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【2026年度】岩国市の外壁塗装に使える助成金
重点地区なら出ます外壁の塗り替えに3分の2・上限50万円。足場も1/2・15万円
- 出るもの
- 景観形成事業補助金の「修景」。対象範囲に「外壁は、前面道路から見える面とし、下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費」と書かれています
- いくら
- 外壁の塗り壁・板張り・吹付けは3分の2で上限50万円。屋根は和形いぶし日本瓦等が3分の2で上限135万円
- 足場も
- 直接仮設費(修景工事用足場等)が2分の1・上限15万円。足場を対象に書いている市はほとんどありません
- いちばんの制約
- 対象は横山重点地区と岩国重点地区の2つだけです。市内全域ではありません
- 手順
- 「必ず工事前の計画構想段階から事前協議を行ってください」——見積もりを取る前に市へ相談します
- 地区外なら
- 塗装単体の補助はありません。省エネリフォーム促進補助金は国の補助を受けた人への上乗せ(国の額の2分の1・上限50万円)
- 岩国だけの制度
- 基地の騒音対策でエアコンとサッシに上限30万円(通津・長野・由宇町・柱島・端島・黒島)
- 耐震
- 改修は税抜工事費の80%以内・上限115万円。令和8年度は募集上限に達して受付終了
「岩国市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。先に答えを書きます。岩国市には、外壁の塗り替えにお金が出る枠があります。ただし全域ではありません。錦帯橋のある横山地区と、岩国地区。この2つの重点地区だけです。——そのかわり中身は手厚く、外壁の「吹付け」に3分の2・上限50万円。しかも足場代まで対象に書かれています。地区外の方も読む価値はあります。岩国市には基地の騒音対策という、他の市にない枠があるからです。順に見ていきます。
山口県内の9市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——岩国市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は山口県の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全16項目
- 先に結論——地区は限られますが、外壁の塗り替えに補助が出ます
- 対象範囲に「外壁は…下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費」
- 補助率と限度額の表——足場も対象に入っています
- 対象は横山重点地区と岩国重点地区の2つだけです
- 事前協議が要ります。計画構想の段階から
- 省エネリフォーム補助金は「国の補助の上乗せ」です
- 予算はまだ3,165万円残っています
- 基地の騒音対策——エアコンとサッシに上限30万円
- 耐震改修は80%・上限115万円。ただし今年度は受付終了
- 危険ブロック塀の撤去は3分の2・上限15万円
- 老朽危険空き家の解体は3分の1・上限30万円
- 岩国市の締切は、そろって11月30日です
- 動く順番を、月で区切ると
- 補助が無い前提で——岩国の家で見るところ
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——地区は限られますが、外壁の塗り替えに補助が出ます
岩国市の住宅向けの補助は、この5本です。
①景観形成事業補助金(修繕・修景)——ここに外壁が入っています。3分の2・上限50万円。ただし2つの重点地区だけ
②省エネリフォーム促進補助金——国の補助を受けた人への上乗せ。国の額の2分の1・1世帯上限50万円
③住宅環境改善支援事業——基地の騒音対策。エアコンとサッシに上限30万円
④木造住宅の耐震——診断員派遣は無料、改修は80%以内・上限115万円
⑤危険ブロック塀の撤去3分の2・上限15万円/老朽危険空き家の解体3分の1・上限30万円
「外壁塗装の助成金」を探している方に関係があるのは、まず①です。そして②は国の補助を取った人だけの枠なので、塗装単体では使えません。
つまり岩国市で塗り替えにお金が出るのは、重点地区に住んでいる方だけということになります。まずそこから確かめてください。
全国の助成金ガイドで市ごとに調べていますが、景観の枠で外壁塗装にお金が出る市は多くありません。下関市も同じ山口県ですが、制度の形はまったく違います。
対象範囲に「外壁は…下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費」
