広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

宮崎市の外壁塗装に助成金は出る?——出ません。市が書いているのは、塗り替えの見極め方でした

宮崎市に、外壁塗装の補助金はありません。——ただしこの市のページには、ほかの市に無いものが載っています。「住まいに関する情報提供」というページの中に、外壁の塗り替えをいつすればいいかが書かれているのです。「外壁を手で触ってみて手に色が付くようでしたら、表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態ですので、塗り替えを検討しましょう。」——塗装業者が「チョーキング」と呼ぶ現象を、市が住民向けに説明しています。当サイトが全国を調べたなかで、これは初めて見ました。

このページの内容

先に結論——補助はありません。市が書いているのは別のことです

①宮崎市に、外壁塗装の補助金はありません——市は補助制度について県のページへ案内しています
②かわりに市が書いているのは「塗り替えの見極め方」です——「手に色が付くようでしたら…塗り替えを検討しましょう」
③耐震は診断が実質無料、改修は8割・115万円——ただし抽選
④「評点0.7未満を優先、以降は抽選」——倒れる危険が高い家から順に、という決め方
⑤診断をするのは「宮崎県木造住宅耐震診断士」——県の講習を受けて登録した建築士

当サイトは全国の市区を同じ手順で調べてきました。——「補助はありません」と書く市はいくつもありましたが、そのかわりに塗り替えの技術的な話を書いている市は、宮崎市が初めてでした。

だからこのページは、補助金の話より先に、そちらから始めます。

市が「手に色が付いたら塗り替え」と書いています

修繕/外壁など
「家は常に風雨や紫外線にさらされているため、年数とともに劣化します。そのため、外壁などは定期的なメンテナンスが不可欠です。
外壁の塗り替え時期は、塗料の種類や劣化程度によって異なりますが、外壁を手で触ってみて手に色が付くようでしたら、表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態ですので、塗り替えを検討しましょう。」
(宮崎市「住まいに関する情報提供」/2025年11月5日/建設部 住宅課 0985-21-1804)

これは、塗装業界で「チョーキング」または「白亜化」と呼ばれる現象のことです。——塗膜の樹脂が紫外線で分解され、中に入っていた顔料が粉になって表面に出てくる。だから手で触ると、その粉が付きます(チョーキングとは)。

市の説明は、原因より結果に寄っています。——「表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態」。塗膜が水をはじかなくなった、ということです。

この一文が公的なページに載っている意味は、小さくありません。——訪問販売で「チョーキングが出ているので危険です」と言われたとき、それが業者の作り話なのかどうかを、市のページで確かめられるからです。チョーキング自体は、実際に劣化のサインです。ただし「だから今すぐ契約」ではありません。市も「塗り替えを検討しましょう」と書いています(点検商法の見分け方)。

そして、市はリフォームの目的も定義しています。——「リフォームの目的は、大きく分けて、長く住むための修繕と住宅性能向上があります。完成イメージ通りにするためには、リフォームの目的をしっかり把握し、今そのリフォームが必要なのか、他に必要な工事はないかも合わせて検討することが必要です。」

「今そのリフォームが必要なのか」。——行政がここまで書くのは、めずらしいことです。

雨漏れ・白蟻・屋根裏——市が挙げているその他の項目

その他
「雨漏れや水道管等の水漏れ、白蟻被害などがある場合は、早期の対応が必要です。
屋根裏や床下など確認しづらい箇所は、リフォームする時も含めて定期的に確認し家の耐用年数を延ばすように心掛けましょう。」
(同)

塗り替えを考えるときに、一緒に見ておくべきものが並んでいます。

市が挙げている項目塗装との関係
雨漏れ塗装では直らないことがあります。原因を特定してから塗る順番です(雨漏りと塗装
水道管等の水漏れ外壁の内側が濡れていると、塗っても膨れます
白蟻被害外壁の下部や土台に出ます。塗装の足場があるときに見てもらう価値があります
屋根裏や床下「確認しづらい箇所」と市も書いています。塗装の見積もりのときに屋根裏まで見る業者は多くありません

「リフォームする時も含めて定期的に確認し」という書き方が実務的です。——足場を組むのは10年に一度です。そのときに、ふだん見られない場所をまとめて確認する。それが「家の耐用年数を延ばす」ということだと、市は書いています完了検査で見るところ)。

補助制度は県のページへ——市は一覧を持っていません

住宅関連補助制度
「県内市町村の住宅に関する補助制度は、宮崎県ホームページをご覧ください。」
(同)

市は、自分のところの補助制度を並べる代わりに、県のページを案内しています。——宮崎県が「県内市町村の住宅関連補助制度」を年度ごとにとりまとめて公開しているからです。

この形は、当サイトが調べたなかでは県によって分かれました。

市町村の一覧を持っているか
宮崎県持っている(令和8年度分をとりまとめて公開。市もそこへ案内)
宮城県栃木県茨城県持っている
兵庫県耐震だけ持っている(41市町の窓口一覧)
埼玉県千葉県持っていない(国の検索サイトへ誘導)

県の一覧は「探す道具」です。——どの市町村に制度があるかを見つけるのには使えますが、金額と期限は市町村のページで取り直してください。当サイトが他県で確かめたところ、県の一覧と市町村の本体で内容が1年ずれていたことがありました。

そして、宮崎市の一覧に外壁塗装の補助はありませんでした。——市が出しているのは耐震・ブロック塀・瓦屋根の耐風化が中心です。

耐震——診断は実質無料、改修は8割・115万円

区分補助内容限度額
耐震診断(一戸建て住宅)自己負担6千円。ただし(一財)宮崎県建築住宅センターの助成(6千円)の手続きを行うと実質無料——
耐震改修費用の80%115万円
除却延床面積×34,100円のいずれか低い額の23%34万4千円
建替え同上の23%38万円

対象=昭和56年5月31日以前に着工した一戸建て住宅、地上2階以下、法令違反なし。耐震改修は診断で上部構造評点1.0未満と判定されたもの。除却・建替えは現に居住していて、事業後も耐震性のある建物に居住することが要件。令和8年度の受付は耐震診断が5月11日〜6月30日16時30分、耐震改修が5月11日〜6月12日16時30分。スマート申請が利用可(事前に利用者情報登録が必要)。宮崎市 都市整備部 建築行政課 0985-21-1813(第2庁舎8階)。

診断の自己負担が「6千円だが実質無料」というのは、ひねりのある仕組みです。——市が6千円を自己負担にし、県の団体(一財)宮崎県建築住宅センターが同じ6千円を助成する。手続きを1つ増やせば0円になります。裏を返せば、手続きをしなければ6千円かかります。

耐震改修の80%・115万円は、全国的にも手厚いほうです。——当サイトが調べてきた市では115万円という上限額がいちばん多く出てきますが、補助率が8割の市はそれほど多くありません札幌市倉敷市などが8割でした)。

「評点0.7未満を優先、以降は抽選」という決め方

宮崎市の耐震改修は、申込が予定額を超えたときの決め方が特徴的です。——「評点0.7未満を優先、以降は抽選」。

上部構造評点というのは、耐震診断で出る数値です。——1.0以上なら「一応倒壊しない」、0.7未満だと「倒壊する可能性が高い」とされます。宮崎市はその0.7未満の家を先に通すという順番にしています。

当サイトが調べたなかで、抽選の決め方はいくつかありました。——明石市は回転式抽選機による公開抽選、越谷市は予算超過時に抽選、札幌市は抽選と先着のハイブリッド、松山市は加算該当者を抽選から外す。宮崎市は「危険度の順」です。——運ではなく、家の状態で順番が決まる。耐震という制度の目的からすると、いちばん筋が通った決め方かもしれません。

そして、受付期間が短い。——耐震改修は令和8年5月11日から6月12日16時30分まで、1か月と少しです。診断のほう(6月30日まで)より短く設定されています。

診断をするのは「宮崎県木造住宅耐震診断士」です。——県の講習会を受講し、県に登録した建築士がこの資格を持ちます。耐震診断・耐震補強設計・工事監理を、この診断士が行うことが補助の要件です。塗装業者に頼めるものではありません資格と許可の話)。

またこの数字——1㎡あたり34,100円

除却と建替えの補助額に、見覚えのある数字が出てきます。——「延床面積×34,100円のいずれか低い額の23%」。

この数字の使われ方
宮崎市除却・建替え=延床面積×34,100円のいずれか低い額の23%
上尾市耐震改修=住宅の床面積1㎡につき34,100円を限度の23%
倉敷市耐震改修(全体)=80%・上限115万円、単価上限34,100円/㎡

