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【2026年度】いわき市の外壁塗装に使える補助金

塗装だけでは出ませんただし工事を1つ足せば対象。10パーセント・上限15万円/残り19件・9月30日まで

市の明記
「Ex.「外壁塗装工事のみ」のリフォーム工事をお考えの場合は補助対象となりませんのでご注意ください。」
ただし
必須工事を1つ組み合わせれば、要綱の別表に「外壁の改修、修繕 塗り替え、サイディングの取り付け 等」と書かれています
金額
工事代金の10パーセント・上限15万円。工事代金10万円以上、市内施工業者が施工すること
残り
募集70件程度に対し、残り19件(2026年8月25日時点)。令和8年9月30日まで
耐震
耐震診断は図面があれば自己負担なし。こちらも9月30日まで延長中です

いわき市で「外壁塗装 助成金」を調べてこのページに来た方へ。——いわき市は、外壁塗装に補助が出る市です。ただし条件があります。市は「外壁塗装工事のみ」を、はっきり対象外だと書いています。逆に言えば、もう1つ工事を足せば、外壁の塗り替えが補助の対象に入ります。要綱の別表に、そう書いてあります。——そしていま動ける状態です。令和8年度の募集は9月30日まで延長されていて、残りは19件(8月25日時点)。この記事は、その1本の道を最短で説明します。

福島県内の6市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——いわき市で出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。

福島市郡山市須賀川市会津若松市南相馬市福島県 の助成金まとめ

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全16項目

先に結論——「塗装だけ」は不可。足せば出る

いわき市の外壁塗装について、最初に押さえるべきことは1つです。2026年9月3日に市の公式ページと交付要綱を直接開いて確認しました。

市はリフォーム補助の案内に、こう書いています。
「Ex.「外壁塗装工事のみ」のリフォーム工事をお考えの場合は補助対象となりませんのでご注意ください。」

ここだけ読んで諦める方が多いはずです。でも、この一文は「塗装は対象外」とは言っていません。言っているのは「塗装だけでは対象外」です。

いわき市の制度を並べると、こうなります。

制度補助額外壁塗装は
個人住宅優良ストック形成支援事業10パーセント・上限15万円必須工事と併せれば対象
木造住宅耐震診断者派遣事業図面があれば負担なし対象外(診断のみ)
木造住宅耐震化工事支援事業80パーセント・上限115万円対象外
空き家バンク活用支援事業(改修)空き家バンク経由の改修要確認
がけ地近接等危険住宅移転等事業移転・改修対象外

1行目が本命です。——そして、いま募集期間の途中です。

要綱の別表に「外壁の改修、修繕 塗り替え」と書いてあります

根拠を出します。いわき市個人住宅優良ストック形成支援事業補助金交付要綱の別表第2——「必須工事と併せて行う主な改良工事等一覧」です。屋外の欄には、こう並んでいます。

〇屋根の改修、修繕 ふき替え、塗り替え 等
〇外壁の改修、修繕 塗り替え、サイディングの取り付け 等
〇雨樋の改修、修繕
〇バルコニー、縁側の改修工事
〇各部位の塗装工事
〇雨漏りの修繕

「塗り替え」と、そのまま書かれています。屋根も外壁も、雨樋も、「各部位の塗装工事」という行まであります。外壁塗装は、いわき市の補助対象工事です。ただし別表第2には、この注記が付いています——「※ ただし、必須工事を行わないと補助対象となりません。」

市の案内の書き方も同じです。「(2)(1)の必須工事と併せて行う改良工事(当該工事単独の場合は補助対象外です)」として、「住宅機能等の維持・向上のため「必須工事と併せて行う工事」(例:屋内:床、内壁等の改修、屋外:屋根、外壁等の改修、設備:機器改修 等)」と説明しています。