岩国市景観形成事業補助金には、「修繕」と「修景」の2つがあります。外壁の塗り替えに関わるのは修景のほうです。市の定義はこうです。
「修景とは、修繕補助以外で建物等を、目標とする景観形成の方向に相応しい風合いに近づけるよう、外観を整備することとします。」
そして、その対象範囲が箇条書きで並んでいます。外壁の行を、そのまま引きます。
「○ 外壁は、前面道路から見える面とし、下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費を対象とします。」
読むべきところが3つあります。
ひとつめ。「前面道路から見える面」——道から見えない裏側は対象外です。景観のための補助なので、当然といえば当然ですが、4面を塗っても補助の対象は道路側だけになります。
ふたつめ。「下地を除く」——下地調整やケレンは対象外で、仕上げ材とその施工費が対象です。見積書が「外壁塗装 一式」だと、どこまでが仕上げ材か分かりません。下地と仕上げを分けた見積書が要ります(見積書の内訳の読み方)。
みっつめ。屋根も同じ章に入っています。
「○ 屋根は、全面で、屋根葺き仕上げ材(瓦等)及びその施工費を対象とします。」
屋根は「全面」です。外壁が「前面道路から見える面」なのに対し、屋根は全部が対象。上から見えるものは全面、横から見えるものは道路側だけ——という線の引き方になっています。
足場についても、はっきり書かれています。
「○ 仮設費は、修景工事に係る範囲とし、直接仮設費を対象とします。」
足場代が対象に入っている市は、ほとんどありません。塗装工事で足場は総額の2割前後を占めることがあるので、ここが入るかどうかは大きい差です。
補助率と限度額の表——足場も対象に入っています
金額は、市が公開している「景観重点地区の届出と補助制度について」に表で載っています。塗装に関わるところを抜き出します。
| 項目 | 仕様 | 補助率 | 補助限度額 |
|---|---|---|---|
| 屋根 | 和形いぶし日本瓦等 | 2/3 | 1,350,000円 |
| その他(カラーベスト等) | 700円/㎡ | 100,000円 | |
| 外壁 | 塗り壁、板張り、吹付け | 2/3 | 500,000円 |
| その他(サイディングボード等) | 600円/㎡ | 100,000円 | |
| 開口部 | 窓 | 400円/㎡ | 50,000円 |
| 面格子 | 1/2 | 50,000円 | |
| 出入口 | 1/2 | 200,000円 | |
| 囲障・塀等 | 白壁 | 2/3 | 2,500,000円 |
| 白壁風、板塀 | 2/3 | 750,000円 | |
| 擁壁等 | —— | 1/2 | 400,000円 |
| 仮設 | 直接仮設費(修景工事用足場等) | 1/2 | 150,000円 |
| 設計 | 設計・監理 | 1/2 | 150,000円 |
いちばん大事なのが外壁の1行目です。「塗り壁、板張り、吹付け」で3分の2——「吹付け」は塗装の工法そのものです。ここに補助率3分の2・上限50万円が付いています。
対してサイディングボード等は600円/㎡・上限10万円と、扱いがはっきり違います。塗り壁のほうを厚く支援する設計です。城下町の景観に合う仕上げを選んでほしい、という市の意図が金額に出ています。
足場を足すと、こう変わります。
外壁の仕上げ工事が75万円なら、3分の2で50万円(上限)。
足場が30万円なら、2分の1で15万円(上限)。
——合計65万円。屋根も同時にやるなら、そこにさらに乗ります。
なお市は「交付金額は、補助金審査会において決定した補助金額に消費税相当額を上乗せして交付します」としています。審査会が金額を決める仕組みなので、表の上限がそのまま出るとは限りません。
対象は横山重点地区と岩国重点地区の2つだけです
ここが、この補助のいちばんの制約です。市の説明を引きます。
「景観計画において重点地区に指定している横山地区及び岩国地区については、それぞれのまちなみを構成する大切な建築物等を次の世代へ受け継ぐために、良好な景観の形成に寄与する修繕・修景については、その費用の一部を助成しています。」
横山地区は錦帯橋を渡った先、岩国城のふもと。岩国地区は錦帯橋の手前側です。市が「城下町に由来するまち」と呼んでいる範囲になります。
この2地区の外なら、塗り替えに岩国市の補助は出ません。——ご自宅が入っているかどうかは、市の景観計画のページで区域図を確認するか、都市開発部の景観担当(0827-29-5162)に住所を伝えて聞くのが確実です。
もうひとつ、重点地区にお住まいの方に関わる話があります。