埼玉・岡山・宮崎。まったく離れた3県で、同じ34,100円が出てきます。——国の交付金の枠組みが共通だからです。

この数字が分かっていると、自分の家でいくらまで出るかを先に計算できます。——延べ床100㎡なら、対象になる費用の上限は341万円。そこに補助率をかけたものと、限度額の低いほうが実際の補助になります。

ただし、こうした「全国共通に見える数字」は動くことがあります。——当サイトはこれまで瓦屋根の耐風改修の限度額が55万2千円で全国そろっていることを何度も確認してきましたが、松山市令和8年度から69万円に引き上げていました。「よそと同じはず」で判断せず、必ずその市のページで確かめてください。

助成が無い前提で、費用を下げる

宮崎市のページは、そのまま手順書として使えます。——市が書いていることを順番に並べます。

順番やること市の言葉
1外壁を手で触ってみる「手に色が付くようでしたら…塗り替えを検討しましょう」チョーキングとは
2雨漏れ・白蟻・屋根裏・床下も確認する「早期の対応が必要です」「定期的に確認し家の耐用年数を延ばすように心掛けましょう」
3その工事が今必要かを考える「今そのリフォームが必要なのか、他に必要な工事はないかも合わせて検討することが必要です」
4家の年代を確かめる昭和56年5月31日以前の木造なら、耐震の枠が開きます(診断は実質無料)
5数量(㎡)の入った見積書を2〜3枚そろえる市は書いていませんが、ここが金額にいちばん効きます(見積書チェック一括見積もりサービスを比べる

1から3までを市が書いてくれているので、あとは5だけです。——「外壁塗装一式 80万円」としか書かれていない見積書では、2社を並べても比べられません。外壁◯㎡、屋根◯㎡、付帯部◯m。数量が入っているかどうかを見てください塗装面積の出し方同じ条件で複数社に出してもらう)。

そして「宮崎市の助成金が使えます」と言われたら、制度名を聞いてください。——市に外壁塗装への補助はありません。耐震の名前が出た場合は、昭和56年5月31日以前の木造で、診断で評点1.0未満と出ていることが前提です(概算を先に見る)。

よくある質問

宮崎市に、外壁塗装の補助金はありますか?

ありません。市の「住まいに関する情報提供」ページは、補助制度について「県内市町村の住宅に関する補助制度は、宮崎県ホームページをご覧ください」と案内する形になっています。市独自の外壁塗装への補助は見当たりませんでした。

市が塗り替えの時期について書いているというのは本当ですか?

本当です。原文は「外壁の塗り替え時期は、塗料の種類や劣化程度によって異なりますが、外壁を手で触ってみて手に色が付くようでしたら、表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態ですので、塗り替えを検討しましょう。」です。

手に色が付くのは、どういう状態ですか?

塗装業界でチョーキング(白亜化)と呼ばれる現象です。塗膜の樹脂が紫外線で分解され、顔料が粉になって表面に出てきた状態を指します。市の言葉では「表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態」です。

手に色が付いたら、すぐ塗らないといけませんか?

市は「塗り替えを検討しましょう」と書いていて、「すぐに塗れ」とは言っていません。目安のひとつとして受け取ってください。ほかにひび割れやシーリングの劣化なども合わせて見ることになります。

耐震の補助はいくらですか?

耐震改修は費用の80%で115万円が限度です。耐震診断は自己負担6千円ですが、(一財)宮崎県建築住宅センターの助成6千円の手続きをすると実質無料になります。

耐震の受付はいつですか?

令和8年度は、耐震診断が5月11日から6月30日16時30分まで、耐震改修が5月11日から6月12日16時30分まででした。改修のほうが受付期間が短くなっています。

耐震は先着ですか、抽選ですか?

抽選です。しかも耐震改修は「評点0.7未満を優先、以降は抽選」という決め方になっています。倒れる危険が高い家から順に、ということです。

誰でも耐震診断をしてもらえますか?

診断をするのは「宮崎県木造住宅耐震診断士」です。県の講習会を受講し、県に登録した建築士がこの資格を持ちます。耐震診断・耐震補強設計・工事監理を、この診断士が行うことが補助の要件です。

耐震の対象になる家は?

昭和56年5月31日以前に着工した一戸建て住宅で、地上2階以下、法令違反がないものです。耐震改修はさらに、診断で上部構造評点1.0未満と判定されていることが条件です。

建て替えや解体にも補助がありますか?

