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さいたま市の外壁塗装に助成金は出る?——「あった」市です。令和7年度に無くなりました
「さいたま市 外壁塗装 助成金」で検索する人が多いのには、理由があります。本当にあったからです。さいたま市は外壁の高遮熱塗装に補助を出していた市で、令和6年度まで続いていました。ただし令和7年度から対象外になり、市は「実施予定はありません」と書いています。いま何が使えて、何が使えないのか。市の公式情報で確かめました。
このページの内容
- 先に結論——「あった」市です。令和7年度に無くなりました
- 高遮熱塗装は、令和6年度まで補助の対象でした
- いまの省エネ補助——2026年度は9月時点でほぼ締切済み
- 耐震は総合140万円——調べた5市で最高でした
- 平成12年5月31日以前の木造も対象です
- 暑いから遮熱、で合っています。ただし補助とは別の話です
- 埼玉は雹が降ります——塗り替えの前に見ておくところ
- 補助が無い前提で、費用を下げる
- よくある質問
- 参考にした情報
先に結論——「あった」市です。令和7年度に無くなりました
①さいたま市は、外壁の高遮熱塗装に補助を出していた市です——令和6年度まで
②令和7年度から対象外になりました——市が「実施予定はありません」と明記しています
③いまある省エネ補助は、高効率給湯機・断熱窓・ZEH新築が中心——塗装は入りません
④しかも2026年度は、9月時点でほぼ締切済み——断熱改修6月26日、高効率給湯機8月27日に受付終了
⑤耐震なら総合的耐震補強工事で最大140万円——当サイトが調べた5市で最高額です
「さいたま市 外壁塗装 助成金」で検索する人が多い理由が、これで分かります。——本当にあったからです。そしてネット上には、当時の情報のまま更新されていない記事が残っています。
高遮熱塗装は、令和6年度まで補助の対象でした
さいたま市の公式サイトのよくある質問に、はっきり書かれています。原文を引きます。
「※令和6年度まで実施していた『スマートホーム推進・創って減らす』機器設置補助金は廃止しています。
それにより、令和7年度より、太陽光発電設備・蓄電池・高遮熱塗装は補助金の対象外となっています。
なお、令和7年度以降の実施予定はありません。」
(さいたま市よくある質問「住宅に省エネ対策等を実施した場合の補助制度はありますか。」)
「高遮熱塗装」という言葉が、そのまま出てきます。——外壁や屋根に遮熱塗料を塗る工事に、さいたま市はお金を出していました。太陽光発電・蓄電池と同じ枠でした。
それが令和7年度に廃止され、「実施予定はありません」と書かれています。——復活を待つ制度ではない、ということです。
だから、いま見ている記事の日付を確かめてください。——「さいたま市には高遮熱塗装の補助があります」と書いてあるページは、令和6年度以前の情報です。制度名(スマートホーム推進・創って減らす)が書かれていれば、まず古いと判断できます。
いまの省エネ補助——2026年度は9月時点でほぼ締切済み
現在さいたま市が実施しているのは「省エネ・断熱住宅普及促進補助金」です。令和8年度の予算額と、受付の状況がこうなっています。
| 区分 | 令和8年度予算額 | 受付の状況(市の表示) |
|---|---|---|
| ZEH(新築) | 9,600万円 | 受付中(まもなく抽選見込) |
| 高効率給湯機 | 5,400万円 | 8月27日17時15分に受付終了 |
| 断熱改修 | 1,500万円 | 6月26日17時15分に受付終了 |
さいたま市の公式ページ(更新日 2026年8月28日)より。市は「予算執行率の推移」を公開していて、締切の日時が分単位で書かれています。
断熱改修は6月26日で終わっています。——年度が始まって3か月足らずです。1,500万円の枠に対して、それだけの申し込みがあったということです。
そして、この制度に外壁塗装は入りません。——対象は高効率給湯機や断熱窓の設置、新築のZEH住宅です。断熱改修も、窓や断熱材の工事を指します。
来年度を狙う方へ。——断熱改修の枠は6月に終わりました。窓の断熱工事を考えているなら、年度が始まったらすぐ動くのが前提になります。4月に入ってから業者を探し始めると、たいてい間に合いません。冬のうちに見積もりを取っておく、くらいの逆算が要ります。
耐震は総合140万円——調べた5市で最高でした
さいたま市の戸建住宅向け耐震補強等助成事業は、金額の組み立てが少し変わっています。
| 区分 | 助成率 | 助成限度額 |
|---|---|---|
| 耐震補強設計 | 費用の3分の2 | 20万円/棟 |
| 耐震補強工事 | 費用の2分の1 | 120万円/棟(設計の助成を受けた場合はその額を差引き) |
| 総合的耐震補強工事 | 設計+工事の費用の5分の4 | 140万円/棟 |
千円未満切り捨て。耐震補強工事に要した費用は、住宅の延べ面積に1㎡あたり39,900円を乗じた額が限度です。【リ・バース60】耐震改修利子補給制度を使う場合は48万9,300円/57万5,000円が限度になります。
設計と工事をまとめて「総合的耐震補強工事」として申請すると、補助率が5分の4に上がります。——2分の1で申請するより有利です。設計と工事を別々に出すか、まとめて出すかで、届く金額が変わります。
当サイトはこれまでに横浜市・神戸市・大阪市・名古屋市を同じ手順で調べましたが、4市とも一般世帯の上限は115万円でした。——さいたま市の140万円は、その枠を超えています。「1㎡あたり39,900円」という上限の掛け方も、他市には見なかった書き方です。
もう1つ、実務的な条件があります。——「耐震補強工事は、建設業の許可を受けている者が行う工事であること」。塗装だけを頼むときには許可の有無は問われませんが、この助成を使うなら必要になります(建設業の許可を調べる方法)。市は「さいたま市耐震補強事業協力事業者名簿」も公開しています。
平成12年5月31日以前の木造も対象です
ここは、さいたま市の対象がかなり広いところです。市の公式ページから、対象建築物の条件を引きます。
| 区分 | 条件 |
|---|---|
| 1 | 昭和56年5月31日以前に着工した戸建て住宅で、耐震診断の結果、地震に対して安全な構造でないと判定されたもの |
| 2 | 平成12年5月31日以前に工事に着手した戸建て住宅で、木造の軸組工法・地上2階建て以下・延べ面積500㎡以下、かつ耐震診断で安全でないと判定されたもの |
2の枠があるので、昭和56年より後に建った家も入ります。——神戸市が2026年10月から広げようとしている範囲を、さいたま市はすでにカバーしています(神戸市のページ)。築25年から45年くらいの木造なら、診断を受ける価値があります。
そして、さいたま市には無料の耐震診断もあります。——木造住宅耐震診断員派遣事業です。まず評点を知るところから始めてください。
令和8年度から申請先が建築総務課に変更になっています。古い案内を見て別の課に問い合わせないよう、注意してください。
暑いから遮熱、で合っています。ただし補助とは別の話です
さいたま市が「高遮熱塗装」に補助を出していたのには、理由があります。——埼玉県は夏の暑さが厳しい地域です。屋根と外壁が受ける日射を減らすことは、この土地では実際に意味があります。
補助は無くなりましたが、遮熱塗料そのものの効き方は変わっていません。——ただし、いちばん効くのは製品ではなく色です。
屋根用の遮熱塗料は、メーカーが色ごとに日射反射率を公表しています。いちばん明るい白系で91.0%、いちばん濃い紺系で26.6%。製品も価格も工程も同じで、色を選ぶだけで3倍以上変わります(サーモアイSiとクールタイトSiを公式数字で比べる)。
埼玉で意味があるのは、ここです。——遮熱塗料にするかどうかで悩むより、いま検討している色を一段だけ明るくするほうが、確実に効きます。費用は変わりません。屋根は地上からほとんど見えない面でもあります(外壁・屋根塗装の色)。
⚠️ただし「遮熱塗料を塗ったから涼しくなる」と断定はできません。屋根裏の断熱材の有無、天井の作り、窓の大きさで体感は変わります。市が補助の対象から外したのも、効果を測りにくいことと無関係ではないと思います。
埼玉は雹が降ります——塗り替えの前に見ておくところ
これは補助金の話ではありませんが、さいたま市で外壁塗装を考えるなら知っておいてほしいことです。——関東内陸部は、夏に雹が降ることがあります。埼玉県は、その通り道になりやすい地域です。
雹が降ったあと、家は屋根と外壁に痕が残ります。——そしてその痕は、塗ってしまうと分からなくなります。
- 塗る前に、屋根と外壁の写真を撮っておく——地上からスマホのズームで十分です。登らないでください
- 雹のあとに気づいたら、日付を記録する——いつ降ったかが分かると、話が早くなります
- 塗装の見積もりを取るときに、そのことを伝える——傷みの原因が経年か雹かで、直し方が変わることがあります
詳しくは雹が降ったあと、家はどこを見るかにまとめました。——屋根に登らずにできる確認の手順と、次の雨までにやることを書いています。
補助が無い前提で、費用を下げる
塗るだけなら、いまのさいたま市から出るお金はありません。——高遮熱塗装の枠が無くなった以上、そこは変わりません。
| やること | 効き方 |
|---|---|
| 無料の耐震診断を受けておく | さいたま市は平成12年5月以前の木造まで対象です。該当するなら、まず評点を知る。総合的耐震補強なら140万円まで届きます |
| 同じ条件で2〜3社に出してもらう | ここがいちばん動きます。見積もりを並べる/この金額は妥当か |
| 色を明るめにする | 費用は変わらないのに、夏の室温への効き方が変わります。埼玉ではここが実利になります(外壁・屋根塗装の色) |
| 窓の断熱を考えているなら、4月に動く | 断熱改修の枠は6月26日に終了しました。来年度も同じ速さだと想定してください |
よくある質問
さいたま市の外壁塗装助成金は、まだありますか?