「※なお、重点地区については、補助金を申請されない場合も、景観法に基づく届出は必要となります。」
補助を使わなくても、届出は要ります。外観を変える修繕・模様替え・色彩の変更は届出の対象です。「補助はいらないから黙って塗り替える」ができない地区だということです。塗装業者に依頼する前に、市への相談が必要になります。
事前協議が要ります。計画構想の段階から
手順が、普通の補助金と逆になります。市はこう書いています。
「申請にあたっては、必ず工事前の計画構想段階から事前協議を行ってください。」
「計画構想段階から」——見積もりを取ってからではありません。「そろそろ塗り替えたい」と思った時点で市に相談する、という順番です。
理由も書かれています。
「なお、物件ごとに、専門家の意見を聞きながら、所有者の方と個々に相談し進めます。」
「事業費の単価等を市で精査しますので、見積書・図面・使用材料のカタログ等が必要となります。」
市が単価を精査します。色や材料が景観に合うかを専門家が見て、金額も市がチェックする。塗料のカタログまで求められるので、施工店には最初からその前提で動いてもらう必要があります。
期限にも気をつけてください。
「申請年度の3月10日までに完了する工事が対象です。」
「予算額に達し次第受付終了となりますので、事前にご確認ください。」
——事前協議に時間がかかる制度なので、年明けから動いても間に合いません。
省エネリフォーム補助金は「国の補助の上乗せ」です
重点地区の外にお住まいの方が期待しがちなのが、この制度です。ただし塗装単体では使えません。条件にこう書かれているからです。
「国の補助金事業(→ 対象となる事業)で額の確定通知を受けている」
国の補助を取っていることが前提で、市はその上に乗せる形です。金額は国の補助額の2分の1、1世帯当たり上限50万円。
| 対象になる国の制度 | 国の上限 | 市の上乗せ |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業 | 100万円/戸 | 国の補助額の2分の1 1世帯当たり上限50万円 |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 100万円/戸 | |
| 給湯省エネ2026事業 | ヒートポンプ給湯機10万円/台ほか | |
| 既存住宅の断熱リフォーム支援事業 | 戸建住宅:最大120万円(補助率3分の1) |
並んでいるのは窓・断熱材・給湯器です。外壁の塗り替えは、国のこれらの事業の対象になりません。外壁の断熱改修をするなら「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」に乗る可能性がありますが、塗装だけでは無理だと考えてください。
ほかの条件も押さえておきます。岩国市民であること(法人・管理組合は対象外)/市内に所在する戸建住宅を所有し自ら常時居住していること/市内事業者の施工であること/市や県から他の補助を受けていないこと/市税を滞納していないこと。
市は「国が行う複数の補助制度に対してそれぞれ申請はできますが、岩国市の補助額の上限は1世帯当たり50万円となります」とも書いています。国の枠をいくつ使っても、市の上乗せは50万円で頭打ちです。
予算はまだ3,165万円残っています
この制度には、他の市であまり見ない親切さがあります。予算の残りが公開されているのです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 予算額 | 4,700万円 |
| 申請額 | 1,535万円 |
| 予算残額 | 3,165万円 |
令和8年8月20日時点で執行率はまだ3割ほど。申請期間は令和8年5月11日から令和9年2月10日までなので、半分近く過ぎてこの残り方なら、まだ余裕があると読めます。
窓口の作りも変わっています。郵送先が市役所ではなく、「岩国市省エネ対策促進事業事務局(ゆめタウン南岩国内)」。そしてコールセンターが8時30分から20時まで、土日祝を含めて開いています(0827-29-5102)。平日の昼間に役所へ電話できない人でも相談できる作りです。
基地の騒音対策——エアコンとサッシに上限30万円
岩国市には、他の市にない制度があります。住宅環境改善支援事業補助金です。
「山口県では、岩国基地への米軍空母艦載機の移駐による騒音の影響が懸念される地域での定住を促進するため、エアコンや断熱サッシの取付け・取替えについて、補助金を交付します。」
市ではなく山口県の制度で、防衛省の再編関連特別地域整備事業を活用しています。補助金上限額は30万円(エアコンとサッシの補助を合わせて)。
対象区域が具体的に決まっています。
