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【2026年度】福知山市の外壁塗装に助成金は出るのか——お金より先に、色の基準の話です
確かめてください市のリフォーム助成は無し。動くのは耐震・空き家、そして景観の届出です
- 市の助成は耐震の1本だけ
- 建築住宅課の「助成・支援」に並んでいるのは「木造住宅の耐震に係る事業」のみです
- 耐震は5分の4・115万円
- ただし募集は本格改修1戸・簡易改修2戸。7月1日で埋まればその年度は終わりです
- 農山村の空き家なら壁も対象
- 要綱の別表に「壁、柱、床、はり及び屋根の改修」。2分の1以内・最大80万円
- 市全域が景観計画区域です
- ただし戸建ての塗り替えで届出が要るのは3つの重点地区だけ(そこは規模の下限なし)
- 城下町なら色が決まっています
- 基調となる外壁はマンセル値でR・YR系、彩度4以下。見付面積の10分の1未満は例外
- まず電話するのはここ
- 景観の届出=都市・交通課 0773-24-7051/耐震=建築住宅課 0773-24-7058
「福知山市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。福知山市には、外壁の塗り替えに使える住宅リフォーム助成がありません。市の建築住宅課で「助成・支援」として並んでいるのは、耐震の1本だけです。——ただし、この市にはお金より先に確かめることがあります。市全域が景観計画区域で、3つの重点地区では規模に関係なく塗り替えが届出の対象になり、塗れる色がマンセル値で決まっています。そこがこのページの本題です。
京都府内の6市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——福知山市で出ても出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。全体像は京都府の助成金まとめにあります。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/業者を自分で調べる4つの方法
このページの内容全12項目
市のリフォーム助成は、ありません
先に答えを書きます。福知山市には、外壁の塗り替えに使える住宅リフォーム助成がありません。
これは推測ではありません。市の建築住宅課のページで「助成・支援」として並んでいるのは、1本だけです。——「令和8年度 木造住宅の耐震に係る事業のご案内」。それ以外は市営住宅の管理と各種計画です。
図1 福知山市で外壁に関わる3つの道
建築住宅課の主な業務も、公営住宅の取得・計画・維持管理・入居・家賃・公用建物の営繕、そして「被災者住宅支援に関すること」の8項目。一般の持ち家のリフォームを支援する業務が入っていません。
ただし、外まわりの工事にお金が動く道が2つあります。ひとつは耐震、もうひとつは農山村地域の空き家です。そしてお金とは別に、塗る前に手続きが要る場合があります。順番に見ていきます。
耐震は5分の4・115万円。ただし募集は「本格改修1戸」です
福知山市の木造住宅耐震改修費補助は、金額だけ見れば大きい制度です。
図3 福知山市の制度の上限額(千円)
| 事業 | 中身 | 補助の額 | 募集戸数 |
|---|---|---|---|
| 耐震診断士派遣 | 市が木造住宅耐震診断士を派遣 | 自己負担 定額3,000円(戸当たり) | 12戸 |
| 本格改修 | 住宅全体の耐震性能が向上する工事 | 設計と工事の合計額の5分の4以内・115万円 | 1戸 |
| 簡易改修 | 住宅の一部を改修し耐震性能が向上する工事(屋根の軽量化等) | 5分の4以内・40万円 | 2戸 |
募集戸数を読み飛ばさないでください。本格改修は1戸、簡易改修は2戸です。市は「先着順受付。ただし7月1日に募集件数を超えた場合は同日申込者で抽選の上、7月2日以降については終了します」と書いています。
——7月1日の申し込みで埋まれば、その年度はそれで終わりです。115万円という数字だけを見て計画を立てると、届きません。
