広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
埼玉県の外壁塗装に助成金は出る?——県からは出ません。出るのは市町村で、形が全部違います
まず、いちばん間違えやすいところから書きます。埼玉県からは、外壁塗装に助成金は出ません。——県が出しているのは窓の断熱・省エネ設備・耐震の3つで、どれも塗装は対象外です。出るのは市町村のほうです。ただし同じ埼玉県内でも、制度の形がまったく違います。補助率は5%から20%まで。着工前に申請する市と、工事が終わってから申請する市があります。現金で振り込む市と、電子マネーで渡す市もあります。9つの市の要綱を読み比べて、その違いを並べました。
このページの内容
- 先に結論——県からは出ません。出るのは市町村です
- 埼玉県が出している3つ——どれも塗装には出ません
- 県は「リフォームの一覧」を持っていません
- 9市を読み比べました——市ごとに「形」が違います
- 着工前に申請する市と、終わってから申請する市があります
- 現金で来る市と、電子マネーで来る市があります
- 窓口は「住宅の課」とは限りません
- 国の制度なら外壁塗装に出ますか
- 「埼玉県には助成金が50個」の読み方
- どの市でも共通する5つの条件
- 受付の時期——4月に動けるかどうかで決まります
- 自分の市に制度があるか調べる手順
- 埼玉で塗り替えるときに、補助とは別に見ておくこと
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——県からは出ません。出るのは市町村です
①埼玉県から、外壁塗装への助成金は出ません——県の制度は窓の断熱・省エネ設備・耐震の3つだけ
②出るのは市町村です——川口・越谷・春日部・川越・熊谷・草加などに制度があります
③ただし、同じ県内でも形が全部違います——補助率5%〜20%、上限5万円〜10万円
④着工前に申請する市と、工事が終わってから申請する市があります——ここを間違えると受け取れません
⑤制度が無い市もあります——上尾市にはリフォーム助成の枠そのものがありません
「埼玉県 外壁塗装 助成金」で検索する人が多いのですが、県を調べても答えは出ません。——調べるべきは、自分が住んでいる市町村です。そしてその市に制度があるかどうかで、話がまったく変わります。
このページでは、当サイトが要綱まで読んだ9つの市を並べます。——数を並べる記事はほかにもありますが、ここで書きたいのは「形の違い」のほうです。同じ「20万円以上の工事に補助」でも、税込で数える市と税抜で数える市があります。その差で対象から外れることが実際にあります。
埼玉県が出している3つ——どれも塗装には出ません
埼玉県の「住宅リフォームに関する支援等について」というページに、県の制度が3つ載っています。それぞれ中身を見ます。
| 制度 | 対象 | 外壁塗装は |
|---|---|---|
| 埼玉県窓断熱リフォーム支援事業 (都市整備部住宅課) | 窓の断熱改修だけ。国の「先進的窓リノベ2026事業」または「みらいエコ住宅2026事業」の交付決定を受けていることが条件。補助額は国補助額の2分の1以内で、国と県の合計が工事費の9割を超えない額 | 対象外 |
| 家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金 (環境部エネルギー環境課) | 太陽光発電設備7万円/kW(上限35万円・蓄電池の同時設置が必要)/太陽熱利用システム(強制循環型)3分の2・上限20万円/蓄電池10万円/エネファーム5万円 | 対象外 |
| 耐震診断・改修への補助 (都市整備部建築安全課) | 県が直接出すのは「多数の者が利用する建築物」。住宅の耐震は「住民に身近な市町村が行うこととしています」 | 対象外(そもそも耐震の制度) |
埼玉県「住宅リフォームに関する支援等について」(ページ番号5217/掲載日2026年3月17日)ほか。
窓断熱リフォーム支援事業は、令和8年度の受付が終わっています。——「令和8年7月29日をもって申請受付を終了しました」(予算執行率100%)。受付が始まったのは5月18日なので、2か月半で予算に達したことになります。
省エネ・再エネ設備の補助は、令和9年1月29日まで受付中(先着順)です。——ただし太陽光の補助を受けるには蓄電池を同時に設置する必要があるという条件が付いています。塗装とは別の話ですが、屋根に太陽光を載せる予定があるなら、塗り替えの順番を先に決めておくほうがいいです(太陽光と屋根塗装)。
