。
これは補助を使わなくても意味があります。塗り終わったら見えなくなる工程が、写真にしか残りません(見積書の見方)。

申請の窓口は「秋田市役所 住宅政策課(本庁舎4階)」、受付時間は8時30分から17時15分。令和8年度は8月3日以降は窓口のみの受付でしたが、それ以前は郵送・メール・市民サービスセンターでも受け付けていました。

1つの住宅につき2回まで

「注:1つの住宅につき、2回まで利用可能同一年度の利用は1回まで。災害復旧工事は利用回数に含めませんが、同一の災害に対する利用は1回まで)です。」

——生涯2回。そして年に1回。

2回しか使えないなら、いつ使うかを考える価値があります。
外壁塗装は10〜15年に1度の工事です。仮に今回1回使うと、次に使えるのは次の塗り替えのとき——つまり10年以上先。
ただし補助は5万円の定額なので、大きな工事のときに使うほうが得か、というと関係ありません。どの工事でも5万円です。50万円の条件を満たす工事なら、いつでも同じ。
むしろ考えるべきは中心市街地かどうかです。区域内なら10万円。区域内の方は、より大事に使ってください。

対象外は7つ。給湯器と太陽光が今年から外れました

令和8年度から、対象工事が縮小されました。市の告知です。

「補助対象工事の縮小 以下の工事を補助の対象外としました。
・高効率給湯器の設置に関する工事(エコキュート、エコジョーズ、エコフィール、エコファーム 等)
・太陽光発電設備の設置・交換に関する工事(太陽光パネル、蓄電池、パワーコンディショナー 等)
・ペレットストーブの設置に関する工事」

ただし、抜け道が注記されています。

「(注:既設の太陽光パネルを撤去し、屋根を張り替える場合など、当該設備の設置を伴わない工事は、補助の対象となります。)」

——これは屋根の塗り替えを考えている人に効きます。
太陽光パネルが載っている屋根を塗り替えるとき、パネルをいったん外します。外して屋根を直して、パネルを戻さないなら対象。戻す(=設置する)と対象外、という読み方になります。
判断が微妙なので、パネルの扱いを見積書に明記したうえで、事前に住宅政策課へ確認してください。

そのほかの対象外は、公共工事の施行に伴う補償費の対象となる工事、門、塀、フェンス、庭の整備、砂利敷き、敷地の舗装(バリアフリーに資するものを除く)などの外構工事、住宅から独立した車庫、物置、カーポート、併用住宅のうち居住部分以外に係る工事、他の補助金の対象となる工事です。

——外壁塗装のついでにブロック塀を直す、カーポートを塗るといった工事は、その分だけ対象外になります。見積書で行を分けておいてください。

国・県・市の他の補助金とは併用できません

秋田市はここが厳しめです。

「国、県および本市の他の補助金の補助対象となる工事に関しては、補助の対象外となります。ただし、災害復旧工事に関しては国費が充当されていない他制度との併用は可能です。」

市は併用できない制度の例まで列挙しています。

区分制度
みらいエコ住宅2026事業/先進的窓リノベ2026事業/給湯省エネ2026事業
秋田県住宅リフォーム推進事業
移住者・子育て世帯定住推進事業/空き家定住推進事業/がけ地近接等危険住宅移転事業/子育て世帯移住促進事業/若者移住促進事業

そして「注:上記は制度の一例であり、これ以外の補助制度に関しても原則併用不可です。」——原則すべて不可という書き方です。

対象外の書き方も要注意です。具体例のPDFにはこうあります。
「他の補助金の対象となる工事およびその工事と同一の工事請負契約に含まれるその他の工事」
——同じ契約書に入っている工事は、まとめて対象外になります。窓を国の補助で直し、同じ契約で外壁を塗ると、外壁の分も市の補助が使えなくなる。
両方使いたいなら契約を分ける必要があります。これは函館市(「同一箇所での併用は出来ません。部位が異なる場合は併用可能」)とは違う考え方です。市によって扱いがまるで違うので、他市の記事を当てはめないでください。

建築確認をしていない工事は交付できません

見落としやすい注記です。

「注:関係法令等による申請(建築確認申請および検査、地区計画区域内の建築等の行為の届出など)がなされていない工事は、補助金を交付することができません。

——外壁塗装だけなら建築確認は不要です。ただし増築を一緒にやる、地区計画の区域内で外観を変えるといった場合は届出が要ることがあります。

必要書類にも「建築基準法による確認済証、地区計画の区域内における建築等の行為の届出の適合通知等、関係法令等の申請を行ったことを証する書類の写し」が挙がっています。市は建築指導課と都市計画課のページを案内しています。