対象になる建物の条件は4つです。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 用途 | 住戸の半分以上の床面積が住宅として使用されていること(二階建以下) |
| 年代 | 昭和56年(1981年)5月31日以前に着工していること |
| 工法 | 在来軸組工法、枠組壁工法(特殊な工法の住宅は対象になりません) |
| 評点 | 診断士派遣は簡易耐震診断の自己診断で評点の合計が9点以下/本格改修は診断の評点が1.0未満で改修後1.0以上になること |
診断士の派遣は令和8年7月1日から11月30日の受付で、書類の配布は6月15日から。必要書類のひとつが「建物の外観写真(二方向)」です。
市が「電話での受付はしておりません」と明記しています。受付は福知山市役所 建設交通部 建築住宅課の窓口のみ。派遣申込書と簡易耐震診断書「誰でもできるわが家の耐震診断」も、建築住宅課で受け取る形です。問い合わせで済ませようとすると1年ずれます。
令和7年度から代理受領制度が入っています。施主が補助金を立て替えずに、補助金を除いた額を施工業者に支払う形です。手元の資金が要らなくなるので、使えるなら業者に伝えてください。
農山村地域の空き家なら、要綱の別表に「壁」と「屋根」があります
福知山市農山村地域空き家改修費補助金は、いま住んでいる家には使えませんが、要綱の別表を開くと外壁の工事が対象に入っています。
別表1の「区分」は4つに分かれていて、外壁が入るのは「主要構造部」です。
| 区分 | 対象となる事業 | 対象とならない事業 |
|---|---|---|
| 建築設備 | 電気(昇圧)、上下水道設備の改修・新設、給湯器の新設・交換、冷暖房空調設備等 | 合併浄化槽の設置、上下水道設備工事に係る受益者負担金及び加入金等 |
| 居室 | 居住するために必要な浴室、トイレ、台所の改修及びこれらに附属する備品類 | 増設、新築、家電製品、家具調度品類の購入等 |
| 主要構造部 | 壁、柱、床、はり及び屋根の改修 | 増築、新築、床下暖房、床下換気装置の設置等 |
| その他 | 畳、ふすま、障子の張替え及び交換等並びにガラス(サッシ)の交換等 | 門、塀及び庭園(庭木を含む。)の新設並びに改修、太陽光発電設備の設置、サンルーム、車庫、倉庫及び離れの新設並びに改修、物品の購入等居住に直接必要のない事業 |
「壁」と「屋根」が対象の側に、「門、塀」が対象外の側に書かれています。外壁と外構の線引きが、要綱の表で分かれている形です。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 補助率・上限 | 対象事業の費用の2分の1以内。契約日から1年以内に住所を移転した(する意思のある)利用者または所有者等は80万円、それ以外の利用者は40万円 |
| 業者の条件 | 市内に本社、支社、支店又は営業所等を有する法人、および市内で事業を営む個人事業者が施工すること |
| そのあとの縛り | 利用者は交付後5年以上継続して居住または定期的に利用する意思、所有者等は5年以上貸し付ける意思があること |
| 対象外になる人 | 3親等内の親族間で賃貸契約または所有権の移転をした場合/所有者等と利用者が生計を一にする場合 |
| 併用 | 国、府及び市が行うその他の改修費補助等との併用は認めない |
| 期限 | 所有権移転登記後または賃貸契約後1年以内に申請。同一の空き家に対して1回限り |
添付書類に「改修箇所について工事前の状況が分かる写真」があります。「工事実施箇所が明確に確認できるものであること」という条件付きです。
市全域が景観計画区域。でも戸建ての塗り替えで届出が要るのは3地区だけです
ここからは、お金ではなく手続きの話です。福知山市は景観計画区域が市全域です。「外壁を塗り替えるのに市役所に届けが要るのか」と不安になる方がいますが、結論から言うと、ふつうの戸建てなら多くの場合は要りません。
図2 塗り替えの前に、届出が要るかを確かめる順番
景観計画の「届出の対象となる行為」の表を読むと、こうなっています。
| 行為の種類 | 届出の対象となる行為 |
|---|---|
