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西東京市に外壁塗装の助成金はある?——ありません。代わりに市が業者を紹介します
ありません西東京市には外壁塗装を対象とする助成制度がありません
- 環境系
- エアコン(1台1万円・上限3台)とLED照明の買い換え助成だけ。市内店舗での購入が条件で、工事への助成はありません
- 代わりにあるもの
- 西東京市住宅リフォーム斡旋センター——市と協定を結んだ市内業者の団体が、工事内容に応じて業者を選んでくれます(0120-029-011)
- 耐震
- 令和8年度に拡充。耐震改修は費用の2分の1・150万円まで。平成12年5月31日までに建てた木造軸組在来工法も対象
- 塀
- ブロック塀等安全対策=診断・除却・建替のいずれも3分の2で、合計が1メートルあたり8万円まで
西東京市には、外壁塗装に使える助成がありません。——環境系の助成はエアコンとLED照明の買い換えだけで、どちらも家電を買う話です。ただしこの市には、お金とは別のものがあります。——「西東京市住宅リフォーム斡旋センター」という窓口です。市と協定を結んだ市内の建築工事業者の団体で、「どこに頼んで良いか分からない」という人に、工事内容に応じた業者を選んでくれます。フリーダイヤルもあり、休みの日程まで市のページに載っています。助成金は出ないが、業者選びには手を貸す。——そういう市です。
このページの内容全8項目
先に結論——助成はなく、窓口があります
①西東京市に、外壁塗装への助成はありません——環境系はエアコンとLED照明の買い換えだけ
②代わりに「西東京市住宅リフォーム斡旋センター」があります——市と協定を結んだ市内業者の団体(0120-029-011)
③耐震は令和8年度に拡充——耐震改修が2分の1・150万円まで
④塀は3分の2で1メートルあたり8万円まで——ただし避難路に面していること
⑤家電の助成は市内店舗での購入が条件——地元のお店で買うことが求められます
西東京市の助成を、担当課ごとに並べます。
| 担当 | 制度 | 塗装は対象か |
|---|---|---|
| 環境政策課 | 省エネ家電(エアコン)買い換え助成金/LED照明器具買い換え助成金(個人向け・事業所向け) | 対象外(家電の買い換え) |
| 住宅課 | 木造住宅耐震診断助成/木造住宅耐震改修等助成/マンション/ブロック塀/緊急輸送道路沿道建築物 | 対象外 |
| 住宅増改築(リフォーム)業者のあっせん | お金は出ないが相談できる | |
| 危機管理課 | 住まいの防犯対策補助金 | 対象外 |
| 高齢者支援課・介護保険 | 自立支援住宅改修費助成サービス/住宅改修費 | 対象外 |
塗装はどこにも入っていません。——ただし2行目の「業者のあっせん」だけは、塗装でも使えます。お金は出ませんが、相談はできます。
市が業者を紹介する仕組み——リフォーム斡旋センター
市のページは、こういう書き出しで始まります。
「『住宅の増改築や修繕等を行いたいが、地元の建築工事業者と馴染みがなく、どこに頼んで良いか分からない。』という方などへ、西東京市住宅リフォーム斡旋センターにより、市内の建築工事業者をあっせんしています。」(西東京市 住宅増改築(リフォーム)業者のあっせん/最終更新日 2026年6月4日)
困りごとを、そのままの言葉で書いています。——「どこに頼んで良いか分からない」。これは外壁塗装で最も多い悩みでもあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センターとは | 「西東京市内に事業所のある建築工事業者で構成する団体で、市と協定を結び」、リフォーム相談と業者のあっせんを行う |
| 業者の選び方 | 「修繕箇所や工事内容等をご相談いただくと、内容に応じて適正な施工業者を選任します」 |
| 電話 | 042-464-8550 / 0120-029-011(フリーダイヤル) |
| 受付時間 | 午前10時〜午後5時(土日祝を除く)。正午〜午後1時は留守番電話 |
| 市の担当 | 住宅課(市役所保谷東分庁舎 042-438-4052) |
この形は、23区にも似た例があります。——豊島区は「住宅相談連絡会」が施主に業者を紹介する形で、渋谷区は東京土建の相談室が窓口になっていて「施行事業者の指定はできません」と書かれていました。違うのは、豊島区と渋谷区は助成金の窓口を兼ねているという点です。
西東京市のあっせんは、助成金とつながっていません。——純粋に「業者を探す手助け」です。
だから使い方も変わります。——助成金の条件として使わされるのではなく、使うかどうかを自分で決められる。1社をセンターから、あとの2社を自分で探して同じ条件で見積もりを比べる、という進め方ができます。
ただし、あっせんには限界もあります。
①センターが業者を選任します——「この会社がいい」と指名する形ではありません
②市内に事業所のある業者に限られます——市外の会社は入っていません
