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【2026年度】天童市の外壁塗装に助成金は出る?——市の手引きの対象経費、その1番目が「屋根・外壁塗装」です

要件工事を1つ足せば、外壁塗装も対象経費に入ります一般世帯34万円または44万円/移住・新婚・子育て世帯40万円または50万円(いずれも工事費の5分の1または3分の1)

手引きの対象経費、1番目が外壁塗装です
補助対象工事の表の「要件工事以外(補助対象工事)」の先頭が「屋根・外壁塗装」。次が「外壁・軒天・雨樋補修」
ただし、要件工事が無いと対象になりません
同じ表に「要件工事を含むと要件工事以外も補助対象」「※要件工事を含まない工事は補助対象となりません。」
要件工事は4つ。10点以上が必要です
やまぽっかリノベ/バリアフリー化/克雪化/県産木材の使用。基準点の合計が10点以上工事費が50万円未満の場合は5点以上
いちばん簡単なのは雪止めです
工事基準点算出表=雪止め施工延長(累計)5メートル以上で10点/箇所5メートル未満でも5点
上限は県の分より高くなります
一般世帯は県だけなら24万円、天童市では34万円または44万円。移住・新婚・子育て世帯は30万円が40万円または50万円
市外の会社に頼むと、受付の仕組みが変わります
「市外業者の方は、予算全体の『4割』までに受付を制限します」市内は4月20日から先着順、市外は5月7日〜15日に事前申込してから本申請
店舗つきの家は、外壁が丸ごと外れます
「併用住宅で克雪化の要件工事及び屋根または外壁等の外部に関する工事については、対象となりません。」
耐震は、診断の値段まで公表しています
耐震診断の自己負担は図面がなければ24,750円、図面があれば20,350円(1棟247,500円/203,500円の1割)。耐震改修は5分の4・上限140万円

天童市で外壁の塗り替えを考えている方に、先にお伝えしたいことがあります。——市が公開している「住宅リフォーム支援事業費補助金 手引き」を開くと、補助対象工事の表があります。その「要件工事以外(補助対象工事)」の欄、いちばん最初に書かれているのが「屋根・外壁塗装」です。当サイトで400を超える市区町村を調べてきましたが、手引きの対象経費の先頭に塗装が来ている市は多くありません。——ただし、同じ表にこうも書かれています。「※要件工事を含まない工事は補助対象となりません。」塗装だけでは通らない。何を1つ足せばいいのか。市の算出表で、点数の付く工事を全部確かめます。

山形県内の5市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——天童市で出ても出なくても、点数の作り方が市ごとに違います。県の10点の仕組みと35市町村の状況は山形県のまとめにあります。

山形県のまとめ山形市米沢市鶴岡市酒田市

金額の目安を先に知りたい方は——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全13項目

先に結論——手引きの対象経費、1番目が「屋根・外壁塗装」

天童市は、住宅リフォーム支援事業費補助金の手引きをPDFで公開しています。その中に、補助対象工事の表があります。

補助対象工事 要件工事を含むと要件工事以外も補助対象
※要件工事を含まない工事は補助対象となりません。
要件工事=①やまぽっかリノベ ②バリアフリー化 ③克雪化 ④県産木材の使用
要件工事以外(補助対象工事)「屋根・外壁塗装/外壁・軒天・雨樋補修/壁紙の貼替え/システムキッチンの入替え/IHクッキングヒーター設置工事/畳表替/ふすま交換/太陽光・太陽熱・地熱等を利用する機器設置/バイオマス燃料機器設置/落雪防止フェンス/宅配ボックス/モニター付きインターホン/アスベスト含有調査 などの既存住宅の質の向上が図られる工事」——天童市