空き家定住推進事業は2分の1・上限100万円

ここからはいま受付中の制度です。金額の桁が変わります。

「空き家の利活用による定住を目的に、空き家バンクなどを利用して定住を希望する方の住環境整備を推進します。」
誰がどうする上限額
移住者空き家等を購入100万円
空き家等を賃貸借30万円
市内在住者中活区域内等の空き家等を購入50万円
中活区域内等の空き家等を賃貸借20万円

補助額は「補助対象工事費の2分の1の額と上記の上限額のうち、いずれか低い金額」。

項目内容
申請受付期間令和8年4月1日〜令和8年12月28日(土日祝を除く)※予算に達した場合は終了することがあります
完了報告受付期間令和8年4月1日〜令和9年3月31日
申請方法窓口・郵送・Eメール([email protected]
回数「事業年度または補助金額に関わらず1つの住宅について、1回限り

「市外から移住」の定義は「市外に直近1年以上居住し、年度内に市内へ転入される方または令和6年度以降に市内へ転入した方」。そして「交付決定後、対象住宅へ10年以上居住または居住用として賃貸すること」が条件です。

対象外は3つだけ。外壁塗装は入っていません

空き家定住推進事業の対象工事の書き方は、リフォーム支援事業とは違います。

「空き家等に定住するために必要な住宅本体工事」
「次の工事は対象となりません。
・敷地造成、門、塀その他の外構工事
・物置、車庫等の附属設備の修繕、設置工事等
・その他、補助金の交付が適当でないと認められる工事等」

——除外は3つだけ。外壁塗装はどれにも当たりません。住宅本体の工事であり、外構でも附属設備でもない。
リフォーム支援事業のほうは対象工事(2)に「塗装」と明記されていました。秋田市は2つの制度のどちらでも、外壁塗装が対象になる読み方ができます。
ただし当サイトが確認できたのは、除外リストに入っていないことまでです。2分の1・100万円という大きな制度なので、必ず住宅政策課空き家対策担当(018-888-5770)に確認してください。
そしてこの2つは併用できません。リフォーム支援事業の併用不可リストに空き家定住推進事業が入っています。どちらか一方です。金額を見れば、空き家を買うなら空き家定住のほう一択でしょう。

空き家バンク登録か、宅建業者の仲介物件

建物側の条件です。

条件
空き家バンクに登録されている空き家、または不動産関係団体加盟事業者(宅建業者)の仲介により取引された戸建ての物件
申請する日の時点で、建築から10年以上経過しているもの
申請する日から起算して1年前の日までの間に、売買契約もしくは賃貸借契約が締結または同意が得られているもの
令和8年度内に購入者または賃借人が居住を開始するもの
過去に本補助金や移住者・子育て世帯定住推進事業などの補助対象となっていないもの

——空き家バンクに載っていなくても、宅建業者の仲介で買った戸建てなら対象になります。ここは他市より広い。バンク限定にしている市が多いなかで、秋田市は普通の中古住宅取引にも門戸を開いています。

施工業者は「秋田市内に本店、支店または営業所等を有する建設業者等」。リフォーム支援事業の「本店」より広い条件です。

「一式表記はお避けください」

必要書類のなかに、こう書かれています。

「工事内訳明細書または見積書の写し(数量×単価で表記されていること。一式表記はお避けください。)」

——市が「一式」を名指しで避けるよう求めています。
外壁塗装の見積書で「外壁塗装工事 一式 ◯◯万円」と書かれた紙を見たことがある方は多いと思います。あれでは、何㎡を、どの塗料で、何回塗るのかが分かりません。比べることも、後から「話が違う」と言うこともできない。
秋田市が求めているのは、こういう形です。
・足場 ◯◯㎡ × ◯◯円
・高圧洗浄 ◯◯㎡ × ◯◯円
・下塗り(材料名) ◯◯㎡ × ◯◯円
・中塗り・上塗り(材料名) ◯◯㎡ × ◯◯円
・シーリング打ち替え ◯◯m × ◯◯円
補助を使わなくても、この形の見積書をもらってください。市が要求する水準は、そのまま業者を比べる水準です(見積書のチェック項目)。
もうひとつ、写真についても指定があります。「行う予定の工事内容がわかるコメントをご記載ください」「施工中および施工後の写真と対比できるように撮影し」——同じ画角で撮れ、ということです。

耐震診断は自己負担1万円。ただし8戸でした

耐震のほうも見ておきます。市はこう書き出しています。

「令和8年7月28日に発生した熊本地震では、多くの住宅や建築物が甚大な被害を受け、改めて耐震化の重要性が強く認識されました。地震に強い安全な住まいづくりを支援するため、秋田市では木造住宅の耐震診断や耐震改修工事にかかる費用の一部を補助しています。」

耐震診断支援事業の中身です。

項目内容
実施内容市が委託した専門機関から耐震診断士を自宅に派遣。図面確認や目視調査(床下・小屋裏等)を行い耐震性能を評価
自己負担額1万円(派遣された診断士の所属機関へ直接支払い)
対象昭和56年5月以前に着工された木造住宅/地上階数3以下/在来軸組構法、伝統的構法、枠組壁工法
募集予定戸数8戸(先着順) ※令和8年度は募集終了
申請期間令和8年5月18日〜令和8年12月25日(募集終了)

——8戸。秋田市の人口は約29万人です。年に8戸の枠を先着順で取り合う形になっています。

耐震改修は5分の4・100万円。ただし1戸

令和8年度に拡充されました。

「令和8年3月の『第3期秋田市耐震改修促進計画』の策定に合わせ、より多くの方が利用しやすいよう補助制度を拡充しました。
1.全体耐震改修工事の補助上限額を100万円に引き上げました。
2.部分耐震改修工事に対し、新たに最大50万円を補助する制度を創設しました。
項目内容
補助額補強設計費と改修工事費の合算額の5分の4以内
上限全体改修工事:最大100万円/部分改修工事:最大50万円
補助予定戸数全体改修1戸・部分改修1戸(いずれも募集終了)
事前申込期間令和8年5月18日〜令和8年8月28日/申込者多数時は抽選(抽選日は9月上旬を予定)
対象昭和56年5月以前に着工/耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満

——全体改修1戸、部分改修1戸。市全体で年に2件です。
率は5分の4(80%)と高く、上限も100万円と大きい。制度としては手厚いが、枠が極端に狭い。そして先着ではなく抽選です。
来年度に狙うなら、5月の申込開始に合わせて耐震診断まで終わらせておく必要があります。診断(8戸)→改修(1戸)という関門を2つ抜けることになるので、診断だけでも早めに受けておくのが現実的です。

市は「リフォームと併せて行う耐震改修への支援」という項目も設け、こう注意しています。「同一工事を重複して申請することはできませんので、それぞれ別工事として整理する必要があります。必ず各事業の窓口で、事前に確認してください。」

代理受領が使えます

耐震改修等補助事業には代理受領があります。

「代理受領制度とは、補助制度を活用する申請者との契約により耐震改修工事を実施した者(工事施工者等)が、申請者からの委任を受けて補助金の受領を代理で行うことができる制度です。この制度を利用することで、申請者は工事費等から補助金を差し引いた額を用意すればよくなるため、初期費用の負担を軽減できます。」

——100万円の補助が出る工事なら、その分を立て替えなくて済みます。

なお住宅リフォーム支援事業のほうは工事完成後の申請なので、そもそも工事費を全額払ってから申請する流れです。こちらに代理受領はありません。

市が悪質業者への注意を出しています

耐震のページの最後に、こう書かれています。

「安心できる業者選びのために
リフォーム工事に合わせて耐震改修を行う際、適切な工事を行わずに高額な費用を請求する悪質な業者の被害が報告されています。納得のいく住まいづくりのために、『悪質業者にご注意ください』のページをご確認いただき、慎重な業者選びを心がけてください。」

——市が消費者庁のページへリンクしています。当サイトが調べてきたなかで、こうした注意喚起を出している市はこれで9市目です。
当サイトは広告を掲載していますが、書いているのは市の原文と、その出どころです。金額だけを転載して「使えます」と書くことはしていません。今年度の秋田市のように受付が終わっているなら、そう書きます。
市は「安心リフォーム協議会(会員名簿)」の外部リンクも案内しています。業者選びの入口のひとつとして使えます。

来年度に向けて、動く順番

令和8年度の枠は埋まりました。来年度に備えるなら、この順番です。

時期やること費用
いま自宅が中心市街地の区域内かを確認(市のPDF)。区域内なら10万円0円
いま建てた年を確認。昭和56年5月以前の着工なら耐震の対象0円
秋〜冬塗装の見積もりを2〜3社から取る。「数量×単価」で書いてもらう0円
空き家を買って直すなら、空き家定住推進事業(12月28日まで)を先に検討
4月1日令和9年度のリフォーム支援事業の受付開始(令和8年度は4月1日開始)
5月中旬耐震診断・耐震改修の申込開始(令和8年度は5月18日)診断1万円
着工前外観全景の写真を撮る。これを忘れると申請できません0円
工事完了後早めに申請。令和8年度は8月に予算が尽きました

——ポイントは「早めに」です。令和8年度は12月28日までの予定が8月で終わりました。春に工事を終えて、すぐ申請する。それが秋田市での取り方です。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

補助が無い前提で——秋田の家で先に見るところ

補助の話はここまでです。実際に払う額を決めるのは工事の中身なので、秋田で塗り替えるときに見ておきたいところを挙げます。

  • 塗れる季節が限られます。塗料は気温5℃以下・湿度85%以上では基本的に施工できません。秋田だと春から秋までが現実的な工期です。冬に「今なら安く」と言われたら、なぜ今なのかを確かめてください
  • 雪が当たる面だけ、傷み方が違います。屋根から落ちた雪が当たる面、除雪した雪を積む面。腰から下だけ塗膜が剥がれていることがあります。「全面同じ工程でいいか」を聞いてみてください
  • 雪止めの位置。補助対象工事(2)に「雪止め、落雪防止ネット、融雪パネル」が入っているのは、それだけ需要があるからです。屋根を塗るなら、同じ足場で雪止めを見直すのが効率的です
  • 日本海側の風と雨。西風が強く当たる面は、雨が横から吹きつけます。サッシまわりのシーリングが切れていないかを先に見てもらってください(シーリングの基礎知識
  • 凍害のチェック。外壁の表面がぽろぽろ剥がれる、モルタルが浮く——これはしみ込んだ水が凍って膨らむことで起きます。塗るだけでは止まりません。下地が生きているかを先に
  • 雨樋の変形。雪の重みで樋が下がったり外れたりします。詰まった樋から水があふれると、外壁の同じ場所に黒い筋が残る。塗る前に樋を直さないと、また同じ筋が出ます(雨樋の基礎知識

そして最後にもう一度。着工前の写真を撮っておいてください。来年度に補助を申請するなら、必ず要ります。撮っておいて損はありません。

制度が使えても使えなくても、ここから先は同じです。——秋田市で払う額を決めるのは、工事の中身だからです。面積と工程が数量で入った見積書どうしを並べれば、違いがどこから来ているかが読めます。2〜3社に同じ条件で出してもらってください(一括見積もりサービスの比較)。

結婚新生活支援事業——外壁塗装には使えません

秋田市には結婚新生活支援事業がありますが、外壁塗装には使えません。実施している市でも対象になる経費は同じではないので、「いくら出るか」より先に「何に使えるか」を見てください。

補助上限お二人とも29歳以下 60万円/それ以外 30万円
対象になる費用住居の初期費用(敷金、礼金、仲介手数料)と賃借費(賃料・共益費。1世帯あたり3か月分が上限)、引越費用です
対象外リフォーム費用は対象費用に入っていません。勤務先から住居手当が支給されている場合は、その額を差し引いた額が対象
所得お二人の合計所得が500万円未満
年齢婚姻日時点でお二人とも39歳以下
申請期間令和8年4月1日〜令和9年3月31日に支払ったもの。申請は令和9年3月15日まで(令和9年1月以降の申請は令和8年12月28日までに事前相談を
窓口秋田市(前年度に上限額へ達していない世帯の枠もあります)

ただし、この市の制度は外壁塗装には使えません。補助の対象が限られているためです。実施している市でも対象経費は同じではないので、金額の前に「何に使えるか」を見てください。

この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあるので、申請の前に必ず市の最新のページを見てください。

よくある質問

秋田市で外壁塗装に補助金は出ますか?

制度としては対象です。秋田市住宅リフォーム支援事業の補助対象工事(2)が「屋根、外壁、柱、雨樋等の修繕、塗装等の外装工事」で、具体例に「屋根、外壁、柱、基礎、雨樋(塗装、張替、交換、修繕等)」と書かれています。ただし令和8年度は「事業予算に達したため、大変申し訳ございませんが、受付は終了いたしました」と市が告知しています。

いくらもらえますか?

通常のリフォーム工事は5万円(中心市街地活性化プランで設定した区域内の住宅は10万円)の定額です。自然災害による災害復旧工事は補助対象工事費の10%(千円未満切り捨て)で上限5万円です。

工事費はいくら以上必要ですか?

通常のリフォーム工事は、増改築やリフォーム工事に要する費用(消費税および地方消費税の額を含む)が50万円以上であることが条件です。自然災害復旧工事の場合は20万円以上です。

申請は工事の前ですか、後ですか?

後です。市は「工事完成後の申請となるため、写真の撮り忘れにご注意ください」と注意しています。必要書類に「対象住宅の外観全景および工事部分の着手前、施工中、完了後の写真」が含まれるため、着工前から写真を撮っておく必要があります。

どの業者に頼めばいいですか?

通常のリフォーム工事は「市内に本店を有する建設業者等が施工する工事」であることが条件です。支店や営業所ではなく本店である点に注意してください。なお空き家定住推進事業のほうは「秋田市内に本店、支店または営業所等を有する建設業者等」と範囲が広くなっています。

何回まで使えますか?

通常のリフォーム工事は1つの住宅につき2回まで利用可能で、同一年度の利用は1回までです。自然災害復旧工事は利用回数に含めませんが、同一の災害に対する利用は1回までです。

対象にならない工事はありますか?

高効率給湯器(エコキュート、エコジョーズ、エコフィール等)の設置または交換、太陽光発電設備・蓄電設備等の設置または交換、ペレットストーブの設置または交換、公共工事の施行に伴う補償費の対象となる工事、門・塀・フェンス・庭の整備などの外構工事、住宅から独立した車庫・物置・カーポート、併用住宅のうち居住部分以外の工事です。

国の補助金と併用できますか?

できません。市は「国、県および本市の他の補助金の補助対象となる工事に関しては、補助の対象外となります」としています。併用できない制度の例として、みらいエコ住宅2026事業、先進的窓リノベ2026事業、給湯省エネ2026事業、秋田県住宅リフォーム推進事業などを挙げています。ただし災害復旧工事に関しては国費が充当されていない他制度との併用は可能です。

いま受付中の制度はありますか?

秋田市空き家定住推進事業は令和8年12月28日まで受付中です(予算に達した場合は終了することがあります)。補助は補助対象工事費の2分の1で、移住者による空き家等の購入なら上限100万円、賃貸借なら30万円、市内在住者による中心市街地等の空き家等の購入なら50万円、賃貸借なら20万円です。

空き家定住推進事業で外壁塗装は対象ですか?

対象工事は「空き家等に定住するために必要な住宅本体工事」で、対象外とされているのは敷地造成・門・塀その他の外構工事、物置・車庫等の附属設備の修繕や設置工事、その他補助金の交付が適当でないと認められる工事です。外壁塗装は対象外の3項目に挙げられていません。判断は市が行うので、住宅政策課空き家対策担当(018-888-5770)に確認してください。

耐震の補助はいくらですか?

令和8年度は受付が終了しています。耐震診断は自己負担額1万円で、募集予定戸数は8戸でした。耐震改修は補強設計費と改修工事費の合算額の5分の4以内で、全体改修工事は最大100万円、部分改修工事は最大50万円。ただし補助予定戸数は全体改修1戸・部分改修1戸で、申込者多数時は抽選でした。

見積書の書き方に指定はありますか?

空き家定住推進事業では「工事内訳明細書または見積書の写し(数量×単価で表記されていること。一式表記はお避けください。)」と明記されています。住宅リフォーム支援事業でも工事内訳見積書の写しが必要書類に入っています。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

秋田市の公式ページと市が公開しているPDFを2026年9月5日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わります。申請の前に、担当課へ確認してください。