あります。除却は「延床面積×34,100円のいずれか低い額の23%」で34万4千円が限度、建替えは同じ計算で38万円が限度です。現に居住していて、事業後も耐震性のある建物に住むことが要件です。

瓦屋根の補助はありますか?

市は「耐震・ブロック塀・瓦屋根の耐風化」というくくりで補助事業を案内しています。瓦屋根の耐風化の補助額は当サイトでは確認できませんでした。建築行政課(0985-21-1813)にお問い合わせください。

申請はネットでできますか?

スマート申請が利用できます。事前に「利用者情報登録(アカウント作成)」が必要です。

遮熱塗料なら何かの補助が使えますか?

宮崎市の制度では使えません。市の補助は耐震・ブロック塀・瓦屋根の耐風化が中心で、塗装は入っていません。

「宮崎市の助成金が使えます」と言われました

制度名を聞いてください。宮崎市に外壁塗装への補助はありません。耐震の名前が出た場合は、昭和56年5月31日以前の木造で、診断で評点1.0未満と出ていることが前提です。

参考にした情報

  • 宮崎市「住まいに関する情報提供」(2025年11月5日/リフォームによる住戸修繕及び安全設計=「リフォームの目的は、大きく分けて、長く住むための修繕と住宅性能向上があります。完成イメージ通りにするためには、リフォームの目的をしっかり把握し、今そのリフォームが必要なのか、他に必要な工事はないかも合わせて検討することが必要です。」/修繕・外壁など=「家は常に風雨や紫外線にさらされているため、年数とともに劣化します。そのため、外壁などは定期的なメンテナンスが不可欠です。外壁の塗り替え時期は、塗料の種類や劣化程度によって異なりますが、外壁を手で触ってみて手に色が付くようでしたら、表面膜がなくなって壁に湿気が浸透しやすくなっている状態ですので、塗り替えを検討しましょう。」/その他=「雨漏れや水道管等の水漏れ、白蟻被害などがある場合は、早期の対応が必要です。屋根裏や床下など確認しづらい箇所は、リフォームする時も含めて定期的に確認し家の耐用年数を延ばすように心掛けましょう。」/住宅性能向上=段差解消、手すり設置/住宅関連補助制度=「県内市町村の住宅に関する補助制度は、宮崎県ホームページをご覧ください。」/家庭内における主な不慮の事故による死因(令和2年厚生労働省人口動態統計・総数13,708人)を掲載/建設部 住宅課 0985-21-1804)
  • 宮崎市「木造住宅の耐震化を支援します」(耐震診断=自己負担6千円、(一財)宮崎県建築住宅センターの助成(6千円)の手続きを行うと実質無料/対象=昭和56年5月31日以前着工、一戸建て、地上2階以下、法令違反なし/受付=令和8年5月11日〜6月30日16時30分、抽選により対象者を決定/耐震改修=費用の80%の額とし、115万円を限度、対象は耐震診断で評点1.0未満の住宅/受付=令和8年5月11日〜6月12日16時30分、評点0.7未満を優先、以降は抽選/除却=延床面積×34,100円のいずれか低い額の23%、34万4千円を限度/建替え=同23%、38万円を限度/要件=現に居住、事業後も耐震性建物に居住/耐震診断士=「県の講習会を受講し、県に登録した建築士」が「宮崎県木造住宅耐震診断士」として認定され、耐震診断・耐震補強設計・工事監理を行うことが要件/スマート申請が利用可(事前に利用者情報登録が必要)/都市整備部 建築行政課 0985-21-1813、宮崎市橘通西一丁目1番1号 第2庁舎8階)
  • 宮崎県「令和8年度県内市町村の住宅関連補助制度についてのご案内」(2026年7月21日/県内各市町村の住宅に関連する補助制度をとりまとめて公開。宮崎市はこのページへ案内しています)
  • 比較のため参照=上尾市「既存木造住宅耐震改修補助制度」(住宅の床面積1㎡につき34,100円を限度の23%)/倉敷市「木造住宅 耐震診断・耐震改修補助事業」(単価上限34,100円/㎡)/松山市(耐風改修工事費が令和8年度から55万2千円→69万円に引き上げ)
  • 最終確認日:2026年9月2日。令和8年度の耐震補助の受付は終了しています。制度は年度で変わります。申し込む前に、必ず宮崎市の公式ページと建築行政課でご確認ください。