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パミールの屋根——ニチハが公表していることと、塗る・かぶせる・葺き替えるの分かれ目

「パミール」は、ニチハが1996〜2008年に販売した、石綿を使わない屋根材です。薄い板を重ねて葺く形で、見た目はコロニアルなどのスレート屋根とよく似ています。ニチハが公式に出しているのは、付属の釘の一部にメッキの薄いものが混ざっていたというお詫びで、本体については「安全性については、問題ありません」と書いています。その一方で、表面が層になってめくれる劣化を理由に、塗装を勧めない屋根工事会社が多い屋根材でもあります。このページは、ニチハの公開資料を原文で読み、「うちはパミールか」「塗っていいのか」「かぶせるか葺き替えるか」を確かめる順に並べます。

※本ページはプロモーション(広告)を含みます。

このページの内容全10項目

先に結論

ニチハの公開資料から分かること
  • ニチハが出しているパミールの文書は、1996年12月の発売のお知らせと、2010年11月5日の付属の釘(品番JQ20)のお詫びです。お詫びの文書は、本体について「『パミール』本体の安全性については、問題ありません」と書いています。
  • 塗れるかどうかの物差しは、ニチハ自身の「屋根リフォーム工法比較」にあります。塗り替えの条件は「表面や下地があまり傷んでおらず、塗装が可能な屋根」、デメリットの欄には「高圧洗浄に耐えられる必要がある」。表面が層になってめくれている屋根は、この条件から外れます。
  • かぶせる(重ね葺き)か葺き替えるかの分かれ目は、下地です。同じ表で、重ね葺きの条件は「下地があまり傷んでいない屋根」、葺き替えは「下地が傷んでいると思われる屋根」です。
  • 屋根材のズレや落ちた破片を見つけたら、見積もりより先にニチハの「お客さま相談室」へ。お詫びの文書が、そうするよう求めています。

パミールとは——ニチハの発表で確かめられること

パミールは、外壁材のサイディングで知られるニチハの屋根材です。ニチハのサイトには、1996年12月6日付のニュースリリース「無石綿高級屋根材 新生『パミール』発売」が今も残っています。

リリースには、名前の由来が「世界の屋根パミール高原をイメージした、"ニチハ・パミール"」と書かれ、特長として「人に環境にやさしい完全無石綿をかかげ、優れた耐震性を約束する軽量化を実現」とあります。名古屋工場で増産の工事が終わり、生産を始めたという知らせです。

項目ニチハが公表している内容どの文書か
石綿(アスベスト)「完全無石綿」1996年12月6日のニュースリリース
販売期間1996〜2008年2010年11月5日のお詫び(対象商品の欄)
つくっていた場所・量名古屋工場。増産で加わった能力が「2,500千平方メートル/年間」(生産品目は「無石綿屋根材」)1996年のニュースリリース
付属品「パミール用釘」(品番:JQ20)を販売時に無償配布。配布期間は1997〜2007年2010年のお詫び
名前の似た製品「屋根材パミールX スパニッシュ調」5色(品番PMX1151〜PMX1155)が、2010年6月からの生産中止品として載っていますニチハの商品改廃情報(2010年)

増産で加わった分だけで年に250万㎡。屋根を1軒80㎡と仮に置くと、年に3万軒ほどにあたります(当サイトの試算。増産分の能力で、パミールの実際の出荷量ではありません)。1996〜2008年のあいだに建った家なら、身近にあってもおかしくない屋根材だということです。

見た目は、コロニアルなどのスレート屋根とよく似ています。薄い板を少しずつずらして重ねて葺く形で、遠目ではまず見分けがつきません。屋根材の製品名の調べ方全体は屋根材の種類と見分け方にまとめました。このページは、パミールに絞って話を進めます。

ニチハが公表している「釘」のお詫びを、原文で読む

2010年11月5日、ニチハは「ラスパート釘(屋根材『パミール』付属品)に関するお詫びとお知らせ」を公表しました。いまもニチハのサイトからPDFで読めます。うわさや体験談ではなく、メーカー自身の文書です。大事なところを、そのまま並べます。

