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【2026年度】今治市の外壁塗装に使える助成金

出ません市が「家の外壁の塗替え・修繕」を対象外と名指ししています

市が名指しで書いています
多子世帯リフォーム等支援事業の対象外工事例に「家の外壁の塗替え・修繕」。しかも分類は「外構」で、門やフェンスと同じ扱いです
使えるのは耐震です
耐震改修は5分の4以内・限度115万円瓦屋根の耐風改修は55万2千円を加算できます
耐震診断は自己負担0円
技術者派遣制度なら0円。自分で事務所を選ぶ補助制度は3分の2以内・限度5万円です
残り枠を市が公表しています
8月31日時点で耐震改修工事は予算35件に対し申込9件先着でもまだ26件空いています
対象の家かは通知書で分かります
固定資産税の納税通知書(課税明細書)の建築年次で確認できると、市がPDFで説明しています
ただし2×4は対象外です
枠組壁工法・丸太組工法は耐震補助の対象になりません。空き家の補助は今年度2本とも受付終了です

「今治市 外壁塗装 助成金」で調べてこられた方へ。今治市に、外壁の塗り替えに使える補助はありません。——市が助成の対象外工事例に「家の外壁の塗替え・修繕」と、はっきり書いています。ただしこの市には、他ではあまり見ない親切な仕組みが2つあります。残り枠の公表と、固定資産税の通知書で対象かどうかを確かめる方法です。順に見ていきます。

愛媛県内の4市を、1件ずつ市の公式情報で調べています。——今治市で出なくても、隣の市では条件が違うことがあります。

松山市新居浜市西条市愛媛県 の助成金まとめ

補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか業者を自分で調べる4つの方法

このページの内容全12項目

市が「家の外壁の塗替え」を対象外と書いています

今治市には多子世帯リフォーム等支援事業という助成があります。愛媛県と共同で、出産を機に子どもが複数になった家庭のリフォーム費用を助成する制度です。第2子で20万円、第3子以降で30万円。

その「助成対象工事例」のPDFに、対象になる工事と、ならない工事が並んでいます。ならないほうに、こう書かれています。

助成対象外の工事例
外構:「倉庫、車庫、自転車ポート、門、フェンス、ポスト、植木、ウッドデッキ、テラス、太陽光パネル、家の外壁の塗替え・修繕

「家の外壁の塗替え・修繕」。市が名指しで対象外だと書いています。しかも分類が「外構」です。門やフェンスと同じ扱いで、家の本体の工事とは見ていません。

ここまではっきり書いている市は多くありません。調べる手間が省ける、とも言えます。

図1 今治市で外壁にお金が出るか

今治市で外壁塗装に補助が出るかの分岐図 耐震診断は技術者派遣なら自己負担0円、補助制度は限度5万円。耐震改修は5分の4以内で限度115万円、瓦屋根の耐風改修は55万2千円を加算。外壁の塗替えは多子世帯リフォーム等支援事業の対象外工事例に家の外壁の塗替え・修繕と名指しされている。 今治市で外壁にお金が出るか 市が「外壁の塗替え」を対象外と書いています 耐震診断 昭和56年5月末以前 技術者派遣なら 自己負担0円 補助制度は5万円 0円で受けられる 耐震改修 評点1.0未満と診断 5分の4以内 瓦屋根の耐風は 55万2千円を加算 限度115万円 外壁の塗替え 多子世帯リフォーム 市が対象外の例に 「家の外壁の 塗替え・修繕」 対象外と明記
今治市 建築課の各ページと、多子世帯リフォーム等支援事業の助成対象工事例(令和8年度)から作成。
今治市の住宅関係の補助(令和8年度・個人向け)と外壁塗装との関係
制度外壁塗装は
耐震診断技術者派遣制度自己負担0円診断だけ。工事は別
耐震診断補助制度3分の2以内・限度5万円診断だけ
耐震改修設計費補助3分の2以内・限度20万円設計だけ
耐震改修工事費補助5分の4以内・限度115万円耐震補強のみ
瓦屋根の耐風改修(加算)23%以内・限度55万2千円瓦の脱落防止。塗装ではありません
耐震シェルター設置関係なし
多子世帯リフォーム等支援事業第2子20万円/第3子以降30万円「家の外壁の塗替え・修繕」は対象外と明記
住もういまばり!空き家リフォーム補助金募集終了
住宅改修賃貸支援事業費補助金2分の1今年度の受付終了。所有者が貸すための改修
家具転倒防止器具・ガラス飛散防止フィルム関係なし