| 建築物の新築、改築又は移転 | 建築面積の合計が500平方メートルを超えるもの/高さが12メートルを超える、もしくは地階を除く階数が4を超えるもの |
| 建築物の増築 | 増築後の建築物が上記のいずれかに該当し、かつ当該増築に係る延べ面積が500平方メートルを超えるもの |
| 建築物の外観を変更することとなる修繕もしくは模様替え又は色彩の変更 | 上記の各規定に該当する建築物で、外観変更に係る部分の見付面積の合計が2分の1を超えるもの |
読みどころは「上記の各規定に該当する建築物で」の部分です。色彩の変更が届出になるのは、その建物がもともと大きいとき——高さ12メートル超、4階超、建築面積500平方メートル超のいずれかに当たるときだけ。2階建ての戸建てはここに入りません。
ただし、3つの重点地区は話がまったく違います。——市は「城下町まちなみ景観重点地区においては、原則として、全ての建築物の新築、増築、改築もしくは移転、外観変更に係る行為を届出の対象とします」と書いています。規模の下限がありません。
けやき通りまちなみ景観重点地区、福知山城眺望景観重点地区も同じ書き方です。この3地区の中なら、2階建ての戸建てを塗り替えるだけで届出の対象になります。
| ゾーン・地区 | 戸建ての塗り替えで届出は要るか |
|---|---|
| 自然景観保全ゾーン | 要らない(高さ12m超・4階超・建築面積500㎡超のいずれかに該当する建物のみ) |
| 市街地ゾーン | 要らない(高さ15m超・5階超などの規模要件) |
| 城下町まちなみ景観重点地区 | 要る(原則として全ての建築物の外観変更) |
| けやき通りまちなみ景観重点地区 | 要る(同上) |
| 福知山城眺望景観重点地区 | 要る(同上) |
市はゾーン・地区ごとに別々のチェックシートを用意しています(自然景観保全ゾーン用/市街地ゾーン用/城下町まちなみ用/けやき通りまちなみ用/福知山城眺望用の5種類)。自分の家がどれに当たるかは、このシートの種類で確かめられます。市は「難しく考えていただかないで、記入例にありますように簡潔にご記入いただいたら結構です」と書き添えています。
福知山城眺望景観重点地区は、重要眺望点から福知山城を眺望できる範囲を守る地区です。市は「現在は福知山城への眺望を阻害する建築物や屋外広告物などは見られませんが、高さに関する制限がないことから、今後、空き地の再編等により高層マンションの建築など土地の高度利用が進み、福知山城への眺望が阻害されることが懸念されます」と課題を説明しています。主に高さの話なので、塗り替えで問題になるのは色のほうです。
城下町で塗るなら、色は「R・YR系/彩度4以下」です
重点地区で届出が要るとき、色は感覚ではなくマンセル値で決められています。城下町まちなみ景観重点地区の基準を、そのまま引きます。
◎建築物の基調となる外壁の色彩は、マンセル値による色相を R、YR 系とし、彩度 4 以下、無彩色は明度 3 以上とする。ただし、着色していない石材、木材(焼き杉板等を含む)、漆喰壁、金属材、ガラス材等の材料によって仕上げられる部分の色彩、又は外壁の見付面積の 10 分の1未満の範囲内で使用される部分の色彩はこの限りでない。
| 場所 | 基調となる外壁の色 | 例外にできる面積 |
|---|---|---|
| 城下町まちなみ景観重点地区 | 色相はR(赤)・YR(黄赤)系、彩度4以下、無彩色は明度3以上 | 見付面積の10分の1未満 |
| 城下町のうち商店街エリア | 彩度6以下、無彩色は明度3以上(色相の指定なし) | 見付面積の5分の1未満 |
| 自然景観保全ゾーン | 彩度4以下、無彩色は明度3以上 | 見付面積の5分の1未満 |
| 市街地ゾーン | 彩度6以下、無彩色は明度3以上 | 見付面積の5分の1未満 |
R・YR系というのは、赤から黄赤の系統です。ベージュ、茶、こげ茶、白茶——外壁でよく選ばれる色の多くはここに入ります。青系や緑系を基調にすると、城下町地区では基準から外れます。
ここが実務的に効きます。——「着色していない石材、木材(焼き杉板等を含む)、漆喰壁、金属材、ガラス材等の材料によって仕上げられる部分」は、色の基準から外れます。素材の色そのままなら、彩度の数字を気にしなくてよいということです。