つまり手順はこうです。——必須工事を1つ決める。そこに外壁塗装を足す。合計金額の10パーセントが戻ってくる。

必須工事は4種類。いちばん軽いのは手すり1本です

必須工事は次の4つで、いずれか1つ以上を行えば条件を満たします。

必須工事中身
バリアフリー工事通路等の拡幅、浴室・便所の改良、手すりの取付け、段差解消 など
省エネルギー工事居室の窓1か所以上の改修、または窓全部の改修と併せた床・天井・壁の断熱
増築・改築工事省エネ性・バリアフリー性を一定の仕様に準じた施工とすること
その他工事構造・下地・仕上げ材にいわき産木材を使う工事

外壁塗装のついでに検討しやすいのは、バリアフリー工事です。要綱の判断基準を読むと、工事の規模が小さくても条件を満たすものがあります。

  • 「便所、浴室、脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路に手すりを取り付ける工事」——ただし工事を伴わない後付けの手すりは含まれません
  • 「開戸のドアノブをレバーハンドルや取手など開閉を容易にするものに取り替える工事をいう。」
  • 和式便器を洋式便器に取り替える工事(取り外し可能な腰掛け便座への取替えは含まれない
  • 敷居を低くする、廊下をかさ上げする、固定式スロープを設置するなどの段差解消(置くだけの段差解消板は不可

共通しているのは「工事を伴うこと」です。——買ってきて置くだけ、貼るだけのものは、市は明確に除いています。ここを勘違いすると申請が通りません。

省エネ側を選ぶなら、「居室の1ヶ所以上の窓を改修する工事」——内窓の設置、外窓の交換、ガラスの交換のいずれかです。国の窓の補助と重ねられるかどうかは、市も「事前に照会してください」と書いているので、必ず両方の窓口に確認してください。

金額の話に入る前に、1つだけ。補助が10パーセント・上限15万円ということは、外壁塗装の見積もり自体が10万円ずれたら、補助の1万円分は簡単に消えます。先に相場を押さえておいてください(見積もりの取り方外壁塗装の相場)。

金額は10パーセント・上限15万円。工事代金10万円以上から

補助金の額は補助対象となる工事代金(消費税相当額を含む)の10パーセント、千円単位未満は切り捨て、上限15万円です。

対象になる工事の条件は、市の言葉で「市内施工業者が行う工事代金が10万円以上(消費税相当額を含む)の個人住宅に係る次の改良工事」。——市外の業者では使えません。いわき市内に事務所、事業所等を有する建設業関連の事業者であることが要件です。

金額の目安を並べると、こうなります。

工事の組み合わせ合計補助額
外壁塗装80万円+手すり取付け5万円85万円8万5千円
外壁塗装100万円+洋式便器への交換20万円120万円12万円
外壁・屋根塗装130万円+内窓設置20万円150万円15万円(上限)

※対象工事費の判定は市が行います。上の表は考え方を示す目安で、金額を保証するものではありません。

合計150万円で上限に届きます。外壁と屋根をまとめて塗る方なら、必須工事を足した時点で上限に乗ることが多いはずです。

なお、店舗や賃貸と一体になった建物の場合は、「個人住宅部分が店舗、事務所、賃貸住宅等と一体となっている建物で、屋根や外壁等建物全体を改良する場合は、床面積の割合に応じて対象工事費を算出します。」——按分になります。

残り19件・9月30日まで。しかも申請は「持参」のみ

ここが、このページでいちばん時間に関わる部分です。

項目内容
募集件数70件程度(残り19件/8月25日時点)
募集期間令和8年7月1日〜令和8年9月30日(期間延長済み)
締切の扱い規定予算額に達した時点で受付終了
同日に重なったら「締め切り同日に複数の応募があった場合は、その日の申込み分のみ非公開方式の抽選により決定」
提出方法住まい政策課(本庁舎6階)に持参。受付は9時30分〜11時30分、13時〜16時
工事完了期限令和9年2月26日まで

郵送できません。市は「募集期間内(土曜日・日曜日・祝日を除く)に、住まい政策課(市役所本庁舎6階)に『持参』して提出してください。」と書いています。平日の昼間に、市役所へ行く必要があります。

