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漆喰壁は塗装できる?——メーカーが「本漆喰の化粧直し用」を出しています
漆喰(しっくい)の外壁について「塗装できない」と言われることがあります。ただ、塗料メーカーが何を出しているかを見ると、話は変わります。関西ペイントは、屋外の本漆喰の改修用として「アレスシックイ外部用」という製品を出していて、資料には「日本建築壁である本漆喰面への化粧直しとして使用できます。本漆喰の白壁がよみがえります」と書かれています。設計価格表にも載っていて、材工4,280円/㎡・4工程。このページでは、何を塗るのか、いくらなのか、塗ってはいけない相手は何か——そしてまったく別物である屋根の棟漆喰まで、メーカーの公表資料で整理しました。
先に答えを書きます
- 漆喰の壁は、塗れます。ただし「普通の外壁塗料を塗る」のとは別に、漆喰そのものを塗料にした製品があります。関西ペイントは、屋外の本漆喰の改修用として「アレスシックイ外部用」を出しています。
- メーカーが用途を「本漆喰の化粧直し用」と明記しています。設計価格表にもその名前で載っていて、材工4,280円/㎡・4工程。数字で確かめられます。
- 屋根の漆喰は、まったく別の話です。外壁の漆喰壁と、瓦屋根の棟に詰める漆喰は、目的も工事も違います(最後の章)。
このページの内容全9項目
漆喰とは——消石灰でできた、1500年つづく壁
漆喰(しっくい)は、消石灰(しょうせっかい)を主原料にした塗り壁材です。関西ペイントの資料によれば、消石灰は「地中から採掘される石灰石を焼成・消化した白色のパウダー」。日本では約1500〜1600年前に、城郭建築のために石灰と海藻糊を混ぜて使う独自の漆喰工法が確立されたとされています。
よく比べられる珪藻土との違いも、同社は表で整理しています。いちばんの違いは、漆喰がアルカリ性で珪藻土が中性であること。そして漆喰は固まるのにつなぎが不要、珪藻土は必要です。
| 漆喰 | 珪藻土 | |
|---|---|---|
| 壁材としての歴史 | 約1500〜1600年前に独自の工法が確立 | ここ20〜30年といわれる |
| 仕上がり感 | 少しツヤがあり緻密でしっとり | 凹凸のある艶消し |
| 固まる仕組み(つなぎ) | 不要 | 必要 |
| 調湿・消臭 | ○・○ | ○・△ |
| 抗菌/ホルムアルデヒド除去/CO2吸着 | ○/○/○ | —/—/— |
外壁を見分けるときは、継ぎ目が無いことが手がかりになります。板を張った外壁ではないので、まっすぐな継ぎ目がありません。モルタルとの区別は、表面の質感と、建物の年代・様式から判断することになります。
「漆喰は塗れない」は本当か——メーカーは改修用を出しています
漆喰の壁について、しばしば「塗装できない」「塗ったら呼吸できなくなる」と言われます。まず、メーカーが何を出しているかを見てください。
関西ペイントのQ&Aに、こう書かれています。
アレスシックイには種類がありますか?
