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外壁のピンクベージュ——色見本を数えたら、ピンクの色相は1色も入っていませんでした
「ピンクベージュの外壁にしたい」「かわいすぎない、淡いピンクがいい」——そう思って調べている方へ。このページは、雰囲気の話ではなく色見本の数字から始めます。エスケー化研が標準色をマンセル値つきで公開しているので、323色を全部数えました。結果を先に書きます。——赤紫(RP)は1色もありません。赤(R)系で「明るくて淡い」色も、1色もありません。「ピンクベージュ」と呼ばれている色は、色の体系のうえでは黄赤(YR)です。ここが「思ったより赤くない」「黄色っぽい」の正体です。
このページの内容全11項目
数えた結果——赤紫は0色、赤系の淡い色も0色でした
「ピンクベージュ」は色名で、色番号ではありません。では番号の世界ではどこにあるのか。エスケー化研が標準色をマンセル値つきで公開しているので、323色を全部数えました(2026年9月12日・当サイト調べ)。
| 色相 | 色数 | |
|---|---|---|
| Y(黄) | 113色 | |
| YR(黄赤) | 105色 | ここに「ピンクベージュ」と呼ばれる色が入ります |
| GY(緑黄) | 24色 | |
| R(赤) | 21色 | ただし明るく淡い色は0色(下で説明します) |
| PB(青紫) | 19色 | |
| G(緑) | 17色 | |
| B(青) | 16色 | |
| N(無彩色) | 7色 | |
| BG(青緑) | 1色 | |
| RP(赤紫) | 0色 | 1色も入っていません |
出典=エスケー化研 公式サイトの標準色(マンセル値)の対応表。内訳はSR色49/AC色99/AS色61/RC色45/CLR色41/CT色28=合計323色で、色相の集計は当サイトが対応表を全数読んで数えたものです。マンセル値は「色相 明度/彩度」の順に読みます。
いちばん下の行が、このページの出発点です。——いわゆるピンクの色相(RP=赤紫)は、323色に1色もありません。
そして赤(R)は21色ありますが、「明るくて淡い」ものは0色です。21色の内訳を見ると、明度は2.3〜7.1、彩度は0.2〜14に散っていて、明度7.0以上と彩度3.0以下を同時に満たす色がありません。暗い赤か、はっきりした赤か、そのどちらかです。
つまり外壁の標準色の世界に、「淡いピンク」という場所は用意されていません。
では「ピンクベージュ」と呼ばれている色はどこにあるのか。——全部、黄赤(YR)です。当サイトが「ピンクベージュの帯」を明度7.0以上・彩度3.0以下の赤系と定義して数えると30色あり、その30色すべてがYRでした。R(赤)は1色も入りません。
「ピンクベージュの帯」は当サイトの定義です。メーカーがこの区分を設けているわけではありません。数字の切り方を変えれば色数も変わります。ここで見ていただきたいのは色数そのものではなく、赤(R)が1色も入らないという事実のほうです。
なぜ「思ったより赤くない」のか
ここまでの数字が、そのまま答えになります。ピンクベージュとして選べる色は黄赤(YR)で、黄赤は名前のとおり黄と赤のあいだです。しかも彩度が低い。
だから、こうなります。——ピンクを期待して見ると「赤くない」と感じ、ベージュを期待して見ると「ちょうどいい」と感じます。同じ色で、期待の置き方によって評価が逆になります。
もう1つ、環境の光が乗ります。外壁は、周りから来る光を受けます。隣に赤茶の屋根瓦があれば赤みが寄り、木の緑が近ければ黄みが立って見えます。彩度が低い色は、もともと持っている色味が少ないので、まわりから来る光の影響を受けやすくなります。
だから板見本は、家の前で見てください。——室内の照明の下や、店舗のショールームで見た色は、自分の家の環境光の中で見た色とは別物です。
「ピンクベージュ」という言葉に業界の共通定義はありません。会社によって、同じ言葉で違う色を持ってきます。呼び名が増える仕組みと、番号で残すことの意味はグレージュのページで扱っています(グレージュも同じ型の色名です)。
外装用の標準色で選べるのは9色です