さらに「申請書類に不備があった場合は、受付完了となりませんのでご注意ください。」——書類が足りないと、行った日は受付になりません。残り19件を争っている状況では、この差が効きます。2026年9月11日に市のページを開き直した時点でも、残り件数の公表は8月25日時点のものが最新でした(更新日8月26日)。

市税等完納証明が要ります。これは当日その場では出ません。市は「標準様式をお持ちのうえ、事前にいわき市役所本庁舎1階市民課、各支所又は税務事務所等の窓口に提出し、完納証明を受けていただく必要があります。」と案内しています。証明を取る日と、申請に行く日の、最低2回は動くことになります。

対象になる人、ならない人

補助対象者の要件は6つです。要点だけ抜くと、こうなります。

  • いわき市に住民登録があること
  • 対象住宅の所有者本人またはその親族で、その住宅に居住していること
  • 世帯全員が市税(市民税・固定資産税・軽自動車税・国民健康保険税)を滞納していないこと
  • 「昭和56年5月31日以前に工事着手した木造住宅のリフォーム等を行う場合は、併せて、いわき市木造住宅耐震診断者派遣事業等への申込みを行うこと。」
  • 「以前に同一の住宅に対する市の補助金、交付金その他これに類するものの交付を受けていないこと。」
  • 暴力団等でないこと

住宅側の条件は、「補助対象住宅は、市民が居住する住宅で、分譲マンションなどの共同住宅においては、個人の専有部分です。」——賃貸住宅は補助対象外と明記されています。そして1住宅につき1回限りです。

「1回限り」は重い条件です。——外壁塗装は10年から15年に一度の工事です。いま小さな工事で15万円未満の補助を使ってしまうと、次の塗り替えでは使えません。使うなら、上限15万円に届く規模でまとめるほうが得です。

耐震診断は図面があれば自己負担なし。こちらも9月30日まで

いわき市木造住宅耐震診断者派遣事業は、市が耐震診断者を派遣する制度です。費用は建物の条件で変わります。

建物等の条件申込者負担額(参考)
延床面積200平方メートル以下/図面あり負担額なし
延床面積200平方メートル以下/図面なし17,900円 程度

図面が残っていれば無料です。——建てたときの平面図が手元にあるかどうかで、金額が変わります。まず押し入れを探してみてください。

対象は昭和56年5月31日以前に工事着手した3階建て以下の木造住宅(在来軸組工法、伝統的工法、枠組壁工法)。枠組壁工法まで入っているのは、他市と比べても広いほうです。所有者だけでなく賃借者や購入予定者も申し込めます。

募集件数は9件、募集期間は令和8年6月22日から8月31日まででしたが、「募集期間内に募集件数に達しない場合は9月30日(水)まで募集期間を延長(先着)します」——いまは延長期間中で、先着順です。こちらは郵送でも受け付けます。

ひとつ注意があります。市は「上記住宅に増築を行ったものについては、募集対象外となる場合があります。」と書いています。増築歴のある家は、図面や外観写真を用意して先に相談してください。

耐震化工事は80パーセント・上限115万円。ただし募集1件

診断のあとの工事に使えるのが、いわき市木造住宅耐震化工事支援事業です。金額は工事の種類で4段階に分かれています。

補助対象工事補助金の額
一般耐震改修工事80パーセント/上限115万円
簡易耐震改修工事80パーセント/上限69万円
部分耐震改修工事80パーセント/上限69万円
現地建替工事80パーセント/上限115万円

部分的な補強でも69万円まで出るのは、使いやすい設計です。ただし募集件数は1件で、令和8年度は7月31日で締め切られています。市のページには「事業相談実施中」と書かれているので、来年度を狙うなら相談から始める形になります。

条件で見落としやすいのは、「補助金の交付を決定する年度内に、耐震改修工事が完了し、居住を開始する住宅」という一文です。年度をまたぐ工程は組めません。また補強計画の作成と耐震補強設計は、申請前に建築士へ依頼しておく必要があり、その費用は補助対象外です。

