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中塗りと上塗りで色を変える——戸建ては「同じ塗料を2回」が基本です

「中塗りと上塗りの色を変えてくれる会社は良心的」——そう書いてあるページを読んで、そういうものかと思った方が多いと思います。たしかに、色が違えば「2回塗ったな」と目で分かります。この利点は本物です。ただ、戸建ての塗り替えは下塗りを1回、そのあと同じ塗料を2回——これが基本の形です。同じ塗料なら、色も同じになります。「国の仕様書に色を変えると書いてある」という説明もよく見かけますが、原文を読むとそれは公共工事の資料で、しかもそこでの中塗りは"中塗り専用の別商品"でした。順番に確かめていきます。

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このページの内容

結論——戸建ては「下塗り1回+同じ塗料を2回」

先に結論を書きます。戸建ての外壁の塗り替えは、下塗りを1回塗って、そのあと仕上げの塗料を2回塗る。これが基本の形です。

この2回を、業界では「中塗り」と「上塗り」と呼び分けています。呼び名は違いますが、中身は同じ塗料です。だから、そのままだと色も同じになります。

塗料メーカーの価格表も、この形で出ています。日本ペイントは、外壁用の上塗り塗料の材料工賃込みの価格を「3工程・下塗りがパーフェクトサーフの場合」という書き方で公開しています。3工程=下塗り1回+仕上げ2回、という意味です。(金額そのものは「原則として300平方メートル以上を基準」と注記されているので、戸建ての単価としては読めません)

呼び方の整理

下塗り——密着させるための下地。仕上げの色とは別の材料です(下塗りのページ)。
中塗り——仕上げの塗料の1回目。
上塗り——仕上げの塗料の2回目。中塗りと同じ塗料です。

「3回塗り」と言われて、3種類の塗料を使うと思っていた方もいると思います。そうではありません。塗る回数が3回という意味です。

色を変えると、たしかに「2回塗った」が目で分かります

ここは、はっきり書いておきます。中塗りの色を変えることには、本当に利点があります。

同じ色を2回重ねると、1回目を塗り終わった時点で、2回目を塗ったかどうか外から見分けがつきません。色を変えておけば、2回目の途中でも「まだ下の色が出ている=ここはこれから」と分かります。

そして足場が外れたあとでも、施主が自分の目で確かめられる——これが大きい。塗装は、終わってしまうと中身が見えなくなる工事です。だから「見えるようにする」という発想そのものは正しいのです。

実際、この方法をすすめている塗装会社もあります。だから「色を変える=おかしい」という単純な話ではありません。

問題は、そのあとです。色を変えるために何をするのか。ここで話が分かれます。

「国の仕様書に書いてある」を、原文で読んでみます

色を変えることの根拠として、よく「国の仕様書にも書いてある」と説明されます。これは本当です。原文はこうです。

「(9) 中塗り及び上塗りの各層の色を変えること等により、中塗り及び上塗りが全面に均一に塗られていることを確認する。」

——国土交通省大臣官房官庁営繕部「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」18章1節 18.1.4[施工一般]より

たしかに書いてあります。ただし、ここで2つ確かめておきたいことがあります。

1つめ——これは公共工事に適用される資料です

この仕様書は、国や自治体が発注する建物の工事に使われるものです。役所、学校、公営住宅——そういう建物が対象です。戸建ての塗り替えに、法律として当てはまるものではありません。

当サイトはこの仕様書をよく引用しますが、それは「工事の考え方を確かめる物差し」として使っているからです。公共工事の決まりが、そのまま戸建てで頼めるとは限りません。単価の組み方も、検査の仕組みも違います。

2つめ——「色を変えること等により」と書いてあります

読み飛ばしやすいところですが、原文は「色を変えること等により」です。色を変えるのは、確認する方法のひとつとして挙げられているだけで、それしかないとは書かれていません。

実際、同じ仕様書の別の項目では、塗った量から確認する方法が示されています。

「工事現場塗装の場合は、使用量から単位面積当たりの塗付け量を推定する。」

——同 18.1.7[塗装面の確認等](錆止め塗料塗りの品質確認について)