③金額が安くなる保証はありません——助成ではないので、値引きの仕組みはありません
紹介してもらった1社だけで決めてしまうと、金額が妥当かどうかを確かめる手立てがなくなります。——センターを使うにしても、比べる相手は用意してください(見積書のチェック項目)。
ここで、当サイトの見方を1つ書いておきます。——「市が紹介してくれる業者だから安心」とだけ考えるのは、少し早いと思っています。
あっせんが保証しているのは、市内に事業所があり、団体に加わっている会社だということです。——それは身元の確かさであって、外壁塗装の腕前や、その工事に見合った金額かどうかとは別の話です。建築工事業者の団体なので、塗装を専門にしている会社ばかりとは限りません。
とはいえ、身元が確かなことには十分な意味があります。——外壁塗装では、突然訪ねてきた業者と契約してしまう相談が絶えません。豊島区は点検商法の手口を区のページで公表していたほどです。市と協定を結んだ団体に電話をかけて紹介を受ける、という入り口は、その点では安全です。
市は、センターの休みの日程まで載せています。——「令和8年度のお休みの日程は以下になります」として、4月28日、5月1日、6月2日……と1年分が並んでいます。毎月2日前後が休みになる規則性があり、年末年始(12月28日〜1月4日)とお盆(8月10日〜14日)も休みです。
環境系はエアコンとLEDだけ。しかも市内店舗が条件
西東京市の「市の補助制度」に載っているのは、3つです。——個人向けのLED照明器具買い換え助成金、省エネ家電(エアコン)買い換え助成金、そして事業所向けのLED照明器具買い換え助成金。
| 項目 | 省エネ家電(エアコン)買い換え助成金 |
|---|---|
| 助成額 | 1台あたり10,000円(上限3台・30,000円まで) |
| 条件 | 西東京市内の店舗で購入された方のみ/新品未使用/統一省エネルギーラベルの基準を満たす製品 |
| 期間 | 令和8年5月15日〜令和8年11月30日に購入・設置が完了し申請した方(5月14日までに購入したものは対象外) |
| 受付 | 先着順。「受付期間内であっても、予算が上限に達した時点で申請の受付を終了します」 |
| 注意 | ポイント、クーポン等の利用分は助成対象外(現金・クレジットカード等の支払い分のみ) |
「市内の店舗で購入された方のみ」というのが、この制度の性格を表しています。——省エネと同時に、地元の店で買ってもらうことを狙った制度です。町田市のエネファーム奨励金が抽選だったのに対し、西東京市は先着順。申請は電子申請にも対応しています。
塗装とは関係のない制度ですが、性格は知っておく値打ちがあります。——この市の環境系の助成は「設備や家電を買うこと」に向いていて、「建物を工事すること」には向いていません。だから塗装が入っていないのは、方針としては一貫しています。
耐震は令和8年度に150万円へ拡充されました
西東京市の耐震助成は、今年度に手厚くなりました。——市のページに「令和8年度より対象要件及び助成上限額を拡充します」と書かれています。
| 種類 | 助成率 | 限度額 |
|---|---|---|
| 耐震改修 | 要した費用の2分の1以内 | 150万円まで |
| 除却(建替えに伴うものを含む) | 要した費用の3分の1以内 | 50万円まで |
対象になる住宅は、2つの年代に分かれています。
「昭和56年5月31日以前に建築されたもの」
「昭和56年6月1日から平成12年5月31日の間に建築された階数が地上2階建以下の木造軸組在来工法によるもの」
「※2については枠組壁工法、パネル工法などは助成の対象になりません。」
ここでも平成12年(2000年)5月31日まで届きます。——町田市も府中市も同じ日付でした。建築基準法が改正された日を境にしているので、多摩地域で揃っているのだと読めます。
西東京市は「重大な不適合」の中身を、具体的に説明しています。——ほかの市が「接道2メートル以上が必要」とだけ書くところを、この市は3つ挙げています。
①無接道——建築基準法上の道路に原則2メートル以上接していない
②道路突出——建築物が道路に突出している(門・塀・建築設備を除く)
③建ぺい率、容積率が著しくオーバー
そして「その是正が耐震改修と同時になされる必要があります」としています。——直せば対象になりうる、という書き方です。府中市は「原則として、耐震改修の助成対象とはなりません」だったので、読み手に残る道筋が少し違います。
助成金の交付は、同一住宅に対して1回が限度です。——また共同住宅は対象になりません。耐震改修前後の評点を判定する機関は、市が指定する診断機関でなければなりません。
外壁塗装との関係は、ここまでの市と同じです。——助成が出るのは耐震改修の部分だけ。ただし壁を開ければ外壁の仕上げが要り、足場も組みます。——家が平成12年5月より前の木造軸組在来工法で、塗り替えの時期が近いなら、耐震から入る順番があります(外壁のひび割れの見方)。