昭和56年5月以前の木造なら、耐震診断の申込みが条件になります

いわき市の制度で特徴的なのが、リフォーム補助と耐震診断が連動している点です。

リフォーム補助の要件4は、「昭和56年5月31日以前に工事着手した木造住宅のリフォーム等を行う場合は、併せて、いわき市木造住宅耐震診断者派遣事業等への申込みを行うこと。」——旧耐震の木造住宅で外壁を塗るなら、耐震診断の申込みもセットです。

面倒に見えますが、図面があれば診断は自己負担なしです。タダで家の耐震性が分かる、と考えたほうが実態に近いです。しかも耐震診断側も9月30日まで延長中なので、同じ時期に両方出せます。

順番の注意。——リフォーム補助は残り19件、耐震診断は先着9件。どちらも枠があります。旧耐震の家の方は、市役所へ行く日に2つの申込みを一度に済ませられるよう、書類をまとめて用意してください。電話0246-22-1178(住まい政策課)で、必要書類を先に確認しておくと1回で済みます。

空き家バンク・高齢者向けの枠もあります

いわき市は「住まいのサポート」という支援制度の一覧チラシを作っていて、市・県・国の制度がまとめられています。塗装と関わりうるものを挙げると——

  • 空き家バンク活用支援事業(改修)——「空き家バンクいわき」を通じて購入または賃借した住宅を改修する方が対象
  • 高齢者等住宅リフォーム(改良)事業——在宅介護が必要な高齢者等が居住する住宅の改良に、市が経費の一部を給付
  • がけ地近接等危険住宅移転等事業——がけ地の危険区域からの移転や、土砂災害対策建築物への改修

ただしチラシには「各制度の実施状況や募集状況、併用の可否等は各窓口に問い合わせください。」と注意書きがあります。併用の可否は制度ごとに違います。リフォーム補助の案内にも「本事業を、その他の制度による補助・融資等と併用しようとする方は、利用の可否や条件等について、それら各制度の担当窓口に事前に照会してください。」とあります。

出ないものを、先に

時間を無駄にしないために、いわき市で通らないものを書いておきます。

  • 外壁塗装だけの申請——市が名指しで対象外にしています
  • 市外の業者による工事——市内施工業者が条件です
  • 工事代金10万円未満——下限があります
  • 賃貸住宅——補助対象外と明記
  • 新築工事——「住宅の新築工事は補助対象外です。」
  • 交付決定前に着手した工事——「市から補助金交付決定通知を受ける前に着手した工事は、補助対象外です。」
  • 過去に市の補助を受けた住宅——1住宅1回限り
  • 置くだけ・貼るだけの用品——手すりも段差解消板も、工事を伴わないものは必須工事になりません

動く順番を、日付で区切ると

2026年9月に外壁塗装を考えている方の動き方です。

時期やること
いますぐ住まい政策課(0246-22-1178)に電話し、残り件数と必要書類を確認する
同時に外壁塗装の見積もりを市内業者を含めて複数社から取る
数日以内必須工事を1つ決め、同じ業者の見積もりに入れてもらう
その足で市税等完納証明、住民票などをそろえる
9月30日まで住まい政策課へ持参して申請。旧耐震の木造なら耐震診断の申込みも同時に
交付決定後着工。令和9年2月26日までに完了報告

間に合わない場合も、慌てて業者を決めないでください。補助は最大15万円ですが、見積もりの差はそれより大きく出ることがあります。来年度の募集を待つ選択肢もあります。

申請と工事の段取りが決まったら、次に出てくるのは「工事が始まってからのこと」です。——ご近所への挨拶はどこまで臭いはいつまで続くか洗濯物・窓・車・ペット足場があるあいだの戸締まり

対象外だった方へ——いわきの家で見るところ

間に合わなかった方、条件に当てはまらなかった方へ。外壁にかかる金額を動かせるのは、結局は見積もりです。いわき市の家で見ておきたい点を挙げます。

ひとつめは、市域の広さです。いわき市は面積が1,200平方キロメートルを超え、市町村としては全国有数の広さがあります。小名浜のような海沿いと、川前や田人のような山あいでは、家が置かれている環境がまるで違います。——海沿いなら塩分、山あいなら湿気と苔。「いわき市の相場」という一本の数字は、あまり役に立ちません。自分の家がどちら側なのかを、業者に言葉で説明できるようにしてください。

ふたつめは、洗いの工程です。海に近い地区では、壁に付いた塩分を落とし切らないまま塗ると、下から膜を押し上げます。見積書に洗浄の行が1行あるかどうかではなく、その単価が何平方メートルあたりいくらで積まれているかを見てください。洗浄を「サービス」と書いてくる業者は、実際には水をかけただけで終わることがあります。

みっつめは、震災後に一度直した家かどうかです。東日本大震災のあと、いわき市では多くの住宅が補修を受けました。そのとき入れたシーリングは、そろそろ寿命の時期に入ります。外壁を塗る前に、目地の打ち替えが見積もりに入っているかを見てください。「打ち増し」と「打ち替え」では持ちが違います。

詳しい見方は見積書のチェック項目業者の選び方にまとめています。シーリングの扱いシーリング(コーキング)の基本を見てください。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

いわき市で外壁塗装に助成金は出ますか?

条件付きで出ます。いわき市個人住宅優良ストック形成支援事業では、外壁の塗り替えは「必須工事と併せて行う改良工事」に含まれています。ただし市は「Ex.「外壁塗装工事のみ」のリフォーム工事をお考えの場合は補助対象となりませんのでご注意ください。」と明記しているため、塗装だけの申請では通りません。

必須工事とは何ですか?

バリアフリー工事、省エネルギー工事、増築・改築工事、いわき産木材を使う工事の4種類です。このいずれか1つ以上を行うことが条件で、そこに外壁塗装などを併せて申請します。

いちばん費用が軽い必須工事はどれですか?

要綱の判断基準を読むかぎり、バリアフリー工事のなかの手すり取付けや建具の改良が軽い部類です。市は「便所、浴室、脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路に手すりを取り付ける工事」「開戸のドアノブをレバーハンドルや取手など開閉を容易にするものに取り替える工事をいう。」と書いています。ただし工事を伴わない後付けの手すりは含まれません。

補助金はいくらもらえますか?

補助対象となる工事代金の10パーセントで、上限は15万円です。千円単位未満は切り捨てです。外壁塗装が100万円で必須工事が20万円なら、合計120万円の10パーセントで12万円という計算になります。

工事費がいくらから対象になりますか?

市は「市内施工業者が行う工事代金が10万円以上(消費税相当額を含む)の個人住宅に係る次の改良工事」と定めています。10万円未満の工事は対象外です。

市外の業者に頼んでも使えますか?

使えません。市内施工業者とは、いわき市内に事務所、事業所等を有する個人または法人の建設業関連の事業者と定義されています。相見積もりを取るときは、この点を先に確認してください。

今からでも間に合いますか?

9月30日までの受付で、残りわずかです。募集期間は令和8年7月1日から9月30日まで延長されていて、市の公表は「70件程度(残り19件/8月25日時点)」です。2026年9月11日に確認した時点でも、この8月25日の数字が最新でした。「規定予算額に達した時点で受付終了」なので、いま何件残っているかは住まい政策課(0246-22-1178)に電話で確かめてください。

申請は郵送でもできますか?

リフォーム補助はできません。市は「募集期間内(土曜日・日曜日・祝日を除く)に、住まい政策課(市役所本庁舎6階)に『持参』して提出してください。」と書いています。受付時間も9時30分から11時30分、13時から16時までと区切られています。

賃貸住宅やアパートでも使えますか?

使えません。補助対象住宅は「市民が居住する住宅で、分譲マンションなどの共同住宅においては、個人の専有部分です。」と定められていて、賃貸住宅は対象外と明記されています。

前に市の補助を受けた家でも申請できますか?

できません。要件に「以前に同一の住宅に対する市の補助金、交付金その他これに類するものの交付を受けていないこと。」とあり、1住宅につき1回限りの補助です。

築年数が古い家です。何か追加の条件がありますか?

あります。市は「昭和56年5月31日以前に工事着手した木造住宅のリフォーム等を行う場合は、併せて、いわき市木造住宅耐震診断者派遣事業等への申込みを行うこと。」を要件にしています。旧耐震の木造住宅は、耐震診断の申込みとセットになります。

その耐震診断はいくらかかりますか?

延床面積200平方メートル以下で図面があれば負担額なし、図面がない場合は17,900円程度です。募集件数は9件で、市は「募集期間内に募集件数に達しない場合は9月30日(水)まで募集期間を延長(先着)します」と案内しています。

耐震改修そのものの補助はありますか?

あります。いわき市木造住宅耐震化工事支援事業で、一般耐震改修工事と現地建替工事が80パーセント・上限115万円、簡易耐震改修工事と部分耐震改修工事が80パーセント・上限69万円です。ただし募集件数は1件で、令和8年度は7月31日に締め切られています。

工事はいつまでに終わらせる必要がありますか?

リフォーム補助は「令和9年2月26日までに工事完了の報告ができない場合は、補助金を受けられません。」と書かれています。外壁塗装は天候で日程が動くため、冬にかかる場合は業者と完了日を先に詰めてください。

先に工事を始めてしまいました。あとから申請できますか?

できません。「市から補助金交付決定通知を受ける前に着手した工事は、補助対象外です。」と明記されています。契約前に、まず住まい政策課へ相談してください。

いわき市で外壁塗装の相場はいくらですか?

いわき市だから相場が変わる、ということはありません。——金額を決めるのは塗る面積と塗料のグレード、足場と下地の状態です。いわき市で違うのは「戻る額」のほうで、個人住宅優良ストック形成支援事業は、外壁の塗装に必須工事(手すりの取付けなどのバリアフリー工事、窓の改修などの省エネ工事ほか)を組み合わせた場合に、工事費の10%・上限15万円が戻ります(令和8年度は9月30日まで)。坪数からの目安は30坪の相場にまとめました。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

いわき市の公式ページと交付要綱を2026年9月3日に直接開いて確認しました。個人住宅優良ストック形成支援事業の残り件数は、8月25日時点で市が公表した数字です。予算に達した時点で受付は終了します。申請の前に、住まい政策課へ電話で確認してください。

  • いわき市「【期間延長】令和8年度いわき市個人住宅優良ストック形成支援事業(個人住宅のリフォーム補助)」(2026年8月26日更新・都市建設部 住まい政策課)
  • いわき市「いわき市個人住宅優良ストック形成支援事業補助金交付要綱」別表第1・別表第2、補助対象工事・基準等
  • いわき市「令和8年度『いわき市木造住宅耐震診断者派遣事業』募集のお知らせ」(2026年5月29日更新)
  • いわき市「令和8年度『いわき市木造住宅耐震化工事支援事業』募集のお知らせ」(2026年5月29日更新)
  • いわき市「住まいの支援制度チラシ『住まいのサポート』2026.06版」(2026年6月17日更新)
  • いわき市「個人住宅優良ストック形成支援事業」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
リフォーム補助・耐震診断・耐震化工事=都市建設部 住まい政策課(本庁舎6階・電話0246-22-1178)
空き家バンク活用支援事業=住まい政策課(電話0246-22-7593)

福島県のほかの市も調べています。——郡山市須賀川市(耐震は5分の4・上限115万円だが募集1件程度)/福島市(塗装は「補助制度はありません」と一覧に明記)。同じ県内でも、塗装の扱いはここまで違います助成金ガイド)。