県は「リフォームの一覧」を持っていません
宮城県や栃木県、茨城県のように、県が全市町村の住宅支援制度を一覧にして公開しているところがあります。——埼玉県は、それを持っていません。
「リフォーム全般(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会)(市町村実施分)」
「下記リンクを開くと地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度を検索できます。」
「最新の情報については各地方公共団体にお問い合わせください。」
(埼玉県「住宅リフォームに関する支援等について」)
県のページは、国の検索サイトへのリンクになっています。——つまり「県に聞いても、市の制度は分かりません」ということです。これは千葉県や福岡県と同じ形で、当サイトが調べた範囲では県によってはっきり分かれます。
ただし、耐震だけは別です。——県の建築安全課が、63市町村ぶんの補助制度一覧をPDFで公開しています。
| 県が公開している一覧 | 内容 |
|---|---|
| 耐震診断への補助制度を持つ市町村一覧(令和8年4月1日現在) | 市町名・問合せ先・補助対象・補助率・補助限度額 |
| 耐震改修工事への補助制度を持つ市町村一覧(令和8年4月1日現在) | 同上。戸建住宅・併用住宅・長屋/共同住宅・分譲マンション・多くの方が利用する建物に分けて掲載 |
埼玉県都市整備部建築安全課 震災対策・構造指導担当 048-830-5527。番号は1(さいたま市)から63(松伏町)まで振られています。
この一覧は便利ですが、使い方に注意が要ります。——当サイトが他県で確かめたところ、県の一覧に載っている期限や金額が、市町村の本体のページと1年ずれていたことがあります。県の一覧は「どの市に制度があるかを探す道具」として使い、金額と期限は必ず市町村のページで取り直してください。
9市を読み比べました——市ごとに「形」が違います
当サイトが要綱・パンフレット・Q&Aまで読んだ市を並べます。数字だけでなく、誰が申請するのか、いつ申請するのか、何で受け取るのかまで見ています。
| 市 | 補助率・上限 | 下限 | 決め方 | 業者の条件 |
|---|---|---|---|---|
| 越谷市 | 20%・上限10万円 | 税抜20万円 | 抽選(6月・11月の各2週間) | 本社が市内 |
| 草加市 | 20%・上限10万円 | —— | —— | 市内の建物の改修 |
| 春日部市 | 市内10%/市外5%・上限10万円 | 税込20万円 | 先着+最終日だけ抽選 | 外装は市内業者のみ対象 |
| 川口市 | 5%・上限10万円 | 税込20万円 | 先着(後期8/6〜翌1/29) | 本社が市内 |
| 熊谷市 | 5%・上限10万円 クマPAYで交付 | 税抜20万円 | 通年(4/1〜3/31) 完了後90日以内に申請 | 本店・支店・営業所が市内 |
| 川越市 | 5%・上限5万円 | 税抜20万円 | 前期・中期は抽選/後期(10/1〜12/28)は抽選なし | 本店が市内。令和8年度から事業者が申請 |
| さいたま市 | 令和6年度まで高遮熱塗装に補助。令和7年度に廃止 | —— | —— | —— |
| 所沢市 | リフォーム助成は無し。断熱改修(外壁の断熱改修・天井屋根の断熱改修)の補助あり | —— | 着工の30日前までに申請 | 小規模事業者の利用で加算 |
| 上尾市 | リフォーム助成は無し | —— | —— | —— |
各市の公式ページ・要綱・パンフレット(いずれも2026年9月1日確認)より。草加市はリフォーム補助を「草加地域経済活性化事業実行委員会」が実施する形をとっています。
同じ「外壁塗装に補助が出る市」でも、これだけ違います。——補助率は5%から20%まで4倍の開き。上限も5万円から10万円。下限の20万円を税込で数えるか税抜で数えるかも、市で分かれます。
税込か税抜かは、ぎりぎりの工事で効きます。——税込22万円の工事は、税抜だと20万円。越谷市(税抜20万円以上)ならぎりぎり対象ですが、税込21万円の工事だと税抜は19万1千円で対象外になります。川口市や春日部市は税込で数えるので、同じ工事でも判定が変わります。
着工前に申請する市と、終わってから申請する市があります
ここが、いちばん取り返しのつかないところです。
| 市 | いつ申請するか |