通常の屋内壁用として、「漆喰塗料アレスシックイ」「アレスアートシックイ厚膜型」屋外の本漆喰改修用として「アレスシックイ外部用」がございます。塗料の持つ機能は変わりません。
そして製品の資料には、特長としてこう書かれています。
1) 塗装施工可能な漆喰塗り仕上げ材です。
2) 日本建築壁である本漆喰面への化粧直しとして使用できます。本漆喰の白壁がよみがえります。
「本漆喰面への化粧直し」——メーカー自身の言葉です。漆喰の壁は塗れないどころか、そのための製品が用意されている、ということになります。
同社は「漆喰塗料」を「漆喰を高度な左官技術を必要とせずに、ハケまたはローラーで塗装できる塗料」と定義しています。つまり中身は漆喰のまま、塗り方だけを塗装に変えた製品です。系統も「消石灰系仕上げ塗材」と書かれています。
だから「漆喰の壁に何を塗るか」で話が分かれます。漆喰系の材料で化粧直しをするのか、それとも別の塗料で仕上げてしまうのか。後者を選ぶと、調湿や消臭といった漆喰の機能は、その塗膜の性質に置き換わります。「何を塗りますか。それは漆喰系ですか」——この1問が分かれ目です。
ちなみに、既存の漆喰壁に下塗りをする方法も公表されています。同社のQ&Aは、既存の漆喰壁について「漆喰壁の上からは、直接『アレスシックイシーラーネオ』を塗装可能です。吸込みが大きいため2回塗りを推奨します。すでに模様がついている場合は、模様(凹凸)はそのまま残ります」としています。じゅらく壁のような砂壁状の面についても、同じく直接シーラーを2回、模様は残る、と書かれています。
何を塗るのか——仕様書に書かれていること
外壁用の「アレスシックイ外部用ホワイト」の製品資料から、施主が見て意味のある数字を並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 系統 | 消石灰系仕上げ塗材 |
| 色・つや | 白のみ/つや消し/仕上がり感は平滑 |
| 荷姿 | 15kg |
| 主な適用素材 | 本漆喰、コンクリート、モルタルなど |
| 下塗り | アレスシックイ外部用含浸シーラー、浸透型シーラー |
| 中塗り | アレスシックイ外部用バインダー |
| 標準所要量 | 1回目 0.16/2回目 0.20(kg/㎡/回) 希釈は上水で5〜10% |
| 標準塗装間隔 | 23℃で最短4時間・最長7日 |
読みどころを2つ。
ひとつ目は「白のみ」。同社のQ&Aも「『アレスシックイ外部用』『アレスアートシックイ厚膜型』は白のみの設定です」としています。色を変えたいなら、この製品ではありません。漆喰の白を取り戻す工事だと考えてください。
ふたつ目は「最長7日」。塗装間隔に上限があるのは珍しいことです。前の工程から7日を超えてしまうと、標準の仕様から外れます。雨が続いて工程が空いたとき、どう扱うのか——これは聞いておく価値があります。
15kgで、何㎡ぶんですか
標準所要量は1回目0.16+2回目0.20で、合わせて0.36kg/㎡。15kg缶なら 15 ÷ 0.36 ≒ 41㎡ぶんです。
外壁が120㎡あるなら、上塗りだけで3缶。ここに下塗り(含浸シーラー)と中塗り(バインダー)が別に要ります。「上塗りは何缶ですか。下塗りと中塗りは何を使いますか」——見積書を見ながら聞けます。
参考までに、屋内用の「漆喰塗料アレスシックイ」については、同社が1缶あたりの塗装可能面積を公表しています(2回塗りで0.7L:3㎡、4kg:13㎡、15kg:50㎡)。外部用とは数字が違うので、混ぜないでください。
いくらか——設計価格表に載っています
関西ペイントは設計価格表を公開していて、そこに「14. 漆喰塗料」という項があります。
| 製品名 | 種別 | 材工価格(円/㎡) | 工程 | 塗装方法 |
|---|---|---|---|---|
| 漆喰塗料アレスシックイ | 消石灰系仕上げ塗材 | 2,760 | 3 | ローラー |
| アレスアートシックイ厚膜型 | 意匠仕上げ用の漆喰塗料 | 4,950 | 2 | コテ |