色でなく量で確かめる——この考え方は、あとでもう一度出てきます。

国の外壁の表では、中塗りは「中塗り専用の商品」でした

ここが、このページでいちばん大事なところです。

同じ仕様書の中に、外壁に使う塗料の工程表があります。コンクリートの壁にシリコンやフッ素の塗料を塗るときの表です。中身を見ると、こうなっていました。

工程使う材料塗付け量
下塗り反応形合成樹脂シーラー0.08キログラム/平方メートル
中塗りアクリルシリコン樹脂塗料用「中塗り」(ふっ素なら、ふっ素樹脂塗料用「中塗り」)0.14キログラム/平方メートル
上塗り建築用耐候性「上塗り」塗料0.10キログラム/平方メートル

——同 表18.7.3「コンクリート面及び押出成形セメント板面の耐候性塗料塗り」より

気づいていただきたいのは、中塗りと上塗りが、そもそも別の商品だということです。「中塗り用」という名前の材料が、ちゃんと別に用意されている。塗る量も違います(0.14と0.10)。

別の商品なのだから、はじめから色が違って当たり前です。わざわざ色を作り替えているわけではありません。

つまり、こういうことです

国の仕様書が言う「色を変える」は、もともと色の違う2つの材料を順番に塗るから、結果として層の見分けがつく——という話です。同じ塗料を2回塗る戸建ての現場で、片方だけ色を作り替えなさい、という意味ではありません。

ちなみに、同じ仕様書の中でも屋内で使う水性塗料の表では、中塗りと上塗りが同じ材料になっています(表18.9.1・どちらも1平方メートルあたり0.10キログラム)。仕様によって、中塗りが別商品のこともあれば、同じ商品のこともある——ここを分けずに条文だけ引くと、話がねじれます。

塗料メーカーの仕様書は「同一商品を」と書いています

では、塗料を作っている側は何と言っているか。日本ペイントが公開している製品塗装仕様書に、こういう一文があります。

「* 下塗り・中塗り・上塗りとも、同一商品をご使用ください。」

——日本ペイント「公共建築改修工事標準仕様書対応 日本ペイント製品塗装仕様書」7章7節(アクリル樹脂系非水分散形塗料塗り)より

これは屋内向けの塗料についての注記ですが、「工程ごとに違うものを混ぜない」というメーカーの立場がはっきり出ています。

外壁向けの表でも、同じ会社の資料に「上塗り・中塗り」の欄に同じ製品名がひとつだけ挙がっている組み合わせがあります。1つの商品を、中塗りにも上塗りにも使う。——メーカーの資料の中に、この形がはっきり用意されているということです。

製品ページの数字も見ておきます。日本ペイントの外壁用上塗り塗料の使用量は1回あたり1平方メートルにつき0.11〜0.17キログラム、塗り重ねの間隔は気温23度で3時間以上とされています。この「量」と「間隔」が守られているかどうかが、塗装の中身です。色ではありません。

塗料の選び方そのものについては塗料の種類のページに、製品名で迷ったときは見積書に書かれた製品名の読み方にまとめています。

専門機関は「間違い」とはっきり書いています

窯業系サイディングの相談を受け付けている専門機関が、公開しているページの中で、この件について踏み込んで書いています。

「中塗りの色を変える=間違い 性能が出なくなる危険 塗料メーカーは推奨していないです。」
「塗料メーカーの塗装マニュアル(仕様書)を守る事が重要です。」

——窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所(運営団体:一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会)

同じ箇所には、こうも書かれています。

「間違い=塗装回数は重要でない 重要なのは、所要量=1平方メートルあたりの塗料の塗布量(所要量)です」

回数ではなく量。——国の仕様書が錆止め塗料の確認方法として書いていたことと、同じことを言っています。

なお、「なぜ性能が出なくなるのか」という理由までは、この機関は公開していません。だから当サイトでも、理由を推測して書くことはしません。分かっているのは「塗料メーカーの仕様どおりに塗るべきだ」という立場をとっている、ということです。

この機関は、窯業系サイディングの塗り替えについて25年間で1,500件以上の相談と500件以上のクレーム体験があるとしており、塗り替え後のクレームの根本原因の1番目に「診断に漏れが有る・知識が無い」を挙げています。サイディングの家の方は、留め方の見分け方もあわせて読んでみてください。