|---|---|
| 川口市 | 契約後・着工前。市は「足場や養生等も着工になります」と明記。さらに「着工予定日が交付申請日より市の9営業日以内の場合は補助対象外」 |
| 越谷市 | 交付決定後に着工。契約済みでも着工前なら対象 |
| 春日部市 | 交付決定後に着工。着工済みは対象外 |
| 川越市 | 交付決定後に着工(令和8年度からは事業者が申請) |
| 所沢市 | 着工の30日前までに申請 |
| 熊谷市 | 🔴工事完了後90日以内に申請。受付は令和8年4月1日〜令和9年3月31日 |
この6市のなかで、熊谷市だけが逆向きです。——ほかの5市では「終わってから申請」はできませんが、熊谷市は終わってから出します。この違いを知らずに「補助金は終わってからでも大丈夫らしい」と思い込むと、川口市や越谷市では全額自己負担になります。
塗装の工事では、足場を組んだ時点で「着工」と数える市があります。——川口市がそう明記しています。足場は工事の初日に架かるので、「工事が始まってから申請すればいい」では、まず間に合いません(足場の話)。
現金で来る市と、電子マネーで来る市があります
熊谷市住宅リフォーム資金補助金は、地域電子マネー「クマPAY」で交付されます。——スマートフォンタイプとカードタイプから選べます。銀行口座への振り込みではありません。
これは、使い道が市内に限られるということです。——市の狙いがはっきり出ています。リフォーム補助を出して、その原資をもう一度市内で使ってもらう。「住宅政策」というより「地域経済の政策」として組まれています。
川越市の令和8年度の見直しも、同じ方向です。
「令和8年度から市内に本店を有し要件を満たす事業者様に限定するとともに、事業者様からの補助金申請とする運用の見直しを行いました」
(川越市 令和8年度川越市住宅改修補助金制度)
申請するのが施主ではなく、施工業者になりました。——当サイトが全国の市区で見てきたなかでも、これは珍しい形です。使う側から見れば手間は減りますが、「その業者が申請してくれるか」が前提になります。見積もりの段階で「川越市の住宅改修補助金の申請をしてもらえますか」と確認しておく必要があります。
草加市も、市が直接ではなく「草加地域経済活性化事業実行委員会」が実施する形です。——リフォーム請負金額の20%・上限10万円。窓口は産業振興課の商工係(048-922-3477)です。
窓口は「住宅の課」とは限りません
市役所に電話して「外壁塗装の補助金はありますか」と聞いたのに「ありません」と言われた——という話は、実際によくあります。——部署が違うからです。
| 市 | リフォーム補助の窓口 | 電話 |
|---|---|---|
| 川口市 | 住宅政策課 住宅政策係 | 048-242-6326 |
| 春日部市 | 建築課 住宅政策担当 | 048-796-8159 |
| 越谷市 | 環境経済部 経済振興課 | 048-967-4680 |
| 川越市 | 産業観光部 産業振興課 商業振興担当 | 049-224-5934 |
| 熊谷市 | 企業活動支援課 労政係 | 048-594-6820 |
| 草加市 | 産業振興課 商工係 | 048-922-3477 |
| 所沢市 | 環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課 | 04-2998-9133 |
7市のうち4市が、商工系の部署です。——越谷・川越・熊谷・草加。住宅の窓口に聞いても、話が通らないことがあります。
制度の名前も「外壁塗装補助金」ではありません。——「住宅リフォーム補助金」「住宅改修補助金」「住宅・店舗改修促進補助金」「住宅リフォーム資金補助金」。外壁塗装は、その対象工事の一覧のなかに入っているだけです。だから「外壁塗装の補助金」という言葉で探すと、見つかりません。
電話で聞くときは、こう言うのが確実です。——「住宅のリフォームに使える補助金はありますか。外壁の塗り替えを考えています」。制度の名前を出さず、工事の中身を言う。そうすれば、担当が違っても回してもらえます。
国の制度なら外壁塗装に出ますか
市町村に制度が無いと分かると、次に出てくるのがこの質問です。——結論から書くと、国の住宅省エネの制度でも、外壁塗装そのものには出ません。
| 国の制度(住宅省エネ2026キャンペーン) | 対象 | 外壁塗装は |