そして見付面積の10分の1未満なら、別の色を使えます。玄関まわりや帯だけ差し色を入れたい、という相談はここで通せます。10分の1がどこまでかは、業者に面積で計算してもらってください。
屋根の基準もあります。マンセル値による彩度4以下、無彩色は明度3以下。ただし無釉の和瓦、銅板によるものはこの限りではないとされています。
景観計画には「◎は必ず守る基準」「○は何らかの工夫や配慮が必要な基準」「・は推奨する基準」の3段階があります。上に挙げた色彩はすべて「◎」=必ず守る基準です。ただし市は「良好な景観の形成に支障がないと市長が認める場合は、この限りではありません」とも書いているので、迷う色は事前に相談してください。
京都府の制度は、窓とZEHです
市の制度が無いとき、次に見るのは府の制度です。京都府住宅脱炭素化促進事業補助金がありますが、こちらも塗装には届きません。
| メニュー | 中身 | 補助額 |
|---|---|---|
| ZEH補助金 | ZEH、ZEH Oriented、Nearly ZEHの建築・購入 | 15万円/件(京都府内産木材等の使用でさらに上乗せ) |
| 断熱窓補助金 | 府内に自ら居住している既存住宅の窓等を先進的窓リノベ2026事業基準に改修 | 最大10万円(国の補助額の2分の1) |
どちらも対象は窓か建物全体の性能で、外壁の塗り替えは入っていません。募集期間は令和8年5月18日から令和9年3月5日までです。
福知山も「工事前の写真」を求めます
制度をまたいで共通しているので、まとめておきます。
| 制度 | 求められる写真 |
|---|---|
| 木造住宅耐震診断士派遣 | 建物の外観写真(二方向) |
| 農山村地域空き家改修費補助金 | 改修箇所について工事前の状況が分かる写真(工事実施箇所が明確に確認できるもの) |
工事前の写真は、足場が建ったら撮れません。見積もりを取る段階で、業者に撮影を頼んでおいてください。あとから「申請に使う写真がない」と分かっても、やり直せません。
業者の条件と、窓口
農山村地域空き家改修費補助金は、市内に本社、支社、支店又は営業所等を有する法人および市内で事業を営む個人事業者の施工に限られます。支店・営業所でもよいという書き方なので、本店だけに絞る市より範囲は広めです。
| 聞きたいこと | 窓口 | 電話 |
|---|---|---|
| 耐震診断・耐震改修 | 建設交通部 建築住宅課(市役所4階) | 0773-24-7058 |
| 景観の届出・色の基準 | 建設交通部 都市・交通課 | 0773-24-7051(直通) |
| 市営住宅・住宅管理 | 建築住宅課 住宅管理係 | 0773-24-7053 |
市役所の代表は0773-22-6111です。塗り替えの相談でいちばん先に電話するのは、補助金の課ではなく都市・交通課になります。お金より手続きのほうが、工事を止める力が強いからです。
水曜日は一部窓口を午後7時まで開設しています(祝日を除く)。平日の日中に行けない方は、水曜日を狙ってください。
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塗り替えだけでは上がりません。耐震改修で減額される仕組みと、増改築等工事証明書のことも
京都府内のほかの市も調べています。——京都府の助成金まとめから、京都市/宇治市/舞鶴市/亀岡市の条件も見られます。同じ府でも、市が変わればここまで違います(助成金ガイド/業者の選び方/外壁塗装の費用相場)。
国の補助金なら使えますか
市の制度に条件が付くと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
福知山市に、外壁塗装の補助金はありますか。
市の住宅リフォーム助成はありません。市の建築住宅課のページで「助成・支援」として並んでいるのは「令和8年度 木造住宅の耐震に係る事業のご案内」の1本だけです。外まわりの工事にお金が動くのは、耐震改修と、農山村地域の空き家改修の2つになります。