323色のうち、外壁を塗る上塗材の標準色はSR色の49色です。エスケー化研は系統の説明として「SR色は外装用上塗材の標準色に設定されています」と書いています。その49色のうち、ピンクベージュの帯に入るのは9色でした。
| 色番号 | マンセル値 | 明度 | 彩度 |
|---|---|---|---|
| SR-408 | 9YR8.7/0.7 | 8.7 | 0.7 |
| SR-402 | 6.2YR7/0.8 | 7.0 | 0.8 |
| SR-405 | 10YR8.9/1.6 | 8.9 | 1.6 |
| SR-410 | 8.2YR8.3/1.7 | 8.3 | 1.7 |
| SR-104 | 9.2YR7.7/1.8 | 7.7 | 1.8 |
| SR-407 | 9.5YR7.9/2 | 7.9 | 2.0 |
| SR-411 | 7.7YR7.6/2 | 7.6 | 2.0 |
| SR-406 | 8.3YR7.3/2.6 | 7.3 | 2.6 |
| SR-412 | 5.8YR7/2.6 | 7.0 | 2.6 |
同じ対応表から当サイトが抜き出したものです(彩度の低い順)。色相はすべてYR(黄赤)で、5.8YRから10YRの範囲にあります。ここに挙げたのはエスケー化研の番号です。他社の塗料は番号体系が違うので、マンセル値のほうを控えておくと会社が変わっても通じます。
参考までに、青系との比較を置いておきます。同じSR色49色のうち青系(B・PB・BG)は3色だけでした。ピンクベージュ側は9色あるので、外壁の標準色としては選択肢が多い側です。
これは実務で効きます。標準色から選べれば、調色(色を作る作業)が要りません。標準色以外を指定すると、会社によって「調色は別料金」「その色は出せない」という話になることがあります。見積もりのときに「これは標準色ですか、差額はいくらですか」を聞いてください。
同じ「ピンクベージュ」でも、彩度0.7と2.6では別の色です
上の表のいちばん右の列を見てください。彩度が0.7から2.6まであります。3.7倍の差です。
| 彩度0.7〜0.8の側(SR-408・SR-402) | 彩度2.6の側(SR-406・SR-412) | |
|---|---|---|
| 見え方 | ほぼ白・ほぼアイボリー。色味があると言われても分からない人がいます | はっきり色が付いて見えます。ベージュというより、うすい茶やサーモンに寄ります |
| 向いている人 | 「white系だけど、真っ白は避けたい」 | 「ちゃんと色を付けたい」「まわりと違う雰囲気にしたい」 |
| 面積が広がったとき | 色味がさらに薄く見え、白に近づきます | 色味が濃く見え、思ったより主張します |
「同じピンクベージュで頼んだのに、隣の家と全然違う」が起きるのはこれです。色名が同じでも、番号が違えば別の色です。明度のほうも7.0から8.9まであるので、明るさでも差が出ます。
板見本を見るときの実際の手順を書きます。
- A4くらいの大きさの板で出してもらう(小さな色見本帳の切れ端では、面積が違いすぎて判断できません)
- 家の前の外の光で、壁に当てて見る——手に持って見るのではなく、実際の壁に立てかける
- 晴れた日と曇りの日の2回見る。淡い色は、光の量で見え方が変わります
- 決めたら、その板に書いてある番号を見積書に書いてもらう
ベージュ外壁とピンクベージュは、標準色の上では同じ9色です
「ベージュ外壁にするか、ピンクベージュにするか」で迷っている方へ。先に結論を書きます。——外壁用の標準色では、この2つは同じ9色です。上の表に挙げた9色が、そのままベージュとしても案内される色です。
では何が違うのか。前の章は彩度(色味の強さ)の話でしたが、ベージュとの違いは色相(色みの方向)に出ます。9色をマンセル値の色相の数字で並べると、3色ずつに分かれました。
| 色相 | 色番号 | 呼ばれ方 |
|---|---|---|
| 5.8YR・6.2YR・7.7YR | SR-412/SR-402/SR-411 | 赤み寄り=「ピンクベージュ」と呼ばれる側 |
| 8.2YR・8.3YR・9YR | SR-410/SR-406/SR-408 | 中間。どちらの名前でも出てきます |
| 9.2YR・9.5YR・10YR | SR-104/SR-407/SR-405 | 黄み寄り=ふつうの「ベージュ」 |