|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 窓の断熱改修(登録された製品を使うこと) | 対象外 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 躯体の断熱改修(登録された断熱材)ほか | 対象外 |
| 給湯省エネ関連の事業 | 高効率給湯機の設置 | 対象外 |
ここで大事なのは、「断熱塗料」と「断熱材」は別物だということです。——国の事業で対象になるのは、登録された断熱材や窓の製品です。塗料は登録製品ではないので、どれだけ性能の高い遮熱塗料・断熱塗料を使っても、この入り口には立てません(遮熱塗料と断熱塗料の違い)。
ただし、県や市の上乗せは国の制度に乗っています。——上尾市の住宅断熱改修奨励金も、埼玉県窓断熱リフォーム支援事業も、「国の交付決定を受けていること」が条件です。国 → 県 → 市と三段に重なる形になっています。
だから、窓の断熱を考えているなら順番が大事です。——先に国の事業の登録事業者に相談し、国の交付決定を取る。そのうえで県や市の上乗せを申請する。塗装だけを頼む会社は、国の登録事業者ではないことがほとんどです。外壁塗装と窓の断熱は、別々の会社に頼むことになるのが普通だと思っておいてください。
そして、塗装そのものに出るのは市町村の制度だけです。——川口市の対象工事一覧に「外壁の改修(修繕、塗装、張替え)」があり、越谷市の一覧に「外壁の塗装等の工事」があり、熊谷市の対象工事に「屋根・外壁改修(塗装含む)」がある。国にも県にも、この行はありません。
「埼玉県には助成金が50個」の読み方
「埼玉県では外壁塗装に利用できる助成金が50個存在します」「63の自治体により外壁塗装を含むリフォームに使える助成金が用意されています」——こういう書き方をよく見かけます。
数え方の話です。——埼玉県には63の市町村があります(40市22町1村)。そのすべてが何らかの住宅関連の補助を持っているのは事実で、県の耐震一覧にも63の市町村が載っています。
ただし、そこに混ざっているものがあります。
- 耐震の補助——ほぼ全市町村にありますが、外壁塗装には出ません
- 省エネ設備の補助——太陽光・蓄電池・給湯機。塗装は入りません
- 高齢者・障害のある方の住宅改修——手すりや段差の解消が中心です
- すでに終わった制度——さいたま市の高遮熱塗装は令和6年度で終わっています
- 今年度の受付が終わったもの——県の窓断熱は7月29日、春日部市は5月に終わっています
だから「50個ある」を見て安心しても、自分の市に使えるものが1つあるとは限りません。——逆に、1つ見つかればそれで足ります。数を数えるより、自分の市の名前で1つ確かめるほうが早いです。
どの市でも共通する5つの条件
9市を読み比べると、書き方は違っても中身が同じ条件がいくつもありました。——制度が見つかったら、まずこの5つを確かめてください。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| ①市内の業者に頼むこと | ほとんどの市が「本社・本店が市内」を求めます。支店・営業所だけでは対象外(熊谷市は支店・営業所でも可)。越谷市は「市内事業者が下請けに入る形も対象外」と明記 |
| ②工事の前に申請すること | 交付決定の前に着工したら対象外。足場を「着工」と数える市があります(熊谷市だけは完了後の申請) |
| ③市税を滞納していないこと | 9市すべてで条件になっています。市民税だけでなく固定資産税・軽自動車税・国民健康保険税まで見る市もあります |
| ④その住宅に住んでいること | 所有していて、かつ住んでいること。賃貸に出している家、自分が借りている家は対象外。アパートのオーナーは使えません |
| ⑤1回だけ | 同じ住宅で過去に使っていないこと、または同じ年度に2回使わないこと。外壁と屋根を分けて2回申請することはできません |
⑤があるので、外壁と屋根はまとめて1回で出すほうが有利です。——足場代も1回で済みます(屋根塗装の費用)。
そして、どの市も見積書の書き方に触れています。——川口市は「『屋根工事一式』など、単価、数量・寸法、型番などが具体的に示されていない『一式』表記は、避けてください」と書き、建築士の資格を持った者が審査すると明記しています。越谷市は「工事箇所ごとの内訳がわかること」を見積書の条件にしています。——これは補助金のための話ではなく、塗装の見積書として当たり前の形です(見積書の見方)。
受付の時期——4月に動けるかどうかで決まります
| 市 | 令和8年度の受付 | いまの状況(2026年9月1日時点) |