「要件工事以外(補助対象工事)」の1番目が、屋根・外壁塗装です。2番目が外壁・軒天・雨樋補修。外まわりが2つ続けて並んでいます。

図1 天童市では「要件工事を1つ足せるか」で結論が変わります

天童市で外壁塗装に補助が届くかどうかの分かれ道 天童市の住宅リフォーム支援事業費補助金は、手引きの補助対象工事の表で要件工事以外の補助対象工事の1番目に屋根・外壁塗装が挙げられているが、同じ表に要件工事を含まない工事は補助対象となりませんと書かれているため、塗り替えだけでは0円である。やまぽっかリノベ、バリアフリー化、克雪化、県産木材の使用のいずれかで基準点10点以上を作れば、要件工事以外の工事も補助対象になる。工事基準点算出表では雪止めの施工延長が累計5メートル以上で10点である。限度額は一般世帯が34万円または44万円、移住世帯と新婚世帯と子育て世帯が40万円または50万円である。ただし店舗や事務所を含む併用住宅では、克雪化の要件工事および屋根または外壁等の外部に関する工事は対象とならない。 天童市で、外壁の塗り替えにお金が届くか 2026年9月13日に市の公式情報で確認 塗り替えだけをする 手引きに 「要件工事を含まない 工事は補助対象と なりません。」 0円 雪止めなどを1つ足す 算出表で雪止め 5メートル以上=10点。 塗装も対象経費に 入る 一般34万円・移住等40万円 店舗つきの家で塗り替える 併用住宅は屋根・ 外壁等の外部に関する 工事が対象外。 住宅部分のみが対象 外壁は0円
出典:天童市の公式情報(2026年9月13日確認)

この記事で押さえることは3つです。

  • 要件工事を1つ足せば、塗装も対象経費に入ります。いちばん簡単なのは雪止め
  • 限度額は、どの要件工事で点を取るかで変わります。34万円・44万円・40万円・50万円の4通り
  • 市外の会社に頼むと、受付の時期も枠も変わります。会社を決める前に知っておく話です

ただし「要件工事を含まない工事は補助対象となりません」

手引きの表は、2つのことを同時に言っています。

  • 要件工事を含むと、要件工事以外も補助対象——塗装だけの見積書に、雪止めや手すりを1つ足せば、塗装の費用も対象経費になる
  • 要件工事を含まない工事は補助対象となりません——塗装だけ、屋根だけ、では通らない

市が補助対象の要件として並べているのは、次の8つです。

  1. 未着工であること。
  2. 所有者自らが居住している住宅の工事であること。
  3. 住宅の質の向上を図る住宅リフォーム工事であること。
  4. 別表に定める基準点の合計が10点以上となる工事を含んだリフォーム等工事であること。
  5. リフォーム等工事の施工は、県内業者と請負契約を締結すること。
  6. 申請者が市区町村税を滞納していないこと。
  7. 令和9年2月12日(金曜日)までに実績報告書を提出できること。
  8. 工事の内容が、他の補助制度を併用するものでないこと。

所有者本人でなくても、所有者からの委任があれば、所有者の2親等以内の親族も申請者として申請可能です。ただし法人等が所有する建築物は該当しません(社宅や、宗教法人が所有者であるお寺に付随した母屋等も該当しない、と市は書いています)。

10点をどう作るか——市の算出表を全部並べます

天童市は工事基準点算出表をPDFで公開しています。ここに外壁塗装は1行もありません。だからこそ、何を足せば10点になるかを知っておく価値があります。

区分① 断熱(やまぽっかリノベ)

工事内容基準点
やまがた健康住宅の認証を受けた改修工事10点/工事
外部に面する住宅の開口部に別表⑤の基準を満たす建具を設置する工事5点/箇所
住宅の既存部分の外気と接する外壁、天井、床等に別表⑤の基準を満たす断熱材を使用する工事2点/平方メートル

区分② バリアフリー化(点数の高いものだけ抜き出します)

工事内容基準点
住宅内の廊下又は出入口の幅を拡張する工事10点/平方メートル
勾配の緩い階段に交換又は改良する工事10点/箇所
浴室の床面積を増加させる工事/便所の床面積を増加させる工事10点/平方メートル
便器を座便式のものに取り替える工事10点/箇所
座便式の便器の座高を高くする工事10点/箇所
勝手口その他屋外に面する開口の出入口及び上がりかまち並びに浴室の出入口の段差解消等10点/平方メートル
出入口の戸に開閉のための動力装置を設置する工事10点/箇所
エレベーターや階段用昇降設備の設置工事10点/箇所
出入口の開戸を引戸、折戸等に取り替える工事/出入口の戸を吊戸方式に変更する工事5点/箇所
長さ100センチメートル以上の手すりを取り付ける工事2点/メートル