「通津、長野、由宇町、柱島、端島、黒島の全域」
サッシの補助額は、面積と新設・取替で分かれます。
| サッシの面積 | 新設 | 取替 |
|---|---|---|
| 0.9平方メートル未満 | 10,000円 | 27,000円 |
| 0.9以上1.6平方メートル未満 | 20,000円 | 44,000円 |
| 1.6以上3.0平方メートル未満 | 30,000円 | 64,000円 |
| 3.0平方メートル以上 | 50,000円 | 99,000円 |
取替のほうが新設より倍近く高いのが特徴です。単板ガラスから断熱サッシに替える工事を後押しする設計になっています。箇所数は世帯人数で決まり、4人以上なら4室まで・8箇所まで。
外壁塗装とは直接つながりませんが、足場を組む機会にサッシまで見直すなら、この枠が使えます。ただし山口県内に本店・支店・営業所がある施工業者に依頼すること、交付決定通知が届いてから工事を始めることが条件です。中国四国防衛局の住宅防音工事の対象住宅は、この補助を受けられません。
耐震改修は80%・上限115万円。ただし今年度は受付終了
岩国市の耐震助成は、金額が大きいほうです。市の制度概要から引きます。
「派遣制度 : 所有者負担なし」
「補助金額 : 耐震改修工事費(税抜)の80%以内 (上限115万円)※千円未満切捨て」
診断は無料です。山口県建築士会から選任された耐震診断員が派遣され、一般診断法で、破壊検査は行いません。
ただし、今年度については重要な注意があります。
「※募集上限に達したため、木造住宅の耐震診断・耐震改修ともに今年度の受付は終了いたしました。」
受付期間は令和8年5月15日から11月30日でしたが、途中で埋まりました。診断の予約枠は30件、キャンセル待ちが最大10件という規模なので、来年度に狙うなら5月15日の受付開始日に動く前提で考えてください。
対象の条件も押さえておきます。昭和56年5月31日以前に着工、昭和56年6月1日以降に増築等を行った場合は対象外、階数が3以下、在来軸組・枠組・伝統工法(丸太組工法とプレハブ工法は対象外)。そして補助金交付決定前まで着手しないこと(契約締結後も対象外)です。
危険ブロック塀の撤去は3分の2・上限15万円
外壁と一緒に考えられることが多いのが塀です。岩国市の条件はこうです。
「補助金額 : 補助対象経費(税抜)の3分の2以内 (上限15万円)※千円未満切捨て」
対象になる塀は2つの条件を満たすものです。「道路面からの高さが60cmを超え、『塀の点検表』にて不適合の項目がある塀」、そして「緊急輸送道路、岩国市立の小学校・中学校の通学路等の道路に面している事」。
60センチという線は、他の市より低めです。1メートルや1.2メートルで区切る市が多いなかで、岩国市は低い塀まで見ます。ただし面している道路の種類で絞られるので、市への事前確認が必要です。市も「必ず事前相談を行っていただき、補助対象となる道路等の沿道に該当するかを確認してください」と書いています。
外せない条件が2つあります。
①「ブロック塀等の撤去を単独で行う工事である事(建物解体等に伴う一部工事は対象外)」——家の解体や塗装工事のついでに壊すと対象外です
②「補助対象の塀を全て撤去する事(門扉等を除く)」——一部だけ低くする工事は対象外です
老朽危険空き家の解体は3分の1・上限30万円
もう使わない家を壊す場合の枠です。
「補助金額 : 除却工事費(税抜)の3分の1以内 (上限30万円)※千円未満切捨て」
入口は認定です。「事前の認定調査にて、建物の不良度・危険度・周囲への影響度が高いもの」と判断される必要があり、調査時の立会いが要ります。市はチェックシートも公開しているので、自分で見当をつけてから相談できます。
条件で外れやすいのは、この3つです。木造または軽量鉄骨造であること(重量鉄骨・RC造は対象外)/個人が所有すること(法人所有は対象外)/岩国市内の解体業者に発注すること。
そして「敷地を更地にする事(基礎・浄化槽・樹木等の撤去要)」が条件ですが、費用の扱いには注意が必要です。市は「更地にすることが要件ですが、対象空き家の解体(住宅部分)に関する経費以外は補助対象外です」と断っています。浄化槽や樹木、外構、倉庫の解体費は、やる必要はあっても補助の対象にはなりません。
岩国市の締切は、そろって11月30日です
岩国市を調べていて気づいたのが、日付がそろっていることです。
| 制度 | 受付期間 | 完了期限 |
|---|---|---|
| 耐震診断員派遣・耐震改修 | 令和8年5月15日〜11月30日 | 令和9年1月末 |
| 危険ブロック塀の撤去 | 令和8年5月15日〜11月30日 | 令和9年1月末 |