|---|---|---|
| 川口市 | 後期=8月6日〜翌1月29日(先着) | 受付中 |
| 川越市 | 後期=10月1日〜12月28日(抽選なし) | もうすぐ開始 |
| 越谷市 | 第2期=11月2日〜11月16日(抽選) | 2か月後 |
| 熊谷市 | 4月1日〜翌3月31日(完了後90日以内) | 受付中 |
| 春日部市 | 5月12日〜(予算到達で終了) | 終了(市のページ更新日は5月15日) |
| 埼玉県(窓断熱) | 5月18日〜7月29日 | 終了(予算執行率100%) |
9月1日の時点で、まだ間に合う市がいくつもあります。——川口市は受付中、川越市は10月1日から、越谷市は11月2日から。
いっぽう春日部市は、5月に終わっています。——申請期間は1月29日までと案内されていたのに、市のページが「終了しました」に書き換わったのは5月15日付でした。案内されている締切と、実際に受け付けている期間は違います。
来年度を狙うなら、逆算はこうです。——①1月〜3月のうちに市内の業者を探して見積書をもらう ②4月1日以降に契約する ③受付初日に申請する。多くの市が「その年度の4月1日以降に契約した工事」を条件にしているので、3月中に契約してしまうと対象外になります。見積もりまでを3月、契約は4月。この順番です。
自分の市に制度があるか調べる手順
当サイトが9市を調べたときと同じ手順です。——「無い」と言い切るのがいちばん難しいので、資料は2つ見ます。
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① | 市の公式サイトで「リフォーム 補助」「住宅改修 補助」と検索する。「外壁塗装」では出てきません |
| ② | 見つかったら、対象工事の一覧(PDFのことが多い)を開いて「外壁」「屋根」の行を探す |
| ③ | 見つからなければ、市の「補助金一覧」「補助金等一覧表」を探す。全庁分をまとめた資料があれば、商工系の窓口の制度も拾えます |
| ④ | それでも無ければ、市役所に電話。「住宅のリフォームに使える補助金はありますか。外壁の塗り替えを考えています」と、工事の中身で聞く |
| ⑤ | 耐震だけは、埼玉県建築安全課の市町村一覧PDFで63市町村ぶんまとめて見られます(金額は市町村のページで取り直す) |
③が効きます。——上尾市を調べたときは、財政課が出している「補助金等一覧表」(令和8年4月1日現在)に「リフォーム」も「塗装」も1回も出てこないことを確かめました。全庁の一覧を1本見れば、「住宅の課には無いが商工の課にはある」という見落としを潰せます。
そして、見つかっても見つからなくても、やることは同じです。——上限は5万円から10万円。それより見積もりの差のほうが大きいことは珍しくありません。同じ条件で2〜3社に出してもらうところまでは、制度のあるなしにかかわらず必要です(見積書チェック/概算を先に見る)。
埼玉で塗り替えるときに、補助とは別に見ておくこと
補助金の話はここまでですが、埼玉で外壁を塗り替えるなら、金額よりも先に見ておいたほうがいいところがあります。
| 見るところ | なぜ |
|---|---|
| 雹(ひょう)の痕がないか | 埼玉県は雹が降る地域です。屋根やベランダの手すり、雨樋にへこみが残っていることがあります。塗ってしまうと痕が分からなくなるので、塗る前に写真を撮っておいてください(雹害のページ) |
| 火災保険が使えないか | 経年劣化では使えませんが、台風や雹など原因がはっきりした自然災害なら対象になることがあります。市町村の補助が上限10万円なのに対し、保険は損害の額に応じて出ます。ただし「保険で無料」と言い切る会社には気をつけてください |
| 色をどうするか | 費用は変わらないのに、夏の室温への効き方が変わります。明るい色ほど日射を跳ね返します(外壁・屋根塗装の色) |
| 屋根と外壁をまとめるか | 足場代が1回で済みます。市町村の補助も「同じ年度に1回」が原則なので、まとめて出すほうが有利です(屋根塗装の費用) |
雹の痕は、補助金より大きい金額になることがあります。——市町村の補助は上限10万円ですが、屋根の葺き替えが必要なほどの損傷なら、保険で動く金額はそれよりずっと大きくなります。順番としては、まず傷み方を見てもらい、そのうえで補助の話をするほうが理にかなっています(現地を見てもらう会社を2〜3社えらぶ)。
よくある質問
埼玉県から、外壁塗装の助成金は出ますか?