| アレスシックイEZクリーン(白専用) | アレスシックイホワイト専用の汚れ防止材 | 910 | 1 | ローラー |
| アレスシックイ外部用ホワイト | 本漆喰の化粧直し用/ホワイトのみ | 4,280 | 4 | ローラー |
外壁の漆喰を化粧直しするなら、いちばん下の行です。材工4,280円/㎡で4工程——含浸シーラー、バインダー、上塗り2回、という組み立てと合います。
ただし、この価格をそのまま自分の家に当てはめないでください
同じ価格表の注記に、こう書かれています。
「材工共設計価格です。施工面積300㎡以上、屋根は100㎡以上を基準とします。」
「下地調整代(鉄部の素地調整も含む)・養生費・足場代・諸経費・法定福利費は含まれておりません。」
戸建ての外壁は、120㎡前後のことが多いはずです。300㎡を基準にした価格なので、戸建てではこれより割高になります。そして足場も下地調整も入っていません。
この数字の使い方は、金額を当てることではなく、「漆喰系の材料で仕上げると、普通の外壁塗料とは桁が違う」と知っておくことです。比べる相手は一般的な外壁用塗料の設計価格になります。見積もりの内訳も合わせてどうぞ。
「漆喰塗料」と「漆喰風」を、どう見分けるか
調べていると、「漆喰塗料」と「漆喰調」「漆喰風」という言い方が混ざって出てきます。見た目を漆喰に似せた塗料と、中身が漆喰の塗料は、別のものです。
見分けるための足がかりは、メーカーが何を根拠に書いているかです。関西ペイントは、自社製品について3つのことを公表しています。
| 項目 | メーカーの記載 |
|---|---|
| 系統 | 消石灰系仕上げ塗材(外部用の製品資料) |
| 規格 | JIS A6909 建築仕上塗材の「内装薄塗材L」相当。ただし「(社内評価によるものになります)」と自ら注記 |
| 防火 | 国土交通省防火認定材料 NM-8572、QM-9812、RM-9361(有機質砂壁状塗料塗り)適合品 |
読みどころは、「社内評価によるものになります」と自分で断っているところです。JIS認証を取得したという言い方ではなく、相当である、それは社内の評価だと書き分けている。こう書いてあるほうが、かえって確かめやすいのです。
漆喰系だと説明されたら、「主成分は消石灰ですか」「規格や認定の番号はありますか」と聞いてみてください。防火認定の番号は上の表のように公表されているものなので、答えられて当然です。
答えが「漆喰のような風合いが出ます」だけなら、それは仕上がりの話で、中身の話ではありません。どちらを選ぶかは施主の自由ですが、区別したうえで選ぶほうがあとで困りません。
普通の水性塗料と、何が違うのか
同社のQ&Aには、合成樹脂エマルションペイント(EP/AEP)との違いを問う項目があり、こう答えています——一般的な合成樹脂エマルションペイントに比べて①消臭性 ②抗菌、抗ウイルス性 ③結露を抑制 ④ホルムアルデヒドを吸着 ⑤二酸化炭素を吸収の機能性が優れている、と。
これらは消石灰という材料そのものから来る機能です。同社は、消石灰が水分と接触すると強いアルカリ性を示すこと、多孔質であることを、機能の理由として説明しています。だから「漆喰風」の見た目だけを似せた塗料では、同じ説明にはなりません。
塗れないもの、塗る前にやること
漆喰系の材料はアルカリ性が強いので、相手を選びます。関西ペイントのQ&Aから、そのまま引きます。
| 相手 | メーカーの回答 |
|---|---|
| ガラス | 漆喰のアルカリ性で白化する可能性があるので避けてください |
| プラスチックなど柔らかい素材 | 塗膜が割れる可能性があります |
| 布クロス | 配合されている難燃剤と漆喰が反応するため塗装できません |
| カビの生えた面 | 「塗装しても、元のカビがなくなったわけではありませんので、再びカビが発生します。入念に殺菌処理を行った後に塗装してください」 |
また、外部用の製品資料には、施工時の条件がはっきり書かれています。
- 天気降雨の予想される場合や、気温5℃以下、湿度85%以上での塗装は避ける
- 乾燥高湿度下では乾燥不良、低温下では造膜不良により、タレ・流れ・ワレ等が発生するおそれ