| 老朽危険空き家の解体 | 令和8年5月15日〜11月30日 | 令和9年1月末 |
| 省エネリフォーム促進補助金 | 令和8年5月11日〜令和9年2月10日 | —— |
| 景観形成事業補助金 | 予算に達し次第終了 | 申請年度の3月10日 |
| 住宅環境改善支援事業(騒音) | 令和8年4月1日〜令和9年1月29日 | —— |
建築住宅課が扱う3本は、受付も完了期限も同じです。塀と空き家と耐震を同じ年にやるつもりなら、まとめて相談できます(窓口はいずれも市役所5階の建築住宅課)。
ただし景観形成事業補助金だけ、時間の流れが違います。受付期間の定めがなく「予算額に達し次第受付終了」で、完了期限が3月10日。事前協議から始まるので、いちばん早く動き出す必要がある枠です。
動く順番を、月で区切ると
| 時期 | やること | 気をつけること |
|---|---|---|
| まず最初 | 重点地区に入っているか市に確認 | 入っていれば、届出も必要になります |
| 春(地区内) | 景観担当と事前協議 | 見積もりより先。計画構想の段階から |
| 協議のあと | 見積書・図面・材料カタログを揃える | 下地と仕上げ、足場を分けた見積書で |
| 5月15日 | 耐震・塀・空き家の受付開始 | 耐震は初日に埋まる年があります |
| 〜11月30日 | 建築住宅課の3本の締切 | 完了は令和9年1月末まで |
| 〜3月10日 | 景観の工事を完了させる | 年度内完了が条件です |
申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで/臭いはいつまで続くか/洗濯物・窓・車・ペット/足場があるあいだの戸締まり。
補助が無い前提で——岩国の家で見るところ
重点地区の外にお住まいなら、塗り替えに岩国市の公費は入りません。見るところを3つ挙げます。
- ①下地と仕上げを分けて書いてもらう——岩国市の修景補助が「下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費」と線を引いているのは、行政も一式表記では中身を確認できないからです。補助を使わない方にも、同じ物差しが使えます(見積書の内訳の読み方)。
- ②足場を別行にしてもらう——市の表で足場は上限15万円の独立項目です。塗装の総額に埋もれていると、比較のときに他社と揃いません(塗装面積の出し方)。
- ③海に近い家なら塩害を前提に聞く——岩国は瀬戸内に面した市です。海側の面だけ傷みが早いことがあります。4面を同じ仕様で見積もる会社と、面ごとに変える会社が分かれます(外壁の傷み方)。
山口県内では下関市も調べています。同じ県でも、市が変われば答えが変わります(一括見積もりサービス/業者の選び方)。
よくある質問
岩国市に、外壁塗装の補助金はありますか?
横山重点地区と岩国重点地区にお住まいなら、あります。——景観形成事業補助金の「修景」で、対象範囲に「外壁は、前面道路から見える面とし、下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費を対象とします」と書かれています。塗り壁・板張り・吹付けは3分の2・上限50万円。2地区の外では、塗装単体の補助はありません。
うちが重点地区に入っているか、どう調べますか?
市の景観担当に住所を伝えて聞くのが確実です。——横山地区は錦帯橋を渡った岩国城のふもと、岩国地区は錦帯橋の手前側です。区域図は市の景観計画のページにあります。重点地区なら、補助を使わない場合でも景観法に基づく届出が必要なので、いずれにせよ塗り替えの前に市への相談が要ります。
外壁を4面とも塗りますが、全部が対象ですか?
道路から見える面だけです。——市は「前面道路から見える面とし」と限定しています。裏側は対象外です。ただし屋根は「全面」が対象と書き分けられています。
下地の補修も対象になりますか?
なりません。——「下地を除く外壁仕上げ材及びその施工費」と書かれています。下地調整やケレンは自己負担です。だからこそ、見積書で下地と仕上げが分かれている必要があります。「外壁塗装 一式」では申請できません。
足場代は出ますか?
出ます。——「仮設費は、修景工事に係る範囲とし、直接仮設費を対象とします」とあり、表では修景工事用足場等が2分の1・上限15万円。足場を対象に書いている市はほとんどありません。
いつ市に相談すればいいですか?
見積もりを取る前です。——市は「必ず工事前の計画構想段階から事前協議を行ってください」と書いています。「そろそろ塗り替えたい」と思った時点が相談のタイミングです。市が単価を精査するので、見積書・図面・使用材料のカタログも求められます。
いつまでに工事を終えればいいですか?