YRは黄赤という色相で、数字が小さいほど赤に近く、大きいほど黄に近いという並びです。だから「ベージュで」と頼むと黄み寄りが出てきやすく、「ピンクベージュで」と頼むと赤み寄りが出てきやすい——ただし、どちらの名前にも決まった番号がないので、会社によって入れ替わります。
頼み方は1つ足すだけで変わります。「ベージュの中で、色相の数字が小さい側(赤み寄り)で3枚出してください」。名前ではなく並びで伝えると、持ってくる板が絞れます。
ついでに、同じ色相の「濃い側」も書いておきます。——ベージュ・ピンクベージュ・ブラウンは、色の体系のうえでは全部おなじ黄赤(YR)です。違うのは明るさだけで、外壁用の標準色49色のYR系19色はこげ茶4色・中くらい8色・明るい7色に分かれます。この「明るい7色」が、上の9色のうち7色にあたります。
濃い側の番号と、ブラウンが定番色に入る理由は人気色のページに書きました。
褪色の話——赤と黄の顔料には、メーカー自身が別の色を用意しています
ピンクベージュを検討する方に、正直に書いておきたいことがあります。この色は黄赤(YR)で、黄と赤の顔料で作ります。そして塗料メーカー自身が、黄と赤の顔料について特別な扱いをしている例があります。
プレマテックスは、屋根用の塗料に「耐候性強化色」という区分を設けていて、その説明に「黄・赤の有機顔料を一切使わない」と書いています。——つまり黄と赤の有機顔料は、そこを避けた色を別に用意する価値があると、メーカーが製品設計で判断しているということです。
ここは慎重に書きます。この記載は屋根用の色についてのもので、「外壁のピンクベージュは早く褪色する」という断定ではありません。屋根は外壁より日射を強く受けます(同社の資料では屋根と外壁の日射量比は約1.5倍)。
当サイトが言えるのはここまでです。——黄と赤の顔料は、メーカーが耐候性の話をするときに名前が挙がる側です。だから、ピンクベージュを長く保ちたいなら、色ではなく塗料のグレードと、日当たりの条件で考えるほうが確実です。
実際的な対処を2つ挙げます。
- 1 彩度の低い側を選ぶ——彩度0.7〜0.8の色は、もともと色味がほとんどありません。色味が少なければ、抜けたときの差も小さくなります。逆に彩度2.6の色は、変化が分かりやすくなります
- 2 南面と西面を先に見る——日射が強い面から変わります。塗り替えのときに、「どの面がいちばん変わっていますか」と聞くと、その家の条件が分かります
メーカーが公開している期待耐用年数には「保証年数ではありません」という但し書きが付いているのが普通です。色ごとの耐候性を横並びで比較できる公開データは、当サイトが探した範囲では見つかっていません。「この色は◯年で褪色します」と書いている情報には、出どころを確かめてください。
汚れは目立つのか
決めるのは色名ではなく明るさです。外壁に付く汚れは、大まかに言えば黒っぽいもの(排気ガス・カビ・コケ・雨だれ)です。だから明るい色ほど、付いたときの差が大きく見えます。
ピンクベージュの帯は明度7.0〜8.9です。——外壁の色としては明るい側なので、汚れは目立ちやすい側になります。とくに明度8.9のSR-405は、ほぼ白に近い明るさです。
| 汚れが出やすい場所 | なぜ |
|---|---|
| 窓の下・サッシの角の下 | ガラスや枠に付いた雨水・結露水が同じところを流れ続けます。寒い地域では冬に凍結して塗膜の傷みにつながることもあります(対策として後付けの水切りがあります) |
| 雨樋の継ぎ目・外れた樋の下 | 水の通り道が乱れると、決まった一か所に雨が当たり続けます |
| 庇や幕板の下 | 出っぱりの下は、雨が筋になって流れます |
| 北面・日の当たらない面 | 乾きにくいので、コケや藻が出やすくなります |
ここは色を変えるより、水の流れを直したほうが効きます。——樋の詰まりや外れ、水切りの有無。塗る前に、いま汚れている場所の真上に何があるかを見てもらってください。汚れの落とし方と洗浄の注意は外壁クリーニングの料金、コケ・カビが出る条件はコケ・カビ・藻のページにあります。
屋根・サッシ・付帯部との合わせ方
外壁の色だけで決まらないものが3つあります。——屋根、サッシ(窓枠)、付帯部(雨樋・破風・軒天)です。このうちサッシは、塗り替えでは基本的に色が変わりません。
| 相手 | ピンクベージュと合わせるときの考え方 |