- 風強風時に塗装を行なうとワレが発生するおそれがあるため塗装を避ける
- 安全消石灰が主成分で強アルカリ性。必ず保護具を着用
- 金属アルミ材質との接触を避ける(アルミが腐食します)
最後の一行は、外壁の工事では見過ごせません。アルミサッシ、アルミの手すり、雨戸——外壁のまわりにはアルミ部材がたくさんあります。養生をどうするかは、そのまま仕上がりと後々のトラブルに効きます。「アルミまわりの養生はどうしますか」は、この材料を使うときの固有の質問です。
同社は道具についても具体的に書いています。刷毛はナイロン刷毛(「獣毛はすぐにダメになります」)。ローラーは推奨品が指定されています。普段の外壁塗装と道具から違うということです。
屋根の漆喰は、まったく別の話です
「漆喰」で調べていると、瓦屋根の話が混ざってきます。外壁の漆喰壁と、瓦屋根の棟に詰める漆喰は、別の工事です。ここで切り分けておきます。
瓦屋根の棟(むね/屋根のいちばん高いところ)には、瓦を積み上げた内部に漆喰が詰められています。年月とともに、この漆喰が痩せたり剥がれたりするので、「漆喰の詰め直し」という補修が行われます。外壁の塗り替えとは、使う材料も、頼む相手(屋根工事業者・瓦工事業者)も違います。
2022年1月から、瓦屋根の基準が変わりました
福井県の建築住宅課が公表している説明によれば、昭和46年建設省告示第109号が改正され、令和4年(2022年)1月1日から「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」に準拠した方法が義務化されました。瓦屋根の緊結(きんけつ=しっかり留めること)の方法が強化されたものです。
これは新築等が対象なので、いま建っている家にさかのぼって適用されるものではありません。ただし国土交通省は、既存の建物向けに屋根の耐風診断(一次診断・二次診断)の資料を出しています。台風のあとに棟が気になったら、「漆喰の詰め直しだけで足りますか、緊結の話になりますか」と聞いてみてください。
屋根の漆喰は、外壁の塗り替えの見積書には普通入っていません。足場を建てるついでに見てもらうことはできますが、行が別になるのが自然です。一緒くたに「一式」で入っていたら、内訳を聞いてください。
見積もりのときに確かめる質問
- 材料何を塗りますか。それは漆喰系の材料ですか漆喰の機能を残すのか、別の塗料で仕上げるのか。ここで工事の意味が変わります
- 色色は選べますか外部用の漆喰塗料は白のみです。色を変えたいなら別の材料の話になります
- 工程下塗り・中塗り・上塗りは、それぞれ何を使いますかメーカーは含浸シーラー→バインダー→上塗りの組み立てを指定しています
- 天気雨や低温で工程が空いたら、どうしますか標準塗装間隔に「最長7日」という上限があります。段取りを考えている会社か分かります
- 養生アルミまわりの養生はどうしますかメーカーが「アルミ材質との接触を避けてください(アルミが腐食します)」と書いています
- 屋根(瓦屋根なら)棟の漆喰は、この見積もりに入っていますか外壁とは別の工事です。行が分かれているのが自然です
よくある質問
漆喰壁に塗装はできますか?
できます。関西ペイントは、屋外の本漆喰の改修用として「アレスシックイ外部用」という製品を出していて、資料には「日本建築壁である本漆喰面への化粧直しとして使用できます。本漆喰の白壁がよみがえります」と書かれています。
大事なのは「塗れるか」ではなく「何を塗るか」です。漆喰系の材料で化粧直しをするのか、別の塗料で仕上げてしまうのかで、調湿などの機能の扱いが変わります。
漆喰の上から塗れる塗料は何ですか?
メーカーが用途を明記しているのは漆喰系の仕上げ材です。関西ペイントの「アレスシックイ外部用ホワイト」は、主な適用素材を「本漆喰、コンクリート、モルタルなど」としています。
下塗りについても回答があります。既存の漆喰壁には「直接『アレスシックイシーラーネオ』を塗装可能です。吸込みが大きいため2回塗りを推奨します」。すでに模様がついている場合、模様(凹凸)はそのまま残ります。
漆喰の外壁の塗り替えは、いくらですか?