では、色を変えてもらうのは駄目なのか

ここまで読むと「頼んではいけないのか」と思われるかもしれませんが、そこまでの話ではありません。

分かれ目は、どうやって色を変えるかです。

  • 同じ製品の標準色から選ぶ——上塗りに使う色より少し薄い色を、同じ製品の色見本の中から中塗りに選ぶ。この場合、塗料そのものは標準の状態のまま使えます。
  • 色を作り替える——中塗りのために、別に色を調合する。この場合、標準の状態から手が入ります。塗料メーカーの仕様に沿うかどうかは、製品と色によって変わります。

前者と後者では、話がまったく違います。「色を変えてください」とだけ伝えると、どちらの意味で受け取られたか分かりません。だから聞き方が大事になります(頼むときの言い方)。

もうひとつ、仕上がりの話もあります。塗料には下の色を隠す力があり、メーカーはこれを製品の特長として「隠蔽(カブリ)も良く」という書き方で挙げています。裏を返せば、隠す力は製品や色によって差があるということです。だから中塗りと上塗りの明るさを大きく変えるのは避けたほうが無難で、変えてもらうなら上塗りの色より少し薄い程度にとどめるのが現実的です。

そして、色を変えないと言われても、それは断られたのではありません。塗料メーカーの仕様どおりに塗る、という判断でもあります。そこだけで会社の良し悪しを決めないでください。

本当に確かめたいのは、色ではなく「量」です

ここまでで、2つの資料が同じことを言っていました。

出どころ言っていること
国の仕様書工事現場で塗る場合は、使用量から1平方メートルあたりの塗付け量を推定する
専門機関塗装回数は重要でない。重要なのは所要量=1平方メートルあたりの塗布量

量は、あとから検算できます。色と違って、記録が残るからです。

やり方はこうです。

  • 塗る面積を見積書で確認する——外壁が何平方メートルか。
  • 1平方メートルあたりの使用量を確認する——メーカーが公表している数字です。たとえば0.11〜0.17キログラム。
  • 掛け算して、回数をかける——面積×使用量×2回=必要な重さ。
  • 缶の数に直す——15キログラム入りの缶なら、必要な重さ÷15。
  • 空き缶を見せてもらう——工事のあとに、実際に使った缶の数と突き合わせる。

この検算のやり方は、手抜き工事のページで数字の例を出して詳しく書いています。色を変えてもらうより、こちらのほうがはるかに確実です。

まだ見積書が手元にない段階なら、費用シミュレーターでおおよその面積と金額の幅を先に見ておいてください。自分の家がだいたい何平方メートルかを頭に入れてから見積書を開くと、この検算がそのまま使えます。

なお、缶の数がぴったり合うことは、ふつうありません。ローラーや刷毛に残る分、養生に付く分があるからです。見たいのは「桁が合っているか」です。半分しか使われていなければ、それは量の話として聞けます。

見積書で確かめる6項目

先ほどの専門機関は、正しい見積書の条件も公開しています。そのまま挙げます。

条件
1診断結果が正しく反映されている(項目は10項目以上)
2「一式」が無い。または1万円以上の金額で無い
3塗料メーカー名と、塗料の名前が記載されている
4メーカー指定の所要量(1平方メートルあたり何キログラム)が記載されている。結果、必要な塗料の数量が記載されている
5塗装回数。塗装の間隔(時間・日)が記載されている
6保証条件と免責事項が記載されている

——窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所の公開情報より

3・4・5が、このページの話とつながっています。塗料の名前があれば、メーカーの公表値を自分で調べられる。所要量が書いてあれば、必要な数量を検算できる。間隔が書いてあれば、乾かす時間が確保されているかが分かる。

ただし、戸建ての見積書は「一式」で書かれていることが多いのも事実です。この6項目を全部満たす見積書は、実際にはあまり出てきません。だから「満たしていないから悪い会社」と切り捨てるのではなく、足りない項目を口頭で聞く——という使い方をしてください。見積書の読み方もあわせてどうぞ。

写真のほうが、色より確実です

先ほどの機関は、こうも書いています。

「工事中の写真も残し工事報告書として施主様へお渡しも良いです。」

色を変えるのは「あとから見て分かるようにする」ための工夫でした。それなら、工程ごとに写真を撮ってもらえば、同じ目的が達成できます。しかも塗料に手を加える必要がありません。