何について文書の原文
対象「屋根材『パミール』(1996〜2008年)販売時に無償配布した『パミール用釘』(品番:JQ20)」
何が起きたか「耐食性表面処理(ラスパート処理)のメッキ厚の薄いものが混入していたことが判明しました」
起こりうること「経年に伴う腐食の進行が早まる可能性があり、屋根材のズレ・落下などが生じる可能性があります」
当時の状況「現在のところ人的被害の報告はありません」
対応「安全処置が必要なものについては無償での処置を随時進めてまいります」
ほかの商品「『パミール』以外の商品には当該『パミール用釘』(JQ20)を無償配布していないことを確認しております」
本体「『パミール』本体の安全性については、問題ありません」
連絡のお願い「該当商品にズレなどの異常を発見された場合、当社『お客さま相談室』までご連絡くださいますようお願いいたします」

出典:ニチハ株式会社「ラスパート釘(屋根材『パミール』付属品)に関するお詫びとお知らせ」(2010年11月5日)。釘の製造元は若井産業株式会社と記載されています。

この文書から言えること、言えないこと

言えるのは、ニチハが問題として公表したのは付属の釘で、本体ではないということです。そして無償とされているのは「安全処置が必要なもの」への処置です。

逆に、この文書からは言えないこともあります。屋根を丸ごと無償で葺き替えてもらえる、とは書かれていません。また2010年の文書なので、2026年のいま同じ対応を続けているかどうかは、ここからは分かりません。「メーカーが無料で直してくれるらしい」という話を聞いたら、この2点を思い出してください。

ズレや落ちた破片を見つけたら

  • ①自分で屋根に上らない——ズレている屋根材は、踏めばさらに動きます。地上から写真を撮るだけにします。
  • ②写真と、建てた年・屋根をやった年をそろえる——いつ、どこに、何枚かが分かると話が早くなります。
  • ③業者の見積もりより先に、ニチハのお客さま相談室へ——文書が「ズレなどの異常を発見された場合」の連絡先として名指ししている窓口です。安全処置の対象になるかは、メーカーに確かめるのが確実です。

文書に載っている窓口は、フリーダイヤル0120-834-700(受付時間:平日9:00〜17:00)です。これは2010年の記載です。ニチハの今のお問い合わせページにも「お客さま相談室」があり、受付時間は月〜金の9時〜17時(土・日・祝日、GW、夏期休暇、年末年始を除く)と書かれています(2026年9月11日確認)。電話の前に、公式サイトで番号を確かめてください。

うちの屋根はパミールか——確かめる順番

パミールかどうかで、この先の話が変わります。確かめる順番はこうです。

  • ①書類で製品名を見る——新築のときの仕様書・仕上表・図面・請負契約書の屋根の欄に「ニチハ」「パミール」とあれば、それが答えです。手元に無ければ、建てたハウスメーカーや工務店に図面が残っていないか聞いてみてください。
  • ②建てた年と、屋根をやり直した年を見る——お詫びの文書にある販売期間は1996〜2008年です。この間に新築したか、屋根を葺き替えた家でなければ、パミールの可能性は低くなります。ただし年代は絞り込みの手がかりで、決め手ではありません。
  • ③名前の似た製品に気をつける——ニチハの商品改廃情報には「屋根材パミールX スパニッシュ調」が別に載っています。お詫びの対象は「パミール」とその付属の釘です。書類に「パミールX」とあったら、品番を添えてニチハに聞くのが確実です。
  • ④外観は、屋根に上がった人の写真で——屋根工事会社の解説では、表面が薄い層になってめくれること、屋根の先端の凸凹の幅などが見分け方として挙げられています。ただしこれはメーカーの公表ではなく、地上からは見えません。点検の写真で見せてもらってください。

コロニアルとは、何が違う?

いちばん違うのは、つくっている会社です。パミールはニチハ、コロニアルはケイミュー(旧クボタ松下電工外装)の屋根材です。どちらも薄い板を重ねて葺く屋根なので、屋根の上でも慣れていないと区別がつきません。「コロニアルです」「パミールです」と言われたら、どこを見てそう判断したのかを聞いてください。コロニアルの側の話(発売時期と塗り替えの資料)はスレート屋根のページにあります。

塗装していいのか——ニチハの工法比較の「条件」に当てる

ニチハは一般のお客さま向けに「屋根リフォーム工法比較」というページを公開しています。パミールについて書いたものではなく、屋根の塗り替え全般の条件です。それでも、パミールの家が塗るかどうかを考えるときの物差しになります。塗り替えの欄には、こう書かれています。

ニチハ「屋根リフォーム工法比較」の塗り替えの欄(原文)
  • 条件:「表面や下地があまり傷んでおらず、塗装が可能な屋根」
  • デメリット:「高圧洗浄に耐えられる必要がある」「塗料の種類などにもよるが短い周期で定期的に再塗装が必要になる場合がある」
  • 手順の1番目:「屋根の苔や汚れなどを落とすために、高圧洗浄をします」

塗装は、表面にくっついて守る仕事です。表面の層がめくれてくる屋根では、塗る前の高圧洗浄でめくれが進みます。塗った後も、塗膜がくっついている層ごと下から離れていきます。上の条件で言えば、「表面…があまり傷んでおらず」にも「高圧洗浄に耐えられる」にも当てはまりません。

検索結果の1ページ目に並んだ屋根工事会社の解説にも、「塗装をしてはいけない理由」「塗装不可の理由」といった見出しを立てているものがありました(2026年9月11日確認)。

ただし、ニチハの公開資料の中に、パミールの塗り替えの可否そのものに触れたものは見つかりませんでした(2026年9月11日、発売のリリース・お詫びの文書・商品改廃情報・屋根リフォームの工法比較・お問い合わせとよくある質問のページを確認)。当サイトは「パミールだから塗れない」とは断定しません。決めるのは、あなたの屋根の表面と下地が上の条件に当てはまるかどうかです。

それでも「塗れます」と言われたら

次の3つを聞いてください。答えが具体的なら、その会社は屋根をよく見ています。

  • 「めくれは、何枚・どの面に出ていますか」——写真で見せてもらいます。数枚なら差し替えで済むこともあり、広い範囲なら塗装の条件から外れます。
  • 「高圧洗浄は、どうしますか」——ニチハの表が塗り替えのデメリットに挙げている点です。洗浄でめくれが出たらどうするかまで聞きます。
  • 「塗った後にめくれが出たら、保証はどうなりますか」——保証書に屋根の項目があるか、期間は何年かを書面で確かめます。

あわせて、塗装とカバー工法の両方の見積もりを、何社かに出してもらって比べるのが確実です。塗って数年でめくれが出て、結局かぶせることになれば、足場を2回組むことになります。

かぶせるか、葺き替えるか——分かれ目は下地

塗装で済まない屋根なら、残る選択肢は重ね葺き(カバー工法)と葺き替えです。同じニチハの工法比較から、3つの工法の条件を並べます。

工法ニチハが書いている条件できること(メリットの欄)負担・できないこと(デメリットの欄)
塗り替え表面や下地があまり傷んでおらず、塗装が可能な屋根初期費用が安い/工期が短い高圧洗浄に耐えられる必要がある/短い周期で再塗装が要ることがある
重ね葺き(カバー工法)既存の屋根が化粧スレート系屋根材などで、下地があまり傷んでいない屋根廃材が少ない/断熱・遮音の効果/住みながら工事できる塗り替えより初期費用が高い/瓦など凸凹の大きい屋根には施工できない
葺き替え既存の屋根の老朽化により、下地が傷んでいると思われる屋根既存屋根を剥がすことで、躯体・下地の確認が可能/下地の補強や断熱材の施工を同時にできる既存屋根を剥がす費用と廃材処理費用がかかる/初期費用が一番高い

出典:ニチハ「屋根リフォーム工法比較」(一般のお客様向け・リフォーム編。2026年9月11日確認)。条件の欄は原文、メリット・デメリットの欄は要点をまとめています。

ニチハは金属屋根材(センタールーフ)も売っている会社で、この表はその案内のページにあります。それでも、条件の中身はケイミューの資料と同じ向きです。ケイミューの工法比較も、カバー工法について「屋根下地(野地板)の点検・修繕はできない」と書いています(屋根カバー工法のページ)。かぶせたら、次に剥がすまで下地は見られません。だから、かぶせる前に下地を確かめます。

パミールの屋根で、かぶせる前に確かめたいこと

  • 雨漏り・天井のしみ・屋根のたわみ——どれかがあれば、下地が傷んでいる疑いがあります。ニチハの表で言えば葺き替えの側です。
  • 屋根材のズレや落下——付属の釘の件があるので、かぶせる前にニチハに相談して、安全処置の対象かを確かめておきます。
  • 重さ——かぶせると、今の屋根の上に新しい屋根材が乗ります。どのくらい重くなるか、提案された製品の重さを聞いてください(屋根カバー工法のページ)。

パミールの直し方は、屋根工事会社の間でも意見が割れています。検索結果の1ページ目にも、「まとめ パミールのメンテナンスは葺き替えが安心です!」と締める会社と、「アルマによる屋根カバー工法を提案」する会社が並んでいました(2026年9月11日確認)。どちらが正しいかは、屋根によって違います。割れたときは、その工法を選んだ根拠の写真を並べてください。下地を見て言っているのはどちらかが分かります。

石綿(アスベスト)はどうなる?

ニチハは発売のときから「完全無石綿」と書いています。葺き替えで撤去しても、石綿を含む屋根材の撤去とは話が違うということです。

ただし、工事の前の石綿の事前調査は、屋根材の種類にかかわらず元請業者の義務です。厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイトは、「原則、工事の規模・種類にかかわらず改修等の対象箇所すべての材料に対し、事前調査を行う必要があります」としています。調査には、書類や現地で製品名を確かめる手順があります。製品名がパミールと分かっているかどうかは、この調査にも関わります。調査は誰がするのか、結果はもらえるのかを契約前に聞いてください(産廃処分費と石綿の事前調査)。

いくらかかるか——3つの工法の目安

当サイトの別のページで、各社が公開している相場を並べています。パミールの家に当てはめると、比べる相手は次の3つです(30坪クラスの戸建て)。

工法公開されている相場の例詳しいページ
屋根塗装(屋根だけ・足場込み)40〜80万円、60〜80万円など屋根塗装の費用と相場
カバー工法80〜120万円、90〜120万円、100〜150万円屋根カバー工法の費用
葺き替え多くの公表値が110万〜220万円の帯に重なる屋根の葺き替え費用

※どれも各社の公開値を並べたもので、当サイトが監修した帯ではありません。屋根の面積・勾配・下地の傷み方で動きます。

カバー工法と葺き替えの差は、主に今の屋根を剥がす手間と処分、そして下地を直すかどうかです。ニチハの表のデメリット欄にある「既存屋根を剥がす費用と廃材処理費用」が、そのまま差になります。塗装を選べない屋根なら、この2つを並べて、差額で何を買っているか(下地を見て直せること)を考えてください。

見積もりのときに聞く5つのこと

聞くことなぜ聞くか
「うちの屋根は、何という製品だと判断しましたか。根拠は?」書類で見たのか、屋根の上で見たのか。パミールかどうかで、この先の話が変わります
「めくれやズレは、何枚・どの面に出ていますか」ニチハの塗り替えの条件「表面や下地があまり傷んでおらず」に当たるかの材料です。写真をもらいます
「下地(野地板)の状態は、どう確かめましたか」重ね葺きと葺き替えの分かれ目です。かぶせたあとは見られません
「ズレや落下があるなら、ニチハに相談しましたか」付属の釘による安全処置は、ニチハが無償としている部分です
「石綿の事前調査は、どなたが、どの方法でしますか。結果はもらえますか」元請業者の義務です。製品名が分かっているかも、ここで確かめられます

見積書そのものの読み方(下塗材の名前、面積、縁切り)は屋根塗装の見積もりのページにまとめています。

※同じ「製品名を確かめてから工法を決める」型のページが、ほかに3枚あります——コロニアルNEO(旧クボタ)、グリシェイドNEO(旧クボタ)、アーバニー(旧クボタ・3世代で石綿の量が違います)、パミール(ニチハ)。

パミールの屋根について、よくある質問

パミールは塗装できますか?

ニチハの公開資料には、パミールの塗装の可否は書かれていません(2026年9月11日確認)。——判断の物差しは、ニチハの工法比較にある塗り替えの条件「表面や下地があまり傷んでおらず、塗装が可能な屋根」と、デメリット欄の「高圧洗浄に耐えられる必要がある」です。表面が層になってめくれている屋根は、この条件から外れます。多くの屋根工事会社が塗装を勧めないのはこのためです。

パミールにアスベストは入っていますか?

ニチハは発売のリリースで「完全無石綿」と書いています。——ただし工事の前の石綿の事前調査は、屋根材の種類にかかわらず元請業者の義務です。製品名がパミールと確かめられているかを、調査の方法とあわせて聞いてください。

パミールとコロニアルの違いは何ですか?

つくっている会社が違います。——パミールはニチハ、コロニアルはケイミュー(旧クボタ松下電工外装)の屋根材です。どちらも薄い板を重ねて葺く屋根で、遠目では区別がつきにくいので、新築時の書類の製品名で確かめるのが確実です。

釘の件で、無償で直してもらえますか?