出ません。県の「住宅リフォームに関する支援等について」に載っている県の制度は、埼玉県窓断熱リフォーム支援事業・耐震診断改修への補助・家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金の3つで、いずれも外壁塗装は対象外です。
では、どこから出るのですか?
市町村です。埼玉県内では、川口市・越谷市・春日部市・川越市・熊谷市・草加市などが外壁塗装を含むリフォームに補助を出しています。ただし上尾市のように制度そのものが無い市もあります。
補助率はどのくらいですか?
市によって違います。当サイトが要綱を読んだ範囲では、越谷市20%・草加市20%が高く、春日部市は市内業者10%・市外業者5%、川口市・川越市・熊谷市は5%です。上限は5万円から10万円のあいだです。
埼玉県窓断熱リフォーム支援事業は使えますか?
外壁塗装には使えません。窓の断熱改修だけが対象で、国の「先進的窓リノベ2026事業」または「みらいエコ住宅2026事業」の交付決定を受けていることが条件です。なお令和8年度は7月29日をもって申請受付を終了しています。
遮熱塗料を塗れば、県の省エネ補助が使えますか?
使えません。県の「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」の対象は、太陽光発電設備・太陽熱利用システム・蓄電池・エネファームです。塗料は入っていません。
隣の市の業者に頼んでも使えますか?
ほとんどの市で使えません。川口市・越谷市・春日部市・川越市はいずれも「市内に本社・本店がある事業者」に限っています。ただし熊谷市は「市内に本店・支店・営業所がある事業者」としていて、支店でも対象になります。
着工してしまいましたが、まだ間に合いますか?
市によります。川口市・越谷市・春日部市・川越市は交付決定の前に着工すると対象外です。いっぽう熊谷市は「工事完了後90日以内の申請」なので、終わってからでも申請できます。自分の市がどちらかを必ず確かめてください。
現金でもらえますか?
市によります。熊谷市は地域電子マネー「クマPAY」で交付されます。スマートフォンタイプとカードタイプが選べます。
市役所の住宅の窓口に聞いたら「ありません」と言われました
窓口が違う可能性があります。埼玉県内では、越谷市が経済振興課、川越市と草加市が産業振興課、熊谷市が企業活動支援課と、商工系の部署が担当している市がいくつもあります。制度の名前も「外壁塗装補助金」ではなく「住宅リフォーム補助金」「住宅改修補助金」です。
「埼玉県には助成金が50個あります」と書いてある記事を見ました
数え方の問題です。市町村の制度をすべて足せばその程度の数になりますが、そのなかには外壁塗装が対象外のもの、すでに受付が終わったもの、高齢者や障害のある方向けの住宅改修などが混ざっています。自分の市の制度を1つ見つけるほうが早いです。
県が市町村の一覧を出していませんか?
リフォームの一覧は出していません。県のページは、国(住宅リフォーム推進協議会)の検索サイトへのリンクになっています。ただし耐震については、県が63市町村ぶんの補助制度一覧をPDFで公開しています。
耐震の補助はどこの市にもありますか?
県の一覧(令和8年4月1日現在)には63の市町村が載っています。ただし金額や対象は市町村ごとに違い、県の一覧と市町村のページで内容がずれていることもあるので、金額は必ず市町村の公式ページで確かめてください。
いつ申し込むのがいいですか?