頼み方はかんたんです。契約の前に「工程ごとの写真をもらえますか」と聞くだけです。撮っていない会社なら、その場で「撮ってください」と頼めます。着工前に言っておけば、あとから「撮っていませんでした」にはなりません。

もうひとつ、足場が外れる前に、一緒に建物を回って見せてもらうという方法もあります。これは施主から言えばできます(完了検査のページ)。足場があるうちなら、手直しが軽く済みます。

工事全体の流れと、どの日に何が行われるかは工程と工期のページにまとめています。

頼むときの言い方

ここまでを、そのまま使える言葉にします。

色を変えてほしいとき

「中塗りの色を、上塗りより少し薄い色にできますか。そのとき、色は調合して作るのですか、それとも標準色から選ぶのですか。」

後半が本体です。「標準色から選べます」と返ってくれば、塗料は標準のまま使えます。「作ります」と返ってきたら、それで問題ないかをメーカーに確認してもらえるかを聞いてください。

色を変えないと言われたとき

「分かりました。では、工程ごとの写真をいただけますか。」

これで目的は果たせます。食い下がる必要はありません。

そもそもの一言

塗装の会社に何かひとつ聞くなら、当サイトが決めている質問はこれです。

「今すぐ直さないといけない場所はありますか。」

色の話より、この質問のほうが会社の中身が出ます。壁を見ずに答える会社と、実際に見てから答える会社で、返ってくるものがまったく違うからです。

そして比べる相手がいないと、その差は分かりません。同じ家を2〜3社に見てもらうと、見積書の書き方も、質問への答え方も、並べて比べられます。一括見積もりサービスの比較は、その相手を用意するための入口としてまとめています。

よくある質問

中塗りと上塗りの色を変えない会社は、手抜きですか?

いいえ。戸建ての塗り替えでは、中塗りと上塗りに同じ塗料を使うのが基本です。同じ塗料なら色も同じになります。色が同じであること自体は、手抜きの証拠にはなりません。確かめたいのが「本当に2回塗ったか」なら、色ではなく、使った塗料の量と、工程ごとの写真で確かめるほうが確実です。

では、色を変えてほしいと頼むのは間違いですか?

頼むこと自体は間違いではありません。分かれ目は「どうやって色を変えるか」です。同じ製品の標準色の中から、上塗りより少し薄い色を中塗りに選ぶのであれば、塗料そのものは標準のまま使えます。一方で、色を作り替える必要がある方法だと、塗料メーカーの仕様から外れることがあります。どちらの方法になるのかを、契約の前に聞いてください。

国の仕様書には「色を変える」と書いてあると聞きました。

書いてあります。公共建築工事標準仕様書の18章1節に「中塗り及び上塗りの各層の色を変えること等により、中塗り及び上塗りが全面に均一に塗られていることを確認する」とあります。ただしこれは公共工事に適用される資料です。しかも同じ仕様書の外壁の表を見ると、中塗りは「中塗り専用の商品」で、上塗りとは別の製品でした。はじめから色が違うので、色を作り替えているわけではありません。戸建ての「同じ塗料を2回」に、そのまま当てはめられる話ではないのです。

3回塗りと言われましたが、中塗りと上塗りが同じなら2回では?

数え方の違いです。下塗り1回+中塗り1回+上塗り1回で、塗る回数は3回。このうち中塗りと上塗りは同じ塗料なので、「上塗りを2回塗る」と言い換えても内容は同じです。塗料メーカーの価格表も、下塗りを含めて3工程として出しています。回数の言い方でもめるより、1平方メートルあたり何キログラム塗るのか、そのために何缶必要なのかを見積書で確かめるほうが実があります。

色を変えると、仕上がりに影響しますか?

影響が出ることがあります。上塗りの色によっては、下の色が透けて見えたり、むらとして残ったりします。とくに中塗りと上塗りの明るさが大きく違うと目立ちます。色を変えてもらう場合は、上塗りより少し薄い程度にとどめるのが現実的です。なお仕上がりの確認方法は国の仕様書でも目視とされていて、「むら、しわ、へこみ、はじき、つぶ等がないこと」とされています(表18.1.1)。手直しを頼む前の見方は気泡・むらのページにあります。

塗り残しがないか、自分で確かめる方法はありますか?