2010年のお詫びの文書には「安全処置が必要なものについては無償での処置を随時進めてまいります」とあります。——屋根全体を無償で葺き替えるとは書かれていません。いまどう対応しているかはこの文書からは分からないので、ズレなどの異常を見つけたら、まずニチハのお客さま相談室に連絡してください。

カバー工法と葺き替え、どちらがいいですか?

下地で決まります。——ニチハの工法比較では、重ね葺きの条件は「下地があまり傷んでいない屋根」、葺き替えは「下地が傷んでいると思われる屋根」です。雨漏りや屋根のたわみがあるなら葺き替えの側。下地が傷んでいなければ、剥がす費用と処分費が出ないぶん、カバー工法のほうが軽く済みます。

パミールの屋根を直す費用は、いくらくらいですか?

各社が公開している相場では、30坪クラスでカバー工法が80〜150万円、葺き替えは110万〜220万円の帯に多くの値が重なります。——どれも公開値を並べたもので、屋根の面積や下地の傷み方で動きます。塗装が選べない屋根なら、比べる相手はこの2つです。

もう塗装してしまいました。どうすればいいですか?

まず、塗った会社の保証の中身を確かめてください。——塗った後にめくれが出てきたら、その範囲を写真で残し、保証で直る範囲か、重ね葺きや葺き替えの話になるかを聞きます。屋根材のズレや落下が見えたら、ニチハのお客さま相談室にも連絡してください。

製品名、表面、下地の順に確かめる

パミールの屋根で迷ったら、確かめる順番は3つです。①製品名がパミールか(書類)、②表面が層になってめくれていないか(写真)、③下地は傷んでいないか(屋根に上がった人の説明)。ニチハの工法比較の条件に当てはめれば、塗るか、かぶせるか、葺き替えるかは、ほぼこの3つで決まります。

ズレや落下が見えているなら、その前にニチハへ。付属の釘の件は、安全処置が必要なものを無償で処置すると、メーカーが公表した部分です(2010年の文書)。

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調査は元請業者の義務

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見積書で見る行

参考にした情報

  • ニチハ株式会社 ニュースリリース「無石綿高級屋根材 新生『パミール』発売」(1996年12月6日)——名古屋工場での増産(増産能力2,500千平方メートル/年間)、「世界の屋根パミール高原をイメージした、"ニチハ・パミール"」「人に環境にやさしい完全無石綿をかかげ、優れた耐震性を約束する軽量化を実現」の記載
  • ニチハ株式会社「ラスパート釘(屋根材『パミール』付属品)に関するお詫びとお知らせ」(2010年11月5日・PDF)——対象商品(屋根材「パミール」(1996〜2008年)販売時に無償配布した「パミール用釘」(品番:JQ20)、無償配布期間1997〜2007年、若井産業株式会社製)、メッキ厚の薄いものの混入、屋根材のズレ・落下の可能性、人的被害の報告なし、安全処置が必要なものへの無償の処置、「『パミール』本体の安全性については、問題ありません」、お客さま相談室(フリーダイヤル0120-834-700・平日9:00〜17:00)
  • ニチハ株式会社 商品改廃情報(生産中止品・その他の商品・2010年)——「屋根材パミールX スパニッシュ調」5色(PMX1151〜PMX1155)が2010年6月からの生産中止品
  • ニチハ株式会社「屋根リフォーム工法比較」「重ね葺きリフォーム」「葺き替えリフォーム」(一般のお客様向け・リフォーム編)——各工法の条件・メリット・デメリット・施工手順
  • ニチハ株式会社「お問い合わせ・よくあるご質問」——お客さま相談室の受付時間(月〜金 9:00〜17:00。土・日曜日・祝日・5月GW・夏期休暇・年末年始を除く)
  • 厚生労働省「石綿総合情報ポータルサイト」——小規模工事等の着工前に必要な手続き(事前調査の義務と方法)。当サイトの産廃処分費のページで原文を引用しています
  • ケイミュー株式会社 スレート屋根のリフォーム工法比較——カバー工法では「屋根下地(野地板)の点検・修繕はできない」。当サイトの屋根カバー工法のページで引用しています

最終確認日:2026年9月11日。当サイトはニチハとの取引関係はなく、本ページは公開資料を引用・整理したものです。ニチハが監修したものではありません。屋根材の見分け方・劣化の見立ては、屋根に上がって確認した施工会社の判断によります。