当サイトでは単価の目安を出しません。かわりにメーカーの設計価格を紹介すると、「アレスシックイ外部用ホワイト」は材工4,280円/㎡・4工程(2023年7月現在)。
ただし同じ価格表は「施工面積300㎡以上を基準とします」「下地調整代・養生費・足場代・諸経費・法定福利費は含まれておりません」と注記しています。戸建ての外壁は120㎡前後のことが多いので、これより割高になり、しかも足場は別です。金額を当てる数字ではなく、桁を知る数字として使ってください。
漆喰は塗ると「呼吸できなくなる」と聞きました
何を塗るかによります。漆喰の調湿機能は、消石灰の多孔質構造と化学的な作用によるものだと関西ペイントは説明しています。漆喰系の材料で化粧直しをするなら、その機能を持った層で仕上げることになります。
いっぽう、まったく別の塗料で膜を作れば、表面の性質はその塗料のものになります。「この材料を塗ったあと、調湿の機能はどうなりますか」——遠慮なく聞いていい質問です。
色を変えたいのですが、できますか?
外部用の漆喰塗料は白のみです。関西ペイントのQ&Aは「『アレスシックイ外部用』『アレスアートシックイ厚膜型』は白のみの設定です」としています(屋内用の「漆喰塗料アレスシックイ」は18色)。
色を変えたい場合は、漆喰系以外の材料を選ぶことになります。そのときは機能の扱いが変わるので、何を優先するかを先に決めてください。
DIYで塗れますか?
屋内なら、やっている方はいます。関西ペイントも「通常の塗料とほぼ同じように塗装可能ですが、より美しい仕上がりを求めるのであれば、施工業者に依頼したほうが確実です」としています。
ただし外壁は話が別です。気温5℃以下・湿度85%以上・強風時は避けるという条件があり、足場も要ります。そして強アルカリ性なので保護具が必須、アルミに付くと腐食します。屋外の本漆喰の改修は、業者に頼む工事だと考えてください。
屋根の漆喰と、外壁の漆喰は同じものですか?
別の工事です。瓦屋根の棟に詰める漆喰は、瓦を積み上げた内部に使われるもので、痩せたり剥がれたりすると「詰め直し」という補修になります。頼む相手も屋根・瓦の工事業者です。
なお2022年1月1日から、新築等では瓦屋根の緊結方法が強化されています(昭和46年建設省告示第109号の改正)。既存の家は対象外ですが、国土交通省が屋根の耐風診断の資料を出しています。
「漆喰風」の塗料とは何が違いますか?
見た目を似せたものと、中身が漆喰のものがあります。見分けるなら、メーカーが示している根拠を聞いてください。関西ペイントは自社製品について、系統を「消石灰系仕上げ塗材」、規格をJIS A6909の「内装薄塗材L」相当(社内評価によるもの、と自ら注記)、防火を国交省防火認定材料 NM-8572ほかと公表しています。
消臭・抗菌・結露抑制・ホルムアルデヒド吸着・二酸化炭素吸収といった機能は、消石灰という材料から来るものです。風合いだけを似せた塗料では、同じ説明にはなりません。
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瓦の塗装は必要?