耐震改修の115万円は、外壁塗装にも使えますか。
使えません。対象は住宅全体の耐震性能が向上する工事(本格改修)か、住宅の一部を改修して耐震性能が向上する工事(簡易改修)です。簡易改修の例として市は「屋根の軽量化等」を挙げています。塗り替えは耐震性能を上げる工事ではないので入りません。
耐震改修の募集戸数は、どれくらいですか。
令和8年度は本格改修が1戸、簡易改修が2戸です。市は「先着順受付。ただし7月1日に募集件数を超えた場合は同日申込者で抽選の上、7月2日以降については終了します」と書いています。金額は大きいのですが、枠はごく小さい制度です。
耐震診断は電話で申し込めますか。
申し込めません。市が「電話での受付はしておりません」と明記しています。受付は福知山市役所 建設交通部 建築住宅課の窓口のみで、申込書と簡易耐震診断書も建築住宅課で受け取る形です。募集は12戸、自己負担は定額3,000円です。
空き家を買って直す場合、外壁も対象になりますか。
農山村地域空き家改修費補助金の要綱の別表1に、「主要構造部」の対象となる事業として「壁、柱、床、はり及び屋根の改修」と書かれています。補助率は2分の1以内で、契約日から1年以内に住所を移す利用者または所有者等なら上限80万円です。ただし対象は農山村地域の空き家に限られます。
その空き家の補助で、門や塀も直せますか。
直せません。別表1の「その他」の対象とならない事業に「門、塀及び庭園(庭木を含む。)の新設並びに改修」が挙がっています。太陽光発電設備の設置、サンルーム、車庫、倉庫、離れの新設・改修も対象外です。
外壁を塗り替えるのに、市への届出は必要ですか。
多くの戸建てでは必要ありません。景観計画区域は市全域ですが、色彩の変更が届出の対象になるのは「建築面積500平方メートル超、または高さ12メートル超もしくは4階超」に当たる建築物で、かつ外観変更に係る見付面積が2分の1を超える場合です。2階建ての戸建てはこの規模に入りません。
ただし例外があると聞きました。どこですか。
3つの景観重点地区です。城下町まちなみ景観重点地区、けやき通りまちなみ景観重点地区、福知山城眺望景観重点地区。市は「原則として、全ての建築物の新築、増築、改築もしくは移転、外観変更に係る行為を届出の対象とします」と書いており、規模の下限がありません。この中なら2階建ての戸建てでも届出が要ります。
自分の家がその重点地区にあるか、どうやって調べますか。
市が景観計画区域詳細図をPDFで公開しています。またゾーン・地区ごとにチェックシートが5種類用意されているので、どのシートを使うかで判別できます。地図で見て境目が微妙なときは、住所を伝えて都市・交通課(0773-24-7051)に聞くのが確実です。
城下町地区では、どんな色なら塗れますか。
基調となる外壁の色は、マンセル値による色相がR・YR系で、彩度4以下、無彩色は明度3以上と決められています。R・YRは赤から黄赤の系統で、ベージュ、茶、こげ茶などが入ります。商店街エリアは彩度6以下で色相の指定がありません。
差し色を入れたい場合はどうなりますか。
城下町まちなみ景観重点地区では、外壁の見付面積の10分の1未満の範囲で使う色は基準の対象外です。商店街エリアと自然景観保全ゾーン、市街地ゾーンは5分の1未満です。どこまでが10分の1かは、業者に面積で計算してもらってください。
木や漆喰で仕上げる場合も、色の基準に縛られますか。
縛られません。市の基準に「着色していない石材、木材(焼き杉板等を含む)、漆喰壁、金属材、ガラス材等の材料によって仕上げられる部分の色彩」は「この限りでない」と書かれています。素材そのままの色なら、彩度の数字を気にしなくてよいということです。
京都府の補助金は使えますか。
京都府住宅脱炭素化促進事業補助金がありますが、対象はZEH住宅の建築・購入と、既存住宅の窓等を先進的窓リノベ2026事業基準に改修する場合です。外壁の塗り替えは入っていません。募集は令和8年5月18日から令和9年3月5日までです。
申請に写真は要りますか。
要ります。耐震診断士派遣は「建物の外観写真(二方向)」、農山村地域空き家改修費補助金は「改修箇所について工事前の状況が分かる写真」で、「工事実施箇所が明確に確認できるものであること」という条件が付きます。足場が建つと撮れないので、業者に先に頼んでください。