区分③ 克雪化——ここがいちばん外壁塗装と相性がいいところです。

工事内容基準点
雪止めを設置し、又は取り替える工事(施工延長の累計5メートル以上)10点/箇所
雪止めを設置し、又は取り替える工事(施工延長の累計5メートル未満)5点/箇所
屋根の勾配を大きくする工事/雪が滑りやすい屋根材に改良する工事/屋根に雪割板を設置する工事10点/箇所
住宅又は住宅の敷地内に融雪設備を設置する工事10点/箇所
固定式ハシゴを設置し、又は取り替える工事5点/階
雪下ろし作業用命綱(安全帯)を固定するための金具を取り付ける工事2.5点/箇所

区分④ 県産木材の使用——住宅に県産木材を使用した工事が2.5点/0.1立方メートル(0.1立方メートル未満は切り捨て)。0.4立方メートルで10点です。

こうして並べると、10点の作り方はいくつもあると分かります。塗り替えの足場があるうちにできるのは、雪止め(5メートル以上で10点)固定式ハシゴ命綱の金具あたりです。

工事費が小さい場合の救済もあります。市の手引きには「要件工事において基準点10点以上(工事費が50万円未満の場合は5点以上)」と書かれています。50万円未満の工事なら、雪止め5メートル未満(5点)でも条件を満たします。

いくら出るか——県の24万円が、天童では34万円か44万円に

天童市の限度額は、世帯どの要件工事で10点を取ったかの組み合わせで決まります。

補助区分補助率県の分別表①-3で10点別表①-1で10点
A移住世帯/B新婚世帯/C子育て世帯補助対象経費の3分の130万円40万円50万円
D一般世帯補助対象経費の5分の124万円34万円44万円

別表①-3=外壁・天井・床等に基準を満たす断熱材を使用する工事(2点/平方メートル)。別表①-1=やまがた健康住宅の認証を受けた改修工事(10点/工事)。

図2 天童市の住宅関係の補助の上限額(万円)

天童市の住宅関係の補助の上限額 天童市の住宅関係の補助の上限額は、木造住宅耐震改修補助事業が対象経費の5分の4で140万円と最も大きい。住宅リフォーム支援事業費補助金は、別表①の1で基準点10点以上を含むリフォーム工事の場合、移住世帯と新婚世帯と子育て世帯が50万円、一般世帯が44万円である。別表①の3で基準点10点以上を含む場合は、それぞれ40万円と34万円になる。耐震シェルター設置等減災対策補助金は対象経費の5分の4で上限30万円である。外壁の塗り替えそのものを対象にした制度はないが、リフォーム支援事業の対象経費には屋根・外壁塗装が含まれる。 140 木造住宅耐震改修(5分の4) 50 移住・新婚・子育て(別表①-1) 44 一般世帯(別表①-1) 40 移住・新婚・子育て(別表①-3) 34 一般世帯(別表①-3) 30 耐震シェルター等の減災対策 上限額(万円)/リフォーム支援は補助率が5分の1または3分の1
出典:天童市の公式情報(2026年9月13日確認)

読み取れることが2つあります。

  • 断熱をやると、限度額が10万円か20万円上がります。一般世帯なら24万円が34万円、認証を取れば44万円
  • 雪止めだけで10点を取った場合は、上がりません。表は①-3と①-1にだけ加算を書いています

つまり「通るかどうか」と「いくら出るか」は別の話です。雪止めは通すための手段、断熱は増やすための手段——そう整理しておくと、見積もりの相談がしやすくなります。

ただし補助率は、一般世帯で5分の1です。34万円を受け取るには、対象工事費が170万円必要になります。外壁と屋根をまとめて塗り替え、雪止めと断熱を足せば届く規模ですが、限度額だけを見て期待すると差が出ます。

市内業者と市外業者で、受付の仕組みが違います

天童市には、他の市であまり見ない決まりがあります。

「※市外業者の方は、予算全体の『4割』までに受付を制限します」——天童市

枠が数字で切られています。受付の時期も別になっています。

施工業者受付
市内の場合申込=令和8年4月20日(月曜日)から ※予算の範囲内において先着順で受付
市外の場合事前申込=令和8年5月7日(木曜日)から15日(金曜日)まで(土日を除く)→ 本申請=令和8年5月25日(月曜日)から6月26日(金曜日)まで