塀は1メートルあたり8万円まで。ただし高さの条件つき
西東京市のブロック塀の助成は、4種類に分かれています。
| 助成対象事業 | 助成金額 | 限度額 |
|---|---|---|
| (1)耐震診断 | それぞれ要する費用(税抜)の3分の2 | (1)から(3)までの助成金額の合計額が、対象となるブロック塀等1メートルあたり80,000円を超えないこと |
| (2)除却 | ||
| (3)建替え又は耐震改修 |
建替えの費用には、設計と工事監理の費用も入れられます。——市は「設計及び工事監理に要する費用を含めることができる」としています。
対象になる塀の条件は3つです。
①避難路に面していること——「市内各小学校が定める通学路のほか、児童・生徒が自宅から学校等の指定避難所に至るまでの経路」
②明らかな違反建築物でないこと
③危ないと確認できること——「既存ブロック塀等の簡易点検シート」による点検で不適の項目があるもの、目視で破損またはぐらつきが確認できるもの、その他市長が危険と認めるもの
除却には、もう1つ条件があります。——「撤去後60センチメートル以下の高さになること」。塀を全部なくす必要はなく、60センチ以下まで低くすればよいということです。低い基礎部分を残す形が想定されています。
そして、他の補助金との重複ができません。——市は「他の補助金等の交付を受け、又は受ける予定である場合」を対象外としています。「土地又は建物の販売を目的として行う場合」も対象外です。
手続きは、契約より前に進みます。——市の流れはこうです。
事前相談(事前相談カード)→ 助成金交付の申請 → 市が交付決定 → 「助成金交付決定通知書」を受領後に契約を交わし着手 → 完了届
塗装の足場を組むときに塀も、と考えているなら、塀のほうを先に動かしてください。——事前相談から交付決定まで時間がかかります。
多摩4市を並べると——同じ形でも金額が違います
当サイトが調べた多摩の4市を、同じ表に入れます。
| 市 | 外壁塗装 | 耐震改修 | 塀(1メートルあたり) | 業者の紹介 |
|---|---|---|---|---|
| 西東京市 | 出ない | 2分の1・150万円 | 3分の2で助成が8万円まで | 斡旋センターあり |
| 府中市 | 出ない(市が明記) | 2分の1・170万円 | 3分の2で対象費用が8万円まで(助成53,000円)/木塀は加算分10分の10 | — |
| 町田市 | 出ない | 2分の1・120万円/障がい者等世帯は10分の9・242万4千円 | 10センチにつき600円(=6,000円)・上限30万円 | — |
| 八王子市 | 出る(20%・上限5万円) | 3分の2・100万円 | — | 登録施工業者の一覧を公開 |
塀の助成は、府中市と西東京市がよく似た設計です。——どちらも3分の2で、1メートルあたり8万円という数字が出てきます。ただし意味が違います。
府中市は「助成対象費用の上限」が1メートルあたり8万円。そこに3分の2を掛けるので、助成は1メートルあたり53,000円です。
西東京市は「助成金額の合計額」が1メートルあたり80,000円を超えないこと。つまり助成そのものが1メートルあたり8万円まで出ます。
同じ「8万円」でも、どこに掛かる数字かで結果が変わります。——ただし府中市には木塀への加算(8万円から27万2千円の部分を10分の10)があるので、国産木材の塀に建て替えるなら府中市のほうが大きくなります。
耐震改修は、この4市では府中市の170万円が最も大きい額です。——ただし町田市は障がい者等世帯なら242万4千円まで出ますので、世帯の状況で順番は変わります。
この市には、順番があります。——助成の有無を調べるより先に、やることが決まっているという意味です。
まず斡旋センターに電話する(0120-029-011)。心当たりの業者がいないなら、ここが出発点になります。次にその1社の見積書を持って、ほかの会社にも同じ条件で出してもらう。紹介された会社が高いか安いかは、それでしか分かりません。
そして、家の年代を確かめてください。——平成12年5月31日より前に建てた木造軸組在来工法なら、耐震の助成が今年度から150万円に拡充されています。通学路に面したブロック塀があるなら、そちらも住宅課へ。塗装には出ないお金が、隣の工事には出ます。
西東京市は、田無と保谷が合併してできた市です。——市役所も田無庁舎と保谷東分庁舎に分かれていて、住宅課は保谷東分庁舎にあります。塀や耐震の相談で窓口に行くときは、先に電話で場所を確かめてください(042-438-4052)。
住宅地としては、平坦で道が細い区域が多い土地です。——隣家との距離が近いと、足場を組むときに養生の手間が増えます。また前面道路が狭いと、資材の搬入や職人の駐車で費用が変わることがあります。見積もりを取るときは、実際に敷地を見てもらってください(塗装面積の出し方/足場なしと言われたら)。
よくある質問
西東京市に外壁塗装の助成金はありますか?