ありません。——令和6年度まであった「スマートホーム推進・創って減らす」機器設置補助金が廃止され、令和7年度から高遮熱塗装は補助金の対象外になりました。市は「令和7年度以降の実施予定はありません」と書いています。
ネットで「さいたま市は助成金が出る」と書いてありました
令和6年度以前の情報だと思われます。——記事の日付と、制度名を確かめてください。「スマートホーム推進・創って減らす」と書かれていれば、廃止済みの制度です。
遮熱塗料を使えば、いまの省エネ補助が使えますか?
使えません。——現在の「省エネ・断熱住宅普及促進補助金」の対象は高効率給湯機・断熱窓の設置、新築のZEH住宅です。塗装は入っていません。そして2026年度は、断熱改修も高効率給湯機も受付が終わっています。
断熱改修の受付は、いつ終わったのですか?
2026年6月26日17時15分です。——予算1,500万円で、年度開始から3か月足らずでした。高効率給湯機は8月27日17時15分に終了しています。市が分単位で公表しているので、来年度も同じ速さを見込んでください。
耐震の助成は、いくらまで出ますか?
総合的耐震補強工事なら140万円/棟です。設計と工事をまとめて申請する形で、補助率は5分の4。別々に出すと、設計20万円+工事120万円(工事は2分の1)になります。まとめたほうが有利です。
うちは平成5年築です。対象になりますか?
木造の軸組工法・2階建て以下・500㎡以下なら、対象になり得ます。——さいたま市は平成12年5月31日以前に着工した木造まで対象にしています。まず耐震診断で「安全な構造でない」と判定されることが条件です。
塗装の会社に耐震補強も頼めますか?
助成を使うなら、建設業の許可を受けている業者に限られます。——市が「耐震補強工事は、建設業の許可を受けている者が行う工事であること」と明記しています。塗装だけなら許可の有無は問われませんが、耐震を絡めるなら確認が必要です(資格と許可の話)。
区によって違いますか?
変わりません。さいたま市10区で共通です。令和8年度から、耐震助成の申請先は建築総務課に変わりました。
雹で傷んだ場合、塗装で直りますか?
傷の深さによります。——表面の凹みだけなら塗装で見た目は戻りますが、屋根材が割れている、板金がへこんでいる場合は塗っても直りません。雹害のページに、屋根に登らずにできる確認の手順を書いています。塗ってしまうと痕が分からなくなるので、先に写真を撮ってください。
「補助金が使えるので実質無料」と言われました
その説明は成り立ちません。——さいたま市に、外壁塗装へ出る補助はありません。耐震補強なら助成はありますが、それは耐震工事の費用に対するもので、塗装分には出ません。そして耐震助成は着手前の申請と交付決定が必要です。「工事を始めてから申請」はできません。制度名と、いま何年度の話をしているのかを聞いてください(点検商法の見分け方)。
参考にした情報
- さいたま市よくある質問「住宅に省エネ対策等を実施した場合の補助制度はありますか。」(原文=「※令和6年度まで実施していた『スマートホーム推進・創って減らす』機器設置補助金は廃止しています。それにより、令和7年度より、太陽光発電設備・蓄電池・高遮熱塗装は補助金の対象外となっています。」「なお、令和7年度以降の実施予定はありません。」)
- さいたま市「令和8年度 省エネ・断熱住宅普及促進補助金」ページ番号C119491(更新日 2026年8月28日/予算額=ZEH 9,600万円・高効率給湯機5,400万円・断熱改修1,500万円/「高効率給湯機について、8月27日17時15分に受付を終了しました」「断熱改修は、6月26日17時15分に受付を終了しました」「ZEHについては、通常どおり受付しております」)
- さいたま市「【令和8年度】耐震補強等助成事業(戸建住宅の耐震補強設計・工事)」ページ番号C022061(更新日 2026年8月4日/対象建築物=昭和56年5月31日以前着工、または平成12年5月31日以前着工の木造軸組工法・地上2階建て以下・延べ面積500㎡以下/助成金額=耐震補強設計 3分の2・限度20万円/棟、耐震補強工事 2分の1・限度120万円/棟、総合的耐震補強工事 5分の4・限度140万円/棟/耐震補強工事に要した費用は延べ面積×1㎡あたり39,900円が限度/【リ・バース60】利用時は48万9,300円・57万5,000円/「耐震補強工事は、建設業の許可を受けている者が行う工事であること」/令和8年度から申請先が建築総務課に変更)
- さいたま市「【令和8年度】無料でできる耐震診断(木造住宅耐震診断員派遣事業)」
- 日本ペイント サーモアイSi 製品ページ(色ごとの日射反射率)
- 最終確認日:2026年9月1日。制度は年度で変わり、さいたま市は予算に達し次第すぐ締め切ります。申し込む前に、必ず市の公式ページと担当課で最新の内容をご確認ください。