年度の初めです。春日部市は5月12日に申請が始まり、市のページは5月15日更新で「予算額に達したため終了」となっています。越谷市は6月と11月の2週間ずつ。川口市は前期と後期に分かれています。4月に業者が決まっていないと、間に合わない市があります。
助成金が使えるので実質無料、と言われました
その説明は成り立ちません。埼玉県内の市町村の補助は、上限が5万円から10万円です。100万円の工事なら残りの90万円以上は自己負担です。まず制度名と、どこの市の制度なのかを聞いてください(点検商法の見分け方)。
参考にした情報
- 埼玉県「住宅リフォームに関する支援等について」ページ番号5217(掲載日 2026年3月17日/県の支援制度=埼玉県窓断熱リフォーム支援事業(都市整備部住宅課)、耐震診断・改修への補助(都市整備部建築安全課)、家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金(環境部エネルギー環境課)/市町村の支援制度は「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会)へのリンクのみ/「最新の情報については各地方公共団体にお問い合わせください。」/都市整備部住宅課 048-830-5563)
- 埼玉県「埼玉県窓断熱リフォーム支援事業」(「令和8年7月29日をもって申請受付を終了しました」=予算執行率が100%に達したため/受付期間は令和8年5月18日から7月29日/補助額は「国補助額の2分の1以内で、国と県の補助額の合計が工事費の9割を超えない額」/要件=埼玉県内の住宅について窓断熱改修を実施していること、令和8年3月2日以降に県内の事業者とリフォーム工事契約を締結していること、国が実施する先進的窓リノベ2026事業またはみらいエコ住宅2026事業の交付決定を受けていること/事務局 048-711-8916)
- 埼玉県「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」(太陽光発電設備=7万円/kW・上限35万円(蓄電池の同時設置が必要)/太陽熱利用システム(強制循環型)=補助対象経費の3分の2・上限20万円/蓄電池=10万円/件/エネファーム=5万円/件/受付=令和8年5月18日〜令和9年1月29日・先着順/環境部エネルギー環境課 住宅等省エネルギー推進担当 048-830-3042)
- 埼玉県「埼玉県内の住宅・建築物の耐震診断・耐震改修に関する補助制度等のご案内」(「耐震診断への補助制度を持つ市町村一覧(令和8年4月1日現在)」PDF/「耐震改修工事への補助制度を持つ市町村一覧(令和8年4月1日現在)」PDF=1(さいたま市)から63(松伏町)まで掲載/住宅の耐震診断・改修は「埼玉県建築物耐震改修促進計画に基づき、住民に身近な市町村が行うこととしています」/都市整備部建築安全課 震災対策・構造指導担当 048-830-5527)
- 川越市「令和8年度川越市住宅改修補助金制度」(補助率=改修工事費用(税抜)の5パーセント・千円未満切捨て/限度額5万円/「令和8年度から市内に本店を有し要件を満たす事業者様に限定するとともに、事業者様からの補助金申請とする運用の見直しを行いました」/後期=令和8年10月1日〜12月28日、事前申請を設けず抽選を行わず予算に達するまで受付/工事費20万円以上(税抜)/産業観光部 産業振興課 商業振興担当 049-224-5934)
- 熊谷市「熊谷市住宅リフォーム資金補助金」(税抜20万円以上の改修工事費用の5パーセント・限度額10万円/地域電子マネー「クマPAY」で交付(スマートフォンタイプ/カードタイプ)/対象工事=屋根・外壁改修(塗装含む)、床改修、防音・断熱工事、水回り工事/市内に本店・支店・営業所がある事業者に依頼した工事/受付=令和8年4月1日〜令和9年3月31日、工事完了後90日以内の申請/企業活動支援課 労政係 048-594-6820)
- 草加市「草加地域経済活性化事業補助金」(市内に所在する建物の改修において、リフォーム請負金額の20%を補助・上限10万円/草加地域経済活性化事業実行委員会が実施/産業振興課 商工係 048-922-3477)
- 所沢市「令和8年度【家庭用】エコリフォーム『所沢市スマートハウス化推進補助金』」(補助対象項目=外窓の交換/内窓の設置/窓ガラスの交換/玄関ドアの交換/床の断熱改修/外壁の断熱改修/天井・屋根の断熱改修/工事着工の30日前までに申請/三世代同居・小規模事業者の利用・再生可能エネルギー比率50%以上の電力プランの利用のいずれかで最大33%加算/環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課 04-2998-9133)
- 各市の詳細は当サイトの個別ページに記載しています(川口市/越谷市/春日部市/上尾市/さいたま市)。
- 最終確認日:2026年9月1日。制度は年度で変わり、予算に達すると受付が終わります。申し込む前に、必ず各市町村の公式ページと担当課で最新の内容をご確認ください。