ありません。市の環境系の補助制度は、省エネ家電(エアコン)買い換え助成金とLED照明器具買い換え助成金の2つで、どちらも家電の買い換えが対象です。塗装への助成は見当たりませんでした。
市が業者を紹介してくれると聞きました
西東京市住宅リフォーム斡旋センターのことです。市は「西東京市内に事業所のある建築工事業者で構成する団体で、市と協定を結び、市民の皆様の住まいのリフォームに関する相談や市内の建築工事業者をあっせんしています」と説明しています。
斡旋センターの連絡先は?
042-464-8550、またはフリーダイヤルの0120-029-011です。受付時間は午前10時から午後5時まで(土曜日・日曜日・祝祭日を除く)で、正午から午後1時までは留守番電話での受付になります。
業者は自分で選べますか?
センターが選ぶ形です。市は「修繕箇所や工事内容等をご相談いただくと、内容に応じて適正な施工業者を選任します」としています。
紹介してもらうとお金が出ますか?
出ません。あっせんは業者を紹介する制度で、工事費の助成はついていません。
エアコンの助成はいくらですか?
1台あたり1万円で、上限3台の3万円までです。ただし西東京市内の店舗で購入したものに限られ、ポイントやクーポンの利用分は対象外です。
エアコンの助成はいつまでですか?
令和8年5月15日から令和8年11月30日までに購入・設置が完了し、申請された方が対象です。市は「申請は先着順です。受付期間内であっても、予算が上限に達した時点で申請の受付を終了します」としています。
耐震改修はいくら出ますか?
耐震改修に要した費用の2分の1以内で150万円までです。市は「令和8年度より対象要件及び助成上限額を拡充します」と書いています。除却は3分の1以内で50万円までです。
耐震の対象になる家はいつまでですか?
昭和56年5月31日以前に建築されたもの、または昭和56年6月1日から平成12年5月31日の間に建築された地上2階建て以下の木造軸組在来工法の住宅です。枠組壁工法やパネル工法は対象になりません。
接道が2メートルないと使えませんか?
市は無接道などを「重大な不適合」とし、「その是正が耐震改修と同時になされる必要があります」としています。是正できれば対象になりうる書き方です。詳しくは住宅課へご確認ください。
ブロック塀の助成はいくらですか?
耐震診断、除却、建替えまたは耐震改修のいずれも費用(税抜)の3分の2で、合計額が塀1メートルあたり8万円を超えない範囲です。
塀を撤去するときの条件はありますか?
あります。除却費用の助成を申請する場合は「撤去後60センチメートル以下の高さになること」が条件です。また対象は避難路(通学路等)に面する塀に限られます。
塀の助成が受けられない場合はありますか?
あります。市は「土地又は建物の販売を目的として行う場合」と「他の補助金等の交付を受け、又は受ける予定である場合」を対象外としています。
塀の工事はいつ契約しますか?
交付決定のあとです。市の手続きの流れでは「助成金交付決定通知書」を受領後に建築士や施工業者と契約を交わし、工事に着手する順番になっています。
近くの市ではどうですか?
八王子市では外壁塗装が対象で、居住環境整備補助金の「長寿命化改修工事」に「屋根、外壁の塗装」と書かれています。町田市と府中市は西東京市と同じく助成がありません。
参考にした情報
- 西東京市「住宅増改築(リフォーム)業者のあっせん」(住宅課/最終更新日 2026年6月4日)
- 西東京市「市の補助制度」「省エネ家電(エアコン)買い換え助成金」(環境政策課)
- 西東京市「木造住宅耐震改修等助成制度」(住宅課/最終更新日 2026年4月1日)
- 西東京市「ブロック塀等安全対策促進助成制度」(住宅課/最終更新日 2026年4月1日)
- 西東京市「耐震・リフォームについて」「助成・派遣制度」
この記事は2026年9月2日時点で、西東京市の公式ウェブサイトから確認できた内容をまとめたものです。省エネ家電の助成は先着順で、予算が上限に達した時点で受付を終了します。また助成制度は年度ごとに変わります。申請の前に、必ず市の担当課でご確認ください。