参考にした情報
2026年9月10日時点で、福知山市と京都府の公式ページ・要綱・景観計画を直接開いて確認した内容です。募集戸数のように毎年変わる数字もあります。申請の直前には、必ず担当課に最新の状況を聞いてください。
- 福知山市「建築住宅課」(「助成・支援」として並んでいるのは「令和8年度 木造住宅の耐震に係る事業のご案内」の1本だけ/主な業務8項目に一般の持ち家のリフォーム支援は無く、8番目が「被災者住宅支援に関すること」/連絡先=市役所4階、住宅管理係0773-24-7053、建築第1〜3係・設備係0773-24-7058)
- 福知山市「令和8年度 木造住宅の耐震に係る事業のご案内」と同ページのPDF(診断士派遣=募集12戸・自己負担3,000円、対象は昭和56年5月31日以前着工・二階建以下・在来軸組または枠組壁工法・簡易診断で評点9点以下、必要書類に「建物の外観写真(二方向)」、申込は令和8年7月1日から11月30日、「電話での受付はしておりません」/耐震改修=設計と工事の合計額の5分の4以内で本格改修115万円・簡易改修40万円、募集は本格改修1戸・簡易改修2戸、「先着順受付。ただし7月1日に募集件数を超えた場合は同日申込者で抽選の上、7月2日以降については終了します」/簡易改修は「住宅の一部を改修し耐震性能が向上する工事(屋根の軽量化等)」/令和7年度から代理受領制度)
- 福知山市農山村地域空き家改修費補助金交付要綱(別表1の「主要構造部」の対象となる事業が「壁、柱、床、はり及び屋根の改修」、対象とならない事業は「増築、新築、床下暖房、床下換気装置の設置等」/「その他」の対象外に「門、塀及び庭園(庭木を含む。)の新設並びに改修」/第7条=対象事業の費用の2分の1以内、別表2の補助限度額は契約日から1年以内に住所を移転した(する意思のある)利用者または所有者等が80万円、それ以外の利用者が40万円/第6条=市内に本社、支社、支店又は営業所等を有する法人及び市内で事業を営む個人事業者が施工/国、府及び市が行うその他の改修費補助等との併用は認めない/3親等内の親族間の契約は対象外/添付書類に「改修箇所について工事前の状況が分かる写真」)
- 福知山市「福知山市景観計画」と景観計画本体(PDF)(景観計画区域は福知山市全域、運用開始は平成25年12月1日、建築物は平成26年1月1日以降着手分から届出/自然景観保全ゾーンの届出対象=建築面積500㎡超、または高さ12m超もしくは階数4超。外観変更(色彩の変更を含む)は「上記の各規定に該当する建築物で、外観変更に係る部分の見付面積の合計が1/2を超えるもの」=2階建ての戸建ては規模要件に当たらない/市街地ゾーンは高さ15m超もしくは階数5超/3つの重点地区(城下町まちなみ・けやき通りまちなみ・福知山城眺望)は「原則として、全ての建築物の…外観変更に係る行為を届出の対象」=規模の下限なし/城下町まちなみの色彩基準=「建築物の基調となる外壁の色彩は、マンセル値による色相を R、YR 系とし、彩度 4 以下、無彩色は明度 3 以上とする」、例外は着色していない石材・木材(焼き杉板等を含む)・漆喰壁・金属材・ガラス材等で仕上げられる部分と見付面積の10分の1未満の範囲、商店街エリアは彩度6以下で5分の1未満/屋根は彩度4以下・無彩色は明度3以下、無釉の和瓦・銅板は除く/ゾーンと地区ごとにチェックシートが5種類/窓口=建設交通部 都市・交通課 0773-24-7051)
- 福知山市「【京都府事業】京都府住宅脱炭素化促進事業補助金のご案内」(ZEH補助金=ZEH・ZEH Oriented・Nearly ZEHの建築・購入に15万円/件/断熱窓補助金=府内に自ら居住している既存住宅の「窓等」を先進的窓リノベ2026事業基準に改修した場合に最大10万円=どちらも外壁の塗り替えは対象に入っていない/募集期間は令和8年5月18日から令和9年3月5日)
- 福知山市「建築住宅課」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください