広告当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

住友林業の外壁塗装——60年保証の条件と、「10年」という数字

住友林業は60年保証を掲げています。ただしその条件は「維持保全計画書に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合」——公式にそう書かれています。一方で、グループのリフォーム部門は「再塗装の目安は10年」と説明しています。——保証延長の周期と、塗装の適期は、同じではありません。この2つの数字をどう読むかが、判断の分かれ目になります。

※本ページはプロモーション(広告)を含みます。

このページの内容全12項目

先に結論

①60年保証の条件は「当社で実施」——公式は「維持保全計画書に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合、構造躯体および防水を最長で60年間保証します」としています
②30年目の保証延長には、有料メンテナンス工事と耐久診断が必要と明記されています
③40年目・50年目の点検で、外壁塗装のメンテナンスが必要となる場合があるとも公表されています
④一方、住友林業のリフォーム部門は「再塗装の目安は10年」「モルタルやサイディングの場合、10〜15年程度で再塗装が必要」と説明しています

③と④を並べると、疑問が出てくるはずです。——「保証の節目は30年・40年・50年。でも塗装の目安は10〜15年。どちらで動けばいいのか」。この記事は、そこを整理するために書きました。

60年保証の仕組み——公式の記述

住友林業の公式サイト(アフターサービスのページ)に、こう書かれています。

住友林業 公式サイト(https://sfc.jp/ie/support/。2026年9月14日に当サイトが原文を再確認)「住友林業の60年保証 アフターサービス」より

「『維持保全計画書』に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合、構造躯体および防水を最長で60年間保証します。」

「※30年目に保証延長を希望される場合は有料メンテナンス工事が必要となり、同時に耐久診断も実施いたします。」

「60年目まで定期的に無料点検を実施します。」

「*60年目まで延長保証を行った場合となります。延長保証を辞退された場合、以降の定期点検は有料となります。なお、建物保証が20年または10年の場合、30年目以降の定期点検は有料となります。」

「※店舗併用住宅は20年間もしくは10年間の保証となります。別荘など常時居住しない建物は10年間の保証となります。」

ポイントは3つです。

  • ①保証の対象は「構造躯体および防水」——外壁の見た目や塗膜そのものではありません
  • ②メンテナンス工事を「当社で実施」することが条件として書かれています
  • ③延長を辞退すると、以降の定期点検は有料になります

これは「保証延長型」と呼ばれる仕組みで、大手ハウスメーカーの多くが採用しています。——住友林業に固有のものではありません(タマホーム/セキスイハイムも同様の考え方です)。

保証延長の条件に、外壁塗装が入ることがあります

ここは、外壁塗装を考えている方にとって直接関係する部分です。同じページに、こう書かれています。

「※40年目以降の保証延長を受けられる場合は、40年目・50年目の点検により外壁塗装のメンテナンスが必要となる場合があります。」

「※外壁にタイル等がある建物は、40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)を実施頂きます。」

「*外部仕様や立地条件によって、メンテナンスの時期が早くなる場合があります。」

読み取れることを整理します。

公式の記述意味すること
「外壁塗装のメンテナンスが必要となる場合があります」保証延長の条件として、外壁塗装が求められることがある
「足場を設置して耐久診断(有料)」診断の段階で足場代が発生します(タイル等がある建物の場合)
「メンテナンスの時期が早くなる場合があります」40年・50年という節目より早く必要になることがあると、公式が認めています

3つ目に注目してください。——「外部仕様や立地条件によって、メンテナンスの時期が早くなる場合があります」。これは保証の節目と、実際に必要になる時期が一致しないことを、メーカー自身が示しているということです。次の章につながります。

グループ会社は「再塗装の目安は10年」と書いています

住友林業グループのリフォーム部門(住友林業のリフォーム)の外壁リフォームのページには、こう書かれています。

住友林業のリフォーム「外壁リフォーム」ページより

「モルタルやサイディングの場合、10〜15年程度で再塗装が必要になります。」

「再塗装の目安は10年。こんな症状が出たら再塗装」

「外壁は紫外線や風雨の影響で劣化が進みます。古くなると見た目が悪くなるだけでなく、雨水の侵入や内部構造の劣化につながります。ひび割れや色あせが発生したり、外壁を触った時に白い粉がつくような状態になったら再塗装が必要な時期です。」

「現在では新築住宅の7〜8割が窯業系サイディングを使用しています。」

「築25〜30年以上の住まいは、外壁材の張り替えの検討をお勧めします。10年目、20年目で再塗装をされた場合も、30年以上経ったら外壁材の張り替えの検討をお勧めします。」

「外壁リフォーム工事には足場が必要になります。屋根も一緒にリフォームするとコストメリットが生まれます。」

「白い粉がつく」というのは、当サイトが繰り返し書いているチョーキングのことです(劣化のサイン)。そして「足場が必要」「屋根も一緒にやるとコストメリット」も、当サイトの説明と一致します(足場代の考え方)。

2つの数字のずれを、どう読むか

ここがこのページの核心です。2つの数字を並べます。

数字何の話か
保証延長の節目30年・40年・50年構造躯体および防水の保証を延長するための手続きの周期
再塗装の目安10年(10〜15年程度)外壁の塗膜が機能を保てる期間の目安

この2つは、別のことを言っています。——矛盾ではありません。

保証延長の節目=「この時期に手続きをすれば、保証を継続できます」という制度の話

再塗装の目安=「この頃には塗膜が劣化します」という材料の話

→️つまり「40年目まで何もしなくていい」ではありません。その間に、塗膜は2〜3回の塗り替え時期を迎えます。

だから、判断の基準はこうなります

  • 塗り替えの時期は、壁の状態で決める——チョーキング、ひび割れ、色あせ、シーリングの切れ(劣化のサイン)
  • 保証延長の手続きは、その節目で判断する——30年目、40年目、50年目
  • そして、この2つを重ねられるなら重ねる——保証延長の条件になる工事と、必要な塗り替えが同じ時期なら、一度で済みます

いちばん避けたいのは、「保証があるから」で塗り替えを先延ばしにすることです。保証の対象は構造躯体および防水であって、外壁の塗膜が劣化しても、それ自体が保証で直るわけではありません。そして塗膜が切れれば、その先で守っているものが傷みます(塗装では戻れない段階)。

2020年4月1日以降の契約が対象です

見落とされやすい但し書きです。公式にはこう書かれています。

「※本内容は2020年4月1日以降にご契約の方が対象となります。」

「※住宅設備10年保証制度は2022年7月1日以降の建築工事請負契約が対象です。」

「※住友林業の『60年保証』対象の注文住宅に限ります(分譲住宅は含まれません)」

つまり、契約時期によって保証の内容が違います。——それ以前に建てた家の保証がどうなっているかは、契約書と保証書で確認する必要があります。

「住友林業だから60年保証」と一般化しないでください。——自分の家がどの制度に該当するのかは、建てた年で変わります。

シーサンドコートの塗り替えで、先に決めることが2つあります

住友林業で建てた家の外壁が「シーサンドコート」だという方は多いはずです。貝殻やマイカ(雲母)などの天然素材を混ぜ込んだ、吹き付けの塗り壁で、光の当たり方で表情が変わるのが特徴です。

念のため書いておきます。シーサンドコートは住友林業の外壁材です。ほかのハウスメーカーの外壁材と混同されることがありますが、別のものです(当サイトが2026年9月13日に「シーサンドコート」で検索し、1ページ目に出た8件をすべて確認したところ、8件すべてが住友林業の外壁材として扱っていました)。

まず前提——住友林業は、塗料メーカーではありません

ここを押さえておくと、話が早くなります。「シーサンドコート」は住友林業が採用している外壁材の呼び名であって、住友林業が製造しているわけではありません。実際に作っているのは塗料・建材のメーカーです。

だから「シーサンドコートの家は、住友林業でしか塗り替えられない」ということにはなりません。ただし、頼む先を決める前に、2つのことを自分で決めておく必要があります。

決めること①——同じ質感に戻したいのか

これがいちばん大きい分かれ目です。貝殻やマイカの粒が見える塗り壁の上に、ふつうの外壁用塗料を塗れば、粒の凹凸は塗膜で埋まり、光り方は変わります。色は選べますが、元の表情がそのまま戻るわけではありません。

やり方仕上がり確かめること
同じ系統の塗り壁材で吹き直す質感を近づけられます使う材料の製品名と、その材料を扱った実績。吹き付けは職人の技量が出ます
一般の外壁用塗料で塗る平滑寄りになり、光り方は変わります「今と同じ見た目にはなりません」と言ってくれるか。言わない会社は、あとで揉めます

当サイトは、シーサンドコートと同じ材料が一般の塗装店に流通しているかどうかを確かめられていません。だから「できます」とも「できません」とも書きません。やることは1つで足ります——見積書に、何を使うのかを製品名で書いてもらうこと。

「シーサンドコート風に仕上げます」という説明が来たら、それは同じ材料ではないという意味です。悪い提案とは限りませんが、言葉の違いをそのままにしないでください。

決めること②——保証を続けたいのか

これはこのページの他社に頼めるのかと同じ話です。質感を優先するのか、保証を優先するのか。先に順番を決めておくと、見積もりを比べるときに迷いません。

費用で効くのは、上塗りより下塗りです

塗り壁の塗り替えで金額が動くのは、下地がどれだけ塗料を吸うかです。凹凸のある面は平滑な面より表面積が広く、傷み具合によって吸い込みも変わります。

数字で見ると、はっきりします。塗り壁の上に塗り替えるときに使う下塗材の一例として、エスケー化研の「水性ミラクシーラーエコ」の公式製品情報を引きます(用途=各種水性仕上塗材の新築、改装用下塗材/適用下地=コンクリート、セメントモルタル、スレート板、各種旧塗膜など)。

項目公式の記載
標準塗坪(新築仕様)115〜150㎡/缶
標準塗坪(改装仕様)50〜150㎡/缶
設計価格1回塗り 640円/㎡/2回塗り 1,280円/㎡
荷姿15kg石油缶

改装仕様だけ、下限が50㎡/缶まで落ちています。新築なら1缶で115〜150㎡塗れるものが、塗り替えでは同じ1缶で50㎡しか塗れないことがある——つまり下地の状態で必要な缶数が3倍近く変わりうるということです。

だから「下塗り一式」と書かれた見積書では、この差を追えません。聞き方はこれで足ります——「下塗りは何を、何回、何缶使いますか」。缶数まで書かれていれば、面積と突き合わせて自分で検算できます(見積書の見方)。

この製品がシーサンドコートの塗り替えに使われる、という意味ではありません。「塗り壁の上に塗り替える下塗材は、新築のときより多く必要になりうる」ことを、メーカーが数字で示している例として引きました。実際に何を使うかは、見積書の製品名で確かめてください。

他社に頼めるのか

頼むこと自体は可能です。ただし、これまでの内容を踏まえると、確認すべき点がはっきりします。

1. 保証延長への影響

公式は「当社で実施していただいた場合」と明記しています。——他社で工事をした場合に保証延長がどうなるかは、契約内容と時期によります。当サイトが「切れます」と断定することはできません。

確認先は住友林業です。「他社で外壁塗装をした場合、保証延長はどうなりますか」——できれば書面で。

2. 外壁材と仕上げの種類

住友林業は木造住宅を中心に、複数の外壁仕上げを採用しています。吹き付け仕上げ、窯業系サイディング、タイルなど、家によって違います。

吹き付けの意匠仕上げの場合、塗り替えで同じ風合いを再現できるかどうかは、仕上げの種類によります。——「今の質感を残したいのか、変えてもいいのか」を先に決めて、対応できるかを聞いてください(吹き付け塗装)。

3. 見積もりを取ること自体は自由です

比較しただけで、何かを失うことはありません。——住友林業の金額が妥当かどうかは、他の見積もりがなければ判断できないからです(妥当かどうかの判断)。

そして、比べたうえで住友林業に頼むという結論になっても、それは納得のいく選択です。保証の継続に価値があると判断したなら、それが答えです(ハウスメーカーの外壁塗装)。

費用の考え方

当サイトは、住友林業の外壁塗装の相場金額を出しません。——外壁の仕上げが家によって違い、面積も形も違うからです。

代わりに、金額に影響する要素を挙げます。

要素中身
足場診断の段階でも必要になることがあります(公式は「タイル等がある建物は40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)」と記載)
外壁の仕上げ吹き付けの意匠仕上げは、一般的な単色塗装とは工程が変わることがあります(吹き付け塗装)
塗装面積延床面積ではなく実際の壁の面積で決まります(面積の考え方)
シーリングサイディングなら目地の量が金額に出ます(コーキングの費用)
屋根を含めるか住友林業のリフォーム部門も「屋根も一緒にリフォームするとコストメリットが生まれます」と書いています

おおよその金額を知りたいなら、まずシミュレーターで概算を見てください。実際の金額は、現地を見た見積もりで確認する——この順序です。

2つのタイミングを重ねるという考え方

保証の節目と、塗り替えの適期。この2つがずれているなら、できるだけ重ねるのが合理的です。理由は足場にあります。

足場は、工事のたびにかかります。30坪で15〜25万円が公開されている相場です(見積もりの内訳)。

そして公式は「外壁にタイル等がある建物は、40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)を実施頂きます」としています。

→️診断のために足場を組むなら、そのときに塗り替えも済ませたほうが、足場代は1回で済みます。

逆算して計画するとこうなります

時期起こること考えること
10〜15年目塗膜の劣化が出る(グループのリフォーム部門が示す目安)1回目の塗り替え。ここは保証の節目ではないので、自分で判断する必要があります
25〜30年目2回目の塗り替え時期/30年目の保証延長重ねられる可能性がある時期。有料メンテナンス工事の内容を確認
40年目・50年目保証延長の点検/外壁塗装が条件になる場合がある/タイル等は足場を設置した有料診断足場が必要になる時期。他の部位もまとめて

いちばん判断が難しいのは、最初の10〜15年目です。——保証の節目ではないので、案内が来るとは限らない。だから自分で壁を見て、動く必要があります。

ここで、他社の見積もりを取る意味が出てきます。——保証延長の条件になっていない時期の工事なら、依頼先の選択肢は広いからです。複数社に見てもらって、状態と金額を確認する——そのうえで住友林業に頼むという判断も、当然あり得ます。大事なのは、比べたうえで決めることです。

動く前に確認すること

1「うちの契約は、どの保証制度が適用されますか」——2020年4月1日以降かどうかで変わります

2「維持保全計画書には、外壁について何が書かれていますか」——保証延長の条件がここに書かれています

3「次の点検はいつで、そこで何が求められますか」——工事の時期を合わせられます

4「外壁の仕上げの種類を教えてください」——塗り替えの仕様が決まります

5「他社で外壁塗装をした場合、保証延長はどうなりますか」——できれば書面で

とくに2番目です。——「維持保全計画書」という書類が保証の前提になっているので、その中身を読むことが、判断の出発点になります。手元にない場合は、住友林業に問い合わせてください。

よくある質問

60年保証があるので、外壁は塗らなくていいのでは?

それは違います。保証の対象は公式によれば「構造躯体および防水」で、外壁の塗膜そのものではありません。そしてグループのリフォーム部門は「再塗装の目安は10年」「モルタルやサイディングの場合、10〜15年程度で再塗装が必要」と説明しています。——保証があることと、塗り替えが不要であることは、まったく別です。

30年目の有料メンテナンス工事とは、何をするのですか?

公式は「有料メンテナンス工事が必要となり、同時に耐久診断も実施いたします」としていますが、具体的な工事内容までは公表していません。——当サイトが推測で書くことはしません。建物の状態によって変わるはずなので、「維持保全計画書」を確認し、点検の担当者に直接聞いてください。金額も含めて、書面で受け取ることをおすすめします。

築15年です。まだ保証の節目ではありませんが、塗るべきですか?

壁の状態で判断してください。——グループのリフォーム部門が「10〜15年程度で再塗装が必要」としているので、時期としては検討に入る段階です。チョーキング(触ると白い粉)、ひび割れ、シーリングの切れが出ていれば、それがサインです(劣化のサイン)。保証の節目(30年)を待つ理由はありません——その間に塗膜が機能を失えば、守っているものが傷みます。

吹き付けの外壁ですが、同じ仕上がりにできますか?