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見積もりの内訳
足場代の考え方と「一式」の読み方
漆喰の壁は、何を塗るかで工事の意味が変わる外壁です。何社かに壁を見てもらって、使う材料の名前まで出してもらってください。漆喰系で仕上げる提案と、別の塗料で仕上げる提案が並べば、選びやすくなります。
参考にした情報
- 関西ペイント株式会社「Q&A|漆喰塗料アレスシックイ」——「漆喰塗料」の定義(漆喰を高度な左官技術を必要とせずにハケまたはローラーで塗装できる塗料)、製品の種類(屋内壁用の「漆喰塗料アレスシックイ」「アレスアートシックイ厚膜型」と、屋外の本漆喰改修用の「アレスシックイ外部用」)、色の設定(外部用と厚膜型は白のみ、屋内用は18色)、1缶あたりの塗装可能面積(屋内用・2回塗りで0.7L:3㎡、4kg:13㎡、15kg:50㎡)、既存の漆喰壁・じゅらく壁への下塗り(アレスシックイシーラーネオを直接2回塗り、模様はそのまま残る)、塗装できない素材(ガラス・プラスチックなど柔らかい素材・布クロス)、カビの生えた面は殺菌処理が先である旨、道具(ナイロン刷毛・推奨ローラー)、合成樹脂エマルションペイント(EP/AEP)との違い(①消臭性②抗菌、抗ウイルス性③結露を抑制④ホルムアルデヒドを吸着⑤二酸化炭素を吸収)、公的な規格についての回答(JIS A6909 建築仕上塗材の「内装薄塗材L」相当。「社内評価によるものになります」との注記付き。防火は国土交通省防火認定材料NM-8572、QM-9812、RM-9361適合品)(2026年9月12日確認)
- 関西ペイント株式会社「漆喰塗料 アレスシックイ外部用 ホワイト(製品資料)」——系統(消石灰系仕上げ塗材)、特長(「塗装施工可能な漆喰塗り仕上げ材です」「日本建築壁である本漆喰面への化粧直しとして使用できます。本漆喰の白壁がよみがえります」)、主な適用素材(本漆喰、コンクリート、モルタルなど)、適用下塗塗料(アレスシックイ外部用含浸シーラー、浸透型シーラー)・適用中塗塗料(アレスシックイ外部用バインダー)、標準所要量(はけ・ローラーとも1回目0.16/2回目0.20 kg/㎡/回)、希釈率5〜10%(上水)、標準塗装間隔(23℃で最短4時間・最長7日)、荷姿15kg、使用上の注意事項(降雨予想時・気温5℃以下・湿度85%以上での塗装を避ける/強風時はワレのおそれ/強アルカリ性のため保護具着用/アルミ材質との接触を避ける)(2026年9月12日確認)
- 関西ペイント株式会社「設計価格表」(2023年7月現在)——14.漆喰塗料の材工設計価格(漆喰塗料アレスシックイ2,760円/㎡・3工程、アレスアートシックイ厚膜型4,950円/㎡・2工程、アレスシックイEZクリーン910円/㎡・1工程、アレスシックイ外部用ホワイト(本漆喰の化粧直し用)4,280円/㎡・4工程)、および注記「材工共設計価格です。施工面積300㎡以上、屋根は100㎡以上を基準とします」「下地調整代(鉄部の素地調整も含む)・養生費・足場代・諸経費・法定福利費は含まれておりません」(2026年9月12日確認)
- 関西ペイント株式会社「素材を知る|漆喰塗料アレスシックイ」——消石灰の説明、日本で約1500〜1600年前に石灰と海藻糊を混ぜて使う独自の漆喰工法が確立された旨、漆喰と珪藻土の機能比較表(2026年9月12日確認)
- 福井県 建築住宅課「瓦屋根の緊結方法の強化について(令和4年1月1日から)」(最終更新2022年6月17日)——昭和46年建設省告示第109号の改正により、令和4年1月1日から「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」に準拠した方法が義務化された旨、および国土交通省の屋根耐風診断(一次診断・二次診断)の資料が案内されている旨(2026年9月12日確認)
最終確認日:2026年9月12日。設計価格は2023年7月現在のもので、消費税は含まれていません。また同表の注記のとおり施工面積300㎡以上を基準とした材工価格で、足場代・下地調整代・養生費・諸経費は含まれていません。製品の仕様・価格は改定されることがあります。ご自宅の壁が本漆喰かどうか、どの仕様が適するかは、現地を確認した施工者とメーカーの最新資料でご確認ください。瓦屋根の緊結に関する基準は新築等が対象で、既存の建築物にさかのぼって適用されるものではありません。