  • 秋田市「秋田市結婚新生活支援事業補助金」(補助上限額=1世帯あたり30万円。婚姻日の年齢が夫婦ともに29歳以下の場合は60万円対象費用=令和8年4月1日から令和9年3月31日までに支払った「住居の初期費用(敷金、礼金、仲介手数料)」「住居の賃借費(賃料、共益費。1世帯あたり3か月分が上限)」ほか=リフォーム費用は列挙されていません/原則、婚姻後かつ同居開始後に支払った費用が対象/勤務先から住居手当が支給されている場合は住居手当額を差し引いた額が対象/申請期間=令和9年3月15日まで、令和9年1月以降の申請は令和8年12月28日までに事前相談(事前相談をされた方の受付を優先する場合があります)/予算が上限に達した時点で受付を終了する場合あり)
  • 秋田市「住宅リフォーム支援事業」(制度の目的、補助額(通常5万円・中心市街地10万円・災害復旧は10%で上限5万円)、「事業予算に達したため、大変申し訳ございませんが、受付は終了いたしました」の告知、令和8年度の主な変更点(高効率給湯器・太陽光発電設備・ペレットストーブの設置を対象外にした旨とその注記)、他の補助金との併用不可と併用できない制度の具体例(国3制度・県1制度・市5制度)、申請手続き(工事完成後の申請であること・写真の撮り忘れへの注意・1つの住宅につき2回まで/同一年度は1回まで)、申請方法と受付窓口・受付時間、補助対象者4パターン、補助対象住宅、補助対象工事(50万円以上・市内に本店を有する建設業者等)、補助対象外6項目、関係法令等の申請がなされていない工事は交付できない旨、自然災害復旧工事(20万円以上)、必要書類一覧10項目、実施要綱と各種様式/令和8年8月27日更新・都市整備部 住宅政策課)
  • 秋田市「秋田市住宅リフォーム支援事業 補助対象工事等の具体例」PDF(令和8年4月30日・住宅政策課)(補助対象工事15項目と具体例——(2)「屋根、外壁、柱、雨樋等の修繕、塗装等の外装工事」/具体例「屋根、外壁、柱、基礎、雨樋(塗装、張替、交換、修繕等)、屋根の落雪防止設備(雪止め、落雪防止ネット、融雪パネル等)、玄関ポーチ、部材交換などの工事と一体で行う防腐又は防蟻処理 等」、補助対象外工事9項目と具体例、他の補助金の対象となる工事およびその工事と同一の工事請負契約に含まれるその他の工事も対象外である旨、令和8年度事業から適用する旨)
  • 秋田市「空き家定住推進事業」(制度の目的、補助対象者4区分と「市外から移住」「中活区域内等」の定義、交付決定後10年以上居住または賃貸する条件、補助対象住宅5要件(空き家バンク登録または宅建業者の仲介による戸建て・建築から10年以上経過など)、補助対象工事等(住宅本体工事・市内に本店、支店または営業所等を有する建設業者等)と対象外3項目、補助額(2分の1で上限100万円/30万円/50万円/20万円)と1つの住宅について1回限りである旨、他の補助制度との併用可否、受付期間(令和8年4月1日〜12月28日)と完了報告期間、申請方法(窓口・郵送・Eメール)、必要書類(工事内訳明細書または見積書は「数量×単価で表記されていること。一式表記はお避けください。」・写真は施工前後を対比できるように撮影しコメントを記載)、要綱と各種様式/住宅政策課 空き家対策担当)
  • 秋田市「木造住宅の耐震診断・改修工事の支援について」(令和8年7月28日に発生した熊本地震に触れた前置き、耐震診断支援事業(自己負担額1万円・募集予定戸数8戸・先着順、対象住宅と申請できる方、申請期間、目視調査の内容)、耐震改修等補助事業(令和8年度からの拡充=全体改修の上限を100万円に引き上げ・部分改修に最大50万円の制度を創設、補助額は補強設計費と改修工事費の合算額の5分の4以内補助予定戸数は全体改修1戸・部分改修1戸/申込者多数時は抽選、事前申込期間)、代理受領制度、リフォームと併せて行う耐震改修への支援(同一工事の重複申請不可・別工事として整理する必要がある旨)、「安心できる業者選びのために」の注意喚起/令和8年8月31日更新)
  • 秋田市「住宅を新築・リフォームする方への支援制度一覧」「移住者・子育て世帯定住推進事業」「住宅に関する補助金」(住宅政策課が所管する各制度の掲載一覧)
  • 秋田市の公式ページを開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
住宅リフォーム支援事業・空き家定住推進事業=秋田市都市整備部 住宅政策課 018-888-5770(〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎4階[email protected]
耐震診断・耐震改修=建築指導課(秋田市役所4階)
受付時間=8時30分〜17時15分(土日祝を除く)/市窓口案内 018-863-2222

秋田県には、県が直接出すリフォーム補助があります秋田県の助成金/子育て世帯なら20%・上限40万円、屋根の塗装は対象工事一覧で○)。東北のほかの市も調べています。県内の能代市、隣県の盛岡市鶴岡市八戸市。同じ雪国でも、外壁塗装の扱いはまるで違います(助成金ガイド)。