10本ありますが、塗り替えに使えるものはありません。空き家関係の2本は、どちらも受付が終わっています。

ただし今治市には、他の市ではあまり見ない親切な仕組みが2つあります。順に見ていきます。

残り枠が何件あるか、市が数字で公表しています

耐震の補助は先着順で予算の範囲内です。「早い者勝ち」と言われても、実際どれくらい埋まっているかは分からないのが普通です。

今治市は、それをPDFで公開しています。

図2 市が公表している予算件数と申込件数(令和8年8月31日時点)

今治市の令和8年度各種補助事業の予算件数と申込件数の棒グラフ 耐震診断派遣は予算80件に対し申込28件、耐震診断補助は5件に対し1件、耐震改修設計補助は45件に対し19件、耐震改修工事補助は35件に対し9件、感震ブレーカー設置推進は30件に対し4件。 80 診断派遣 申込28 5 診断補助 申込1 45 改修設計 申込19 35 改修工事 申込9 30 感震ブレーカー 申込4 単位:件(棒=予算件数)
今治市「令和8年度各種補助事業申し込み状況(R8.8.31時点)」より。棒が予算件数、下の赤い数字が申込件数です。
令和8年度各種補助事業 申し込み状況(今治市・令和8年8月31日時点)
事業予算件数申込件数残り
耐震診断派遣802852
耐震診断補助514
耐震改修設計補助451926
耐震改修工事補助35926
耐震シェルター設置補助2
感震ブレーカー設置推進30426

8月末の時点で、耐震改修工事の枠は35件中9件しか埋まっていません。残り26件。診断の派遣も80件中28件で、残り52件です。

「先着だから無理だろう」とあきらめる必要はない、と数字で分かります。逆に、耐震診断補助(5件中1件)のように枠がもともと小さいものもあります。行く前にこのPDFを見れば、状況が分かります。市のページから開けます。

この公表は、他の市ではほとんど見ません。先着順の制度で、残り枠を数字で出す市は珍しいです。

対象の家かどうかは、固定資産税の通知書で分かります

もうひとつが、これです。今治市は「自分の家が耐震補助の対象になるか」を、固定資産税の納税通知書で確かめる方法をPDFで説明しています。

耐震補助の対象は昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅です。でも「うちがいつ建ったか」を正確に知らない方は多いはずです。

「固定資産税納税通知書(課税明細書)での補助対象かの確認、申請方法
※納税通知書(課税明細書)は毎年4月初旬に固定資産の所有者宛てに送付されます。

課税明細書には家屋の建築年次が載っています。それを見れば、昭和56年以前かどうかが分かります。登記簿を取りに行かなくても、毎年届く紙で確認できます。

市は、名義が複雑な場合の扱いまで表にしています。

納税通知書の名義と、申請できる人(今治市)
表紙の記載申請できる人追加の資料
「耐震 太郎 様」名前の記載のある本人なし(納税通知書のみ)
記載の方が亡くなっている相続済なら相続された方/未相続なら相続権を有する方亡くなっていることが分かる資料
「耐震 太郎  様」名前の記載のある方、または相続権を有する方相続権を有することが分かる資料
「耐震 太郎 外○名 様」名前の記載のある方、または共有者の方共有者であることが分かる資料

さらに、通知書が届かない場合にも触れています。「家屋の額が基準を下回り固定資産税がかからない場合は、家屋の記載がない(または通知書が届かない)ことがあります」——そのときは名寄帳や登記簿謄本が必要です。

名寄帳は市役所2階の資産税課や各支所で取れて、手数料は300円。ただし4月1日から第1期納期限までは無料だと市が書いています。取るなら春です。

塗り替えで固定資産税は上がりますか

固定資産税の話が出たので、よく聞かれることにも答えておきます。外壁を塗り替えても、固定資産税は上がりません。

家屋の固定資産税は、再建築価格(同じ家をいま建てたらいくらか)をもとに計算されます。塗り替えは原状回復のための修繕なので、家の価値を新しく足す工事とは見なされません。評価替えは3年に1度ですが、そこで塗り替えを理由に上がることはありません。

外壁の工事と固定資産税の関係
工事固定資産税は理由
外壁の塗り替え変わりません原状回復の修繕。建築確認も不要です
外壁の張り替え(カバー工法含む)原則変わりません同じく修繕。ただし規模によります
増築(床面積が増える)上がります家屋の評価が増えます
大規模なリフォーム(主要構造部の過半)上がることがあります建築確認が必要な場合があります
耐震改修をした場合減額される制度があります市の担当は資産税課です

「塗り替えると固定資産税が上がる」と言って工事をためらう必要はありません。逆に、耐震改修まで踏み込むと減額の対象になり得ます。今治市では資産税課が窓口です。詳しい仕組みは助成金ガイドにもまとめています。

耐震は115万円。ただし2×4は対象外です

今治市の耐震補助は、金額としては標準的です。ただし対象の工法に注意が要ります。

今治市の木造住宅耐震化支援事業(令和8年度)
項目内容
対象の建物市内の昭和56年5月31日以前に着工された一戸建て木造住宅/地上2階以下・延べ面積500㎡以下/専用住宅(過半が住宅の併用住宅を含む)
対象外の工法枠組壁工法(2×4)・丸太組工法・大臣等の特別な認定を得た工法
耐震診断(技術者派遣)自己負担0円。愛媛県建築士会の名簿に載った技術者を派遣
耐震診断(補助制度)3分の2以内・限度5万円。愛媛県木造住宅耐震診断事務所を自分で選びます
耐震改修工事5分の4以内・限度115万円(利子補給制度を使う場合は5分の2以内・57万5千円)
瓦屋根の耐風改修(加算)23%以内・限度55万2千円(対象事業費は屋根面積1㎡あたり2.4万円が限度)
道路に倒壊するおそれ(加算)市が指定する道路(緊急輸送道路・通学路など)に面するなど3条件を満たす場合
工事の条件評価委員会等の評価/工事監理/リフォーム瑕疵保険への加入/愛媛県木造住宅耐震改修登録事業者が施工

枠組壁工法(2×4)が対象外なのは、他の市と逆のことがあります。当サイトで調べた市では、藤枝市も習志野市も我孫子市も2×4を対象に入れていました。今治市は入れていません。丸太組工法(ログハウス)も外れます。

そして「リフォーム瑕疵保険に加入されたもの」が交付要件に入っています。工事のあとに欠陥が見つかったときの保険です。これを条件にしている市は珍しく、施主にとっては安心材料になります。

もうひとつ目を引くのが瓦屋根の耐風改修の加算(55万2千円)です。瓦の脱落を防ぐ工事で、塗装ではありません。ただし屋根を触るタイミングとしては重なります。瓦屋根で耐震改修を考えているなら、屋根の塗り替えより先にこちらを確かめてください。屋根塗装との比較は屋根塗装の費用にまとめました。

業者は「県の登録名簿」から選ぶ仕組みです

今治市の耐震制度でもうひとつ特徴的なのが、業者選びの部分を県の登録名簿に任せていることです。工程ごとに、参照する名簿が違います。

今治市の耐震制度で、業者を選ぶときの名簿
工程選び方名簿
耐震診断(技術者派遣)市が派遣します。自分で探す必要はありません愛媛県建築士会 木造住宅耐震診断技術者派遣名簿
耐震診断(補助制度)申請者が自分で選びます愛媛県木造住宅耐震診断事務所 登録名簿(愛媛県のサイト)
耐震改修工事登録を受けた事業者に限られます愛媛県木造住宅耐震改修登録事業者

「どこに頼めばいいか分からない」という状態にはなりません。診断を派遣で受ければ、市が技術者を手配してくれます。改修工事も、県の登録を受けた事業者から選ぶことになります。

そして交付要件に、こういう一行があります。

リフォーム瑕疵保険に加入されたもの

これは施主にとって大きい条件です。リフォーム瑕疵保険は、工事のあとに欠陥が見つかったとき、修補の費用が保険でまかなわれる仕組みです。加入には第三者の検査が入ります。耐震改修の補助を使うなら、その保険が自動的に付いてくることになります。

ここが外壁塗装との大きな違いです。ふつうの塗り替えには、こうした公的な枠組みがありません。誰に頼むかも、保証をどうするかも、施主が自分で決めることになります。だからこそ、複数社から見積もりを取って比べる意味があります。保証の考え方は外壁塗装の保証、業者の選び方は外壁塗装業者の選び方にまとめました。

水のまちです。高圧洗浄の水をどうするか

今治市の水道のページには、「ダム貯水率推移(玉川ダム・台ダム)」という項目があります。市が貯水率を継続して公開している、ということです。

瀬戸内は雨が少ない土地です。今治市の年降水量は1,325.5mmで、全国のならしより3割以上少ない。雨が少ないのは塗るには有利ですが、水そのものは足りなくなりやすいということでもあります。

外壁塗装の第一工程は、高圧洗浄です。30坪の家で、おおよそ数百リットルから1トン近い水を使います。渇水で取水制限がかかっている時期には、工事の段取りに影響が出ることがあります。

ふだんは気にする必要はありませんが、夏に工事を予定するなら、ダムの貯水率を一度見ておくと安心です。市のページから確認できます。あわせて、市は節水のページや飲料水の備蓄のお願いも出しています。

なお、高圧洗浄の水は施主の水道から取るのがふつうです。水道代は施主負担になるのが一般的なので、見積書に「水道光熱費」の項目があるかどうかも見ておいてください。見積書の読み方は見積書のチェック項目にまとめています。

もうひとつ、塗り替えを考えている方に関係する話があります。今治市は瓦屋根の多い土地です。市がわざわざ「瓦屋根の耐風改修」に55万2千円もの加算を用意しているのは、それだけ対象の家があるということです。

瓦屋根は、塗装が要りません。いぶし瓦も釉薬瓦も、塗る前提で作られていないからです。にもかかわらず「瓦を塗りませんか」と勧めてくる業者がいます。塗ると瓦の水の抜け道をふさいで、かえって傷むことがあります。

今治で瓦屋根の家にお住まいなら、考えるのは塗装ではなく、漆喰の詰め直しや、ずれた瓦の直し、そして耐風改修です。外壁だけ塗って、屋根は触らないという選択も十分あり得ます。「屋根も一緒に塗りましょう」と言われたら、まず自分の家の屋根材が何かを確かめてください。屋根材ごとの考え方は屋根塗装の費用にまとめています。

今治で塗るなら、いつか——市内3か所で26%違います

今治市には気象庁のアメダスが市内に3か所あります。市街地の「今治」、島嶼部の「大三島」、山間部の「玉川」です。

図3 今治の月別降水量——年1,325mm。8月は93.8mmしか降りません

アメダス今治の月別降水量の棒グラフ 気象庁アメダス今治の平年値。6月196.2ミリ、7月191.8ミリ、9月165.2ミリが多い。1月49.6ミリ、12月59.4ミリ、2月59.8ミリ、11月69.6ミリ、8月93.8ミリが少ない。年降水量は1,325.5ミリ。 49.6 1月 59.8 2月 96.6 3月 97.0 4月 111.8 5月 196.2 6月 191.8 7月 93.8 8月 165.2 9月 122.2 10月 69.6 11月 59.4 12月 単位:mm(月降水量の平年値)
気象庁アメダス今治の平年値(1991〜2020年)。市内にはほかに大三島(年1,218.6mm)と玉川(年1,540.2mm)の観測地点があり、3地点で26パーセントの差があります。
今治市内3地点の年降水量(気象庁の平年値・1991〜2020年)
地点年降水量特徴
玉川(山間部)1,540.2mm市内でいちばん多い。玉川ダムのある地域です
今治(市街地)1,325.5mm全国平均より3割以上少ない
大三島(島嶼部)1,218.6mm市内でいちばん少ない。ただし風が強い
322mm(26%)同じ市内でこれだけ違います

山と島で26%も違います。合併で市域が広がった市らしい数字です。

今治の気候(気象庁アメダス今治の平年値・1991〜2020年)
項目数値塗装への影響
年降水量1,325.5mm全国平均より3割以上少ない。塗りやすい土地です
最も多い月6月196.2mm・7月191.8mm・9月165.2mm梅雨と台風。ここは外します
8月の降水量93.8mm夏なのに少ない。瀬戸内式気候の特徴です
最も少ない月1月49.6mm・12月59.4mm・2月59.8mm冬が乾きます
11月の降水量69.6mm秋で少ない月。狙い目です
1月の日最低気温1.8℃(日最高9.8℃)氷点下になりません。冬でも塗れる土地です
8月の日最高気温32.2℃塗料が乾きすぎ、職人も止まります
年平均風速(今治)1.7m/s市街地は風が弱いです
年平均風速(大三島)2.1m/s(1月3.0m/s)島は風が強い。冬は市街地の1.6倍です

数字を読むと、今治は塗るのにかなり恵まれた土地です。年間1,325mmの少雨、風は弱め、そして1月の日最低気温が1.8℃で氷点下になりません。朝を待たずに塗り始められる冬、というのは全国でも多くありません。

避けたいのは6月・7月の梅雨と、9月の台風です。逆に8月は93.8mmしか降りません。暑さの問題はありますが、雨で止まる心配は少ない月です。

島にお住まいの方は、風を見てください。大三島の年平均風速は2.1m/s、1月は3.0m/sで市街地の1.6倍。風が強い日はスプレー塗装ができず、養生シートも増やす必要があります。しまなみ海道沿いの家は、海からの塩分も届きます。鉄部のさびは内陸より早く進むので、ケレンの手間を見込んでおいてください。

今治市で制度と気候の両方に合わせた年間スケジュール
時期やること
4月上旬固定資産税の納税通知書が届きます。建築年次を見て耐震補助の対象か確認
4月〜第1期納期限名寄帳が無料で取れる期間(通常300円)
春(4〜5月)耐震診断の申し込み(技術者派遣なら自己負担0円)。申し込み状況のPDFで枠を確認
梅雨(6〜7月)工事は置かない。6月196.2mm・7月191.8mm
夏(8月)雨は93.8mmと少ないが、暑さで作業が止まりやすい時期
台風(9月)置かない。165.2mm
秋〜冬(10〜2月)塗装の適期。11月69.6mm・12月59.4mm・1月49.6mm。朝も氷点下になりません

費用の目安は外壁塗装の費用相場、業者の選び方は外壁塗装業者の選び方にまとめています。

結婚新生活支援事業——国の一覧で実施を確認

今治市には、外壁塗装に使える可能性のある制度がもう1本あります。国(こども家庭庁)の一覧には載っていますが、市の案内ページは2026年9月11日時点でありません。住宅の補助金を探しても見つからないのはそのためです。

補助上限お二人とも29歳以下 60万円(国の枠組み)/それ以外 30万円(国の枠組み)
対象になる費用こども家庭庁の活用状況(令和8年6月25日現在)に「今治市結婚新生活支援事業」が載っています(総事業費1,000万円)。国の枠組みでは、婚姻に伴う住宅取得・住宅リフォーム・住宅賃借・引越の費用が対象です。市の案内ページは2026年9月11日時点で見つからないため、市の対象経費と金額は確認できていません
対象外市の案内ページが無いため、確認できませんでした
所得お二人の合計所得が500万円未満(国の枠組み)
年齢婚姻日時点でお二人とも39歳以下(国の枠組み)
申請期間市の令和8年度の案内が出ていません(2026年9月11日確認)。申請の時期と方法は市役所で確認してください
窓口今治市役所 代表 0898-32-5200(担当課を確認してください)

市の案内ページが無いので、外壁塗装が対象になるかは分かりません。国の枠組みには住宅リフォームの費用が入っていますが、市が対象経費を絞ることもあります(栃木・秦野・田辺などはリフォームを対象にしていません)。対象になるかは窓口で確認してください。

この制度はこども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金を使った単年度の事業です。年度が変われば金額も条件も変わります。予算の上限に達すると期間内でも受付を終えることがあります。市の案内ページがまだ無いので、申請の前に必ず窓口で確認してください。

国の補助金なら使えますか

市に使える制度が無いと分かると、次に出てくるのがこの質問です。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。

よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。

まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。

窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。

よくある質問

今治市で、外壁塗装に助成金は出ますか。

出ません。しかも市が名指しで書いています。多子世帯リフォーム等支援事業の「助成対象工事例」に、対象外の工事として「倉庫、車庫、自転車ポート、門、フェンス、ポスト、植木、ウッドデッキ、テラス、太陽光パネル、家の外壁の塗替え・修繕」とあります。分類は「外構」で、家の本体の工事とは見ていません。

多子世帯リフォーム等支援事業は、いくら出ますか。

第2子で20万円、第3子以降で30万円です。愛媛県と共同の制度で、出産を機に子どもが複数になった家庭のリフォームや引越し費用が対象。今治市内に事業所を置く業者がリフォームした費用に限られます。対象になるのは子ども部屋の増設、間取りの変更、収納の新設、トイレ・洗面所の新設など。外壁の塗替えは対象外です。

耐震の補助はいくらですか。

耐震改修工事が5分の4以内で限度115万円です(利子補給制度を使う場合は5分の2以内・57万5千円)。ほかに耐震改修設計費が3分の2以内・限度20万円、瓦屋根の耐風改修の加算が23%以内・限度55万2千円、道路に倒壊するおそれがある住宅への加算もあります。

耐震診断はいくらかかりますか。

技術者派遣制度なら自己負担0円です。「愛媛県建築士会木造住宅耐震診断技術者派遣名簿」に載った技術者を市が派遣します。もうひとつ耐震診断補助制度があり、こちらは愛媛県木造住宅耐震診断事務所を自分で選んで、費用の3分の2以内・限度5万円の補助を受ける形です(自己負担あり)。

うちはツーバイフォーですが、対象になりますか。

なりません。今治市の耐震補助は対象建物を「枠組壁工法・丸太組工法・大臣等の特別な認定を得た工法の住宅でないもの」と定めています。2×4もログハウスも対象外です。当サイトで調べた市では2×4を対象に入れている市もあるので、市によって扱いが違います。

先着順と聞きました。もう埋まっていませんか。

市が申し込み状況をPDFで公開しています。令和8年8月31日時点で、耐震改修工事補助は予算35件に対し申込9件(残り26件)、耐震診断派遣は80件に対し28件(残り52件)、耐震改修設計補助は45件に対し19件でした。耐震診断補助だけは予算5件と枠が小さいので注意してください。市のページから最新版が見られます。

うちが対象の築年数か分かりません。

固定資産税の納税通知書(課税明細書)で確認できます。市がその方法をPDFで説明しています。通知書は毎年4月初旬に固定資産の所有者宛てに届き、家屋の建築年次が載っています。昭和56年5月31日以前かどうかは、それで分かります。登記簿を取りに行く必要はありません。

通知書が届きません。名義も複雑です。

市が表で整理しています。「名前の記載のある本人」なら追加資料は不要。「外」「外○名」が付いている場合や名義人が亡くなっている場合は、相続権や共有者であることが分かる資料が要ります。家屋の額が基準を下回って通知書が届かない場合は名寄帳や登記簿謄本が必要で、名寄帳は資産税課などで300円。ただし4月1日から第1期納期限までは無料です。

外壁を塗り替えると、固定資産税は上がりますか。

上がりません。家屋の固定資産税は再建築価格をもとに計算され、塗り替えは原状回復のための修繕として扱われます。建築確認も不要です。上がるのは増築で床面積が増えたときや、主要構造部の過半に及ぶ大規模なリフォームをしたときです。逆に耐震改修をすると減額される制度があります。

空き家を買って直したいのですが。

今年度は2本とも受付が終わっています。「住もういまばり!空き家リフォーム補助金(移住者住宅改修支援事業費補助金)」は募集終了、所有者向けの「住宅改修賃貸支援事業費補助金」も今年度の受付は終了と市が書いています。来年度を狙うなら、空き家バンクへの登録が前提になる制度なので、そこから調べてください。

高圧洗浄の水は、どうなりますか。

ふつうは施主の水道から取ります。30坪の家で数百リットルから1トン近く使うので、水道代は施主負担になるのが一般的です。見積書に「水道光熱費」の項目があるか見てください。今治市は玉川ダム・台ダムの貯水率を公開している市でもあります。夏に工事を予定するなら、一度見ておくと安心です。

今治市で外壁を塗るなら、いつがいいですか。

10月から2月です。アメダス今治の平年値では11月69.6mm・12月59.4mm・1月49.6mm・2月59.8mmと雨が少なく、1月の日最低気温が1.8℃で氷点下になりません。朝を待たずに塗り始められます。避けたいのは6月196.2mm・7月191.8mmの梅雨と、9月165.2mmの台風。8月は93.8mmと少ないので、暑さを我慢できるなら選択肢に入ります。

島に住んでいます。気をつけることはありますか。

風と塩です。大三島の年平均風速は2.1m/s、1月は3.0m/sで市街地(1.9m/s)の1.6倍。風の強い日はスプレー塗装ができず、養生も増えます。海が近いので鉄部(手すり・雨戸・雨樋の金具)のさびが内陸より早く進みます。塗料の等級を上げるより、高圧洗浄で塩分を落とすことと、ケレンの手間にお金をかけたほうが持ちます。

塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。

参考にした情報

今治市の公式ページと、市が公開しているPDFを2026年9月8日に直接開いて確認しました。補助は予算の範囲内で行われ、年度によって条件が変わります。申請前に必ず担当課へ確認してください。