申請年度の3月10日までです。——「申請年度の3月10日までに完了する工事が対象です」。事前協議に時間がかかる制度なので、年明けから動いても間に合いません。予算額に達し次第、受付終了にもなります。
省エネリフォーム補助金は、塗装に使えますか?
使えません。——条件が「国の補助金事業で額の確定通知を受けている」ことで、国の補助への上乗せだからです。対象は窓・断熱材・給湯器で、外壁の塗り替えは国の事業の対象になりません。金額は国の補助額の2分の1・1世帯上限50万円です。
省エネリフォーム補助金の予算は残っていますか?
令和8年8月20日時点で3,165万円残っています。——予算4,700万円に対して申請1,535万円。申請期間は令和8年5月11日から令和9年2月10日までです。コールセンターが8時30分から20時まで土日祝も開いています(0827-29-5102)。
基地の騒音対策の補助とは何ですか?
エアコンと断熱サッシに上限30万円が出る山口県の制度です。——「岩国基地への米軍空母艦載機の移駐による騒音の影響が懸念される地域での定住を促進するため」のもので、対象区域は通津、長野、由宇町、柱島、端島、黒島の全域。サッシは取替なら1箇所最大99,000円。中国四国防衛局の住宅防音工事の対象住宅は受けられません。
耐震改修の補助はいくらですか?
税抜工事費の80%以内・上限115万円です。——耐震診断員の派遣は所有者負担なし(山口県建築士会から選任された診断員が一般診断法で調査)。ただし令和8年度は募集上限に達し、診断・改修とも受付が終了しています。来年度に向けて準備してください。
ブロック塀や空き家の解体に補助はありますか?
どちらもあります。——危険ブロック塀の撤去は税抜対象経費の3分の2以内・上限15万円(道路面からの高さ60cm超で、通学路等に面するもの)。老朽危険空き家の解体は税抜除却工事費の3分の1以内・上限30万円(岩国市内の解体業者に発注し、更地にすること)。どちらも受付は5月15日から11月30日までです。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
岩国市の公式ページと制度概要PDFを2026年9月6日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で、年度によって条件が変わることがあります。申請の前に、担当課へ確認してください。
- 岩国市「岩国市景観形成事業補助金について(修繕・修景)」(2026年9月1日更新/都市開発部・景観担当 0827-29-5162)
- 岩国市「景観重点地区の届出と補助制度について」(PDF/修景補助率・補助限度額の表)
- 岩国市「岩国市省エネリフォーム促進補助金」(2026年8月21日更新/環境政策課/申請状況は令和8年8月20日時点)
- 岩国市「木造住宅の耐震診断・耐震改修助成制度」および「岩国市木造住宅耐震化促進事業 助成制度の概要」(2026年5月27日更新/建築住宅課 住宅政策班 0827-29-5138)
- 岩国市「危険ブロック塀等の撤去費用に対する助成制度」および「岩国市避難路沿道ブロック塀等除却事業 補助制度の概要」(2026年4月1日更新)
- 岩国市「老朽危険空き家の解体費用に対する補助制度」および「岩国市老朽危険空き家除却促進事業 補助制度の概要」(2026年6月1日更新)
- 岩国市「住宅環境改善支援事業補助金募集のご案内」(2026年6月18日更新/山口県岩国基地対策室の制度)
- 岩国市「住まいの管理」(岩国市の支援制度・助成金を活用しよう)
- 岩国市の公式ページを開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください
問い合わせ先
景観形成事業補助金(修繕・修景)=都市開発部 景観担当 0827-29-5162
耐震診断・耐震改修・危険ブロック塀・老朽危険空き家=建築住宅課 住宅政策班/空き家対策班 0827-29-5138(市役所5階)
省エネリフォーム促進補助金=岩国市省エネ対策促進事業コールセンター 0827-29-5102(8時30分〜20時・土日祝含む)
住宅環境改善支援事業=山口県岩国基地対策室または市申請窓口
山口県内のほかの市も調べています。——山口県の助成金/下関市。同じ山口でも、市が変われば答えが変わります(助成金ガイド)。
山口県内のほかの市も調べています。——山口市/宇部市/下関市/山口県の助成金。宇部市は市内全域で、遮熱・断熱塗料の外壁塗装に5分の1・上限15万円が出ます(助成金ガイド)。