言葉の定義も、市がはっきり書いています。

  • 市内業者市内に住所を有する個人事業者または本店を有する法人
  • 県内業者山形県内(天童市除く)に住所を有する個人事業者または山形県内に本店を有する法人
  • 加盟店(フランチャイズ)としての事業の場合は、本部を事業所とみなします

フランチャイズの扱いを明記している市は多くありません。「地元の店です」と名乗っていても、本部が県外なら県外扱いになる、ということです。見積もりの段階で「本店はどこですか」と聞いておいてください。

設計と工事監理にも条件があります。設計料および工事監理料も補助対象経費として申請する場合は、その設計者と工事監理者も県内業者である必要があります。また「契約に基づいて実施する工事が補助対象であり、ご自分で施工されるものは対象外です。」

店舗つきの家は、外壁が丸ごと外れます

ここは、該当する方には決定的な話です。

「店舗や事務所、農作業所部分を有する併用住宅では、住宅部分のみが対象となります。また、併用住宅で克雪化の要件工事及び屋根または外壁等の外部に関する工事については、対象となりません。」——天童市

2つのことが書かれています。

  • 住宅部分のみが対象——これは多くの市と同じです
  • 併用住宅では、克雪化の要件工事と、屋根・外壁等の外部に関する工事が対象にならない——こちらが重い

つまり1階が店舗の家では、外壁塗装そのものが対象経費から外れます。しかも雪止め(克雪化)も使えないので、10点を作る手段も減ります。

理由は書かれていませんが、外壁や屋根は住宅部分と店舗部分を面積で切り分けられないためだと読めます。中の工事(バリアフリーや断熱)なら部屋ごとに分けられますが、外まわりは分けられません。

なお集合住宅の区分所有の住宅も対象と市は書いています。ただし区分所有の場合、外壁は共用部分になるので、専有部分の工事が中心になります。

交付決定の前に契約しない——申請の順番

天童市の重要事項に、はっきり書かれています。

「申請から交付決定までは、約2週間かかります。」
「交付決定後に請負契約を締結してください。」
「補助金の交付決定後は、補助金額の増額はできません。」——天童市

図3 天童市の住宅リフォーム支援事業の順番

天童市の住宅リフォーム支援事業費補助金の申請から実績報告までの順番 天童市の住宅リフォーム支援事業費補助金は、まず申請を行う。市は申請から交付決定までは約2週間かかると案内している。交付決定後に請負契約を締結することが求められており、交付決定の前に契約や着工をすると対象にならない。工事の施工は県内業者と請負契約を締結する必要がある。実績報告書は工事完了後1か月以内または令和9年2月12日金曜日のいずれか早い日までに提出する。補助金の交付決定後は補助金額の増額はできない。 申請 交付決定まで約2週間 交付決定 ここまで契約しない 請負契約・着工 県内業者と 実績報告 令和9年2月12日まで 交付決定の前に契約しないでください
出典:天童市「住宅リフォーム総合支援事業費補助金交付事業」(2026年9月13日確認)

順番を間違えると取り返しがつきません。「では契約しましょう」と言われた時点で、まだ申請を出していなければ、その工事は対象外になります。

申請に必要な書類のうち、先に用意しないと間に合わないものを挙げておきます。

  • リフォーム等工事の図面——住宅の間取りが分かるもの(住宅全体)に、工事箇所を色分けや斜線等で明示し、工事内容を書き込む
  • 立面図——「屋根(雪止め含む)または外壁の改修工事をされる方は、立面図にどの部分を工事されるのか明示してください。」「雪止めについては、設置長さ(延長)についても図示してください。」
  • 現況写真(カラープリント)——外観写真(住宅全体)1枚と、工事をする全ての部位の写真。特に要件工事をする部位は状況が分かるように撮影

写真は足場を組む前にしか撮れません。雪止めの延長を図示する話も、業者に先に伝えておかないと図面が出てきません。

国や県の制度との関係も書かれています。「1つのリフォーム工事を A工事 と B工事 と工事内容を分けて、A工事 は住宅リフォーム支援事業費補助金を活用し、B工事 は他の事業の補助制度を利用するということは可能です。」市は例として県のやまがた未来くるエネルギー補助金国の先進的窓リノベ事業・子育てグリーン住宅支援事業・給湯省エネ事業を挙げています。

耐震は、診断の値段まで公表しています

天童市の耐震診断は、いくらの工事を9割補助しているのかが分かる書き方になっています。

区分自己負担診断費用(1棟あたり)
既存図面がない場合24,750円247,500円の1割負担・9割助成
既存図面がある場合20,350円203,500円の1割負担・9割助成

図面があると4,400円安くなります。逆に言えば、図面を探す作業に44,000円の値段がついているということです。新築時の書類が残っていないか、申し込む前に一度探してみてください。

対象は平成12年5月31日以前に建築された木造在来軸組工法による住宅昭和56年ではなく平成12年なので、対象がかなり広くなっています。2階建て以下の戸建て持ち家住宅で、過去にこの事業で耐震診断を受けていないことが条件です。受付は令和8年4月20日から先着順

診断の中身も書かれています。「所有者立ち会いのもとで耐震診断士が現地調査を行い、耐震診断の結果に基づいた耐震補強計画や補強工事費の概算額をお知らせします。」——補強工事費の概算額まで出るので、実際に直すかどうかを判断する材料になります。

耐震改修は、対象経費の5分の4、または140万円のいずれか低い額。市の診断で上部構造評点が1.0未満だった住宅を1.0以上にする工事が対象で、受付開始は令和8年5月11日から先着順です。

耐震改修の施工者は「市内に本店を有する法人事業者又は市内に住所を有する個人事業者」に限られます。リフォーム支援が県内業者でよいのとは条件が違うので、両方を検討している方は注意してください。設計と工事監理は天童市に登録された耐震診断士が作成する必要があります。

このほか、耐震シェルター設置等減災対策補助金(対象経費の5分の4・上限30万円)と危険ブロック塀等撤去支援事業費補助金もあります。ブロック塀の撤去を考えている方は、リフォーム補助のほうではなくこちらを使うよう市が案内しています。

どこにも当てはまらないとき

店舗つきの家で外壁が外れる、募集の時期を過ぎてしまった、要件工事を足す予定がない——という方もいます。

そのときは、見積書の作り方だけ変えてください。天童市の制度から逆算すると、確かめる順番はこうなります。

  1. 雪止めの状態を見てもらう。制度を使わない場合でも、足場があるうちにしか触れない部分です。錆びて効かなくなっていれば、塗装と同時が最も安く済みます
  2. 会社の本店がどこにあるか聞く。市内か、県内か、フランチャイズの本部はどこか。来年度に申請する可能性があるなら、ここが効きます
  3. 外壁と屋根の面積が、それぞれ平方メートルで書いてあるか。市が立面図を求めるのと同じで、どこを何平方メートル工事するかが数字で出ている紙でないと、他社と比べられません

天童は雪の降る土地です。屋根から落ちる雪が外壁を擦る、雪が積もって基礎まわりが長く濡れる——そうした条件は、他県の相場表には入っていません。見積書に下地処理の行があるかを必ず見てください。

そのうえで、一括見積もりサービスで2社以上そろえてください。同じ家なのに、雪止めを見ている会社と見ていない会社で、紙の中身が変わります。

国の補助金なら使えますか

市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

天童市で外壁塗装に助成金は出ますか。

要件工事を1つ含めれば出ます。市の住宅リフォーム支援事業費補助金の手引きには、補助対象工事の表があり、「要件工事以外(補助対象工事)」の1番目に「屋根・外壁塗装」と書かれています。ただし同じ表に「※要件工事を含まない工事は補助対象となりません。」ともあるので、塗り替えだけでは対象になりません。

要件工事というのは何ですか。

4つです。やまぽっかリノベ、バリアフリー化、克雪化、県産木材の使用。このいずれかを含み、市の工事基準点算出表で基準点の合計が10点以上になることが条件です。ただし工事費が50万円未満の場合は5点以上でよいとされています。

10点は、どうやって作るのがいちばん簡単ですか。

雪止めです。算出表の区分3の1の2に「雪止めを設置し、又は取り替える工事」があり、施工延長(累計)5メートル以上で10点、5メートル未満でも5点です。雪止めも外壁塗装も足場を組む工事なので、同じ足場でまとめられます。

雪止め以外に、一発で10点になる工事はありますか。

いくつもあります。便器を座便式のものに取り替える工事が10点、勾配の緩い階段に交換または改良する工事が10点、エレベーターや階段用昇降設備の設置工事が10点、屋根に雪割板を設置する工事が10点、融雪設備を設置する工事が10点、やまがた健康住宅の認証を受けた改修工事が10点です。

断熱材を入れる場合は何点ですか。

「住宅の既存部分の外気と接する外壁、天井、床等に別表⑤の基準を満たす断熱材を使用する工事」が2点/平方メートルです。5平方メートルで10点になります。開口部に基準を満たす建具を設置する工事は5点/箇所なので、窓2か所で10点です。

県産木材を使う場合は何点ですか。

「住宅に県産木材を使用した工事」が2.5点/0.1立方メートル(0.1立方メートル未満は切り捨て)です。0.4立方メートルで10点になります。これは県の要件工事の「0.4立方メートル以上の県産木材を使用」と同じ量です。

いくら出ますか。

2段階あります。別表①の3(断熱材の工事)で10点以上なら、一般世帯が補助対象経費の5分の1で限度額34万円、移住・新婚・子育て世帯が3分の1で40万円。別表①の1(やまがた健康住宅の認証を受けた改修工事)で10点以上なら、一般世帯44万円、移住・新婚・子育て世帯50万円です。

雪止めで10点を取った場合は、いくらですか。

県の分だけになります。市の表では、①の3または①の1で10点以上の場合に限度額が上がる書き方なので、克雪化やバリアフリー化で10点を作った場合の限度額は一般世帯24万円、移住・新婚・子育て世帯30万円です。どの要件工事で点数を取るかで金額が変わるので、申請前に都市計画課へ確認してください。

工事を頼む会社に条件はありますか。

あります。リフォーム等工事の施工は県内業者と請負契約を締結することが条件です。市内業者とは市内に住所を有する個人事業者または本店を有する法人、県内業者とは山形県内(天童市除く)に住所を有する個人事業者または山形県内に本店を有する法人を指します。加盟店(フランチャイズ)としての事業の場合は、本部を事業所とみなします。

市外の会社に頼むと不利ですか。

受付の枠と時期が変わります。市は「市外業者の方は、予算全体の『4割』までに受付を制限します」と書いています。受付期間も別で、施工業者が市内の場合は令和8年4月20日から先着順、市外の場合は令和8年5月7日から15日までに事前申込をしてから、5月25日から6月26日までが本申請期間です。

設計を頼む場合も条件がありますか。

あります。設計料および工事監理料も補助対象経費として申請する場合は、その設計者と工事監理者も県内業者である必要があります。また、契約に基づいて実施する工事が補助対象なので、自分で施工したものは対象外です。

店舗つきの家でも使えますか。

住宅部分だけが対象です。しかも「併用住宅で克雪化の要件工事及び屋根または外壁等の外部に関する工事については、対象となりません。」と書かれています。つまり店舗や事務所、農作業所部分がある家では、外壁の工事そのものが対象から外れます。

マンションでも使えますか。

市は「集合住宅の区分所有の住宅も対象となります。」と書いています。ただし専有部分の工事が前提になるので、外壁など共用部分の工事は管理組合の話になります。

申請はいつすればいいですか。

工事の前です。市は「これから工事をするものが対象となります。すでに工事が完了しているものや、着工しているもの、補助金の正式決定前に着手する計画のものは対象になりません。」と書いています。さらに「交付決定後に請負契約を締結してください。」ともあるので、契約より前に申請します。

決定までどのくらいかかりますか。

市は「申請から交付決定までは、約2週間かかります。」と案内しています。契約が交付決定のあとになるので、工事の予定はこの2週間を見込んで組んでください。補助金の交付決定後は、補助金額の増額はできません。

国や県の補助と併用できますか。

同じ工事内容では併用できません。ただし市は「1つのリフォーム工事を A工事 と B工事 と工事内容を分けて、A工事 は住宅リフォーム支援事業費補助金を活用し、B工事 は他の事業の補助制度を利用するということは可能です。」と書いています。例として県のやまがた未来くるエネルギー補助金、国の先進的窓リノベ事業・子育てグリーン住宅支援事業・給湯省エネ事業が挙げられています。

申請に図面は必要ですか。

必要です。住宅の間取りが分かるもの(住宅全体)に工事箇所を色分けや斜線で明示し、工事内容を書き込みます。さらに「屋根(雪止め含む)または外壁の改修工事をされる方は、立面図にどの部分を工事されるのか明示してください。」とあり、雪止めについては設置長さ(延長)も図示するよう求められています。

写真も必要ですか。

必要です。「リフォーム等工事対象部分の現況写真(カラープリント)」で、外観写真(住宅全体)1枚とリフォーム等工事をする全ての部位の写真が要ります。特に要件工事をする部位は状況が分かるように撮影してください。足場を組む前に撮っておく必要があります。

耐震診断はいくらかかりますか。

自己負担は、既存図面がない場合24,750円、既存図面がある場合20,350円です。市は診断費用を1棟あたり247,500円(図面なし)、203,500円(図面あり)と公表していて、その9割を助成します。図面があるかどうかで自己負担が4,400円変わります。

耐震診断の対象はいつの家ですか。

平成12年5月31日以前に建築された木造在来軸組工法による住宅です。昭和56年ではなく平成12年なので、対象がかなり広くなっています。2階建て以下の戸建て持ち家住宅で、過去にこの事業で耐震診断を受けていないことが条件です。受付は令和8年4月20日から先着順です。

耐震改修の補助はいくらですか。

対象経費の5分の4、または140万円のいずれか低い額です。市の耐震診断士派遣事業による診断で上部構造評点が1.0未満だった住宅を1.0以上にする工事が対象で、受付開始は令和8年5月11日から先着順。施工者は市内に本店を有する法人事業者または市内に住所を有する個人事業者に限られます。リフォーム補助が県内業者でよいのとは条件が違います。

参考にした情報

この記事は、天童市の公式情報をもとにしています。制度の内容は年度の途中でも変わるため、申請の前に必ず公式ページと窓口でご確認ください。

  • 天童市「住宅リフォーム総合支援事業費補助金交付事業」令和8年5月20日更新・2026年9月13日確認)——「住宅の質の向上および住宅投資の波及効果による経済の活性化を図り、人口減少対策と融合した住まいづくりを推進するため」/受付は施工業者が市内の場合=令和8年4月20日から先着順、市外の場合=5月7日〜15日に事前申込、本申請は5月25日〜6月26日/補助対象の要件に「別表に定める基準点の合計が10点以上となる工事を含んだリフォーム等工事であること。」「リフォーム等工事の施工は、県内業者と請負契約を締結すること。」「令和9年2月12日(金曜日)までに実績報告書を提出できること。」/補助金の額は移住世帯・新婚世帯・子育て世帯が補助対象経費の3分の1(最大50万円)、それ以外の世帯が5分の1(最大44万円)/重要事項に「申請から交付決定までは、約2週間かかります。」「交付決定後に請負契約を締結してください。」「補助金の交付決定後は、補助金額の増額はできません。」
  • 天童市「天童市住宅リフォーム支援事業費補助金 手引き」2026年9月13日確認)——補助対象工事の表=「要件工事を含むと要件工事以外も補助対象」「※要件工事を含まない工事は補助対象となりません。」/要件工事=①やまぽっかリノベ ②バリアフリー化 ③克雪化 ④県産木材の使用要件工事以外(補助対象工事)の1番目が「屋根・外壁塗装」、2番目が「外壁・軒天・雨樋補修」(以下、壁紙の貼替え/システムキッチンの入替え/IHクッキングヒーター設置工事/畳表替/ふすま交換/太陽光・太陽熱・地熱等を利用する機器設置/バイオマス燃料機器設置/落雪防止フェンス/宅配ボックス/モニター付きインターホン/アスベスト含有調査)/「併用住宅で克雪化の要件工事及び屋根または外壁等の外部に関する工事については、対象となりません。」「※市外業者の方は、予算全体の『4割』までに受付を制限します」市内業者=市内に住所を有する個人事業者または本店を有する法人/県内業者=山形県内(天童市除く)に住所を有する個人事業者または山形県内に本店を有する法人/加盟店(フランチャイズ)としての事業の場合は、本部を事業所とみなします/限度額は別表①-3で10点以上なら一般34万円・移住等40万円、別表①-1で10点以上なら一般44万円・移住等50万円「要件工事において基準点10点以上(工事費が50万円未満の場合は5点以上)」「1つのリフォーム工事を A工事 と B工事 と工事内容を分けて…他の事業の補助制度を利用するということは可能です。」/申請書類に「屋根(雪止め含む)または外壁の改修工事をされる方は、立面図にどの部分を工事されるのか明示してください。」「雪止めについては、設置長さ(延長)についても図示してください。」「外観写真(住宅全体)1枚とリフォーム等工事をされる全ての部位の写真が必要です。」
  • 天童市「工事基準点算出表」(別表)2026年9月13日確認)——①やまがた健康住宅の認証を受けた改修工事10点/工事・開口部の建具5点/箇所・外壁等の断熱材2点/平方メートル②便器を座便式のものに取り替える工事10点/箇所・勾配の緩い階段に交換10点/箇所・エレベーターや階段用昇降設備の設置10点/箇所・出入口の開戸を引戸等に取り替える5点/箇所・長さ100センチメートル以上の手すり2点/メートルほか/③雪止めを設置し、又は取り替える工事=施工延長(累計)5メートル以上で10点/箇所、5メートル未満で5点/箇所・屋根に雪割板を設置10点/箇所・融雪設備の設置10点/箇所・固定式ハシゴ5点/階・雪下ろし作業用命綱の金具2.5点/箇所④住宅に県産木材を使用した工事2.5点/0.1立方メートル外壁塗装は算出表に1行もありません
  • 天童市「木造住宅耐震診断士派遣事業」令和8年4月1日更新・2026年9月13日確認)——既存図面がない場合24,750円(診断費用1棟あたり247,500円の1割負担・9割助成)、既存図面がある場合20,350円(同203,500円)/対象は平成12年5月31日以前に建築された木造在来軸組工法による住宅・2階建て以下の戸建て持ち家住宅・過去にこの事業で耐震診断を受けていないもの「所有者立ち会いのもとで耐震診断士が現地調査を行い、耐震診断の結果に基づいた耐震補強計画や補強工事費の概算額をお知らせします。」/受付開始は令和8年4月20日・先着順/窓口は建設部都市計画課 023-654-1111
  • 天童市「木造住宅耐震改修補助事業」令和8年4月1日更新・2026年9月13日確認)——対象経費5分の4 又は 140万円 のいずれか低い額市の耐震診断士派遣事業による診断で上部構造評点が1.0未満だったものを1.0以上とすること「耐震改修工事の施工者は、市内に本店を有する法人事業者又は市内に住所を有する個人事業者が行うものであること。」耐震改修計画の設計及び工事監理は、天童市に登録された耐震診断士が作成すること/受付開始は令和8年5月11日・先着順令和9年2月末までに実績報告書を提出
  • 県の制度と、県内の他の市の状況は山形県のまとめに書きました——県の要件工事4つ(やまぽっかリノベ/バリアフリー化/克雪化/県産木材使用)「県補助金を含む住宅リフォーム支援の申請及び問合せ窓口は、各市町村となります。」35市町村のうち30に住宅リフォームの制度金山町と大江町は塗装が名指しで対象
  • 天童市「住宅リフォーム総合支援事業費補助金交付事業」のページを開く——手引きも算出表も様式もここから辿れます。申請の前に、必ずここと窓口で最新の内容を確かめてください

最終確認日:2026年9月13日。受付状況や金額は年度の途中でも変わります。申請の前に必ず最新の公式ページと窓口でご確認ください。

問い合わせ先
住宅リフォーム支援・耐震診断・耐震改修=天童市 建設部 都市計画課 023-654-1111
受付=施工業者が市内なら4月20日から先着順市外なら5月7日〜15日に事前申込市外業者は予算全体の4割まで
申請は工事の前交付決定の前に請負契約を結ばないでください

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