|---|---|
| サッシがブロンズ・シャンパンゴールド | いちばん相性がいい組み合わせです。どちらも黄赤寄りなので、色相がそろいます |
| サッシが黒・こげ茶 | 明度差が大きく出て、窓の輪郭がはっきりします。引き締まった見え方になります |
| サッシが白・シルバー | 淡い色同士なので、全体がぼやけることがあります。付帯部で色を締めるのが一つの手です |
| 屋根が赤茶・オレンジ系の瓦 | 色相が近いので、まとまります。ただし壁の彩度が高い側だと、全体が赤く寄ります |
| 屋根が黒・濃いグレー | コントラストで壁の明るさが際立ちます。淡いピンクベージュでも存在感が出ます |
サッシは基本的に塗り替えの対象外です(アルミは塗料が付きにくく、メーカーも塗装を想定していないことがあります)。だからサッシの色は「変えられない条件」として先に置いて、そこに合わせて壁の色を選ぶのが現実的な順番です。付帯部をどこまで塗るかは付帯部のページ、単価は付帯部の塗装単価にあります。
ツートンにする場合は、ピンクベージュを「広い側」に置くのが無理のない形です。彩度が低い色なので、広い面に使っても主張しすぎません。逆に、狭い面(1階だけ、出っぱりだけ)に使うと、彩度の低さが効かず中途半端に見えることがあります。
頼み方——「ピンクベージュで」では決まりません
このページで書いてきたことを、そのまま頼み方に落とします。
- 1「ピンクベージュの板見本を、彩度の違う2〜3枚で出してください」——彩度0.7の側と2.6の側では別の色です。言葉ではなく、幅で出してもらう
- 2「これは標準色ですか。標準色以外なら差額はいくらですか」——外装用上塗材の標準色に9色あるので、そこから選べれば調色が要りません
- 3「決めた色の番号を、見積書に書いてください」——色名では残りません。番号(またはマンセル値)が書面に残っていれば、「言っていた色と違う」がなくなります。同じ条件で複数社に出してもらう方法は一括見積もりサービスの比較ページにまとめています
1つだけ、当サイトから強くお願いしたいことがあります。——カタログや施工写真だけで決めないでください。
写真は、撮った日の天気・時間・カメラの設定で色が変わります。淡い色ほど、その影響が大きく出ます。同じ塗料の同じ番号でも、写真では別の色に見えます。だから見るのは実物の板で、場所は自分の家の前です。カラーシミュレーションの使いどころと限界はカラーシミュレーションのページに書いています。
よくある質問
外壁のピンクベージュは、どんな色番号がありますか?
エスケー化研の標準色でいうと、外装用上塗材の標準色(SR色49色)のうち9色が該当しました。彩度の低い順にSR-408(9YR8.7/0.7)/SR-402(6.2YR7/0.8)/SR-405(10YR8.9/1.6)/SR-410(8.2YR8.3/1.7)/SR-104(9.2YR7.7/1.8)/SR-407(9.5YR7.9/2)/SR-411(7.7YR7.6/2)/SR-406(8.3YR7.3/2.6)/SR-412(5.8YR7/2.6)です(当サイトが対応表から抜き出したもの。「ピンクベージュの帯」は明度7.0以上・彩度3.0以下という当サイトの定義)。他社の塗料は番号体系が違うので、マンセル値のほうを控えてください。
ピンクベージュにしたら「思ったより赤くない」と言われました。
色の体系のうえでは、それが正しい見え方です。エスケー化研の標準色323色を数えると赤紫(RP)は0色で、赤(R)系も明度7.0以上・彩度3.0以下を同時に満たす色が0色でした。「ピンクベージュ」として選べる30色は、すべて黄赤(YR)です。黄赤は黄と赤のあいだの色相なので、ピンクを期待すると赤みが足りなく感じます。ベージュの一種として見ると、印象が変わります。
ピンクベージュは汚れが目立ちますか?
目立ちやすい側です。ただし理由は色名ではなく明るさです。外壁に付く汚れは黒っぽいもの(排気ガス・カビ・コケ・雨だれ)が中心なので、明るい色ほど差が大きく見えます。ピンクベージュの帯は明度7.0〜8.9で、外壁としては明るい側です。対処は色を変えるより水の流れを直すほうが効きます——窓の下、雨樋の継ぎ目、庇の下。塗る前に、汚れている場所の真上に何があるかを見てもらってください。
ピンクベージュは褪色しやすいですか?