  • こども家庭庁「地域少子化対策重点推進交付金 活用状況【愛媛県】」(令和8年6月25日現在/今治市 今治市結婚新生活支援事業 総事業費1,000万円・交付金所要額533万円・補助率2/3)/こども家庭庁「令和8年度地域少子化対策重点推進交付金」の概要(結婚新生活支援=夫婦ともに39歳以下かつ世帯所得500万円未満、対象費用は婚姻に伴う住宅取得費用・住宅リフォーム費用・住宅賃借費用・引越費用、上限は夫婦ともに29歳以下60万円・39歳以下30万円)
  • 今治市 ネウボラ推進課「多子世帯リフォーム等支援事業 助成対象工事例」(令和8年度・PDF)——愛媛県と共同の制度で第2子20万円・第3子以降30万円「今治市内に事業所を置く業者がリフォームした費用に限ります」、対象は子ども部屋の増設・間取りの変更・収納の新設・トイレや洗面所の新設・ストックハウスの設置、助成対象外の工事例(外構)に「倉庫、車庫、自転車ポート、門、フェンス、ポスト、植木、ウッドデッキ、テラス、太陽光パネル、家の外壁の塗替え・修繕」、ほかに据置型の家電・畳の交換・クロスの張替え・自分で作業した工事も対象外、「リフォームの契約・施工完了、支払い、本事業の申請を同じ年度内に」、相談先はネウボラ推進課(0898-36-1553)
  • 今治市 建築課「耐震改修費用の一部に補助します」——耐震改修工事は補助対象経費(消費税除く)の5分の4以内で限度額115万円(利子補給制度を利用する場合は5分の2以内・57万5千円)、瓦屋根の耐風改修工事補助(加算)は対象事業費の100分の23以内で限度額55万2千円(対象事業費は屋根面積1㎡あたり2.4万円が限度)、道路に倒壊するおそれがある住宅への加算(市が指定する緊急輸送道路・通学路等に面するなど3条件)、交付要件に評価委員会等の評価/工事監理/リフォーム瑕疵保険への加入/愛媛県木造住宅耐震改修登録事業者による施工、対象は昭和56年5月31日以前着工の一戸建て木造住宅で枠組壁工法・丸太組工法・大臣等の特別な認定を得た工法は対象外、地上2階以下・延べ面積500㎡以下
  • 今治市 建築課「耐震診断に補助します」——耐震診断技術者派遣制度は自己負担0円(愛媛県建築士会の木造住宅耐震診断技術者派遣名簿から派遣)、耐震診断補助制度は補助対象経費の3分の2以内で限度額5万円(愛媛県木造住宅耐震診断事務所を申請者が選定)、「毎年4月に資産税課から送付される『固定資産税納税通知書(課税明細書)』で、耐震診断の補助対象となるかご確認いただけます」/「固定資産税納税通知書(課税明細書)での補助対象かの確認、申請方法」(PDF)——名義別の申請できる人の表(本人/相続済/未相続/共有)、通知書が届かない場合は名寄帳や登記簿謄本が必要/名寄帳は資産税課などで手数料300円、4月1日から第1期納期限までは無料
  • 今治市 建築課「令和8年度各種補助事業申し込み状況(R8.8.31時点)」(PDF)——耐震診断派遣 予算80件・申込28件/耐震診断補助 5件・1件/耐震改修設計補助 45件・19件/耐震改修工事補助 35件・9件/耐震シェルター設置補助 申込2件/感震ブレーカー設置推進 30件・4件
  • 今治市 建築住宅課「耐震改修設計費用の一部に補助します」——耐震改修設計費は補助対象経費(消費税除く)の3分の2以内で限度額20万円
  • 今治市 地域振興課「住もういまばり!空き家リフォーム補助金(移住者住宅改修支援事業費補助金)」——※募集は終了しました。県外から令和3年4月1日以降に移住した方などが空き家バンクを通じて購入・賃借した住宅の改修が対象/「住もういまばり!住宅改修賃貸支援事業費補助金」——※今年度の受付は終了いたしました。指定地域の空き家所有者が移住者に貸すための改修に費用の2分の1
  • 今治市 水道部「ダム貯水率推移(玉川ダム・台ダム)」および「節水について」「飲料水の備蓄のお願い」——市が貯水率を継続して公開しています
  • 気象庁「過去の気象データ検索」アメダス今治の平年値(1991〜2020年)——年降水量1,325.5mm、月別の降水量・気温・風速・日照時間/アメダス大三島——年降水量1,218.6mm、年平均風速2.1m/s(1月3.0m/s)/アメダス玉川——年降水量1,540.2mm(いずれも市内の観測地点)
  • 今治市「耐震改修費用の一部に補助します」を開く——金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください

問い合わせ先
耐震診断・耐震改修設計・耐震改修工事・耐震シェルター:今治市役所 建築課
多子世帯リフォーム等支援事業ネウボラ推進課 電話 0898-36-1553
空き家リフォーム補助・住宅改修賃貸支援:地域振興課(どちらも今年度の受付は終了)
固定資産税の課税明細書・名寄帳:資産税課(市役所2階)または各支所住民サービス課
今治市役所:0898-32-5200(〒794-8511 愛媛県今治市別宮町一丁目4番地1)
耐震の補助は先着順です。申し込み状況のPDFが市のページで公開されています。

愛媛県内のほかの市も調べています。——松山市西条市。同じ県でも、市が変わればここまで違います(助成金ガイド業者の選び方外壁塗装の費用相場)。