3つあります。1つ目は工程ごとの写真をもらうこと。2つ目は使った塗料の空き缶を見せてもらい、必要な数量と合っているかを確かめること。3つ目は足場が外れる前に、一緒に建物を回って見せてもらうことです。どれも施主から言えばできます。色を変えてもらうより、この3つのほうが確実です。

「色を変えないなら他社にします」と言ってもいいですか?

言うのは自由ですが、その一言で良い会社を落としてしまうことがあります。色を変えないのは、塗料メーカーの仕様どおりに塗るという判断でもあるからです。比べるなら、色を変えるかどうかではなく、見積書に塗料名と1平方メートルあたりの使用量、必要な数量が書いてあるかで比べてください。同じ家を2〜3社に見てもらうと、この差がはっきり出ます。

屋根も同じ考え方でいいですか?

屋根も、下塗りのあとに同じ塗料を2回塗る仕様が一般的です。ただし屋根は使う下塗り材が外壁と違いますし、瓦・スレート・金属で工程が変わります。屋根については屋根塗装のページにまとめています。

参考にした情報

  • 国土交通省大臣官房官庁営繕部「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」18章 塗装工事より——18.1.4[施工一般](9)「中塗り及び上塗りの各層の色を変えること等により、中塗り及び上塗りが全面に均一に塗られていることを確認する。」、18.1.7[塗装面の確認等]「工事現場塗装の場合は、使用量から単位面積当たりの塗付け量を推定する。」および表18.1.1「仕上り面の状態=むら、しわ、へこみ、はじき、つぶ等がないこと。」、表18.7.3[コンクリート面及び押出成形セメント板面の耐候性塗料塗り](下塗り=反応形合成樹脂シーラー0.08、中塗り=アクリルシリコン樹脂塗料用中塗り/ふっ素樹脂塗料用中塗り0.14、上塗り=建築用耐候性上塗り塗料0.10、単位はキログラム/平方メートル)、表18.9.1[合成樹脂エマルションペイント塗り](中塗り・上塗りとも同一材料でそれぞれ0.10キログラム/平方メートル)。最終確認日:2026年8月31日。この仕様書は公共建築工事に適用されるものです。戸建て住宅の塗り替えに法的な強制力があるわけではありませんが、工事の考え方を確かめる物差しとして参照しました
  • 日本ペイント「公共建築改修工事標準仕様書対応 日本ペイント製品塗装仕様書」7章7節(アクリル樹脂系非水分散形塗料塗り)——「下塗り・中塗り・上塗りとも、同一商品をご使用ください。」。同8節(耐候性塗料塗り)表7.8.3の注記では、上塗りと中塗りの双方に使用できる商品が同一名で挙げられています
  • 日本ペイント 公式製品ページ(外装用上塗り塗料)——工程は「上塗り」、使用量は1回あたり1平方メートルにつき0.11〜0.17キログラム、塗り重ね乾燥は5〜10度で8時間以上・23度で3時間以上・30度で2時間以上、材工価格は「3工程・下塗りがパーフェクトサーフの場合」で1平方メートルあたり4,350円(同社は「材工価格は原則として300平方メートル以上を基準」と注記)。最終確認日:2026年8月31日
  • 窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所(運営団体:一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会)——塗装工事について「間違い=塗装回数は重要でない 重要なのは、所要量=1㎡あたりの塗料の塗布量(所要量)です」「中塗りの色を変える=間違い 性能が出なくなる危険 塗料メーカーは推奨していないです。」「塗料メーカーの塗装マニュアル(仕様書)を守る事が重要です。」「工事中の写真も残し工事報告書として施主様へお渡しも良いです。」。正しい見積書の条件として「診断結果が正しく反映されている。項目は10項目以上です」「一式が無い。又は1万円以上の金額で無い」「塗料メーカー名と、塗料の名前が記載されている」「メーカー指定の、所要量――kg/平方メートル が記載されている。結果、必要な塗料の数量―kg が記載されている」「塗装回数。塗装の間隔――時間、日―が記載」「保証条件と免責事項が記載されている」の6項目を公開。同研究所は25年間で1,500件以上の相談と500件以上のクレーム体験があるとしており、塗り替え後のクレームの根本原因の1番目に「診断に漏れが有る・知識が無い」を挙げています
  • 「性能が出なくなる」理由の中身については、いずれの資料でも公開されていませんでした。当サイトでは推測での説明は行っていません