当サイトは「しやすい」と断定しません。色ごとの耐候性を横並びで比較できる公開データを見つけられなかったためです。ただし関連する事実が1つあります——プレマテックスは屋根用に「耐候性強化色」という区分を設け、その説明に「黄・赤の有機顔料を一切使わない」と書いています。ピンクベージュは黄赤(YR)なので、黄と赤の顔料で作る色です。これは屋根用の色についての記載で、外壁の断定ではありません(屋根は外壁より日射が強く、同社の資料では日射量比は約1.5倍)。長く保ちたいなら、色より塗料のグレードと日当たりの条件で考えてください。
同じピンクベージュで頼んだのに、家によって違って見えます。
色名が同じでも、番号が違えば別の色です。上の9色を見ると、彩度が0.7から2.6まで(3.7倍の差)、明度が7.0から8.9まであります。彩度0.7の色はほぼアイボリーに見え、彩度2.6の色はうすい茶やサーモンに寄ります。さらに面積が広がると、淡い側はより白く、濃い側はより主張して見えます。だから決めた色は番号で見積書に残してください。
標準色以外のピンクベージュも頼めますか?
会社によります。標準色から選べれば調色(色を作る作業)が要りませんが、標準色以外を指定すると「調色は別料金」「その色は出せない」という話になることがあります。見積もりのときに「これは標準色ですか。標準色以外なら差額はいくらですか」を聞いてください。なお外装用上塗材の標準色には9色あるので、ピンクベージュは選択肢が比較的多い側です(同じSR色で青系は3色だけでした)。
サッシの色と合わないのではと心配です。
サッシは塗り替えでは基本的に色が変わらないので、先に置く条件にしてください。ブロンズやシャンパンゴールドのサッシは、どちらも黄赤寄りなのでピンクベージュと色相がそろいます。黒やこげ茶のサッシなら明度差で窓の輪郭がはっきりします。白やシルバーのサッシだと淡い色同士で全体がぼやけることがあるので、付帯部で色を締めるのが一つの手です。付帯部をどこまで塗るかは付帯部のページにあります。
カラーシミュレーションで決めていいですか?
候補を絞るには役に立ちますが、最後の決定には向きません。画面や印刷物の色は、機器と設定で変わります。淡い色ほどその影響が大きく出ます。施工写真も、撮った日の天気・時間・カメラの設定で色が変わるので、同じ番号の色が別の色に見えます。最後は実物の板見本を、自分の家の前の外の光で、晴れの日と曇りの日の2回見てください。詳しくはカラーシミュレーションのページに書いています。
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参考にした情報
- エスケー化研 公式サイトの標準色(マンセル値)の対応表(2026年9月12日に取得)——SR色49/AC色99/AS色61/RC色45/CLR色41/CT色28=合計323色の色番号とマンセル値。系統の説明として公式に書かれているのは「SR色は外装用上塗材の標準色に設定されています」「AS色はリシン、スタッコの標準色です」の2つです。色相別の色数(Y113/YR105/GY24/R21/PB19/G17/B16/N7/BG1/RP0)、赤系126色、明度7.0以上かつ彩度3.0以下の赤系30色(すべてYR・Rは0色)、SR色49色のうち同じ帯に入る9色は、いずれも公表されている対応表を当サイトが全数読んで数えたものです。「ピンクベージュの帯」(明度7.0以上・彩度3.0以下)は当サイトの定義で、メーカーの区分ではありません。
- 一般社団法人 日本塗料工業会「塗料用標準色」色見本帳——色番号の体系(色相・明度・彩度)。「ピンクベージュ」という色名は収録されていません。正確には体系に「色名」という項目がなく、同会のペイントカラー検索システムも「マンセル値や色票番号から検索できます」として色名で引く機能を持ちません(2026年9月14日に同会の公式ページ2か所で確認)
- プレマテックスの屋根用「耐候性強化色」の記載(「黄・赤の有機顔料を一切使わない」)および同社パンフレットの日射量の記載(東京地点・屋根 傾斜角20度 3.67kWh/㎡/外壁 傾斜角90度 2.52kWh/㎡=約1.5倍。NEDO日射量データベースより同社作成)。これは屋根用の色についての記載で、外壁のピンクベージュの褪色を断定できる資料ではありません
- 塗料の販売・調色に携わった経験のある実務者への取材(淡い色を選んだ施主に現場で説明していた内容、板見本の作り方と貸し出しの実務、標準色と調色の扱い)
- 当サイトの関連ページ——グレージュ/ブルーグレー/色の決め方/カラーシミュレーション/コケ・カビ/付帯部
色の見え方は、光の当たり方・天候・壁の素材・まわりの建物によって変わります。「ピンクベージュ」という色名に業界の共通定義はなく、本ページの位置づけは一般的な使われ方の説明です。色番号はエスケー化研のもので、他社は体系が違います。実際の色は必ず現物の板見本と色番で確認してください。最終確認日:2026年9月12日。