仕上げの種類によります。吹き付けの意匠仕上げは、骨材の大きさや吹き方で表情が決まるため、まったく同じにするのは簡単ではありません(吹き付け塗装)。「今の風合いを残したい」なら、その希望を最初に伝えて、対応できる会社かを確認してください。——できないと言われたら、それは正直な答えです。

2020年より前に建てました。60年保証の対象外ですか?

公式は「本内容は2020年4月1日以降にご契約の方が対象となります」と明記しています。——それ以前の契約については、当時の保証制度が適用されるはずです。「対象外=保証がない」ではなく、「別の制度が適用されている」と考えてください。契約書と保証書を確認し、分からなければ住友林業に問い合わせてください。

「築25〜30年以上は張り替えを検討」と書いてありました。塗装では駄目ですか?

状態によります。グループのリフォーム部門は「築25〜30年以上の住まいは、外壁材の張り替えの検討をお勧めします」「10年目、20年目で再塗装をされた場合も、30年以上経ったら外壁材の張り替えの検討をお勧めします」としています。これは「塗装では対応できない段階がある」という意味です(塗装では戻れない段階/張り替え/カバー工法)。ただし、すべての家がそうなるわけではありません。——診断を受けて、塗装で足りるのか、張り替えが要るのかを判断してもらってください。

点検で外壁塗装をすすめられました。断れますか?

断れます。ただし保証延長の条件に含まれる工事なら、断ることで延長ができなくなる可能性があります。——「これは保証延長の条件に含まれる工事ですか」と、はっきり聞いてください。条件に含まれるなら、「工事の是非」ではなく「保証を継続するかどうか」の判断になります。そこを混同しないでください(保証の読み方)。

維持保全計画書が見つかりません

住友林業に問い合わせてください。——この書類が保証の前提になっているので、内容を知らないまま判断はできません。長期優良住宅の認定を受けた住宅では、維持保全計画の作成が求められる仕組みになっています。引き渡し時の書類一式の中にあるはずですが、見つからなければ再発行や内容の確認ができるかを聞いてみてください。

点検は無料と聞きましたが、診断は有料なのですか?

公式は分けて書いています。——「60年目まで定期的に無料点検を実施します」としつつ、「30年目に保証延長を希望される場合は有料メンテナンス工事が必要となり、同時に耐久診断も実施いたします」、そして「外壁にタイル等がある建物は、40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)を実施頂きます」とされています。つまり「定期点検」と「耐久診断」は別のものです。さらに「延長保証を辞退された場合、以降の定期点検は有料となります」とも書かれています——この区別を、案内が来たときに確認してください。

他のハウスメーカーと、どこが違いますか?

保証延長型という仕組み自体は、大手で広く採用されています。住友林業で特徴的なのは、グループのリフォーム部門が「再塗装の目安は10年」という具体的な数字を公表している点です。——保証の節目(30年・40年・50年)と、塗り替えの目安(10〜15年)が、同じグループ内で両方示されている。これは施主にとって、判断材料が揃っているということでもあります(ヘーベルハウス/積水ハウス/タマホーム)。

シーサンドコートは10年後にどうなりますか?

いちばん多いのは、汚れの相談です。凹凸のある塗り壁は平滑な面より汚れが留まりやすく、雨だれの筋、北側のコケ・カビ、窓まわりの黒ずみが目立ってきます。グループ会社の住友林業ホームテックは外壁一般について「外壁を触った時に白い粉がつくような状態になったら再塗装が必要な時期です」としていますが、汚れと、塗り替えが要る状態は別です。汚れているだけなら、まず洗って様子を見る手もあります。判断の分かれ目は「触って粉がつくか」「ひび割れが出ているか」の2つで、見た目の黒ずみだけで決めないでください(コケ・カビのページ)。

シーサンドコートの塗り替え費用は、いくらくらいですか?

当サイトは相場の金額表を出しません。面積・傷み具合・足場の要否で変わるものを平均しても、判断の役に立たないからです。かわりに、この外壁で金額が動く場所を挙げます。①下塗り——凹凸のある面は吸い込みが読みにくく、必要な缶数が変わります(上の節で、メーカーが改装仕様の標準塗坪を新築仕様より広い幅で示している例を挙げました)②仕上げ材の選び方——同じ系統の塗り壁材で吹き直すのか、一般の外壁用塗料で塗るのかで、材料も手間も変わります ③足場——屋根も一緒にやれば1回で済みます。だから比べるときは、総額ではなく「下塗りの製品名と回数」「仕上げの製品名」「足場の㎡数」の3行をそろえてください(見積書の見方)。

あわせて読みたい

ハウスメーカーの外壁塗装

なぜ高いのか。保証との天秤

タマホーム

同じく保証延長型。条件を確認しました

劣化のサイン

「白い粉がつく」が塗り替えの合図

吹き付け塗装

意匠仕上げの塗り替え

保証の読み方

条件つきの保証をどう読むか

塗り替え時期の判断

年数ではなく状態で決める

参考にした情報

  • 住友林業株式会社 公式サイト「住友林業の60年保証 アフターサービス」——「『維持保全計画書』に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合、構造躯体および防水を最長で60年間保証します」、「30年目に保証延長を希望される場合は有料メンテナンス工事が必要となり、同時に耐久診断も実施いたします」、「60年目まで定期的に無料点検を実施します」、「60年目まで延長保証を行った場合となります。延長保証を辞退された場合、以降の定期点検は有料となります。なお、建物保証が20年または10年の場合、30年目以降の定期点検は有料となります」、「40年目以降の保証延長を受けられる場合は、40年目・50年目の点検により外壁塗装のメンテナンスが必要となる場合があります」、「外壁にタイル等がある建物は、40年目・50年目に足場を設置して耐久診断(有料)を実施頂きます」、「外部仕様や立地条件によって、メンテナンスの時期が早くなる場合があります」、「店舗併用住宅は20年間もしくは10年間の保証となります。別荘など常時居住しない建物は10年間の保証となります」、「本内容は2020年4月1日以降にご契約の方が対象となります」、「住宅設備10年保証制度は2022年7月1日以降の建築工事請負契約が対象です」、「住友林業の『60年保証』対象の注文住宅に限ります(分譲住宅は含まれません)」との記載
  • 住友林業のリフォーム(住友林業ホームテック株式会社)「外壁リフォーム」ページ——「モルタルやサイディングの場合、10〜15年程度で再塗装が必要になります」、「再塗装の目安は10年。こんな症状が出たら再塗装」、「外壁を触った時に白い粉がつくような状態になったら再塗装が必要な時期です」、「現在では新築住宅の7〜8割が窯業系サイディングを使用しています」、「築25〜30年以上の住まいは、外壁材の張り替えの検討をお勧めします。10年目、20年目で再塗装をされた場合も、30年以上経ったら外壁材の張り替えの検討をお勧めします」、「外壁リフォーム工事には足場が必要になります。屋根も一緒にリフォームするとコストメリットが生まれます」、モルタルの再施工の目安を25〜30年程度としている旨との記載
  • エスケー化研「水性ミラクシーラーエコ」製品情報(公式・2026年9月13日に当サイトが確認)——用途「各種水性仕上塗材の新築、改装用下塗材」/適用下地「コンクリート、セメントモルタル、スレート板、各種旧塗膜など」/規格 JIS K 5663 合成樹脂エマルションシーラー/標準塗坪 新築仕様115〜150㎡/缶・改装仕様50〜150㎡/缶/設計価格 1回塗り640円/㎡・2回塗り1,280円/㎡/荷姿15kg石油缶/備考「強溶剤形上塗材の下塗材としては使用できません」。この製品がシーサンドコートの塗り替えに使われるという意味ではなく、塗り壁の改装用下塗材の一例として引用しています。
  • 検索結果の実測(2026年9月13日・当サイト調べ)——Googleで「シーサンドコート」を検索し、1ページ目に表示された8件をすべて確認したところ、8件すべてがシーサンドコートを住友林業の外壁材として扱っていました(塗装店のブログ6件・注文住宅の解説サイト1件・一括見積もりサービスの記事1件)。社名は挙げず、件数のみを記載しています。

最終確認日:2026年9月13日(シーサンドコートの節)/2026年8月26日(その他)。掲載した内容は各社が公表している情報にもとづきます。保証の期間・内容・条件は契約時期および契約内容によって異なり、他社で工事を行った場合の取り扱いも個別の契約によります。実際の適用については必ず住友林業株式会社にご確認ください。当サイトは住友林業グループとの取引関係はありません。